2025年3月1日以降に開催するツアーについて 2024年12月20日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
本日は 2025年(令和7年)3月1日以降に開催されるツアー について大切なお知らせがあります。
◆2025年3月1日以降について
エコツーリズム推進法に基づく「西表島エコツーリズム推進全体構想」の策定により、2025年3月1日以降に開催されるツアーにおいて「立入制限フィールド(特定自然観光資源)」に立ち入る場合は、事前に「立入申請」を行い竹富町長からの承認が必要となります。
◆当店のツアーで立入申請が必要なコース
下記のコースは立入制限区域でツアーを開催するため事前申請が必要です。
まずはツアーを予約して、その後に竹富町へ立入申請をするという流れになります。
- ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)
- マングローブカヌー&由布島
- マングローブカヌー&滝あそびいっぱい
- カヌー体験
- ピナイサーラの滝(滝つぼ)
- マングローブカヌー&キャニオニング体験
◆立入申請の方法
- ツアー参加者ご自身が申請する
- ショップが代行して申請する
この2つの方法がありますが、当店では「2.」となります。
申請にあたり、ツアー参加者すべての情報が必須となります。ツアーご予約時は以下の項目を必ずご入力ください。
情報に不備があると手続きが完了できません。ご了承お願いいたします。
- 代表者:名前、年齢、住所、電話番号、メールアドレス
- 同行者全員:名前、年齢
◆手数料(入域料)
申請には1人あたり500円の手数料(入域料)が発生しますが、そちらに関してはツアー代金に含まれておりますのでご安心ください。
*ご注意*
申請手続き完了後に旅行日の変更等により日にちの変更をされる場合は、再度、立入申請を行う必要があります。
その際、新たに発生する1人あたり500円の手数料(入域料)はお客様側にてご負担いただくこととなります。ご了承お願いいたします。
◆人数制限もあります
立入制限フィールドでは一日当たりに入域できる人数に制限があります。
申請は先着順なので、春休み、夏休み、冬休み、GWなどの繁忙期は上限人数に達する可能性があります。
可能な限り早めに申請手続きを完了するため、ご予約の際は正確な情報をお知らせください。
◆人数制限…ピナイサーラの滝は?
当店ではピナイサーラの滝周辺(マーレー川、ヒナイ川)でツアーを開催しておりますが、こちらも立入制限フィールドに指定されているため立入申請が必要となります。
大人気のフィールドですが、1日あたり200名しか訪れることができません。しかもガイドを含めて200名です。
かなり厳しい制限となりますので、早めのご予約をお待ちしてます。
ちなみにピナイサーラの滝を案内できるガイドは特別な試験に合格した者のみです。
こちらについては別のブログで少しずつ報告していきますね。
◆ ご予約後
お客様にご予約をいただいたら可能な限り早く申請手続きを開始しますが、すでに立入人数の上限に達していた場合などは申請許可が下りず、ツアーに参加できないことがあります。
あらかじめご了承ください。
静かなブーム…午後からカヌー体験! 2024年12月19日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
夏場は賑やかだったピナイサーラの滝周辺エリアも12月に入ると訪れる人はとても少ないです。
当店も開店休業状態です(涙)
◆ズバリ!訪れる人が少ないワケ
- 西表島に宿泊している人がそもそも少ない
- 上原航路の欠航が続く
- スカッと晴れる日が少ない
これらの理由が考えられますが、しゅうさんは「超」がつくほどのプラス思考の持ち主なので、ポジティブ変換しています。
- 西表島に宿泊している人がそもそも少ない
→ 石垣島からでも日帰りでツアーに参加できるよ! - 上原航路の欠航が続く
→ 大原港を経由したら上原港に行けるから問題ないよ! - スカッと晴れる日が少ない
→ 雨や曇りでも楽しめる西表島を知ってほしい!
