西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 《ご注意》真夏のカヌーツアー 2024年6月20日


こんにちは。
西表島風車のしゅうさんです!

先週、沖縄本島では100年に一度クラスの大雨が降ったとか。梅雨明けへ向けての最後の本格的な降水のようです。

春までは水不足、水不足と騒がれていましたが、本日の6月20日現在でダムの貯水率は100%に回復しました!まずは一安心ですね。

→ <沖縄県水道局>ダム貯水率

◆西表島はどうなの?

一方、沖縄本島から400kmも離れた西表島では数日前から梅雨明けを予感させる天候が続いています。

そして西表島の夏の始まりは稲刈りの季節でもあります。

石垣島のスーパーに行くと今年の新米が売られていると思いますよ。機会があればチェックしてみてくださいね。

◆そろそろ本題へ…

梅雨も明けたと思われる西表島ですが、これから暑い季節が10月頃まで続くので、カヌーツアー中には気をつけないといけないことがあります。

それは熱中症対策日焼け対策です。

当店には山歩きのない、とてもライトなカヌー体験のみのコースもありますが、12月~2月頃に比べて6月下旬~10月上旬に参加した方では同じツアー内容でも疲労度は3倍くらい違います。

「カヌー漕ぐ距離、漕ぐスピードは同じなのになぜ?」

答えは日差しの強さのレベルが違うのです。

◆熱中症対策

当店からゲストの皆さまへお伝えしたい熱中症対策は以下のとおりです。

  • 石垣島、西表島に来られる1週間くらい前から暑さ対策をしましょう。具体的には入浴をしたり、ウォーキングをして汗をかく習慣をつけましょう。
  • ツアー前夜のお酒はほどほどに。そして睡眠はしっかりととりましょう。
  • ツアー中は水分補給をこまめにしましょう。アクエリアスなどのスポーツ飲料はがぶ飲みせず、日本酒をチビチビと飲むような感じで飲みましょう。
  • 帽子をかぶりましょう。サングラスもあれば目が疲れにくいです。
  • 服は速乾性の生地がよいでしょう。
  • 出発前の体調に不安があればガイドに伝えましょう。キャンセル料は発生してしまいますが、ツアーに参加しない勇気も大切です。
  • ツアーが終了したらシャワーを浴びて、乾いた服に着替えましょう。
◆日焼け対策

日焼けを絶対にしないつもりでも、屋外で遊ぶと少しは焼けてしまいます。
もしも「沖縄に行ってきたよ~」感を出したいのであれば、焼かないつもりなのに焼けちゃった。くらいがちょうどいいです。

日焼けをする気満々だとやけど状態になりますので気をつけましょう。

  • なるべく肌を露出しないようにしましょう。
  • 日焼け止めは塗り直しを忘れずに。
  • カヌーはなるべくマングローブの木陰を漕ぎましょう。休む時もなるべく日が当たらない場所を選びましょう。
◆熱中症ゼロ、焼きすぎゼロ

もしもツアー中に体調の変化(悪化)を感じたら、なるべく早めにガイドにお知らせください。がまんしたままツアーを続行しても体調は回復しませんからね。

この夏、風車のツアーは熱中症ゼロ、日焼けで後悔する人ゼロを目指します。

◆ここでCMです

当店では帽子やタオル、ドリンクの他に風車オリジナル手ぬぐいも販売しております。
カヌーツアーの様子をイラストにした唯一無二のほのぼのデザインです。

帽子を忘れた方は手ぬぐいを帽子代わりにしてみてはいかがでしょうか?
「手ぬぐい 帽子 巻き方」とググってみてください。

ちなみに販売価格は660円(税込み)となっております。
((*_ _)) ヨロシクドウゾ

 The 亜熱帯的ミーティング! 2024年6月19日


こんにちは。
西表島風車のしゅうさんです!

