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西表島で半日観光ツアーをお探しの方、まずはご相談を! 2015年3月13日
【 半日だけ観光がしたい 】
当店で取り扱っているツアーの所要時間は通常6~7時間で、朝から夕方まで一日たっぷり楽しめる内容です。しかし「半日ツアーはありますか?」というお問い合せもたくさんいただきます。
当店では基本的に半日観光コースはご用意しておりませんが、可能な限り、ケースバイケースで個別対応させていただいてます。
【 半日観光コースが開催できない時期 】
ゴールデンウィーク、7~9月、冬休み、春休み、これらの時期は繁忙期にあたるため、基本コース(一日コース)以外の対応は現在のところできない状態です。
それとは逆に、上記以外の時期は閑散期となるため、お客様のご要望に出来る限りお応えしていきたいと思います。
ご自身の旅行計画で西表島観光が可能かどうか、旅行スケジュールに不安やご不明な点などありましたら、どうぞお気軽にお問い合せください。
【 半日コースの例(その1) ~竹富島、小浜島ご宿泊編~ 】
「西表島でカヌーツアーをしたいけど泊まるのは竹富島です。」 「小浜島のリゾートホテルからツアーへ参加したいのですが。」
西表島には泊まらないけど西表島のカヌーは絶対体験してみたい!こんな旅の計画を立てている方も多いと思います。では、西表島観光を楽しんだ後に竹富島や小浜島へ渡るには、何時のフェリーに乗れば間に合うかお話しましょう。
※閑散期のみの場合ですのでご注意ください。
▼ツアー終了後に竹富島へ渡る場合
上原港16:40発や大原港17:00発のフェリーでは、石垣港に到着するのが17:30を過ぎるため竹富島行きの最終フェリーには間に合いません。よって、その一便前のフェリーに乗ってください。
<西表島の西部から>
上原港 14:30発 石垣港行き へ乗船
↓
石垣港 15:25着
↓
石垣港 16:00発 竹富島行き へ乗船
↓
竹富島 16:15着
<西表島の東部から>
大原港 15:30発 石垣港行き へ乗船
↓
石垣港 16:10着
↓
石垣港 16:30発 竹富島行き へ乗船
↓
竹富島 16:45着
▼ツアー終了後に小浜島へ渡る場合
上原港16:40発や大原港17:00発のフェリーでは、石垣港に到着するのが17:30を過ぎるため小浜島行きの最終フェリーには間に合いません。よって、その一便前のフェリーに乗ってください。
<西表島の西部から>
上原港 14:30発 石垣港行き へ乗船
↓
石垣港 15:25着
↓
石垣港 16:00発 小浜島行き へ乗船
↓
小浜島 16:30着
<西表島の東部から>
大原港 15:30発 石垣港行き へ乗船
↓
石垣港 16:10着
↓
石垣港 17:30発 小浜島行き へ乗船
↓
小浜島 18:00着
以上の2つのパターンなら西表島で3~5時間ほどのツアー開催が可能です。
ご検討される方は、日時、人数、ツアー前日と当日の宿泊先ホテル名、希望するツアー時間と内容をお問合せフォームにご記入のうえ送信してください。
大原港14:00発と14:30発の石垣港行きは竹富島を経由するので、有効な旅の計画に一役かってくれそうです。これらのフェリーをご利用されたい場合は、当店まであらかじめご相談ください。
【 半日コースの例(その2) ~午後から観光したい編~ 】
次にご紹介するのは関東圏にお住いの方向けの一例です。
朝一番で羽田を出発して午後には本物のジャングルでカヌー体験。ご宿泊は星野リゾートなんていかがですか?
自宅から西表島まで一気に行く弾丸的なスケジュールです。
羽田06:35発のJTA071便で石垣島へ直行
↓
10:00 石垣空港へ到着。タクシーに乗って石垣港へ移動。
↓
10:45 石垣港へ到着
↓
石垣港11:00発の上原港行きに乗船
↓
11:50 上原港へ到着
上原港が欠航している場合は石垣港11:00発の大原港行きに乗船すると11:40に大原港へ到着します。西表島へ到着後、午後から3~4時間程度のツアー開催が可能です。
午後から開催の半日ツアーにランチはつきません。石垣港でお弁当などを買ってフェリーの中で食べるか、西表島へ到着してから港近くの食堂で昼食をすませてからツアーを開始します。
ご検討される方は、日時、人数、ツアー前日と当日の宿泊先ホテル名、希望するツアー時間と内容をお問合せフォームにご記入のうえ送信してください。
【 半日ツアーの終了時間について 】
半日ツアーをご検討される方で「ツアーが終わったら西表島に泊まるから終了時間が遅くなってもかまわないよ。」というご意見をよく頂きます。
しかし、当店では午後から開催の半日ツアーでも通常の一日ツアーと同じ16:30頃、遅くても17:00には終了するようにしています。
なぜなら、万が一、ツアー中に事故が発生してしまっても日没までに早急に対応する必要があるためです。安全対策の面からもどうぞご理解お願いします。
【 半日ツアーのまとめ…ほとんど貸切ツアーになります! 】
当店で半日ツアーが開催できるのは閑散期のみです。
ツアーの開始時間を決めてしまうと、お客様一人ひとりのご要望に沿うことができませんので、ご予約時になるべくお客様の意向をヒアリングさせていただいた上でご希望の時間やツアー内容、料金を決定していきます。
結果的にほとんどのケースが貸切りでのプライベートツアーになりますので、自分らしい旅を作ってみたい方はお気軽にお問い合せください!
