野生生物との出会いが豊富な季節です! 2014年6月9日
【 亜熱帯ジャングルに行こう! 】
一番人気のピナイサーラの滝(滝つぼ&滝上)コースでは、マングローブでのカヌー体験はもちろん、ジャングルトレッキングが他のコースに比べて長めに楽しめるのが特徴です。
梅雨明け間近の西表島ですが、暑さはとっくに真夏モードです。ジャングルの中はとりわけ蒸し暑く、まさにサウナ状態。ところが、人間には参ってしまうこの暑さですが、野生の生き物たちにとっては過ごしやすい気候のようです。
【 なにやらジャングルが活気づいてるってホント? 】
人間界で「今日はムシムシするね~」とか「あっついねぇー!」なんて会話が飛び交う日は、ジャングルに住む生き物たちは特に活発に動き回っていることでしょう。
そして、そんな日にカヌーツアーへ出かけるとたくさんの出会いが生まれます。
【 大自然の一部になってみよう! 】
カヌーツアーが開始すると、しばらくの間はあまり生き物が見つけれないかもしれません。しかし、徐々に西表島の自然に目が慣れてくると、ひっそり擬態している生き物までわかるようになります。
一見同じように見えるマングローブや砂地をチョコチョコと動き回るカニたちにもいくつかの種類があります。
生き物たちの見分けができるようになったら、あなたも亜熱帯ジャングルの一員になった証拠です。
ジャングルトレッキングで一息つきたくなったら周囲をじっくり観察してみてください。そんなあなたをジーっと見つめるジャングルの住人がきっといるはずですよ。
夏休みのご予定はもうお決まりですか? 2014年6月8日
【 7月、8月のご予約はお早目に 】
ただいま風車では夏休み期間中のカヌーツアーのご予約を承っています。
7月19~21日、8月9~17日に関しては、すでに定員に達し受付を終了しているコースもあります。
日程がお決まりになりましたらお早目のご予約をお願いします。
【 暑ければ、暑いほど楽しい? 】
西表島の夏は暑いです。とにかく暑いんです!
というより、すでにゴールデンウィーク頃から毎晩クーラーのお世話になっていますが、7月と8月に関しては日差しの強さが違います。気温だけ見ると32℃前後ですが、とにかく太陽が近づいたなぁ…と実感できるほどの暑さです。
都会の夏の暑さに比べたら少しは過ごしやすい西表島ですが、やはり暑いものは暑い!しつこいようですが…
猛暑を避け、わざわざ遠くから西表島まで遊びに来ていただけるのであれば、風車のツアーの最中だけでもクールダウンしていただきたい!
そんな夏休みシーズンにぴったりなのがマングローブカヌー&キャニオニング体験コースです。
●夏の大人気コース! → マングローブカヌー&キャニオニング体験
マングローブカヌーとジャングルトレッキングで体が最高潮に熱くなったら滝つぼでクールダウン!
わくわくランチを食べたら、午後からは別の川でのキャニオニング体験です。
漕いで、歩いて、飛び込んで、泳いで、滝に打たれて、流されて…。亜熱帯の夏を120%満喫できる夏季限定の大人気コースです。
【 防水カメラをお持ちください! 】
ちなみに写真を撮りたい方は防水仕様のカメラをご用意くださいね。防水バックも無料レンタルしていますが、常に水遊びのツアーなので濡れる可能性大です。
もしも防水仕様のカメラがない場合は風車のスタッフにお任せ下さい。ツアー中にカメラを携帯しているので思い出写真をいっぱい撮ります!
この夏、西表島でしかできない体験をしてみませんか?興味のある方は風車までお気軽にお問合せください。
●お問合せはこちらから → 風車カヌーツアーお問合せフォーム
西表島産の美味しい新米が届きました。 2014年6月7日
【 関東が梅雨入りする頃、西表島は… 】
先日、関東甲信地方がいよいよ梅雨入りしたニュースを耳にしました。こちら西表島では、すでに稲刈りのシーズンを迎えています。内地ではちょうど田植えが終わる頃でしょうか。
そして本日、西表島の米農家の方から今年度の新米25キロを届けてもらいました。
実は100キロ注文しているのですが、いっぺんに届けていただいても置き場所がないので少しずつ配達をお願いしているんです。
お米25キロで「少しずつ?」と思うかもしれませんが、これからカヌーツアーの観光シーズンに突入するので、参加者の皆さんにおにぎりを食べていただくと、あっという間に消費してしまうのです。
農家の方に教えてもらいましたが、新米はたっぷり水分を含んでいるので水を少なめに炊くのがいいそうです。3合のお米に対し2合分の水でいいとか。
西表島のきれいな水と空気で育ったお米でつくったおにぎりは最高に美味しいですよ。
ぜひ一度食べに来てくださいね!