◆12月は多くのお客様が石垣島に宿泊
ここ最近は石垣島から来られるお客様が多いようです。
西表島と比べホテルの数が圧倒的に多いので、閑散期の12月でもたくさんの観光客が宿泊されているんでしょうね。うらやましい限りです。
しかしピナイサーラの滝から近い上原港と石垣港を結ぶ上原航路は、秋冬はほぼ毎日欠航します。
上原航路が問題なく運航されている日は石垣港を8時に出る船に乗っていただくだけで良いのですが、もしも欠航してしまったら以下のアクセス方法で西表島の上原港までお越しください。
1. 石垣港 7:30発 →船→ 大原港 8:20着
2. 大原港 8:30発 →バス→ 上原港 9:20着
3. 上原港で当店のスタッフがお迎え
上原航路が欠航した日にピナイサーラの滝のカヌーツアー(一日コースや午前開催コース)へ参加するには早起きが必須です。
冬の石垣島、西表島は朝の7時になってもまだ暗いので、石垣島からの参加はかなりの気合いが必要ですね。
◆気合い不要のカヌーツアー
今年の10月頃、上原航路が欠航しがちになった頃から一つの現象があります。
それは何かというと…
リゾートで発展している石垣島には “気合い不要の旅スタイル” で来られる方が多く、そんな方たちが、実は当店の午後から開催するカヌー体験コースに大勢参加されています。
大勢?…いいえ、盛り過ぎました。
“静かなブーム”といったところでしょうか(笑)
◆こんな方にお勧め!午後からカヌー体験
- 朝はのんびりしたい
- 午後から軽く身体を動かしたい
- マングローブが見たい
- 滝も遠くからでいいので見たい
- トレッキングはしたくない
- ツアーのあとは西表島に泊まる
カヌー体験コースはトレッキングのないカヌーだけの内容です。雨が降っても川が増水の危険性がない限りはツアーを開催できます。
必要であれば簡易カッパをお貸ししますし、ツアー終了後は温水シャワーも利用できます。
シューズもご用意するので、必要なものはツアー終了後の着替え一式、タオル、飲み物くらいです。レンタル品はもちろんすべて無料です。
◆アクセス方法:午後のカヌー体験コース
▼上原港行きが 運航 している場合
(往路)
八重山観光フェリー [石垣11:00発 上原行き] にご乗船ください。
上原港には12:00頃に到着します。
当店のスタッフがお迎えにあがります。あらかじめトイレを済ませたうえ、上原港ターミナルの入口付近へ集合してください。
(復路)
八重山観光フェリー [上原16:50発 石垣行き] にご乗船ください。
石垣港には17:50頃に到着します。
▼上原港行きが 欠航 している場合
(往路)
八重山観光フェリー [石垣10:30発 大原行き] にご乗船ください。
しかし、運賃は「上原行き」の料金を支払って [大原行きの乗船券] と [上原港行きのバス券] を受け取ってください。
大原港に到着したら [上原港行きのバス券] を使って八重山観光フェリーの臨時バスに速やかに乗り換え、上原港までお越しください。
上原港には12:20頃に到着しますので、当店のスタッフがお迎えにあがります。
(復路)
八重山観光フェリーの臨時バス [上原港15:30発 大原港行き] にご乗車ください。
大原港に到着したら八重山観光フェリー [大原16:30発 石垣行き] にご乗船ください。
石垣港には17:20頃に到着します。
◆移動は大変かもしれないけど…
上原航路が欠航するとアクセス方法がひと手間増えて複雑そうな気がしますが、大原港⇔上原港の移動は八重山観光フェリーの臨時バスがしっかりサポートしてくれているので安心です。
ツアー終了後、西表島に宿泊される方はホテルまでお送りします。送迎範囲についてはカヌー体験コースの詳細ページでご確認ください。
カヌー体験コースでカヌーを漕ぐ時間は往路、復路ともに50分ほどです。
上流の折り返し地点では上陸して約10分のジャングル散歩をしながら手足を伸ばします。
全行程が2.5時間ほどの半日コースですが、世界自然遺産たる西表島の豊かな自然を知るには十分な内容です。
ガイドとゆんたく(おしゃべり)しながら、気合い不要ののんびりカヌーをお楽しみくださいね。
真冬の12月、滝つぼ勇者あらわる!! 2024年12月18日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
現在、12月18日の午後6時。
昨夜から気温が少しずつ下がってきて外の気温は15.4℃です。
◆ま、まさかの… ((゚Д゚ll))ガタガタ
本土と同じように先週から肌寒い日が続いている西表島ですが、そんな中、本日お越しのお客様は超元気!ノリノリでした♪
そ・し・て…
ま、まさかの滝つぼダイブ!!
11月9日のブログで「なんと11月なのに滝つぼで泳ぐゲストが!」と書きましたが、さすがの西表島とはいえ12月は真冬の寒さ。
今日、ウエットスーツなしで滝つぼ遊びを楽しんだ方は日本に何人いたのでしょうか…
本日のMVPは文句なしにこちらのお二人!
真の滝つぼ勇者認定です!
