西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 <風車ブログ> カテゴリーの記事

 オススメします!早めのツアー開始 2024年3月2日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

当店ではツアーの開始時間をなるべく早めに設定しています。
「南の島なんだし、朝はゆっくりでいいじゃん」と思うかもしれません…
いいえ、違うんです!
朝は少しでも早いほうがいいのです(`・ω・´)キリッ

 

【 早めのツアー開始がオススメの理由 】

これまで25年に渡る経験で感じた朝方ツアーの長所についてご説明します。

★静寂に包まれたフィールド
「オーバーツーリズム」と呼ばれる西表島の観光は、朝の9時半頃から活発になります。それよりも一足お先に出発することで混雑する前の静かな雰囲気を堪能できます。

★湧き上がる幸せホルモン!
朝日を浴びながら適度な運動をすることで分泌されるセロトニンを活性化させるのに好適なのが朝のツアーです。
朝のカヌーでヒンヤリ澄んだ空気と優しい陽ざしを浴びて幸福度をグングン上げましょう。

★朝の空と昼の空
往路(朝)と復路(昼)では太陽の位置が変わるので空模様も変化します。当たり前のことですが、普段は意識することのない空を見上げください。
行きも帰りも同じルートを漕ぎますが、朝は優しい日差しに照らされた空、帰りは南国特有の突き抜ける青空。
いつもそこにある空を新鮮な気分で楽しめることができますよ。

 

【 クチコミありがとうございます!】

実際に“早めのツアー開始”を体験された方々のレビューをご紹介いたします。

▼レビュー「ピナイサーラの滝上滝つぼツアー」
風車さんのツアーは開始時間が早いためマングローブの川でのカヌーや滝上で静かに大自然を楽しむことができました。ガイドさんの西表島のお話は楽しく、また心遣いも素晴らしく思い出に残る旅となりました。また次の機会も風車さんのツアーに参加させていただきたいと思っています。ありがとうございました。
Tripadvisorより

▼レビュー「西表島の自然満喫!」
お正月休みに家族4人でピナイサーラ滝の上まで行くツアーに参加しました。
星さんにガイドしていただいて、風車さんにお願いして大大正解でした!
期待以上で、子どもたちも風車さんのツアーが旅行の楽しかった思い出ナンバー1となりました。
HPの説明にある通り、8時出発の早いスタートのおかげでその日の一番最初に漕ぎ出すことができ、まだ波の立っていない静寂した川を自分たちのペースで進み、非日常を味わうことができました。

滝の上からの景色は想像以上のすばらしいものでした。まだ早い時間だったので、お昼は滝の下に降りてからいただきました。八重山そば美味しかったです。この季節に泳ぐ人はいないようですが、子供2人は滝つぼに飛び込んでそれも良い思い出になりました。

ガイドの星さんは、おしゃべり好きの次男のマニアックなトークにずっと耳を傾けて相手してくださり、とても優しくしてくださり感謝です。また、本当に今日は良いお天気でと、一緒にツアーを楽しんでくださってるのがわかり嬉しかったです。生き物や植物だけでなく、西表島の歴史も教えていただき勉強になりました。また、帰り時間があり、風もなかったので海の方にカヤックを漕いで少し遠回りして帰ってきました。
水に濡れても大丈夫の装備(シューズ、リュック、防水バッグ)も充実していて助かりました。

実は20数年前に風車さんにお世話になり、大谷さんにガイドしていただきました。今回家族で行くことになり、久々に風車さんのHPを見たら、情報が充実していて驚きました。ツアーの内容はもちろん、冬は石垣から上原行きのフェリーが欠航しやすく大原港から上原港までの臨時バスがでることなど、西表島に行く人への便利な情報もあり助かりました。
また次回西表島に行くことがあれば、風車さんにお願いしたいし、他の方にも是非オススメしたいです。
Tripadvisorより

早起きが楽しみになる西表島の朝のカヌー、いつか体験してみてくださいね。
ちなみに石垣島からのご参加もOKです!

 ライトだけど実は本格的なカヌー体験! 2024年2月25日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

本日はタイトルのとおり、ライトなカヌー体験コースに秘められた魅力についてお伝えいたします!