【 3.11に思う 】 備えあっても憂いあり 2015年3月11日
3月11日の今日、日本のみならず世界のいたる場所から祈りが捧げられたことと思います。今日は朝からテレビでも当時の映像や被災された方々の現在の暮らしぶりなどを伝えていました。
時が経てば記憶も薄らいでゆくのかと思っていましたが、今日のこの日を迎えると全くそのような事は無く、かえって当時の衝撃が今でも鮮明によみがえってきます。
午後2時46分には竹富町の防災無線を使用しての一分間の黙とうが捧げられました。海に囲まれた西表島に暮らす者としても、3.11で得られた教訓を忘れず防災意識を持って生きていきたいと思います。
【 防災グッズが配布されました 】
先日、竹富町の全世帯に防災グッズが無料配布されました。
竹富町単独自治体施行100周年記念事業の一環だそうですが、防災に関しては備え過ぎるという事はありませんので非常にありがたいですね。
さっそく袋を開けてみると、リュックサック型の持出袋、ラジオ、懐中電灯、笛、予備の乾電池が入っていました。リュックサックはどうやら防炎仕様のようです。広げてみると思ったより大きく、しっかりした作りになっています。
他にも竹富町からのお知らせが入っていました。そこには非常時の緊急連絡先も書かれていたので、捨てずにリュックの中に入れておきます。
しかし、実際に使う事を考えると(そんな事はあってほしくありませんが)これだけの備えでは到底足りないので、後日、アマゾンで家族全員分の非常食やロウソクなどを買い足しました。
すべての防災グッズをリュックに詰め込んでみました。
お、重い…。
これらに加えて家族全員分の着替え一式も入れるつもりなので、あとプラス1キロといったところでしょうか。
そして、竹富町からのお知らせに書かれている最低限必要だと思われる物の例として、印鑑や通帳、毛布にヘルメットなどがあります。個人的にはティシュペーパーやトイレットペーパー、ライターなども必要かと思うので荷物はまだまだ増えそうです。
また、「押入れ等にしまいこまず緊急時にすぐに取り出せる場所に置きましょう」とも書かれていましたが、ここで言う「すぐに取り出せる場所」というのは一体どこでしょうか?
我が家は3人家族なので、とりあえずの避難時にはこの程度で問題なさそうですが、これが5人であったり三世代などの大家族であれば二倍、三倍の備えが必要ですね。
【 西表島で考えられる自然災害 】
何といっても台風です。
台風の常襲地でもある沖縄で、さらに離島の西表島ともなれば停電、断水、通信の不通などの障害が起こると復旧までに多くの時間を要します。
さらに石垣島から来るフェリーの欠航が続くと食料などの日用品の調達もできなくなります。
しかし、この様な状態になったとしても台風に関して言えば基本的には何とかなります。
なぜなら西表島には毎年のようにいくつかの台風が接近あるいは直撃するので、島民ひとりひとりが訓練ではない実体験による台風対策を行ってきました。私たちは無意識のうちに台風対策のプロになったようですね。
一方、地震や津波となるとどうでしょう…。
台風については西表島から遠く離れたどこかで熱帯低気圧が発生すれば、いつ頃、どの位の強さの台風になるか予想できます。
しかし、突然発生する地震に関しては万全の備えとは程遠い状態です。実際のところ、この防災グッズが配布されるまで避難経路の確認以外は何も準備していませんでした。
【 今後の取り組み 】
夏の繁忙期、ツアー開催中に巨大地震発生。その後、津波警報が発令されフェリーが欠航!
こんな事態が起きてお客さまが帰宅できなくなったらどうするのか?
いつ起こるかもわからない非常事態を想定しての対策、準備、訓練を風車のスタッフ全員で取り組む必要があります。
備えあっても憂いあり。
人間が自然と闘っても勝てるはずはありません。非常時の備えはいくらやっても完璧ということはなさそうですね。
子ども演劇 【オヤケアカハチ太陽の乱】 西表島公演! 2015年3月9日
一昨日、西表島東部の大原中学校で“オケヤアカハチ~太陽の乱~”という演劇を鑑賞してきました。
事前の情報が無いまま“子ども演劇”とだけ聞いていたので、すっかり子供向けの内容だと思いこんで会場へ向かいました。
ところがどっこい!役者さんが子供というだけで、演劇そのものは老若男女問わず幼稚園生から年配の方まで楽しめる本格的なものでした。
【 あらすじ 】
重税に苦しむ石垣島の農民たちを救うため、中山王府(琉球王府)に立ち向う青年アカハチ。髪は赤く蜂のようにケンカが強いことから“アカハチ”と呼ばれ、人々を惹きつける魅力あふれる青年のお話です。
同じ波照間島出身の幼なじみとの再会、戦、そして決別。
時代の流れに翻弄され、戦い合わなければならぬ友との決戦!
戦いに敗れた者の「想い」を王府へ伝える友。そこで下された王命とは…!?