(゚∀゚ノノ”☆ パチパチパチ
◆真冬の滝つぼに入ると決めたら準備すること
当店のガイドは滝つぼ遊びを強要しません。
まずはゲストご自身が「滝つぼに入ってみたい、泳いでみたい」という意思が必要です。冬場は特に強い意志が必要です。
そして、滝つぼに入ると決めたら必ずライフジャケットを着てください。そこは強要させていただきます。
滝つぼから上がった後の準備も必要です。
冷えた身体を拭くためのタオルと保温のための上着(ウインドウブレーカーなど)を、あらかじめリュックから出しておいてください。
◆真冬の滝つぼ勇者になるには…
- まずは滝つぼに足をつけ、水の冷たさを脳で理解します。
- いける!と思ったら、ゆっくり腰まで入ります。
- まだまだいける!と思ったら、首まで浸かってみます。とにかくゆっくりゆっくり、無理は禁物です。
- 冷たい水に慣れることができたら両手を伸ばして一かき泳いでみます。気持ちいい!と感じた瞬間を忘れることはないでしょう。
- 決して無理をせず、身体の芯まで冷える前に滝つぼから上がります。
- ササッと身体を拭いて上着を着ましょう。
ここまで完璧にこなせた方は滝つぼ勇者認定です!
滝つぼ周辺に着替える場所はないので、ある程度タオルで身体を拭いたら濡れたまま帰ります。
風車のベースに到着したら温水シャワーがありますので、下着を含む着替え一式を忘れずにお持ちくださいね。
ツアー後は西表島に宿泊される方はシャワーを浴びずに直接ホテルへお送りすることも可能です。
◆しゅうさんの限界は12月8日
その昔、スタッフがいない頃のしゅうさんは毎日のようにツアーへ出ていました…20年くらい前?
そして「いつまで滝つぼで泳げるかチャレンジ」を独りでしていました。
ピナイサーラの滝に行ったら必ず泳ぐ。お客様が泳がなくてもしゅうさんは泳ぐ。
そんな決意で実験(?)を続けていましたが、ある年の12月8日、滝つぼで泳いだ後に大風邪をひいて己の限界を知ることができました(苦笑)
11月中旬からすでに「厳しいな…」と感じていましたが、やはり厳しいと感じていた頃から無理してたんだな…と思います(反省)
◆真冬でも泳ぎたくなる日があります
全国的に冬型の天気になると、西表島や石垣島でも曇り空で北風の強い日が続きます。しかし、12月でも春のような暖かい日がたまにあります。
昨日がまさにそんな日でした。晴れて気温が23℃を超えると体感温度は25℃以上に感じます。
もしそんな日にたまたまツアーに参加していたら、その時の気分で滝つぼ遊びを楽しむのもアリかもしれませんね。
海は荒れても心配ご無用!マングローブカヌー♪ 2024年12月17日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
先日、石垣島からカヌーツアーの参加を検討されているお客様から「上原行きの船が出なくてもカヌーはできますか?」というお問合せをいただきました。
答えはYES!
そこで本日はタイトルにもあるように、海は荒れていてもマングローブカヌーは心配無用なワケについてお話いたします。
◆秋冬の上原航路はほぼ欠航
例年10月から3月頃まで、石垣島の石垣港と西表島の北に位置する上原港を結ぶ上原航路は頻繁に欠航します。理由は天候によるものですが、それは雨ではなく強い北風による波浪です。
そして今日も晴れてはいるけど北よりの風の影響で上原港航路は欠航。
上原港もシーンとしています。
◆上原航路が欠航した日のアクセス方法
上原航路が欠航した日に石垣島からツアーに参加される方のアクセス方法は以下のとおりです。
1. 石垣港の乗船券売り場で「上原港まで行きたい」と告げて 大原港行きの乗船券 と 上原港行きのバス券 を購入する。
2. 大原港行きの船に乗る。
3. 大原港から船会社の臨時バスで上原港へ移動する。
*注意1
大原港には路線バスや観光バスが多く停車していますが、石垣港で購入したバス券を使って船会社の臨時バスをご利用ください。
*注意2
船会社の臨時バスは大型バスや小型のマイクロバスなど、日時によって変わります。船員の指示に従ったり車体に記されている会社名をご確認ください。
4. 上原港に到着したら当店スタッフがお迎えします。
ちなみに船会社の臨時バスに乗車するには、必ず、石垣港の乗船券売り場で「上原港まで行きたい」と伝え、大原港行きの乗船券と上原港行きのバス券を購入する必要があります。
大原港に到着してからバス券のみの購入はできません。販売所もありません。
上原航路が欠航した日に当店のツアーへ参加する場合は、アクセス方法「1.」を必ず守って上原港までお越しください。
◆北風の影響を受けにくいフィールド
上原港航路が欠航するくらい北風の強い日でも、マングローブカヌーの出発地点のマーレー川、そして上流にピナイサーラの滝のあるヒナイ川は北風の影響を受けるエリアが約100メートルととても短いのが特徴です。
そのエリアさえ漕ぐことができれば、あとはマングローブの森が風をさえぎってくれるのでのんびりとカヌーを楽しむことができます。
石垣島からの移動は大変かもしれませんが、この時期は訪れる人があまりにも少ないのでホント、おすすめですよ!
