西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

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 コエンザイムQ10 2014年4月12日


みなさん、こんにちは!

先日、朝日小学生新聞を読んでいると“ツガルさんは「120歳」”という見出しで、横浜の動物園で長生きしている雌のおばあちゃんラクダの記事が載っていました。

そして、その中に興味深いことが書かれていたので今日はそのお話を紹介したいと思います。

▼2014年4月3日付 朝日小学生新聞

◆「みんなの宝」ご長寿ラクダのツガルさん

以下、 朝日小学生新聞より抜粋。

ツガルさんは10年ほど前から前脚の関節炎をわずらい、立ち上がることができません。それでも食欲は旺盛で、バケツ2杯分の野菜、青草、ファンから差し入れの沖縄・西表島産黒糖などをペロリ。
老化防止に役立つとされる成分コエンザイムQ10も混ざっているので、「床ずれがよくなりました。人間の1か月分がラクダの3日分です。」

西表島産の黒糖を差し入れしたツガルおばあちゃんのファンの方、よくぞ数ある黒糖の中で西表島産を選んでくださいました。
おかげで「コエンザイムQ10」という成分にも興味がわきました!

◆コエンザイムQ10とは?

調べてみたところ、コエンザイムQ10とは老化を遅らせたりする効果の他、栄養をエネルギーに変える働きもあるらしく、サプリメントとしても人気があるみたいです。

ただし、そのコエンザイムQ10が黒糖に含まれるという話は正直言って聞いたことがありませんでした。
ネットで調べてみても分からず、ついに記事元の朝日小学生新聞に電話で聞いてみたところ記者さんが丁寧に教えてくれました。

ツガルさんは10年ほど前から前脚の関節炎をわずらい、立ち上がることができません。それでも食欲は旺盛で、バケツ2杯分の野菜、青草、ファンから差し入れの沖縄・西表島産黒糖などをペロリ。
(その中には)老化防止に役立つとされる成分コエンザイムQ10(のサプリ)も混ざっているので、「床ずれがよくなりました。人間の1か月分がラクダの3日分です。」

ということらしいです。

つまり、黒糖にはコエンザイムQ10は含まれていなかったんですね。自分の読解力のなさにがっかりです…

しかし、小学生新聞とはいえ一面に大きく西表島に関係することが紹介されただけで、朝から嬉しい気持ちになりました。誇れる物がいっぱいある西表島ってすごい!と改めて感心しました。

 西表島の無人売店 2014年4月11日


みなさん、こんにちは!

西表島には懐かしの「無人売店」がたくさんあります。

◆暮らしの一部「無人売店」

冬場は野菜、春から夏はパインやドラゴンフルーツ、マンゴーなど南国情緒たっぷりのフルーツが所狭しと並びます。もちろんすべて西表島産。島民だけでなく観光客にも人気の無人売店は、リーズナブルな価格で新鮮な農作物が手に入る貴重な存在です。

◆無人売店の魅力

なんといっても生産者の顔が浮かぶということでしょう。

西表島で暮らしていると「この売店は○○おじぃが育てたの野菜」、「あの売店は△△おばぁが作ったパイン」といった具合に、無人であっても生産者が誰だかわかるのです。日頃からお付き合いのある方が作った野菜の場合もあります。

信頼できる農家の農作物を直接手に入れることができるなんて、とても素晴らしいシステムだと思いませんか?

もし、あなたが無人売店のオーナー(生産者)が商品を並べているタイミングに出くわしたなら、それはかなりラッキーです。「無人売店」が「友人(有人)売店」となり、商品をサービスしてくれるかもしれません。

以前、100円のパインを2個買ったら、あと2個おまけしてくれた事もありましたよ。

◆代金は必ず支払うこと!当たり前ですが…

無人売店における買い物の流儀として、代金は必ず支払うことが求められます。誰も見ていないからといって、支払い代金をごまかしたり商品を持ち去ることは絶対やってはいけない行為です。

日本を訪れた外国人が驚くことの一つが自動販売機の多さだそうです。そして、日本の自動販売機は壊されたりお金や商品を盗まれる事がほとんど無いのも信じられないという話をよく聞きます。

