<風車ブログ> カテゴリーの記事
いよいよ梅雨明け!熱中症警戒アラート発令中!! 2025年6月8日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
ただいまエアコンをつけて扇風機は風量「中」にしながらこのブログを書いています。
本日5時、今年3度目の熱中症警戒アラートが発令されました。
そして先ほど沖縄気象台より沖縄地方が梅雨明けしたとの発表がありました!
今年の梅雨明けは「平年より13日早い、昨年より12日早い、1951年の統計開始以降、最も早い(1位の2015年と同順) 」とのことです。
→ <沖縄気象台> 梅雨明けの発表
庭に咲くプルメリアにとっては「ウェルカムですぅ♪」な夏本番がやってきましたが、人間にとっては…あ、暑いです(汗)
◆熱中症についておさらい
暑さでツアーが中止になることはありませんが、日本の夏の暑さは深刻です。熱中症は日頃から個人で対策しなくてはならない時代になりましたね。
これから10月中旬まで、西表島は一番暑い(蒸し暑い)季節を迎えます。
その暑さの中でアクティビティ体験をされる方には西表島に来られる前までに熱中症になりにくい身体づくりをしていただきたいのです。
熱中症について過去のブログも参考にしていただけたら嬉しいです。
◆もしツアー中に熱中症になったら?
暑い日のツアーではガイドが定期的にお客様の体調をチェックしますが、ちょっとした違和感があれば早めにお知らせください。
ちょっとした違和感とは「頭が痛くなってきた」「気持ちが悪く吐き気がする」「息苦しい」「水が飲み込みにくくなった」「視界がチカチカする」などなど。
ガイドは飴や塩分チャージタブレッツ、冷えピタを携行しているのでお配りします。
それでも体調が良くならない場合は、早めに下山することを強くおすすめします。
温度も湿度も高い、風通しの悪いジャングルでは、体調の回復はなかなか難しいので早めに出発地へ戻りましょう。
出発地へ戻ったら以下のように対処します。
- 水分が摂れる … ホテルへ戻り冷房の効いた部屋で休む
- 水分が摂れない … 診療所で診察を受ける
◆カヌーツアー前日の過ごし方
夏のご旅行は一生の思い出になりますよね。
風車のカヌーツアーへ参加してくださる皆さまにも、もちろん楽しい思い出をつくっていただきたいです!
そのためには「ツアー前日の過ごし方」が重要と当店では考えます。
ツアーの前日はなるべくアルコールは控え、とにかく睡眠をしっかりとってください。特にダイビングやシュノーケルをされた身体は思いのほか疲れています。
真夏のカヌーとトレッキングは、とにかく身体を動かす疲れ以上に強い日差しの下でのカヌー、蒸し暑いジャングルのトレッキング、このような季節的要因がとても厳しいので、それらをご理解いただいた上でツアーにご参加くださいね。
◆旅のリスクは国内旅行傷害保険でカバー
屋外でのアクティビティツアーでは予期せぬアクシデントが発生するリスクがあることはご承知のとおりと思われます。
例として、ケガ、熱中症、携行品(スマートフォンやカメラなど)の破損や紛失などが挙げられますが、これらのリスクが心配な方はご旅行へ出発する前に国内旅行傷害保険に加入しておくことをおすすめします。
数百円から加入できるものもあり補償内容も様々です。また、国内旅行傷害保険は多くのクレジットカードに付帯されているので、お手持ちのクレジットカードの付帯保険も確認しておくと良いでしょう。
西表島は国内旅行とはいえ川でのカヌーやキャニオニング、未舗装の山道でのトレッキング、海での海水浴やシュノーケルなど、普段し慣れないことをするので、注意をしていても熱中症になったり、いきなり怪我をしてしまうこともあります。
「備えあれば憂いなし」で旅の安心をグレードアップしましょう!
2025年5月版|西表島カヌーツアー風車に決めた理由 2025年6月4日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
早いもので6月に入り一週間が過ぎようとしています。
東京や大阪でもぐつついた天気が続き、週末以降にいよいよ梅雨入り?といった感じですかね。
さて、本日は毎月恒例の「風車に決めた理由」の5月版についてです。
◆ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースにご参加の方
- 制限地域に入りたかった
- Able to go to top and bottom of waterfall.(滝の上と下に行くことができる)
- ピナイサーラの滝の上に登れるから
- ピナイサーラの頂上までいけるから
- 滝の上へ行けること、滝での八重山そば
- 八重山そばが食べられること
- クチコミ、昼飯
- 1日ツアー
- 自然を感じられると考えた為
- ピナイサーラへ行ってみたかったので
- 滝を見たかった
- ツアー内容と価格
- 色々体験出来そうだったから
- 1人で参加可能、口コミ
- More affordable and read a review that said the tour guide could speak very good English!(手頃な価格でツアーガイドの英語がとても上手だというレビューを読みました!)
◆ピナイサーラの滝(滝つぼ)コースにご参加の方
- 時間の無駄がない旅程にできるプランだった
- 時間と料金
- 半日というところです!
- Half day option.(半日コースだから)
- 半日コースがあった為
- 半日ツアーでカヌーとトレッキングができるので
- ツアー内容、時間(半日を有効利用できるため)
- スケジュール、内容
- 午前中にカヤックをしたかった
- おそい時間がよかったので(午後コース)
- 値段、手軽に自然が楽しめそうだったから!