西表島で修学旅行を検討される旅行会社さまへ 2024年12月11日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
11月は修学旅行の対応で事前準備などに追われましたが、事故もなく安心にツアーを終えることができました。
そして修学旅行に関してはこれからも可能な限りの対応をしていきたいと思いますが、2025年3月より西表島では厳密な立入制限が始まるため、これまで以上に早めの段取りが必要になってきます。
▼竹富町西表島エコツーリズム推進協議会
→ フィールド使用の仕組み
もし修学旅行でピナイサーラの滝へ行くことを検討されている旅行会社の担当者さんがこのブログにたどりついたら、ご参考までにどうぞ。
◆まず教えていただきたいこと
- 体験日時
- 人数(生徒、先生、添乗員含めた総数)
- 石垣島から日帰りなのか?西表島に宿泊しているのか?
- ご宿泊先
◆下見も対応いたします
修学旅行の1年~2年前に下見を希望される場合ももちろん対応させていただきます。
可能な限りご希望に合わせた日程調整をしたうえで現地をご案内しますので、まずは当店までご連絡をお願いいたします。
◆2年前から仮予約
修学旅行の仮予約は2年前から可能です。
1年前になったら再度、内容を確認させていただき、その後に正式なご予約とさせていただきます。
◆当社の業務
ピナイサーラの滝コースの参加者は 1ガイドあたり7名まで、1業者あたり14名まで というルールがあります。
例えば参加者35名のお申込みに対し、当店が対応できるのは2名のガイドを配置して14名まで。残りの21名は他社へガイド3名の協力を得る必要があります。
協力業者に関しては、定期的に救助訓練をしている西表島カヌー組合に所属していることを条件とし、その協力業者の取りまとめを当社が行っていました。
◆ツアー半年前には参加者リストが必要
ここからが重要!
2025年3月1日以降についてのお話です。
2025年3月以降は以下の立入制限のルールが開始されます。
- ピナイサーラの滝:一日当たり200名まで
- サンガラの滝:一日当たり100名まで
さらに「ピナイサーラの滝」あるいは「サンガラの滝」を利用するには、立入希望日の半年前から受付が始まる立入り申請が必要です。
そのため修学旅行などの団体は許可申請が可能な半年前には参加者名簿を作成していただき、提出していただく必要があります。
申請は早いもの順です。名簿の提出が遅れて制限数に達した場合はツアーが開催できなくなります。
“半年前には参加者を確定させる”
2025年3月以降、修学旅行にとってはここが一番大きなハードルになると思われます。
修学旅行でピナイサーラの滝、サンガラの滝を検討されている場合、まずは当社(担当:大谷)までお気軽にご相談くださいね。
→ <風車>お問合せフォーム
雨でも安全にツアーを楽しもう! 2024年12月9日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
ただいま12月9日の午前10半。外は風速5メートルの北風が吹いて気温は約20℃です。
20℃あるとはいえ、スーパーの駐車場で近所の人と立ち話でもしようものなら、15分ほどで体が冷えて「冬がきたなー!」と実感します。
◆典型的な西表島の雨とは?