というのが大まかなストーリーですが、これ以上書いてしまうとネタバレになってしまうのでこの辺でやめておきますね。
劇中、何度か「道標(みちしるべ)」というキーワードが出てきましたが、その言葉が書かれた大きな幕が会場の一番後ろに掲げられていました。
豪快で力強いその書体から、当時のアカハチが民衆の道しるべとなり苦しむ人々の希望であったことが感じられます。
→ オヤケアカハチ(Wikipediaより)
【 オヤケアカハチの乱 】
西暦1500年にアカハチ率いる豪族と当時の琉球国王勢力との間で行われた戦争を“オヤケアカハチの乱”といいます。
その頃の日本は応仁の乱を経て戦国時代に突入しています。
種子島に鉄砲が伝わったのが1543年。桶狭間の戦いが1560年。オケヤアカハチが活躍した時期は、信長の父、信秀が生まれるよりも前の話です。
先島諸島の戦国時代を語る上で絶対にはずせないのが、このオヤケアカハチの乱なのです。
→ オヤケアカハチの乱(Wikipediaより)
【 やいま浪漫の会 】
今回この講演を開催してくれたのは、石垣島に拠点を置く劇団ウィングキッズリーダーズの皆さんです。小学4年生から高校3年生までのメンバー構成で、なんと西表島から通っているお子さんもいるそうです。
また、劇中に流れるBGMは会場で生演奏されるので、迫力のある音響も見どころのひとつだと思います。
公演が終わり、滅多に行かない東部地区にあるレストランで遅めの夕食をとっていると、地元の方たちが「近所の子があんなに上手な芝居してるの見ちゃうと感動するよね~」とか「なんか○○君、自慢したくなるさー」などと西表島出身の役者さんを褒めていました。
本当にその通りだと思います。
西表島から石垣島まで片道40分もかかるフェリー通いで練習するなんて、誰にでもできることではありません。やはり本人の強い意志と高い志あってのものでしょうね。
うちの子にもチャンスがあれば…と思いますが、こればかりは簡単にはいかないでしょうね。
【 八重山の歴史 】
帰りの車中、ウィングキッズリーダーズのみんなの熱い演技を思い返していたら、八重山の歴史について勉強したくなりました。
次回、石垣島に行った際は大浜集落にあるオヤケアカハチの像を訪ね、先人たちの辛苦、偉業について思いを馳せてみようと思います。
ワンポイントアドバイス!西表島アクセスをスムーズに 2015年3月8日
【 西表島アクセスをスムーズに行う方法、ご存知ですか? 】
当店ではサガリバナカヌーコース以外の全てのコースが石垣島からの日帰り観光が可能です。
近年、石垣島の宿泊施設が充実してきたので、石垣島を拠点として八重山の離島めぐりを楽しむ観光スタイルが増えています。実際のところ、当店のツアーに参加される半数以上のお客様が石垣島から日帰りでお越しになります。
ところで、西表島へ観光に来られる全ての方にとって重要なのが西表島へのアクセス方法ですね。いままでも石垣島から西表島へのアクセスについては風車のホームページやブログでも何度かご紹介してきました。
とは言っても、初めて訪れる旅先での移動には多少の緊張や苦労が伴うはず。とりわけ西表島へ行くにはフェリーに乗らなくてはいけません。山手線のように次から次へと数分間隔で出航してくれれば綿密な旅の計画は必要ありませんが、フェリーともなるとそういう訳にはいきません。
本日は、西表島行きのフェリーに乗る前の段階である石垣島での交通事情について、フェリー以外にも一歩踏み込んだアドバイスをお伝えしたいと思います。
【 石垣港離島ターミナル 】
八重山の島々を巡るアイランドホッピングを楽しむのであれば、石垣港離島ターミナルが海の玄関口となります。
一昔前までは、離島行きの船会社や桟橋の集まる屋外エリアを総称して「離島桟橋」と呼んでいましたが、2007年にそれらを集約した石垣港離島ターミナルが新規オープンしました。
そして現在では、離島ターミナルと呼ばれるのが一般的となりました。
【 タクシーをご利用の方 】
離島ターミナルへ行きたい場合、タクシーの運転手には「港まで」と言えばほとんど通じます。
石垣島には海外からの大型クルーズ船もやって来ますが、それらと与那国島行きのフェリーが停泊する港は別の場所にあります。
利用客が一番多い港は離島ターミナルなので、観光客と思わしき方がタクシーに乗って「港まで」と言えば「どこの港?」と聞き返されることはまず無いでしょう。もしも心配であれば「西表島へ行きたいから港まで」と言ってみるのがよいですよ。
【 レンタカーをご利用の方 】
離島ターミナルにはコインパーキング(離島第一、離島第二)が併設されています。
しかし、夏休み、GW、春休みなどの繁忙期は混み合うので満車になってしまう日もあるようです。
その場合は八島第二駐車場を利用するよう案内されますが、そちらの駐車場は離島ターミナルまで徒歩7分ほどかかるので急いでいる時は注意が必要です。
ちなみに駐輪場もありますが、観光客の方が使うことはあまり無さそうですね。
沖縄タイム(ウチナータイム)という言葉がありますが、さすがにフェリーを含む公共交通機関は時刻表通りに動くので気を付けましょうね!
