<風車の思い> カテゴリーの記事
《活動報告》西表島カヌー組合の取り組み 2025年1月17日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
今年の1月は寒い日が多いですね。
今日の午前8時の気温は15.5℃でした。
「え?15℃もあるの!?」と思われるかもしれませんが『Tシャツ&短パンで過ごせない=寒い』のしゅうさんにとって、15℃は正真正銘、寒い日となるのです。
◆あれから30年が経ちました
本日は阪神淡路大震災の発生から30年。
当時は京都で大学生活を送っていましたが、夜明け前の地震に飛び起きました。
まだインターネットもなく、テレビの情報だけが頼りだったのでなかなか全容がつかめず、朝からオロオロしているだけでした。
風車には関西出身のガイドが2名いますが、どちらも震災後の生まれです。
思えば彼らとは親子ほどの年の差があるので、当時の話をしても昔話をしているような気になります。
あれから30年…あっという間です。
毎年1月17日が近づくと当時を思い出し、辛く悲しい気持ちになられる方は多いと思います。
しかし震災により得られた教訓を忘れず、後世へ伝え続けていくことが大切なのではないかと思います。
◆組合活動に行ってきました
さて、昨日は西表島カヌー組合の取り組みの一つである道路整備をしてきました。
カヌー乗り場までの農道が草や木が伸びると見通しが悪くなり、交通事故の原因にもなるので年に数回、組合員全員で草刈りをするのです。
以前は決められた日に組合員全員が集まって一斉に作業をしていましたが、現在はそれぞれのショップが空いた時間に1時間くらい作業するというルールになりました。
夜のビールが美味しかったのは言うまでもありませんね。
◆組合活動の必要性
西表島カヌー組合に加盟しているショップは40近くあります。多いと思いませんか?
そして、組合に加盟していないショップもあり、それらを合わせると西表島でカヌーやトレッキング関連の業者は、な、なんと今現在123社もあるのです!
1998年から営業しているしゅうさんでさえ、もう全社を把握できなくなりました。
(;-⊡ω⊡) ワカラン (⊡ω⊡-;)
道路整備などは本来する必要のない作業なのかもしれませんが、西表島カヌー組合では「義務」としています。
安心安全なツアーとはフィールドに行くまでの道中も含みます。
また、組合員で整備し続けることで組合員同士の協力関係も生まれ、フィールドで問題が発生した際の助け合いにもつながります。
それが日ごろの組合活動の成果なのかなとも思います。
◆貸し切り!ピナイサーラの滝
正月休みが終わり、ここ最近は大人気のピナイサーラの滝を訪れる方もだいぶ減りました。
貸し切り状態でツアーを開催する日も…
西表島は今のところインバウンドは無縁のようです。
「安全・安心な観光地づくり勉強会」に参加しました 2025年1月11日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
先日、竹富町から勉強会のお知らせがありましたので参加してきました。
◆竹富町観光危機管理マニュアル作成事業
竹富町では令和6年度事業として、今年の3月までに竹富町観光危機管理マニュアルなるものを作成、公表するそうです。今回はそのための勉強会でした。
集まったメンバーは地元住民15名と竹富町役場の職員が数名。講師は株式会社サンダーバードの翁長由佳さんでした。
観光業がこれほど盛んな島なのに参加者が少ないことにびっくりしましたが、約2時間にわたって観光地における危機管理について学び、意見交換をしました。
◆観光地における危機
GWや夏休みに竹富町の島々にたくさんの観光客が訪れている中、
- 地震や津波などの自然災害が発生したら?
- 台湾有事やテロが起きたら?
- コロナのような感染症が広まったら?
などなど、旅行先で不測の事態が起きた場合、観光客はどうしたらいいのか。また、西表島以外の場所で発生した事象によって観光客が島に来なくなるかもしれません。
いつ起きてもおかしくない危機について考えいるうちに数年前のコロナ禍を思い出し、当時の辛い記憶がよみがえりましたよ(涙)
◆大きな危機、小さな危機
勉強会では西表島特有の危機についても意見交換しました。
- ツアー中の地震、津波
- 外国人観光客の対応
- 船の欠航による物資不足
- 野生生物の交通事故
- 不法な生物採取
- 繁忙期の夕食難民
- 頻繁に起きる停電
- 単独入山者の遭難
- 大きな病院がない
他にもたくさんの危機が挙げられました。
あ、いま思い出しましたが、風車のカヌーを勝手に使用してピナイサーラの滝へ行った観光客もいました。これも西表島特有の危機ですね。
◆「自助」ができてこそ
地震、津波、台風だけでなく様々な危機はいつどこで起こるかわかりません。
特に竹富町は町役場が石垣島にあり、西表島や竹富島など観光客がたくさん訪れる島で何か大きな観光危機が発生しても「公助」には限界があるとのこと。
そこで「共助」の必要性がありますが、勉強会を進めていくにつれ、しゅうさんは「 “自助” ができてこその “共助” である」という答えにたどり着きました。
◆参考資料
勉強会で教えていただいた沖縄旅行に役立つ情報サイトを紹介いたします。
- 沖縄・安全♥安心な観光地へ!