- 料金、内容、カヌーに興味があったので
- 1人でも参加可能
- 手づくりおやつとねだん!
- ジャングルトレッキング、滝、マングローブ
- 滝とカヌーの両方を短時間で行ける
- ピナイサーラのたきが見れること
◆マングローブカヌー&由布島コースにご参加の方
- マングローブカヌーと由布島ツアーということで息子と義母、家族皆で楽しめるという素敵な体験が可能であることが嬉しく申し込みさせていただきました
- 3世代で参加できるところです
- 行きたい場所、やりたい事がすべてありました
◆マングローブカヌー&滝あそびいっぱいコースにご参加の方
- 五歳児も参加できて子供中心に考えてくれてそうだから
- 子供に配慮してくれそうなホームページの内容
- 写真データ付き、子どものペースで参加できそう
- 小さい幼児も楽しめる内容のものを選んだ
◆カヌー体験コースにご参加の方
- 70代なのでカヌーツアーが安心して行けそうでした
- 70才以上可ということ
- 時間が短くマングローブカヌーだけだったので
- ホームページの説明がとてと分かりやすく、カヌーだけ乗りたいというコースが希望とマッチしたから
- カヌーのみのツアーだったので
◆クチコミについて
- 口コミが良かったから
- 1日で魅力的なコースがあり、口コミもよかった
- レビューが良かったから
- Many good reviews.(良いレビューがたくさんあります)
- 口コミの評価件数と、高い評価
- Googleの口コミ、ネット予約ができたこと
- アソビューの評価
- 友達がこのツアーに参加していた
- 知人からのおすすめ
- 職場でオススメしてもらったため
- 宿泊先からお勧めされたので
- パイヌマヤホテルで勧められました
◆風車公式サイトについて
- HPがわかりやすかった
- HP、ネットから選びました
- とても親切丁寧なホームページの内容も安心感がありました
- ホームページの内容やブログが詳しく丁寧で安心できたので
- ツアー内容に関する詳しい説明があったこと
- ホームページの充実さ
- ホームページをみて安心して申し込めると思いました
- 前日にHPで空きがあった
- 料金設定額やHPによるスタッフ紹介を見て親切さが感じられたので
- Easy to understand website, very clear.(とてもわかりやすいウェブサイトです)
- オンラインで予約状況が確認できたから
- ネットからスムーズに予約ができ、すぐに返信がきて対応に安心できたから
◆その他
- キャニオニング
- We are interested in seeing Iriomote’s unique nature.(西表島のユニークな自然を見ることに興味がありました)
- 過去、利用させてもらったので、安心、信頼がある
- ガイド本の写真やスタッフの方が良さそうだった
- 荷物の預かりやシャワーの設備がしっかりしてそうだった
- ホテルの提携先だったから
- ガイドのみっきーさんのことを知っていたから
◆2025年5月の傾向
GWが終わると「1人でも参加可能」が決め手になったゲストが多くなりました。なぜでしょう?
西表島では春休み、GW、夏休み、冬休みは家族旅行で来られる方が多く、当店もファミリーで楽しめるツアーに人気が集中します。
しかし、その時期が過ぎると西表島は完全なオフシーズンに入り「一人でふらっと来ちゃいました」みたいなゲストが増えてきます。
家族旅行でにぎわったGWも連休が明けると一人旅の割合が増え、その傾向は7月上旬まで続きます。
◆一人旅で直面する問題
自由気ままな一人旅。
オスシーズンは特に飛行機もホテルも余裕があるので「のんびりノープラン」の方も多く、アクティビティも天気を見ながら直前に決めるようです。
しかし…
「一人だし空いてるでしょ♪」
これが意外に思い通りになりません。
ツアー催行は2名様から問題に直面してしまうのです。
ただでさえ観光客の激減するオフシーズなので、閑古鳥の鳴くアクティビティショップはたくさんあります。
それなら一名だって予約を受ければいいのに…。と思われるかもしれませんが、実際に一名様分の売上だけでは赤字になってしまう場合があるので、オフ日にして備品のメンテナンスや休息に充てたり、もしくは「ツアーは2名様から開催します」となるのです。
1名様のご予約であっても立て続けに入ってくる確約があれば状況は変わると思いますが…。
◆風車は1名様から受付、ツアー開催!
アクティビティショップにはそれぞれの営業スタイルがありますが、当店では年間を通して ピナイサーラの滝に行くコースは1名様から受付、1名様でもツアー開催 しております。
- ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コース
- ピナイサーラの滝(滝つぼ)コース
せっかくのご旅行が “おひとり様” が原因で諦めざるを得ない状況になってしまうのは非常に残念なことです。
西表島で一人旅を楽しまれる方にとって我々ができることは?
そう考えた時、やはりお一人様であってもご予約をお受けし、ツアーを開催すること以外にありません。単純明快ですね!
◆小さなご縁も大切に
しゅうさんは朝の6時前からツアーの準備をします。ゲストが一名様のみの日も。
ツアーのおやつ “ムーチー” を作るのに1時間近くかかるので、得意の早起きを活かして早朝からお菓子づくりをするのです。
そしてスタッフも7時半~8時には出勤し、朝のミーティング、ベースの掃除、ツアーの準備などを済ませてから、一名のゲストをお迎えに行きます。
一名様でのツアー開催の良さは、いつも以上に小回りの利く対応ができ、いつも以上にガイドとお客様がコミュニケーションを取れることにあります。
ゲストにとっても他のショップでツアー参加を断られ、西表島でのアクティビティを諦めかけた矢先の貸し切りツアーは嬉しいですよね!
