沖縄病について 2014年7月19日
【 沖縄病とは 】
みなさん沖縄病という病があるのをご存知ですか?
沖縄を旅した方が感染しやすく、病院へ行っても専門の医者や特効薬はありません。沖縄旅行の最中に感染し、潜伏期間は帰りの飛行機の中と考えられています。
発症の仕方には個人差があり、一週間から一ヶ月ほどかけてジワジワ発症する方もいれば、早い方で帰宅と同時に発症した例もあるそうです。
どうしたら治るのか…。現代の医学をもってしても未だ解明されない難病です。
【 主な症状 】
主な症状として 「沖縄のことがもっと知りたくなる」 「また沖縄に行きたくなる、というより帰りたくなる」 「なんでも沖縄びいきになってしまう」 などがあります。
とにかく沖縄のことが頭から離れず、症状が進行すると仕事中も空を見つめ、沖縄のことばかり考え胸が締め付けられます。同じような病気に「恋わずらい」があります。
気づけば、壁にはJTAのポスターもしくはカレンダー、携帯の待ち受け画面は沖縄の風景、砂糖は白から黒になり、箸は赤と黄のツートンカラーを愛用、などなど…。挙げればきりがないほど身の回りが沖縄化するのです。
また、天気予報は画面の左上を見てしまうといった症例も報告されています。
沖縄病にかかった方におおよそ共通する点は沖縄旅行のリピーターになることです。そして、最終的には移住してしまう重症患者も多いようです。
沖縄病をさらに分類すると「八重山病」「西表病」など、感染した場所によって病名は異なりますが症状はすべて同じです。
【 沖縄病になったら 】
もし、あなたが沖縄病になってしまったら、末永く上手に病気と付き合っていきましょう。治療のため一年に何度も沖縄に、しかも離島の西表島まで通い詰める患者さんもいますが、それはかなりの末期症状と考えられます。
ほとんどの患者さんは普段の仕事や生活があり、なかなか簡単には何度も沖縄まで来ることはできません。では、普段の生活を送りながらどうやって治療すればよいのか…。
簡単にできる治療法としては 「沖縄料理店へ行く」 「三線(サンシン)教室へ通う」 「沖縄出身アーティストの曲を聴く」 などが効果的かと思います。
【 沖縄病の処方箋 】
まずは、最寄りの駅や通勤途中に沖縄料理店があれば行ってみましょう。行けば必ずといっていいほど沖縄ソングや沖縄民謡が流れています。昼は三線教室、夜は居酒屋と2つの顔をもつお店もあります。
そして、気に入ったお店を見つけたら何度か通ってお店のマスター(おそらく沖縄出身者)に話しかけてみましょう。マスターに顔を覚えてもらえた頃には周りの常連さんとも顔馴染みになり、沖縄トークに花を咲かせることができるでしょう。
美味しい沖縄料理を食べながら「私は本島派よ」とか「やっぱ宮古でしょ!」とか「いやいや、八重山が一番だよ」などと話しているうちに「お店」も「お店の人」も、そして「お店に集まる人々」も好きになっていきグングン治癒されます。
●東京都府中市にある沖縄料理店 → 居酒屋・海人
【 それでも治らなかったら… 】
普段の生活に「これでもか!」と限界まで沖縄テイストを取り入れても症状が治まらない方に残された治療は、もはや沖縄移住しかないでしょう。
その最終治療を行うには「今の生活を変える(捨てる)」「周囲への説得」「沖縄での就職活動」など、いくつもの高いハードルをクリアしなければなりません。しかし、劇的な治療効果が期待できると思いますので、沖縄病で真剣にお悩みの方はご参考ください。
カヌーツアーの落とし穴…忘れ物にご注意を! 2014年7月16日