無人売店はさらにその上をいく存在だと私は思っています。西表島では当たり前の光景ですが、旬の物を良心的な価格で提供してくれる無人売店って、本当にすごい存在なんです。

ちなみに以下は漁具として使われた後、廃棄処分された“浮き玉”を再利用した料金箱です。

◆西表島産パイナップルのまとめ買い

西表島の特産品の中でも、とりわけ人気なのがパイナップルです。

島中の無人売店にパインが並ぶと、スーパーで段ボールをもらい「これでもか!」というほどパインを詰めて「ゆうパック」で親戚や友人に送ります。
見た目は不恰好かもしれないけど、それはそれで風情があり皆さん喜んでくれます。

西表島へお越しの際は、送りたくなる何かが無人売店にあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!

◆ある時はある、ない時はない。

基本的に旬のものを販売しているのが無人売店で、ある時はあるけど、ない時は無いのが原則。今は野菜の時期で玉ねぎや葉野菜が豊富です。

ゴールデンウイーク頃からいよいよフルーツの出番です。
西表島産のピーチパインを皮切りに、マンゴーやドラゴンフルーツなどたくさんのトロピカルフルーツが楽しめますよ!

 春休み!ピナイサーラの滝つぼでの水遊びについて 2014年4月3日


みなさん、こんにちは!

海びらきも終わり、気温が25℃まで上がる日も多くなってきた西表島です。夜は冷房をつけて寝る日もちらほら…。

本土では「三寒四温」といったところでしょうが、最近「今の時期、滝つぼで泳げますか?」というお問合せをよくいただきます。

◆西表島ではどんな遊びをしているの?

正直いって夏ほど水温は高くありませんが、ここ最近のツアー写真を眺めてみると、けっこうたくさんの方が泳いでいたことがわかります。
泳ぐ方が多いのは基本的に蒸し暑い日。三寒四温で例えると「四温」の時です。

では、夏ほど暑くもないのに、なぜ4月に海ではなく滝つぼで泳ぐ人がいるのか?その訳は…

◆答えは「ジャングルトレッキング」

カヌーを降りてから滝つぼまでは約20分のトレッキングが必要で、その間に身体はどんどん温まります。
夏だとサウナに入っているかのごとく汗がしたたり落ちますが、3月でも気温が25℃前後の日の場合、湿度の高いジャングルを20分も歩き続けると夏の様な暑さを感じます。

そんな時、目の前に滝つぼが現れると泳ぎたい気持ちがわいてくるのです。

◆滝つぼでの水遊びは希望者だけです

ちなみに滝つぼで泳ぐのはご本人が希望された場合のみです。最初から泳ぐ気のない方は水着を着用する必要はありません。

ただし、ちょっとだけ泳いでみようかなあ…という気持ちがある方は念のためツアー前に水着を着ておいてくださいね。

◆みやげ話になります

桜前線が北上中の日本列島ですが、そんな中、西表島では滝つぼで「修業」ではなく「遊び」で泳ぐ人がいる!それだけでもみやげ話になりますね。

滝つぼから上がった後は、さすがに身体が冷えますので、風車では熱いお茶をご用意してます。

◆ゴールデンウイークはどうなの?

その頃は、滝つぼで泳ぐ人がいっぱいですよ。ゴールデンウイークに西表島へ来られる方は、水着を忘れずにお持ちくださいね!

 卒業旅行、団体旅行への対応について 2014年3月23日


こちらのブログは2014年3月のものです。
最新の情報は こちら をご覧ください。

◆学生さん、いらっしゃい!

毎年2月と3月は学生旅行のシーズンです。今年も多くの学生さんにご来店いただき、おかげさまで風車もにぎやかな毎日です。

通常、ツアーで訪ねる滝つぼは4月後半から水温も上がって泳ぐことができるのですが、元気いっぱいの学生さんは、なんと真冬の2月から泳いでました!
若いって本当に素晴らしいことですね!