※風車特製おにぎりのお話はこちら → 風車特製おにぎり
ホームページをリニューアルいたしました。 2014年6月6日
このたび風車のホームページを全面リニューアルいたしました。構想から完成まで約1年半かかり、それはそれは長い道のりでした。
【 オフシーズンは勉強、勉強、また勉強! 】
2012年と2013年の9月から12月まで商工会主催のセミナーに参加する機会がありました。そこで、株式会社グリーゼのこみやまたみこ先生との貴重な出会いがあり、完全リニューアルの構想が生まれました。
→ 株式会社グリーゼ
セミナーでは、それはそれは沢山の事を学ばせてもらいましたが、すべてに共通するのは 【誰に】 【何を】 伝えるかということ。
これって一見、当たり前のように思えますが、自分のお店(自分自身)を客観的に見つめることにより、今までの漠然とした仕事ぶりに気づかされたのです。
気づくと同時に、先の見えないトンネルに入り込んだ気持ちになりました。
一体何から手を付けたらよいのか、何のためにこの仕事をしているのか、うちの弱点は何なのか…。数え上げたらキリがありません。ならば目に見える形で整理する必要があるので、すべての課題を解決するための工程表を作成しました。
【 絵に描いた餅にならぬように 】
ありがたいことに、セミナー最終日にはその工程表に対し「最優秀賞」という評価をいただきました。毎日毎晩、煮詰めに煮詰めて考え抜いた内容だったので俄然やる気が出てきました。
そして、絵に描いた餅にならぬよう、その工程表に書かれた内容通りにひとつずつ実行していきましたが、いざやってみると問題点も浮かび上がってきたのです。それは何かというと…。
【 Works結さんとの出会い 】
明らかに避けられない問題点。それは、新しいホームページでは伝えたい内容が飛躍的に増え、今までのように風車のスタッフだけでの制作には時間と能力が不足しているということでした。
さて、どうしたものか…時間をかけてでも自分たちで出来る範囲のものを作り上げるか、それとも初めての試みだけど専門業者へ委託するか…。
セミナー仲間のアドバイスも受けながら悩みに悩んだ末、信頼できる方からのご紹介で石垣島のホームページ制作会社の「Works結」さんにお願いすることにしました。
→ Works結
【 作りものではない “生の声” をお届けしたい! 】
プロにお願いしてからはリニューアルが一気に現実味を帯び、構想に磨きがかかっていきました。
Works結さんには実際に西表島まで来てもらい、お客様の立場になって風車のツアーに参加していただきました。
今回のリニューアルにあたり、何があってもこれだけは決して妥協できないという理念がありました。それは 作りものではない “生の声” をお届けする という決心です。
ツアーに参加していただいたお客様にアンケートを実施したり、感想ハガキやメールを送っていただいたり、2年以上の歳月をかけたくさんの「生の声」を集めました。
まだ見ぬ西表島に対する想像力を膨らませていただき、風車のホームページに出会った瞬間から旅が始まるサイトにしたい。その想いが形となり、たくさんのお客様やご支援いただいた仲間のおかげで完成した風車のホームページです。
たくさんの方にお時間の許す限りここに滞在していただけたら幸いです。
沖縄地方が梅雨入りしました。 2014年5月5日
【 大荒れの梅雨入り 】
こどもの日の本日、西表島や石垣島では朝から激しい雨が降り、気象台では沖縄地方の梅雨入りを発表しました。平年より4日早く、昨年より5日早い梅雨入りだそうです。
ただ、ここ一週間はずっと梅雨っぽい天気が続いていたので「何をいまさら…」といった感じもありますが、さすがに今朝の雨は激しかったです。私も明け方の尋常ではない雨音で目が覚めました。
石垣島では50年に一度の豪雨と言われるほど。まるで台風のような荒天だったそうです。
→ 当日の気象庁による防災情報
西表島の大原では24時間の降水量が約180ミリに達し、島内のいたる所を流れる川や滝では豪快な景色を見ることができました。
【 行ってきたよ、ピナイサーラの滝! 】
風車のツアーにもキャンセルの嵐が…。やはり天気には勝てませんね(泣
しかし、こんな悪天候もなんのその!西表島を楽しむぞー!!とやる気に満ちた、とっても貴重なお客様と一緒にピナイサーラの滝へ行ってきました。もちろん滝壺までですけどね。
いつもならこんな感じのピナイサーラの滝が…
今日は滝壺はおろか、普段なら腰を下ろして休憩するゆんたく(=おしゃべり)スペースまで水に浸かって近づけません。
ピナイサーラの滝からの豪快な水しぶきに目を細め、ただただ大自然の威力に圧倒れる私たちでした。
【 早く来い来い、梅雨明け宣言 】
梅雨入りしたての今日でナンですが、平年の梅雨明けは6月23日頃、昨年は6月11日頃でした。
今年の梅雨明けがいつなのか私には分かりませんが、いったん梅雨が明けると、夏場は台風の時しかまとまった雨が期待できないので、降るべき時に降ってくれたほうが良いのかもしれません。とは言うものの「なにもGWに梅雨入りしなくてもいいのになぁ…。」と毎年ぼやいてしまうのです。
ちなみに、これから一週間位は天気がぐずついてイマイチ冴えないお天気らしいです。
ただし、沖縄の梅雨はシトシト雨がずっと降り続くというものではないので、晴れた日は気温も30℃を越え、夏のように暑い日が続くこともあります。5~6月に沖縄旅行を考えている方はご安心くださいね!
