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巴里のごはんや ~西表島でマッサン気分~ 2015年2月22日
みなさん、こんにちは!
今日は西表島の西部地区、中野集落にある 巴里(パリ)のごはんや というレストランをご紹介します。
◆北海道出身のご夫妻が営むアットホームなレストラン
こちらのお店は遠く北海道から西表島へ移住されたご夫婦が営む洋食屋さんです。
お店へ入って最初に目につくのはアットホームな空気に包まれた可愛いらしい装飾の数々。特に白い壁に貼りつくように飾られた手作りのオブジェ達は、ちびっこや女性の心をギュッとつかんで離さない愛らしさがあります。(見とれるばかりで写真を撮り忘れてしまいました…)
オーナーご夫妻もお店の雰囲気そのままの気さくで温かいお人柄です。センスの良い店内へ入ると、いつでもご夫妻が笑顔で迎えてくれるので一気に気持ちが和みます。
◆サッポロビール が飲める店
オーナーが北海道ご出身という流れもあって、こちらは西表島で唯一サッポロビールが飲めるお店でもあるのです。
クリーミーな泡がなんとも堪まらんですね~♪
沖縄といえばオリオンビールが定番ですが、西表島で飲むサッポロビールも情緒があって良いものです。そうそう、もちろんオリオンビールもありますよ。
私はもっぱらのビール党です。いつもは席へ座るなりメニューも見ずに「生ビールください」と言っていましたが、今回は傍らに置いてあるメニューのある一点に目が留まりました。
◆ニッカウヰスキー も飲める店
そこに書かれていたのは “ニッカウィスキー” の文字。
そうです、朝の連続ドラマ「マッサン」でお馴染みのニッカウヰスキーが西表島にもあったのです!
毎日欠かさず食い入るようにマッサンを見ている私にとって、これには流石にハッとさせられました。
生まれ育った広島を出て沖縄へ来たのが1998年4月。
それ以来、一度たりともウィスキーを飲んだことのなかった自分が、約20年振りに「ウィスキーを飲もう!」と思った瞬間でもありました。
飲みやすさを考えハイボールでオーダー。テーブルへ置かれたグラスは一見するとジンジャーエールのようにも見えます。
ドラマのように「こりゃ、売れねぇべ…」と渋い顔になったらどうしよう…などと考えながら一口飲みました。
すると、意外や意外!
非常にまろやかな飲み口で泡盛よりずっとクセがないような気がしました。
若い頃に会社の飲み会で無理して飲んだウィスキーは未だに不思議な味だったけど、43歳という年齢もあるのでしょうか、昔とは比べものにならないほど深い深い味わいに感動しました。
とはいっても、スモーキーフレーバーが何なのかは分からずじまいでしたが、マッサンを見ていなければ西表島でウィスキーを飲む気など起きなかったでしょうね。
◆自慢は西表島の食材をふんだんに使った洋風料理
メニューを見るとベタベタの沖縄料理はないようですが、一つ一つのメニューがとにかく家庭料理っぽくないので、全部食べてみたいし、どれにしようか真剣に悩みます。
▼彩りが美しいエビとアボカドのサラダ
▼島魚のお造り
▼ちびっこに人気の白パン
▼奥は新メニューの焼きカレー
味よし、雰囲気よし、共に二重マルのこちらは我が家の娘も大好きなお店です。嬉しいことに西表島の西部地区は送迎サービスあるそうです。
夜のみの営業なので西表島に宿泊した際は食べに行ってみてくださいね。名前どおり「巴里のごはんや」に行った気分になれますよ。
● 巴里のごはんや
営業時間 18:00~24:00
定 休 日 火 ・ 水曜日
電話番号 0980-85-6137
※大変人気のあるお店なので夏の観光シーズンは予約することをお勧めします
【完走レポート】 やまねこマラソン大会 2015 2015年2月18日
みなさん、こんにちは!
西表島では毎年2月の第一土曜日に やまねこマラソン大会 が開催されます。
昨年は応援で終わったのですが、今回は思いっきり楽しめる23kmの部に参加してきました。大会当日からかなりの日数が経過してしまいましたが、やっと筋肉痛も治まってきたので当日の様子をレポートをしたいと思います。
→ 昨年の様子はこちら
◆やまねこマラソンの魅力
大会当日は前日までの悪天候が一転して青空が広がりました。
「さわやかに西表島の大自然を走ろう」 をテーマに開催されるやまねこマラソン大会ですが、中学生の部は3キロ、一般の部は10キロと23キロの2つのコースのうちのどちらかを選択します。
さて、10キロと23キロのコースでは距離以外に何が違うのでしょうか?
