西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 西表島の天然もずくを求めて! ~下見編~ 2014年3月21日


【 春の最重要イベント! 】

ここ西表島では海びらきも無事終わり、最高気温も25℃近くまで上がる季節になりました。三月ももうすぐで終わりですが、これからの楽しみの一つに「もずく採り」があります。
そう、本土の方にとっては酢の物でおなじみの「もずく」です。

春休みシーズンになると島は観光客でにぎわい、われわれ観光業も繁忙期を迎えますが、その忙しい合間をぬってでも行きたくなるのが「もずく採り」なんです!

春の恒例もずく採り

 

【 「もずく」とは…? 】

漢字では「藻付」と書くそうです。
海中で他の海藻類にくっ付くから「藻付く」になったとか。ただし、養殖生産されているオキナワモズクという種類は藻ではなく石にくっ付くそうです。

もずくについてちょっと調べてみたら面白いサイトを発見しました。「沖縄県もずく養殖業振興協議会」さんのHPで、もずくに関する様々な情報が掲載されています。

トップページにはもずくの養殖風景を空撮でとらえた写真が出てきます。まさに「海の畑」といった感じで「へぇー、もずくってこんな風に育てるのか!」と感心します。

他にも、もずくのCMやテーマソングのダウンロード、もずく大使の紹介など「クスッ」と小笑いしちゃうような情報も発信されています。
そして、沖縄県内の漁協ごとの水産加工品の紹介もされています。採りに行くのは難しいけど、もずくの美味しさを舌で知りたい方は参考にしてくださいね。

八重山漁協の商品もありました

沖縄県もずく養殖業振興協議会さんによりますと、本全国に流通しているもずくのほぼすべてが沖縄産だそうです。すごいですね!!

沖縄県もずく養殖業振興協議会

 

【 干潮時に浜辺へ行ってみると… 】

実は今日、もずくの生育具合をチェックしに行ってきました。

もずくは比較的、水深の浅いところに生えています。もし採り時であれば浜にはオジーやオバー、家族連れの島民が和気あいあいと腰をかがめてもずく採りを楽しみますが、この日は浜へ出るなり一目瞭然…誰もいません!

もずくがまだ生えていないことが容易に想像できます。

誰もいない浜辺をのんびり歩く…

しかし、せっかく来たのだから念のため海へ入ってみました。浜辺から歩くこと約100m…。あっ、ありました!もずくです!

遠浅の海を珊瑚でケガをしないよう慎重に歩きながら沖合に進むと、ちらほらともずくを発見。

生まれたての可愛らしいもずくちゃん

まだ新芽といったところで若いもずく達です。
このような新芽の細いもずくが好きという方もいますが、ごっそり採って狩猟本能を満たすようなもずくを採りを楽しみたい方にとっての収穫時期はもう少し先になりそうです。

フレッシュな美味しさの若いもずく

私の理想のもずく採りは、風の吹いていない小春日和の干潮時、ひざの辺りまで海水に浸かりながら水面を見下ろすと、いたる所にもずくがユラユラ…。まるでもずくの草原を歩いているかのような気分で、あとはひたすら採りまくるだけ。

はぁー、、想像しただけでワクワクします。しばらくしたら、再度もずくの様子を見に行こうと思います。

 

【 そして追記… 】

いよいよ待ちに待ったもずく採りに行ってきました!
詳しい様子は こちら をご覧ください。