西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 < 2014年 2月> の記事

 【亜熱帯植物楽園】由布島(ゆぶじま) 2014年2月20日


*こちらの記事は2025年1月24日改訂

 

みなさん、こんにちは!

1990年頃に「電気は海を越えてやってくる~」みたいなナレーションをバックに、ゆったりと海を渡る水牛車の映像が流れていたコマーシャルをご存知ですか?

◆コマーシャルの正体は?

とある電力会社のもので、当時とても人気のあったクイズ番組のCMだったと記憶しています。

沖縄に行ったことが無かったしゅうさんは、てっきり熱帯地方にある外国の風景だと思い込んでいました。
でも違ったんですね。あれこそが “由布島” だったんです。

当時はそのCMがきっかけで本土から大勢の観光客がいらしたそうですよ。

由布島(Wikipediaより)

◆由布島の歴史

みなさんは「由布島」と書いて何と読みますか?
「ゆふじま」「 ゆふとう」と言われる方が多いのですが、正式には「ゆぶじま」です。

もともとは無人島でしたが、他の島人が西表島で耕作する際、マラリアの感染を防ぐため蚊のいない由布島に住んだのが始まりだそうです。

◆由布島へ行こう!

由布島へアクセスする水牛車乗り場は、上原港から約25キロ(車で約30分)、大原港から約12キロ(車で約20分)の場所にあります。
そして西表島から約400メートル離れた、浅い海の向こうに由布島はあります。

ちなみに由布島は島全体が植物園となっており、入島には入園料が必要です。

由布島へ行く際、ほとんどの方は水牛車に乗って海を渡りますが、歩いて行くことも可能です。その際は海を渡る電線の下をたどって行くそうです。

水牛車で行くか、歩いて行くか、悩んだらチケット売り場で相談してみてください。
歩きだと入園料がだいぶお安くなるようです。

亜熱帯植物楽園・由布島

◆いきなりの映えスポット!

水牛車乗り場に到着すると、だれもが目を引く手作り感たっぷりのオブジェがお出迎えしてくれます。
記念撮影をお忘れなく!

勤務中の水牛さんがスタンバイしています。
みんな気は優しくて力持ち♪

毎日たくさんの水牛車が海を行き来します。
そして電気も西表島から海を渡って布島へ届けられます。

今も昔も穏やかな時が流れます。
いつまでも変わらないでほしい、心癒される光景ですね。

◆南国の植物楽園

前述のとおり、由布島は島全体が植物園になっています。

手入れの行き届いた南国の植物を観察しながら島内をめぐったり、かわいい水牛さんとのお散歩や記念撮影など、ちびっ子からじぃじ、ばぁばまで、三世代ファミリーでも楽しく観光できます。

お子さまの夏休みの宿題として亜熱帯植物観察もオススメですよ!

レストラン棟にはお土産売り場もあるので、お食事とショッピングの両方が楽しめます。
もしもお土産をたくさん買っても配送サービスがあるので安心です!

島の奥まで進むと小浜島を目の前に望む屋外カフェもあります。
散策の合間に、青い海を眺めながら手作りジェラートやケーキで一服タイムなんて素敵ですね。

◆石垣島から日帰りで観光する場合

石垣港から大原港行きのフェリーに乗船し(約50分)、大原港に到着したら路線バスに乗り換えて水牛車乗り場まで移動(約25分)します。

タイムスケジュールは以下の通りです。
期限は2025年3月末まで、乗船するフェリーは八重山観光フェリーです。

<往路>
石垣港9:00発 大原港行き → 大原港9:50着 …フェリー
大原港10:00発 白浜行き → 由布水牛車乗場10:25着 …バス
水牛車乗場10:45発 → 由布島11:00着…水牛車

<復路>
由布島13:30発 → 水牛車乗場13:45着…水牛車
由布水牛車乗場14:04発 豊原行き → 大原港14:24着 …バス
大原港15:00発 石垣港行き → 石垣港15:50着 …フェリー

由布島での滞在時間は90分です。
のんびり散策してレストランでランチ、お土産も買って…となると少し時間が足りないかもしれませんね。

◆西表島での移動手段(2025年1月現在)

