よくある質問『マングローブは見れますか?』 2025年5月27日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
本日は「よくある質問」についてお話させていただきます。
◆カヌーでマングローブは見えますか?
お客さまから「カヌーを漕いでいるときマングローブは見えますか?」というご質問を割と多くいただきます。
当店のメインフィールドは上流にピナイサーラの滝があるヒナイ川です。カヌーの出発はマーレー川から漕ぎ出しますが、途中、ヒナイ川に合流して上流へ漕ぎ進みます。
マーレー川もヒナイ川もマングローブの森が両岸に広がり、人工物が一つもありません。まさに「これでもか、これでもか」とマングローブを眺めながらのカヌー体験です(笑)
遠くの空と山、川の水面。それ以外で視界に入るのはマングローブ…といった感じです。
質問される方にじっくりお話を聞くと「川は広いの?狭いの?」といった川の雰囲気を気にされているようです。
「広い」「狭い」の感覚は人によって違うと思いますが、風車がツアーを開催している水域は潮が満ちても引いていてもカヌーを漕ぎながらマングローブを間近に観察できます。
潮が満ちていたらマングローブの森に侵入。
潮が引いていたらマングローブのトンネルを進む。
「特定自然観光資源」として観光客だけでなく地元のガイドにも厳しい入域制限をしている、西表島で一番の人気スポットであるヒナイ川、マーレー川でのカヌー体験。
「マングローブは見えますか?」というご質問には「安心してください!バッチリ見えます!」という回答以外に言葉が浮かびません。
◆一方、西表島の他の川では…
川幅が100メートル以上もある河口で、干潮時は水がほぼ干上がってカヌーを漕げる水路が狭まる川があります。
そんな時はカヌーを漕ぎながら間近にマングローブを眺めることはできないので、カヌーを降り、てくてくと干潟を歩いてマングローブの生えている場所まで見に行く…。
そんなカヌー体験をした方が多くいらっしゃるそうです。
潮の満ち引きに関しては自然のことなのでどうしようもありませんが、満潮、干潮に関する詳細はあらかじめ知ることができます。
風車のツアーと他店のツアーを比較する際は、
- カヌーはどの川のどのエリアを漕ぐのか?
- ツアー日の潮はどんな影響を与え、どんな風景を見せてくれるのか?
- ツアー日の頃の風はどんな影響を与えるのか?
などなど、質問しながらご自身で納得のいくフィールドを選択されるのが良いと思います。
風車では、西表島に来られる全ての観光客の皆さまに満足していただく、そんなことは考えておりません。
あくまで当店のHPをご覧になり賛同していただいた上で「風車のツアーに参加しよう」と決定された方に全力で対応したいと思っています。
◆西表島での大きな買い物
大きな買い物と言えば「不動産」「車」「保険」などがあります。
西表島でのアクティビティツアーは家や車ほど高価ではないかもしれませんが、そこにかける「時間とお金」はかけがえのない大切なものです。
検索で当店のツアーを見つけても「なんか良さそうだから」とすぐに決めるのではなく、できれば5社、10社と比較して、不明なことは質問し、そのツアーならどのような満足が得られるのかがイメージできるお店を選ぶのが良いのではないでしょうか。
『他社と比較されても風車を選んでいただく』
私たちはそこを目指し、終わりのない切磋琢磨を続けてまいります!
◆本日はマーレー川とヒナイ川でした
本日はピナイサーラの滝の下流、マーレー川とヒナイ川についてのお話でしたが、風車では他のフィールドでもツアーを開催しています。
- シイラ川(サガリバナカヌーコース)
- クーラ川(クーラ川ジャングル探検コース)
- ニシダ川(新コース開発中)
- ナカラ川(ナーラの滝コース)*現在休止中
こちらに関してはまた別の機会に紹介しますね。
Welcome to Iriomote Island♪ 2025年5月25日
こんにちは!
ガイドのみづきです!
「今年の梅雨は遅いねー」
そんな言葉があちこちで聞かれる中、一番人気のピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースへ行ってきました🛶
◆ ようこそ西表島へ!
「Hello! My name is Mizzy!」
イギリス出身の笑顔が可愛らしいMizzyさん✨️
普段からいろんな国へ行き、いろんな自然と触れ合いながら旅をしているそうです。西表島の自然にもとても魅了されていました!
カヌーやトレッキングの最中もイギリスの生き物や気候など、たくさんのお話を聞かせてくれます。
私と年齢も近く、日本とイギリスの女子トークを楽しんでいるうちに、あっという間にピナイサーラの滝の上に到着。
早い時間に到着したのでほとんど貸切状態✌️
天気も良くて、とても綺麗な景色を楽しめました。
景色を堪能した後は本来ならランチをしてから下山するのですが、時間が早かったこともあって滝つぼへ向かうことにしました。
足元に気をつけながら山を下り、滝つぼへ向かう20分ほどの間もお写真を撮ったり、ジャングルの生き物を探しながら進みます。
ついにピナイサーラの滝つぼに到着!
