西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 令和6年度レプトスピラ症対策研修会に参加しました 2024年6月18日


こんにちは。
西表島風車のしゅうさんです!

昨夜、数年ぶりに開催されたレプトスピラ症対策研修会に参加してきました。
本日のブログをお読みになる前に、まずは復習として下記のブログをご覧ください。

《ブログ》西表島で遊ぶ方へ「レプトスピラ症」について

◆新人ガイドこそ関心をもってほしい

八重山保健所が主催のレプトスピラ症対策研修会にスタッフ全員で参加しました。

先日のさかなクンの講演会と同じ会場で同じ時間。
その日は開演30分前には駐車場もほぼ満車、席を確保できず立見の人も大勢おられましたが、今回の研修会はたったの12人…。
西表島には多くのツアーガイドがいるのですが、皆さん忙しいのでしょうか?

ガイド歴が長い人にとっては実際にレプトスピラ症に罹患した人もいるし、その時の辛さから感染対策を施しながら仕事をしていると思います。

保健所の統計によると、八重山管内でレプトスピラ症に罹患する人の半数がガイド関係者、そのうち21%はガイド歴半年未満の人だそうです。

ちなみにレプトスピラ症に罹患する人の割合は沖縄県が日本全体の32%~71%を占めるそうです。そして沖縄県内においてその35%~92%は八重山が、そしてその半分がガイド関係者。ツアーガイドにとってレプトスピラ症が労災認定されるのももっともですね。

レプトスピラ症に感染すると症状の重さに個人差はあるものの、辛いことに違いはありません。
あえて感染してレプトスピラ症とは何か、身をもって知る必要はまったく無いのですが、研修会や罹患経験者の話などを通して予防対策の知識を深めることはとても大切です。

3月に入社し、ガイドとして初の夏を迎える当店の新人ガイドにとって、今回の研修会参加はとても重要です。

◆ツアー中の呼びかけ

当店のツアーでは、ツアー中に担当ガイドよりレプトスピラ症についての説明があります。その際、特にお伝えしたいことは、

  • 身体に傷があるか?
  • 河川が濁っていないか?
  • 服装は適切か?

レプトスピラ症の感染経路から、以上の点について滝つぼで泳ぐ時は要チェックです。

万が一、西表島のジャングルで遊んだ日から3~14日後に38℃超の発熱、頭痛、筋肉痛などの症状がでたら、医療機関で行動歴(西表島に●月●日頃に行った)、河川や土壌との接触の有無などを医師に伝えましょう。

<沖縄県>レプトスピラ症とは?

◆当店ガイドのレプトスピラ症対策
  • 予防薬の内服(希望者のみ)
  • 毎朝の健康チェック(体温、血圧など)
  • ケガをしている時は川で泳がない
  • ツアー終了後は清潔な服に着替える
  • 講習会に繰り返し参加

それほど難しい対策ではありませんが、確実に続けていきたいと思っています。

特にレプトスピラ症になるメインの季節は夏です。夏は暑くて身体も疲れ気味の日が続きますが、定期的に休みをとりながら今年の夏はレプトスピラ症ゼロに取り組みたいです。

皆さんも流れのない場所に溜まった水や泥に触ったり、ケガをしているのに無理に川で泳がないように気をつけてくださいね。