<よくある質問> 冬の西表島って? 2014年12月18日
みなさん、こんにちは!
北海道では暴風雪、東北、北信越地方では大雪のニュースでもちきりですが、西表島にも寒波は押し寄せています。
◆西表島にも寒波到来!
西表島の今朝の気温は13℃…めちゃくちゃ寒いです。
「えっ!13℃!? あったかいじゃん!」と思うかもしれませんが、大陸からの冷たい北風が強く、体感温度はもっと低いはずです。ちなみに今朝の東京の気温は2℃でした。
◆冬も温暖な西表島
いわゆる「西高東低」の冬型の気圧配置が強まると、西表島は北風が強くなり、空もどんよりと曇ります。体感温度もグッと下がり、ホットカーペットやファンヒーターのスイッチが入ります。
しかし、このような寒波は年に数回しかありません。冬の日の多くは気温が18~23℃の間で推移しており、とても過ごしやすいのです。過ごしやすい反面、いきなり寒波が来ると気温が一気に下がり体調を崩す人が続出!なんてこともありますが…。
◆暖房器具は? 服装は?
私個人の話になりますが、寒い日は基本的に厚着で対応します。気温が25℃以下になると、薄手の長そで、長ズボンになり、さらに20℃前後まで気温が下がると靴下をはき、トレーナーを着ます。
そして、もっと気温がさらに下がると、ヒートテックとフリースを着こみ、それでも寒い時は足下に電気ストーブを置きます。
一応、石油ファンヒーターも持っていますが、去年は燃料の灯油タンクが一度だけ空になった程度の寒さでした。ホットカーペットやエアコンの暖房も「エース」や「4番」というよりは、「代打」といったところでしょうか。
長いこと西表島で暮らしていると、めっきり寒さに弱くなり、気温が15℃を下回ると活動が鈍くなります。どうやらこの現象は私個人に限った話ではなく、周りを見渡しても、皆、同じような感覚になるみたいです。
島の生き物も同様、暑い時期は盛んに動き回っていた昆虫や爬虫類が寒くなると、とんと見かけなくなります。
◆冬の帰省で感じること
さて、このような環境に慣れてしまった身体で寒さの「質」がまったく違う東京に行くとどうなると思いますか?
●空気が冷たい
Tシャツ、短パンのまま羽田空港に到着すると、飛行機と空港建物をつなぐ宙に浮いた通路で必要以上に「さむい、さむーい!」と騒いでしまいます。
そんな浮かれた私たち一家を横目に、サッとダウンジャケットを羽織って足早に去っていく方を見ると、そのスマートな振る舞いに「都会」の二文字が頭に浮かびます。
●水が冷たい
西表島では経験できないほどの水の冷たさは本当に辛いものです。手洗いの時など、寒い寒い洗面所でお湯が出るまでの時間は非常に長く感じます。
●静電気が怖い
セーターやフリースを脱ぐ度に逆立つ髪が静電気の強さを物語ります。最近は指先ではなく手の甲を使ってエレベーターのボタンを押すようにしています。
●一日があっという間に終わる
西表島では一年で最も日が短い冬至の頃でも、夕方6時頃まで明るいものです。しかし、東京の日暮れは西表島のそれと比べものにならないほど早く、もたもたしていると、あっという間に一日が終わってしまいます。
以前、3時頃に昼寝をしたことがありますが、目が覚めると窓の外は真っ暗…。感覚的には夜10時といった具合で、飛び起きて時計を見るとまだ5時前でした。
こんな経験を繰り返すうちに、東京での過ごし方は早寝早起きが一番という結論にたどり着きましたよ。
◆観光は? ツアーは?
避寒で来られる観光客が多いのがこの季節の特徴で、毎日たくさんの団体客の方々が西表島に来られます。風車のカヌーツアーもクリスマス、年末、お正月など関係なく、はりきって営業しております。
冬には冬の遊びを楽しみに西表島へどうぞお越しくださいね!