【 最後の最後にハプニング!? 】
風車のカヌーツアーに参加して楽しい思い出をいっぱい作るはずが、最後の最後にドラマ「ルーズヴェルトゲーム」のような逆転劇に見舞われ、ブルーな気持ちで西表島を去る…。
なんてことがたまにあります。それは何かと言いますと…そうです忘れ物です。
【 カヌーツアー開始前の忘れ物 】
風車ではカヌーツアーへ出発する前に一度ご来店いただき、レンタルシューズのフィッティングやツアーに関する注意事項の説明など事前準備を行います。
その際、ほとんどのお客様が日焼け止めを塗るのですが、たまに机の上に置き忘れてカヌーツアーへ出発してしまう場合があります。
とても日差しの強い中カヌーを漕いだり滝つぼで遊ぶので、ツアー中は日焼け止めの塗り直しが必要になります。出発前には必ず荷物を確認して日焼け止めを持って出かけましょう。
【 カヌーツアー中の忘れ物 】
ランチタイムや休憩中にサングラスや帽子を岩の上や木にぶら下げておいたのを忘れて出発…なんて事もたまにあります。
よほど目立つ色や大きさでないと自然に調和してしまい、見ているつもりでも気づかなくなっている可能性があります。なるべく荷物は一か所にまとめ、グループでの参加なら皆で決めた場所に置くようにしましょう。
【 カヌーツアー終了後の忘れ物 】
風車ではお客様にビーチサンダルをご用意しております。ツアー終了後は用意しておいた水で足を洗ってもらい、乾くまでの間、一時的に利用してもらうためのサンダルです。
実はこのサンダル、石垣島のダイソー(100円ショップ)で購入したのですが、たまに108円のサンダルを履いたまま帰ってしまう方がいます。
お客様が帰った後にポツンと残る新品のサンダル…。そんな光景がたまに見られます。
【 貴重品はロッカーに!それでも…最大のピンチ!! 】
カヌーツアー出発前にはお客様の貴重品は貴重品専用ロッカーに保管してもらいます。そして、ツアーが終わったらお店へ戻ってシャワーを浴び、帰り支度を整え石垣島やホテルへ帰ります。
この間、ロッカーに保管していた財布や携帯電話の存在をすっかり忘れてしまったら…どんな事になるのか想像がつきますよね。
お客様も私たちもかなり焦ります!(汗
石垣行きの船が出発するまでのタイムリミットもありますし、楽しい思い出が吹っ飛ぶほどバタバタすること間違いなしです。万が一、タオルやドリンクを忘れることがあったとしても、貴重品の忘れ物だけはしないよう十分気を付けましょう!
【 あわてずにお電話ください 】
慣れないカヌーツアーが終わる頃には疲れもあってか、これまで様々な忘れ物がありました。
シャワー室には水着や時計や高級ブランドの石鹸、机の上にはホテルの部屋やレンタカーの鍵、リュックサックの中には日焼け止め。楽しい思い出を写したカメラを忘れて帰られた方もいました。
もしも「あっ!○○が無い!忘れたかも…」となっても、お店や送迎車に置き忘れたとしたらほぼ100%見つかりますので、慌てずにまずはお電話ください。
それと行き帰りの船中で携帯電話を落とす方も多いのでご注意くださいね。
マングローブカヌー&滝あそびいっぱいツアーについて 2014年7月15日
夏休み期間中に大好評のマングローブカヌー&滝あそびいっぱいツアーですが、7月下旬からのご予約が取りにくい状況となっており、大変ご迷惑をおかけしております。
【 どうして人気なの? 】
このコースは未就学児(4歳以上)から小学3年生くらいのお子様に一番楽しんでもらえるツアー内容となっています。参加される方はファミリー限定とし、通常、ガイド1名につき2組のご家族をご案内しています。