【 安栄観光(あんえいかんこう)の窓口へ 】
離島ターミナルの中にはいくつかのフェリー会社がありますが、当店のツアーに参加されるお客様は安栄観光でフェリーの乗船券をご購入ください。
→ 安栄観光をご利用いただきたい理由
また、旅行中に他の島、例えば竹富島や小浜島にも遊びに行く予定がある方には、通常の乗船券よりもフリーパス(アイランドホッピングパス)の方がお得かもしれません。
→ 安栄観光アイランドホッピングパス
詳しくは安栄観光の窓口でお問合せください。
【 フェリーの座席は三人掛けです 】
石垣島と離島を行き来するほとんどのフェリーの座席は三人掛けです。
乗客は三人掛けのシートを二人で使ったり、一人旅の方同士が座席を一つ空けて座る傾向がありますので、出航間際の船内は座席が一つずつポツリポツリと空いている状態です。
一人旅なら特に問題はありませんが、お連れ様がいたりご家族での乗船であれば皆がバラバラに座ることになってしまいます。
そうならないためにも、遅くとも出航の10分前にはフェリーが入港する桟橋に並び、フェリーが到着したらすぐに乗り込んで座席を確保しましょう。
【 トランクケースは客室に持ち込まない 】
船内の客室は座席と座席の間が狭いのでトランクケースなどを足下に置くことはできません。膝の上に置けないような大きなお荷物は乗船する際に船員に荷物の置き場所を尋ねて、しかるべき場所に置くようにしましょう。
【 フェリーは揺れますか? 】
石垣港と上原港を結ぶ上原航路は北よりの風が吹くと非常に揺れます。
乗り物に弱い方は船酔いしてしまうので、フェリーに乗る前にはあらかじめ酔い止め薬を飲んでおくことをお勧めします。酔い止め薬は離島ターミナル内にあるいくつかの売店でも売っています。
また、船内では比較的揺れの少ない後部座席にお座りください。
ちなみに後部座席というのは船内にある客室の後ろの方という意味で、フェリーに乗り込んですぐの外に面した客室のプラスチックのベンチ席ではありませんよ。
このプラスチックの座席、一見すると潮風を感じながら優雅に航海を楽しめそうな気がしますが、フェリーが動き出すや否や、エンジン音とオイルの臭いがすごく、さらに夏はエアコンもついていないのでメチャクチャ暑くて参ってしまうのでご注意を!
【 余裕をもって鳩間島経由 】
上原航路は往路、復路、ともに一便ずつ鳩間島を経由します。運航スケジュールは午後なので、特にカヌーツアーなどに参加する予定のない方は鳩間島経由のフェリーに乗れるチャンスがあるかもしれません。
鳩間島の周辺はびっくりするくらい海が青く、晴れた日には嬉しい驚きがありますよ。ちょっと得した気分ですね。それと運行時間も約一時間ありますので、ちょっとお疲れの方には船中で長めのお昼寝ができるのも嬉しいかもしれません。
天気が良く、時間にも余裕のある方は鳩間島経由で西表島へお越しになるのもお勧めですよ。
【 想像の翼を広げて…気分だけでも西表島! 】
西表島へ行ってみたいけど旅行の計画が無いなぁ…。
そんな方は、石垣港から約50分、上原港に到着した時の感動をこの写真を眺めて想像してくださいね!
【 番外編 … なつかしの船浦港 】
以前はとてもにぎやかだった船浦港も、2006年の上原港デンサーターミナル完成を機に旅客船の就航が廃止されました。
当店にも近い船浦港ですが懐かしく思う方も多いことでしょう。何を隠そう、私の西表島初上陸もこの船浦港でした。
現在は我が娘の自転車の練習場になったり釣りや凧揚げを楽しむ人が訪れたりと、島民がのんびり過ごすオアシスの港として第二の人生を送っています。
いかがでしたか?
2015年3月8日現在のところ石垣港離島ターミナルのホームページはありませんので、交通に関する疑問などがありましたら当店まで気軽にお問い合せください。
石垣空港へ到着した瞬間から八重山の旅はスタートしています。目的地へスムーズに移動できれば旅の楽しさも増すこと間違いなしですよ!
食堂満八(みつはち) ~東部のお楽しみ~ 2015年3月5日
【 西表島の「西部」 「東部」 】
西表島では島の北側にある上原港周辺を「西部」、南側にある大原港周辺を「東部」と呼びます。
風車は西表島の西部地区にあるため、日常生活で東部に行くことはほとんどありません。ちなみに車で約40分かかります。
しかし、10月から3月は季節風の影響で北風が強く、上原航路は欠航しがちです。そんな日に石垣島へ出かけるには大原港から定期船に乗ります。
これを「大原まわり」と言いますが、オフシーズンはこの「大原まわり」になる日が多いので、東部の食べ物やさんやスーパーへ行くことが多くなります。
【 食堂満八(みつはち) 】
先日、大原まわりで石垣島から帰ることになり、大原港へ到着したのがちょうどお昼時なので東部で昼食をとろうという事になりました。
選んだのは大原港から歩いてすぐの場所にある「食堂満八(みつはち)」。
大原港から出て信号機のある交差点を豊原方面(左折)に向かう県道沿いにあります。
【 おすすめは日替わりランチ 】
いつも決まって注文するのは日替わりランチです。
この日は「牛丼」。
某有名店の牛丼に野菜をたっぷり追加した感じで食べ応え十分です。ドリンクとデザートが付いて800円と価格もリーズナブル。
写真を見ておわかりかと思いますが、特にデザートは「むむっ!?」と思わせるプロフェッショナルな出来です。
もちろん沖縄料理もありますので、観光客も満足のメニューです。
店内はテーブル席とお座敷もあるので小さいお子様連れのご家族でもくつろいで食事ができます。
いつも決まって日替わりランチを頼むのですが、この日は他のお客様がカレーライスを食べてて、めちゃくちゃ美味しそうなニオイが漂っていましたよ。次回のメニューはカレーに決まりです。
【 そして帰り道… 】
西部までの帰り道、観光客のレンタカーがたくさん停車して青い海と空、そして小浜島を撮影していたので、私も同じように撮ってみました。
春はもうすぐです。
【縦走!】 西表島最高峰「古見岳」から「ユツンの滝」へ 2015年3月2日
みなさん、いきなりですが西表島で一番高い山をご存知ですか?