西表島は県内で沖縄本島に次いで2番目に大きな島です。
島の約90%は原始のままの姿を残すジャングルのため交通網は発達しておらず、メイン道路の県道215号線は島を一周していません。

このことを念頭に、西表島を観光する際は島内での交通手段を事前に把握しておくことをお勧めいたします。

▼路線バス

一日に4本のみです。
また、フェリーの到着時刻、出発時刻に都合よくアクセスできるタイムスケジュールではないので、路線バスを細かく乗り継いで西表島の観光スポットをめぐるのは難しいと思われます。
もしバス旅を楽しみたいのであれば、最低でも一泊は西表島に宿泊されることをお勧めいたします。
西表島の路線バス

▼タクシー

残念ですが走っていません。
以前は 西表島交通株式会社 と いりおもて観光株式会社 の2社で台数は少ないながらも取り扱っていましたが、現在はドライバー不足により休止中です。

▼レンタカー

西表島には10社ほどレンタカーショップがあり、港で乗り捨て可能なところもあります。
繁忙期は早めの予約をおすすめしますが、それ以外の日は前日もしくは当日予約でもレンタル可能です。

というわけで、ここは自由度の高いレンタカー一択となりそうです。

豊かな大自然が広がる西表島はシャッターチャンスの連続です。
ちょっと車を停めて撮影、なんてことは住民のしゅうさんでもよくあるので、西表島での移動手段はレンタカーがイチオシです。

◆ここでひとつ!風車から提案です

「せっかく西表島まで行くんだから由布島だけじゃなくてカヌーもしてみたい!」という方には当店のマングローブカヌー&由布島コースが超オススメです。

もちろん石垣島からの日帰り参加もOKです!

午前はマングローブの森をゆったり縫うようにカヌーを漕いで、西表島を代表するシンボル、ピナイサーラの滝をバックに記念撮影。

折り返し地点では上陸してジャングルをプチ散歩。

午後は牛使いが奏でる三線の音色に合わせ、沖縄民謡を口ずさみながら水牛車で海を渡って由布島へ向かいます。

沖縄料理やショッピングを楽しんだり、本土ではなかなかお目にかかれない動植物を観察しましょう。

最後に、イリオモテヤマネコ保護活動の拠点である西表野生生物保護センターを訪ね、世界自然遺産・西表島の自然や生き物について遊びながら学びます。

遊べる!学べる!西表野生生物保護センター 

西表島の見どころを詰め込んだアクティビティと観光名所めぐりを、一日でお手軽に体験できます。

4歳から75歳までご参加いただけるので、カップルや友達同士、そして三世代ファミリーの思い出づくりにも最適な人気のコースです。

マングローブカヌー&由布島コース

 ピナイサーラの滝上からの絶景! 2014年2月18日


みなさん、こんにちは!

見どころいっぱいの西表島ですが、風車が特におすすめしたい観光スポットは、なんといってもピナイサーラの滝の滝上から望む絶景です!

◆絶対おすすめ、ピナイサーラの滝!

遠く広がる青い海には「鳩間島」やシューノーケルの大人気ポイント「バラス島」。そして無人島の「鳩離島」が一望でき、眼下にはマングローブの生い茂るジャングルを縫うように流れる川が一望できます。
そして何より驚きなのが、ビューポイントには人工物の柵や看板などが一切無く、自然のままの姿を残しているのです。

落差55メートルの滝上に行くには約50分のトレッキング(山登り)をしなければなりませんが、そこからの絶景を見るためなら苦でもありません。
ただし滝上に到着したら注意が必要です。転落防止の柵など設置されていないので転落の危険性があります。崖のギリギリまで近づくことは絶対にお勧めできません。

◆2月中旬のこの日…

本日は真冬にもかかわらず快晴に恵まれ、気温も24℃まで上がり最高のコンディションでした。西表島の冬は北風が強くて曇りの日が多いのでお客様はとてもラッキーでしたね。

滝の上からの景色です。眼下には息をのむ絶景が広がります。

2月でも晴れると強烈な太陽が現れます。
日焼け対策をしないと夜には肌がピリピリ…なんてこともあります。帽子、タオル、日焼け止めは忘れずに。

滝つぼへ降り立つと景色が一変します。一直線に流れ落ちるピナイサーラの滝の姿は神々しくも感じられ、まさに西表島屈指のパワースポットです。

マイナスイオンを含んだ滝からの冷たい風はちょっと肌寒いので、ウインドブレーカーがあると良いですよ。

こちらのコースの魅力は滝だけではありません。板状の根を持つサキシマスオウノキなど、亜熱帯特有の植物や生き物に出会うこともできます。

お客様のテンションが上がれば上がるほどガイドの解説にも熱が入りますよ!

