西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 < 2014年 6月> の記事

 充実した1日でした 2014年6月20日


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普段見る事のない自然をたくさん見れたり、景色を楽しんだり、充実した1日でした。

ガイドさん、スタッフの方々も親切にしていただきました。

ありがとうございました。

 リュウキュウコノハズクに出会いました。 2014年6月20日


【 むむむ? 誰かが見てると思ったら… 】

夜になると、何処からともなく「リュウキュウコノハズク」が、そして朝になれば「リュウキュウアカショウビン」の鳴き声が聞こえてきます。

夜は「ホー…、ホー…」と子守唄、朝は「キュロロロロ~♪」と目覚まし時計になってくれる鳥たちのさえずりに、幸せのひと時を感じます。これも西表島生活の魅力ですね。

ここ最近、風車スタッフの家の近くに、リュウキュウコノハズクが毎日現れるとのこと。貴重な写真を撮ってきてくれました。

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眩しいのかな?野性を感じる鋭い眼です。

愛嬌たっぷりのフクロウって癒されますね。と思ったら、なにやら「ふくろうカフェ」なるお店がブームのようですね。うーん、納得!

これから西表島に宿泊される予定の方は、ぜひ懐中電灯をお持ちくださいね。真夏の夜のお散歩は、日中とは違った動植物との出会いがありますよ。

 改善いたしました。 2014年6月19日


【 クレジットカードでのお支払いについて 】

風車では、クレジットカードでのお支払いの場合、ご利用明細書はメールでお送りするシステムを採用しておりました。しかし「やっぱり紙の明細書がほしい!」というご要望をいただきましたので、早速、改善いたしました。

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これからはお支払い時に、その場で明細書が発行できるようになりました。

風車でご利用になれるクレジットカードはVISA、master、JCB、アメリカンエクスプレス、ダイナース、DCです。他にも楽天Edyや中華圏からお越しの方には銀聯(ギンレン)もご利用になれます。

今後もお客様のご要望に少しでもお応えしていきたいと思います。ご要望、ご提案などありましたら、どうぞ風車までご連絡ください。

風車お問合せフォーム

 日本最南端の読者? 2014年6月18日


【 朝日小学生新聞とは? 】

風車では約3年前から「朝日小学生新聞」を購読しています。
夏休みや春休みに多くのファミリーがカヌーツアーに参加されるので、小学生のお子様に少しでも分かり易いガイドをするため、この新聞からたくさんのヒントをもらっています。

朝日学生新聞社HP

皆さんは「小学生新聞」と聞くとどんな印象を受けますか?
「小学生が読むための新聞」であるのは間違いないのですが、それを大人が毎日読むとどうなるのでしょうか?

実際に毎日読んでいる私の感想として、小学生新聞はかなり勉強になります!
全般的にやさしい言葉で表現するよう気を遣いながら記事にしてくれているので、時事問題についてもとても解釈し易く、大人が「今さら他人に聞けない」ような話題を解きほぐしてくれています。

 

【 配達してくれるの? 】

ここで西表島の新聞配達事情について説明します。

石垣島に拠点を置く地元の新聞社「八重山毎日新聞」では、朝一番の西表島行の定期船に新聞を乗せ、西表島の港に着いたら担当の方がすぐに受け取り島内の読者に配達してくれます。どこの集落から配達されるのか分かりませんが、風車のある船浦集落は午前9時頃に配達されることが多いです。

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毎日ありがとう。ご苦労さまです!

しかし、朝日小学生新聞に関しては事情が違います。

まず、新聞が販売される日の朝に沖縄本島から石垣島へ飛行機で運ばれてきます。そして、次の日の朝になってからようやく西表島へ定期船で運ばれてくるのです。

そうです。一日遅れの新聞なんです。

八重山毎日新聞の場合は島内に配達業の方がいるので自宅のポストまで配達してくれますが、朝日小学生新聞は港まで自分で取りに行かないとならないのです。
上原港にある安栄観光のチケット売り場で一時的に預かってもらえるのですが、新聞が折れ曲がったり風で飛ばないようにダンボールの入ったビニールで丁寧に梱包されています。

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こんな感じで運ばれてきます

これは朝日小学生新聞に限った話ではありません。以前、読売新聞を購読した事もありましたが、その時も同じように一日遅れでの到着でした。

西表島で朝日小学生新聞を購読しているのは風車だけです。西表島の南にある波照間島に読者がいなければ風車が「日本最南端の朝日小学生新聞の読者」になります。小学生じゃなくてオジサンですが…。

 