冬の西表島は雨の多い季節です。
雨の日が続くと気持ちが滅入りそうになりますが、雨といってもいろんな雨がありますよね。
ザーザー、しとしと、ポツポツ、ぱらぱら…
冬の西表島では、北風に乗った弱い雨が降ったりやんだりすることが多いです。
音だけ聞けば「ザーザー」ですが、その正体は強い北風で、実際の雨は「ぱらぱら」タイプといったところでしょうか。
◆雨の日のツアー
断続的に強い雨が降る日は「大雨注意報」または「大雨警報」が発令され、ツアーは中止せざるを得ません。
しかし弱い雨が降ったりやんだりするくらいなら、カヌー体験に関しては問題なく楽しむことができます。
ちなみにカヌーを漕ぎながらマングローブが観察できるポイントは海に近い中流域から下流域なので、川の流れはほとんどありません。
※ここからの写真は天候に不安がない日の様子です
雨の日に心配なのはカヌー体験の後のトレッキングです。特にピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースは川の上流域を目指して山歩きをします。
ピナイサーラの滝の上へ登り詰めたあと、絶景が見渡せるポイントへ移動するには浅い川を渡渉する必要があります。
しかし、降雨によって増水した川は近寄ること自体が非常に危険です。なにせ、流されてしまった場合、その先に待ち受けるのは落差55mのピナイサーラの滝です。
以下の写真のように足元の水量がこれ位の日は素晴らしい景色を眺めることができますが、増水時は立っていられないほどの本格的な川となります。想像しただけでも身震いしますよね。
◆安全に対する取り組み
前日や夜半から雨が降ったりやんだりが続く日の朝、ガイドは出勤前の早朝に必ず滝の状況をチェックしに行き、出勤後の朝のミーティングでスタッフと情報共有をします。
そして朝の時点での滝の状況や天気予報を把握したうえで、ツアー中に予想される事象をツアー開始前にゲストへ説明します。
例として
「これから強い雨が降る可能性があるので、場合によってはツアー内容を変更するかもしれません」
「これから天気が回復していく予報だけど、これまで降った雨のせいで山道はぬかるんでいるので気をつけていきましょう」
などです。
◆滝の上に行く最終チェック
事前に状況を説明したうえでツアーを開始しますが、カヌーの後半でピナイサーラの滝が見えるポイントまで来ると、ガイドはここで最終チェックをします。
「出勤前にチェックした時に比べて水量は増えてないか?」
「今後、強い雨が降りそうにないか?」
総合的に判断して無理がなさそうなら予定どおりカヌーから降りて滝の上へ向かいますが、状況によってはガイドの判断で滝の上へ行くのは中止にして滝つぼへのトレッキングに変更します。
ピナイサーラの滝つぼへ向かうルートは川から離れたエリアを歩くので、ある程度の雨なら問題ありません。
川が増水しない程度なら、雨の日でも楽しめるのがピナイサーラの滝コースの良いところです。
◆ピナイサーラの滝の上に行けなかった場合
そんな時でもご安心ください。代替えプランを用意しております。
滝の上に行くのをやめて滝つぼへのトレッキングに変更した場合は、午後から別のポイントへご案内いたします。それがクーラの滝です。
クーラの滝までは約20分の山道を歩きます。
この山道も川から離れたエリアにあるので、雨の日でも安心してトレッキングを楽しめます。
ピナイサーラの滝上から望む絶景はまた次回にお願いしますね。
その代わり、普段は見られない増水気味のピナイサーラの滝。
そしてクーラの滝。
とても迫力があり見ごたえ抜群ですよ。
ちなみにカッパをお持ちでない方には無料でお貸ししますが、それでも雨が降ったり滝からの水しぶきを浴びれば全身が濡れてしまいます。
下着を含む着替え一式とタオルは忘れずにお持ちください。
風車のベースには無料のシャワー室、更衣室があるので、ツアー終了後はさっぱりしてお帰りくださいね。
2024年11月版|西表島カヌーツアー風車に決めた理由 2024年12月8日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
11月は修学旅行の受け入れのため事前準備などに追われましたが、事故もなく安全にツアーを終えることができました。
当店では団体旅行の対応もしておりますが、やはりメインは個人旅行です。
では、毎月恒例の「なぜ風車のツアーを選んだのか?」その決め手について11月のご報告です。
◆ツアーの内容について
- 4歳の子でも参加可能、体力に自信がなくても大丈夫そう
- 5歳の子どもでも楽しめるツアーだったので
- やりたいことが全部入ってて現地調理が楽しそうだったからです
- 色々なことが体験できると思ったから
- ピナイ1日ツアーがあったから
- 1日遊べて楽しそうだったから
- 滝うえツアー
- カヌーと水牛車
- 半日のカヌーがあること
- 半日ツアーが予約できたから
- カヌーだけ手軽にできそうだったから
- カヌーがしたかった
- 楽しそう、カヌーも初めて
- ツアーの内容がよかった、トレッキングなしのカヌー
- ツアー内容、値段
- 評価、ツアー内容
- 時間と価格
- 値段とプラン
- 価格など
- 体験時間の長さと料金
- 安い
- 貸切で希望スケジュールで対応してくれた
◆ランチ、おやつについて
- ランチ
- 自然の中でおそばが食べられる
◆送迎について
- 宿への送迎
- 送迎(ホテル星立)
- 送迎サービスがあったら(ジャングルホテルパイヌマヤ)
◆ホームページについて
- HPで事務所でシャワー、ガイドさんの写真、経歴が明記されていて安全性に信頼がおける
- サイトが見やすい&即予約OKだったからです
- HPの写真が楽しそうだった
- ホームページを見て決めた
- ホームページで興味がわいたため
◆予約について
- 予約可能だったから、どうもありがとうございます
- 1人参加OK、年齢(60代後半)