同じ年頃のおともだちも一緒にツアーへ参加している場合が多く、年上のニーニーやネーネーには年下のちびっ子を気遣って面倒をみてくれる優しさが見られます。
また、ちびっ子にはニーニーやネーネーに負けじとカヌーを漕いだりトレッキングを張り切り、ツアー中にたくましく、たのもしくなる成長を見ることができます。
お子さんにとってはただの遊びかもしれませんが、西表島のジャングルで遊ぶ過程で生まれるお子さんの変化は、パパやママだけでなく、私たちガイドにとっても大きな歓びです。
【 夏休み期間中にもっとツアーを楽しむコツ 】
●石垣島から日帰りでツアーにご参加の方
ツアー当日の朝はご宿泊先から石垣港へは出来るだけ早く行き、早めに船のチケットを買い、早めに乗船しましょう。
船の座席は三人掛けです。出航ギリギリに乗船すると座席は離れた場所に1つずつしか空いていない場合が多く、ご家族がバラバラに座らなければなりません。
船のチケットを購入する際、目的の船が何番の桟橋へ入るかあらかじめ調べておきましょう。船が桟橋へ入る前から並んで乗船すれば、みんな一緒の(近くの)席に座れます。石垣島を出発する瞬間から楽しい家族旅行が始まりますよ。
●着替えは一枚多く持ってツアーへ参加
通常、滝つぼで泳いだ後はタオルで軽く体を拭いて、その後も同じ服装でツアー終了まで過ごします。しかし、小さな体のちびっ子は暑くなるのが早いけど冷えるのもとても早いものです。
滝つぼで遊んだ後は乾いた服に着替え、濡れた服による「冷え」を防止ししょう。せっかくの家族旅行なのに風邪をひかせたら可哀想ですもんね。
●お子さま用サングラスも持参
強い日差しを防ぐための帽子は必須アイテムですが、サングラスがあれば尚よろしいかと思います。
西表島の日差しは予想以上に強く、水面からの照り返しもとても厳しいのです。大人よりも目線が下にあるちびっ子の目はとてもとても疲れやすくなります。
以前、私たち夫婦だけサングラスをかけて娘は裸眼のまま一日カヌーを楽しんだことがあります。夕方、お店に戻ってから娘の顔を覗き込むと、目が真っ赤に充血して、これは可哀想な事をしたな…と強く反省したことがあります。
大事な目の負担を少なくする意味でもお子さま専用のサングラスがあればぜひご持参くださいね。
【 パパもママも楽しんで! 】
お子さまの楽しむ姿が見たくてこのツアーに参加されるご家族が多いと思いますが、滝つぼでの水遊びはパパもママも童心に返って子供のように遊んでください。
特に、お子さまよりより先にパパやママが水に入り、水温や深さがご自分の子供にとって大丈夫かな?とチェックしてみてください。
そして、パパやママが率先して滝つぼに飛び込むと、後に続くお子さんも頑張って飛び込む勇気が湧いてきます。
最初はためらうかもしれませんが、パパとママが楽しそうに遊ぶ様子を見ると安心感が生まれ、未就学児のちびっ子でもチャレンジ精神が湧き上がってくるのです。
最初のうちは、おそるおそる滝つぼに入っていたちびっ子達ですが、しばらく経つと…
パパ) そろそろ上がるよ~
ちびっ子) やだっ!もっとあそぶのぉー!!
といったイヤイヤ状態になります。
成長を感じられる幸せの瞬間ですが、唇が紫色になる前にはイヤイヤでも水から上がってもらいましょうね。
【 写真を撮ります、送ります 】
風車では、ご家族でカヌー漕いでいる時や滝つぼで遊んでいる姿をガイドが写真撮影しています。撮った写真は後日メールで送りますので楽しみにお待ちくださいね。
西表島での思い出を来年の年賀状にぜひぜひご利用ください!