ここでも誰もいない貸切状態✨️ラッキー✌️
サウナのようなジャングルを歩いてきたから汗だくです💦
すぐに滝つぼに入りました!
火照った体を冷やしたらランチタイム!
Mizzyさんは高菜おにぎり🍙 塩せんべい🍘
日本を代表するメニュー、気に入ってくれたかな?
どの国のどんな料理が好きか、どんなお仕事をしているのか、などなど。
ランチの最中もたくさんコミュニケーションがとれて、私自身も英語の勉強ができたり異文化を知ることができる良い機会になりました。
帰りも誰もいないマングローブに囲まれた川を優雅に漕いでツアーは終了しました。
遠くイギリスより日本の果ての西表島までお越しいただき、風車のカヌーツアーへご参加いただきありがとうございました✨️
またお会いできる日を楽しみにしてます!
Thank you for joining our tour today! 😄
※要注意※ 熱中症警戒アラート発令中! 2025年5月24日
こんにちは!
ガイドのミッキーです!
梅雨入り宣言がなされないまま梅雨明けしたような快晴が続いていた西表島ですが、ついに気象庁から沖縄地方の梅雨入りが発表されました。
→ 沖縄地方が梅雨入り(ウェザーニュースより)
◆熱中症にご注意を!
先日、出勤前に竹富町の公式LINEから一通の通知が…
今年初の熱中症警戒アラートです!
沖縄県外ではまだまだ過ごしやすい場所も多い5月ですが、ここ西表島では熱中症対策を促すほどかなり暑いです。気温も連日30度近くになり、すでに夏本番を迎えております。
◆風車の熱中症対策
始まりから終わりまで、しっかりカヌーツアーを楽しんでいただくため、風車では様々な熱中症対策を行っています。
- ツアー出発前の確認
ツアーに出る前にお客様の体調チェックや飲料水の確認をします。
お手持ちの飲料水が足りない場合は当店でお水やアクエリアスをお買い求めください。
- 糖分や塩分ミネラルの補給
ツアー出発直後やツアー中に飴や塩分チャージタブレッツをお客様にお配りしています。
汗で出ていくミネラルを補給するのはもちろん、飴のような糖分も水分の吸収効率を上げてくれます。
その他にもツアー中の休憩時にガイドがお客様へ水分の摂取を促したり、こまめな体調チェックをしたり、熱中症を予防するため十分気をつけながらツアーを進行しております。
◆暑さの先には絶景が待ってる!
夏場のアクティビティは熱中症を警戒しながら行う必要がありますが、西表島では暑さを吹き飛ばしてくれる絶景が望めます。
日ごろから適度な運動をしたりお風呂はシャワーではなく湯船につかるなど、熱中症になりにくい生活習慣を身につけ、西表島にお越しの際は素晴らしい自然体験をお楽しみくださいね!
【見えない舞台裏】クーラ川ジャングル探検コース 2025年5月23日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
突然ですが今から13年前の2012年、しゅうさんは来るべきインバウンドに備えて中国語を本気で勉強していました。
◆それから4年後…
勉強を始めてから4年後の2016年。ついに香港エクスプレスというLCCが石垣空港と香港空港の定期便を就航したのです。
「いよいよ香港の人たちに中国語でカヌーツアーをガイドする日が来たぞ!」と胸躍らせたしゅうさんでしたが、その期待は不発に終わったのでした。
なぜなら香港の人たちが日常使っているいるのは、しゅうさんが学んでいた北京語ではなく広東語だったのです。そしてコミュニケーションは英語で「没问题(問題なし)」。
やっぱりインバウンドは英語が一番ですね(涙)
「辛苦了(お疲れさま)」という中国語があります。すごく辛い中国料理っぽいですが「シンクーラ」と読みます。
私の4年間を返せ!とは言いませんが、まさに「お疲れさま」状態のしゅうさんでした。
◆最もライトなコースは最もハードな準備が必要
さて前置きが長くなりました。
西表島のクーラ川は「苦了川」とは書きませんが、そこで開催するカヌーツアーの苦労話を一つご紹介します。
当店のクーラ川ジャングル探検コースはとにかくライトです。
川も短いので、ママがお子さまと一緒にカヌーに乗ってもヘトヘトになるまで漕ぐことはありません。写真や動画を撮りながらのんびり漕いでも片道15分くらいなので、長い距離をグイグイ漕ぎたい方には全く向かないコースです。
幼児や小学1年生、2年生くらいのお子さまを含むご家族であれば、クーラ川のマングローブカヌーと沢歩き、そして滝あそびは夏休みのアクティビティにちょうど良い半日コースではないでしょうか。しかも沖縄そばのランチ付きです♪