- 1人でも参加OK
◆クチコミについて
- 口コミ
- 知人のすすめ
- Trip Advisor
- 料金と八重山そば、写真、クチコミ
- レビューがよかった
- ネットの口コミ
◆ベース(店舗)について
- 実店舗がある
- 更衣室、シャワーがあったから
- シャワー室
◆その他
- ホテルの方に伺った時に教えて頂き、ホテルの方がいうならまちがいないと思ったので
- 電話対応もよかったので
- 対応良さそう
- 経験、実績
- 安心感
◆11月の特徴
もう閑散期ということもありお客様は少なく、多くのツアーが個別対応での開催となりました。
ゲストが一名様のみという日も8回ほどあり、そんな日はガイドとマンツーマンでお楽しみいただきました。
本音はもっと多くの方に来ていただきたいのですが…。こればっかりは仕方がありませんね(涙)
そして11月は半日プランのピナイサーラの滝(滝つぼ)コースの人気が高かったのですが、実はこれからの涼しい季節は、1日プランのピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースがおすすめです。
なんせ気温が下がってきたので暑さ対策の必要がなく、疲れは7月、8月に比べ50%以上は軽減されます。
人によっては「50%以上」は大げさかもしれませんが、とにかく快適なトレッキングを楽しめますよ。
◆石垣島から参加される方へ
石垣島から参加される方は半日プランのコースでも移動を含めると一日がかりになるので、それならば1日プランのコースに参加したほうがより高い満足度が得られると思います。
ありがたいことに年末年始のご予約を順調にいただいております。
11月は一人旅でのご参加が多かったのですが、年末年始はファミリーでのご予約が増えるのですぐに定員に達します。
西表島での年の瀬、年明けを計画されている方には早めのご予約をお待ちしております。
◆追記
11月はツアーが少なかった分、落雷で壊れた照明を交換したり石垣島へ買い物に出かけてきました。
11月16日の早朝、窓越しに入り込む朝日が赤々としていたので撮影してみました。
11月20日には、上原港近くのロビンソン小屋さんのサガリバナが暖かな陽気に誘われ可憐な花を咲かせてくれました。
閑散期はゲストが減って寂しくはなりますが、その代わりに夏には忙しくてできなかったアレやコレやに目を向ける余裕が生まれ、日々の小さな幸せを感じるしゅうさんなのでした。
【予約開始のお知らせ】2025年サガリバナツアー 2024年12月6日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
12月に入り、西表島はとても静かな日が続いています。
冬休みが始まる年末まではツアーの予定もほとんど無く「誰か遊びに来て~!」といったところです。
明日の予約、明後日の予約が入らず観光業者にとっては厳しい日々ですが、来年の夏のツアーについてのお問い合わせは増えつつあります。
それは何かというと…
そうです!あの人気のサガリバナカヌーコースです!
◆いよいよ予約受付開始!
それではお待たせいたしました!
サガリバナカヌーコースの予約受付けを 12月8日(日)午後8時から 開始いたします。
◆開催日とツアー代金
<開催日>
2025年6月26日(木)~7月13日(日)
*7月1日、7月7日はスタッフ休養日のため開催なし
<ツアー代金>
12,000円(10歳~75歳)
*当店リピーターの方は1,000円割引き
◆花の見ごろは?
一番気になるサガリバナの最盛期ですが、7月1日~10日くらいではないでしょうか。ただし自然界のことなので、この日付はあくまでも目安です。
そして、こちらのコースは潮の干満によって見え方(印象)も変わってきます。
サガリバナを鑑賞している午前6時前後に潮位が高いと、花がポタリ、ポタリと水面に落ちる美しい様子を観察することができます。
しかし、その時間帯の潮位が低いと、花は水面でなく川岸の地面に落ちることが多くなります。
ちなみに潮位が高いのは6月26日~29日、7月9日~13日ですので、2024年のように問題なく開花を迎えていれば見ごたえのあるツアー日となるでしょう。
◆2025年の特徴を予想すると…
2025年のサガリバナカヌーコースの特徴は、ネガティブに言えば「花の見頃と潮位がバッチリ合う好条件が無い可能性がある」ということです。
逆にポジティブに考えると「花の量が少なくても潮位の高さがカバーし、潮位が低くても花の量がカバーするといった、サガリバナ期間中に平均して楽しめる可能性がある」といったところでしょうか。
これはあくまでも予想ですので、実際の最盛期は毎年違います。そしてツアー当日の天気や風の強さによっても見え方が変わります。
結局は「運」が大きく左右しますので、ワンシーズンだけではなく何度もサガリバナの季節に遊びにいらしてくださいね。
◆ご予約に関する注意事項
- 送迎範囲には限りがあります。
- ツアーはほぼ毎日が満席となるため、個別対応を要するご予約はお受けできない場合があります。
- 他社ツアーの開始時間、フェリーの時間、朝食の時間などの関係で「○時○○分までに必ずツアーを終わらせてほしい」という要望のあるご予約はお受けできない場合があります。
- 使用するカヌーは二人乗りのため、お一人様あるいは3名、5名など奇数でのご参加の場合、知らない人同士でカヌーに乗っていただく場合があります。
◆オプションについて
撮影に集中したい、体力に自信がない、知らない人と乗るのは避けたい、など。
お一人での参加に不安があるためガイドと一緒に乗りたい、もしくは一人乗り用のカヌーを利用したい方はオプションとして追加料金3,000円にて対応いたします。
ただし先着順ですのでお断りする場合もあります。あらかじめご了承ください。
それでは、2025年の夏の始まりも皆さまとお花見カヌーでお会いできることを楽しみにしております!