沖縄の観光危機管理に関する有益な情報を提供する一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローが運営するポータルサイト - ハイサイ!防災で~びる
沖縄県内の災害に関する情報を多言語対応で発信 - Safety tips
観光庁監修の外国人ツーリスト向けの災害情報アプリ - ハザードマップポータルサイト
洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報などを地図や写真に重ねて表示
◆勉強会を振り返って
これを機に、観光危機について竹富町から作成されるであろう観光危機マニュアルに沿って、何かあっても迅速に対応できるようにスタッフ同士で情報共有し、定期的に訓練をする必要があると感じました。
その上で当店のツアーに参加された方が「観光危機」に巻き込まれた時に可能な限りの対応ができるように備えておくことが大事ですが、基本的には観光危機になるべく巻き込まれないようにする必要があります。
例えば「台風接近時にフェリーが全便欠航しそうな日は早めにツアーを中止にして、石垣島から西表島に渡らないようにする」など、未然に危機を回避するアクションをしていきたいです。
2025年も安全・安心な観光地の中で、安全・安心なツアーを楽しんでもらえるショップでいられるように頑張ります。
《2025年の幕開け》新年のごあいさつ 2025年1月1日
みなさま、新年おめでとうございます。
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
本日より2025年。
新しい年のはじまりですね!
年の初めにあたり、本年の西表島カヌーツアー風車の決意をお伝えいたします。
◆これまで以上にルールを順守
2025年3月よりピナイサーラの滝やサンガラの滝など、一部のエリアでは厳しい立入制限が始まり、一日あたりの入域人数も厳密に管理されます。
案内できるガイドもただ条例に基づく免許を取得しているだけでなく、実技試験、筆記試験などに合格した「登録引率ガイド」である必要があります。
当店では2023年12月より準備をすすめ、所属する全ガイドがピナイサーラの滝やサンガラの滝を案内できる「登録引率ガイド」に認定されました。
世界自然遺産である西表島の特別なエリアをガイドする責任感をこれまで以上に感じ、これまで以上にフィールドを守る意識を高めていきます。
◆今年も開催!サガリバナツアー
2025年の夏もサガリバナカヌーコースでスタートです。
すでにツアーの受け付けも始まり、リピーターの方を中心に順調にご予約をいただいております。ありがとうございます!
本来であれば夏の観光シーズンが始まっているので、日中に開催するコースに専念したほうがスタッフの体調管理の面からしても安心ではあります。
しかし、西表島を代表する夏の風物詩であるサガリバナの美しさを、少しでも多くの方に観ていただきたく思い、今年も万全の体制でツアーを開催いたします!
◆創業26年目も前進あるのみ!
昨年に創業25周年を迎えた風車です。
本年も初志貫徹の精神を忘れず、安全で安心していただけるツアーをご提供いたします。
沖縄県公安委員会指定の安全対策優良海域レジャー提供業者(マル優)への認定はもちろん、ガイドのスキルアップを目指すための研修、自己啓発のための長期休暇など、長く当店でガイドを続けてもらえるための職場づくりもさらに進めて参ります。
風車にとって更なる飛躍を遂げる一年になるよう、スタッフ一同、一日、一日を大切に過ごしていく所存です。
今年の大晦日に「あっという間の一年だったね」と笑顔で語り合えるよう、がんばりますね。
本年も風車をどうぞよろしくお願いいたします。
西表島カヌーツアー風車
代表 大谷修一
《ごあいさつ》2024年も大変お世話になりました 2024年12月31日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
2024年もいよいよ今日で終わりですね。
いつもながら、あっという間の一年でした。
今年は元気で明るいスタッフ2名が入社し、コロナ禍からの立て直しにようやく取り掛かることができました。
縮小していたサービスも2020年以前に戻すべく日々、試行錯誤を繰り返し、少しずつですが前進できた一年だったと思います。
そして来年、風車は26年目のシーズンに入ります。
西表島には多くの同業者がおり、厳しい経営環境はこれからも続きます。
そのような状況においても、お客様を増やす競争に勝つのではなく、お客様にご満足いただける競争に負けないよう、これからも創業当時の初心を忘れずにスタッフと共に励んで参ります。
2024年もたくさんのお客様との出会いに恵まれた一年でした。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
本年も風車をご愛顧いただき誠にありがとうございました。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
西表島カヌーツアー風車
代表 大谷修一
ありがとう!ハイエース10!! 2024年11月9日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
本日、悲しいお別れがありました…涙
これまで13年に渡り、西表島を北へ南へ、東へ西へと走り続けてきた当店のハイエースが卒業となりました。
◆風車の影のスタッフたち
風車では所有する車両にすべて愛称を付けています。無くてはならない縁の下の力持ちであり、影のスタッフたちです!
