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石垣島に着いたその日に西表島でカヌーできます! 2023年12月30日
ここ西表島も例年に比べ気温は高めですが、それなりに冬を感じられる北風の強い季節となっております。
北風の強い季節ということは…
そうです!石垣島と西表島の北側にある上原港を結ぶ航路(上原航路)はこの時期、欠航が続きます。ほぼ毎日といってもよいのではないでしょうか。
※ご注意※
以下に記す内容は2024年3月末までの情報です。
2024年4月から船の運航時刻は更新されます。新しい運航時刻は3月中旬以降に船会社より発表されます。
◆上原港航路の運航状況を確認する方法
石垣島と西表島を結ぶ航路は2つの船会社で運航されています。それぞれの会社が公式サイトやX(旧twitter)で情報発信をしています。
▼安栄(あんえい)観光
毎朝、午前6時に安栄観光公式サイトにて当日の運航予定を発表。
▼八重山観光フェリー
前日の夕方に八重山観光フェリー公式Xにて運航予定を発表。また公式サイトでも前日の夜に発表。
◆石垣島に着いたその日に西表島でカヌー!
当店では午前中に石垣島に到着し、その日は西表島に宿泊される方にも楽しんでいただけるショートコースがございます。
所要時間が約3時間のカヌー体験コースなら以下のスケジュールで開催可能です。
石垣島に到着後、
▼安栄観光にご乗船の場合
石垣港13:30発 上原港行き → 上原港14:20頃着
▼八重山観光フェリーにご乗船の場合
石垣港10:30発 上原港行き → 上原港11:20頃着
石垣港13:30発 上原港行き → 上原港14:20頃着
上記の便に乗船される方はカヌー体験コースがおすすめです。
◆カヌー体験コースがおすすめの理由
短時間で楽しめるカヌー体験コースは、
★上原港行きの船が欠航しても対応可能!
大原港経由で上原港へお越しください。
石垣港で乗船券を購入する際「西表島の上原港まで行きたい」とお伝えください。
※大原港ではなく上原港です
↓
上原航路の運賃をお支払いいただき[石垣港~大原港の乗船チケット]と[大原港~上原港のバス券]を受け取ります。
↓
大原港に到着したら[大原港~上原港のバス券]をご利用になり、船会社が運行する臨時バスで上原港へ移動します。
↓
当店のスタッフがお迎えにあがります。
★ライトなコース内容
早朝から移動につぐ移動でお疲れモードかもしれませんが、トレッキングのないお手軽コースですので、体力に自信のない方でも安心して楽しめます。
★日が沈む前に終わる
秋冬は日没が早く、曇った日が多いので、ツアーの終了が遅くなりすぎると真っ暗になる危険性もあります。暗くなる前の17:30頃にはツアーを終了し、ホテルへお送りします。
★ツアーフィールドが静か
他店のほとんどのツアーが終了する時間帯に出発するのでフィールドがとても静かです。
★無理をしない
ツアーは小雨決行ですが、ある程度、まとまった雨の場合はツアーを中止します。
★一人旅でも参加できる
ツアーは1名から受付、開催
※すでに他の参加者がおられる場合はツアーの開始時間が変更になる場合もあります。
◆石垣島から日帰りで参加できないの?