当店では、ツアーが終わり、ゲストの皆さまをホテルや港に送迎した後、機材の片付けやベースの清掃、翌日のツアーの準備をします。
そして、それら全てが終了するとスタッフ全員でミーティングをします。

◆ミーティングのお供

風車のミーティングスタイルは、お茶やジュース、チョコやお煎餅などのお菓子をモグモグしながら、ツアー中のヒヤリハットの確認、面白ネタの共有をします。

しかし、ここ最近のミーティングには、な、な、なんと!マンゴーが登場するのです!!
(*゚Д゚*) エ..エライコッチャ

桃栗三年柿八年、我が家のマンゴー約十年…

10年以上、何の手入れもしなかった我が家のマンゴーが今年はなぜか豊作なのです!
ちなみに去年の収穫はゼロ。一昨年は小さいの2個だけ(涙

無農薬、無肥料、無手入れ、いわゆる ったらかしマンゴー” が、なぜ今年は大ブレイクしたのか? 答えはわかりませんが、これまで隣のグァバの木の方が価値があるな~と思っていたのですが、すっかり立場は逆転です。

◆戦いの日々

完熟したマンゴーは野鳥との奪い合いでもあります。大事に見守っていても人間より一足お先に食べてしまったり、突かれて落下したり。

ですので、ここ最近は夜明けから日没まで4時間ごとの見回り、朝と夕方にマンゴーの収穫をしていますよ。ちなみに、まだ完熟していない青いままの実はサラダにします。

次は来年なのか10年後なのか、いつまたブレイクするか分からないので、今年は落ちた実もくまなく拾い集めています。

傷んだ部分は切り落とし、食べきれない分は冷凍保存。無駄なくありがたくいただきたいと思います。

いつかゲストの皆さまにも食べていただきたいのですが…。そのためにもう2~3本、木を増やそうかな(笑

◆笑顔のミーティングを続けるために

甘く芳醇な香りのマンゴー食べながらも、ツアー中のヒヤリハットは確実に無くしていく必要があります。
良いガイドをして、美味しいものを食べながらのミーティング。これが理想ですね。

そして今日は西表島を代表する特産品、ピーチパインをお友達のカヌーツーリングあたらすさんより差し入れいただきました。ありがとうございます!

6月、7月の西表島はフルーツの最盛期です。暑い暑い夏の始まりを盛り上げてくれる最高の立役者です!

 令和6年度レプトスピラ症対策研修会に参加しました 2024年6月18日


こんにちは。
西表島風車のしゅうさんです!

昨夜、数年ぶりに開催されたレプトスピラ症対策研修会に参加してきました。
本日のブログをお読みになる前に、まずは復習として下記のブログをご覧ください。

《ブログ》西表島で遊ぶ方へ「レプトスピラ症」について

◆新人ガイドこそ関心をもってほしい

八重山保健所が主催のレプトスピラ症対策研修会にスタッフ全員で参加しました。

先日のさかなクンの講演会と同じ会場で同じ時間。
その日は開演30分前には駐車場もほぼ満車、席を確保できず立見の人も大勢おられましたが、今回の研修会はたったの12人…。
西表島には多くのツアーガイドがいるのですが、皆さん忙しいのでしょうか?

ガイド歴が長い人にとっては実際にレプトスピラ症に罹患した人もいるし、その時の辛さから感染対策を施しながら仕事をしていると思います。

保健所の統計によると、八重山管内でレプトスピラ症に罹患する人の半数がガイド関係者、そのうち21%はガイド歴半年未満の人だそうです。

ちなみにレプトスピラ症に罹患する人の割合は沖縄県が日本全体の32%~71%を占めるそうです。そして沖縄県内においてその35%~92%は八重山が、そしてその半分がガイド関係者。ツアーガイドにとってレプトスピラ症が労災認定されるのももっともですね。

レプトスピラ症に感染すると症状の重さに個人差はあるものの、辛いことに違いはありません。
あえて感染してレプトスピラ症とは何か、身をもって知る必要はまったく無いのですが、研修会や罹患経験者の話などを通して予防対策の知識を深めることはとても大切です。

3月に入社し、ガイドとして初の夏を迎える当店の新人ガイドにとって、今回の研修会参加はとても重要です。

◆ツアー中の呼びかけ

当店のツアーでは、ツアー中に担当ガイドよりレプトスピラ症についての説明があります。その際、特にお伝えしたいことは、

  • 身体に傷があるか?
  • 河川が濁っていないか?
  • 服装は適切か?