この度、卒業したのは「ハイエース10(じゅう)」。10人乗りのハイエースだから「ハイエース10」。一番の古株です。
ちなみに、その次に仲間入りした10人乗りのハイエースは「ハイエース10N」。「New」の「N」です。
さらにその次は「ハイエースG」。これまでの2台と違って豪華なグランドキャビンタイプなので「G」。
そのまた次は「ハイエースW」。車体が真っ白なので「White」の「W」を取りました(笑)
どれをとっても単純明快な名前です。
まぁ、皆さんにとってはどうでもよい話ですが(笑)
◆こんな子(車)もいました
プライベートのファミリーカーで2004年に購入した、我が家で唯一の新車がありました。
車種はスズキのアルト。愛称はなぜか「モモちゃん」。3歳の時の娘が名付けました。
娘にとっては、夜泣きドライブ、保育所・幼稚園・小学校・習い事の送迎、などなど。
生まれた時からずっと身近にいる存在で、子育ての思い出にはいつもモモちゃんがいました。
そんなモモちゃんも、12年ほど経った頃からハイエース10と同じように車体のあちらこちらがサビて穴が空き、いたる所から雨漏りし始めました。
愛着があったので何度もお金をかけて修理したものの、車体のどこかに溜まった雨水が走るたびにチャプチャプ波打ち、足元はいつも水浸し。最終的にはクーラーもつかなくなり、2019年11月に残念ですが廃車の運びとなりました。
2004年から2019年までの15年間。
いっぱいいっぱい走ってくれて、たくさんの素敵な思い出ができました。
家族同様のモモちゃんとのお別れはとても寂しいものでした。
西表島を旅立つその日、しゅうさんの奥さんと娘は感謝のお手紙をダッシュボードに忍ばせ、貨物船に載せられ遠く離れていくモモちゃんを涙ながらに見送りましたよ。
たかが車、されど車。
いつも一緒に過ごしたモモちゃんとの15年間に感謝です。
◆第3の人生(車生?)のはじまり
話を戻します(笑)
風車にやって来る前のハイエース10は神奈川県を走っていました。
そして縁あって遠く離れた西表島までやって来て、そこから13年、風車でたくさんのゲストの思い出づくりに貢献してくれました。
本日、西表島を旅立ったハイエース10ですが、第3の人生(車生?)はどうやら外国へ輸出されるとのこと。
どこかの国で今後も現役で走り続けるのかと思うと、トヨタ車の高性能さに恐れ入ります。
平成12年5月の初登録から24年。中古車でしたが、とてもとても活躍してくれました。
幾度となく台風の暴風雨を受けたボディはサビだらけ、穴だらけ。
しかし、エンジンはいたって元気です!
走行距離168,000km。
これまでの感謝をこめて「ありがとう!ハイエース10!」
今後の活躍を期待します!
✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。 アリガトウ
リニューアル!クーラ川ジャングル探検コース 2024年8月23日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
夏休みも終盤。
暑い暑い西表島ですが、風車のガイドは全国から来られるファミリーの思い出作りのお手伝いに励む毎日です!
◆大人気コースの裏では不安も…
夏休みの家族旅行に大人気のマングローブカヌー&滝あそびいっぱいコースですが、こちらのツアーはピナイサーラの滝つぼまで約50分のカヌーと1時間弱のトレッキング(それぞれ片道)があるため、初めてのアウトドアアクティビティを体験するご家族や普段あまり運動をしない方にとっては「うちの子、最後までがんばれるかな…」「途中でリタイアしたらどうしよう…」と不安に感じてしまう場合もあるでしょう。
実際、これまでそのような理由でツアーの参加を見送られたゲストも沢山いらっしゃいました。
◆より優しく、よりライトに!