(1) 上原港航路が終日、通常運航の場合
上原港航路が無事に運航していても船会社によって状況が異なります。
▼安栄観光
◎ツアー終了後は[上原港17:40発 石垣港行き → 石垣港18:30頃着]の便で石垣島へ帰ることが可能です。
▼八重山観光フェリー
◎[石垣港10:30発 上原港行き]の便でツアーへ参加される場合は、ツアー終了後は[上原港16:50発 石垣港行き → 石垣港17:40頃着]の便で石垣島へ帰ることが可能です。
×[石垣港13:30発 上原港行き]の便でツアーへ参加される場合は、ツアー終了時刻が石垣港行きの最終便に間に合わない可能性がありますので、石垣島からの日帰り参加はできません。
(2) 上原港航路が欠航している場合
大原港まで船会社が運行する臨時バスで移動する必要があります。
▼安栄観光
× 臨時バス最終便[上原港16:20発 → 大原港17:10着]
▼八重山観光フェリー
× 臨時バス最終便[上原港16:30発 → 大原港17:20着]
となるので、両社ともツアー終了時刻を考えると臨時バスに乗車できない可能性がありますのでご予約は不可です。
◆午後から始まるカヌー体験コースの参加条件
条件1:上原港航路が欠航しても[大原港行き]に乗船し、上原港に13:20までに到着可能な方
条件2:ツアー当日は西表島の上原港周辺に宿泊予定の方
条件3:ツアー開始時刻に変更があっても了承していただける方(変更幅は約1時間)
以上の3つの条件をすべて満たしている方がご参加いただけます。
(しかし、予約フォームが「×」になっている日はツアーの開催はありませんのでご了承ください「夕食まで何しようかな?」とお悩みなら、ぜひカヌー体験コースでマングローブの森を漕ぎ進みながらガイドと「ゆんたく」(沖縄の方言で「おしゃべり」)でもしませんか?
皆さまのご参加をお待ちしております!
12月の西表島ってどんな感じ?寒い or 暖かい? 2023年12月22日
こんばんは! 風車代表のしゅうさんです。
先ほど、西日本から北日本の日本海側では大雪の恐れがあるとニュースで流れていました。
西高東低のいわゆる「冬型の気圧配置」が続いていますが、17時の東京の気温は8.3℃、朝の最低気温は2.1℃だったようです。
一方、西表島の17時の気温は15.3℃、朝の最低気温は14℃でした。気温だけ見れば西表島の冬は暖かそうに思えますよね。
◆冬の真実はこれだ!
東京よりも気温が7℃も高い。これだけで幸せな気分になれそうですが、実際は厳しい寒さです。きっと「冬の西表島ってこんなに寒いの!?」と思われる観光客の方が大勢おられるのではないでしょうか。
寒く感じる要因は大きく分けて2つあります。
一つは、強い北寄りの風です。風速5~6m/sくらいの風。そしてもう一つはどんよりと曇った空、たまに降る弱い雨。
太陽の日差しがない状態で強い北風に当たり続けると体感温度は下がります。風速1m/sで体感温度が1℃下がると言われているので、現在の体感温度は10℃前後になるのでしょうか。外にいると風邪をひきそうなくらい寒いです。
東京近郊に住んでいると経験したことのないであろう、数日間続く強い北風と鉛色の空、たまに降る雨。青い空と白い砂浜…南国のイメージで来島される方々は恐らくびっくりするでしょう。
◆フェリー(定期船)はどうなるの?
北よりの風が強い日は波浪注意報が発令され、波高が2.5m以上になると高い確率で西表島の上原港航路は欠航します。
西表島の北側にある上原港航路は北風の影響を受けるので、12月はほぼ毎日欠航しているようなイメージです。西表島の南側にある大原港航路は北風の影響が最小限に抑えられるので、冬場でも通常運航が続いています。
つまり12月は台風シーズンではないので、上原港航路が欠航しても大原航路は就航しているので、石垣島から西表島に渡っても帰れなくなるということは、ほぼないと思って大丈夫です。
ちなみに上原港航路が欠航すると、大原港~上原港間はフェリー会社の臨時バスで移動できます。その際の片道は約50分です。
▼石垣島発着のフェリー会社
→ 安栄観光
→ 八重山観光フェリー
◆12月は何をして楽しむの?