答えは島の東側に位置する古見岳(こみだけ) で標高は469.5メートルあります。
先月、この古見岳を登頂してからユツンの滝へ抜ける縦走ルートへ、風車の精鋭ガイド、沢田と羽生の二名が出かけてきました。二人ともこのルートを歩くのは初めてです。
今日はそんな二人の悪戦苦闘の様子を、先輩ガイドである沢田(写真右)にレポートしてもらいます。
【 いざ、出発! 】
風車のある船浦集落から大原港方面へ車で走ること約20分。左手に由布島を眺めながら走ると、ほどなくして登山口へ到着します。
身支度を整え、再度持ち物を点検したら車の轍(わだち)が残る道を歩きはじめます。ほどなくすると川に行き当たりました。
先へ進むにはこの川を渡らなければなりませんが、おそらく6時間はかかるであろう本日の山歩きを思うと足を濡らして川を渡る気にはなれません。
なぜなら日頃のガイド経験から、濡れたままの足で歩き続けると皮膚がふやけて足の皮がボロボロになってしまう事を知っているのです。
これから待ち受ける未知の体験を想像しながら、その後も何本もの川を同じように注意深く渡ります。
なるべく濡れないルートを探りながら歩くので方向感覚が鈍りそうですが、たびたび太陽の位置とコンパスを使ってルート確認してみると、ほとんど一直線に歩いている事が分かり安心します。
【 急登開始! 】
出発してから一時間、そろそろ一息つきたいな…と思っていると、いきなりの急な登りが始まってしまいました。
休憩のタイミングを逃したことを悟りつつ仕方なく急斜面を登って行くと、視界の開けた場所へ出て遠くに小浜島も望めます。一息つくにはこの上ないポイントへ出ました。
短い休憩を終え、再び歩き出すと道が左右に分かれているのが見えます。目的の古見岳へ行くのは左ですが、やはり右も気になります。
時間にも余裕があるので少し覗いてみたら、遠くにうっすら滝の姿が見えました。
初めて見る名も無き滝ですが、このような光景は西表島のジャングルにいくつも存在していることでしょう。
名瀑であるピナイサーラの滝を数えきれないほどガイドしてきた私でしたが、普段の生活では見る事のできない光景がとても新鮮に感じました。寄り道した甲斐がありましたね。
【 藪、藪、藪… ひたすら藪(やぶ) 】
この日は2月だというのに気温が24℃もありました。ひたすら続く登りがジャブのごとくジワジワ体を攻め続け、久しぶりに汗が噴き出ます。
あー、暑いっ!!
辛抱たまらなくなり、ついに長袖を脱いで半袖になりました。それが悪夢のはじまりだとは露ほども思わず…。
涼しくなった事で調子も上がって足取りも軽くなりました。
長身の私(身長188センチ)をも軽く超える高さの藪を、ひたすらかき分けかき分け歩き続けると…あれ?腕が痒いぞ!?
と思った時にはすでに遅く、おそらくハゼの木の類でしょうか、何らかのカブレる植物に触れていたようです。あれよあれよという間に右腕がドンドン赤くなっていくではありませんか!
渋々もう一度長袖に着替え、暑さ、痒さ、藪のひっかきのトリプル攻撃に耐えながら歩き続けました。今振り返るとこの時が一番つらい思いをしましたね。
【 古見岳山頂 】
出発から3時間。
そろそろ頂上かな…と思っていると、それまでツル植物に覆われていた周囲がいつの間にか竹藪に変わっていました。そして、さらに進むとどこかで見た記憶が…。
そうだ、トトロだ!
となりのトトロを彷彿とさせる緑のトンネルをくぐったり巨木に出会います。
あ・る・こ~♪ あ・る・こ~♪ わたしは~げんき~♪ なんて歌いたい気分です。
トンネルを抜けると、そこは山頂だった。となるのか!?
やや興奮気味に早足でトンネルを抜けると、あれ?ここ山頂??というくらい狭い場所に三角点とイリオモテヤマネコの像が鎮座しています。
イリオモテヤマネコの像にしばし目を奪われましたが、我に戻って視線をずらすと…。
この日は気温が高かったせいか霞(かす)みがかってはいたものの、疲れと痒みを吹き飛ばすには十分な絶景が広がっていました。
この景色をおかずにランチタイムといきたいところですが、風が強く落ち着いて食べれそうにないので早々に撤収し、次の目的地ユツンの滝へ再び出発です。
【 古見岳からユツンの滝へ 】
ここからユツンの滝を目指にはシダ植物が生い茂る沢沿いを下りて行きます。
途中、愛らしい白が特徴のナガバイナモリの群生地に出たりカギバアオシャクという蛾の一種に出くわしたりと、目にも楽しい光景に癒されます。
さらに下ると少しルートが分かりずらくなり緊張が走ります。原因は大きな倒木です。
長い年月を経てガジュマルに覆い尽くされた大木は何の木か判別するのが難しい状況でしたが、おそらく台風の影響か寿命によって倒れたのでしょう。
このように原始のままの姿を残すジャングルを歩いていると、登山というよりは冒険、探検という言葉の方が合っているなと強く感じます。
岩の上に目を向けるとイリオモテヤマネコの糞を発見しました。
ヤマネコの視線を意識しながら沢をジャバジャバ歩いて行くと、目の前に展望が開けてついにユツンの滝へ到着しました。
【 お待ちかねのランチタイム & 招かざる客 】
仕事やプライベートで幾度か来たことのあるユツンの滝ですが、滝上からの絶景とジャングルにそびえ立つ滝そのものの姿は何度見ても圧巻です。
が、しかし!お腹を空かせた男二人は景色よりお昼ごはんの方が重要な「花より団子」の心境。
メニューは単なるインスタントラーメンですが、家で一人さみしくすするラーメンとは比べようもない美味しさだったことは言うまでもないでしょう。
さて、お腹も落ち着いたし、ここは裸足にでもなって食後のコーヒーを楽しもう!と靴を脱いだら…。
ヤツがいました!