西表島の夏の風物詩 2014年7月14日
【 夏の夜に咲いて朝に散るサガリバナ 】
今の季節、カヌーを漕いでいると川にはたくさんのサガリバナが浮かんでる光景を目にします。うっすら漂う甘い残り香がツアーに参加されたお客様や私たちガイドの心をなごませてくれます。
夜に咲いて朝には散ってしまうサガリバナ。そんな儚い姿を見ていると、鴨長明ではありませんが無常観に浸ってしまいます。
サガリバナは一夜限りの美しい花ですが、西表島には一日限りの花もあります。それが夏の朝に咲くオオハマボウです。
川面に浮かぶ白とピンクのサガリバナと川岸に生える黄色のオオハマボウの花を眺めながらカヌーを漕ぐ…そんなツアーが楽しめるのは西表島でも真夏の朝ならではです。
そしてツアーが終盤にさしかかる夕方頃、朝には黄色だったオオハマボウの花がオレンジ色に変わり、また川に浮かんでいます。なんとも風情のある花たちの演出ですね。
ちなみに沖縄ではオオハマボウのことをゆうなと呼んでいます。淡い黄色の花びらが可憐なこの花は、秋篠宮佳子さまの「お印」にも使われているそうです。
気象特別警発表!台風第8号(ノグリー) 2014年7月9日
【 いきなりスゴイのやって来た! 】
テレビやインターネットのニュースで大騒ぎの台風8号。
沖縄地方への接近時には気圧が910hPa(ヘクトパスカル)まで下がると予想され、今年最初の台風接近に「まだ7月なのにスゴイの来ちゃったなぁ…」というのが率直な感想でした。
さて、この「910hPa」という数値ですが、台風の勢力を示す単位のうちの一つである台風の中心気圧を表します。沖縄で暮らすほとんどの方がこの中心気圧の数値によって、接近してくる台風の強さをイメージするのです。
【 気象特別警報! 】
台風8号の接近にともない、気象庁では宮古島地方と沖縄本島地方に暴風、波浪、高潮による気象特別警報を発表しました。
気象庁による特別警報システムの開始以来、台風による発令が今回初めてという事情もあって非常に大きなニュースになりましたね。特別警報の定義を調べてみましたが、簡単に言うと「数十年に一度しかないような気象状況」をイメージしているそうです。
【 平成15年台風第14号 】
今回の台風8号は確かに特別警報レベルの脅威で沖縄へ近づいてきました。
しかし、この台風8号よりも更に勢力の強い台風が南西諸島へ接近して宮古島を直撃したことがあります。平成15年9月に発生した台風14号です。
→ 平成15年台風第14号 (Wikipediaより)
当時のことは私も強く記憶に残っています。宮古島内の電柱約850本が暴風によってなぎ倒されてしまうほどの凄まじい勢力を持った台風でした。
時速も10キロほどのノロノロ台風だったので暴風域に入っている時間も長かったと思われます。島民の方々は本当に不安な時間を過されたことでしょう。
この台風14号は最大瞬間風速74.1m/sを記録し、歴代7位の強さの暴風だったようです。ちなみに最大瞬間風速の歴代1~10位の中に宮古島は1, 3, 7位と3つもランクインしています。
宮古島には大きな山が無く平坦な地形なので暴風の影響を受けやすいのかもしれませんね。
【 風車式台風対策について 】
今回、八重山地方も暴風域に入る可能性があったので、風車では台風が接近する前日に台風対策をしました。台風対策とは、台風が接近した際の暴風雨による被害を最小限にするための準備です。
1. 防風戸と呼ばれる木戸を閉める
暴風によって折れた木の枝やはがれたトタンなどが飛んできても窓ガラスが割れないように木戸を閉めます。防風戸の無い家はネットを張ることもあります。
2. 車を避難する
最大瞬間風速が60~70m/s前後になると車がひっくり返ることがあります。なるべく風の当たらない場所に車を密集させて駐車します。
3. カヌーを屋内へ片づける
自動車がひっくり返るくらいの暴風だとカヌーは簡単に飛んでいきます。そんな恐ろしい光景は見たくないので、しっかり屋内へ移動します。また、屋内へ入り切らなかったカヌーには重石代わりの水をたっぷり入れて飛ばないようにしておきます。
4. テレビのアンテナを外す
台風一過にアンテナが行方不明…なんて悲しすぎます。ご近所にも迷惑がかかるので台風の度に取り外して屋内へ保管します。
5. 屋外の洗濯機も忘れずに
忘れてはいけないのが外に置いてある洗濯機です。正確には洗濯機の「ふた」です。
暴風によってふたが「バッタン、バッタン、バリバリーー!!」とはがれて飛んで行っては困ります。そうならない為にもふたをガムテープでしっかり固定します。
6. 飛びそうな物は全て屋内へ
家の周りを歩きながら、しまい忘れたり飛びそうな物がないかパトロールします。ちなみに、台風が来た時の状況を予測して風車のポストはあらかじめ取り外しできるように設置してあります。
要するに、風で飛ばされそうな物はすべて屋内へ避難させるという訳です。
【 台風時になくてはならない相棒。そいつの名は… 】
赤いボディーに頼れるパワー。そんでもって信頼のHONDAエンジン搭載。答えは「発電機」です!
