西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 西表島の天然もずくを求めて! ~収穫編~ 2014年4月16日


◆夏のはじまり、4月の西表島

春休みの賑わいも過ぎ、4月の西表島はとても静かな毎日です。

海びらきの頃に比べると更に気温も上がり、夜はクーラーなしでは寝られない日も増えてきました。これから続く長い長い亜熱帯の夏の始まりです。10月までクーラーには壊れることなく頑張ってもらいます!

今の時期、沖縄は「うりずん」と呼ばれる季節を迎えています。澄み切った青空が広がり、湿度もそれほど高くないのでカラッとした初夏そのもの。間違いなく一年で一番過ごしやすい季節です。

なのに、なのに…。ゴールデンウィーク前だから?観光で来られる方は非常に少なく、もちろん風車も開店休業状態です。

 

◆でも、いいんです! Welcome 暇!

なぜなら、待ちに待った「もずく」のシーズン到来です!!ということで、今日はスタッフ総出で「もずく採り」に行ってきました。

もずく採りには最高のコンディション

場所は風車のホームである船浦湾。ちなみにここのもずくは他の場所に比べると成長の時期が少し遅いような気がします。
一か月前に下見へ行ってから、どれほど成長したのか楽しみにしながらカヌーで出発しました。

※一か月前の様子はこちら

防波堤の裏側に広がる青い海

 

◆もずく採りに一番大事なこと…

カヌーで漕ぐこと約15分でポイントに到着です。この日の干潮はお昼過ぎ。一番暑い時間帯で気温は27℃。水温もおそらく25℃以上あったと思います。

もずく採りにテクニックなどありません。一番大事なのは「マンパワー」です!
解放感あふれる広い海の真ん中で、黙々と淡々と何も考えず、ただひたすらもずくを採る。最高のストレス発散でテンションは上がるばかりです。

ちなみに、もずくは海の中をのぞいたらすぐにわかります。海藻や珊瑚の破片などにくっ付いて、ユラユラ~っと、ゆる~い感じに揺れています。

揺れる海面の奥に生えるもずくを掴みとります

コレというもずくを掴みとり、砂や水草、紛れ込んでしまったカニなどを取り除いてからザルや洗濯ネットに入れます。

ひとすくいでこの位採れたら上等!

居酒屋ならこれで500円!?

 ある程度採ったらしっかり水分を切り大きなタライやバケツに移します。とにかく、食べる時の事を考えながら、採る時点でゴミを取り除くのがポイントです。

 

◆二番目に大事なこと…

もずく採りを始めてから30分、二番目に大事な「根気」に問題が発生しました!
もずくを採る時の姿勢、いわゆる「中腰」に耐えれなくなってきたのです。「腰が痛くては戦はできぬ」という言葉は聞いたことがありませんが、まさにそんな感じです。

中腰の作業が続きます…

一気に収穫のペースが落ち、さらには徐々に潮が満ちはじめ…。最初ひざ下だった水位は、あれよあれよという間に太ももまで上がってしまいました。

ちびっ子はそろそろカヌーへ避難

タライ2杯分が今日の目標でしたが、1杯にも満たず泣く泣く半分で終了…チーン!

 

◆車に載せるまでがもずく採り

タライを載せたまま、のんびりカヌーを漕いで港へ戻ります。港へ着いたら目の前に車があるので載せるのは簡単です。

ちなみに歩いて来た場合は、海から浜辺まで、えっちらおっちら手で運んでから駐車場に置いてある車まで運ばなければなりません。非常に大変な作業でヘトヘトになります。タライ半分のもずくでさえ、大人の男性一人では持てない重さなのです。

これだけでも10キロ以上はありました

もずく採りは本当に楽しいのですが、採った後の事も考えながら量を調整しないと後で大変な目に遭うのです。

 

◆もずくの塩漬け

持ち帰ったもずくは長期保存できるよう、早速、塩漬けにします。海で採ったままのもずくを冷凍庫で保存するご家庭もあるそうですが、私の周りでは塩漬け派が多いかもしれません。それを証拠に、この時期、西表島のスーパーでは塩が品薄になることがあります。

塩の分量ですが、人それぞれレシピがあるようで、もずくの分量に対して10%という方もいれば30%という方もいます。その辺は曖昧なので風車でもその年の気分によって適当に処理しています。要するに正解はあってないようなものですね。

 

◆贈り物に最適!もずくの塩漬けの作り方 ~風車編~

1. 迷うことなく豪快に塩を投入

今回はタライ半分に対し塩3kgを使用しました。

毎年お世話になる定番「ヨネマース」

どんどん塩を入れます

塩の塊をつぶしながら大きく両手でかき混ぜます。

冷たくてヌルヌルした感触が気持ちいい!

ほどなくすると、もずくの水分がジワジワと染み出て、取り除けなかった海藻や水草などのゴミが浮き上がってきます。丁寧にゴミを取り除いたらザルへ移します。

 

2. グルグルしてヌメリを取る

ザルに入ったもずくを手でグルグルかき混ぜます。大の大人が一心不乱にザルをグルグルしている光景は不気味ですが、こうすることで余分なヌメリがどんどん下へ落ちていきます。残ったゴミはさらに取り除きます。

最後のゴミ取りなので真剣に…

 

3. ビニール袋に小分けする

グルグルが完了してきれいになったもずくを袋詰めしていきます。一袋に800gほど入れ、なるべく空気を抜いてから口をギュッとしばります。そして、念のためもう一度ビニール袋に入れたら「西表島産天然もずくの塩漬け」の完成です!

今回は20袋の塩漬けが完成しました

直射日光のあたらない場所であれば、常温でも約1年は保存可能といわれている塩漬けもずくですが、なるべく早めに消費するようにしています。やはり生ものですからね。

 

◆ぜひ春も西表島へお越しください

沖縄といえば夏のイメージですが、春にもこんな楽しみ方があるのをお分かりいただけましたか?

私も移住するまでは「もずく」の事なんて深く考えたことがありませんでした。ましてや全国消費量の99%が沖縄県産だったとは驚きです。

もし、みなさんが春に沖縄を旅行する機会がありましたら、ぜひ「もずく採り」も体験してほしいと思います。