しかし、ライトにジャングル体験ができるクーラ川ジャングル探検コースですが、ガイドにとっては準備がとてもハードなコースなんです(汗)
◆ツアー開始前
ツアーの出発地にはカヌー置き場がないため、ショップに保管しているカヌーをトレーラーに載せてクーラ川の河口にある駐車場まで約15分かけて車で運びます。
現地に到着したらトレーラーからカヌーを降ろし、足場の悪いデコボコ道を二人がかりで、わっせわっせと浜辺まで運びます。
ちなみに二人艇(二人乗り用)カヌーは30kg以上あります。
トレーラーからカヌーを降ろし、漕ぎ出す浜辺まで運ぶのに約5分。
4人家族のご参加であれば、二人艇が2艇、ガイドが使用する一人艇が1艇、計3艇が必要となり、二人でカヌーを運ぶのに3往復します。
夏場は汗が滝のようにダラダラ流れてダイエットと筋トレに効果がありそうですが、しゅうさんはギックリ腰に注意しなくてはなりません…。
ツアー前の準備段階で、すでにシンクーラ(辛苦了:お疲れさま)状態です。
すべてのカヌーを浜辺に運んだら、駐車場は数台分のスペースしかないのでトレーラーを別の場所に移動させます。
◆ツアー本番
準備が終わり、そこから1時間後に何事もなかったようにツアーが始まります。
朝のうちに準備をしっかり終えて現地の状況も把握しているので、ガイドは安心感をもってツアーに集中できます。これは安全なツアーを開催するうえでは有効だと思います。
そしてツアーが終わるとカヌーは現地に置いたままお客様と風車のベース(ショップ)に戻ります。ベースではシャワーを浴びてランチタイムとなります。
楽しいひと時が終わり、お客様を上原港やホテルにお送りして解散となります。
◆ツアー終了後
お客様とお別れしたら、そこから一息つく間もなく二人がかりでカヌーの回収に向かいます。再びトレーラーに載せてショップに持ち帰ったカヌーはきれいに水洗いしてから保管します。
クーラ川ジャングル探検コースは時間にしてみれば約4時間の内容ですが、準備と片付けを含むと、二人がかりでみっちり一日仕事になります。
◆楽することもできますが…
例えばですが、
- カヌー開始前
ガイドとお客様が同乗した送迎車でカヌーを載せたトレーラーをけん引し、現地に到着したらお客様にも浜辺へカヌーを運ぶのを手伝ってもらう。 - カヌー終了後
お客様にも浜辺からトレーラーまでカヌーを運ぶのを手伝ってもらい、ショップへ帰る。
これが最も楽で効率的です。
しかし、風車ではこのようなツアー進行はいたしません。
足場が悪い中、重たいカヌーをお客様の好意に甘えて運んでいただくことはケガの発生につながる可能性があります。また、狭い駐車場でトレーラーと送迎車の2台分のスペースを占領してしまうと他店が利用しづらくなるので、駐車するのは送迎車だけにしています。
クーラ川は非常にコンパクトなフィールドなので、とにかく他店との無用なトラブルを未然に防ぎ、ツアー中に何かあったときは協力体制がとれるようにしておきたいと思っています。
ツアーの開始前、本番、終了後。
一日に3回も同じ場所に行けば他店のガイドさんと会う機会も増え、親睦を深めるきっかけにもなります。
効率を上げるために楽をすることよりも、クーラ川に関しては「手間」を大切にするのが風車のモットーです。
◆夏休みの予約はお早目に
当店では基本的に一日あたり3つのツアーコースを開催しています。
残念ながらクーラ川ジャングル探検コースは予約数がとても少ないので、先にピナイサーラの滝へ行くツアーが3コース予約が入ってしまいツアーを開催できない日が多いです。
当店のランチ付き半日コースはクーラ川ジャングル探検コースだけです。夏休みのご参加を検討中のパパ、ママは早目のご予約をお願いしますね。
今年も【マル優事業者】に指定されました! 2025年5月22日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
沖縄県でカヌーツアーの営業をするには沖縄県の条例に基づき、警察に届け出をする必要があります。
◆沖縄県の条例とは?
その条例、いわゆる「水上安全条例」には「安全対策が公安委員会規則で定める基準に適合していると認められる海域レジャー提供業者を、一年を超えない範囲で期間を定めて、安全対策優良海域レジャー提供業者として指定することができる」とあります。
当店ではその審査を毎年お願いし、2025年も無事に安全対策優良海域レジャー提供業者(マル優)に指定されました!