一名様でのツアー開催は正直、儲け的なものはありません。
しかし、それでもツアーを全力開催することで楽しんでいただいたゲストがレビューやSNSなどで風車を紹介してくださり、それを読んだ多くの方が風車のツアーを選ぶ決め手となる。
このありがたい一名様とのご縁は今後も大切にしたいですね!
◆6月26日開始!サガリバナツアー
ここ最近は天気もイマイチでツアーの予約がなかなか入りにくい日が続いていますが、梅雨明けから始まるサガリバナツアーに向けて準備は着々とすすめています。
昨年までとの大きな違いは、二人乗りカヌーを一つ増やした(購入した)ことです。
これは「より多くのゲストに参加していただきたい」というよりは「ガイドと一緒に乗れる機会を増やしたい」という想いからです。
サガリバナツアーで使用するカヌーは二人乗りタイプのものです。
しかし、お一人でツアーに参加される方、そして60代から70代の女性の参加が多く、夜明け前の暗闇に包まれた川を初対面の方と一緒にカヌーを漕ぐことに不安を感じる方がいらっしゃいました。
そのため、今年からガイドと一緒にカヌーに乗れる確約オプション(料金3,000円)をご用意いたしました。
有料ではありますが、ガイドの説明を間近に聞けたり、行きたい方向へスムーズに移動できたり、写真撮影に集中できたり、良いことづくめです。
カヌーを漕ぐことや初対面の方を気遣うことに頭も体もいっぱいになりそうな状態を避けたい方は、ぜひこちらのオプションをご検討ください。なんせお花見カヌーですからね!
◆2025年もAllガイドで対応!
今年のサガリバナツアーも昨年同様、全ガイド4名体制でご案内します。
ツアー当日のゲストの組み合わせによりお一人となってしまった方は基本的にガイドと一緒のカヌーに乗っていただきます。
しかし、例外としてカヌー経験者で一人乗りを強くご希望される方にはカヌーの空き状況により対応可能な場合もあります。その際は当店までご相談くださいね。
あ、ちなみに西表島で最も手軽に、最も見物されているロビンソン小屋さんのサガリバナ。
昨日の様子では小さな蕾をつけた花房がいくつか垂れ下がっていました。
中にはほころんだ蕾から雄しべが顔をのぞかせているものもあり、開花が近いことを教えてくれましたよ。
これからはシイラ川のサガリバナの開花状況もブログで報告していきますね。お楽しみに!
それって本当?「クーラの滝は○○○…」 2025年5月29日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
今日は数日前にもご紹介したクーラ川の上流にある「クーラの滝」についてのお話です。
◆いつの間に…?
“クーラの滝には「幸運を呼ぶ」という意味があり、地元の人もその利益を求めて訪れる神聖な場所である”
このような情報がネットにありますが、本当なのでしょうか?
というのも、西表島に暮らして25年以上になるしゅうさんですが、そのような話は聞いたことがありません。また、地元のおじい、おばあが何かしらのご利益にあずかるためにクーラの滝へ通う姿も見たことがありません。
いつの間にこのような信仰めいた情報が生まれたのか…謎です。
◆古き良き時代は今…
しゅうさんが西表島に移住する際にとてもお世話になった老舗の民宿「あけぼの館」では、食堂に「もだまの滝」と題されたクーラの滝の写真が飾ってありました。今もあるのでしょうか…?
あけぼの館は古くからの常連さんに根強い人気の宿です。
何十年も前に、たくさんのモダマがクーラ川の周辺に自生している光景を見て、常連のどなたかが「もだまの滝」と名付けたのでしょう。
モダマはマメ科の植物です。
らせん状の頑丈なツルをジャングルに縦横無尽に伸ばします。
大自然のブランコは子供たちにも人気でした。
長さ50~100センチにもなる大きなサヤを実らせ、サヤの中には直径5センチほどの豆が、多い物では10個ほど入っています。
サヤは乾燥するとわさび色からきつね色に変化し、そのままの姿で観賞用に飾られることがあります。
また、豆は艶のある栗色になります。とても固く、厚みのある丸い形をしているのでキーホルダーやアクセサリーに加工されることが多いです。
ただクーラ川沿いにいっぱいあったモダマも誰かが伐採したのか、乱獲による影響なのか、その姿を見ることはほとんど無くなりました。
モダマの大きなサヤがあちらこちらで実る豊かな光景が消えてしまったことは、とても残念でなりません。
◆クーラは「小浦」
クーラは漢字では「小浦」と書くようです。
八重山民謡の「鳩間節」にも登場する小浦(クーラ)一帯は、鳩間島の人たちが船で通いながら水田を作っていたそうです。
→ <琉球村>100 OKI SONG『鳩間節』
「小浦」自体の由来までは分かりませんでしたが、島のおじい、おばあと話す機会があればいろいろ質問してみます。その際、本当に「幸運を呼ぶパワースポット」的なお話も聞けたらいいですね。
よくある質問『マングローブは見れますか?』 2025年5月27日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
本日は「よくある質問」についてお話させていただきます。
◆カヌーでマングローブは見えますか?