特に卒業旅行で西表島に来られた大学4年生の皆さんは、最高の思い出ができたと思います。

◆6名以上のグループでツアーへ参加したい場合

幹事さんはなるべくお早目にお問合せ、お申込み下さい。

1グループ6名様以上の場合、基本的に「貸切りツアー」として対応します。貸切りツアーのメリットは、なんといっても気心知れた仲間だけなので、他人に気を使うことなく自分たちのペース、ノリで楽しむことができます。これなら幹事さんも安心ですね。

◆まずは風車にご相談ください!

幹事さんの仕事はたくさんありますが、一番大変なのはメンバーの意見をまとめる事です。それぞれの見たい物や体験したい事が少しずつ違う場合もあると思います。

移動時間の調整、コース内容の変更、メンバーの年齢差や体力差について、などなど…。疑問や不安な点があったら気軽に風車までご相談ください。少しでも幹事さんのお手伝いができるよう、できるだけご要望にお応えします!

◆修学旅行も対応可能!

修学旅行で人気上昇中の「ピナイサーラの滝」を訪ねるカヌーツアーは、カヌー組合での自主ルールによって、一日あたりの受入れ人数が1業者14名様まで、一人のガイドが案内できる上限は7名様までとなっております。(平成26年3月15日現在)

もし14名様以上でツアーへ参加したい場合は、他店と連携して対応いたしますのでお早目にご連絡ください。

◆おひとり様でも安心してご参加ください!

団体の方を貸切りツアーにすることにより、1名もしくは2名で参加する方にも安心してツアーを楽しんでもらうことができます。大人数のグループと一緒に、自分ひとりだけでツアーへ参加するのは、ちょっと勇気が要りますよね。

それよりも、一人旅や二人組など少人数同士のメンバーで構成されたグループの方が、みんな気軽に自分自身のペースでカヌーもトレッキングも楽しむことができます。

 1999年11月創業の風車は、これまで本当に多くの皆様との出会いの中で、ツアー内容や顧客サービスを少しずつ改善してきました。

これから先も、個人旅行や団体旅行にかかわらず最高の思い出作りのお手伝いをします。ほんのささいなことでも構いませんので、ツアーに関するご要望がありましたら風車までご連絡ください。

 西表島の天然もずくを求めて! ~下見編~ 2014年3月21日


みなさん、こんにちは!

ここ西表島では海びらきも無事終わり、最高気温も25℃近くまで上がる季節になりました。三月ももうすぐで終わりですが、これからの楽しみの一つに「もずく採り」があります。
そう、本土の方にとっては酢の物でおなじみの「もずく」です!

◆春の最重要イベント!

春休みシーズンになると島は観光客でにぎわい、われわれ観光業も繁忙期を迎えますが、その忙しい合間をぬってでも行きたくなるのが「もずく採り」なんです!

◆「もずく」とは…?

漢字では「藻付」と書くそうです。
海中で他の海藻類にくっ付くから「藻付く」になったとか。ただし、養殖生産されているオキナワモズクという種類は藻ではなく石にくっ付くそうです。

もずくについてちょっと調べてみたら面白いサイトを発見しました。「沖縄県もずく養殖業振興協議会」さんのHPで、もずくに関する様々な情報が掲載されています。

トップページにはもずくの養殖風景を空撮でとらえた写真が出てきます。まさに「海の畑」といった感じで「へぇー、もずくってこんな風に育てるのか!」と感心します。

他にも、もずくのCMやテーマソングのダウンロード、もずく大使の紹介など「クスッ」と小笑いしちゃうような情報も発信されています。
そして、沖縄県内の漁協ごとの水産加工品の紹介もされています。採りに行くのは難しいけど、もずくの美味しさを舌で知りたい方は参考にしてくださいね。

沖縄県もずく養殖業振興協議会さんによりますと、本全国に流通しているもずくのほぼすべてが沖縄産だそうです。すごいですね!!

沖縄県もずく養殖業振興協議会

◆干潮時に浜辺へ行ってみると…

実は今日、もずくの生育具合をチェックしに行ってきました。

もずくは比較的、水深の浅いところに生えています。もし採り時であれば浜にはオジーやオバー、家族連れの島民が和気あいあいと腰をかがめてもずく採りを楽しみますが、この日は浜へ出るなり一目瞭然…誰もいません!