“”ハ (゚∇゚*) パチパチ☆
◆マル優までの長い道のり
まず、沖縄県内でマリンレジャーをするには警察へ届け出が必要ですが、専用の書類を提出するだけなので手続きは意外に簡単です。
しかし、マル優の審査を受ける場合は提出した書類の内容が正確かどうか、厳密なチェックを受けます。
「そもそも届け出にある会社や代表者は実在しているか?」というレベルからのチェックです。
会社の登記簿謄本、定款、納税証明、代表者の身分証明書などなど…。申請書類をすべて揃えるにはあちこちで公的書類を発行してもらう必要があるので、何度も石垣島へ行かなくてはなりません。
そして審査当日。
石垣島の八重山署から地域課の警察官2名が西表島までやって来ました。今回は風車の目と鼻の先にある上原駐在所の駐在さんも加わり、警察官3名での審査でした。
審査の間はずっとお店の駐車場にパトカーが止まっていたので、何かの事件かと思われないかドキドキしました(汗)
審査項目を一つ一つ質問されるので、しゅうさんがそれに対する風車の実際の取り組みを説明していきます。そして警察官は第三者的な目線で、まったくの忖度なしに、安全な取り組みをしているのかどうかを判断していきます。
マル優審査を担当する警察官はほぼ毎年変わりますが、それはとても良いことだと思います。なぜなら毎年、違った角度でチェックが入るからです。
同じ審査項目でもチェックする人によって、これまで指摘されなかった細かい点を質問されることがあります。
それを分かりやすく、そして明快に答えれるよう、反省するポイントがあればすぐに対応することで、さらに風車の安全対策がすすみます。
そして審査を受けるだけでなく、他の事業者が実行している安全に関する取り組みを教えてもらえることもあり、これは大きなメリットです。
本質はマル優に指定されることではなく、事故を未然に防ぐことが一番の目的ですからね。
→ <OMSB> マル優事業者について
◆マル優に指定されると…
審査を受けてから約3週間後、八重山署からマル優に指定されましたと連絡がありました。
マル優指定の通知書、証明となるステッカーを受け取りに八重山署まで行かなくてはならないのですが、石垣島と西表島は橋でつながっていません。
日程調整をし、なんとか昨日、受け取ってきましたよ。受け取る際には沖縄県証紙8,400円分が必要です。
時間も手間もかかるマル優指定ですが、わずか8,400円で警察官2名(今回は3名)に安全対策をきちんとしている事業者かどうかチェックしてもらえるので安すぎるくらいですね。
水難事故を未然に防ぐため、風車ではカヌーを漕ぐ時、滝つぼで泳ぐ時は、どんなに泳ぎに自信のある方でもライフジャケットは必ず着用していただきます。よろしくお願いしますね!
公式サイトの大切さについて思う事 2025年5月20日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
いきなりですが、石垣島や西表島に旅行したことのある方はどうやってホテルを探しましたか?
◆実店舗を持たない旅行会社
楽天トラベル、じゃらん、ブッキングドットコム、アゴタ、などなど。ネット上の予約サイトを利用される方は多いでしょう。
泊まりたい場所、日にち、予算などを入れるだけで空室のあるホテルを次々と紹介してくれます。いくつものホテルとの比較も容易なため、とても便利ですよね。
予約サイトはOTAとも呼ばれています。
OTAとはOnline Travel Agent(オンライン・トラベル・エージェント)の略で、実店舗を持たずにインターネット上で旅行の手配を行う会社のことです。
そしてアクティビティツアーもこの10年ほどでいくつもの予約サイトが登場し、利用者も増えています。当店もいくつかの予約サイトにお世話になっています。
OTAは広告費をたくさん使って検索の上位に表示されるよう対策しているので、旅行者の目に留まりやすく、かつ効率的にツアーを探すことができます。
現在、西表島にはアクティビティ事業者が120社以上もあります。
その全てを自力で比較検討するのは不可能に近く、OTAの予約サイトを利用する方が多くなりました。
◆ただし予約サイトは万能ではありません
たくさんの商品を比較しやすいメリットはありますが、ページの構成は文字数や画像の枚数などに限りがあり、限られた情報でツアーを紹介する必要があります。
「比較しやすい」はずの予約サイトですが、実際は情報量に制限のある中での比較検討であり、選んだものが本当にベストかどうかはわかりません…。
そこで重要なのが「公式サイト」です。
◆想いのすべてが詰まった風車の公式サイト
当店の公式サイトは20世紀の終わりまであと一年と迫った1999年、初めて手にしたIBMのパソコンでしゅうさんが作りました。
「誰でも簡単!ホームページの作り方」みたいな本を石垣島の本屋さんで購入し、テレホーダイという夜中はネットが使い放題になるNTTのプランに入って毎晩夜更かしをしていました。
夜の11時から明け方までパソコンに向かい、今にしてみると超不健康な毎日でした(汗)
それからは西表島で出会った、風車を少しでも世に広めたいという熱い心を持った方々によってリニューアルが続き、約20年前にしゅうさんの奥さんの手に渡り、未だに更新が続いています。
当店の公式サイトはもはや風車で一番古く、大切な「資産」となっています。
この公式サイトの中から切り抜いた情報で作られた予約サイトで風車を選んだゲストと、公式サイトをじっくりチェックして風車を選んだゲスト。
どちらがツアーを体験する際の満足度が高いか…? 答えるまでもないですよね。
風車の公式サイトをチェックし、他店の公式サイトをチェックし、その上で他店を選択される方は残念ながら大勢いらっしゃいます(涙)
しかし、現在、夏休みの家族旅行や季節限定のサガリバナツアーのように、強い思いで西表島のアクティビティを探していると思われる方々から、風車公式サイトでのご予約がどんどん入っています。
きっと大切な思い出作りのためにいくつもの公式サイトをじっくりじっくりチェックしながら、旅の計画を立てているのではと思います。
◆こんな予約サイトは要注意!
