【おすすめレストラン】キッチンイナバ 2014年2月24日
※こちらの記事は2014年2月時点での情報です。
みなさん、こんにちは!
ここ数年、西表島のお食事処は増加傾向にあってバリエーションも豊かになってきました。
以前なら食堂、沖縄そば店、居酒屋など大衆的なお店が多かったように思いますが、現在はレストラン、カフェ、ダイニングバーなど横文字系のオシャレなお店もいくつかあります。
◆西表島の民謡ライブレストラン
その中でも、今日は「キッチンイナバ」をご紹介したいと思います。西表島の西部地区、浦内(うらうち)集落にある風車おすすめのレストランです。
県道沿いに建つコックのオブジェが目印。
建物の外観は上品なペールイエローです。
駐車場はとても広く、お店の入口までスロープになっているので車椅子でも問題なく入店できます。
テラス席も用意されているので、夏は満点の星空を見ながらオリオンビールを飲むのが最高ですね。
◆一人旅、カップル、ファミリー… なんでもござれ!
清潔感のある店内はカウンター席、テーブル席、お座敷があり、一人旅からご家族連れまでくつろげます。
琉球畳を敷き詰めた広いお座敷にはベビーチェアや大人用チェアも用意されています。三世代ファミリーでもくつろげる配慮がうれしいですね。
赤ちゃんや幼児をお連れのファミリーにはお座敷がおすすめです。
我が娘もお世話になったベビーチェア。
ちびっこ達はおこさまランチ、カップルはワイングラス片手に時を満喫、パパとじぃじは島酒で語り合う‥。一人旅から三世代ファミリーまで客層を選ばない、西表島では数少ないお食事処です。
◆キッチンイナバの魅力
まずは、なんといっても料理が美味しい。当たり前のようですがとっても重要です!
メニューを見ると島の素材を使ったものが多く見受けられますが、調理方法はコテコテの沖縄料理ではありません。あえていうなら西表島の素材を使った洋風レストランといったイメージです。
レギュラーメニューの他にも、ボードに書き出された「本日のおすすめ」料理があります。
珍しいところでは、マングローブガニとも呼ばれるノコギリガザミを使った「ガザミパスタ」がおすすめです。西表島でガザミパスタが食べられるのはキッチンイナバだけなんですよ。
ノコギリガザミの濃厚なカニみそはビールにぴったり。大ぶりのツメにぎっしり詰まったカニ肉をほぐしてパスタに混ぜて食べるのが私は大好きです。
先日、私たちが行った時も隣の席の観光客の方がガザミパスタを注文されました。ところが人気メニューのため、その日は売り切れということで大変残念がってました。
島に住む人間としても、ぜひ食べてほしかった!とこちらも残念な気持ちになりました。
他にも西表島のジャングルで育った「イノシシのタタキ」や「イノシシ汁」など、土産話になるメニューが豊富です。ちなみに西表島のイノシシは臭味がなくとても食べやすいのが特徴で、こういった地のものを使ったメニューは旅行で来られた方にとても好評です。
もちろん沖縄料理以外のメニューもいろいろありますよ。
▼豚ヒレカツ定食
▼照り焼きチキンライス&アーサスープ
▼本格ハンバーグのお子さまランチ
▼あとちょっと…に嬉しいおにぎり
◆八重山民謡ライブでゆったり島時間~♪
こちらの魅力はお料理だけではありません。ジャズが流れるモダンな店内は、夜になるとオーナー自ら三線(さんしん)の生演奏をしてくれるライブ会場へと変わります。
実は、こちらのオーナーは西表島では有名な三線の先生であり、お弟子さんも多数おられる八重山民謡の名手なんです。
島時間がゆっくりと流れる店内で島酒をたしなみながら聴く本場の沖縄民謡は、一味も二味もちがいます。
普段なかなか触れる機会のない八重山民謡ですが、ここでは歌の持つ意味や島の歴史についての解説を交えながら演奏してくれます。オーナーの美声に耳を傾けながら島酒を嗜むなんて最高の贅沢ですね。
◆まだまだあるよ、キッチンイナバの魅力!