西表島のホテルに宿泊している方にオススメなのは、やはりピナイサーラの滝に行くカヌーツアーでしょう。
ピナイサーラの滝に行くために利用する川は北風の影響をもろに受けるエリアが狭く、カヌーも通常通り楽しめます。トレッキングも冬場の気温が20℃を下回ると暑くないので、快適にジャングルを歩くことができます。
夏場は一日がかりのツアーだと1.5リットル以上の飲料水が必要ですが、冬場は0.5~1リットルで十分です。
年間を通して当店人気No.1のピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コース。冬こそオススメといっても過言ではありません。
◆川の水は冷たくないの?
“カヌー = 濡れる”というイメージもありますが、当店のツアーはカヌーの乗り降りをする際にガイドがなるべく足元が濡れないようにサポートをしておりますので、ツアー中に濡れることはほとんどありません。
実際、冬の川は冷たいので滝つぼで泳ぐ人はほとんどいません。しかし、ゼロではないんですよ。たまに泳いでいる人もいます。
ツアーが終わった後に熱いシャワーを浴びれますので泳ぎたい方はガイドにお申しつけくださいね。
◆たまに晴れます。たまに風が弱まります。
このブログを書いている今、まさに年に数度の寒波となっているので少しだけネガティブモードになっています。
しかし、実際は冬型の気圧配置が緩み、北風が弱まり、気温も20℃以上になる日もあります。そんな日が数日続くと「海で泳ごうかな?」という気になるかもしれません。
晴れた日は薄着で出歩いても風が心地いい。夜は星がきらめき☆、夜道にハブが出現!
一か月のうち何日かはそんな日もありますが、そのような日に当たった観光客の方はラッキーですよね!
◆<まとめ>12月の西表島
12月の西表島は基本的に強い北風、曇り空、上原港航路は欠航…。なんとなく暗いイメージがしますが、当店は冬場も明るく営業しております。
冬の西表島へお出かけの際は、どうぞ当店のホームページをチェックしてみてね!
٩( ‘ω’ )و ヨロシク♪
【最終章・まとめ編】離島から離島へ…行ってきたよ南大東島! 2023年12月14日
◆南大東島を訪れる前の予習
今回の研修は2泊3日と短期間なので、事前学習として下記の2冊を読んでから出かけました。
●南大東島の自然(ニライ社)
→amazonでの販売
●南大東島の人と自然(南方新社)
→amazonでの販売
◆雨が多い西表島、雨が少ない南大東島
西表島の年間雨量が約2,300㎜に対し、南大東島は約1,600mm。特に今年は夏に襲った台風6号以来、少雨傾向が続いてたそうです。
しかし、今回は雨の中での到着でした。
農家さんはホッとされたことと思いますが、雨続きの西表島から来た私たちにとっては雨雲と一緒に旅をしているような感じでした(笑)
◆南大東島の名物&お土産
ここで南大東島といえば鉄板の特産品をご紹介します。
▼大東そば、大東すし
▼ナワキリ(クロシビカマス)
▼お土産
ラム酒、ラム酒ケーキ、マグロジャーキー、大東ようかん、まぐろみそ、パパイヤの漬物、黒糖わたあめ
◆今回お世話になったホテル
島で一番の客室数を備えるホテルよしざとに宿泊しました。島の中心部に位置するので、徒歩で外食へ出かけることもできて便利でした。
→ ホテルよしざと
最近、オーナーが変わったそうですが、新オーナー、オーナーの弟さん、御父さん、スタッフの方々。みなさんホスピタリティがありとても居心地がよかったです。
食堂が4階なので食事中には島を一望することもできます。
◆大東観光商事の垣花さん
3日間の滞在中、我々一行に快適なアテンドをしていただいた大東観光商事の垣花さんご夫妻。本当にありがとうございました。
南大東島の旅を計画される方は、ぜひ大東観光商事さんにご相談いただければと思います。
◆南大東商工会
今回の研修旅行を強くサポートしてくださった南大東商工会の皆さま。研修資料の作成や感動のお出迎えなど、本当にお世話になりありがとうございました。
機会があれば竹富町にもぜひお越しください。もちろん熱烈大歓迎です!