お客さまから「カヌーを漕いでいるときマングローブは見えますか?」というご質問を割と多くいただきます。
当店のメインフィールドは上流にピナイサーラの滝があるヒナイ川です。カヌーの出発はマーレー川から漕ぎ出しますが、途中、ヒナイ川に合流して上流へ漕ぎ進みます。
マーレー川もヒナイ川もマングローブの森が両岸に広がり、人工物が一つもありません。まさに「これでもか、これでもか」とマングローブを眺めながらのカヌー体験です(笑)
遠くの空と山、川の水面。それ以外で視界に入るのはマングローブ…といった感じです。
質問される方にじっくりお話を聞くと「川は広いの?狭いの?」といった川の雰囲気を気にされているようです。
「広い」「狭い」の感覚は人によって違うと思いますが、風車がツアーを開催している水域は潮が満ちても引いていてもカヌーを漕ぎながらマングローブを間近に観察できます。
潮が満ちていたらマングローブの森に侵入。
潮が引いていたらマングローブのトンネルを進む。
「特定自然観光資源」として観光客だけでなく地元のガイドにも厳しい入域制限をしている、西表島で一番の人気スポットであるヒナイ川、マーレー川でのカヌー体験。
「マングローブは見えますか?」というご質問には「安心してください!バッチリ見えます!」という回答以外に言葉が浮かびません。
◆一方、西表島の他の川では…
川幅が100メートル以上もある河口で、干潮時は水がほぼ干上がってカヌーを漕げる水路が狭まる川があります。
そんな時はカヌーを漕ぎながら間近にマングローブを眺めることはできないので、カヌーを降り、てくてくと干潟を歩いてマングローブの生えている場所まで見に行く…。
そんなカヌー体験をした方が多くいらっしゃるそうです。
潮の満ち引きに関しては自然のことなのでどうしようもありませんが、満潮、干潮に関する詳細はあらかじめ知ることができます。
風車のツアーと他店のツアーを比較する際は、
- カヌーはどの川のどのエリアを漕ぐのか?
- ツアー日の潮はどんな影響を与え、どんな風景を見せてくれるのか?
- ツアー日の頃の風はどんな影響を与えるのか?
などなど、質問しながらご自身で納得のいくフィールドを選択されるのが良いと思います。
風車では、西表島に来られる全ての観光客の皆さまに満足していただく、そんなことは考えておりません。
あくまで当店のHPをご覧になり賛同していただいた上で「風車のツアーに参加しよう」と決定された方に全力で対応したいと思っています。
◆西表島での大きな買い物
大きな買い物と言えば「不動産」「車」「保険」などがあります。
西表島でのアクティビティツアーは家や車ほど高価ではないかもしれませんが、そこにかける「時間とお金」はかけがえのない大切なものです。
検索で当店のツアーを見つけても「なんか良さそうだから」とすぐに決めるのではなく、できれば5社、10社と比較して、不明なことは質問し、そのツアーならどのような満足が得られるのかがイメージできるお店を選ぶのが良いのではないでしょうか。
『他社と比較されても風車を選んでいただく』
私たちはそこを目指し、終わりのない切磋琢磨を続けてまいります!
◆本日はマーレー川とヒナイ川でした
本日はピナイサーラの滝の下流、マーレー川とヒナイ川についてのお話でしたが、風車では他のフィールドでもツアーを開催しています。
- シイラ川(サガリバナカヌーコース)
- クーラ川(クーラ川ジャングル探検コース)
- ニシダ川(新コース開発中)
- ナカラ川(ナーラの滝コース)*現在休止中
こちらに関してはまた別の機会に紹介しますね。
Welcome to Iriomote Island♪ 2025年5月25日
こんにちは!
ガイドのみづきです!
「今年の梅雨は遅いねー」
そんな言葉があちこちで聞かれる中、一番人気のピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースへ行ってきました🛶
◆ ようこそ西表島へ!
「Hello! My name is Mizzy!」
イギリス出身の笑顔が可愛らしいMizzyさん✨️
普段からいろんな国へ行き、いろんな自然と触れ合いながら旅をしているそうです。西表島の自然にもとても魅了されていました!
カヌーやトレッキングの最中もイギリスの生き物や気候など、たくさんのお話を聞かせてくれます。
私と年齢も近く、日本とイギリスの女子トークを楽しんでいるうちに、あっという間にピナイサーラの滝の上に到着。
早い時間に到着したのでほとんど貸切状態✌️
天気も良くて、とても綺麗な景色を楽しめました。
景色を堪能した後は本来ならランチをしてから下山するのですが、時間が早かったこともあって滝つぼへ向かうことにしました。
足元に気をつけながら山を下り、滝つぼへ向かう20分ほどの間もお写真を撮ったり、ジャングルの生き物を探しながら進みます。
ついにピナイサーラの滝つぼに到着!
ここでも誰もいない貸切状態✨️ラッキー✌️
サウナのようなジャングルを歩いてきたから汗だくです💦
すぐに滝つぼに入りました!
火照った体を冷やしたらランチタイム!
Mizzyさんは高菜おにぎり🍙 塩せんべい🍘
日本を代表するメニュー、気に入ってくれたかな?