やっと決めたアクティビティツアーでも、どこのお店で開催するのか明記されていないと心配になりませんか?
しかしそれが出来ないようになっているとしたら、それは予約サイトの「都合」によるものかもしれません。
例えば、予約サイトがツアーを販売する際に「こちらの○○コースはA社が開催します」と明記されていれば問題ありません。しかし催行会社を明記しない予約サイトでは「○○コース」とほぼ同じツアー内容のお店をいくつも契約しておくのです。
「○○コース」を申し込んだ方は、それがA社なのかB社なのかC社なのか、実際、どこのお店のツアーに参加するのかは予約が確定するまで判明しません。
店名が分かればそこの公式サイトでお店の雰囲気やガイドの人柄がチェックできますが、それが出来ないのって不安じゃないですか?
多分、不安だと感じる皆さんは、じっくりこのブログを読んでいただいているのではないかと思います。こんな長文を載せられる予約サイトは無いですからね(笑)
◆風車ブログのしくみ
風車代表のしゅうさんは、日々、パソコンのメモ帳に思いついたことを気ままに入力しています。文字数も気にしていません。
最終的に文章がまとまると奥さんが読み直し、誤字やわかりにくい表現を修正し、写真や画像をつけてブログ公開します。しゅうさんだけでなく、スタッフのみんなにも定期的にブログの更新を手伝ってもらっていますよ。
◆風車公式サイトのこれから
一日の終わりはスタッフ皆のもぐもぐタイム(ミーティング)で今日の出来事を振り返り、実際のツアー内容とHPの記載が違う場合は修正します。
ブログのなんでもない記事ですら、しゅうさん独りではなく奥さんやスタッフのチェックを入れながら掲載しています。
しゅうさんがこの文章を書くのに1時間かかったとしても、ブログとして皆様の目に触れるにはさらに数時間、いや数日を要することもあります。
そこまで丁寧にするのはなぜか?
それは、風車の公式サイトに「共感」された方にツアーへ参加していただき「あれっ、こんなはずじゃなかったのに…」と思われたくないからです。
西表島カヌーツアー風車は今年の11月に創業26年目を迎えます。
若いスタッフにテレホーダイの話をしたら「昔は大変だったんですね…」と言われましたが、当時の自分に「四半世紀経っても風車は健在だよ」と教えてあげたいです。
これから先の四半世紀も手を動かし続け、歩みを止めず、風車公式サイトを磨き上げます!
2025年、西表島は梅雨入り宣言なき梅雨明け? 2025年5月18日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
一昨日の5月16日、気象庁は九州南部の梅雨入りを宣言したそうです。
「えっ、沖縄は梅雨入りしたっけ?」と思われた方も多いでしょう。しゅうさんも一瞬、頭の中が「???」になりました(汗)
実際、沖縄地方、奄美地方よりも早い梅雨入りは史上初だとか…。
→ <気象庁>梅雨入りと梅雨明け(速報値)
◆沖縄県の地理的特徴
例年、沖縄地方の梅雨入りは5月10日頃ですが、沖縄地方はとてもとても広大です。あらためて地図で確認してみてください。
ここで豆知識!