◆最後に
南大東島の旅はいかがでしたか?
近くて遠い大東諸島。次回はもっと時間に余裕をもって北大東島も訪ねてみたいです。
同じ沖縄県民として共感できる部分もありながら、西表島では感じたことのない独特の価値観に驚かされたり、大変興味深い心に残る思い出がたくさんできました。
南大東村観光協会のホームページには旅の計画に欠かせない情報がすべて掲載されています。みなさんも機会がありましたら、ぜひ絶海の孤島「南大東島」へ足を運んでみませんか?
→ 南大東村観光協会
【第2章・観光編】離島から離島へ…行ってきたよ南大東島! 2023年12月13日
◆観光地としての可能性
南大東島の現在の観光客数は年間おおよそ3,000人で推移しているとのこと。
「1日あたり8人!?」
西表島で観光業を営む私からすると、少なすぎてビックリの数字です。観光客が今以上に増えるには、まずは航空機の大型化もしくは便数の増加がなければ厳しいであろうと思われます。
では、空路ではなく海路ではどうか?
南大東島を訪ねたいと思っている旅好きな方なら、貨客船からクレーンに吊るされたゴンドラに乗って上陸するシーンに憧れを持っていることでしょう。
地元の人にはありふれた光景でも、この上陸シーンは非日常体験に間違いありません。
<写真> 南大東村観光協会 HPより
今回の滞在中、沖縄本島からの定期船の到着がなく見ることができませんでしたが、次回は片道でもいいので海路で島を訪ねてみたいです。
ただし、実際は海路での移動はかなり厳しいとのこと。
那覇から南大東島までの400㎞、約15時間の船旅は気象や海況により変更や延期が多く、いわゆる1泊や2泊の短期滞在を希望する観光客には利用しずらい状況であることも事実です。
空路…2泊以上の旅程
海路…1週間前後の滞在ができる旅程
ということになるのです。
◆南大東島の観光ツアー
2泊程度の短期滞在であれば、今回お世話になった大東観光商事の垣花さんご夫妻のバスツアーで十分楽しめます。
島のことを熟知しているだでなくホスピタリティにあふれているので、なんでも気軽に質問できる雰囲気を作ってくれます。
おそらく滞在中は、主だった観光スポットにも連れて行ってもらえたと思います。そして何より、バス観光なので60代以上でも安心して楽しめますよ。
▼ふるさと文化センター
▼海軍棒プール
▼日の丸山展望台(からの景色)
▼亀池港
▼可倒式風力発電
▼星野洞
▼南大東漁港
▼バリバリ岩
▼大池オヒルギ展望台
▼ラム酒工場
▼コンテナ植物工場
▼気象バルーン打ち上げ見学
◆1週間滞在ならコレがしたい!