どの国のどんな料理が好きか、どんなお仕事をしているのか、などなど。
ランチの最中もたくさんコミュニケーションがとれて、私自身も英語の勉強ができたり異文化を知ることができる良い機会になりました。
帰りも誰もいないマングローブに囲まれた川を優雅に漕いでツアーは終了しました。
遠くイギリスより日本の果ての西表島までお越しいただき、風車のカヌーツアーへご参加いただきありがとうございました✨️
またお会いできる日を楽しみにしてます!
Thank you for joining our tour today! 😄
今年初の《熱中症警戒アラート》発令中! 2025年5月24日
こんにちは!
ガイドのミッキーです!
梅雨入り宣言がなされないまま梅雨明けしたような快晴が続いていた西表島ですが、ついに気象庁から沖縄地方の梅雨入りが発表されました。
→ 沖縄地方が梅雨入り(ウェザーニュースより)
◆熱中症にご注意を!
先日、出勤前に竹富町の公式LINEから一通の通知が…
今年初の熱中症警戒アラートです!
沖縄県外ではまだまだ過ごしやすい場所も多い5月ですが、ここ西表島では熱中症対策を促すほどかなり暑いです。気温も連日30度近くになり、すでに夏本番を迎えております。
◆風車の熱中症対策
始まりから終わりまで、しっかりカヌーツアーを楽しんでいただくため、風車では様々な熱中症対策を行っています。
- ツアー出発前の確認
ツアーに出る前にお客様の体調チェックや飲料水の確認をします。
お手持ちの飲料水が足りない場合は当店でお水やアクエリアスをお買い求めください。
- 糖分や塩分ミネラルの補給
ツアー出発直後やツアー中に飴や塩分チャージタブレッツをお客様にお配りしています。
汗で出ていくミネラルを補給するのはもちろん、飴のような糖分も水分の吸収効率を上げてくれます。
その他にもツアー中の休憩時にガイドがお客様へ水分の摂取を促したり、こまめな体調チェックをしたり、熱中症を予防するため十分気をつけながらツアーを進行しております。
◆暑さの先には絶景が待ってる!
夏場のアクティビティは熱中症を警戒しながら行う必要がありますが、西表島では暑さを吹き飛ばしてくれる絶景が望めます。
日ごろから適度な運動をしたりお風呂はシャワーではなく湯船につかるなど、熱中症になりにくい生活習慣を身につけ、西表島にお越しの際は素晴らしい自然体験をお楽しみくださいね!
【見えない舞台裏】クーラ川ジャングル探検コース 2025年5月23日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
突然ですが今から13年前の2012年、しゅうさんは来るべきインバウンドに備えて中国語を本気で勉強していました。
◆それから4年後…
勉強を始めてから4年後の2016年。ついに香港エクスプレスというLCCが石垣空港と香港空港の定期便を就航したのです。
「いよいよ香港の人たちに中国語でカヌーツアーをガイドする日が来たぞ!」と胸躍らせたしゅうさんでしたが、その期待は不発に終わったのでした。
なぜなら香港の人たちが日常使っているいるのは、しゅうさんが学んでいた北京語ではなく広東語だったのです。そしてコミュニケーションは英語で「没问题(問題なし)」。
やっぱりインバウンドは英語が一番ですね(涙)
「辛苦了(お疲れさま)」という中国語があります。すごく辛い中国料理っぽいですが「シンクーラ」と読みます。
私の4年間を返せ!とは言いませんが、まさに「お疲れさま」状態のしゅうさんでした。
◆最もライトなコースは最もハードな準備が必要
さて前置きが長くなりました。
西表島のクーラ川は「苦了川」とは書きませんが、そこで開催するカヌーツアーの苦労話を一つご紹介します。
当店のクーラ川ジャングル探検コースはとにかくライトです。
川も短いので、ママがお子さまと一緒にカヌーに乗ってもヘトヘトになるまで漕ぐことはありません。写真や動画を撮りながらのんびり漕いでも片道15分くらいなので、長い距離をグイグイ漕ぎたい方には全く向かないコースです。
幼児や小学1年生、2年生くらいのお子さまを含むご家族であれば、クーラ川のマングローブカヌーと沢歩き、そして滝あそびは夏休みのアクティビティにちょうど良い半日コースではないでしょうか。しかも沖縄そばのランチ付きです♪
しかし、ライトにジャングル体験ができるクーラ川ジャングル探検コースですが、ガイドにとっては準備がとてもハードなコースなんです(汗)
◆ツアー開始前
ツアーの出発地にはカヌー置き場がないため、ショップに保管しているカヌーをトレーラーに載せてクーラ川の河口にある駐車場まで約15分かけて車で運びます。
現地に到着したらトレーラーからカヌーを降ろし、足場の悪いデコボコ道を二人がかりで、わっせわっせと浜辺まで運びます。
ちなみに二人艇(二人乗り用)カヌーは30kg以上あります。
トレーラーからカヌーを降ろし、漕ぎ出す浜辺まで運ぶのに約5分。
4人家族のご参加であれば、二人艇が2艇、ガイドが使用する一人艇が1艇、計3艇が必要となり、二人でカヌーを運ぶのに3往復します。
夏場は汗が滝のようにダラダラ流れてダイエットと筋トレに効果がありそうですが、しゅうさんはギックリ腰に注意しなくてはなりません…。
ツアー前の準備段階で、すでにシンクーラ(辛苦了:お疲れさま)状態です。
すべてのカヌーを浜辺に運んだら、駐車場は数台分のスペースしかないのでトレーラーを別の場所に移動させます。
◆ツアー本番
準備が終わり、そこから1時間後に何事もなかったようにツアーが始まります。
朝のうちに準備をしっかり終えて現地の状況も把握しているので、ガイドは安心感をもってツアーに集中できます。これは安全なツアーを開催するうえでは有効だと思います。