<詳細> サガリバナカヌーコース
◆番外編『都会のサガリバナ』
先日、那覇のおもろまちにある新都心公園の近くでサガリバナの街路樹を見かけました!
都会の真ん中で思いもよらず出会ったサガリバナに一人静かに感動(笑)
初夏になるときれいな花を咲かせ、行き交う人々の心を癒してくれることでしょう。
これからもたくましく育ってほしいものですね。
《活動報告》西表島カヌー組合・海岸清掃 2024年12月1日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
今日から12月。いよいよ師走になりましたね。
現在の西表島は快晴。
気温23.6度、湿度59%とクーラーの必要がない晴天が広がり、さわやかな陽気が心地よい12月の始まりです。
◆行ってきたよ海岸清掃
先日、風車が所属している西表島カヌー組合主催の海岸清掃に行ってきました。
こちらは一年に一度の恒例行事で、西表島カヌー組合に所属する全事業者が参加することになっています。
西表島の海岸には海外からの漂着ゴミが大量に打ち上げられます。
特に冬場の北風が吹き続ける時期は、ピナイサーラの滝のある北側の海岸線には次から次へとゴミが流れ着きます。
道路沿いのカヌーを降ろせる場所から海へ漕ぎ出し、ゴミ拾いエリアに到着したら上陸します。
すると海岸やマングローブの森の中にはたくさんのゴミが落ちています。
ペットボトル、漁具、発泡スチロール、ビン、ポリタンク、電球、などなど…。
皆でひたすら拾います。
漂着ゴミは無数に落ちており、カヌーはあっという間に拾ったゴミで溢れかえります。
最初からゴミの多さはイメージできているので、しゅうさんは二人艇カヌーの後ろにもう一つの二人艇カヌーを連結させて積載量を2倍にしました。
しかし、今年は巨大な発砲スチロールを発見!
連結させたカヌーの後ろに、さらにロープでその発泡スチロールを連結させ、カヌーで引っ張りながら集合場所へ戻りました。
巨大な発泡スチロールは半分が水の中に沈んでおり、そして強い向かい風のおかげでカヌーはなかなか前に進まず、良いトレーニングになりましたよ(苦笑)
その分、夜のビールは美味しかったです(笑)
◆西表島の現実
約40名のメンバーで1時間ちょっとゴミを拾うだけで、とんでもない量が集まります。
これが今の西表島の現実です。捨てる人がなんとかしないとキリがありません。
きれいな海岸は自然にできたものではありません。
西表島カヌー組合に限らず、島の住民によるクリーン活動によって保たれている側面も知ってほしいと思います。
みなさんも西表島に来られた時、砂浜を歩く機会があったらどんなゴミが落ちているのか、どこの国から流れてきたのか、チェックしてみてくださいね。
◆連携力のある西表島カヌー組合
西表島カヌー組合では海岸清掃の他にも合同で救助訓練をしたり、フィールドの整備、組合員が利用する道路の草刈りなどをしています。
ツアー中は挨拶くらいしかできない他社のガイドでも、組合活動を通じて横のつながりができていきます。
この横のつながりが強ければ強いほど、フィールドでの緊急時に組合員同士が迅速に助け合うことができるのです。
西表島にはたくさんのアクティビティ業者がありますが、連携力の強さが西表島カヌー組合所属のショップをおすすめできる大きな理由の一つになっています。
船が出るまでプラネタリウム☆彡 2024年11月23日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
みなさんは石垣港にプラネタリウムがあるのをご存知ですか?