● 宿泊先への送迎サービス
送迎範囲や時間帯など条件があると思うので、詳しくは直接お問い合わせください。ちなみに星野リゾート・ニラカナイホテルからは徒歩2~3分です。
● 日曜日も休まず営業
えっ?そんなの普通じゃない?と意外に思う方もいるかもしれませんが、八重山では日曜・祝日は休みのお店が多いのです。ですから日曜日も営業しているお店は混みがちなので、早めの予約をお勧めします。
西表島のお食事処は増加傾向にあると冒頭で触れましたが、そうは言っても夏休みやGWの繁忙期には、どこのお店も夕方6時頃から夜8時半頃までは満席状態になることが多いので、あらかじめ予約しておいたほうが無難ですよ。
★ 島の民謡ライブレストラン・ キッチンイナバ(食べログ)
TEL 0980-84-8164
営業時間 : Lunch 11:30~15:00 Dinner 18:00~23:30
※月曜定休/HPから予約可能/ライブスケジュールは直接お問合せください。
【亜熱帯植物楽園】由布島(ゆぶじま) 2014年2月20日
みなさん、こんにちは!
今から約20年前、「電気は海を越えてやってくる~」みたいなナレーションをバックに、ゆったりと海を渡る水牛車の映像が流れていたコマーシャルをご存知ですか?
とある電力会社のもので、当時とても人気のあったクイズ番組のCMだったと記憶しています。
その頃、沖縄に行ったことが無かった私は、てっきり熱帯地方にある外国の風景だと思い込んでいました。
でも違ったんですね。あれこそ「由布島」だったんです。当時はそのコマーシャルがきっかけで、本土から大勢の観光客がいらしたそうです。
◆由布島の歴史
みなさんは「由布島」と書いて何と読みますか?
「ゆふじま」や「 ゆふとう」と言われる方が多いのですが、正式には「ゆぶじま」です。
もともとは無人島でしたが、他の島人が西表島で耕作する際、マラリアの感染を防ぐため蚊のいない由布島に住んだのが始まりだそうです。詳しくは由布島のホームページをご覧ください。
◆由布島へ行こう!
由布島へ渡る水牛車乗り場へ到着すると、だれもが目を引く手作り感たっぷりのオブジェがお出迎えしてくれます。
気は優しくて力持ちの水牛さん♪
毎日たくさんの水牛車が海を渡ります。
そして電気も西表島から海を渡り由布島へ届けられます。
今も昔も変わらぬ人気の由布島は、西表島から水牛車に乗って渡ります。そして毎日たくさんの旅行者が観光へ訪れていますが、石垣島からのアクセスは正直なところ不便な面もあります。
◆石垣島から日帰りで観光する場合
おおまかなアクセス方法は、石垣港 → 大原港 → 由布島 となります。
石垣港から大原港へは高速フェリーで約40分、大原港から由布島へは路線バスで約25分、バス代は片道390円です。
以下に2つのタイムプランをご紹介します。旅行計画の参考にしてくださいね。
●プランその1
行 き
〔フェリー〕 石垣港 8:00発 大原港行き → 大原港 8:35着
〔路線バス〕 大原港 8:44発 白浜行き → 水牛車乗り場 9:00着
〔水牛車〕 水牛車乗り場 9:15発 由布島行き → 由布島着
帰 り
〔水牛車〕 由布島 13:30発 水牛車乗り場行き → 水牛車乗り場 13:40着
〔路線バス〕 水牛車乗り場 13:53発 豊原行き → 大原港 14:15着
〔フェリー〕 大原港 14:30発 竹富島経由石垣港行き → 石垣港 15:20着
●プランその2
行 き
〔フェリー〕 石垣港 9:40発 大原港行き → 大原港 10:15着
〔路線バス〕 大原港 10:30発 白浜行き → 水牛車乗り場 10:52着
〔水牛車〕 水牛車乗り場 11:15発 由布島行き → 由布島着
帰 り
〔水牛車〕 由布島 16:30発 西表島行き → 水牛車乗り場 16:40着
〔路線バス〕 水牛車乗り場 16:50発 豊原行き → 大原港 17:10着
〔フェリー〕 大原港 17:30発 石垣港行き → 石垣港 18:05着
◆交通手段について
●路線バス
石垣島から日帰りで観光する際、路線バスを利用すると一日がかりの旅になってしまいます。できれば、前日か当日のどちらかは西表島に宿泊して、のんびり路線バスの旅というほうが風情があってよいかもしれません。
→ 西表島の路線バス TEL 0980-85-5305
●タクシー
タクシーを利用の場合、都会のように流しのタクシーが何百台も走っているわけではないので、事前予約が必要です。ホームページを見るとわかりますが、基本的には貸し切りの観光タクシーのようですね。
→ やまねこタクシー大原営業所 TEL 0980-85-5303
●レンタカー
というわけで、やはり自由度が高いのはレンタカーかもしれません。繁忙期は早めに予約しないと満車になる事もあるそうです。
→ やまねこレンタカー大原営業所
→ オリックスレンタカー大原店
◆ここでひとつ提案です!