もずくがまだ生えていないことが容易に想像できます。

しかし、せっかく来たのだから念のため海へ入ってみました。浜辺から歩くこと約100m…。あっ、ありました!もずくです!

遠浅の海を珊瑚でケガをしないよう慎重に歩きながら沖合に進むと、ちらほらともずくを発見。

まだ新芽といったところで若いもずく達です。
このような新芽の細いもずくが好きという方もいますが、ごっそり採って狩猟本能を満たすようなもずくを採りを楽しみたい方にとっての収穫時期はもう少し先になりそうです。

私の理想のもずく採りは、風の吹いていない小春日和の干潮時、ひざの辺りまで海水に浸かりながら水面を見下ろすと、いたる所にもずくがユラユラ…。まるでもずくの草原を歩いているかのような気分で、あとはひたすら採りまくるだけ。

はぁー、、想像しただけでワクワクします。しばらくしたら、再度もずくの様子を見に行こうと思います。

◆そして追記…

いよいよ待ちに待ったもずく採りに行ってきました!
詳しい様子は こちら をご覧ください。

 風車は沖縄県公安委員会指定の安全対策優良事業所です 2014年3月19日


みなさん、こんにちは!

今日の西表島は晴れ、気温25℃と気持ちの良い「夏日」でした。すでに海開きも終わり、いよいよ一年で一番過ごしやすい「うりずん」の季節へ突入します。これからは海へ山へと出かける方が多くなります。

◆うりずんの風の季節です

大人も子供も楽しい外遊びですが、楽しい一日を楽しく終えるためには「安全」にも気をつけなくてはなりません。

海や川へ入る時はライフジャケットを着て滑りにくいシューズを履く。熱中症予防のため帽子をかぶって水分補給をこまめに行う。
こんなの当たり前と思われるでしょうが、意外にこのような準備を怠ったまま海や川へ入る方が多いのも現実です。

さて、前置きが長くなりましたが、今日は風車がカヌーツアーを開催するにあたり一番気をつけている「安全対策」について少しお話しします。

沖縄県でカヌーツアーを開催しているお店は、以下の条例に基づき沖縄県警と公安委員会に事業届を提出しなくてはなりません。

現状ではカヌーツアーを提供するお店は「許認可業種」ではありません。ある程度の書類を整えて提出すれば受理され営業が可能になります

◆「マル優」事業所とは

この条例の中で、沖縄県公安委員会が安全対策基準が十分に満たされていると認めた海水浴場、潜水業、 プレジャーボート提供業者及びマリーナ業などの事業者を「安全対策優良海域レジャー提供業者」いわゆる「マル優」事業者として指定します。ちょっと難しいかな?
ちなみにカヌーツアーは「プレジャーボート提供業」に分類されます。

風車も「マル優」事業所としてカヌーツアーを開催してます。
マル優の指定を受けるために平成21年から取り組みを開始し、同年5月29日に「安全対策優良事業者指定通知書」の交付を受けました。それ以降は年に一度の立ち入り審査を経て「マル優」事業所として継続認定されています。

◆風車の「安全」に対するポリシー

ここで風車のツアースタイル、いわゆるポリシーを紹介します。

ツアー当日の朝、ホテルや港へお客様をお迎えに行きます。そして、その後はフィールドへ直行せず、まずは風車のショップへ来ていただきます。
ショップへお連れすることにより、他のお店に比べると出発時間は少し遅めになりますが、ここが風車の「こだわり」なんです!