ひたすら足に食いついて離れないヒルがいました!
慣れてはいるつもりですが、見ていて気持ちの良いものではありません。ここは早急に退治します。
方法はいたって簡単。
ヒル目がけて消毒液をシュッとひと吹きすると、ポロッと落ちてお終いです。もしくは火を近づければいいのですが、その際は火傷に注意。
焦って手で払ったりすると口だけ残って後で炎症を起こす可能性があるので注意が必要です。
余談ですが、ヒルに噛まれると血がなかなか止まらなくなります。これはヒルの唾液に含まれているヒルジンという成分のせいだそうです。
このヒルジン、海外では医療にも活用されているそうですが、一体どんな治療に使われているのでしょうかね?
【 さて、そろそろ下山です 】
お腹を満たして美味しいコーヒーも頂いたことで再び力が湧いてきました。
絶景をバックに記念撮影をしてからユツンの滝に別れを告げ、そろそろ山を下りることにします。
ここからは慣れた道なので、いつものペースでゆっくり歩くとしましょう。
斜面を流れ落ちる水を横目にポットホールを避けながら数本の沢を渡ります。ジャングルの様子も徐々に低地特有の植生へと変化していき、アダンの木やモダマのツルがお目見えしてきました。
二人とも旅の終わりが近づいたことを感じてきたせいでしょうか、まだゴールしていないのに「次、どこに行く?」などど話しながら山を歩き続けます。
そして、無事に下山を果たした夜はいつもに増して美味しいお酒と会話で再び盛り上がりました。
以上でレポートは終了しますが、今回のトレッキングルートは一般的な観光ツアーで紹介されることはないと思います。
しかし、沖縄病を発症するほど西表島へ通い詰めた方にはぜひ体験してほしい縦走コースです。
巴里のごはんや ~西表島でマッサン気分~ 2015年2月22日
【 北海道出身のご夫妻が営まれるアットホームなレストラン 】
今日は西表島の西部地区、中野集落にある 巴里(パリ)のごはんや というレストランをご紹介します。
こちらのお店は遠く北海道から西表島へ移住されたご夫婦が営む洋食屋さんです。
お店へ入って最初に目につくのはアットホームな空気に包まれた可愛いらしい装飾の数々。特に白い壁に貼りつくように飾られた手作りのオブジェ達は、ちびっこや女性の心をギュッとつかんで離さない愛らしさがあります。(見とれるばかりで写真を撮り忘れてしまいました…)
オーナーご夫妻もお店の雰囲気そのままの気さくで温かいお人柄です。センスの良い店内へ入ると、いつでもご夫妻が笑顔で迎えてくれるので一気に気持ちが和みます。
【 サッポロビール が飲める店 】
オーナーが北海道ご出身という流れもあって、こちらは西表島で唯一サッポロビールが飲めるお店でもあるのです。
沖縄といえばオリオンビールが定番ですが、西表島で飲むサッポロビールも情緒があって良いものです。そうそう、もちろんオリオンビールもありますよ。
私はもっぱらのビール党です。いつもは席へ座るなりメニューも見ずに「生ビールください」と言っていましたが、今回は傍らに置いてあるメニューのある一点に目が留まりました。
【 ニッカウヰスキー も飲める店 】
そこに書かれていたのは “ニッカウィスキー” の文字。
そうです、朝の連続ドラマ「マッサン」でお馴染みのニッカウヰスキーが西表島にもあったのです!
毎日欠かさず食い入るようにマッサンを見ている私にとって、これには流石にハッとさせられました。
生まれ育った広島を出て沖縄へ来たのが1998年4月。
それ以来、一度たりともウィスキーを飲んだことのなかった自分が、約20年振りに「ウィスキーを飲もう!」と思った瞬間でもありました。
飲みやすさを考えハイボールでオーダー。テーブルへ置かれたグラスは一見するとジンジャーエールのようにも見えます。
ドラマのように「こりゃ、売れねぇべ…」と渋い顔になったらどうしよう…などと考えながら一口飲みました。
すると、意外や意外!
非常にまろやかな飲み口で泡盛よりずっとクセがないような気がしました。
若い頃に会社の飲み会で無理して飲んだウィスキーは未だに不思議な味だったけど、43歳という年齢もあるのでしょうか、昔とは比べものにならないほど深い深い味わいに感動しました。
とはいっても、スモーキーフレーバーが何なのかは分からずじまいでしたが、マッサンを見ていなければ西表島でウィスキーを飲む気など起きなかったでしょうね。
【 自慢は西表島の食材をふんだんに使った洋風料理 】
メニューを見るとベタベタの沖縄料理はないようですが、一つ一つのメニューがとにかく家庭料理っぽくないので、全部食べてみたいし、どれにしようか真剣に悩みます。
味よし、雰囲気よし、共に二重マルのこちらは我が家の娘も大好きなお店です。嬉しいことに西表島の西部地区は送迎サービスあるそうです。
夜のみの営業なので西表島に宿泊した際は食べに行ってみてくださいね。名前どおり「巴里のごはんや」に行った気分になれますよ。
● 巴里のごはんや
営業時間 18:00~24:00
定 休 日 火 ・ 水曜日
電話番号 0980-85-6137
※大変人気のあるお店なので夏の観光シーズンは予約することをお勧めします。
【完走レポート】 やまねこマラソン大会 2015 2015年2月18日
西表島では毎年2月の第一土曜日に やまねこマラソン大会 が開催されます。
昨年は応援で終わったのですが、今回は思いっきり楽しめる23kmの部に参加してきました。大会当日からかなりの日数が経過してしまいましたが、やっと筋肉痛も治まってきたので当日の様子をレポートをしたいと思います。
●風車ブログ → 昨年の様子はこちら
【 やまねこマラソンの魅力 】
「さわやかに西表島の大自然を走ろう」 をテーマに開催されるやまねこマラソン大会ですが、中学生の部は3キロ、一般の部は10キロと23キロの2つのコースのうちのどちらかを選択します。
さて、10キロと23キロのコースでは距離以外に何が違うのでしょうか?