 

【 行ってきたよ!カヌー体験コース 】

当店で一番簡単なカヌー体験コースは、トレッキングのないカヌーを漕ぐだけのとてもライトな内容です。山歩きがないのでカヌーとトレッキングがセットになったコースに比べると、とてもゆっくりツアーを進行することができます。

西表島の川の下流はたくさんのマングローブの木が生えていますが、そのエリアは潮の干満の影響を受けます。
そして本日のツアーは満潮時の開催となりました。
満潮時は潮位が高いためマングローブの木の根は満ちてきた海水に沈み、まるでトンネルのようなマングローブの森にカヌーで入っていくことができます。

 

【 満潮時だけのお楽しみ 】

満潮時は普段は入れない川の上流にも行くことができます。とはいうものの、今日はカヌーで入れるギリギリまで攻めたのでUターンが大変でした(^^;

ちなみに夏はカヌーを下りて、川の中で休憩することもあります。川の中で休憩…ライフジャケットを着てプカプカ浮かぶというイメージですね。

ただし、水温の低い冬場はいったん上陸し、背中を伸ばすトレッチなどをします。
そして5分ほどの散歩。ちょっとウロウロするだけの散歩ですが、こんな風景が見えますよ。

 

【 由布島とのセットコースもあるよ 】

午前開催のカヌー体験コースは8時過ぎに始まり、11時過ぎには終わります。
もし午後からノープランなら、由布島の水牛車観光をセットにしたマングローブカヌー体験&由布島コースもおすすめです。

半日で終わるのもよし、一日かけて島内観光を楽しむのもよし。
体力に自信がない、疲れるのが苦手な方でもぜひチャレンジしてみてくださいね!

 <西表島観光> 午後のツアーについて 2024年2月20日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

本日は、西表島における午後からのツアーの現状についてお話したいと思います。

 

【 午後のツアーは随時開催?】

西表島には当店と競合するツアー会社が110社以上ありますが、その多くは朝からのツアーをメインに開催しています。
理由は、ほとんどのゲストが一日ツアーもしくは午前中の半日ツアーを希望されているからです。

特に石垣港を8時台に出港する船が西表島の港に到着する頃には、多くのツアー会社の送迎車が上原港や大原港に集まります。
さきほども述べたように、西表島にはツアー会社が110社以上もあるため、9時台の港は大混雑(特にGWや夏休みシーズン)となるのです。

そして、西表島のアクティビティツアーは、各ショップとも受け入れ人数やツアー開催の可否がフィールドごとに制限されているため、ほとんどが事前の予約が必要です。

西表島フィールド利用の仕組み
フィールドについて・利用可能ショップ

朝に思い立ち、いきなり電話で申し込みをしても対応できない場合があります。すでにツアーに出ており電話対応ができない、制限人数をオーバーしてしまう、臨時休業にした、などなど。

 

【 風車の午後のツアーについて 】

当店では当日予約も可能な限り受け入れますが、その際は下記のことを事前にご確認ください。

▼今どこにいるのか
最寄りの上原港であれば送迎の範囲内ですが、大原港の場合は車で約50分かかるため当日対応は厳しいです。

▼ツアー終了後は西表島に宿泊 or 石垣島へ戻る
ツアー終了後に上原港近辺にご宿泊なら送迎可能ですが、石垣島へ戻る場合は何時の便に乗船希望なのかを明確にお知らせください。他にゲストがいない場合はツアー内容を短縮し、早めに終了することも可能です。

▼ツアー内容を理解しているか
午後から開催しているのは2つあります。
カヌー体験コース
ピナイサーラの滝(滝つぼ)コース

ピナイサーラの滝(滝つぼ)コースの所要時間は約4時間です。しかし、慣れない山道のトレッキングではペースが上がらないことも多く、思った以上に時間がかかることもありますので、行き当たりばったりで参加を決めるのは望ましいことではありません。

特に午後は一番暑い時間帯でもあるため、いきなり何かのツアーに参加しようと思われたのであれば、スポーツ的要素を可能な限り排除したマングローブカヌー体験コースがよいでしょう。

▼午後のツアーは13:30開始が基本ですが…
午前中のツアーが終わって昼休憩に入れるのが12:30頃なので、当日予約だとツアーの準備に時間がかかり開始時刻が若干遅くなる場合もありますことをご了承ください。
午前中にツアーがない場合は午後のツアーの開始時間を早めることが可能です。

 

【 まとめ 】

西表島に観光案内所はありません。流しのタクシーもありません。路線バスは一日たった4本です。
港に来ている送迎車は、あらかじめ予約をされた方々を迎えるためのホテルやレンタカー、ツアー会社のものがほとんどです。

「西表島に着いてから考えよう!」

このようなノリが通りにくい西表島です。港で途方に暮れることのないよう、遊びの幅を広げるためにもなるべく前日までのご予約をおすすめします。

 「安心」とは?「安全」とは? 2024年2月13日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

本日は、当店が常日頃から自問自答している「安心、安全」についての意義や取組みについてご紹介します。

 

【「安心、安全」あるある 】

「安心、安全な○○をご提供!」
「◇◇さえあれば安心で安全♪」

まるで風景の一部のように日常にあふれる「安心」と「安全」という言葉。皆さんはこの言葉の意味を本質的に捉えるべく場面に遭遇したことがありますか?