◆いしがき島 星ノ海プラネタリウム
石垣島周辺の離島で暮らす住民は、ほとんどの方が定期的に石垣島へ出かけます。
買い出し(サンエー、メイクマン、ダイソー)、眼科、歯医者、図書館、散髪、ミスタードーナッツ、などなど。
その日によって行先は様々ですが、島へ帰る最終の船が出るまでの限られた時間をめいっぱい動きまわります。
しゅうさんも先日、数か月ぶりに石垣島へ行ってきました。
いつもは最終便が出る30分くらい前に石垣港に到着するようにしていますが、その日は一時間半も前に石垣港へ到着しました。
本でも読んで船を待とうかと思っていましたが、石垣港の中にあるプラネタリウムが営業しているのに気づきました。
そして上映スケジュールを確認すると、しゅうさんが乗る最終便の10分前に終わるプログラムがあったので、このプラネタリムに初めて入ってみました。
実は前から一度は行ってみたかったのです。
しかし、火曜と水曜は休館日だそうで、しゅうさんが石垣島に行くのはほとんど水曜日だったのです。今回はたまたま木曜日で、たまたま港に早く到着したのがよかったです。
◆今回、鑑賞したプログラム
《オリジナル番組》
秋の夜空に~エチオピア Royal Family Story 2024
公式サイトによると、以下のような方におすすめのプログラムだと説明されています。
- 生解説を聞きたい
- 秋の星座神話が聞きたい
- 八重山の秋の星空を知りたい
- 八重山の星にまつわる話、文化が知りたい
席に着くと、鑑賞当日の石垣島の夜に見えるであろう星空が映し出されます。
アンドロメダ座やケフェウス座、ペルセウス座のなどのお話から、宵の明星や、木星、土星などの惑星のお話、そして南の島、石垣島だから見える、エリダヌス座のアケルナルやみなみのうお座のフォーマルハウトの生解説がありました。
星に興味のある方は、石垣島滞在中にこちらを鑑賞して実際の夜空を眺めたら、より思い出深い旅になると思いますよ。
◆八重山旅行で星を楽しむ
みなさんは西表島(八重山)で見ることができる星座はいくつあると思いますか?
実は、全部で88個ある星座うち、なんと84個も見ることができるのです。さらに全天で21個ある一等星の、そのすべてが西表島の夜空に輝くのです。
風車ではカヌーツアーのお店の他に宿泊施設もありますが、そちらは「スピカ」といいます。
スピカはおとめ座の一等星です。
しゅうさんの娘がおとめ座なので、おとめ座を構成する星たちの中で一番輝くスピカから命名しました。
西表島が含まれる西表石垣国立公園は日本初の星空保護区に認定された場所でもあります。
石垣島、西表島を訪れる際は海や川だけではなく、ぜひ夜空を見上げることも旅のプランに加えてみてください。
<環境省> 星空を守ろう ~八重山の星空をいつまでも~
◆しゅうさんからアドバイス
ここで西表島旅行で星空も楽しみたい方へしゅうさんから提案があります。
旅行へ出発する前から以下のことを行っておくと、西表島の奥深さを知ることができますよ。
★天体観測アプリをダウンロードしよう
しゅうさんはstarwalk2というアプリを使っています。まずは無料版でOKなので、あらかじめ操作に慣れておきましょう。
★夜空を見上げる習慣をつけよう
今はもう存在しないかもしれない星の輝きに思いを馳せることで、宇宙のロマンを感じることができます。
普段の生活に「星」をプラスするだけで豊かな気持ちになれますよ。天体観測アプリとともに、晴れた日は夜空を見上げてみましょう。
★滞在中の月入り、月出、月齢を調べておこう
月明りの強い夜はさすがの石垣島、西表島でも満天の星空は見えません(泣)
旅行中の夜空が天体観測に向いているか、あらかじめ調べておきましょう。
◆おすすめ書籍
沖縄の星好き人のバイブルといっても過言ではない本について紹介いたします。
四季の星空ガイド『沖縄の美(ちゅ)ら星』
宮地竹史 著
かつて石垣島天文台の所長も務められた経歴をもつ宮地竹史さんによる、沖縄の地域性に観点をおいて記された星空ガイド本です。
沖縄の夜空に輝く多くの星座や星たち、沖縄の人々の生活に深く関わる星の存在など、写真やイラストをふんだんに使って分かりやすく解説されています。
地理的に好条件がそろった沖縄の星空から生まれた、星と共に暮らす沖縄人の文化も垣間見ることができる一冊です。
星にまつわる沖縄民話も集録されているので、お子様の読み聞かせにもお勧めですよ。
◆見上げてごらん夜の星を
11月に入ってから西表島では曇りや雨の日が多く、なかなか星空が見える夜が少なくなりました。しかし、星はタダで見れるので、みなさんも夜はほんの少しでも星空チェックをしてみてください。
感動的な満天の星空を眺めることができたら星空観察にハマるかもしれませんよ★彡