せっかく西表島まで行くんだから、ついでにカヌーやトレッキングさらには滝あそびも楽しみたい!という方は、風車のこちらのコースがうってつけです。石垣島からの日帰り参加に完全対応しており集合と解散は上原港となります。
午前はカヌーでアクティブに遊び、
午後はまったりと水牛車に乗ったり由布島観光を楽しみます。水牛車では牛つかいの三線に合わせ沖縄民謡を歌います。
西表島を代表するアウトドアと観光を一日でお手軽に体験できる大人気コースです。小学1年生から参加可能なので家族旅行の思い出を作りにいらしてください!
ピナイサーラの滝上からの絶景! 2014年2月18日
みなさん、こんにちは!
見どころいっぱいの西表島ですが、風車が特におすすめしたい観光スポットは、なんといってもピナイサーラの滝の滝上から望む絶景です!
◆絶対おすすめ、ピナイサーラの滝!
遠く広がる青い海には「鳩間島」やシューノーケルの大人気ポイント「バラス島」。そして無人島の「鳩離島」が一望でき、眼下にはマングローブの生い茂るジャングルを縫うように流れる川が一望できます。
そして何より驚きなのが、ビューポイントには人工物の柵や看板などが一切無く、自然のままの姿を残しているのです。
落差55メートルの滝上に行くには約50分のトレッキング(山登り)をしなければなりませんが、そこからの絶景を見るためなら苦でもありません。
ただし滝上に到着したら注意が必要です。転落防止の柵など設置されていないので転落の危険性があります。崖のギリギリまで近づくことは絶対にお勧めできません。
◆2月中旬のこの日…
本日は真冬にもかかわらず快晴に恵まれ、気温も24℃まで上がり最高のコンディションでした。西表島の冬は北風が強くて曇りの日が多いのでお客様はとてもラッキーでしたね。
滝の上からの景色です。眼下には息をのむ絶景が広がります。
2月でも晴れると強烈な太陽が現れます。
日焼け対策をしないと夜には肌がピリピリ…なんてこともあります。帽子、タオル、日焼け止めは忘れずに。
滝つぼへ降り立つと景色が一変します。一直線に流れ落ちるピナイサーラの滝の姿は神々しくも感じられ、まさに西表島屈指のパワースポットです。
マイナスイオンを含んだ滝からの冷たい風はちょっと肌寒いので、ウインドブレーカーがあると良いですよ。
こちらのコースの魅力は滝だけではありません。板状の根を持つサキシマスオウノキなど、亜熱帯特有の植物や生き物に出会うこともできます。
お客様のテンションが上がれば上がるほどガイドの解説にも熱が入りますよ!
風車ではピナイサーラの滝の滝上に行くコースは小学4年生~50歳代の方を対象にツアーを開催しています。
マングローブカヌー、ジャングルトレッキング、滝上からの絶景、夏は滝つぼでの水遊び、などなど…。一日であなたも西表島の魅力にハマりますよ!
風車の三枚肉 2014年2月17日
みなさん、こんにちは!
今日は風車特製わくわくランチでお出ししている沖縄ソバの具「三枚肉」(さんまいにく)についてのお話です。
◆お肉が三枚で三枚肉?