例えば、旅行先で何かしらの体験型レジャーに参加するためネット検索していると、画面上にあふれる「安心」「安全」の言葉たち…。よくある光景ですね。
しかし、ホームページをいくら読んでも、ただただ「当店なら安心!安全!」と謳うだけのショップだとしたら我が身を預けることができるのでしょうか?

 

【 風車の考える「安心、安全」】

当店では1999年の創業以来、カヌーツアーにとって必要不可欠な「安心、安全」の根拠をゲストの皆さまへ目に見える形でご提案する努力を続けてまいりました。
では、以下に当店のツアーを「安心」してご予約いただき、「安全」にご参加いただけるための取組みを紹介させていただきます。

 

★ホームページは具体的に

お店選びをする際、ツアー内容を詳しく知りたいのはどなたでも同じかと思います。
「船は? 荷物は? 靴は?」などなど…
当店では長年の経験からゲストが抱く不安や疑問をほぼ想定しているので、各コースのページを詳細にし、そちらをご覧いただくだけで問題解決できるようにしています。

「離島の離島」である西表島へのアクセスもコースによって異なるので、そちらもそれぞれに記載しています。
最近では、上原航路が欠航した際の船会社の対応が時刻表改定の度に変更されがちです。住民にとっても複雑なので、初めて西表島を訪れる方には難解に感じるでしょう。その点についても詳しく説明しているので、疑問が生じたらまずは当店のホームページをご確認ください。

 

★メールでのやり取りを大切に

数年前まではフリーダイヤル(電話)での問合せや予約をメインにしていましたが、現在は当店の公式サイトからお願いしています。

口頭の場合、どうしても言い間違い、聞き間違いが生じる可能性がありますが、WEBからのお手続きを主とすることによりヒューマンエラーを減らすことができるのです。

ただし、中には「スマホもパソコンも持ってないよ」というゲストもおられますので、そのような場合は今でもお電話でのお問合せもは続行中です。お気軽にご連絡くださいね。

 

★25年の実績で質の高いガイドを育成

一日の業務が終了すると、どんな状況であれスタッフ全員でミーティングをします。これは創業以来、25年間ずっと欠かさず続けてきたことです。

「ヒヤリハットはなかったか」
「ゲストはイメージ通り、もしくはイメージ以上に楽しめたか」

これらを常にガイド同士で情報共有することで、認識の確認もしくはズレの修正、安定したサービスの提供など、ガイドスキルの向上に繋がるのです。

<Tripadvisor> 当店レビュー

 

★個別のケースに対応

割と多く寄せられるお問合せが「年齢制限」についてです。当店のコースにはそれぞれ対象年齢を設けてあります。

あくまでも目安ですが、対象年齢より低い。もしくは高い場合はどうなの?といったご質問がありますが、これに対する完全な答えはありません。しかし、これまでの営業実績から、起こりうるリスクについてなるべく具体的に説明いたします。

同じツアーでも冬の寒い日に雨が降っている場合と夏の暑い日の場合では、心配される要素は変わってきます。
これらをゲストにご理解いただき、不安が取り除けたら対象年齢外でも予約をお受けすることは可能です。

対象年齢外のご参加はケースバイケース。手間と時間はかかりますが安全第一の観点からご了承お願いいたします。

 

★安全対策優良海域レジャー提供業者

当店は沖縄県公安委員会指定のマル優事業者です。

審査は公安委員会から委託を受けた警察官が行います。当店も年に一度、八重山署から立ち入りでの調査が入り、安全対策が基準を満たしているのかを第三者の目でチェックしてもらっています。

おかげさまで当店では2008年より継続してマル優事業者としての認定を受けております。
詳しくは下記のブログをご覧ください。
<ブログ> 当店は沖縄県公安委員会指定のマル優事業者です

 