気象庁では「地方気象情報等で使用する細分地域名」として沖縄地方を以下のように区分けしています。
- 沖縄本島地方…本島北部、本島中南部、久米島
- 大東島地方 … 南大東島、北大東島
- 宮古島地方 … 宮古島市、多良間村
- 石垣島地方 … 石垣市、竹富町
- 与那国島地方 … 与那国町
- 八重山地方 … 石垣島地方、与那国島地方
しゅうさんの暮らす西表島は竹富町なので石垣島地方になりますが、よく見ると石垣島地方が属する「八重山地方」もありますね。
八重山と呼ばれるエリアもこれまた広いので、石垣島から台湾の辺りまでを「八重山地方」、石垣島とその周辺にある離島を「石垣島地方」と使い分けるのでしょうね。
→ <気象庁>全般気象情報などに用いる地域名
◆勝手に「梅雨入り宣言」
先に述べたように沖縄地方の梅雨入りは5月10日頃と言われていますが、西表島では毎年GW頃からぐずついた天気になり、カヌーツアーの開催も天気予報とにらめっこ状態で慎重な判断が求められます。
特に今年はGW前から梅雨っぽい天気が続き、巷では「梅雨入りしてるよね」感がありました。週間天気予報も雨マークが続き「明日のツアーは大丈夫かな?」と心配する日々でした。
→ <石垣島地方気象台>2025年4月30日時点の週間天気予報
気象庁が発表する沖縄地方の梅雨入り宣言は八重山地方に暮らすしゅうさんにとっては遅いというか、体感的に相違があります。
なぜなら沖縄本島から与那国島まで直線距離で500キロ以上あり、東京~岡山間に相当します。そのすべてを「沖縄地方」と一括りにした梅雨入り宣言には無理があると思いませんか?
よって「2025年しゅうさんの勝手に梅雨入り宣言」は4月25日とします!
◆勝手に「梅雨明け宣言」
GWはなんとかツアーを開催することができましたが、問題はGWが終わって一段楽した頃です。
「これぞ梅雨!」を思わせる雨が数日続き、5月9日の深夜から10日の午後にかけては約12時間にもわたる断続的な雷雨に見舞われ、停電も数回ありました。
西表島の南側にある大原では5月10日の総雨量が180mmに達し、夜のNHKニュースでも取り上げられたそうです。
ピナイサーラの滝も大増水しました。
しかしこれでも梅雨入り宣言はされず、その後は12日からは安定した天気が続いています。
沖縄地方を飛び越えて梅雨入り宣言された九州南部地方にかかる梅雨前線が、今後、八重山地方まで南下することはあるのでしょうか?
ここ一週間は暑さのレベルも上がり、日焼けの心配、熱中症への警戒をしながらツアーを開催する日々です。
とはいえ、西表島の本気が体験できる素晴らしい光景が広がります♪
以上のことから「2025年しゅうさんの勝手に梅雨明け宣言」は5月12日とします!
◆梅雨明けを知らせる伝統行事
今年の5月30日は旧暦でいうところの5月4日(ユッカヌヒー)。沖縄県の各地でハーリー(爬竜)が開催されます。
西表島の白浜集落でも航海安全と豊漁を祈願しての海神祭(かいじんさい)でハーリーがあり、去年に引き続き風車のスタッフも参加するそうです。レギュラーになれるかな?(笑)
「ハーリーの鉦(かね)が鳴ると梅雨が明ける」と沖縄では言われています。
勝手に梅雨明け宣言したしゅうさんですが、ダムのない西表島で「雨」は貴重な水資源です。本当にこのまま雨の降らない日がずっと続くと、今年の夏の水不足は避けられません。
今から節水モードに気持ちを切り替えていく必要がありそうですね。
『2025年 ホタルツアー』終了しました! 2025年5月14日
こんにちは!
ガイドのミッキーです!
梅雨っぽい天気の続く西表島ですが、晴れれば鮮やかな群青の夏空!
短い春の終わりを感じる今日この頃です。
◆ホタルツアー終了しました!
春の終わりと共に、今年のヤエヤマボタル鑑賞ツアーも終了となりました。
3月から始めたにも関わらずたくさんの方に自然のイルミネーションをご案内することができました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
◆手探りで始めたホタルツアー
こちらのツアーは昨年3月に私が風車のスタッフに加わって以来、初めて企画の段階から関わったプロジェクトです。
まだ寒さの残る2月の中頃から何度も下見を重ね「今日は2頭見られました」「今日は5頭でした」と、日々の様子を報告しました。
十分な数のホタルが飛ぶようになり、いよいよツアー開始!
初めてのお客様をご案内したその夜、最初に光った1匹のホタルを見た瞬間の安堵感は今でも忘れられません。
宣材用の写真もないままツアーを始め、お客様が撮影されたものをご厚意により使用させていただきました。
こちらお写真は風車の宝物です。ありがとうございました!
