西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 しゅうさん帰省できず!原因は台風26号 2025年11月11日


みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/

フィリピンを横断した台風26号は進路を北よりに変え、今度は台湾を横断した後に八重山に接近する予報になっています。つまり石垣島、西表島の周りをぐるっと一周する感じです。

◆まさかの西表島脱出不可能!

そんな台風を尻目に、しゅうさんは今日から一週間、実家のある広島に帰省する予定でした。

昨日はフェリーの最終便が時化(しけ)のため欠航しましたが、八重山観光フェリーの公式サイトでは「11月11日(今日)は西表島上原・鳩間島航路は海上シケのため欠航、その他航路は通常運航予定」と案内されていました。

そうであれば予定通り大原港8:30発のフェリーで石垣島に渡り、その後はバスで石垣空港へ移動。那覇空港経由で広島へ向かうスケジュールで、本日朝7時過ぎに自宅を出ました。

し、しかし!
想定以上に海が荒れたのか、石垣港から大原港へ向かっていたフェリーが、これ以上は進めないとのことで石垣港へ引き返してしまいました。しゅうさんが乗る予定だった船が…

それを知ったのは大原港に到着してから。
土砂降りの中、スーツケースを転がし大原港ターミナルに入ろうとすると、観光客の方が「船、出ないそうですよ」と教えてくれました。

しゅうさんもしゅうさんの奥さんも「ぽかーん」状態。
空いた口がふさがらず、口の中に雨が入ってきました(泣)

◆問題はここから

石垣島へ買い出しに行くくらいなら「また来週でいっか」とあきらめも早いのですが、

「飛行機は?その前に実家に電話!」
「そういえば旅行も行くって…まさか明日?」
「そもそもほんまに船出んの?」
「通常運航じゃないん!?」

などなど、将棋の藤井聡太さんにも勝てるのでは?と錯覚するほど次の一手が頭を駆け巡りました。

とりあえず船会社の窓口へ。

しゅうさん「ほんとに欠航ですか?」
窓口「ゴメンね」

5秒で終了。

次に実家へ電話。

しゅうさん「船が出ん、帰れんわ」
母親「ほーなん、わかった」

5秒で終了。

ここまで約30秒。

問題はここからです。
キャンペーンで買ったANAのチケット。当日キャンセルになるので「もうドブに捨てるしかないか…」と諦めモードでANAに電話をしてみました。

しゅうさん「すみません、フェリーが欠航して飛行機に乗れなくなりました。やっぱりアウトですか?」

ANA「フェリーの欠航証明はとれますか?そのフェリーの乗船予約の記録は提示できますか?」

しゅうさん「欠航証明はとれますが、乗船券は離島割引カードを使って当日買うので予約はしないんです。」

ANA「それなら欠航証明と離島割引カードの画像を提出してください。それにより無料で振り替え、もしくは全額払い戻しができます。」

しゅうさん「あ、ありがとうございます!助かりました!」

というわけで、オペレーターの方に20分ほど手続きしてもらったお陰で、フェリーが運航再開したら振り替えてもらった飛行機で広島へ帰れることになりました。

◆台風シーズンに西表島に宿泊する場合の心構え

ここで皆さまに今回の件での重要ポイントをフィードバックします。

★台風接近時は要注意

台風接近時に西表島に宿泊する場合、チェックアウトの日にフライトがあるのであれば確実にフェリーが運航するのを確認したいところですが、それはできません。

なぜなら、八重山観光フェリーでは公式サイトで「明日は通常運航予定」と発表しながら、当日になっていきなり全便欠航に切り替わりました。
おそらく本日、多くの人が予期せぬ足止めを食らって西表島から出られなくなったと思います。
昨日のうちに今日の欠航の可能性を伝えていたら、その時点で西表島から石垣島へ渡ることができたはずです。

台風接近時、海況を予測するのはとても難しいので、最悪の事態を想像しながら早めに対処しましょう。

★乗船予約をしておきましょう

いざ船が欠航して飛行機に乗れなくなっても、欠航証明書と乗船予約の記録があれば航空会社に簡単に説明できます。
しかし乗船予約をしていないと、欠航した船に本当に乗る予定だったのかの状況説明が大変だと思います。

しゅうさんの場合は西表島の住民ということで、島から出られない状況を簡単に説明することができました。

船会社が安全な運航をしてくれることは本当にありがたいことです。
しかし、今回のように「通常運航」がいきなり「全便欠航」になった事に関しては、今後、風車のツアーに参加されるゲストの皆さんのためにもよく覚えておきたいです。

◆明日はどうなることやら…

急に時間ができてしまったしゅうさんは、今日の出来事を残すためすごい勢いでキーボードを叩いてます。

大原港から自宅に戻る道中、あれやこれや奥さんと議論を交わすうち、あっという間にいつものピナイサーラの滝が見えてきました。

昨夜から今朝にかけて降り続いた大雨で滝は大増水の大迫力。
そんな時だけ現れる幻の滝も、ピナイサーラの滝の両サイドにしっかり登場していました。

いま八重山観光フェリーのホームページを確認すると、明日の大原航路は「1便目(条件付き)運航、以降未定」となってます。

「(条件付き)」とは、今日のように「出航するけど予想より海が荒れてたら石垣港に戻ります」という意味です。

さて、明日しゅうさんは無事に西表島を脱出できるのか!?
乞うご期待です (-⊡ω⊡;)

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