ショップで腰を据えて一呼吸置くことにより「ツアー中の安全に対する意識づけ」や「ゆとりある準備」を行うことができ、その他にも以下のようなメリットがあります。

  • ショップ内には当日の天気予報、ツアーに関する注意事項や緊急時の連絡体制などを掲示。ご案内する担当ガイドとの情報共有や事前コミュニケーションが図れます。
  • 貴重品を専用ロッカーに保管していただくことにより、フィールドにおける大切な荷物の紛失、盗難を防ぎます。
  • お客様の体調チェックを行います。特に石垣島から来られた方は船酔いしている場合もあるので、少し休憩してから出発します。

尚、ツアー出発前に体調不良を訴えられた方や担当ガイドがツアーへの参加は困難であると判断した方はツアーをキャンセルしていただく場合もありますのでご了承ください。

◆衛星携帯を携帯することも

ガイドは緊急時にショップスタッフと連絡が取れるように携帯電話を携帯しているのですが、西表島のジャングルでは圏外の地域が多いのが実情です。緊急時に素早い連絡が取れないフィールドへ行く場合は、携帯電話の他に衛星携帯も持って行きます。こうする事により、緊急時の連絡体制への死角を無くしています。

◆風車のガイドは「救急法」「水上安全法の講習会」を継続して受講

これらの講習会は期限付きの認定制度なので定期的に受講する必要があります。

◆安全に対する取り組みに終わりなし!

ガイドは一日の終わりに日報を記入し、その日の出来事や問題点にちて情報共有します。お客様からいただいたご意見も、毎日の朝礼と終礼で取り上げ、改善できる点から取り組んでいます。

 ニンガチカジマーイ(二月風廻り) 2014年3月18日


みなさん、こんにちは!

沖縄では3月になるとよく広報や新聞で「二月風廻りに注意」という呼びかけがあります。なかなか聞き慣れない言葉ですが「二月風廻り」と書いて「ニンガチカジマーイ」と読みます。

◆ニンガチカジマーイとは?

この時期、沖縄近海の東シナ海で発生する低気圧によって強い風が発生し、海が大荒れする気象状況のことを言います。

東シナ海の台湾付近で発生する低気圧、いわゆる「東シナ海低気圧」を等圧線の形から「台湾坊主」と呼んでいたこともあるそうです。

▼沖縄マリンセーフティビューローによる注意喚起

急激に発達した低気圧とそれに伴う前線が通過した場所は、南風から北風への変わり具合がめちゃくちゃ早く、海でのレジャーはとても危険です。

ちなみに「ニンガチ」とは旧暦の2月のことを言い、新暦では3月となり特に中旬頃は注意が必要です。

◆ニンガチカジマーイによる気象変化

下の図を見てください。
赤い線が引いてある午前7時と8時を境に天気が急変しています。南寄りだった風が北風に変わり、気温もぐんぐん下がっていく典型的なニンガチカジマーイ現象です。

これまでの経験上、3月だけでなく5月上旬までニンガチカジマーイによる急激な気象変化に注意する必要があると思います。

▼ニンガチカジマーイを数値で見る

◆この時期のカヌーツアー

この時期、風車ではニンガチカジマーイの影響を最小限に抑えてくれるマングローブ内でのカヌーツアーをお勧めしています。マングローブの森は強い風をさえぎってくれるので、安全にツアーを催行できます。

ニンガチカジマーイで冬と春を行ったり来たりしながらも、季節は確実に春へ近づいていきます。さらに季節が進むと、次は沖縄で最もすごしやすいと言われる「うりずん」の季節となります。
「うりずん」についてはまたの機会にご紹介しますね。

 日本最南端!八重山の海びらき2014 in 西表島 2014年3月16日


みなさん、こんにちは!

昨日の前夜祭に引き続き、今日は本祭の「日本最南端!八重山の海びらき2014」に行ってきました。

◆オープニングセレモニー

会場は西表島のトゥドゥマリの浜(月が浜)です。
この日の天気は曇り、気温は21℃。砂浜でビーチパラソルなしで寝そべるには最高の気候でした。ちなみに真夏だとパラソルがないと日差しの強さに参ってしまいます。

午前9時半から海の安全をお祈りする「海開き祈願」が行われ、石垣市の中山市長がお清めの塩を海岸へ撒き終わると、いよいよ「日本最南端!八重山の海びらき2014」のスタートです!
まずは地元青年会によるエイサーの舞から披露。

▼迫力満点!日々の練習の成果

▼獅子に頭を噛まれるとご利益あり!