◆ホタルシーズンとその考察
今年のホタルツアーは約2ヶ月間の開催でした。
もちろん、2月中からこのブログを書いている5月中旬現在もホタルは飛んでいますが、ツアーとしてお客様をご案内できるほどの数はありません。
ちなみに下の写真は5月8日に撮影したものです。
以下は私の考察と備忘録です。
今年は3月末まで北風の強い日が多く、渡り鳥の飛来や春の花の開花が遅い傾向にありました。
そして、オオバライチゴ開花の頃から安定してホタルが見られるようになりました。
次にデイゴが咲き始め、花が落ちる頃までがピーク!
この頃はデイゴの花にやってくるヤエヤマオオコウモリも見られました。
最後にキイロスジボタルが飛び始め、イジュ、テッポウユリ、ギョクシンカが咲き始めるとホタルツアーもそろそろ終わりかな…といったところです。
以上のことから「カレンダーの日付よりも島の動植物の動きの方がホタルのシーズンの目安になるのでは?」という結論に達しました!
少しマニアックな話かもしれませんが、来年の答え合わせに使えたらと思い、ここに残します。
個人的な希望として、来年はオオバライチゴの開花とともにホタルツアー開始宣言ができたらいいな…。
◆ホタルツアーは終わったけど…
夜の西表島をご案内するヤエヤマボタル鑑賞ツアーは終了となりましたが、実は現在、新たな新コースを開発中です!
その名も “ミッキーと行く西表島ナイト☆彡” になるかならないか!?
私ミッキーがつくるナイトツアー第2弾として、現在、準備を進めております。
詳細は順次ブログにてご紹介していきますので、乞うご期待!
GWが終わり一息ついた西表島です 2025年5月9日
こんにちは。ガイドの星です☆
たくさんのゲストにお越しいただいたGW。
心配だった天気も大きく崩れることはなく、無事にみなさまをご案内できたことにホッとしております。
◆ボクの2025年GW
ガイド星のGWはというと、全国から来られるアウトドア好きの皆さまとジャングル探検へ出かける毎日でした。
もうすでに真夏かと思うほどの蒸し暑さの日もあれば、爽やかな風が吹き抜ける清々しい日もありましたよ。
ちびっこファミリーに大人気のマングローブカヌー&滝あそびいっぱいコース では一足お先の夏休み体験です!
トレッキング中は気持ちの良い汗をたくさん流し、ゲストのみなさまと共にしっかり滝つぼ遊びまで楽しめる時期になりましたよ。
イワサキクサゼミやアカショウビンの声もにぎやかで、着々と夏が近づいて来ていることを実感しております。
ちびっ子たちも小さなイワサキクサゼミに興味津々です!
夏のハイシーズンに向けて着々と身体も引き締まってきた気がしています(笑)
◆そしてGWが終わると…
先週までの賑やかさとは打って変わり、たくさんの人で溢れかえっていた上原港やピナイサーラの滝も静かな雰囲気。
のんびりするには良い雰囲気なのかもしれませんが、GWの賑やかさがちょっぴり恋しくもあります(笑)
本日ご参加のゲストさまものんびりな雰囲気に大満足。
6月下旬から始まるサガリバナツアーまではのんびり営業が続きそうな雰囲気です。
スタッフ一同、みなさまのご参加をお待ちしております!
《2025年 夏休み》ご予約が入り始めてます! 2025年5月8日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
GWはたくさんのゲストにお越しいただきありがとうございました!