【 変化を続ける 】

1999年の創業以来、「安心、安全の追求」の他に「ツアーの改良」もし続けています。
西表島に温泉があった頃は「アクティビティ&温泉コース」を開催したこともあります。他にもいくつものコースを作ってはヒットせず…。
そんな黒歴史も今では笑い話です(^^;

この数年で特に大きく変わったのが「早めのツアー開始」です。
オーバーツーリズムと言われ続けている西表島ですが、出発時間を早めることで賑わう前の静かなフィールドを堪能。半日コースはお昼前にツアーが終わることで、大混雑する前にランチを済ませることができるのです。

朝活ブームも相まってか、午前中をアクティブに過ごしたい方に特に好評です。「早めのツアー開始」がお店選びの参考となれば幸いです。
<ブログ> 当店が早めの出発にこだわる理由

 

【 最後に風車よりお願い 】

当店のツアーをご予約される際は、完全に不安が取り除けてからにしてくださいね。こちらも可能な限りの説明と提案をいたしますので。

しかし、西表島には現在130社以上ものアクティビティ業者があると言われています。もしかしたら当店では感じてしまう不安を、他所では容易に取り除くことができるかもしれません。

私どものスタンスは「ゲストが安心して楽しめる」と判断した場合は、ライバルであっても信用できるショップを紹介いたします。
これは当店とご縁をいただいた方にできる精一杯の対応だと考えております。

 <春休みは西表島> 3月のご予約はお早目に! 2024年2月8日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

全国的に寒い日が続いていますが、西表島でもそれなりの寒波を迎えています。

2月8日午後10時の気温は17.5℃。部屋では暖房を入れて過ごしています。ただ日没の時間は日ごとに遅くなり、春は確実に近づいているようです。

2月は観光シーズンではないため、のんびりした毎日を過ごしています。
しかし、3月はスケジュールがボチボチ埋まり始め、ちょっと忙しくなりそうです。当店のツアーをご検討されている皆さん、お早目のご予約をお願いします。

 

【 CM撮影協力 】

3月はある企業のCM撮影をほんの少しですが協力させていただくことになりました。
裏方の人たちをサポートする「裏方の裏方」の役割です笑
本当に良い作品を作っていただきたいので、撮影期間中はなるべく小回りが利くように準備をしておこうと思います。

 

【 試験、試験、試験! 】

といっても高校受験でも大学受験でもありません。

今後、特定観光資源に指定されているピナイサーラの滝やニシダ川のサンガラの滝などのエリアに立ち入る際には、竹富町のガイド免許だけでなく、さらに上級資格の登録引率者の資格が必要になります。

この制度はまさにこれから始まる新しい取り組みなので、試験の内容も不明な点が多いのですが、3月はこの資格を取得するための事前講習会に参加する必要があります。

そのため、ツアーを開催できない日が数日ありますことをご了承ください。

西表島フィールド利用の仕組み

立入規制25年3月開始へ(八重山毎日新聞より)

 

【 卒業旅行シーズン 】

2月下旬から大学生の卒業旅行シーズンが始まり、3月下旬は春休みでファミリー層の旅行が増えます。

ツアーは先着順で受け付けており、全てのコースは定員制です。3月はグループやファミリーでのご予約が多くなると、1日に2組、もしくは3組ほどしか対応できないことも考えられます。

「天気予報を見て、晴れそうならツアーに行ってみよっか (^^♪」

このノリだと、いざ予約しようと思ってもすでに満員…。何もできずに一日が終わってしまう可能性もあります。

「春休みは西表島!」という方は、飛行機も宿泊もレストランもツアーも早め早めのご予約をオススメします。また、当店のツアーに関してちょっとでも気になる点があればお気軽にお問合せくださいね!


 「寒むっ!」はトレッキングのベストシーズン? 2024年1月28日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

全国的に寒波に襲われた日本ですが、ここ西表島でも寒い日が続いています。
なんと数日前は朝の最低気温が12℃台に!
(((=_=)))ブルブル

雪国にお住まいの方にとっては「12℃!?あったかいじゃん!」と笑われるかもしれませんが、冬でも20℃前後の生活をしていると18℃を下回るだけで寒さが身に沁みます。

 

【 寒いとツアーは中止? 】

強い北風と曇り空、そして日中の最高気温も15℃前後…。じっとしていると風邪をひきそうなくらい寒いのですが、ツアーは通常開催をしています。
では、寒い日でもツアーを楽しむにはどうしたらいいのでしょう?