そこで風車は考えました。
さらに優しい内容でカヌー、トレッキング、滝あそびが楽しめるジャングル体験を!
5歳から参加可能な“マングローブカヌー&滝あそびいっぱいコース”でしたが、遊びのハードルを更に低く設定し、不安要素をなるべく排除。参加対象も4歳に引き下げ、よりライトな内容に見直した丁寧なツアー内容。
その名も『クーラ川ジャングル探検コース』です!
以前、開催していたクーラの滝を目指すコースを、よりちびっこ目線でリニューアルしたカヌー&滝あそびのスーパーライトコースの誕生です。
◆クーラ川ジャングル探検コース
カヌー約20分、川歩き約15分。(片道)
暑い日は滝を浴びたり、滝つぼあそび。
大人ならツアーをスタートして急げばすぐに目的地につくフィールドですが、こちらのコースは時間をかけてゆっくりじっくり前へ進みます。
なぜ?
それは急いで滝に到着するのが目的のコースではないからです。
小さなお子様はゴールのことよりも、いま目の前にある自然に興味を抱きます。
マングローブの根っこの不思議さ、見たことのない木の実、足元に転がる小石、干潟を歩くカニ、ひょうきんな表情のミナミトビハゼ。それこそ川に浮かぶ葉っぱですらワクワクの対象です。
西表島で目的地を目指すツアーとして代表的なものとして、やはり“ピナイサーラの滝”は外せないでしょう。事実、当店イチオシのコースでもあります。
しかし、当店が提供する“クーラ川ジャングル探検コース”は「クーラの滝」という小さな滝がゴールですが、この滝を見に行くことを主な目的とはせず、出発地から滝までのすべてのフィールドを楽しみます。
大人だけなら全行程3時間弱の内容を昼過ぎまで時間をかけてのんびり楽しみます。
とはいえダラダラしたツアーではありません。ガイドが精一杯の自然解説をしながら、お子様が西表島を好きになる第一歩になるようなツアーです。
大人にとっては何でもない光景でも、目線の低いちびっこにとっては大冒険。それこそ探検家になった気分で亜熱帯ジャングルのワクワクをたくさん見つけることでしょう。
◆河口から出発するメリット
出発地点はクーラ川の河口(海)となります。
遠浅の海はどこまでも歩いていけそうです。そして潮が引いていれば干潟が現れます。
潮の干満は毎日変化するので、参加する日の満潮が何時なのか、干潮が何時なのか、調べておくと楽しいですよ。
潮が満ちていたら、カヌーを漕ぐ距離を少し長めに設定することもできます。逆に潮が引いていたら干潟観察を楽しむことができます。
いつ行っても違う雰囲気が楽しめるフィールド。ガイド自身も楽しめる理由の一つです。
◆ママも安心!ライトな内容が「吉」
「ママも安心」ってどういうこと?と思われるかもしれません。
夏休みに大人気の“マングローブカヌー&滝遊びいっぱいコース”と比べるとカヌーを漕ぐ時間は3分の1ほどです。大人だと物足りないかもしれませんが、それは男性一人やカップルで参加された場合の話です。
もしもママ&ちびっこで二人乗りカヌーを漕ぐと、実質、ママは一人で漕ぐことになります。そしてカヌーは風に弱い乗り物なので、その時の風の状況によっては向かい風で前に進まない、なんてこともあります。
しかし、こちらのコースはそもそも短い距離をゆっくり進むので、ママがムキになって漕ぐ必要がありません。むしろ時間に追われることなく家族の写真撮影に夢中になれます。
ママもお子様と同じ気持ちで楽しめる。ママがぐったり疲れることがない。それもこちらのコースの魅力のひとつです。
◆ランチ難民発生中!!
こちらのコースはツアー終了後、当店のベースに戻るのが12時30分頃。あくまでも目安なので場合によってはもう少し遅くなることもあります。
そして、この時間に終了するコースで懸念されるのがランチ問題です。
西表島には100社以上のアクティビティ業者があり、日々、たくさんの半日ツアーが開催されています。それらのツアーに参加した方々が昼の12時~1時に上原港周辺で解散したらどうなるでしょう?