【 味のあるレトロなお支払い 】

朝日小学生新聞は数カ月購読を続けると、忘れた頃に新聞と一緒に請求書が届きます。
請求書といってもメモ用紙に手書きで明細が書かれただけのもので、それを持って郵便局へ行って送金をします。しかも5ヶ月分まとめての請求!決して支払いが滞っている訳ではありませんよ~(^-^;

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ここにも離島ならではの風景が…

 

【 ゆっくり、じっくり新聞を読む楽しさ 】

いまやネット社会のおかげで日本の果ての西表島にいても、全国紙がその日の朝に読める時代になりました。しかし、たくさんの方々の協力による「たすきリレー」で届く一日遅れの新聞もなかなか良いものですよ。

長い時間と距離を経てようやく届いた新聞なので、おのずとじっくり時間をかけて読みたくなります。

特に朝日小学生新聞は子供向けの新聞なので「ニュースをいち早く詳細に伝える」といったノリではありません。最近話題の出来事を「簡単に、分かりやすく」教えてくれる記事が中心なので、1日や2日後に読んでもまったく気にならないのです。

そういう意味ではへき地向けの新聞かもしれないですね。

 大満足の100万点です(^-^) 2014年6月17日


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今日1日すごく楽しく過ごせました。

ガイドのキモトさんの説明のおかげで、カヌーにトレッキングもあまり疲れず、気持ち良く運動出来ました。

西表島の生き物の生態も知れて勉強になりました。

大満足の100万点です(^-^)

 良いことづくしでした☆ 2014年6月17日


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体力がないのですこし不安でしたが、休み休みペースを合わせてもらいながらだったので、最後まで行って帰ってくる事ができて、良かったです☆

南の島の不思議な植物や虫の事もたくさん教えてもらいながらだったので楽しかったです。

ソバももちもおいしかったし、良いことづくしでした☆

 カヌーツアーに関するプチ情報 2014年6月17日


【 カヌーツアーなのに昼寝? 】

朝からカヌーとトレッキングでしっかり身体を動かしたら、お楽しみのランチタイムで休憩に入ります。ガイドから西表島の暮らしぶりや観光情報を仕入れたり、仲良くなったお客様同士で写真撮影をしたり、中には昼寝をされる方もいらしゃいます。

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新しいジャングルの過ごし方「ジャングルシエスタ」

 ジャングルシエスタ(?)とでも言いましょうか…なんて贅沢なんでしょうね!

 

【 トイレって…? 】

よくお客様から「ツアー中にトイレはありますか?」と質問を受けますが、フィールドへ出発してからは施設としてのトイレはありません。

もしツアー中に「うーん、トイレ行きたいなぁ…」と感じたら、ガイドにこっそり教えてくださいね。トイレができそうな場所をご案内します。ただし、ティッシュペーパーなどはビニール袋に入れて必ずお持ち帰りください。

 

【 着替えを持っていくのがお勧めです! 】

私たちガイドは重たい荷物を背負い、西表島の自然について解説しながら山を登るので夏場は大量の汗をかきます。それが毎日のように続くと、いくら暑さに慣れているガイドでさえも「あせも」ができてしまいます。あせもは経験したことのある人にしか分からない辛さがありますよね。

普段、風車のガイドがあせも予防として気を付けていることがあります。それは、何と言ってもこまめな「着替え」です。

ツアーの休憩中に乾いたシャツへ着替えるだけであせも予防になり、また気分転換にもなるのです。そして、ツアーが終わる頃には再び汗ビッショリになっているので、シャワーを浴びてからもう一度着替えます。これからの季節、ツアーへ参加されるお客様には着替えのシャツを2枚お持ちいただくことをお勧めします。

ちなみに、私自身はツアー中に2回着替えます。内勤の日は時間さえあれば一日に2度も3度もシャワーを浴びるのであせも知らずですよ!

 

【 生水は飲まないで! 】

西表島の自然水には生活排水は混ざっていませんが、水温が高く、川の上流ではところどころが流れの無い「とろ場」になっています。

ジャングルにはイノシシやイリオモテヤマネコなどの野生生物がたくさん生息しています。それらの排泄物が川の水に混ざっている場合もありますので、いくらきれいな西表島の水でも「生水」を飲むことはお止めくださいね。

ツアー中はガイドが飲める水を携帯していますので、もし必要であればガイドにご相談ください。本当はビールでも飲みたいところですが…それはツアーが終わるまで我慢してくださいね!

 大満足のツアーでした! 2014年6月14日


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大満足のツアーでした!