それは23キロコースは他のコースと違い、星立、祖納、白浜 の各集落も走り抜けるのです。
23キロにもおよぶ長距離をヘロヘロになりながらも走り続けるジョガー達。そんな彼らに対し各集落から送られる熱い熱いエールは、やまねこマラソン大会に無くてはならない存在です。
応援する側としても「よくぞここまで来てくれた!」という労いの思いと喜び、10キロコースのジョガーを応援できない寂しさにも似た感情、23キロコースへ出場したジョガーへ思いっきりぶつけるのです。
全参加者数の半分にも満たないこのコースを走るジョガーにしか体験できない 「苦しみ」 と 「喜び」 に満ち溢れているのが23キロコースの魅力だと、実際に走った私は思うのであります。
【 レース中に見られる風景 】
今年は特別なトレーニングはほとんどしなかったので、タイムは一切気にしないことにして大会に臨みました。というわけで、いつもなら何も気にせず車でサッと通り過ぎるだけの道のりを、のんびりと写真撮影をしながら走ってみました。
【 えっ? そ、そうめん!? 】
この大会では公式の給水ポイント以外にも至るところで水やスポーツドリンク、黒糖やバナナなどが沿道から差し入れられます。今年はこんな美味しい差し入れも用意されていました。西表島らしいほのぼのとした光景ですね。
普段の生活では一度にたくさんの方から 「がんばって!」 とか 「ファイト、ファイト!」 などと励まされることはまずありません。そんな応援をされたら、誰だって 「よっしゃ、がんばろうっ!!」 と力が湧いてくるものです。
そのせいか、もちろん優勝争いとは無縁の私ですら何だかこの大会の主役になっているような気分にさせられます。
【 やっぱり後半はバテますね… 】
今までもトレーニングをほとんどしない状態で23キロコースに3回ほど挑戦してきましたが、やはり今回も15キロ過ぎた辺りから息も上がりまくってバテました。
それでも残りがまだ8キロ。「いつ歩こうか…」みたいな考えが頭をよぎり精神的に参ります。両足の感覚が鈍っているせいか、平らなはずの道路が上り坂に感じます。
復路の星立集落での大声援を受けた後、浦内橋に陣を張っている住吉集落の方たちの給水ポイントまで長い直線が続きます。この直線コースに民家は無く、沿道沿いの応援もなくなってしまうため人目を気にすることなく多くのジョガーが一休みしてしまいます。
しかし!一度止めてしまった足を再び動かすのは至難の業です。そこからの残り5キロは、走る→歩く→止まる の繰り返しで見事なヨレヨレ状態です。
【 残り1キロ! 】
ヨレヨレになりながらも残り1キロを切ると、沿道の声援が一段と大きくなります。ダラダラ歩いているとカッコ悪いような気もするので、最後のひと踏ん張りで走り続けます。
しかし、たった1キロなのに、なかなか足が前にでません。最後は中野集落で応援していた娘(6歳)に手を引かれ感動のゴールを果たしました。
体はボロボロでしたが、椀子そばのように食べ過ぎたそうめんをお腹の中で揺らしながらも走り終えた時は充実感でいっぱいでした。
【 恒例のふれあいパーティー 】
夜にはこの大会のもう一つの目玉である「ふれあいパーティー」が盛大に開かれます。
会場にはお約束の「サバニの舟盛り」や地元青年会や少年野球チームなどによるバザーもたくさん出店されます。
もちろん大会に出場していない方でも参加OKのパーティです。
最後は会場にいる観光客や地元の方たちが一体となって踊るカチャーシーで締めくくります。
走って、食べて、飲んで、踊って!
真冬のビッグイベント「やまねこマラソン大会」は、真夏の太陽にも負けない熱気に包まれた一大イベントなのです。
【 次回はきっと… 】
いかがでしたか?
あなたも西表島の大自然を駆け抜けてみたい気持ちになりませんか?
個人的には来年の大会までにはもっと走り込みをして、もっともっと体重を落として、23キロ区間をずっと同じペースで走り続けることが目標です!
西表島を代表する絶景があなたを待ってます! 2015年2月12日
当店で一番人気の ピナイサーラの滝(滝うえ&滝つぼ)ツアー はジャングルトレッキングで滝の上を目指しますが、今日は、その「滝うえ」の魅力についてのお話をしたいと思います。
【 えっ? 「滝うえ」って何!? 】
そもそも「滝の上に行きます。」と言われてもピーンとこない方もいるでしょう。ずばり一言でいうと、こちらのコースはピナイサーラの滝を見に行くだけではないのです!