お昼時、西表島の上原港周辺の飲食店は大変混み合います。特にGW、夏休み、土日はお店の前に長い行列ができることも…。
暑い中、どのくらい待つのかわからないけど並ぶしかない状況。
いわゆるランチ難民の発生です。
ランチ難民を出さないための一つの策として「短時間ツアーの開催」という方法もあります。
ツアー内容を薄くして飲食店が混む前に終わらせる。これも一つの方法ですが、果たしてそれで良いのか疑問です。
以上の理由から、クーラ川ジャングル探検コースではランチの提供をさせていただきます。いくつかある当店のショートコースの中で唯一のランチ付きコースです。
ただでさえ暑い西表島。
私たちは先ほどまで和気あいあいと一緒にカヌーを漕いでいたゲストが、汗を流しながら、日陰を探しながら飲食店を探したり行列に並ぶ姿は見たくありません!
アクティビティが終わり、シャワーをゆっくり浴び、服を着替え、ホッと一息ついたその時にガイドが沖縄そばをお出しします。
ガイドとおしゃべりしながらランチを済ませたら、港やご宿泊先にお送りしてツアーは終了となります。
「急がず焦らず、無理のないツアースケジュールだったな…」と後で思い返すかもしれませんね。
<おまけ>
以前、西表島のランチ事情について記したブログがあります。よろしければご参考までにお読みください。
→ <ブログ> 西表島のランチ事情について
◆午後の予定もお聞かせください
ツアー当日の朝、ガイドは午後の予定をお尋ねします。明確な予定があればお知らせください。
また、お昼ご飯を食べながら「もっと遊びたいね」「由布島も行ってみる?」という話になることもよくありますので、そんな時はぜひガイドにご相談ください。
疲労度、天候、フェリーの時間など、様々なことを考慮しながら午後のプランをご提案します。尚、ご旅行の計画中にすでに「レンタカーで○○へ行く」など決まっていれば、ご予約時に教えていただけると助かります。
当店のスタッフはゲストの皆さんとの出会いを大切にし、限られた時間を精一杯ガイドしたいと考えています。
◆石垣島からの日帰り参加もお気軽に!
10月から翌年4月にかけて石垣港と上原港を結ぶ上原航路は頻繁に欠航しますが、その点についての対応策もバッチリです。
ツアーフィールドは西表島の北東部エリアにあります。最寄りの港は上原港。上原港から車で約15分の場所になります。しかし、この上原港は北よりの風が強いと波浪の影響で船が欠航します。その場合、西表島の玄関口は大原港になります。
クーラ川ジャングル探検コースでは、上原港が欠航した場合は往路のみとなりますが、大原港へお迎えにあがります。大原港でゲストの皆さまをピックアップしたら車で約40分かけて、直接、ツアーの出発地であるクーラ川へ向かいます。
そしてツアー終了後は上原港近くにある当店ベースでシャワー、着替え、ランチを終えて上原港で解散となります。
その後の復路は、上原港から大原港に向けて発車するフェリー会社の臨時バスに乗って大原港へ移動し、石垣港行きの船に乗ってお帰りください。
フェリーの時刻表は基本的に年2回の変更があります。
石垣島から日帰りで観光される皆さんは、ちゃんと石垣島へ戻ることができるのか心配になると思いますが、ご予約時に最新の情報をお知らせしますね!
クーラ川ジャングル探検コースでは、上原航路が欠航しても石垣港を8時30分に出発し、西表島で遊び終えたあと石垣島に戻るのを16時頃になるように設定してあります。
上原航路が欠航しがちな秋冬の季節でも石垣島から日帰りでジャングル探検が楽しめるスケジュールとなっています。
◆ どっちがいいのか悩みます…
ちびっこが参加できるカヌー、トレッキング、滝あそびのコースとして、クーラ川ジャングル探検コース と マングローブカヌー&滝あそびいっぱいコース のどちらに参加したらいいのか悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。
もしもそうであれば、当店のツアーと他社のツアーではなく、当店のツアー同士で悩んでいただけること、本当に感謝、感謝です。
どちらのコースにしたら良いのかお悩みでしたら、お気軽にお問い合わせフォームからご相談くださいね。
その際は以下の点についてお知らせください。
- 参加希望日
- 参加者の年齢と性別
- ツアー前日と当日のご宿泊先
当店のこれまで25年に渡るガイド実績から、予想されるリスクを含め、可能な限りの情報提供をいたします。
基本的にツアーの参加にあたり必要以上の不安を抱えることは好ましいとは言えません。可能な限り、お客様の不安が取り除けるような提案をしたいと思います。
場合によっては当店ではなく、他店のほうが楽しめると判断することもあります。その場合は当店が信用がおけると判断したショップをご紹介いたします。
風車のツアーに参加する。という事だけではなく、ただのお問い合わせのみであっても西表島での観光を楽しんでいただきたい。観光業者として当たり前のことをいたします。
ピナイサーラの滝『滝上』の魅力について 2024年8月16日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
本日は登山で滝の上を目指すピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースについてのお話です。
◆不動の人気ナンバーワン!