▼服装
基本的には重ね着で防寒対策をお願いします。
上はTシャツ、長そでシャツ、そして薄手のジャンパー。下はスパッツ、短パン。亜熱帯の真冬はこれでOKです。
ただしこの服装はカヌーやトレッキングなどの動き続けるアクティビティには有効ですが、魚釣りなどあまり動かない場合は身体は芯から冷えますので、もっと暖かい服装にしましょう。

▼手足を濡らさない
カヌーは水上で遊ぶアクティビティで、当店のメインはピナイサーラの滝へ行くツアーです。常に水に触れ合うチャンスはあるのですが、あまり手足を濡らさないことをお勧めします。
特にカヌー乗り降りの際は、ガイドがゲストの足がなるべく濡れないようにサポートします。シューズが濡れると足を冷やし続けてしまいますからね。
寒くてもゲストに楽しんでいただくため、ガイドは細かいところに気を遣っています。どうぞ安心してツアーにご参加ください。

▼疲れは夏の30%?
夏は冬と同じツアーでも暑さに参ってしまいます。充分な飲み物と紫外線対策、熱中症対策など、暑さからどう身体を守るかが重要です。
しかし、冬場は身体を動かすには最適です。汗もそれほど出ないので、ツアーが終わった後は爽快感さえあります。疲れは夏の30%ほどといったところでしょうか。
閑散期でフィールドも比較的に静かですので、最初から最後までリラックスした状態で過ごすことができます。

 

【 冬ならではの優しい日差し 】

冬場の西表島は晴れる日は少ないのですが、わずかな時間でも日差しがでると一瞬で雰囲気が変わります。のんびり過ごせるツアー進行の中、素敵な景色に出会いましょう。

 目標20億!観光業の未来はどうなるの? 2024年1月26日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

昨夜、竹富町が新たに導入しようとしている訪問税(仮称)についての住民説明会がありました。「訪問税って何?」という方、まずはこちらをご覧ください。

 

【 竹富町の説明を簡単にまとめると… 】

  • 竹富町は観光客のために毎年約10億円を税金から支出している(ゴミ、上下水道使用、道路整備、Wi-Fi整備)
  • 観光客が増えると支出も増えるが税収入は増えない
  • 今後、持続的な行政サービスをするには毎年20億円は必要
  • 竹富町の島々に入る観光客から1人あたり2,000円ほど徴収したい(年間観光客100万人×2,000円=20億円)

 

【 住民からの意見 】

  • 「2,000円は高い」という声が多い中「もっと強気でもいいのでは?」という方も
  • 進学で島を離れた子供も課税対象か?
  • 仕事や地域行事のため島に入る人も課税対象か?

などなど、様々な状況を想定した意見が挙げられました。
概ね、住民のほとんどは“竹富町の自主財源が乏しい”という現状を理解し、訪問税の導入については賛成の様子で反対意見は出ませんでした。

 

【 訪問税2,000円導入でどうなるの? 】

今回、指導的立場である税金学者の先生が作成された資料に以下の一文がありました。


このブログは当店が存続する限りネット上に残りますが、上記のご意見の答え合わせは導入された5年後くらいに分かると思います。制度の見直しが5年毎らしいので…

 

【 しゅうさんの疑問 】

“観光客が増えれば竹富町が支出するお金も増える”

その理屈はわかるのですが、では実際に観光客が増えるとどのくらい支出が増えるのか?
竹富町の回答は“観光客100万人は住民1,400人に匹敵”とのことです。

なぜなら、竹富町の見立てでは住民と観光客が町の予算を使用する割合は、住民67%、観光客33%と考えている。その算出根拠は観光客の総滞在時間と住民の総滞在時間から割り出している。とのことでした。

令和5年12月末の竹富町の人口は4,247人なので、その33%の約1,400人の観光客分を含めた予算を立てているそうです。観光客の総滞在時間をどのように測定したのかがよく分からないため、そもそもこの数字が正しいのかも分かりませんでした。

 

【 税金の使いみち、大丈夫? 】

“Wi-Fi整備に5年間で1億5,200万円”

これだけのお金を観光客分として使ったそうです。総額のうち33%でこの金額…ちょっと驚きでした。
竹富町のWi-Fiが使えるエリア

ちなみに令和3年の予算では観光客が排出するごみや排水の処理に4億4,700万を計上しました。
令和3年といえば西暦2021年。コロナ禍の影響で観光客が激減した年です。その年の入域者数は395,204人なので一人あたり1,131円。