この八重山の海びらきは八重山郡を形成する石垣市、竹富町、与那国町の3市町村が合同で行います。
今年は西表島が舞台となりましたが、昨年は石垣島でした。

▼竹富町長による開会のあいさつ

▼石垣市長による主催者あいさつ

来賓のあいさつが終わると、西表島の上原小学校6年生児童により「宣言文」が読み上げられ、海開き宣言が行われました。

▼「日本最南端!八重山の海びらき」を見事に宣言!

そしてオープニングテープカットです。グンバイヒルガオにハイビスカスやブーゲンビリアをあしらった南国らしいテープが素敵です。

▼八重山の2大ゆるキャラもテープカット

◆初泳ぎ!海上収穫祭!!

テープカットが終わると、今か今かと待ち構えていた子供たちが海に向かって一斉に駆け出します。大人たちはその様子をカメラに収めたり、笑顔で見守ります。

テレビカメラや新聞各社の撮影隊が待ち構える中、元気に海に飛び込み「海上収穫祭」がはじまります。
海上収穫祭とは、カヌーの上から果物や野菜を海に向かって投げ、それを初泳ぎをしている人たちがキャッチするのです。

万が一に備え海上保安庁の海猿たちも待機。沖合には巡視艇の姿もあり、安心して初泳ぎを楽しめます。

しばらくすると、何やら遠くから一機のヘリが‥。
「パラパラパラパラ‥」とどんどん近づいて来ます。ついには「バラバラバラーッ!!」と大きな音を立て、かなりの至近距離まで来てくれました!

機内からは海上保安庁の方々が手を振ってます。みんなも「おーい、おーい!」と手を振り、その迫力に大人も子供も大喜びです。

海の安全はたくさんの方々のサポートがあって成り立っています。今年の八重山のマリンレジャーは事故ゼロでいきたいですね。

◆まだまだ続くイベントプログラム

ステージでは伝統芸能の披露やTシャツデザインコンテストの表彰式が行われました。コンテストの優勝者は千葉県在住の主婦の方です。二人のお子さんも大喜びでした。

▼西表島を代表する民謡「デンサー節」

▼Tシャツデザインコンテスト表彰式

他にも、八重山特産品の「活き車エビのつかみ取り」や「宝探しゲーム」、海上では「綱取り大会」など楽しいイベントが目白押しでした。
車エビはケガをしないようケンを取り除きつかみやすくなっていました。しかも、捕まえた車エビはその場で焼いてくれたそうです。

宝探しゲームでは、砂浜に埋められたたくさんのお宝を探します。特等の目録は、なんと折りたたみ自転車。
地元の小学6年生の女の子が見事掘り当てました!

海上では綱取り大会が行われました。

負けたら容赦なく海へドボン!

◆第35代 ミス八重山

八重山の海びらきでは、毎年「ミス八重山」の発表もあります。
今年度のミス八重山のお二人、八重山観光の益々の発展のため、これから一年間の活躍が期待されます。

▼衣装は八重山みんさー「あざみ屋」製作

左が「ミス星の砂」の遠藤南さん、右が「ミス南十字星」の東内原真子さん。ちなみにミス八重山に選ばれたお二人には副賞も授与されました。写真はその一部です。

どれもこれも素晴らしい物ばかりですが、私は特に船会社さん提供の年間フリーパスが羨ましいです。

◆来年は与那国島?

このイベントは、毎年、八重山の島々が持ち回りで行います。昨年は石垣島の底地ビーチだったので、おそらく来年は与那国島で行われると思います。

南国のビーチで昼間から飲むビールは最高に美味しく、閉会のあいさつが終わっても、ほろ酔い気分で砂浜で寝込んでいる観光客の方も見かけました。内地で花見をする前に夏気分を体験できたのではないでしょうか。

今日の西表島は海開き日和りの一日でした。

 日本最南端!八重山の海びらき2014 in 西表島(前夜祭) 2014年3月15日


みなさん、こんにちは!