レプトスピラ症の感染経路から、以上の点について滝つぼで泳ぐ時は要チェックです。

万が一、西表島のジャングルで遊んだ日から3~14日後に38℃超の発熱、頭痛、筋肉痛などの症状がでたら、医療機関で行動歴(西表島に●月●日頃に行った)、河川や土壌との接触の有無などを医師に伝えましょう。

<沖縄県>レプトスピラ症とは?

◆当店ガイドのレプトスピラ症対策
  • 予防薬の内服(希望者のみ)
  • 毎朝の健康チェック(体温、血圧など)
  • ケガをしている時は川で泳がない
  • ツアー終了後は清潔な服に着替える
  • 講習会に繰り返し参加

それほど難しい対策ではありませんが、確実に続けていきたいと思っています。

特にレプトスピラ症になるメインの季節は夏です。夏は暑くて身体も疲れ気味の日が続きますが、定期的に休みをとりながら今年の夏はレプトスピラ症ゼロに取り組みたいです。

皆さんも流れのない場所に溜まった水や泥に触ったり、ケガをしているのに無理に川で泳がないように気をつけてくださいね。

 サガリバナカヌーツアー開始まであと10日! 2024年6月17日


こんにちは。
西表島風車のしゅうさんです!

2024年のサガリバナカヌーツアー開始まであと10日。
西表島は梅雨明け間近です!というより、もう梅雨は明けているのでは?と思う毎日です。

◆まずは準備から

先日、西表島カヌー組合でサガリバナツアーの開始前に前良川(まいら)、後良川(しいら)にあるツアー出発地の駐車場付近の草刈りをしよう。という呼びかけがありました。
風車のサガリバナツアーの開催地は後良川ですので早速出かけてきました。

今年の梅雨は雨がよく降るし、気温も高いし、草や木はぐんぐん成長していますが、しゅうさんとスタッフ小倉の2名で1.5時間くらい作業をしたらかなりスッキリしました。

これで夜明け前の暗い時間にこの場所に来ても歩きやすくなったのではないでしょうか。

ちなみにサガリバナツアーで歩くのは道路から川に降りる階段だけなのでトレッキングシューズは必要ありません。しかし、カヌーに乗る時、降りる時は川に足をつけるので必ず濡れます。濡れてもかまわないサンダルをご用意くださいね。

そしてツアーはまだ空いている日もありますので、夜明け前出発のお花見カヌーに興味のある方は、お早めにお申込みください!

サガリバナカヌーツアー

◆現地集合、現地解散について

風車のサガリバナツアーは上原港周辺からパイヌマヤホテルまでが送迎範囲となっております。そしてツアー終了後、ホテルにお送りするのは8:15~8:30頃を予定しております。

西表島に滞在中、レンタカーを利用されている方は現地集合、現地解散という方法もあります。
メリットとしては、ツアー終了後はカヌーや機材の片付けに約20分かかります。レンタカーで来られた方はその待ち時間がないのですぐに解散できて、ホテルにより早く帰って朝食を摂ることができます。

しかし、朝、少しでも早く解散したい方にとっては有効ですが、夜明け前の運転が不安、送迎車の中で寝たい人は当店の送迎サービスをご利用くださいね。

 西表島に《さかなクン》がやってきたよ!! 2024年6月16日


こんにちは。
西表島風車のしゅうさんです!

昨夜、西表島に魚類学者であり、タレントであり、イラストレーターであり、さらには東京海洋大学客員教授でもあるさかなクンがやって来ました!

「西表島にさかなクンが来る!」ということで講演会場の中野わいわいホールは開始時間7時の30分前から満席。

立ち見の方も大勢いるほど、西表島ではなかなかお目にかかれない盛り上がりとなりました。
あまりの熱気にエアコンの効きも悪くなったような…(汗

◆さかなクンと語ろう!世界有数の生物多様性をほこる西表島・浦内川

今回の企画は、さかなクンが大々的にPRされていたのでたくさんの子供たちも集まっていたのですが、な、なんと、2時間の講演会のほとんどが大人向けのお話。

さかなクンの登場を今か今かと待ちわびるちびっ子たちでしたが、30分を経過した辺りからあちらこちらでシビレを切らしてしまう子続出。

パンフレットの見た目や雰囲気は子供向けかな?と思えるのですが、プログラムの一つ一つは大人向けだったみたいです。

◆とはいえ興味深いお話ばかり!