竹富町が観光客一人当たりどのくらいの滞在として算出しているのか分かりませんが、私個人の実感としては、それほど多くゴミなどを排出しているイメージはありません。
竹富町入域客数

 

【 何でもかんでも観光客を理由にするのは反対 】

今回の説明会では、
「観光客が増えても行政サービスが追い付かない。町が持続的な発展をするには観光客にも一部(33%)を負担していただく必要がある。」
と繰り返し説明されていました。確かにその理屈は理解できます。

しかし、
「観光客が増えると竹富町の支出も増大する。しかし収入は一切増えない。」
と決めつけるのは反対です。

観光客が増えても竹富町の収入は一切増えないのでしょうか?

観光業者にとってたくさんの観光客が来島されることはありがたいことです。
観光業者が利益を出せば個人、法人からの住民税も増えます。島には多くのレンタカーが走っていますが多くは軽自動車で、軽自動車税は竹富町に納めています。観光業者が事務所を建てたら町に固定資産税を納めます。

それでも足りない支出はどうするか?
それを観光客に負担してもらうだけでなく、そもそも税金の無駄遣いはないのか?
そこも併せて検討してほしいです。

 

【 西表島世界遺産センター整備基本計画 】

竹富町は西表島に世界自然遺産センターなるものをつくる予定です。
西表島世界遺産センター整備基本計画

これをつくるには大きなお金が必要。完成したら維持費も必要。何十年か経って最終的に解体するにもお金が必要です。

竹富町は年間100万人の観光客が来ることを前提に様々な取り組みをしていますが、私は常日頃から観光業はそんなに甘くはないと思っています。元日の石川県での大地震を見て、あらためてその思いが強くなりました。

自主財源が増えたから箱物を増やし、できなかった新しいサービスをするという発想だけでなく、台風や地震などに備えた防災にも力を入れてほしいです。

特に台風時でも停電しない町になれば(最近は好天の日でもチョコチョコ停電しますが…)、住民も夏場に島を訪れる観光客もありがたいのではないでしょうか。

以上、しゅうさんの思う訪問税に関する報告でした。

 竹富町の訪問税(仮称)について考える 2024年1月22日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

ここ最近、西表島の観光業者では昨年から竹富町が始めようとしている「訪問税」について話をする機会が増えてきました。

内容はというと、石垣島から竹富町の島々にフェリーを利用する際に税金が徴収されるそうです。2024年3月の議会に条例案を提出する流れだとか…。

▼竹富町の訪問税に関するニュース
OTV沖縄テレビ
八重山毎日新聞

 

【 広島県「宮島」の場合 】

ちなみに全国では広島県にある日本三景の一つ、宮島でも「宮島訪問税」が導入されているそうです。
宮島訪問税の概要 廿日市市HPより

一回の訪問で税額は100円。これまで宮島へ行くためのフェリー代は往復で400円かかりましたが、訪問税100円の徴収が始まり500円となりました。

400円から500円へ。しゅうさん個人の感想としては、とてもリーズナブルで特に違和感は感じません。

 

【 我が町、竹富町の場合 】

今回、竹富町が検討している税額は2,000円です。

2024年1月現在、石垣島から一番近い竹富島までのフェリー代は往復で1,520円、一番遠い波照間島にいたっては7,830円かかります。
そこへ訪問税2,000円の徴収が実現すると、竹富島は3,520円、波照間島は9,830円も費用をかけなければ石垣島から往復できないのです。

これでは「石垣島に滞在しながら竹富町の島々をアイランドホッピングしよう!」という観光客は減ってしまうのではないでしょうか。石垣島に住んでいる方も気軽に離島へ遊びに行けなくなりそうです…。

そして、ここからは悪い予想ですが…

もしも訪問税の導入を石垣市も始めたら、竹富町の島々を訪ねるには石垣島を経由するしかないので2つの自治体に納税することになります。私たち竹富町民も石垣島へ通院や買い出しなどの所要で出かける度に税金を納めなければなりません。

まだ石垣市で訪問税を始めるという話は聞いていませんが、そのような状況にならないことを強く願います。

 

【 沖縄県「宿泊税」の導入を検討 】

ちなみに沖縄県では「宿泊税」の導入を検討しているそうです。
沖縄県が「宿泊税」導入へ 琉球新報より

コロナ禍前は竹富町の入域者数は年間100万人を超えていました。
現在、竹富町はコロナ禍以前の水準に戻る、さらにはコロナ禍以前よりもさらに観光客が増えてオーバーツーリズムになる可能性があることを前提に議論が進んでいるように思えます。