いえいえ、そうではありません。沖縄では豚のばら肉のことを「三枚肉」と呼んでいます。正確には皮付きばら肉です。そして軟骨や骨付きばら肉の場合は「ソーキ」と言います。
風車では三枚肉の煮込みをソバの具として使ってます。使用するのは皮なしのばら肉です。
皮付きのほうが沖縄らしいのですが、うっすら毛が生えていたりするのでお客様によっては (×_×;)ムムッ!と感じる方もいらっしゃるので皮なしなんです。
◆風車特製、三枚肉のつくり方
まずは下茹でです。
お肉は1キロの豚バラ肉ブロックを使用します。
大きな寸胴を2つ並べ、たっぷりの水に三枚肉を入れます。1つの寸胴で3キロの三枚肉を仕込みます。
沸騰したらていねいにアクをすくいながら約40分じっくり火を通します。
茹で上がった三枚肉を鍋から取り出し流水できれいに洗います。この時、お肉はアツアツの塊なので火傷に注意が必要です。
きれいに洗ったら10センチ位のブロックにブツブツ切り分けます。実はこの時ちょっとだけ快感です。切り分けておくことにより余分な血を出したり早く冷ますことができます。
次に、煮込み汁となる出汁を作ります。醤油、泡盛、黒糖、水を風車伝統の割合で調合し、圧力鍋の中で混ぜておきます。分量はその時の三枚肉の量によって加減します。
沖縄らしい調味料だと思いませんか?
三枚肉のブロックが冷めたら一口サイズに切り分けます。後に圧力鍋で煮込むのですが、その際に煮崩れしないよう絶妙な大きさに切らなければなりません。
煮崩れを恐れるあまり分厚く切るスタッフもいますが、お客様にとってはラッキーですね。
すべて切り終えたら2台の圧力鍋で一気に煮込みます。鍋に圧がかかりシュッシュッと鳴りだしたら家の外まで美味しそうな香りが漂います。
このあたりでちょうど11時頃。今日のランチは三枚肉たっぷりのソバにしよう!と決めます。
圧力鍋の火を止め、圧が下がり切るまで約15分。いよいよ完成です!
黒糖を使うことにより、まろやかな味わいと美しいあめ色に仕上がった三枚肉たちが「美味しいわよ~♪」と自慢げに輝いてます!と私には思えてなりません。
精一杯つまみ食いを我慢します…
粗熱が取れたら一人前ずつラッピングします。
いかがですか?
ここまで手を掛けなくても市販の三枚肉を使えば楽でいいのに、と思われる方もおられるかと思います。
しかし、遠路はるばる西表島へ遊びにいらして、そのうえ風車を選んでくださったお客様のために、少しでも手間ひまかけたサービスをしたいとの気持ちから自家製三枚肉にこだわり続けています。
現在、この三枚肉のせ沖縄そばを提供しているのは「わくわくランチ」付きのコースのみです。
大自然の中で食べるアツアツの沖縄そば。お口の中でホロリとくずれる柔らか三枚肉はおかげさまで好評いただいてます。
ぜひとも一度ご賞味あれ!
癒しの滝、サンガラの滝 2014年2月16日
みなさん、西表島に存在する癒しの滝をご存知ですか?
島の北に位置する船浦湾に注ぐ西田川(ニシダガワ)の上流にサンガラの滝と呼ばれる滝があります。
「サンガラ」とは鳩間島の言葉で「傾斜」を意味するそうです。ちなみに鳩間島は西表島の北にある小さな島で「瑠璃の島」とも呼ばれています。
◆西表島の滝なのに鳩間島の言葉?
昔、西表島にマラリアがまん延していた頃、鳩間島の住民が「サバニ」と呼ばれる沖縄伝統の漁船で海を渡り、船浦湾周辺の土地にある田畑を耕しにきていたそうです。
そして、サンガラの滝の上流から木を伐採して運んでいたというお話です。
そんな鳩間島の先人たちの歴史を感じながら滝へアプローチすると感慨深いものがあります。観光する際の物の見方も変わるかもしれませんね。
ちなみに風車のある船浦は鳩間島出身の方が多い集落でもあります。
◆サンガラの滝を訪れるには…
サンガラの滝へは片道約40分のカヌーと約20分のトレッキングで行くことができます。一見お手軽に感じるコースですが以下のような注意点があります。
●カヌー
北風の影響を受けやすい場所を漕ぐので「ミーニシ」と呼ばれる北東の風が強くなる秋以降は、風の弱い日でないと大変なことになります。漕いでも漕いでも前に進まない!みたいな…(汗
また、干潮時は船浦湾が干潟になります。もし、お昼頃が干潮の日はカヌーを引っ張って歩く必要があります。干潟の自然観察ができてそれはそれで楽しいのですが、暑い日はちょっと(いや、かなり…)大変かもしれません。
●トレッキング
長雨が続くと道がぬかるみ、かなり滑りやすくなります。小さなお子さま連れは特に大変です。また、増水時は滝に近づけなくなります。
◆行ってきました、サンガラの滝!