西表島で一番、沖縄県で一番の大きさを誇る浦内川(うらうちがわ)には、400種類以上の魚がいるとか。

これは日本三大清流の一つ、高知県の四万十川の2倍の種類の魚が生息しているということですが、浦内川にいる400種類上の魚のその多くが絶滅危惧種だそうです。とても貴重な川だということがわかります。

登壇された研究者の方々のお話はとても興味深いものばかりでしたが、たくさんの子供たちの騒ぎ声の中だったので、あまり集中して聴くことができませんでした(涙

できることならYouTubeで公開してもらい、おさらいしたいです…

◆満を持しての登場!

そしていよいよ、さかなクンの登場!となると会場の熱気は一気にヒートアップ。

お決まりの白衣にハコフグちゃん帽子。
テレビに映るそのままのさかなクンがぴょーんっ!と舞台に現れると、会場にいるみんなが笑顔になりました。

さかなクンはあらかじめ大きな紙に魚のイラストを描き、そのイラストを元にクイズを出題。
回答した子の言葉からさらに魚について掘り下げたお話をし、最後はそのイラストにサインをしてプレゼントするという流れでした。

最後の質問コーナーでは、地元の中学生が「この魚は何ですか?」とスマホの動画をさかなクンに見せたところ、さかなクンにも研究者の先生にもわからず、あらためて西表島に生きる魚の奥深さを会場にいた人全員が感じてシンポジウムは終了となりました。

さかなクンは「さかなクンのイラストをゲットした子はきっと魚好きになるんだろうな」と感じさせる優しい語りかけとユニークで精密なイラスト、全身を使っての解説がとても魅力でした。

魚に対する深い深い愛情と知識、即興で描くイラストは会場から感嘆のため息がでるほどお見事でしたよ。

 サガリバナの下見に行ってきました 2024年6月10日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

昨日は旧暦の5月4日。
豊漁と航海安全を祈願する海神祭が白浜集落で開催され、当店のガイドもメインイベント、ハーリー競漕に参加しました!

そして沖縄ではこのハーリーの終わりとともに梅雨が明けると言われていますが、当店にとっての梅雨明けといえば夏の風物詩でもあるサガリバナカヌーツアーの始まりでもあります。

◆サガリバナカヌーツアーの下見

本日、風車がサガリバナツアーを開催する古見(こみ)集落にある後良(シイラ)川に開花状況の確認もかねてツアーの下見に行ってきました。

後良川は大きな滝があるわけではないのですが、あまり広くない川幅のためマングローブなどの植物が左右から迫りくる臨場感があり、とにかく川の雰囲気が良いのです。

この夏、初めてサガリバナツアーにデビューするガイドの小倉とツアーの流れ、ツアー中の注意事項、タイムスケジュールの確認などなど、しっかりと現場で打ち合わせをしてきました。

◆サガリバナの状況

現在、蕾は少しずつ大きく成長してきましたが、まだ蕾すらできていないサガリバナの木がほとんどした。

おそらく最盛期は7月に入ってからだと思われますが、当店のサガリバナツアーの開始日である6月27日からはしっかり楽しめるのではないでしょうか。

ちなみに昨年も同時期に下見をしたのですが、昨年に比べ、今年は蕾が多いような気がしたので期待できそうですよ。

◆メインは花の鑑賞だけど…

サガリバナツアーは夜明け前の4時頃から車で40分の移動があります。

お客様はもちろん寝ていても大丈夫なのですが、ドライバーであるガイドはイノシシやヤシガニ、そしてイリオモテヤマネコが道路に飛び出してくるかも!?と野生生物に気を遣いながらの運転になります。