現在、南大東島にはカヌーツアーを営業しているお店が1社あるそうです。
同業の身として、今回はスケジュールの都合でカヌーツアーに参加できなかったことが一番の心残りでした。次回はぜひ参加させていただきたいものです。
南大東島において、海でのシーカヤックは観光ツアーとして現実的ではありませんが、島内の中心部に多数ある「池」でのカヌー体験はかなりの可能性を秘めていると思います。
西表島では河口部に広がるマングローブ林が、南大東島では海ではなく内陸部の池にあります。そして、その池は水位が下がると塩分濃度が高くなるのです。
島は周囲がぐるっと隆起しており、大きなどんぶりのような地形となっています。そのため、島の周囲に比べて集落や池のある中心部はほとんど風があたらないそうです。しかも雨量も西表島に比べると少なく、天候が理由でカヌーツアーが中止になることも少なそうです。
垣花さんにお話しを聞くと、池でのカヌーに関しては今後、盛んになるには利用のルール(フィールドの利用方法やカヌーの保管)、案内するガイドの条件整備なども必要になってくるかもしれない。とのことでした。
その辺に関しては、西表島には西表島カヌー組合があり、1998年の創立以来、自主ルールを約25年に渡り整備してきた実績もあるので、南大東島でカヌーツアーが盛んになってきたら一度は西表島に視察に来ていただきたいですね。
◆散歩、自転車、星空◎ でも海は要注意△
この島の観光は基本的にレンタカーがないと厳しそうですが、長期滞在の方にはレンタサイクルもいいと思います。サトウキビ畑が広がる風景の中、自転車を走らせたら爽快でしょうね。
とにかく人口が1,400名ほどの島で、昼間に観光ポイントをウロウロしてもほとんど人に会いませんでした。この雰囲気は観光地化が進む八重山、宮古島あたりでは味わえません。
そして今回の滞在中、夜には懇親会があってベロンベロンに酔ってしまいましたが、山に囲まれた西表島と違い広い空が見られるこの島の星空はきっと素晴らしいはず…と想像しながら曇った夜空を見上げました。また、この島にはハブもいないそうです。西表島と違って夜道でも安心して歩けますね。
ただし海に関しては白い砂浜が広がるビーチはなく、フェリーも絶壁に寄せなければなりません。漁港も大波の影響を抑えるため20年以上かけて整備するレベルの海域です。
島の人が周りにいない状況で、うかつに海に入って遊ぶのは絶対にやめましょう!
◆八重山で観光業を営む身として思うこと
石垣島を中心とする八重山諸島では「オーバーツーリズム」という言葉をよく耳にします。
西表島においては入島税の導入が検討され、石垣島から竹富町の島々を訪問するのに2,000円という案も出ています。
2025年春にはピナイサーラの滝周辺エリアにおいて入域料の徴収が開始予定です。併せてフィールドで使う携帯トイレ、バイオトイレも有料化されます。
さらにピナイサーラの滝は1日200人までしか立ち入りができないというかなり厳しい制限があり、「離島の離島」「二次離島」である西表島の観光業の将来は不透明感が漂っています。
◆一方、南大東島の観光業は…
「まだまだこれから」という期待感があります。
そもそも観光資源が豊かにある中においても、島で暮らす人々の中心産業はサトウキビです。沖縄県内でもっとも平均所得の高いエリアにあるため、観光まで手を回す必要がない…という感もあるのでしょうか。
そして西表島と同じく、建築資材の輸送費が高く建築コストが高いため移住者が気軽に家を建てられる環境ではありません。高校へ行くため島を離れた子供たちが、やがて島に戻った時に、今は眠っている「観光」という資源をしっかり活用できたらいいですね。
南大東島というと多くの人は台風情報でよく耳にするなというくらいの認識でしょうが、島の人が本気でインバウンド対応を始めたら、欧米からの長期滞在の観光客が訪れそうなポテンシャルを秘めている島だと感じました。
【第1章・大移動編】離島から離島へ…行ってきたよ南大東島! 2023年12月12日
先日、ありがたい機会をいただき、絶海の孤島「南大東島」を訪ねてきました。