風車ではピナイサーラの滝の滝上に行くコースは小学4年生~50歳代の方を対象にツアーを開催しています。

マングローブカヌー、ジャングルトレッキング、滝上からの絶景、夏は滝つぼでの水遊び、などなど…。一日であなたも西表島の魅力にハマりますよ!

ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コース

 また違う時にも来て見たい 2014年2月17日


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すごく楽しかったです。カヌーは2人乗りにしてよかった….

今日この時に、このツアーに参加できて、本当によかったです。また違う時にも来て見たいと思いました。

ありがとうございました。

 カヌーサイコー!! 2014年2月17日


l_140217_2カヌーサイコー!!

楽しかったです。天気もよくて言うことなし。

大谷さんのトークを聞きながらのトレッキングもgoodです☆

一日ありがとうございました。

 いい運動にもなりました 2014年2月17日


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すごく楽しかったです。西表に来たのも偶然のようでしたが、来てよかったと思います。

自然も満喫でき、ガイドも丁寧で親切にして頂ありがとうございました。ちょうどいい運動にもなりました。友達にも勧めておきます。

 風車の三枚肉 2014年2月17日


みなさん、こんにちは!
今日は風車特製わくわくランチでお出ししている沖縄ソバの具「三枚肉」(さんまいにく)についてのお話です。

◆お肉が三枚で三枚肉?

いえいえ、そうではありません。沖縄では豚のばら肉のことを「三枚肉」と呼んでいます。正確には皮付きばら肉です。そして軟骨や骨付きばら肉の場合は「ソーキ」と言います。

風車では三枚肉の煮込みをソバの具として使ってます。使用するのは皮なしのばら肉です。
皮付きのほうが沖縄らしいのですが、うっすら毛が生えていたりするのでお客様によっては (×_×;)ムムッ!と感じる方もいらっしゃるので皮なしなんです。

◆風車特製、三枚肉のつくり方

まずは下茹でです。
お肉は1キロの豚バラ肉ブロックを使用します。

大きな寸胴を2つ並べ、たっぷりの水に三枚肉を入れます。1つの寸胴で3キロの三枚肉を仕込みます。

沸騰したらていねいにアクをすくいながら約40分じっくり火を通します。

茹で上がった三枚肉を鍋から取り出し流水できれいに洗います。この時、お肉はアツアツの塊なので火傷に注意が必要です。

きれいに洗ったら10センチ位のブロックにブツブツ切り分けます。実はこの時ちょっとだけ快感です。切り分けておくことにより余分な血を出したり早く冷ますことができます。

次に、煮込み汁となる出汁を作ります。醤油、泡盛、黒糖、水を風車伝統の割合で調合し、圧力鍋の中で混ぜておきます。分量はその時の三枚肉の量によって加減します。

沖縄らしい調味料だと思いませんか?

三枚肉のブロックが冷めたら一口サイズに切り分けます。後に圧力鍋で煮込むのですが、その際に煮崩れしないよう絶妙な大きさに切らなければなりません。

煮崩れを恐れるあまり分厚く切るスタッフもいますが、お客様にとってはラッキーですね。

すべて切り終えたら2台の圧力鍋で一気に煮込みます。鍋に圧がかかりシュッシュッと鳴りだしたら家の外まで美味しそうな香りが漂います。

このあたりでちょうど11時頃。今日のランチは三枚肉たっぷりのソバにしよう!と決めます。

圧力鍋の火を止め、圧が下がり切るまで約15分。いよいよ完成です!