ソワソワ、ドキドキ、そしてビクビク…

ゲストの皆さんもガイドと一緒に夜明けの生き物探しをしてみせんか? これもサガリバナツアーの楽しみ方の一つです。

◆西表島の夜明けも堪能

フィールドへ向かう道すがらトイレ休憩をしますが、そこは外灯も無い真っ暗な場所です。晴れた日は夜空を見上げると満点の星空に大きく架かる天の川がきらめき、星空観察に早変わりです。

カヌーを漕ぎ始める頃には先ほどまでの暗い夜空が濃紺に、そして朝焼けに染まりオレンジ色に変化します。

耳を澄ませばコノハズクの「コホーコホー」というこもった鳴き声から、「キョロロロー」と空に響き渡るリュウキュウアカショウビンの鳴き声に変わっていきます。

◆朝の素晴らしさを伝えたい!

サガリバナカヌーツアーに参加すると「朝っていいかも…」と感じるはずです。
夜はあっという間に明けてしまいます。五感をフルに使ってたくさんの「夜明け」を感じ取ってくださいね。

西表島の朝の素晴らしさを風車スタッフ一同、たくさんの方に知ってほしいと思います。2024年、夏の始まりを皆さまと過ごせることを楽しみにしています!

そうそう、朝を十分に満喫するために前日の夜は早めに寝てくださいねー!

 【ルート紹介】ピナイサーラの滝つぼへの道のり 2024年6月8日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。
ここ最近、7月~8月の夏休みシーズンのご予約をいただく事が増えてきました。

◆夏休みのご予約事情

夏休みはファミリーでの旅行が中心だからか、一つのご予約が3~5名様の場合が多いです。

ピナイサーラの滝に行くコースは全業者共通のルールとして、ガイド1名に対してお客様は7名様までとなります。

4人家族のご予約が入ると別の4人家族のご予約を受けることができないので、夏休みのご予約はお早目にお願いしますね。

しかし「早く予約して」と言われても、お子様が歩く山道がどんな感じかわからないのは少し不安になりますよね。
というわけで、今回はピナイサーラの滝つぼまでの山道をところどころ動画で撮影してみました。

◆ジャングルトレッキング

この日は前日に降った雨の影響で、ジャングルも水気をたっぷり含んで足元に水の流れができていました。

とても滑りやすくなっているため、一歩一歩、安全を確認しながらピナイサーラの滝の滝つぼへ向かいます。

◆ピナイサーラの滝つぼ

滝つぼに到着! ライフジャケットを着たまま泳ぐことができます。

岩の上からジャーーンプ!といきたいところですが、この日は滝つぼの水量が増してしまったため、いつもジャンプしている岩が水没…笑

ちなみに滝つぼに入ったり泳ぐことをガイドが強制することはありません。足を水に浸けるだけでも気持ちがいいですよ。

◆滝つぼで遊んだあとはどうするの?

滝つぼにプカプカ浮かんで遊ぶのはとても気持ちがいいのですが、問題はその後です。フィールドに更衣室はありません。
もしも木陰で着替えたとしても、その後に下山してカヌーで出発地に戻る頃には再び暑くて汗びっしょりになります。

西表島のジャングルの奥地にある滝つぼで泳いだら、濡れた服のまま山を下り、濡れた服のままカヌーを漕ぎ、濡れた服のまま風車のベースに戻りましょう。
当店はシャワー室完備です。汗を流してさっぱりしたら乾いた服に着替えてお帰りくださいね。

 西表島のごみ捨て事情 2024年6月5日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

先日、当店のごみを収集、運搬をしている業者さんから今年度の収集運搬についての業務委託契約書が届きました。

◆ごみ捨てに関する費用

島で暮らす個人世帯に関しては無料で収集、運搬してくれますが、アクティビティツアー事業者や、宿泊施設、飲食店などはするのもゴミの量に応じて収集料金が発生します。

当店ではごみを捨てて帰られお客様はほとんどいないのですが、ゴミ処理施設を持たない個人経営のホテルやペンション、民宿などの場合は、ごみの収集、運搬料金をかなり支払っているのではないでしょうか。

