西表島の強烈な紫外線から目を守ろう! 2017年6月5日
先日、紫外線の影響による眼の疾患についての調査として、金沢医科大学が西表島の西部地区で住民向けの眼科検診を行いました。
◆金沢医科大学による眼科検診
調査地として西表島が選ばれたということは、他地域に比べ紫外線が強いということなのでしょうか。
まずは検診に関する同意書に必要事項を記入し、ヒアリング調査がありました。
・西表島の在住歴
・沖縄県での在住歴
・出身地
・普段はメガネかコンタクトか
・屋外ではサングラスをかけているか
・屋外では帽子をかぶっているか
・などなど…
その後は裸眼と矯正した場合の視力検査をしました。
そして、ここからが本番。
特殊カメラによる瞼裂斑(けいれつはん)の検査を行いましたが、私の検査結果は「極めて良好」と診断されました。ε-(´∀`*)ホッ
●All About 参照:瞼裂斑とは?
◆メガネ歴35年の意外な効果!?
ド近眼の私なので目にはあまり自信がありませんでしたが、ドクターによると「メガネが紫外線をカットしているので裸眼で生活している人よりも紫外線の影響を受けにくい」とのことでした。
また、カヌーツアー中に使用しているコンタクトレンズはジョンソン・エンド・ジョンソン製だと伝えたら、同社の製品は紫外線対策がなされているので、屋外での活動には超オススメだそうです。
私の場合、さらにサングラスをかけ、帽子もかぶっているので紫外線対策としてはカンペキです。
20年近く西表島で生活してきましたが、紫外線による悪影響で眼が傷んでいなかったのは驚きでした。たまたま近眼のせいで使用しているメガネや良質のコンタクトレンズのおかげだったんですね。
◆最後の検査
めでたし、めでたし。
といきたいところですが、最後は瞳孔を広げる目薬をさし、細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう→いわゆる眼科の先生が使っている拡大鏡)での検診がありました。
すると、診ていただいた佐々木教授に「紫外線による目の日焼けはあまり無さそうだが、緑内障の検査は年に一回は受けたほうがいいよ」と言われました。
そもそもメガネやコンタクトレンズは裸眼視力0.03を矯正するためのものであり、そのおかげで紫外線対策にはなっていたが、強度の近眼である私の場合、緑内障発症の危険性が高いとのこと。
正直、ちょっと怖くなってしまい、目は大事にしないといけないな…とあらためて思いました。
◆今回のまとめ
屋外において紫外線対策は肌だけでなく目も重要
効果が高いのはサングラスと帽子、UVカット仕様のコンタクトレンズ
メガネは紫外線対策に有効だが強度の近眼だと緑内障発症のリスクがあるので定期検診が必要
今回の金沢医科大学による眼の検査は、通常なら石垣島の眼科まで出かけて診察代のかかる検査でした。
西表島の住民にとっては一日がかりの事を約一時間で、しかも無料で行ってくれたことは、調査目的とはいえ非常にありがたく思いました。
しかも帰りにはサングラスのお土産までいただきました (^^)v
沖縄旅行へ出かける皆さん、沖縄の太陽は強烈です。サングラスと帽子をお忘れなく沖縄観光を楽しんでください!