黒糖を使うことにより、まろやかな味わいと美しいあめ色に仕上がった三枚肉たちが「美味しいわよ~♪」と自慢げに輝いてます!と私には思えてなりません。

精一杯つまみ食いを我慢します…

粗熱が取れたら一人前ずつラッピングします。

いかがですか?

ここまで手を掛けなくても市販の三枚肉を使えば楽でいいのに、と思われる方もおられるかと思います。

しかし、遠路はるばる西表島へ遊びにいらして、そのうえ風車を選んでくださったお客様のために、少しでも手間ひまかけたサービスをしたいとの気持ちから自家製三枚肉にこだわり続けています。

現在、この三枚肉のせ沖縄そばを提供しているのは「わくわくランチ」付きのコースのみです。

大自然の中で食べるアツアツの沖縄そば。お口の中でホロリとくずれる柔らか三枚肉はおかげさまで好評いただいてます。

ぜひとも一度ご賞味あれ!

 癒しの滝、サンガラの滝 2014年2月16日


みなさん、西表島に存在する癒しの滝をご存知ですか?

島の北に位置する船浦湾に注ぐ西田川(ニシダガワ)の上流にサンガラの滝と呼ばれる滝があります。

「サンガラ」とは鳩間島の言葉で「傾斜」を意味するそうです。ちなみに鳩間島は西表島の北にある小さな島で「瑠璃の島」とも呼ばれています。

◆西表島の滝なのに鳩間島の言葉?

昔、西表島にマラリアがまん延していた頃、鳩間島の住民が「サバニ」と呼ばれる沖縄伝統の漁船で海を渡り、船浦湾周辺の土地にある田畑を耕しにきていたそうです。
そして、サンガラの滝の上流から木を伐採して運んでいたというお話です。

そんな鳩間島の先人たちの歴史を感じながら滝へアプローチすると感慨深いものがあります。観光する際の物の見方も変わるかもしれませんね。
ちなみに風車のある船浦は鳩間島出身の方が多い集落でもあります。

◆サンガラの滝を訪れるには…

サンガラの滝へは片道約40分のカヌーと約20分のトレッキングで行くことができます。一見お手軽に感じるコースですが以下のような注意点があります。

▼カヌー

北風の影響を受けやすい場所を漕ぐので「ミーニシ」と呼ばれる北東の風が強くなる秋以降は、風の弱い日でないと大変なことになります。漕いでも漕いでも前に進まない!みたいな…(汗

また、干潮時は船浦湾が干潟になります。もし、お昼頃が干潮の日はカヌーを引っ張って歩く必要があります。干潟の自然観察ができてそれはそれで楽しいのですが、暑い日はちょっと(いや、かなり…)大変かもしれません。

▼トレッキング

長雨が続くと道がぬかるみ、かなり滑りやすくなります。小さなお子さま連れは特に大変です。また、増水時は滝に近づけなくなります。

◆行ってきました、サンガラの滝!

北風も弱まった今日、お客様もおらず「さて、今日は何をしようか?」ということで、普段はあまり行かないサンガラの滝へ出かけてきました。

マングローブの森を静かに漕ぎ進みます。

サンガラの滝に到着。
滝周辺は広くて平たいので解放感があり、大自然との一体感が味わえます。

水の流れに耳を澄ませて…。

滝の裏側にも入れます。

現在、風車ではサンガラの滝コースは扱っておりませんが、リピーターの方のご希望になるべく対応したいと思います。興味のある方はお問合せくださいね。

 家に帰りたくないです! 2014年2月15日


l_140215_3都会では、滅多に味わえない大自然を目一杯感じることができました♪♪

緑や美しい滝に囲まれた道を歩くのは本当に癒しでしたっ!家に帰りたくないです!

楽しいひとときをありがとうございました。

 めっちゃ楽しかったです! 2014年2月15日


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滝つぼ、めっちゃ楽しかったです!
是非、滝行もさせてください(笑

 ありがとうございました! 2014年2月15日


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今日はカヌー&トレッキングの一日ツアー、天気にも恵まれて本当に楽しかったです。

途中色々な木や草、虫の名前なども教えていただきました。違う季節の西表の自然の姿もぜひまた見に来たいです。

ありがとうございました!