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営業自粛再延長のお知らせ 2020年5月5日
当店では5月6日まで営業を自粛する予定でしたが、5月4日に政府発表の緊急事態宣言の5月末までの延長に合わせ、当店も営業自粛を継続することにいたします。
◆西表島の現状
5月5日現在、西表島のある竹富町ではコロナウイルス感染者はおりません。それを踏まえ、5月4日に竹富町から竹富町独自の非常事態宣言を5月7日付けで解除するという発表がありました。小学校も5月11日に始業式が行われる予定です。
竹富町の島々ではGW期間中は定期船も全便欠航になり、石垣島への往来も限定的なものになっております。静まり返った島で「コロナを島に持ち込まない」これだけを目標に島の人々は自粛生活を続けています。
◆営業自粛継続の理由
竹富町の非常事態宣言の解除は経済活動の復活に向けての大きな一歩であってほしいと願います。ただし、当社ではこの竹富町の非常事態宣言解除は観光客へ向けての安全宣言とは認識しておりません。
5月7日より石垣島と竹富町の島々を結ぶ定期船も運航を再開する予定です。しかし、減便は続くそうです。
限られた便数の小型の高速フェリーは、医療などで石垣島へ行く必要のある島の人々、離島の人の暮らしを守るため工事などで石垣島から離島へ渡る人などが3密を防ぎながら利用する必要があり、当社が営業をし、観光客の皆さまを島へ呼び寄せることは非常事態宣言時よりも悪い状況へ導く可能性があります。
当社は観光業であり、主に県外からお越しの観光客の皆さまから頂いたツアー代金で成り立つ商いですが、島の観光業に関わりのない人たちの暮らしがもう一段落ち着くまで、営業は再開すべきではないと判断しております。
◆営業を再開する条件
竹富町や沖縄県では観光業がどのように営業を再開していくかの、いわゆる「出口戦略」が5月5日時点では公式に発表されておりません。
当店におきましては、今は売上ゼロが続く中でもスタッフの雇用を維持することを最重要課題として取り組んでおりますが、いずれ営業を再開するにあたり、沖縄県や竹富町の指針に従っていきたいと考えております。
行政からの明確な指針が発表されるまでの間、当社は営業を再開する条件を独自に定めます。
- 国の非常事態宣言が解除され、県外への移動が可能となる。
- 定期船の便数がほぼ通常時の運航スケジュールに戻り、観光客の皆さまが安心して竹富町の島々に渡れるようになる。
- 当社独自に正確な情報に基づいたコロナウイルス等の感染症の対策を施し、充分な訓練をする。
◆耐雪梅花麗
今回のコロナの騒動が夏までに収束してほしいという希望はあります。一年間の売上のほとんどを夏場の観光シーズンが占めており、7月、8月はとても重要な期間です。
しかし、沖縄には猛烈な台風襲来の脅威もあり、夏のシーズン中に幾度となく、多大な被害を与えています。台風の影響によっては、今年はさらに厳しい年になる可能性もあります。
沖縄の観光業はどこも大変なのは間違いありません。ただし当社は意地でもこの困難を乗り越えて、これまでよりも更にご満足いただけるツアーを提供できるショップとして再出発していきたいと思います。
西表島カヌーツアー風車(代表)大谷 修一