北風も弱まった今日、お客様もおらず「さて、今日は何をしようか?」ということで、普段はあまり行かないサンガラの滝へ出かけてきました。
マングローブの森を静かに漕ぎ進みます。
サンガラの滝に到着。
滝周辺は広くて平たいので解放感があり、大自然との一体感が味わえます。
水の流れに耳を澄ませて…。
滝の裏側にも入れます。
現在、風車ではサンガラの滝コースは扱っておりませんが、リピーターの方のご希望になるべく対応したいと思います。興味のある方はお問合せくださいね。
西表島の買い物事情 2014年2月15日
みなさん、こんにちは!
風車は西表島の西部地区にあり、買い物は基本的に川満(かわみつ)スーパーと親川スーパーがメインです。
◆離島住まいに切っても切れない「買い出し」
しかし、最近は送料無料のネットショップも増えてきました。特にアマゾンは西表島でも送料が完全無料なので本当に助かります。商品の発送から到着まで約一週間かかりますが…
楽天だと「全国送料無料(ただし一部地域をのぞく)」というのが多く、西表島が一部地域なのかどうかを調べるのにひと手間かかるのでちょっと面倒くさいです。
ちなみに店内はいつもアマゾンの段ボールでいっぱいです(汗
◆ちょっとサンエー行ってくるさね~♪ と気軽に言っちゃいけません!
いくら便利な世の中とはいえ、ネットで買うと割高な物、西表島では手に入らないものもあります。となると、どうしても定期的に石垣島へ買い出しに出かけなければなりません。
西表島から船に乗って石垣港に到着すると、スーパーの無料送迎バスが待機してくれています。そのバスに乗ること約10分、サンエー石垣シティーに到着します。
ちなみに港から無料送迎をしてくれるのはサンエーだけなので、離島の住民にかなりの支持を受けていると思います。また、無料送迎はありませんが買った物を離島行きの船に積み込むサービスをしているスーパーは、サンエーの他にも「マックスバリュー」や「かねひで」など数件あります。
サンエーには八重山唯一のマクドナルドや宝くじ売り場、ファミリーレストランの「和風亭」があり、たまに石垣島へ行った時にはちょっとした都会気分を味わうことができます。こまかいことですが、銀行のATMがあるのも嬉しいです。西表島には無いので…。
◆たくさん買っても手ぶらでお帰り?
スーパーの品揃えは本土のそれと大して変わりませんが、離島住民の買い出しは基本的に「まとめ買い」なのでかなりの量になります。ビールもジュースも箱買いなので、カートも一台ではぜんぜん足りません。
まとめ買いした大量の商品をレジに持っていくと、店員さんはすぐにこう言います。
「船積みですか?」
おそらく本土のスーパーだと「エコバックはお持ちですか?」ではないでしょうか。さすがにエコバックに入る量ではありません。
船積みの申し込み用紙に住所、氏名、電話番号、希望する船の時間と行き先の港を記入すると、店員さんが段ボールに商品を詰めて港に運び、指定した船に載せてくれるのです。なんと、すべて無料サービスなんです!