しかし、観光業を25年以上している身として思うことは“いい時もあれば悪い時もある”です。

観光業は政治や経済の影響を受けやすいし、特に沖縄は繁忙期に台風が何度も襲来するエリアです。一つの台風で売上が大きく下がるリスクを常に抱えています。このまま順調にコロナ禍前の賑わいを取り戻すのか…正直、疑問です。

 

【 買い手市場の西表島アクティビティ業界 】

現在、西表島にはアクティビティ関連の同業者が115社以上あります。
竹富町観光案内人事業者一覧

アクティビティ事業者は年々増加する一方です。今後、訪問税導入が原因で入域者数が減少した場合はかなり厳しい経営環境が予想されます。

訪問税についての条例は5年に一度見直しをするそうですが、5年間も様子を見るのは長すぎると思います。

 

【 竹富町が掲げる「責任ある観光」】

竹富町が発する竹富町観光振興基本計画の施策方針には、以下の4つの方針が掲げられています。

1)「責任ある観光」の構築
2)観光による経済波及効果の増幅
3)観光と、自然・暮らしとの両立の推進
4)観光の観点から見た町内全般の課題解決

竹富町観光振興基本計画

各島々では訪問税導入に向けての住民説明会が開催されつつあります。しゅうさんも必ず参加し、不安や疑問に思うことはどんどん質問していきたいと思います。

竹富町が掲げる施策方針が今後どこまで推進されるのか…。竹富町内外を問わず、多くの方々に注目していただけたらと思います。

 西表島に宿泊する準備 ~上原地区編~ 2024年1月19日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

西表島には様々な宿泊施設があります。その多くが小規模に運営をしているので、GWや夏休みシーズンは早い時期に予約で埋まっているということはよく聞く話です。

ただ一年のうち繁忙期と言える期間はとても短く、年間を通すと閑散期の方が長いのが現実ではないでしょうか。特に1月、2月は閑散期のピークと言える寂しい季節です。

今日はこの時期に西表島に宿泊を予定されている方に注意点をお知らせします。

 

【 宿の送迎サービス、ある?ない? 】

冬場は雨がよく降ります。

雨といってもザーザー降りの雨というよりは1時間に1㎜くらいの弱い雨です。そして、その雨は季節風の強い北よりの風の影響で横から降ってくるイメージです。強い北風は体感温度を下げるので、天気予報で表示される気温ほど暖かく感じないのが西表島の冬の特徴です。


今まさに西表島の上原港周辺の宿泊施設をご予約されている方、港から宿まではどのように向かいますか?
送迎サービスがあれば特に問題はありません。フェリーやバスの到着時刻を伝えておけば問題なくお迎えに来てくれるはずです。
しかし、もし送迎サービスがなかったら…。

上原港から徒歩数分の目的地であっても強い北風と雨の中を歩くと、恐らくずぶ濡れになります。
宿泊予定日の天気予報をチェックした上で、雨に振られそうであれば雨ガッパ、折りたたみ傘などの準備をしておくことをお勧めいたします。

→<気象庁> 石垣島地方の天気予報

→<気象庁> 雨雲レーダー

 

【 夜道対策 】

冬場は朝7時でも暗いです。
夜も19時を過ぎると真っ暗になります。

西表島には外灯がほとんど無いので、灯りを持たずに外出すると足元も見えないかもしれません。宿泊先で懐中電灯を貸し出していれば問題ありませんが、足元を確認しないまま夜道を歩くのは危険です。

しゅうさん自身、夜のウォーキングではヘッドライト&懐中電灯の二段構えで夜道対策をしていますよ。そうしなければハブがいても気づけなかったり、カエルやバッタ、カニなどの小さな生き物を踏んでしまう恐れがあるのです。

そして車を運転しているドライバーからも歩行者はよく見えないので、なるべく明るめのライトを用意しておきましょう。

 

【 お食事 】

宿泊施設の多くは食事の提供がありません。

一泊二食付きの宿なら問題ありませんが、素泊まりの場合「自炊設備はあるの?」「冷蔵庫の大きさは?」などチェックしておいたほうが良いでしょう。

そして上原港近くのスーパー川満(かわみつ)は朝7時からの営業で、開店直後であっても限られたお弁当やおにぎりしかありません。多くの商品は石垣島から朝の船便で送られ、スーパーの棚に並ぶのは11時前です。