当店イチオシのツアーは、1999年の創業から現在に至る25年間、不動の人気ナンバーワンを誇るピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースです。
沖縄県最大の落差55メートルを誇るピナイサーラの滝の滝上と滝つぼを一日かけて巡る当店一番人気のコースですが、実は、西表島に来てピナイサーラの滝を訪れる多くの人たちは、滝つぼだけをカヌーとトレッキングで往復して滝の上にはほとんど行きません。
滝の上に行かない主な理由は以下のとおりです。
- 午後はシュノーケルツアーや由布島に行く
- 体力に自信がない
- 時間がない
◆なぜ風車は滝の上へ?
落差55メートルもある滝の上に行くにはカヌーから降りて約50分の山登りがあります。
前半の25分は一気に尾根まで上がるので、正直いってキツイです。夏場の南よりの風がほとんど当たらない滝上までのルートは蒸し暑く、熱中症の危険性もあります。
それでも滝の上を目指すのは、やはりそこから眺める絶景が素晴らしすぎるからです。
カヌーを漕いできたヒナイ川、深緑のマングローブの森、エメラルドグリーンとコバルトブルーの海、遠くに見える鳩間島。
おそらく一度眺めたその風景は一生忘れることはないでしょう。
◆絶景と危険を併せ持つ場所
素晴らし過ぎる絶景を堪能できるピナイサーラの滝上ですが、足元を見れば整備された歩道や高所からの転落防止の安全柵などは一切ありません。
山を登り切った解放感からはしゃいで注意力散漫になってしまうと、転倒や最悪の場合、切り立った崖から転落の危険性があります。
滝の上へ到着したら、まずはガイドによる注意事項の説明があります。歓喜の声を上げる前に一呼吸おいて危険ポイントの確認をお願いいたします。
特に崖の下にある滝つぼを覗く際は、必ず腹ばいの姿勢をとってください。
このような理由により、当店ではピナイサーラの滝上へ行くコースの対象年齢を10歳以上としております。また、強い雨の中では増水の危険性があるのでツアーを中止、もしくは滝つぼだけ行くコースに変更する場合もあります。
開催条件の多いコースですが、それでも25年に渡りピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースを開催し続けるのは、ガイド自身が「また明日も行きたい」と思えるような特別な場所だからなのです。
◆親しみのあるガイドと一日過ごそう!
ガイド付きのツアーに参加されたことのない方にとっては、ツアー当日の朝に港やホテルでガイドと出会った瞬間は緊張されているかもしれません。しかし、その緊張感もごく短い時間で緩んでいきます。
送迎車での移動中、受付時でのツアーの説明やレンタル品のフィッティングなど、ツアーの始まりにスタッフは丁寧なコミュニケーションをとることで話しやすい環境を作っていきます。
ガイド自身も参加者の皆さんがどのようなツアーを望まれているのかを可能な限り読み取ろうとします。
カヌーを漕ぎ始めると、ガイドは参加者の皆さんと適切な距離感を保とうとします。ファミリーならなるべくご家族だけのカヌーツーリングを、カップルやご夫婦なら二人だけのひと時を。
そしてガイドはマングローブの説明をしながら参加者の皆さんが興味のありそうなお話をところどころでします。
滝上までのハードなトレッキングをガイドと息を切らしながら、汗をかきながら、そしておしゃべりをしながら歩くことで、ガイドとゲストのお互いに親近感がわいてきます。
まだ出会って2時間も経っていないのに、親しみがわく。なかなか都会生活では体験できないことです。
→ 風車のガイド紹介
◆ガイドの荷物は12㎏以上
風車の滝上まで行くコースは、滝の上で沖縄そばを調理して食べていただくのが最大の特徴です。
ただでさえ非日常の絶景ポイントでアツアツの沖縄そばを食べる。これは石垣島でも体験できないのではないでしょうか?