つまり、レジでお金を払えば離島の人は手ぶらでスーパーを後にするのです。
帰りも無料の送迎バスで石垣港まで送ってくれるので、バスの発車時刻ギリギリまで近所のホームセンターに行ったり本屋やドラックストア、ダイソーやマクドナルド、などなど…とにかく動き回ります。抱えきれないほどの荷物を持ってタクシーで石垣港まで行くと約700円かかるので、本当に助かります。
そして石垣港ではたくさんの段ボールが船が来るのを待っています。
船積みしてもらった荷物は船会社は手荷物扱いとして無料で運んでくれます。そして、目的の港に到着したら、買い物をした人たちが協力しながら大量の荷物を降ろしていき、最後に自分の荷物を受け取るのです。
暑い夏の日にエッサ、エッサと船から大量の荷物を降ろすのは大変な作業ですが、離島の生活を支えてくれるスーパーや船会社の善意を思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
いつもありがとうございます! → サンエーHP
西表島へのアクセスについて(2014年2月現在) 2014年2月14日
※ご注意※
こちらの記事は2014年2月現在のものです。
最新の情報についてはこちらをご覧ください。
◆風車のすべてのコースは石垣島から参加可能
石垣島から西表島を観光するには、まず石垣港へ行かなくてはなりません。当たり前ですが…‥
少し前までは「離島桟橋」と呼ばれていましたが、今は「石垣港離島ターミナル」が正式名称のようです。
しかし、タクシーに乗ったら「港まで」や「離島桟橋まで」と言えば十分伝わります。レンタカーの場合はターミナル正面や周辺にコインパーキングもあります。
◆船会社について
ターミナル内には「安栄(あんえい)観光」 「八重山観光フェリー」 「石垣島ドリーム観光」といった3つの船会社の乗船券売り場があります。
現在(平成26年1月15日現在)、安栄観光と八重山観光は共同運航をしており、安栄観光の乗船券で八重山観光フェリーの船に、八重山観光フェリーの乗船券で安栄観光の船に交互乗船することができます。
例えて言うならANAの搭乗券でJALの飛行機に乗れますよ。といった感じです。
◆風車のツアーに参加する場合のご注意
風車のツアーに参加する場合は基本的には安栄観光で乗船券を購入してください。そして、ここからが重要ですよ。「上原」と「大原」をしっかり区別して読んでくださいね。
風車は上原港近辺にありますが、上原港は北風の強い日は欠航することが多く、その場合は約40キロ離れた大原港を利用しなければなりません。
その際、安栄観光で上原港~石垣港の乗船券を購入した方に限り、安栄観光が走らせる大原港~上原港の臨時バスに乗ることができます。
◆「安栄観光で買う」「上原港~石垣港の乗船券を買う」 がポイント
共同運航している八重山観光フェリーで乗船券を購入しても、安栄観光の臨時バスには乗れません。八重山観光フェリーも臨時バスが走る便がありますが、安栄観光の方が数が多く使い勝手が良いのです。
どうですか? 上原港行きが欠航した際の交通事情、ご理解いただけたでしょうか。
◆離島めぐりをお考えの方
風車のツアーだけでなく、離島巡り(例えば竹富島や小浜島にも行きたい)も計画されている方は、フリーパスの方がお得な場合もあります。詳しくは安栄観光に直接お問合せください。
安栄観光のフリーパスは上原港航路欠航時の大原港~上原港の臨時バスに乗れますが、八重山観光フェリーのフリーパスは八重山観光フェリーの臨時バスを利用できないらしいので、ここも注意が必要です。
2月の西表島ってどんな感じ? 2014年2月12日
ここ西表島の2月は寒い時もあれば暖かい時もあります。まっ、それは日本中どこでも同じですね。
◆冬の沖縄ってどんなお天気だと思いますか?
基本的には北風が強く、肌寒い日が多いのが特徴です。空は晴れより曇りの日が多く、雨もそれなりに降ります。
つい先日まで気温が25℃前後あり、日中は扇風機をまわしていました。25℃といえば「夏日」です。そんな日は夕方になると蚊に刺されたり、夜になるとハブが出てきて驚かされます。まさに気分は夏モードです。
しかし2、3日前から夏モードが一転、冬モードになっています。朝の気温は15℃を下回り、最高気温は20℃以下。強い北風の影響で体感温度はさらに低くなります。
そんな気温15℃の中、滝つぼで泳ぐ大学生を発見!
かなりの気合と根性ですね。通常、泳げるのは4月以降ですのでご注意を (^-^;
◆旅行前の天気の見方
もし、西表島へ旅行する前に天気予報が「西高東低の冬型の気圧配置…」という解説をしている場合は、「西表島は北風が強く寒いんだなぁ」と思ってください。
「関東地方は3月下旬並みの陽気で…」の場合は、西表島は東京の4月下旬頃の暖かさと解釈してよいかもしれません。
石垣島、西表島へ旅行する際、カヌーツアーの服装や現地の天気など、わからないことがあったらお気軽にご相談くださいね。
やまねこマラソン大会 2014 2014年2月8日
みなさんこんにちは!