2014年3月16日は西表島のトゥドゥマリの浜(月が浜)で海びらきが行われます。それに先立ち、前日の15日の夕方から前夜祭が行われました。

◆明日は日本最南端の海びらき

夕方の気温は約18℃。
日が沈むと肌寒くなってきましたが、砂浜の会場は、きめの細かい砂なので裸足で歩くのが気持ちよく、子供たちはゾウリを脱ぎっぱなしでした。

▼地元同好会によるフラダンス

▼奇妙な風貌に逃げ出す子供もちらほら…

▼勇壮な舞を披露してくれたエイサー

▼ピーチパイン早食い競争

▼西表島の船浮出身、池田卓さんによるライブ

▼西表島の祖納出身、崎山洋平さんによるライブ

祭りの最後はお約束のカチャーシー。ステージ付近は踊りまくりです。

◆お腹も満たしてくれる前夜祭

屋台も出ており、ビールや泡盛だけでなく、焼きそば、焼き鳥、ジューシーごはん、から揚げ、カレー、などなど‥。西表島を食べつくそう!というバザーも出店してしてました。
しかし、飲んだり食べたり、ステージの演目を見るのに夢中で写真は撮りそこないました。ちなみに島らっきょも販売していましたよ。

◆日本一早い海開きはどこ?

八重山では何年か前までは「日本一早い」海びらきをウリにしていたのですが、ここ最近は「日本最南端の海びらき」がキャッチコピーのようです。
ちなみに日本一早い海びらきをしているのは、小笠原の父島で元日に行われるそうです。

沖縄でもクリスマスやお正月に海で泳ごうと思えば泳げますが、南国とはいってもやっぱり水温は低いです。3月下旬以降の晴れた日が無難でしょう。

明日の最高気温の予想は23℃。天気は晴れ時々くもり。まずまずの海びらき日和になるのではないでしょうか。

 西表島で花粉症? 2014年3月15日


みなさんこんにちは!
みなさんは「沖縄には杉がないから花粉症にならない」と世間一般で言われているのをご存知ですか?

まったくその通りで、春先は花粉症に悩まされることなく快適な毎日が過ごせます。ちなみにヒノキもないのでスギ花粉の次にやってくるヒノキ花粉に悩まされることもありません。
春先の花粉症にお悩みの方は沖縄への「逃花粉旅行」がおすすめです。

◆花粉症なんてない…はずだった!?

沖縄に移住した一年目、私は西表島の隣の竹富島でアルバイト生活を送っていました。
周囲約9キロのサンゴでできた小さな島では、一年を通して花粉症になることはありませんでした。花粉症にならない島、竹富島は私にとっての「楽園」でした。

そして、ほどなくして西表島に移り住み「風車」を創業したのですが、なんと西表島ではすっかり忘れていた花粉症が再発したのでした!

◆花粉症の原因は?

そもそも花粉症の原因はスギやヒノキだけではありません。

広島県出身の私は15年以上前にアレルギー発症の原因となる植物を調べてもらいました。その結果、スギやヒノキアレルギーだけではなく、一番の宿敵はイネ科のカモガヤだと判明しました。

当時はGWを過ぎた頃から梅雨明けまでの約2ヶ月間がピークで、学生時代はアレルギー反応が出ると勉強に身が入りませんでした。もちろん言い訳ですが‥。

私が西表島で発症する花粉症はおそらくイネ科の雑草だと思われます。どの草かは特定できないのですが、とにかく西表島には牧草をはじめイネ科の植物だらけです。
カモガヤほどひどい症状がでないのは救いですが、西表島に来られる方でイネ科のアレルギーをお持ちの方は常備薬を持参したほうがよいでしょう。

我が家の目の前…。見渡す限りイネ科の植物がいっぱいです(泣

◆いまは懐かし「置き薬」

ちなみに西表島に薬局は一軒もありません。そのためか、島には「置き薬」の営業マンがよく訪ねてきます。使えば薬代が発生するシステムで定期的に薬箱の中身をチェックしてくれます。

ちなみに風車の置き薬には花粉症に効く鼻炎薬は入っていませんでした。今度リクエストしてみましょうね。