西表島の台風に停電は付き物ですが、いざ停電しても発電機があれば冷蔵庫や冷凍庫の中身をしっかり守ることができ、クーラーの効いた部屋で快適に過ごすこともできるのです。
テレビはアンテナを外しているので映りませんが、インターネットで一番気になる台風情報を確認することもできます。
【 スマホも必需品に 】
もしも停電したら発電機でADSLのモデムを動かせばインターネットができます。しかし、暴風雨の影響で電話回線が不通になることもよくあります。
そんな時、役に立つのがスマホの「テザリング」機能です。平成26年7月現在、西表島は未だFOMAなので通信速度は遅いのですが、メールチェックくらいはできるので安心です。
【 やっぱり基本は懐中電灯! 】
何度も大きな台風を迎える度に風車の台風対策の精度はかなり向上してきました。しかし、いつ停電が起きるのか予測するのはなかなか難しい面があります。
真夜中に停電になっても慌てないよう、家中のいたる所にありったけの懐中電灯を配置しておきます。いざ停電になってもバタバタ慌てることの無いよう準備しておくのは基本中の基本です。
【 備えあれば憂いなし 】
今回の台風8号と同レベルの台風は毎年沖縄地方へ接近したり上陸していますが、いつ何時自然災害に見舞われたとしても、出来る限りの備えをしておけばいざという時に慌てなくて済みます。
ここで挙げた物以外にも水や食料、キャンプ用品、などなど、風車では普段からたくさんの物資をストックしています。
備えあれば憂いなし! 日頃から防災の意識を持って西表島生活を楽しみたいですね。
ピナイサーラの滝、滝うえからの絶景! 2014年7月7日
【 50分のジャングルトレッキング! 】
これまで幾度となくお伝えしたきましたが、ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)ツアーの最大の目的は、なんといっても滝上からの絶景です。
突き抜けるような快晴の多い夏場は、海の色も空の色も冬場に比べると格段の美しさを見せてくれます。
これはこの時期に西表島を訪れた方の特権でもあるのですが、この絶景を見るためには蒸し暑いジャングルの中、山登りをしなくてはならないので結構ハードです。
蒸し暑いジャングルの中は風がほとんど当たりません。トレッキングルートが夏の南風が当たりにくい北側にあるので、歩いている最中はほぼ無風状態。歩く距離の長さよりも暑さに参ってしまいます。
【 そんな環境でもガイドは頑張ってます! 】
風車のガイドは約20キロのリュックサックを担いで山を登ります。よくお客様から「そのリュックすごく重たそうだけど何が入ってるの?」と聞かれますが、今日はその質問にお答えしたいと思います。
どんなに蒸し暑い日でもガイドが一生懸命担ぐ大きくて重たいリュックサック。そのリュックの中身とは…?
風車のツアーへ参加してくださったお客様への「想い」です。「想い」がギッシリ詰まっているので「重い」のです。冗談のようで本当なんですよ。すべては、滝上から望む絶景を眺めながらのランチタイムをご提供したい!という一心。そんな強い想いを抱きながら今日も山を登るのです。
【 ガイドの想いとは… 】
約50分のジャングルトレッキンングでは息も上がって汗びっしょりになりますが、山を登りきると滝上からの絶景に心身ともに癒されるのです。まさに頑張った方だけに与えられるご褒美ですね!
記念写真を撮った後、お客様は木陰で休んだり川で水浴びしたりと休憩タイムに入ります。
しかし、ガイドにはここからとても重要な仕事があります。それは、お客様のお腹を満たすための「わくわくランチ」の調理開始です!