大変充実した貴重な体験をさせていただいた分、記事も膨大となってしまいました。そのため、今回は3部構成で南大東島の旅を報告させていただきます。
◆竹富町商工会・役職員視察研修
風車は竹富町商工会に所属しており、代表のしゅうさんは現在、理事という役職をいただいております。そして今回は役員、職員で南大東島へ2泊3日で視察研修に行ってきました。
南大東島は沖縄本島から東に約400㎞離れた場所に位置し、西表島と同じ沖縄県ですが滅多に行ける場所ではありません。
今回は、南大東村商工会の役員の皆さまとの交流もあるとのことでしたので、リアルな島の様子、特に観光についての現状が知りたく参加することにしました。
◆那覇→北大東島→南大東島
こちらの記事は2023年12月現在の情報です。2024年4月に南大東島と北大東島を結ぶ路線の廃止が発表されました。
→ 産経新聞より「日本一短い航空路線廃止へ」
往路は那覇空港を離陸したのち、北大東島を経由して南大東島へ向かいます。那覇空港から直行ではないので思った以上に飛行に時間を要しました。
ちなみに曜日によって那覇→南大東島→北大東島となります。
飛行機の座席に座ると、頭上の荷物入れに見覚えのある袋が…
「あ、マック!」
そうです。マクドナルドのテイクアウトです。きっと北大東島か南大東島の住民がお土産に持ち帰るのでしょう。
しゅうさんも石垣島へ行くとマックやケンタッキー、ドミノピザなどを家族のためにお持ち帰りします。これぞ「離島あるある」の微笑ましい光景です。
さて、離陸から約50分。経由地である北大東島の沿岸部が見えてきました。
いったん北大東空港へ着陸します。
約30分の乗り継ぎ時間を費やしたのち、目的地である南大東島へ向けて再フライトです。
いよいよ南大東島が近づいてきました。
さきほど寄った北大東島と同じような緑の風景が広がります。
地面をえぐり取ったような造りが特徴の南大東漁港。
ついに南大東空港へ到着!
空港職員の方が我々の荷物を手で運んできてくれました。これが本当の手荷物カウンター!?
到着ロビーでは熱烈な歓迎!
南大東島商工会の皆さん、ありがとうございます!!
◆9時間かけて県内を移動
西表島の自宅を出発したのが早朝6時30分。
今朝は最寄りの上原港から出る船が悪天候により欠航したので、島の反対側にある大原港まで一時間かけて移動。
その後も、石垣空港と那覇空港での待機や乗り換え、北大東島への経由などを経て、午後3時過ぎようやく南大東島へ降り立つことができました。
自宅を出てから約9時間。同じ沖縄県内ですが、もはや海外旅行レベルの移動です!
6:50 上原港→大原港 バス
8:10 大原港→石垣港 船
9:00 石垣港→石垣空港 バス
11:40 石垣空港→那覇 JTA *1
13:15 那覇空港→北大東空港 RAC *2
14:45 北大東空港→南大東空港 RAC
15:05 南大東空港着
*1 日本トランスオーシャン航空
*2 琉球エアコミューター
那覇からフェリーで行く場合は大東海運の「だいとう」が運航されています。寝台なので約15時間の船旅も快適に過ごせそうですね。
ちなみに冒頭でも触れたように、大東諸島は沖縄本島から東に約400kmの位置にあります。わかりやすくいうと東京~大阪間とほぼ同じ距離です。
南大東島がどれほど遠くに位置するのか…想像に容易いことでしょう。
<写真> 南大東村役場 HPより
【祝】初アクティビティ in 西表島! 2023年12月7日
皆さまこんにちは。 風車オーナーの西表島しゅうさんです。
先日、当店のお問合せフォームから以下のようなご質問がありましたので、ご紹介させていただきます。
◆お客様からのお問合せ
「11月○日から西表島の△△△に2泊宿泊する予定です。3歳3ヶ月の娘がおりまして、大人2名、3歳1名の3名でカヌーのみのプランを検討しています。3歳が参加することは可能でしょうか?また小さな子供がいる場合は貸切プランの方が良いでしょうか?」
◆当店からの返信
「3歳のお子様でのご参加可能です。ツアー代金は子供料金の設定はありませんので大人と同様に8,000円となります。」
「山登りがある内容だと、かなり時間を要すると思うので他の参加者とは違うペースになるため個別対応が必要だと思われますが、カヌーのみのプランは特に貸し切りプランにする必要はないと思います。」