それは23キロコースは他のコースと違い、星立、祖納、白浜 の各集落も走り抜けるのです。
23キロにもおよぶ長距離をヘロヘロになりながらも走り続けるジョガー達。そんな彼らに対し各集落から送られる熱い熱いエールは、やまねこマラソン大会に無くてはならない存在です。
応援する側としても「よくぞここまで来てくれた!」という労いの思いと喜び、10キロコースのジョガーを応援できない寂しさにも似た感情、23キロコースへ出場したジョガーへ思いっきりぶつけるのです。
全参加者数の半分にも満たないこのコースを走るジョガーにしか体験できない 「苦しみ」 と 「喜び」 に満ち溢れているのが23キロコースの魅力だと、実際に走った私は思うのであります。
◆レース中に見られる風景
今年は特別なトレーニングはほとんどしなかったので、タイムは一切気にしないことにして大会に臨みました。というわけで、いつもなら何も気にせず車でサッと通り過ぎるだけの道のりを、のんびりと写真撮影をしながら走ってみました。
▼浦内橋・マングローブの森を眺めながら
▼妙に気合いが入ります…
▼祖納と白浜をつなぐ海岸沿いの道
▼折り返し地点の白浜港
▼青い海を眺めながらの復路
▼西表島らしいのどかな田園風景
▼ジョガーを見つめるヤギ2匹
◆えっ? そ、そうめん!?
この大会では公式の給水ポイント以外にも至るところで水やスポーツドリンク、黒糖やバナナなどが沿道から差し入れられます。
今年はこんな美味しい差し入れも用意されていました。二度見したジョガーも多いはず!?
西表島らしいほのぼのとした光景ですね。
普段の生活では一度にたくさんの方から 「がんばって!」 とか 「ファイト、ファイト!」 などと励まされることはまずありません。そんな応援をされたら、誰だって 「よっしゃ、がんばろうっ!!」 と力が湧いてくるものです。
そのせいか、もちろん優勝争いとは無縁の私ですら何だかこの大会の主役になっているような気分にさせられます。
◆やっぱり後半はバテますね…
今までもトレーニングをほとんどしない状態で23キロコースに3回ほど挑戦してきましたが、やはり今回も15キロ過ぎた辺りから息も上がりまくってバテました。
それでも残りがまだ8キロ。「いつ歩こうか…」みたいな考えが頭をよぎり精神的に参ります。両足の感覚が鈍っているせいか、平らなはずの道路が上り坂に感じます。
復路の星立集落での大声援を受けた後、浦内橋に陣を張っている住吉集落の方たちの給水ポイントまで長い直線が続きます。この直線コースに民家は無く、沿道沿いの応援もなくなってしまうため人目を気にすることなく多くのジョガーが一休みしてしまいます。
しかし!一度止めてしまった足を再び動かすのは至難の業です。そこからの残り5キロは、走る→歩く→止まる の繰り返しで見事なヨレヨレ状態です。
◆残り1キロ!
ヨレヨレになりながらも残り1キロを切ると、沿道の声援が一段と大きくなります。ダラダラ歩いているとカッコ悪いような気もするので、最後のひと踏ん張りで走り続けます。
しかし、たった1キロなのに、なかなか足が前にでません。最後は中野集落で応援していた娘(6歳)に手を引かれ感動のゴールを果たしました。
体はボロボロでしたが、椀子そばのように食べ過ぎたそうめんをお腹の中で揺らしながらも走り終えた時は充実感でいっぱいでした。
◆恒例のふれあいパーティー
夜にはこの大会のもう一つの目玉である「ふれあいパーティー」が盛大に開かれます。
会場にはお約束の「サバニの舟盛り」や地元青年会や少年野球チームなどによるバザーもたくさん出店されます。
もちろん大会に出場していない方でも参加OKのパーティです。私が到着した時にはすでに会場の外まで人が溢れていました。
最後は会場にいる観光客や地元の方たちが一体となって踊るカチャーシーで締めくくります。
走って、食べて、飲んで、踊って!
真冬のビッグイベント「やまねこマラソン大会」は、真夏の太陽にも負けない熱気に包まれた一大イベントなのです。
◆次回はきっと…
いかがでしたか?
あなたも西表島の大自然を駆け抜けてみたい気持ちになりませんか?
個人的には来年の大会までにはもっと走り込みをして、もっともっと体重を落として、23キロ区間をずっと同じペースで走り続けることが目標です!
西表島を代表する絶景があなたを待ってます! 2015年2月12日
みなさん、こんにちは!
当店で一番人気の ピナイサーラの滝(滝うえ&滝つぼ)ツアー はジャングルトレッキングで滝の上を目指しますが、今日は、その「滝うえ」の魅力についてのお話をしたいと思います。
◆えっ? 「滝うえ」って何!?
そもそも「滝の上に行きます。」と言われてもピーンとこない方もいるでしょう。ずばり一言でいうと、こちらのコースはピナイサーラの滝を見に行くだけではないのです!
ピナイサーラの滝の一番高い場所でマングローブの森や川、海、そして遠くに見える鳩間島やバラス島の姿を眺めに行くのです。
そうです、カヌーとトレッキングでジャングル体験を満喫し、心打たれる絶景まで見ることができるのです。西表島に初めて観光に来られた方が期待している魅力がギュッと詰まったツアー内容です。
◆高所恐怖症だけど大丈夫ですか?
