西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 遊べる!学べる!西表野生生物保護センター 2025年1月21日


みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/

本日は西表島の観光スポットとしてオススメの西表野生生物保護センターについて詳しくご紹介いたします。

◆西表野生生物保護センター

まずは西表野生生物保護センター(以下「保護センター」という)のホームページにアクセスしてみると、施設の概要が以下のように紹介されています。

“ 西表野生生物保護センター(IWCC)は、イリオモテヤマネコの保護活動の拠点として整備された施設です。
みなさんにイリオモテヤマネコをはじめとする西表島の自然について知ってもらい、島の野生生物や自然環境保全への理解や関心を深めていただきたいと思っています。”

しゅうさんも何度となく訪れましたが、イリオモテヤマネコのことはもちろん、西表島の豊かな自然をわかりやすく学ぶことができます。

しかも入館料は無料!

西表島では大自然の中でのアクティビティ体験のメニューはたくさんありますが、ここは島内でも数少ない学習施設の一つです。
特に小学生、中学生、もちろん高校生においても西表島で「学ぶ」ことができる場所ですので、ぜひ旅行のスケジュールに取り入れてほしいです。

見学に要する時間は標準で30分から60分くらいでしょうか。
生き物好きの方であれば、じっくり見て90分くらいはあっという間ですよ。

西表野生生物保護センター

◆イリオモテヤマネコ検定に挑戦!

館内に入ると、まずは入館名簿に氏名などを記載します。
その際、係の方に「イリオモテヤマネコ検定がやりたいです!」と伝えてみましょう。

検定料は無料。
初級、中級、上級と三段階のレベルがありますが、まずは初級からチャレンジします。

問題用紙と鉛筆を受け取ったら検定スタート!
展示物を見学していると自然に答えが見つかるので、ただ漫然と館内を歩き回るよりも問題を読み、答えを探しながらのほうがより深くイリオモテヤマネコを理解できますよ。

全ての問題を解き終えたら係の方に答え合わせをしてもらい、全問正解なら認定証をゲットできます。
お時間のある方は続けて中級、上級を目指すこともできます。

イリオモテヤマネコ検定について

◆レースじゃないよ、ドライブシュミレーション!

館内にはゲームセンターのマリオカートのようなドライブシュミレーションがあります。かなりシンプルですが(笑)
とはいえ、世界のHondaも協力したとのこと。

これはレースゲームではなく、西表島の道路でスピードを出しすぎるとイリオモテヤマネコをはじめとする野生生物にとって、どれほど危険かを教えてくれるものです。

「昼間モード」「夜間モード」とありますが、ぜひ両方とも体験してみてください。暗くて視界が狭くなる夜間モードではハラハラ度がアップしますよ。
少々コツがいりますが、無事故を目指してゆっくりドライブを心がけましょう。

◆ただしアクセスに難あり

2025年1月現在、西表島にタクシーはありません。公共の乗り物と言えば路線バスです。

路線バスで保護センターへ行くには「西表野生生物保護センター」というバス停で降りますが、そこから施設までは徒歩10分。しかも上り坂が続くので夏場はかなり厳しいです。

そしてバス停には屋根がないので雨の日はバスを待つのも一苦労です。
バスは1日4便しかないので、もしもバス旅をするなら綿密に計画を立てておかないととんでもないことになります。

実際問題、保護センターに行くのであればレンタカーが標準でしょう。

◆すべての生き物に優しい運転を

保護センターは車だと上原港から約40分、大原港から約20分の場所にあります。

上原港から行くと、道中、信号は一つもありません。「止まれ」の標識もありません。
そんな道を40分も走り続けることって、なかなか無いですよね。

また、西表島をドライブしていると本土では見かけない標識に気づくと思いますが、どれも人も野生動物も守るためのものです。

よく見ると両車線とも横断歩道のようなレンガ色のラインがありますね。

これは車がこの上を通過すると「ダダダダダ」と音が鳴り、近くにいるかもしれない野生動物に「こっち来たらあぶないよー」と知らせるためのゼブラゾーン(振音舗装)です。

けっこうな振動を感じるので減速効果もあると思います。

沖縄奄美自然環境事務所より

イリオモテヤマネコが出没しがちなエリアには、ジャングルから道路への進入防止シートが張られています。

実際の目撃情報があった場所には注意をうながす移動式の看板が設置されています。
こちらもご覧ください。

イリオモテヤマネコに関する緊急連絡先が貼られた標識もあります。

万が一、イリオモテヤマネコの交通事故を引き起こしてしまった、あるいは事故の瞬間や負傷した個体を目撃した場合は、ぜひヤマネコ緊急ダイヤル(0980-85-5581)までご一報をお願いいたします。

また、保護センターではイリオモテヤマネコ以外の動物やめずらしい植物などの情報も受付けていますよ。

目撃情報入力フォーム

西表島は走っている車の数が少ないのでついスピードを上げがちですが、イリオモテヤマネコ、リュウキュウイノシシ、シロハラクイナなどが急に飛び出すことがよくあります。
特にスピードが出やすい長い下り坂も多いので、飛ばしすぎには注意しましょう。

◆目指せ!永遠の無事故を

2025年1月21日現在、イリオモテヤマネコの無事故継続日数は760日となっています。

この先1000、1500、2000、3000日…と事故のない日が永遠に続くことを願いつつ、しゅうさん自身も安全運転を心がけます。

イリオモテヤマネコの事故件数

西表野生生物保護センターはイリオモテヤマネコの保護を目的としてつくられた施設です。
そこをレンタカーで目指すのであれば安全運転でいかなきゃ、ですよね。

◆カヌー+由布島+西表野生生物保護センター!

当店のマングローブカヌー&由布島コース

  1. お手軽カヌー
  2. 由布島水牛車観光
  3. 西表野生生物保護センター見学

これら3つの体験が一日で楽しめる内容です。

西表島ではたくさんのアクティビティツアーがありますが、保護センター見学も含まれたコースは多くはありません。

遊びながら学べるカヌーツアーにご興味のある方は、ぜひ一度あそびにきてくださいね!