西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

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 5月の西表島ってどんな感じ? 2019年4月20日


西表島の観光業が一年の内で(年が明けてから)最初に賑わう季節といえば、やはりGW(ゴールデンウィーク)です。
しかも今年は10連休!
どこのお店も「準備万端。よっしゃこい10連休っ!!」な気持ちでGWを迎えたことでしょう。

◆5月といえばゴールデンウィーク

西表島の玄関口である上原港も大原港も、フェリーの到着が近づく頃になるとツアー会社はもちろん、ホテルやペンション、レンタカーの送迎車が押し寄せて大混雑になります。
まさに“The 観光地”といった風景で、夏のシーズンさながらの雰囲気です。

しかし、浮かれてばかりはいられません!
GWは八重山地方の実質的な梅雨入りの季節でもあり、天気が猫の目のようにコロコロと変わるのです。ツアー当日の天気を前日の日中からチェックしたり、日によってはツアー当日になっても数時間先の空模様を細かくチェックします。
雨の降り具合を見てコース内容を変更する場合もあり、GW期間中は特に天候の急変を念頭に置いて一日を過ごすのです。

◆島にのどかさが戻ります

GWが終わると西表島はびっくりするくらい静かになり、早朝に響くアカショウビンの声に耳を傾ける余裕も戻ってきます。

アカショウビンについて(日本野鳥の会HPより)

日中は車の往来も一気に減り、セミの鳴き声や鳥のさえずり、遠くで響く馬や牛の鳴き声に何とも言えぬのどかさを感じるのです。隣のヤギが草を食べているだけなのに、飽きもせずボーッと見入ってしまいます。

一日が24時間ではなく30時間になったのかと錯覚するくらいゆったり、のんびりとしたムードに包まれます。

また、GW中はランチやディナーの席を確保するのに苦労しますが、もう予約無しでも入れるお店がほとんどです。

GWが明けたら、思い描く離島の姿そのまま、のどかな気分に浸ることのできる時期になりますよ。

◆梅雨はどうなの?

例年、5月初旬から6月下旬頃が梅雨となりますが、意外に晴れている日の方が多いような感じがします。
もちろん雨の一日になることもありますが、晴れれば気温は30℃を越え、夜になっても25℃を下回らない熱帯夜となります。
エアコンのお世話になるのも5月からです。

この時期、せっかくの旅行が雨ばかりだと残念な気分になりますね。もちろんアクティビティツアーを提供している私たちも同じです。
ただし、西表島はダムのない島ですので、定期的に雨が降らないとすぐ渇水してしまいます。

雨も自然の恵みの一つです。
ポツポツ程度の小雨だったら「涼しくていいや」と気持ちを切り替え、雨で潤った西表島を楽しんでください。

◆ツアーの予約は直前でも大丈夫?

とはいえ「天気が心配なのでツアーの予約を何日も前からできないなぁ。」というお声もあります。
GWが明けたらひと時の閑散期に入るので、数日前のご予約でも大概OKです。
天気予報をこまめにチェックしながら、何かご心配な点がありましたら当店までお気軽にお問い合わせください。

◆5月の服装

完全に夏服です!
晴れたら帽子、サングラス、日焼け止めは必須アイテム。夜の散歩も夏服でウロウロすることができます。

ただし、どこへ行ってもクーラーが使われ始める時期でもあり、特にフェリーの中は冷房が効きすぎて体がカチンッ!と凍るほど寒い場合もあります。
寒暖差で体調を崩してしまっては、せっかくの旅行も台無しです。
薄手の上着や素足にサンダルの方は靴下をバッグの中にしのばせておくと良いとでしょう。

◆<まとめ>5月の西表島

海開きのある3月下旬は晴れた日でないと実際に泳ぐのは厳しいのですが、5月もGWを過ぎた頃からは夏日が続き、海でシュノーケリング、川ではキャニオニングや滝遊びも楽しめるようになります。

梅雨の天気に左右されてしまうのは事実ですが、観光客が少ない穴場的な意味としては八重山を旅するには最高の季節でもあります。
西表島に宿泊されるならナイトツアーに参加するのも良いでしょう。残念ながら風車は朝型人間の集まりなのでナイトツアーは開催していませんが…笑

 小さな子供とツアーに参加したい保護者の皆さまへ 2019年4月8日


当店の体験ツアーには全て対象年齢が設定してあります。
しかし、これはあくまで「目安」で対象年齢から外れている方は例外なくお断りする、ということではありません。

◆◯◯才でも参加できますか?

先日、お子様をお持ちのママさんからお電話がありました。
「子供が1歳8ヵ月です。カヌーやトレッキングのツアーに参加できますか?」というご質問です。
まずこちらのご家族の参加をお受けするかどうかは、慎重に判断する必要があります。

当店が考える重要ポイントは、
“ファミリーの中で誰を一番楽しませたいのか?”
です。

まず1歳8ヵ月のお子様を中心として考えるのであれば、当店はお断りをするのが最善かと判断します。
動きたい盛りの小さなお子様がツアー中に自由に歩ける平らな場所はほぼなく、常にパパかママが抱っこをし続ける可能性が高いのです。
また、夏は強烈な日差しの下でのマングローブカヌーや蒸し暑いジャングルでのトレッキングは、20代、30代のガイドでもハードに感じます。

そして、夏以外の時期は暑さは和らぐものの雨が多くなります。
ジャングルの奥で雨が降り続き、そしてベース(当店)まで戻るのに1時間以上かかるのだとすれば、お子様の体温の低下が心配です。

◆誰を一番楽しませたいのか?

例えば、三世代ファミリーの内訳がじいじ、ばあば、パパ、ママ、5歳、1歳のお子様の6名だとします。
その中で特に5歳の子供に一番楽しんでほしいというお気持ちでしたら、当店の対応としては2名のガイドでご案内できないか検討します。
具体的に言うと、1歳のお子様とママがツアーの途中でも引き返せる体制を作るのです。

ガイド1名で赤ちゃんからじいじ、ばあばまで全員を最初から最後までご案内するのは、正直にいうととても難しいです。
なぜなら、もし、誰か一人でも体調を崩した場合は「参加者全員」がツアーを中止し、引き返す必要があるのです。
当店の理念として、想定し得るトラブルを無視したままフィールドへ出かける事はできません。

ここでもう一度、確認します。
“ファミリーの中で誰を一番楽しませたいのか?”

その答えが5歳のお子様だとすれば、ガイド1人のツアーでは楽しみにしていた滝つぼでの水遊びやジャングル体験も中途半端に終わるかもしれません。

◆願いを叶えるために風車ができること

今回のようなケースで2名のガイドが対応すれば、どうなるのでしょうか。
もしもツアーの途中でママと赤ちゃんが、あるいは、じいじとばあばが途中で引き返すことになったとしても、もう1人のガイドがいれば5歳のお子様とパパはツアーを続行できるので、当初の目的は達成されるのです。

当店には年間を通じて複数のガイドが在籍しています。
複数のガイドが必要になる場合は、ツアー参加者の人数と希望日、内容によっては追加の料金をお願いするかもしれませんが、複数のガイドがいる当店の強みを活かしたツアーをご検討いただければと思います。

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