そして、これはどこの自治体もほぼ同じと思われますが、ごみを捨てる際は竹富町指定の有料ごみ袋に分別する必要があります。

ちなみに竹富町の指定ゴミ袋は
小:400円/10枚、中:500円/10枚、大:600円/10枚

参考までに石垣島では、最新の取っ手付きゴミ袋の場合は
小:200円/10枚、中:250円/10枚、大:300円/10枚

旧式の取っ手なしのタイプだと
小:150円/10枚、中:200円/10枚、大:250円/10枚

ごみを捨てるだけでも石垣島の倍のお金がかかる現状…厳しいです(涙

◆西表島に来られる皆さまにお願いです

ごみを捨てるのにお金がかかるのは仕方がないとして、捨てる際の分別の手間もかなり面倒ですので、西表島でのごみ捨ては下記の点にお気遣いいただけると嬉しいです。

●ひとつにまとめる
紙くず、ティッシュ、紙の菓子容器などはもやすごみとして一つにまとめましょう。特に菓子容器は食べ残しがあるとアリやゴキブリが寄ってくるので要注意です。

●きれいに洗う
ペットボトルや空き缶は中を水ですすいでから捨てましょう。タバコの吸い殻などを缶やペットボトルに入れると、それを取り出し、中を洗う必要があるので絶対にやめましょう。

●生ごみは自己処理
食べ残しなどの残飯はゴミ回収されません。各集落にある「トラッシュ」と呼ばれる大型生ごみ堆肥化容器に捨てに行ったり、畑に埋めたり、それぞれの宿によって決まりがあるのでゴミ箱には捨てずに宿の人に声かけしましょう。

西表島には星野リゾートのような大型のホテルもありますが、多くは個人経営のペンションや民宿です。宿泊者がチェックアウト部屋に入るとキレイに捨てられたごみを見ると朝からメチャ嬉しいはずですよ!

 【救命救急講習会・法令講習会】に参加しました 2024年6月1日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

先日、竹富町の観光ガイドを対象とした“救命救急講習会・法令講習会”にスタッフ全員で参加してきました。
西表島でカヌーやSup、トレッキング等の自然ガイド事業に携わっている者は、竹富町の条例に従って年に一度は受講する義務があるのです。

◆救命救急訓練

心肺蘇生やAEDの使い方、止血、熱中症などの基本的な応急手当について学びます。

ガイドを続けていると何度も同じことを訓練してきましたが、実際に救命救急を必要とする場面に遭遇した時に素早く対応できるよう、やはり定期的に訓練を続ける必要があります。

それと同時に、救命救急を必要としないツアーを開催するためにはツアー出発前、ツアー中におけるゲストの体調チェックをこれからもしっかりやっていきます。

◆法令講習

竹富町、林野庁、環境省、沖縄県の担当者からさまざまな法令について説明を受けましたが、一つ、一つを完璧に理解するにはかなりの時間が必要です。

基本的には当店がこれまで25年間、続けていたツアーをこれまで通り続けていたら問題はないはずです。ただ、今年、新しいスタッフも入ったことだし、これまで続けていたことが正しく行動できているかを定期的に確認していかないといけません。

▼竹富町
案内人条例について

▼沖縄県
沖縄県希少野生動植物保護条例について

▼九州森林管理局
入林届について

▼環境省
西表石垣国立公園について

◆西表島エコツーリズム推進全体構想

これらの講習の根幹には西表島エコツーリズム推進全体構想があります。

西表島で長く、正しくガイドをしていくにはこの全体構想を理解していく必要があります。
年に一回の講習会で満足することなく、ツアーの参加者にもわかりやすく説明できるように風車のガイド全員がこれからも学び続けていきたいと思います。

 夏本番まであと少し…懇親会でBBQ! 2024年5月29日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

先日、夏の本格シーズン突入前に英気を養おう!ということで風車メンバーでBBQ大会を開きました。

◆年に数回のおたのしみ♪

新スタッフ2名(立川、小倉)が入社してもうすぐ3か月。彼らは日々成長し、風車の貴重な戦力となってきています。

ツアーガイドは「経験」がとても重要ですが、では経験の少ないガイドはどうするのか…?
当店では「チームワーク」で経験の浅いガイドにも活躍してもらえるように協力し合います。

