いってきたよ!ユツンの滝ジャングルハイキング♪ 2025年2月16日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
先日、久しぶりにユツンの滝へ出かけてきました。
実は、このユツンの滝は西表島の秋から冬にかけての影の人気スポット。
蒸し暑い夏には踏み入ることのできなかったジャングルの奥深くにある壮大な滝を目指す、秋冬限定のハイキングコースです。
◆なぜ秋冬限定?
それはひとえに「ジャングルが涼しいから」です。
西表島は気温が30℃前後になるととにかく蒸し暑く、水分補給をしながらであってもハイキングは過酷そのものです。
しかし、秋冬であればジャングルの中も20℃前後の世界。とにかく心地よく歩くことが楽しめるのです。
一年を通してユツンの滝ツアーを開催しているショップもあるかもしれませんが、風車では熱中症を考慮し、11月から2月までの秋冬限定の開催としております。
◆ガイドの話は尽きません
ユツンの滝ツアーはとにかく歩きます! 休憩を含めて片道約2時間の山登りです!
とはいえ、怖がる必要はありません。
「ゼーゼー」「ハア、ハア」と息を切らせ、2時間ひたすら歩き続け…。
そんな内容ではありません(笑)
歩き、立ち止まり、ひと休み、また歩く。こんな感じで基本的にはのんびりペースです。
たまに修行もしたりして(笑)
珍しい植物や生き物がいたら足を止めてじっくり観察し、写真撮影。とにかく慌てないタイムスケジュールでツアーは進行されます。
ご案内する風車のガイドは自然が好きなのはもちろんですが、人も好きです。
西表島のよもやま話をしながら歩いていると、意外に早く滝へ到着しますよ。
◆ ((マル秘)) ここだけの話
ユツンの滝ジャングルハイキングコースは一人のガイドがご案内する最大人数を8名様までとしております。さらにガイドは1グループのみの対応です。
つまり言い換えると「個別対応」「貸切対応」「プライベートツアー」ということです。
本来であれば商業ツアーということもあって複数組のお客様を募りたい気持ちもあります。
しかし、ツアー参加者の年齢、性別、体力、これまで経験などにより、歩くスピートが皆さんそれぞれ違います。
片道約2時間のハイキングをすべてのお客様に楽しんでいただくためには、どうしても知った顔同士だけで歩いたほうがメンバーのストレスが少ないのです。
そういえばホームページでは個別対応について詳しく触れていませんでした。もっと「プライベートツアーですよ♪」とアピールしたほうがいいですかね(笑)
◆ユツンの滝ってどんな滝?
まず知っていただきたいのが、ユツンの滝は水量が豊富ではありません。
壮大な三段構えの形状なので、ある程度の雨が降った直後は非常に見応えがありますが、当店では川が増水気味であれば雨が降っていなくても安全面を考慮しツアーは中止にすることがあります。
そして、ユツンの滝はピナイサーラの滝と同じように下から滝を見上げるだけでなく、滝上まで登ることができます。
その際のルートは一気に険しくなりますが、ピナイサーラの滝よりも標高が高いので素晴らしい絶景を眺めることができます。
ユツンの滝の上で久しぶりに頂いた沖縄そばは格別でした♪
お腹も心も満たしたら、細心の注意を払いながら滝の下へ降ります。
注意点として、ユツンの滝上に行くルートは勾配が急なだけでなく、ぬかるんだ泥道のため、天候やお客様の体力などをガイドが総合的に判断し、行かない場合もあります。
あらかじめご了承くださいね。
◆どんな服装がいいの?
秋冬限定のコースなので、気温が20℃前後であることを前提に服装をご紹介します。
まず、ハイキング中はそれほど寒さを感じることはありません。
しゅうさんなら夏服(薄手の長そでシャツ、スパッツに短パン)の上に、身体が温まるまで上着(カッパの上だけ)を着て歩きます。30分くらいすると身体がポカポカしてくるので、上着を脱いで完全に夏服スタイルになります。
そして滝に到着すると見晴らしが良いため風が強く当たり、休憩中は身体がすぐに冷えてしまいます。そうなったらまた上着を着ます。
ツアー中は脱いだり着たり、その繰り返しです。寒がりな方はもう一枚着たり予備で持ち歩けば充分ではないでしょうか。
シューズは当店が用意するフェルト底のレンタルシューズをご利用ください。川沿いの滑りやすい岩場を歩くにはかなり有効です。
ただし往復で4時間近く歩くので、可能なら旅行前にご自身でフェルト底のシューズを購入し、履きなれたうえでツアーに参加されることをお勧めします。
ちなみにツアー中は川を何度か渡渉するのでひざ下は濡れます。
足の冷えに弱い方は、ネオプレーン素材のソックス、もしくはゴアテックス素材のソックスをご用意するのもよいですが、ほとんどの参加者は当店のレンタルシューズを靴下なしで利用されています。
◆ユツンの滝まとめ
ユツンの滝へはカヌーを使わず、ハイキングだけで川を遡っていきます。
もしもカヌーとトレッキングのどちらも楽しみたいのであれば、やはりピナイサーラの滝を目指すツアーをおすすめしますが、ピナイサーラの滝は体験済みで山登りが好きな方にとってはNext stageとしてユツンの滝は魅力的なフィールドかなと思います。
観光スポットとして今はまだマイナーなユツンの滝ですが、秋冬の閑散期、つまり人口密度の低さはモンゴル、オーストラリア並みかもしれません。
とても静かなフィールドを貸し切り状態でガイドと一緒に楽しめる隠れ場的な滝です。
風車スタッフ一同、皆さんと亜熱帯ジャングルハイキングができるのを楽しみにしています!