どんぶり、鍋、カセットガス、水、食材、などなど…。
たくさんの荷物を詰め込んだ特大リュックを背負うガイドの姿は、まるでドラゴンボールの悟空とクリリンが亀仙人の修行で重い甲羅を背負って鍛錬をしていた時のようにも見えます(笑)
ガイドにとって思い荷物を背負って山を登るのはとても大変なことであり、そして忘れ物が一つも許されない重要なミッションです。
ライターを忘れた、どんぶりの数を間違えた…。
それだけでも大変なことになるので、出発前にはダブルチェックで荷物を再確認します。
これからもゲストの喜ぶ顔を見たいから、風車では滝の上での現地料理にこだわり続けますよ。
◆ガイドだけじゃないガイドのお仕事
ツアーも無事終了してゲストを笑顔でお見送りした後は、スタッフ総出で大量の道具の片付けやショップの掃除をします。
ガイドは体力的にキツく接客スキルも求められる大変な職業です。それでも続けられるのは「人を笑顔にできる」「人に喜ばれる」これに尽きるのではないでしょうか。
◆ピナイサーラの滝で一日を過ごす
当店のピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースに参加すると、西表島の基本的な魅力を体験することができます。そしてこのコースは石垣島からの日帰り観光も可能です。
ピナイサーラの滝に行くコースは他にもたくさんのツアー会社が開催しており、そのほとんどは石垣島を8時台に出発するフェリーに乗って西表島へ渡ります。そうすると、同時刻に大勢の人がツアーをスタートするため、所々で混み合ってしまう状況が生じます。
その点、風車では石垣島を7時台に出発するフェリーに乗っていただくので、混み合う前の静かなフィールドでカヌーやトレッキングが堪能できます。
朝早いのが苦手な方にとっては少しハードルが高いスケジュールですが、前日から西表島にお泊りの方や「得意技は早起きです!」という方には打ってつけのコースですよ!
◆早めのご予約を
ピナイサーラの滝周辺エリアは、2025年春より一日あたり200名までしか立ち入りできない特別な場所になります。そして2024年9月より入域許可の申請窓口がオープンする予定です。
これまで参加者の皆さんは “旅行滞在中に天気が良さそうな日にツアーを予約する” という行動が多かったのですが、希望日ギリギリの予約ではツアー会社に空きがあったとしても入域許可の枠(上限200名)に空きが無い可能性もあります。特に春休み、ゴールデンウイーク、夏休みは要注意です。
飛行機と宿泊の予約が完了したら、ピナイサーラの滝へ行こうと思うのであればツアーもなるべく早めのご予約をお勧めします。
→ ツアーに関するお問い合わせはこちら
◆さらに詳しく
特設のピナイサーラの滝特集ページでは、さらに詳細なツアーの流れを紹介しております。どうぞご覧ください。
~命のバトン~ ヨナグニサン次世代へ! 2024年8月14日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
昨日のツアー中、西表島に住んでいても滅多に見ることのできない、世界最大級の蛾(ガ)であるヨナグニサンに出会いました!
◆貴重な様子を観察
モスラ(なつかしい…)のモデルになったとも言われるヨナグニサン。
今回は、な、なんと交尾中でした!(多分)
しゅうさんが見かけたのはツアーが始まる9時頃とカヌーを終えて戻ってきた12時過ぎ。同じ場所で同じポーズをとっていたので、3時間以上もどのようにしていたのか…謎です。
多くの人が通る場所でしたが、誰も捕獲することなく、あたたかく見守っていたのですね。
◆前回の出会いは10年前
実は今から10年ほど前、夜のドライブ中に空からヨナグニサンが舞い降りてきたことがあり、当時のことを記したブログがあります。
羽化後の成虫は口が退化しているため食事ができず、寿命は長くて一週間ほど。その一週間というとても短い期間に交尾をして、次世代へ命を継承するためだけに生きるのです。
そんな儚い生き物のヨナグニサン。
大空を羽ばたく彼らの子孫にお目にかかれる日を心待ちにしたいと思います。
<最終回> サガリバナカヌーツアー 2024年7月10日
みなさん、こんにちは。
西表島風車のしゅうさんです!
本日は2024年ラストのサガリバナカヌーツアーでした。
◆お約束の満点の星空☆彡
本日も満天の星空の下、ツアー開催です!