というわけで、今回の懇親会もチームワークを強化するのが第一の目的。
誰かと美味しいご飯を食べて栄養補給。エネルギーも絆も充填!
シンプルだけど皆が笑顔になれる幸せな時間ですね。

そして炭火番長の星くん。
回を重ねるごとに炭火の扱いも上達して、すべての食材を調理してくれます。
風車BBQでは欠かせない頼もしい存在です。

風車ではこうして年に数回、懇親会BBQを開催してスタッフ同士の絆を深めています。

◆スペシャルゲスト

そして今回はスペシャルゲストとして地元の小中学校の先生にもお越しいただきました。

若いガイドにとって、地元とはいえまったく違う職種の方とお話できる機会はなかなかありません。このような形で交流することで、ツアー中にお話しするネタを増やすこともできるので嬉しい限りです。

そして、そして!
先生から差し入れしていただいた竹富島産車エビの美味しさにスタッフ一同感激!!

西表島ではお目にかかれない海の幸、車エビ。
最後の一匹は忖度なしのジャンケンで誰の物にするか決めよう!となりましたが、なんと勝ったのは私、しゅうさん。

ここは若いものに譲って…なんてこともなく、ガッツポーズを決めて殻まで美味しくいただきました。
(*´༥` *) モグモグウマウマ

美味しいお肉と車エビを食べながら、ぜい肉だけでなく知識も吸収。とても有意義な夜でしたよ。

ユーグレナ竹富エビ養殖

◆風車BBQに欠かせないお店

みんな大好きなBBQで欠かせない美味しいお肉。
風車では鹿児島県最南端の与論島にある「すみ火焼肉サム」さんから毎回お取り寄せしています。

こちらのお店、なんといっても店長であるナビさんの人柄の良さが伝わりまくりなのです。会ったことはないですが(笑

まずは、下の写真をよーく見てください。

わかりますか?
なんと、お肉に風車ロゴの焼き印が入っているのです!こんなサービス見たことありますか?

そして、美味しいお肉だけでなく「与論島」まで売り込んでくるのがナビさん流。

商品と一緒に直筆のお手紙、ポストカード、与論の塩など、季節によってさまざまですが「与論島」を感じる付録?おまけ?もいただけます。

ナビさん、しゅうさんの頭の中に与論島はいつか「行ってみたい観光地リスト」にしっかり入っていますよ。
いつもありがとうございます!

与論島すみ火焼肉サム

◆本格シーズンまであと一か月

夏のシーズンは初夏限定のサガリバナカヌーツアーがスタートする6月27日から始まります。まだ一か月も先と思われるかもしれませんが、もうあと一か月しかありません。

6月に入るとツアーは暇ですが、6月27日に向けて生活習慣を変えていく必要があります。
夜型から超朝型へ…。
とにかく早朝3時半にミーティングを行うので、3時には起床しなくてはなりません。

夜明け頃に元気のピークを持っていくためには、6月の中旬以降は夜更かし厳禁。安心安全なツアーを開催するにあたり、そこは控えるべき行動です。

◆5月末もなにかと忙しい

当店のメインフィールドであるピナイサーラのあるヒナイ川エリア。そこでガイドをするための「登録引率ガイド」の講習と試験が5月末から始まります。
風車の新人ガイドももちろん参加します。

本格的な運用は2025年春からの予定とのことですが、世界自然遺産に登録された後の西表島は様々な規制ができており、ガイドになるための基準が少しずつ高くなってきました。

「西表島エコツーリズム推進全体構想」に基づいて当店では適切にガイドを育成し、ルールに従ってツアーも開催していますが、これはあくまでも最低ラインの取り決めです。

現在115業者以上もあると言われている西表島のツアー業界で当店も生き残るため、ガイドの質の向上を常に目指さなくてはなりません。

今回の懇親会で風車の目指すべき方向がスタッフに伝わっていたらいいな…。と思ってるしゅうさんでした。

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