【 わくわくランチとは? 】
それではここで風車特製わくわくランチをご紹介します。
まずは、朝7時からスタッフ総出でにぎった「おにぎり」。そして「八重山そば」。そばに入っているお肉(三枚肉)は風車特製です。
ガイドが背負っていたリュックサックの中には、どんぶり、お箸、水、鍋、ガスコンロ、調味料、などなど…食材と調理器具がギッシリなのでした。
滝上の絶景ポイントで美味しい物を食べていただきたい。お客様の驚きと喜びの顔が見たい。それがガイドの想いです。昼間にしっかりカロリーを消費して夜に美味しいビールを飲みたい!という個人的な想いもありますが…(^-^;
そうそう、完食する前にお腹いっぱいになってしまったら残しても大丈夫ですよ。専用の容器をガイドが持参しているので、生ごみとしてしっかり持ち帰ります。ご安心を!
ちなみに風車特製わくわくランチの美味しさの秘密については以前のブログをご覧ください。
【 ここでアドバイス 】
絶景が魅力のピナイサーラの滝(滝うえ&滝つぼ)ツアーですが、夏場(7月~9月)のジャングルトレッキングや山登りは本当に暑さが厳しくハードなのが現実です。それでもピナイサーラの滝の完全制覇にこだわる方は、ぜひピナイサーラの滝(滝うえ&滝つぼ)ツアーへご参加ください。
少しでも涼しく外遊びをマンキツしたい方にはマングローブカヌー&キャニオニング体験ツアーをお勧めしますよ!
7月~9月開催のツアーについてお知らせ 2014年7月6日
【 ツアーの所要時間が長くなります 】
暑い季節は滝つぼで遊ぶ時間がどうしても長くなるので、風車では7月~9月に開催するほとんどのツアーの開始時刻を一時間ほど早めています。
6月末までは石垣島を8時30分に出発する上原港行きの船に乗って西表島へ来てもらっていましたが、7月1日から9月30日の夏季は石垣島を7時40分に出発する上原港行きにご乗船ください。
上原港では風車のスタッフが看板をもってお客様の到着をお待ちしてます!
出発時間が早くなって朝の準備が大変かもしれませんが、その分、滝つぼで遊ぶ時間を多めにとることができます。記念撮影もじっくり時間をかけてポージングできますよ。
また、他のショップに比べて早めにツアーへ出発することで、静寂に包まれたマングローブカヌーや滝つぼ遊びが満喫できるのです。
【 ファミリー向けツアーはこれまで通りの8時30分発上原港行き 】
7月~9月の大人向けツアーの開始時間は早めの出発になりますが、ファミリー向けプランのマングローブカヌー&滝あそびいっぱいツアーに関しては、これまで通り石垣島を8時30分に出発する上原港行きに乗船していただきます。
小さなお子様が主役のプランですので、このツアーに限っては出発時間を早める事はしていません。だからといって滝つぼで遊ぶ時間が少ないわけでもありません。のんびり進行するツアーなので、カヌーも水遊びもたっぷり楽しめますよ。ご安心くださいね!
【 帰りは何時の船で帰れるの? 】
通常通りツアーが進行されれば、西表島の上原港を16時40分に出発する船に乗っていただきます。石垣島に到着するのは5時半頃になります。
しかし、お客様のペースによってツアーの進行状況が遅かったり、お帰り前のシャワー室が混み合って帰り支度に時間がかかった場合は、17時10分発の船になる事もたまにあります。その際の石垣島への到着は18時頃になります。
【 遊びたい事いっぱいの八重山の夏ですが… 】
一年で最も八重山の夏を満喫できるのが7月です。海、山、川、ジャングルといった大自然だけでなく、トロピカルフルーツや島料理、島酒も格別に美味しく、まさに八重山の魅力をすべて楽しめる季節です。
とはいえ、ある程度の注意をもって旅を楽しむことをお勧めします。
・ 日焼け止めを必ず塗ってアウトドアを楽しむ → 怠ると火傷する恐れあり
・ 帽子を必ずかぶる → 熱中症予防
・ サングラスをかける → 日射しの強さにビックリ
・ 喉が渇く前に水分補給をこまめに行う → こちらも熱中症予防
・ お酒の飲みすぎに注意する → 翌日、元気に楽しく遊ぶため
・ 早寝早起きして朝食をしっかり食べる → そして、しっかり出す
最後の2つの項目、楽しい旅行中はちょっと難しいかな?しかし、暴飲暴食や睡眠不足は船酔いの原因にもなるので、石垣島から来られる方は特にご注意くださいね!