ピナイサーラの滝の一番高い場所でマングローブの森や川、海、そして遠くに見える鳩間島やバラス島の姿を眺めに行くのです。
そうです、カヌーとトレッキングでジャングル体験を満喫し、心打たれる絶景まで見ることができるのです。西表島に初めて観光に来られた方が期待している魅力がギュッと詰まったツアー内容です。
【 高所恐怖症だけど大丈夫ですか? 】
もし眺望の良いポイントが狭くて断崖絶壁だったらかなりの危険度を伴いますが、まずはご安心ください。ピナイサーラの滝うえにはある程度の広さがあります。
ただし、絶景ポイントの崖ギリギリの場所(川の水が落ちる場所)に立つことはやめましょう。転落防止の柵など設置されていないので非常に危険です。離れた場所から絶景を堪能しましょう!
また、高所恐怖症の方はツアー予約時にスタッフまでご相談ください。
【 滝から下に落ちませんか? 】
これだけは絶対に絶対にあってはならないことです!
ガイドが崖ギリギリまでご案内したり下を覗き込むようお勧めすることはありません。どうしても滝の下を覗き込んでみたい方は、離れた場所からうつ伏せになり、必ず「ほふく前進」で覗き込んでください。
その際も、絶対に崖の際まで行かないようにしましょう。
【 冬にツアーへ参加する場合のメリットとは? 】
夏の西表島では毎日のように青い空と青い海を見ることができますが、冬の場合は違います。
冬の西表島は曇りの日が多く、さらに北風も強いので、滝のそばにいると冷たい水しぶきが舞い上がりとても寒く感じます。
真夏のツアーではスポーツドリンクを多めに持ったり、休憩中は黒糖を食べるなどして熱中症を防ぎます。帽子ももちろん必須アイテムです。
さて、冬の場合はどうでしょう?
ジャングルの中は夏と比べると驚くほど気温と湿度が低く、日差しも弱めです。夏と違って暑さでバテることがないので快適なトレッキングが楽しめる。という訳ですね。
【 冬はずっと天気が悪いの? 】
滝の上に到着した時に曇っていたとしても、わくわくランチを食べている間には一瞬でも晴れ間が覗くかもしれません。その時がシャッターチャンスです。
もしも青い海と空が見られなくても西表島は逃げたりしないので、また次回にリベンジしてくださいね!
そうそう、もちろん冬でもスカッ!と気持ち良く晴れる日はありますよ~(*^^*)
ちなみにピナイサーラの滝(滝うえ&滝つぼ)ツアーでは、滝つぼへ降りると滝の姿を真正面から見ることができます!
ピナイサーラの滝をカヌーを漕ぎながら遠くから眺め、更には滝の上へ登って滝つぼにも行く。
一つの滝を一日かけてこれほど多角的に満喫できるのはピナイサーラの滝だけです。
もしツアーに関して何かご不明な点などありましたら、予約をする、しないに係わらずお気軽にご相談ください!
●風車お問合せ先
TEL 0980-85-6441 お問合せフォームはこちら
西表島のカヌーツアーって雨でも楽しいの? 2015年2月4日
【 西表島の大自然を満喫したい! 】
せっかく西表島まで行くんだから、やっぱりカヌーツアーは外せない!そんな思いで旅行の計画を立てる方は多いと思います。
基本的に当店は毎日営業してますが、この時期は「冬でも営業してますか?」というお問合せをよくいただきます。そして、ほとんどのお客様が一番気にしていること、それは・・・
「ツアー中にイリオモテヤマネコと会えますか?」ではなく、「雨でもツアーは開催するのですか?」です。
【 雨でもヤル気満々派の皆さま 】
当店は雨でもツアーは開催します。
しかし、前日までの雨量やツアー中に予想される雨量によっては、安全確保のためツアー内容を一部変更する場合があります。
具体的にいうと、ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)ツアーで訪れる滝上の絶景ポイントは断崖絶壁の上にあり、増水時には危険が伴います。
そのような状況が予想される日は滝上には行かず、滝つぼまでのカヌーとトレッキング、そして通常時は行かない別の滝へのトレッキングにご案内して対応させていただきます。
また、雨具の用意がないお客様へは簡易的なカッパを無料でお貸ししてます。
天気は悪いけど、やっぱりカヌー体験してみたい!という行動的なあなた!疑問、質問ありましたらご遠慮なく風車までご連絡くださいね。
●風車ブログ→ 雨具(カッパ)のレンタルについて
【 雨の場合は気持ちが萎える派の皆さま 】
「天気が悪そうだから、天気予報を見てからツアーに参加するか決めたいのですが…」というお問合せも冬場はたくさんいただきます。
当店では、その日のお客様の予約状況(予約人数)によって対応させていただきますので、兎にも角にも、まずはお電話かお問合せフォームで予約状況を確認してください。
仮予約制度はありませんが、スタッフが天気以外にも当日の服装、準備するものなどを説明しますのでお気軽のご連絡ください。
ちなみに気象庁から発表される天気予報は、午前5時、午前11時、午後5時に更新されます。旅行中のお天気が気になる方は出発前からちょくちょくチエックしてみましょう。
●気象庁 → 八重山地方の天気予報
【 冬はどんな服装で行けばいいの? 】
先日、実際にツアーへ参加されたお客様の服装です。
ポイントは…
・カヌーもトレッキングも同じ服装
・トレッキング中は体温が上昇するのでTシャツ姿でもOK!
・滝付近は冷たい強風が当たる
・体はあっという間にクールダウンするので上着での体温調節が大切
皆さんの笑顔のおかげで、本日もツアーを楽しむことができました。ご参加ありがとうございました!