もし眺望の良いポイントが狭くて断崖絶壁だったらかなりの危険度を伴いますが、まずはご安心ください。ピナイサーラの滝うえにはある程度の広さがあります。
ただし、絶景ポイントの崖ギリギリの場所(川の水が落ちる場所)に立つことはやめましょう。転落防止の柵など設置されていないので非常に危険です。
川が流れ落ちる先は高さ55メートルの断崖絶壁! 離れた場所から絶景を堪能しましょう。
また、高所恐怖症の方はツアー予約時にスタッフまでご相談ください。
◆滝から下に落ちませんか?
これだけは絶対に絶対にあってはならないことです!
ガイドが崖ギリギリまでご案内したり下を覗き込むようお勧めすることはありません。どうしても滝の下を覗き込んでみたい方は、離れた場所からうつ伏せになり、必ず「ほふく前進」で覗き込んでください。その際も、絶対に崖の際まで行かないようにしましょう。
55メートル下にあるのはハート形の滝つぼです♥
◆冬にツアーへ参加するメリットとは?
夏の西表島では毎日のように青い空と青い海を見ることができますが、冬の場合は違います。
冬の西表島は曇りの日が多く、さらに北風も強いので、滝のそばにいると冷たい水しぶきが舞い上がりとても寒く感じます。
真夏のツアーではスポーツドリンクを多めに持ったり、休憩中は黒糖を食べるなどして熱中症を防ぎます。帽子ももちろん必須アイテムです。
さて、冬の場合はどうでしょう?
ジャングルの中は夏と比べると驚くほど気温と湿度が低く、日差しも弱めです。夏と違って暑さでバテることがないので快適なトレッキングが楽しめる。という訳ですね。
◆冬はずっと天気が悪いの?
滝の上に到着した時に曇っていたとしても、わくわくランチを食べている間には一瞬でも晴れ間が覗くかもしれません。その時がシャッターチャンスです。
もしも青い海と空が見られなくても西表島は逃げたりしないので、また次回にリベンジしてくださいね!
そうそう、もちろん冬でもスカッ!と気持ち良く晴れる日はありますよ~(*^^*)
ちなみにピナイサーラの滝(滝うえ&滝つぼ)ツアーでは、滝つぼへ降りると滝の姿を真正面から見ることができます!
ピナイサーラの滝をカヌーを漕ぎながら遠くから眺め、更には滝の上へ登って滝つぼにも行く。
一つの滝を一日かけてこれほど多角的に満喫できるのはピナイサーラの滝だけです。
もしツアーに関して何かご不明な点などありましたら、予約をする、しないに係わらずお気軽にご相談ください!
●風車お問合せ先
TEL 0980-85-6441 お問合せフォームはこちら
西表島のカヌーツアーって雨でも楽しいの? 2015年2月4日
みなさん、こんにちは!
せっかく西表島まで行くんだから、やっぱりカヌーツアーは外せない!そんな思いで旅行の計画を立てる方は多いと思います。
基本的に当店は毎日営業してますが、この時期は「冬でも営業してますか?」というお問合せをよくいただきます。そして、ほとんどのお客様が一番気にしていること、それは・・・
「ツアー中にイリオモテヤマネコと会えますか?」ではなく、「雨でもツアーは開催するのですか?」です。
◆雨でもヤル気満々派の皆さま
当店は雨でもツアーは開催します。
しかし、前日までの雨量やツアー中に予想される雨量によっては、安全確保のためツアー内容を一部変更する場合があります。
具体的にいうと、ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)ツアーで訪れる滝上の絶景ポイントは断崖絶壁の上にあり、増水時には危険が伴います。
そのような状況が予想される日は滝上には行かず、滝つぼまでのカヌーとトレッキング、そして通常時は行かない別の滝へのトレッキングにご案内して対応させていただきます。
また、雨具の用意がないお客様へは簡易的なカッパを無料でお貸ししてます。
天気は悪いけど、やっぱりカヌー体験してみたい!という行動的なあなた!疑問、質問ありましたらご遠慮なく風車までご連絡くださいね。
◆雨の場合は気持ちが萎える派の皆さま
「天気が悪そうだから、天気予報を見てからツアーに参加するか決めたいのですが…」というお問合せも冬場はたくさんいただきます。
当店では、その日のお客様の予約状況(予約人数)によって対応させていただきますので、兎にも角にも、まずはお電話かお問合せフォームで予約状況を確認してください。
仮予約制度はありませんが、スタッフが天気以外にも当日の服装、準備するものなどを説明しますのでお気軽のご連絡ください。
ちなみに気象庁から発表される天気予報は、午前5時、午前11時、午後5時に更新されます。旅行中のお天気が気になる方は出発前からちょくちょくチエックしてみましょう。
→ <気象庁> 八重山地方の天気予報
◆冬はどんな服装で行けばいいの?
2月某日、気温15℃前後。実際にツアーへ参加されたお客様の服装です。
ポイントは…
- カヌーもトレッキングも同じ服装
- トレッキング中は体温が上昇するのでTシャツ姿でもOK!
- 滝付近は冷たい強風が当たる
- 体はあっという間にクールダウンするので上着での体温調節が大切
皆さんの笑顔のおかげで、本日もツアーを楽しむことができました。ご参加ありがとうございました!