ツアーが中止になるほどの悪天候も大きなトラブルも無く、スタッフ一同ホッとしています。
◆GWの後半からすでに…
たくさんの観光客の方々が西表島のアクティビティを楽しんでいるGW後半、すでに7月、8月の夏休みシーズンのご予約が少しずつ入ってきました。
特徴としてはご家族での参加が多く、一つの予約が4名様のケースがとても多いです。
一人のガイドがツアーをご案内できる人数は7名様までなので、4人家族のご予約をいただくと、もうそのコースには別の4人家族は対応できなくなります。
つまり4人家族や5人家族の皆さまには早めにツアーを予約していただかないと、直前では対応できないことがほとんどです。
特に夏休みに一番人気の マングローブカヌー&滝あそびいっぱいコース は、7月中旬以降はほぼ完売となります(涙)
◆夏休み、風車ツアーに参加される方へ
「今年の夏休みは西表島でカヌーやトレッキング♪」と計画中の方へ、楽しい思い出をつくるための注意事項を以下にまとめてみました。
★必須!フェリー乗船券の事前購入
春休みもGWもそうでしたが、石垣島から当店のカヌーツアーへ参加するにあたり、ご乗船いただく船の乗船券が早いうちに予約終了となりました。
その場合は当日券を購入して西表島にお越しいただきますが、その当日券もフェリー会社の窓口がオープンする前から並んでおかないと入手できない日があります。
乗船券の予約ができず、当日券も満席で購入できずフェリーに乗れなくなると集合時間に間に合いません。
そのような事情でツアーに参加できなくなると規定通りのキャンセル料が発生してしまうため、ご旅行の日程が決まったら乗船券の予約も必ず済ませてください。
ちなみに7月以降の船のスケジュールが発表されるのが6月中旬以降の予定なので、乗船券の予約もその頃から始まると思われます。
詳しくは八重山観光フェリーのホームページをご覧いただくか八重山観光フェリーへ直接お問い合わせください。
★熱中症対策
エアコンの効いた部屋で一日を過ごす生活をしている方は、西表島の蒸し暑いジャングルに入ると熱中症になりやすいので注意が必要です。
旅行に出発する二週間くらい前から(理想は一か月前)ウォーキングや入浴などでしっかり汗をかく習慣をつけ、こまめに水分補給をする習慣をつけておきましょう。そしてツアー前日のアルコールはほどほどにして十分な睡眠をとりましょう。
<熱中症ゼロへ> 暑熱順化(しょねつじゅんか)
一日コースのツアー中の飲料水は1~1.5リットルはご用意ください。当店で販売もしておりますので、心配な点などあれば担当ガイドへお声がけくださいね。
★服装
強烈な日差しの中でのカヌー、蒸し暑いジャングルをトレッキング、そして滝つぼで泳ぐ。これらを意識した服装でツアーに参加してください。
トランクスタイプの水着や普段着のTシャツでも大丈夫ですが、日焼け対策としてラッシュガードやパーカーをはおり、トランクスの下にはスパッツをはくのがお勧めです。
帽子は必ずかぶってください。サングラスもあればカヌー中はかけておいたほうが視界は良好です。ただし、ツアーのためだけに買う必要はないと思います。
靴はツアー専用のレンタルシューズ(無料)をご用意します。素足ではくのに抵抗のある方は靴下をご用意くださいね。
★夏の風物詩「台風」
あまり歓迎されない風物詩ですが、7月下旬から本格的な台風シーズンに入ります。夏の沖縄旅行を予定している方は7月に入ったら台風情報に注目してください。
気象庁のホームページで台風情報をチェックできます。
→ <気象庁> 台風情報
Windyという無料の気象アプリもお勧めです。
赤道付近からフィリピンの東の海上にある風の動きを追っていると、ある程度の予想ができると思います。
→ Windy
尚、台風接近時は風が強くなりますが、その前に波が高くなります。それゆえ旅行中の宿泊先を石垣島ではなく西表島にした場合、一番の大きなリスクはフェリーの欠航です。
宿泊予定のホテルが台風時はどのような対応をするのか(キャンセルポリシーなど)しっかりチェックしておきましょう。
当店では、台風の影響で石垣島と西表島(上原港、大原港)を結ぶフェリーが全航路、全便欠航する恐れがある場合は、風が吹いていなくてもツアーを中止にすることがあります。
「台風が来るかもしれないけど西表島に行くべき?」
待ちに待った夏休みですから判断に悩む方もおられるでしょう。
これは夏の沖縄旅行のリアルなリスクでもありますので、もしご旅行が台風の接近と重なるようでしたらお気軽にご相談ください。
★西表島の晩ごはん事情
西表島の夏の風物詩のもう一つは外食に関することで、こちらも嬉しくない風物詩です(涙)
島内には食事提供の無い宿が多い割りに食事処が少ないため、GWや夏休みシーズンはいわゆる「夕食難民」が発生しています。
素泊まりされる方は宿の予約と同時に食事処の予約も強くお勧めします。島で暮らす私たちも急に思い立って外食へ出かけても、どこも満席であきらめざるを得ない日があります。
そして、西表島の食事処は送迎サービスがあるお店が多いのですが「要予約」です。
ほとんどのお店が電話での予約が可能ですが、口頭でのやりとりだとどうしても言い間違い、聴き間違いが発生することもあります。予約日の1~2週間前には予約の再確認をするのが無難ですよ。
ちなみに繁忙期にはランチ難民も多少発生します。詳しくは以前のブログをご覧ください。
◆西表島旅行は準備に準備を重ねよう!
西表島はノープランで訪れると大変なことになります。
アクティビティツアーに飛び入り参加できなかった、レンタカーが満車で借りられない、夕食難民になってカップ麺、などなど。
普段できない素晴らしい非日常を体験するどころか、スマホを握りしめ情報収集しつづけるはめになるかもしれません(泣)
- 航空券(出発地空港~石垣空港)
- ホテル
- 乗船券
- アクティビティ
- レンタカー
- 夕食
これらは確実にご予約済みですか?
今一度チェックしてみてくださいね!