マクドナルドや吉野家など無い島ですので、朝食の準備は西表島に入る前に石垣島で用意しておいたほうが無難です。

夜も食べるところを事前に考え、予約をとり、宿から遠いのであれば送迎サービスの手配もしておくことをおすすめします。ノープランでその日の夜を迎えると、行こうとしてたお店が臨時休業であったり、すでに予約で満席だったりで夕食難民になってしまうのでご注意ください。

お店によってはお支払いが現金のみの場合もあります。上原港周辺には金融機関もATMもありませんので、多少の現金も用意しておくと安心です。

 

【 洗濯 】

上原港周辺にコインランドリーはありません。

西表島に連泊をされる方は宿に洗濯機があるのかを確認しておくのがよいでしょう。

そして基本的に湿度の高い気候ですので、外に干してもなかなか乾きません。特に冬場は強い北風に雨が混じることがあるので、風の当たる場所に干すと逆に濡れてしまうこともあります。

西表島の宿を予約する際は、洗濯物はどうするのかも検討しておきましょう。

 

【 レンタカー 】

島で暮らしていると車は必須です。

冬場でも晴れればレンタサイクルやレンタルバイクも良いのですが、基本的には広い島内を移動するにはレンタカーがないとどこに行くのも大変です。

現在、西表島にはタクシーは走っておらず、公共の乗り物である路線バスは便数が少ないので島内を移動するにはレンタカーの利用をおすすめします。

西表島のレンタカー

→ <西表島交通株式会社> 西表島の路線バス

 

【 島内観光 】

西表島は沖縄本島に次いで県内で2番目に広い島です。

上原港周辺から由布島や西表野生生物保護センターへ行く場合、レンタカーがあれば問題ありません。出かける前には由布島の水牛車の出発時刻、西表野生生物保護センターの開館時間をチェックして効率よく観光しましょう。

ただし、レンタカーではなく路線バスの移動に頼ると、一日のほとんどがバスの待ち時間になってしまうのでご注意を。

亜熱帯植物楽園・由布島

西表野生生物保護センター

 

【 最後に宣伝です! 】

当店のマングローブカヌー体験&由布島コースは体力に自信のない方向けのツアーです。

一日で西表島の観光名所(カヌー体験、西表野生生物保護センター、由布島水牛車観光)を効率よく巡ることができ、トレッキング(山歩き)のない内容なので三世代ファミリーでもお気軽に参加できます。

「レンタカーは利用しないけど西表島観光を楽にしたい!」

そんなご希望を叶える充実コースとなっております。皆さまのご参加をお待ちしております!

 1月の西表島ってどんな感じ? 2024年1月14日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

2024年に入り、1月もあっという間に2週間が経ちました。
お正月モードもすっかり消えて西表島の上原港周辺でもほとんど人を見かけなくなりました。これから3月の春休みシーズンまで長い閑散期が続きます。

 

【 閑散期は何してるの?】

という質問をよく受けますが、実はツアーは毎日開催できるように心と体の準備はしています。
天気がパッとしない日が多いのも西表島の1月の特徴ですが、底冷えをするくらい寒いわけでもなく、外で身体を動かすにはちょうど良いくらいです。

お客様がいない日は朝食後、昼食後、夕食後としゅうさんは奥さんのやっちゃんとウォーキングに出かけていますよ。繁忙期の夏場を乗り切るには常に動ける身体にしておくことが大事です。

朝の散歩は朝焼けを楽しみ、昼の散歩は気分転換、そして夜の散歩は星空や野生生物の観察。
1回30分ほどの散歩ですが、日々、移り変わる西表島の自然を体感していると、ツアー中にお話しできるネタはどんどん増えていきます。
ただお客様がいないのが残念…( ;ㅿ; )

 

【 時間のある冬だからこそ出来ること 】

1月は翌日のツアーが入っていない不安の中で毎日、ホームページの更新やツアーの改良などをしていますが、6月下旬から開催予定のサガリバナツアーに関してはおかげ様で続々とご予約を頂いております。

おそらくGW前にはほぼ全日程で満席になると予想していますので「今年こそは西表島でサガリバナを観たい!」と思われている皆さんはお早目にご予約をお願いします。

寒さはこれからが本番ですが、一年で一番暑い時期に開花するサガリバナ。今年の夏は西表島のお花見カヌーでスタートしましょう!

夜明け前出発!サガリバナカヌーコース