【 風車のカヌーツアーへ参加する際の持ち物 】
カヌーツアーへ参加されるお客様は、帽子、タオル、日焼け止め、お着替え一式(下着も)を必ずお持ちください。あと、お持ちの方はサングラスもあると便利ですよ!
西表島の新しい観光スポット誕生! 2014年7月5日
【 夕陽が素晴らしい! 新名所ができました 】
今日は、最近、西表島に新しく完成した観光スポットについてお話します。
西表島の西部地区、住吉集落のうなりざきにある現在整備中の公園です。コバルトブルーに輝く大海原が一望でき、一日の終わりには素晴らしい夕陽を眺めることができるのです。
以前は古びた大きな廃墟があって近づきがたい雰囲気でしたが、今ではすっかり整備が進んで二階建ての展望台も完成。西表島の新名所となる素敵な公園に生まれ変わりました。
この公園の正式名称はまだよく分かりませんが、風車では「うなりざき公園」と呼んでいます。
【 絶景を独り占め! 】
先日、仕事が早く終わったので久しぶりに夕陽を見に行ってきました。
到着時刻は午後7時20分。日中に比べるとだいぶ気温が下がり、夕食後のお散歩には心地よい風が吹いていました。まだあまり紹介されていない公園だから(?)私たち家族の他には誰もいません。
日没まであと20分。沈みかけた太陽に照らされた海は昼間の西表ブルーとは打って変わり、黄金色に輝く感動の美しさです。こんな絶景を独り占め(一家族占め?)できるなんて、最高に贅沢な時間を過ごしました。
【 人気観光スポット間違いなし! 】
私たちが写真を撮り終えた頃、地元の方や観光で来られた方たちがチラホラやってきました。みなさん歩きながらも視線は海へ…。やはりお目当ては夕陽のようです。
この公園、何段階かの工事を経て最終的には石垣島のバンナ公園の様になるとかならないとか…。そんな噂を聞いたので完成がとても楽しみです。あくまでも噂ですが(^-^;
これから西表島の新名所になる観光スポットです。西表島にお越しの際はぜひお訪ねくださいね。
※ご注意
まだ整備中のため公園の入口では見通しの悪い狭い道路が続きます。徒歩で訪れる方も通るので人間が歩くほどの低速で徐行運転しましょう。
7月の西表島ってどんな感じ? 2014年7月1日
【 一年でもっとも西表島が輝く7月がやってきた! 】
突き抜けるほど青い夏空、メロンソーダ色に染まる海、生き物が活気づく亜熱帯ジャングル。誰もがプロカメラマン(?)になれるほど最高の景色が広がる季節です。
【 パインとマンゴーが旬を迎えます! 】
目にも鮮やかな西表島の7月ですが、食べておいしいトロピカルフルーツも収穫の時期を迎えます。島内のスーパーや無人売店には、大人気のパインやマンゴがズラリと並びます。
今の時期、観光で西表島へ訪れる方はラッキーですよ!
島内にいくつもある無人売店を見かけたら、何が売られているかチェックしてください。旬のフルーツがビックリ価格(もちろん格安)で販売されているかもしれません。お土産に悩んだら格安ゲットしたフルーツを段ボールにいっぱい詰めて送ってみるのも良いですよ。
トロピカルフルーツではないけど、西表島ではスイカを作っている方もいるんですよ。風車の近所のオバアが育てたスイカはとっても甘くて人気があります。
フルーツの他に夏野菜もありました。これ何だかわかります?
答えは「ヘチマ」です。
小学生の頃、理科の授業でヘチマを栽培しましたよね。当時は大きく育った「実」は干して繊維だけを残し、ヘチマタワシにしたものです。
しかし、沖縄でヘチマと言えば食べるための野菜なんです。
皮をむいたヘチマを1センチ幅にザクザク切ります。切ったものを豚肉、ニンジン、玉ねぎなどと一緒に油で炒めたら、酒、味噌、砂糖を入れて味噌炒めにします。独特の香りと食感がクセになるヘチマの味噌炒めですが、ヘチマの実には柔らかい白い種がたくさん入っていて、それもまたプチプチして美味しいのです。
ちなみに沖縄ではヘチマの味噌炒めのことを、方言で「ナーベラチャンプルー」といいます。沖縄の夏を代表する味の一つです。
【 星空が素晴らしい! 】
西表島や石垣島へ観光で訪れたら、滞在中の「月の出」と「月の入」の時間をチェックしてみましょう。
→ 西表島の海の天気
月夜も美しいですが、月が沈んだ後の星空がメチャクチャきれいなんです!