そしてツアーが終わるとカヌーは現地に置いたままお客様と風車のベース(ショップ)に戻ります。ベースではシャワーを浴びてランチタイムとなります。
楽しいひと時が終わり、お客様を上原港やホテルにお送りして解散となります。
◆ツアー終了後
お客様とお別れしたら、そこから一息つく間もなく二人がかりでカヌーの回収に向かいます。再びトレーラーに載せてショップに持ち帰ったカヌーはきれいに水洗いしてから保管します。
クーラ川ジャングル探検コースは時間にしてみれば約4時間の内容ですが、準備と片付けを含むと、二人がかりでみっちり一日仕事になります。
◆楽することもできますが…
例えばですが、
- カヌー開始前
ガイドとお客様が同乗した送迎車でカヌーを載せたトレーラーをけん引し、現地に到着したらお客様にも浜辺へカヌーを運ぶのを手伝ってもらう。 - カヌー終了後
お客様にも浜辺からトレーラーまでカヌーを運ぶのを手伝ってもらい、ショップへ帰る。
これが最も楽で効率的です。
しかし、風車ではこのようなツアー進行はいたしません。
足場が悪い中、重たいカヌーをお客様の好意に甘えて運んでいただくことはケガの発生につながる可能性があります。また、狭い駐車場でトレーラーと送迎車の2台分のスペースを占領してしまうと他店が利用しづらくなるので、駐車するのは送迎車だけにしています。
クーラ川は非常にコンパクトなフィールドなので、とにかく他店との無用なトラブルを未然に防ぎ、ツアー中に何かあったときは協力体制がとれるようにしておきたいと思っています。
ツアーの開始前、本番、終了後。
一日に3回も同じ場所に行けば他店のガイドさんと会う機会も増え、親睦を深めるきっかけにもなります。
効率を上げるために楽をすることよりも、クーラ川に関しては「手間」を大切にするのが風車のモットーです。
◆夏休みの予約はお早目に
当店では基本的に一日あたり3つのツアーコースを開催しています。
残念ながらクーラ川ジャングル探検コースは予約数がとても少ないので、先にピナイサーラの滝へ行くツアーが3コース予約が入ってしまいツアーを開催できない日が多いです。
当店のランチ付き半日コースはクーラ川ジャングル探検コースだけです。夏休みのご参加を検討中のパパ、ママは早目のご予約をお願いしますね。
今年も【マル優事業者】に指定されました! 2025年5月22日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
沖縄県でカヌーツアーの営業をするには沖縄県の条例に基づき、警察に届け出をする必要があります。
◆沖縄県の条例とは?
その条例、いわゆる「水上安全条例」には「安全対策が公安委員会規則で定める基準に適合していると認められる海域レジャー提供業者を、一年を超えない範囲で期間を定めて、安全対策優良海域レジャー提供業者として指定することができる」とあります。
当店ではその審査を毎年お願いし、2025年も無事に安全対策優良海域レジャー提供業者(マル優)に指定されました!
“”ハ (゚∇゚*) パチパチ☆
◆マル優までの長い道のり
まず、沖縄県内でマリンレジャーをするには警察へ届け出が必要ですが、専用の書類を提出するだけなので手続きは意外に簡単です。
しかし、マル優の審査を受ける場合は提出した書類の内容が正確かどうか、厳密なチェックを受けます。
「そもそも届け出にある会社や代表者は実在しているか?」というレベルからのチェックです。
会社の登記簿謄本、定款、納税証明、代表者の身分証明書などなど…。申請書類をすべて揃えるにはあちこちで公的書類を発行してもらう必要があるので、何度も石垣島へ行かなくてはなりません。
そして審査当日。
石垣島の八重山署から地域課の警察官2名が西表島までやって来ました。今回は風車の目と鼻の先にある上原駐在所の駐在さんも加わり、警察官3名での審査でした。
審査の間はずっとお店の駐車場にパトカーが止まっていたので、何かの事件かと思われないかドキドキしました(汗)
審査項目を一つ一つ質問されるので、しゅうさんがそれに対する風車の実際の取り組みを説明していきます。そして警察官は第三者的な目線で、まったくの忖度なしに、安全な取り組みをしているのかどうかを判断していきます。
マル優審査を担当する警察官はほぼ毎年変わりますが、それはとても良いことだと思います。なぜなら毎年、違った角度でチェックが入るからです。
同じ審査項目でもチェックする人によって、これまで指摘されなかった細かい点を質問されることがあります。
それを分かりやすく、そして明快に答えれるよう、反省するポイントがあればすぐに対応することで、さらに風車の安全対策がすすみます。
そして審査を受けるだけでなく、他の事業者が実行している安全に関する取り組みを教えてもらえることもあり、これは大きなメリットです。
本質はマル優に指定されることではなく、事故を未然に防ぐことが一番の目的ですからね。
→ <OMSB> マル優事業者について
◆マル優に指定されると…
審査を受けてから約3週間後、八重山署からマル優に指定されましたと連絡がありました。
マル優指定の通知書、証明となるステッカーを受け取りに八重山署まで行かなくてはならないのですが、石垣島と西表島は橋でつながっていません。
日程調整をし、なんとか昨日、受け取ってきましたよ。受け取る際には沖縄県証紙8,400円分が必要です。
時間も手間もかかるマル優指定ですが、わずか8,400円で警察官2名(今回は3名)に安全対策をきちんとしている事業者かどうかチェックしてもらえるので安すぎるくらいですね。
水難事故を未然に防ぐため、風車ではカヌーを漕ぐ時、滝つぼで泳ぐ時は、どんなに泳ぎに自信のある方でもライフジャケットは必ず着用していただきます。よろしくお願いしますね!