天の川を眺めながらの出発。あまりにも天の川がはっきり見えるので空を見上げながらずっとカヌーを漕いでいたら首が痛くなりました。
それから朝焼けが始まるとアカショウビンが鳴き始め、サガリバナの香りがどこからともなく漂ってきます。
「たくさん咲いているかな?」
「花はいっぱい浮いてるかな?」
ドキドキしながらサガリバナの群生地へ。おそらくガイド全員、同じ気持ちだったはずです。
昨日はいつもより20分以上も遅く落ち始めていた花が、今朝はなぜだか逆に20分以上も早く落ち始めました。
サガリバナの「落ちるスイッチ」がいつもより早く、そして花の数も全盛、最後の最後に今季最高のサガリバナの鑑賞会になりました。
ヾ(*´∀`*)ノ ヤッター
◆大団円で終わりましょう
「なんで今日が最後なの?明日もすれば?」
ゲストの方にも言われましたが、実際、そう思えるほど見事な咲きっぷりでしたよ(笑)
ただ、本日が終わりで良かったと信じたいです。サガリバナの花のつぼみはまだたくさんあります。明日もたくさんの花を愛でることができるでしょう。
しかし、潮の干満の影響を受けるこのコース。明日からはツアーを開催するにあたりベストな時間帯が少しずつずれていくのです。このような理由からも、本日をもってサガリバナカヌーツアーは終了させていただきます。
2024年、風車のサガリバナカヌーツアーは事故などのトラブルも無く、有終の美を飾り終えることに成功しました。
そして今朝もモーニングシャワーで虹が!
◆2024年サガリバナツアーありがとうございました
朝食の後、ツアーの片付けを終えたスタッフは午前10時すぎに解散しました。
明日は完全休養日。
そして超朝型生活から通常の朝型生活に戻ります。これから始まる夏の本格シーズンを前に、スタッフ全員がとてもよい経験ができました。
日中のツアーでは、まだしばらくはジャングルに落ちているサガリバナの花をたくさん見ることができます。ガイドはサガリバナツアーでの経験談を興奮気味にするかもしれません…お楽しみに!
そしてサガリバナツアーの売上の一部はタイヤ交換に充てさせていただきます。
2024年、風車のサガリバナカヌーツアーは事故などのトラブルも無く、有終の美を飾り終えることに成功しました。
今年の夏も安全第一を心がけ、皆さまにエキサイティングでドラマチックな体験をご提供できるようにスタッフ一同努めて参りたいと思います。
本日も風車のカヌーツアーにご参加いただき誠にありがとうございました。
◆追伸:来シーズンの参考にどうぞ
以前もお伝えした情報を再掲載しておきますね。
来年、2025年こそはツアーに参加してみようかなぁ…と検討されている皆さま、参考までに来シーズンの先取り情報を少しだけお伝えします。
<2025年>
6月28日(土)満潮 8:49
6月29日(日)満潮 9:36
この辺りは潮の干満が好影響です。ツアー開催期間中、前半戦の「推し日」になるのではないでしょうか。
とは言え、まだ一年先のこと。ご予約開始は半年近く先の予定です。
【救命救急講習会・法令講習会】に参加しました 2024年6月1日
こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。
先日、竹富町の観光ガイドを対象とした“救命救急講習会・法令講習会”にスタッフ全員で参加してきました。
西表島でカヌーやSup、トレッキング等の自然ガイド事業に携わっている者は、竹富町の条例に従って年に一度は受講する義務があるのです。
◆救命救急訓練
心肺蘇生やAEDの使い方、止血、熱中症などの基本的な応急手当について学びます。
ガイドを続けていると何度も同じことを訓練してきましたが、実際に救命救急を必要とする場面に遭遇した時に素早く対応できるよう、やはり定期的に訓練を続ける必要があります。
それと同時に、救命救急を必要としないツアーを開催するためにはツアー出発前、ツアー中におけるゲストの体調チェックをこれからもしっかりやっていきます。
◆法令講習
竹富町、林野庁、環境省、沖縄県の担当者からさまざまな法令について説明を受けましたが、一つ、一つを完璧に理解するにはかなりの時間が必要です。
基本的には当店がこれまで25年間、続けていたツアーをこれまで通り続けていたら問題はないはずです。ただ、今年、新しいスタッフも入ったことだし、これまで続けていたことが正しく行動できているかを定期的に確認していかないといけません。
▼竹富町
→ 案内人条例について
▼沖縄県
→ 沖縄県希少野生動植物保護条例について
▼九州森林管理局
→ 入林届について
▼環境省
→ 西表石垣国立公園について
◆西表島エコツーリズム推進全体構想
これらの講習の根幹には西表島エコツーリズム推進全体構想があります。
西表島で長く、正しくガイドをしていくにはこの全体構想を理解していく必要があります。
年に一回の講習会で満足することなく、ツアーの参加者にもわかりやすく説明できるように風車のガイド全員がこれからも学び続けていきたいと思います。