都会では絶対に見えない小さな星たちが無数に輝き、その光景はまさに「星屑」です。うまく言えませんが、あまりにも多くの星が見えすぎて夜空全体が星のゴミ箱のように私は感じるのです。←なんてセンスの無い表現… (^-^;
見た事のある方には分かってもらえる…かな?
もし西表島の夜空を見上げて「雲の中に星が見えた!」と思ったら、それは天の川かもしれません。無数の星が瞬く夜空に大きな薄い雲の帯がかかっていたら、それが天の川ですよ。
マングローブカヌー&キャニオニング体験ツアー 2014年6月30日
【 好評開催中!】
沖縄地方の梅雨明けが全国ニュースで流れた影響でしょうか、真夏の人気コース、マングローブカヌー&キャニオニング体験ツアー へのお問合せが多くなっています。
ということで、本日はマングローブカヌー&キャニオニング体験ツアーについてのプチ情報をお届けします。
【 マングローブ見れますか? 】
西表島といえばマングローブが有名ですね。風車のお客様もマングローブの観察を待ち望んでツアーへ参加される方がほとんどだと思います。
よくお客様から「ピナイサーラの滝ツアーとマングローブカヌーのツアーでは、どっちの方がマングローブがいっぱい見れますか?」といったお問合せや「マングローブが見たいからマングローブカヌーのツアーお願いします。」という風にご予約をいただきます。
さて、ここでクイズです。
ピナイサーラの滝とマングローブカヌーのツアーでは、どちらの方がマングローブがたくさん見れるでしょうか?
答えは…どちらも十分ご覧いただけます!というより、マングローブだらけです(^-^;
【 コースの魅力 】
ピナイサーラの滝ツアーに負けず劣らず大人気のマングローブカヌー&キャニオニング体験ツアー。マングローブを観察しながらのんびりカヌー、ジャングルトレッキングで滝つぼを目指す、キャニオニング体験でのクールダウン。
全身を使って一日フルに遊ぶけど思ったほど疲労度は少なく、この蒸し暑い西表島でも一日を通して爽やかに遊び尽くせるコースなんです。
【 あ~、暑い!…なのに長そで? 】
西表島の夏の日差しは強烈です。太陽が真上から照り付け、昼間はほとんど影ができません。紫外線対策や熱中症予防のためにも帽子は必ずかぶり、長そでのシャツを着ましょう。
しかし、通気性の悪い素材や厚手の生地のシャツではダメですよ。体の熱がこもり、かえって熱中症が起こりやすくなってしまいます。薄手で乾きやすいドライ素材のものを選びましょう。
【 あ~、暑い!…なのに楽しい? 】
本州を流れる川に比べて亜熱帯の島、西表島の川や滝つぼの水温は高めとなっています。もしかして本州の海より温かいかもしれません。だから、一日たっぷり川遊びを楽しんでも唇が紫色になることもなく、泳いでも泳いでも気持ちがいいのです。
亜熱帯ジャングルをトレッキングして暑くなったら、滝つぼに浮かんでユラユラ~…。流れに身を任せ心も体もリラックスしましょう!
【 あ~、暑い!…なのに熱いお茶? 】
しっかりクールダウンしたら水から上がって休憩しましょう。いくら西表島でも長時間泳いだらやっぱり身体が冷えますからね。特に女性のためにあったかーい麦茶をご用意しています。沖縄県産の黒糖も一緒に食べてミネラル補給完了。元気復活です!
いかがでしたか?
この夏、非日常のジャングル体験をしたい方は、夏季限定のマングローブカヌー&キャニオニング体験ツアーをおすすめします!