カヌーとキャニオニングどちらもできるツアーが風車さん以外では見当たらなかったので。。。

楽し時間をありがとうございました!

 川への飛びこみもエキサイティング! 2014年6月14日


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動物や植物に関しての色々な話が聞けてたのしかったです!

川への飛びこみもエキサイティングでした!

他のツアーも行ってみたくなりました☆

 ヨナグニサン 2014年6月10日


【 日本最大、世界最大級の蛾 】

先日、ツアー中に「ヨナグニサン」という蛾(ガ)を見つけました。残念ながらすでに死んでいましたが、西表島で暮らしていてもなかなか見かけることのできない貴重な生物です。

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破れた羽が痛々しいヨナグニサン

ヨナグニサンは日本最大、世界でも最大級の大きさの蛾で、ゴジラに出てくるモスラのモデルにもなったともいわれています。

日本最西端の与那国島で発見されたことから「ヨナグニサン」という名前になったそうです。日本では与那国島、西表島、石垣島にのみ生息し、沖縄県指定天然記念物でもあります。

 

【 アヤミハビル 】

与那国島には、ヨナグニサンの生態を映像やパネルなどを使って詳しく紹介してくれる「アヤミハビル館」という施設があります。

→ アヤミハビル館ホームページ

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与那国空港から車で約10分

私も一度だけ行ったことがありますが、館内には生きたヨナグニサンが飼育されていたり与那国島の昆虫標本もたくさんあって、与那国島の自然に興味がある方には欠かせない観光スポットです。

ちなみに、与那国島ではヨナグニサンの事を方言で「アヤミハビル」と呼ぶそうです。

 

【 極限まで進化したヨナグニサン 】

ヨナグニサンは進化の過程において口が退化した生き物です。成虫になってからは食事を一切せず、寿命も一週間ほどしかないので生きている姿を見る機会はなかなかありません。

以前、真夏の夜に家族でドライブをしていたら、かなり衰弱したヨナグニサンが空から落ちてきました。噛んだり、刺したりするわけではないのですが、あまりの大きさに皆ビビッてしまい遠巻きに眺めるばかり…。

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夜空に舞う幻想的な姿

 

【 最後の大仕事 】

道端に落ちたままのヨナグニサン…。

しばらく経っても再び飛び立てる様子ではなさそうなので、そっと車に乗せそのまま家路につきました。しかし、家に到着する頃には、かわいそうに息絶えてしまったのです。

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体幅約15センチ、大人の手のひら位の大きさ

手元にヨナグニサンがいる機会なんて滅多に無いのでじっくり観察していると、傍らに何やら小さなプツプツがたくさん落ちていました。

そうです、ヨナグニサンの卵です!

残りわずかな力を振りしぼって数十個の卵を産んでいたのです。
最後の大仕事をしっかり成し遂げたお母さんの姿に、同じ母親として感動したと同時になんとも切ない気分にさせられました(涙

 

【 何日経ったでしょうか… 】

生物に詳しい方にお聞きしたところ、ヨナグニサンの赤ちゃんはアカギの葉っぱが大好物だそうです。さっそく裏山に生えているアカギの大木から美味しそうな若葉をたくさん採って、卵の周りに置いてみました。

何日経ったでしょうか…。しばらく観察を続けていると、なんと可愛らしい幼虫が卵から孵って(かえって)いるではありませんか!

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卵から孵ったばかりのヨナグニサンの幼虫

 

【 食べて、食べて、また食べて! 】

無事卵から孵った幼虫たちはムシャムシャ葉っぱを食べ続け、日毎にどんどん大きくなっていくのが分かります。とにかくアカギの若葉を食べまくるのですが、その若葉を調達するのが大変なくらいの食欲です。

大きくなるにつれ体は粉砂糖を振りかけた毛虫のようになり、そのままクリスマスケーキに飾りたいぐらいです。

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純白のフワフワした毛が特徴

しかし、こんなに真っ白だと自然界では目立ちすぎ?鳥などに一発で見つかって、かえって危険じゃないのかな…と心配になります。

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来る日も来る日もひたすら食べ続けます

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食欲旺盛な姿はずっと見ていても飽きません

 

【 別れの時 】

毎日観察を続けていると当然わが子のように愛着もわきます。

いっそ羽化しても飼い続けたかったのですが、この子達が暮らす場所はやはり西表島の大自然です。ある程度大きくなったので自然へ返すべきと思いアカギの木に放してあげました。

生存競争の厳しい大自然を生き延び、立派な羽を広げて大空を舞いますように…。と親心ながらに祈ることしかできない別れの日でした。