公式サイトの大切さについて思う事 2025年5月20日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
いきなりですが、石垣島や西表島に旅行したことのある方はどうやってホテルを探しましたか?
◆実店舗を持たない旅行会社
楽天トラベル、じゃらん、ブッキングドットコム、アゴタ、などなど。ネット上の予約サイトを利用される方は多いでしょう。
泊まりたい場所、日にち、予算などを入れるだけで空室のあるホテルを次々と紹介してくれます。いくつものホテルとの比較も容易なため、とても便利ですよね。
予約サイトはOTAとも呼ばれています。
OTAとはOnline Travel Agent(オンライン・トラベル・エージェント)の略で、実店舗を持たずにインターネット上で旅行の手配を行う会社のことです。
そしてアクティビティツアーもこの10年ほどでいくつもの予約サイトが登場し、利用者も増えています。当店もいくつかの予約サイトにお世話になっています。
OTAは広告費をたくさん使って検索の上位に表示されるよう対策しているので、旅行者の目に留まりやすく、かつ効率的にツアーを探すことができます。
現在、西表島にはアクティビティ事業者が120社以上もあります。
その全てを自力で比較検討するのは不可能に近く、OTAの予約サイトを利用する方が多くなりました。
◆ただし予約サイトは万能ではありません
たくさんの商品を比較しやすいメリットはありますが、ページの構成は文字数や画像の枚数などに限りがあり、限られた情報でツアーを紹介する必要があります。
「比較しやすい」はずの予約サイトですが、実際は情報量に制限のある中での比較検討であり、選んだものが本当にベストかどうかはわかりません…。
そこで重要なのが「公式サイト」です。
◆想いのすべてが詰まった風車の公式サイト
当店の公式サイトは20世紀の終わりまであと一年と迫った1999年、初めて手にしたIBMのパソコンでしゅうさんが作りました。
「誰でも簡単!ホームページの作り方」みたいな本を石垣島の本屋さんで購入し、テレホーダイという夜中はネットが使い放題になるNTTのプランに入って毎晩夜更かしをしていました。
夜の11時から明け方までパソコンに向かい、今にしてみると超不健康な毎日でした(汗)
それからは西表島で出会った、風車を少しでも世に広めたいという熱い心を持った方々によってリニューアルが続き、約20年前にしゅうさんの奥さんの手に渡り、未だに更新が続いています。
当店の公式サイトはもはや風車で一番古く、大切な「資産」となっています。
この公式サイトの中から切り抜いた情報で作られた予約サイトで風車を選んだゲストと、公式サイトをじっくりチェックして風車を選んだゲスト。
どちらがツアーを体験する際の満足度が高いか…? 答えるまでもないですよね。
風車の公式サイトをチェックし、他店の公式サイトをチェックし、その上で他店を選択される方は残念ながら大勢いらっしゃいます(涙)
しかし、現在、夏休みの家族旅行や季節限定のサガリバナツアーのように、強い思いで西表島のアクティビティを探していると思われる方々から、風車公式サイトでのご予約がどんどん入っています。
きっと大切な思い出作りのためにいくつもの公式サイトをじっくりじっくりチェックしながら、旅の計画を立てているのではと思います。
◆こんな予約サイトは要注意!
やっと決めたアクティビティツアーでも、どこのお店で開催するのか明記されていないと心配になりませんか?
しかしそれが出来ないようになっているとしたら、それは予約サイトの「都合」によるものかもしれません。
例えば、予約サイトがツアーを販売する際に「こちらの○○コースはA社が開催します」と明記されていれば問題ありません。しかし催行会社を明記しない予約サイトでは「○○コース」とほぼ同じツアー内容のお店をいくつも契約しておくのです。
「○○コース」を申し込んだ方は、それがA社なのかB社なのかC社なのか、実際、どこのお店のツアーに参加するのかは予約が確定するまで判明しません。
店名が分かればそこの公式サイトでお店の雰囲気やガイドの人柄がチェックできますが、それが出来ないのって不安じゃないですか?
多分、不安だと感じる皆さんは、じっくりこのブログを読んでいただいているのではないかと思います。こんな長文を載せられる予約サイトは無いですからね(笑)
◆風車ブログのしくみ
風車代表のしゅうさんは、日々、パソコンのメモ帳に思いついたことを気ままに入力しています。文字数も気にしていません。
最終的に文章がまとまると奥さんが読み直し、誤字やわかりにくい表現を修正し、写真や画像をつけてブログ公開します。しゅうさんだけでなく、スタッフのみんなにも定期的にブログの更新を手伝ってもらっていますよ。
◆風車公式サイトのこれから
一日の終わりはスタッフ皆のもぐもぐタイム(ミーティング)で今日の出来事を振り返り、実際のツアー内容とHPの記載が違う場合は修正します。
ブログのなんでもない記事ですら、しゅうさん独りではなく奥さんやスタッフのチェックを入れながら掲載しています。
しゅうさんがこの文章を書くのに1時間かかったとしても、ブログとして皆様の目に触れるにはさらに数時間、いや数日を要することもあります。
そこまで丁寧にするのはなぜか?