「カヌーは二人艇を親子3人で漕ぐことも可能ですが、その場合は一人当たりの座席が狭くなり、パパが一人で漕ぐイメージになります。ママとお子様は一本のパドルを順番に使うというイメージになります。通常はガイドとママ、パパとお子様がそれぞれ二人艇に乗るのが一般的です。」
◆お客さまからのご返信
「ご連絡いただきましてありがとうございます。3歳でも参加できるようで良かったです。○日が終日フリーなので、○日に予約する予定です。娘もマイパドルがほしいというと思いますので、夫と娘、私とガイドさんでお願いしたいと思います。あとは予約時間を検討して普通プランで予約したいと思います。ありがとうございました。」
◆ご予約成立
このような流れでトレッキングのない、とてもライトなカヌー体験コースのご予約をいただくことができました。
こちらのコースは対象年齢が4歳から69歳ですが、対象年齢以外の方が参加を希望する場合は事前にご相談をお願いします。
◆パパ、ママの心配ごと
「娘にとって初めてのアクティビティツアー。最後まで参加できるのか不安…」
「ツアーは安全なのかな…」
◆風車が気にしていたこと
「他の方のご予約が入った場合は小さなお子様がおられることを事前に説明しなきゃ。ペースがいつもより遅くなる可能性があることもお伝えする必要があるな。」
「ツアー当日の天気はどうだろう? 雨ならいつもより厳しめに中止かツアーのキャンセルを促そう。」←その場合のキャンセル料は無料
結局、ツアー当日の天気は晴れ時々くもり。お天気は問題なし、他に参加者はおられなかったので貸し切り対応に…。
当店の心配は良い意味での取り越し苦労でしたが、ただ、他に参加者がおられないのは今後の課題でもあります…(涙
◆ほっこりとするトラブル
ママが一生懸命、当店とのツアーの段取りを事前にしていただきましたが、思い通りにいかないのが自然体験でもあります。
“パパ&お子さん” “ママ&ガイド” という組み合わせカヌーに乗り込み予定通り出発しましたが、途中でお子さんが「ママといっしょがいい!」とリクエスト。
少し寂しそうなパパの表情も見えましたが、途中の干潟で一度、カヌーから下り“パパ&ママ&お子さん”の3名で二人艇に乗ることになりました。やっぱり家族一緒、ママの膝の上が安心だね!
~(ˇ◡ˇღ) ♪
◆危険生物を説明
トレッキングのないカヌーだけのコースですが、駐車場からカヌー乗り場まで徒歩で約5分かかります。そしてカヌー体験中の折り返し地点で一度、カヌーから下り、休憩がてらに10分くらいジャングルを散策します。
お子さんにとって半径たった50mの範囲でも、見るもの触るもの、すべてに興味深々!
ただ、毒のある木、ハブなどの危険生物、そして西表島のガイドが怖れるレプトスピラ症についての説明はさせていただきます。そして、今回も無事に怪我も無く、ツアーを終えることもできました。
◆ツアー中の写真はAirDropでプレゼント
ガイドはiphoneを携行しているので、ツアー中に撮影した写真はお別れの際にプレゼントをしています。ちなみに、アンドロイドの方にはLINEでお渡ししています。
今回のツアーも三人ご家族のほっこりとした写真がたくさん撮れましたよ。
本当はこのブログに掲載したいくらい、映えている風景もありましたが、受付用紙に「ホームページやブログ、ガイドブックなどにガイドが撮影した画像を使用しないでほしい」という項目に✓が記入されていましたので、今回は別の日に撮影した画像を使っています。
ガイドが撮影した写真や動画をいつまでも残してくれていたら嬉しいな。
◆うれしいクチコミをいただきました
今回ご紹介させていただいたお客様より、後日、とても嬉しいクチコミを投稿していただきました。ありがとうございます!
たった3時間のショートコースですが、行きのカヌーは「ママといっしょ!」、帰りは「パパといっしょ!」と家族愛が深まったのではないでしょうか。次はトレッキングのあるコースでお子さまが成長した姿をお見せください。
ツアーへのご参加ありがとうございました。またみんなで遊びに来てね!