本日は一年のうち西表島がもっとも盛り上がるやまねこマラソンについてのお話です。
◆冬のビッグイベント!
西表島では毎年2月の第2土曜日に「やまねこマラソン大会」が開催されます。
西表島内の民宿やホテルは例年、数か月前から満員御礼になるとのこと。早めの予約が必要です。
ただし、石垣島からの日帰り参加も可能です。大会当日は石垣港から臨時便が何便も出て大会会場まで無料で送迎してくれます。
→ 安栄観光HP
ちなみに2014年のスターターは江戸家猫八さんです。
◆2月の西表島
2月の西表島は寒い時では気温が15℃前後になる時もありますが、その場合は北風が強く、体感温度はもっと低く感じます。
逆に2月なのに25℃前後まで上がることもあります。その場合は沿道で応援するには最高なのですが、参加者にとっては大変なコンディションかもしれません。
写真のランナーは元風車スタッフですが10キロの部で総合11位と大健闘です!
小雨が降る中でも、沿道では大勢の島民や観光客が応援してくれるのが、やまねこマラソンの最大の魅力ではないでしょうか。
コースは23㎞と10kmがあります。特に23kmの部の干立、祖内、白浜の集落を通過する際の盛大な歓声は感動ものです。
ただ、あまりトレーニングをしていない方は10㎞の部が無難です。半分以上歩いても大丈夫だと思いますよ。カメラを片手に風景写真を撮りながらのランニングも面白いのではないでしょうか。
◆夜も盛り上がるマラソン大会
やまねこマラソン大会は走った後がさらに盛り上がります。
会場から500mくらい離れたところにある中野わいわいホールでは、夕方6時から「ふれあいパーティ」が開催されます。会場を覗くと、走り終えたランナーが早々とシートを広げて席を確保しているようでした。
写真は「サバニ」とよばれる沖縄伝統の漁船です。パーティが始まるまでに、二隻のサバニに島魚の刺身が大量に盛り付けられます。これぞ「サバニ盛り」といったところでしょうか。
いよいよお待ちかねのパーティが始まると、人々の熱い視線が船盛りならぬ“サバニ盛”りへと注がれます。
島魚のお刺身で埋め尽くされた沖縄伝統のサバニ船。圧巻の光景です!
司会者の「どうぞー!」の掛け声と同時に大勢の人が箸を片手にサバにへ向かい、ものすごい量の刺身も数分でなくなります。
ふれあいパーティは夜に開催されるので西表島のホテルや民宿に宿泊しないと参加できませんが、会場では日中からたくさんの屋台がでているので、石垣島から日帰りで参加しても楽しめます。
ちなみに風車のツアーは大会前日も当日も通常開催しております。走ったついでにカヌーも漕ぎたい方はぜひご参加ください!
西表島のハブ 2014年2月7日
みなさんこんにちは!
本日はツアー中にも遭遇する“ハブ”についてのお話です。
◆西表島には毒蛇のサキシマハブが生息
ツアー中に思いがけず出会ってしまうサキシマハブ。本来は夜行性の生き物なので、昼間は踏んだりむやみに刺激しない限り噛まれることはありません。
しかし、下の写真をよーく見てください。
まさにサキシマハブがトカゲを捕食している真っ最中。おとなしい一面もありますが、やはり弱肉強食の世界に身を置く生物です。
◆ハブを踏む!?
あえてハブを踏む人などいませんが、足元が草むらや藪を歩くときは注意が必要です。
ツアー中に歩くトレッキングコースは、基本的にはしっかり足下が分かる場所を歩き、ハブに限らずハチや毛虫、ムカデなど危険生物を確認しながらガイドが先導します。
風車の全ガイドは赤十字救急法救急員の資格を取得し、万が一に備えツアー中はファーストエイドキット(応急処置セット)を携行しています。
とはいえ、ジャングルで出会いたくない生き物No.1ですね。