それは、風車の公式サイトに「共感」された方にツアーへ参加していただき「あれっ、こんなはずじゃなかったのに…」と思われたくないからです。
西表島カヌーツアー風車は今年の11月に創業26年目を迎えます。
若いスタッフにテレホーダイの話をしたら「昔は大変だったんですね…」と言われましたが、当時の自分に「四半世紀経っても風車は健在だよ」と教えてあげたいです。
これから先の四半世紀も手を動かし続け、歩みを止めず、風車公式サイトを磨き上げます!
2025年、西表島は梅雨入り宣言なき梅雨明け? 2025年5月18日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
一昨日の5月16日、気象庁は九州南部の梅雨入りを宣言したそうです。
「えっ、沖縄は梅雨入りしたっけ?」と思われた方も多いでしょう。しゅうさんも一瞬、頭の中が「???」になりました(汗)
実際、沖縄地方、奄美地方よりも早い梅雨入りは史上初だとか…。
→ <気象庁>梅雨入りと梅雨明け(速報値)
◆沖縄県の地理的特徴
例年、沖縄地方の梅雨入りは5月10日頃ですが、沖縄地方はとてもとても広大です。あらためて地図で確認してみてください。
ここで豆知識!
気象庁では「地方気象情報等で使用する細分地域名」として沖縄地方を以下のように区分けしています。
- 沖縄本島地方…本島北部、本島中南部、久米島
- 大東島地方 … 南大東島、北大東島
- 宮古島地方 … 宮古島市、多良間村
- 石垣島地方 … 石垣市、竹富町
- 与那国島地方 … 与那国町
- 八重山地方 … 石垣島地方、与那国島地方
しゅうさんの暮らす西表島は竹富町なので石垣島地方になりますが、よく見ると石垣島地方が属する「八重山地方」もありますね。
八重山と呼ばれるエリアもこれまた広いので、石垣島から台湾の辺りまでを「八重山地方」、石垣島とその周辺にある離島を「石垣島地方」と使い分けるのでしょうね。
→ <気象庁>全般気象情報などに用いる地域名
◆勝手に「梅雨入り宣言」
先に述べたように沖縄地方の梅雨入りは5月10日頃と言われていますが、西表島では毎年GW頃からぐずついた天気になり、カヌーツアーの開催も天気予報とにらめっこ状態で慎重な判断が求められます。
特に今年はGW前から梅雨っぽい天気が続き、巷では「梅雨入りしてるよね」感がありました。週間天気予報も雨マークが続き「明日のツアーは大丈夫かな?」と心配する日々でした。
→ <石垣島地方気象台>2025年4月30日時点の週間天気予報
気象庁が発表する沖縄地方の梅雨入り宣言は八重山地方に暮らすしゅうさんにとっては遅いというか、体感的に相違があります。
なぜなら沖縄本島から与那国島まで直線距離で500キロ以上あり、東京~岡山間に相当します。そのすべてを「沖縄地方」と一括りにした梅雨入り宣言には無理があると思いませんか?
よって「2025年しゅうさんの勝手に梅雨入り宣言」は4月25日とします!
◆勝手に「梅雨明け宣言」
GWはなんとかツアーを開催することができましたが、問題はGWが終わって一段楽した頃です。
「これぞ梅雨!」を思わせる雨が数日続き、5月9日の深夜から10日の午後にかけては約12時間にもわたる断続的な雷雨に見舞われ、停電も数回ありました。
西表島の南側にある大原では5月10日の総雨量が180mmに達し、夜のNHKニュースでも取り上げられたそうです。
ピナイサーラの滝も大増水しました。
しかしこれでも梅雨入り宣言はされず、その後は12日からは安定した天気が続いています。
沖縄地方を飛び越えて梅雨入り宣言された九州南部地方にかかる梅雨前線が、今後、八重山地方まで南下することはあるのでしょうか?
ここ一週間は暑さのレベルも上がり、日焼けの心配、熱中症への警戒をしながらツアーを開催する日々です。
とはいえ、西表島の本気が体験できる素晴らしい光景が広がります♪
以上のことから「2025年しゅうさんの勝手に梅雨明け宣言」は5月12日とします!
◆梅雨明けを知らせる伝統行事
今年の5月30日は旧暦でいうところの5月4日(ユッカヌヒー)。沖縄県の各地でハーリー(爬竜)が開催されます。
西表島の白浜集落でも航海安全と豊漁を祈願しての海神祭(かいじんさい)でハーリーがあり、去年に引き続き風車のスタッフも参加するそうです。レギュラーになれるかな?(笑)
「ハーリーの鉦(かね)が鳴ると梅雨が明ける」と沖縄では言われています。
勝手に梅雨明け宣言したしゅうさんですが、ダムのない西表島で「雨」は貴重な水資源です。本当にこのまま雨の降らない日がずっと続くと、今年の夏の水不足は避けられません。
今から節水モードに気持ちを切り替えていく必要がありそうですね。