育児休暇について 2014年4月24日
唐突ですが、本日は「育児休暇」についてのお話です。
実は先日、風車のスタッフが育児休暇から復帰しました。というわけで、石垣島のハローワークで「育児休業給付金」の申請手続きをしてきました。
【 手続きに必要なもの 】
【 育児休暇取得者 】
・母子手帳のコピー(出産日や住所を確認するため)
・本人名義の通帳のコピー(振込先を確認するため)
・印鑑
【 事業主(雇い主) 】
・賃金台帳
・出勤簿かタイムカード
・会社の印鑑
【 誰が手続きするの? 】
てっきり育児休暇中のスタッフが自分で手続きするものと思っていましたが、どうやら違っていたようです。
まずは事業主がハローワークへ行き「受給資格確認の手続き」をする必要があります。と同時に支給申請も一緒にできるので、この手続きの為だけにスタッフがわざわざ船に乗って石垣島のハローワーク―へ出向く必要はありませんでした。
【 支給はいつまで? 】
赤ちゃんが一歳になるまで育児休暇を取得した場合は給付金が出るそうです。場合によっては1歳6ヵ月まで延長も可能だそうです。
たとえば、西表島の保育所は2歳にならないと利用できないので、そのような事情をハローワークに相談すれば延長できるかもしれません。
実際のところ、もらえる金額は以下のように計算します。
< 休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 40% > ※ただし当分の間は50%
【 社会保険の優遇措置あり! 】
育児休業期間中は社会保険(厚生年金、健康保険)の保険料が免除されます。家計の収入が減る期間なので、この優遇措置は非常に助かりますね。
いろいろ調べてみるとハローワークでの給付金手続きも面倒ですが、それ以上に労使間での休業調整の方が大変らしいという印象を受けました。
今回、たまたま育児休業期間がオフシーズンに重なっていたので特に問題はありませんでしたが、これが西表島が一番賑わう夏の繁忙期だったらどうなっていたか…。当社にとって今後の課題です。
西表島の天然もずくを求めて! ~収穫編~ 2014年4月16日
【 夏のはじまり、4月の西表島 】
春休みの賑わいも過ぎ、4月の西表島はとても静かな毎日です。
海びらきの頃に比べると更に気温も上がり、夜はクーラーなしでは寝られない日も増えてきました。これから続く長い長い亜熱帯の夏の始まりです。10月までクーラーには壊れることなく頑張ってもらいます!
今の時期、沖縄は「うりずん」と呼ばれる季節を迎えています。澄み切った青空が広がり、湿度もそれほど高くないのでカラッとした初夏そのもの。間違いなく一年で一番過ごしやすい季節です。
なのに、なのに…。ゴールデンウィーク前だから?観光で来られる方は非常に少なく、もちろん風車も開店休業状態です。
【 でも、いいんです! Welcome 暇! 】
なぜなら、待ちに待った「もずく」のシーズン到来です!!ということで、今日はスタッフ総出で「もずく採り」に行ってきました。
場所は風車のホームである船浦湾。ちなみにここのもずくは他の場所に比べると成長の時期が少し遅いような気がします。
一か月前に下見へ行ってから、どれほど成長したのか楽しみにしながらカヌーで出発しました。
※一か月前の様子はこちら
【 もずく採りに一番大事なこと… 】
カヌーで漕ぐこと約15分でポイントに到着です。この日の干潮はお昼過ぎ。一番暑い時間帯で気温は27℃。水温もおそらく25℃以上あったと思います。
もずく採りにテクニックなどありません。一番大事なのは「マンパワー」です!
解放感あふれる広い海の真ん中で、黙々と淡々と何も考えず、ただひたすらもずくを採る。最高のストレス発散でテンションは上がるばかりです。
ちなみに、もずくは海の中をのぞいたらすぐにわかります。海藻や珊瑚の破片などにくっ付いて、ユラユラ~っと、ゆる~い感じに揺れています。
コレというもずくを掴みとり、砂や水草、紛れ込んでしまったカニなどを取り除いてからザルや洗濯ネットに入れます。
ある程度採ったらしっかり水分を切り大きなタライやバケツに移します。とにかく、食べる時の事を考えながら、採る時点でゴミを取り除くのがポイントです。
【 二番目に大事なこと… 】
もずく採りを始めてから30分、二番目に大事な「根気」に問題が発生しました!
もずくを採る時の姿勢、いわゆる「中腰」に耐えれなくなってきたのです。「腰が痛くては戦はできぬ」という言葉は聞いたことがありませんが、まさにそんな感じです。
一気に収穫のペースが落ち、さらには徐々に潮が満ちはじめ…。最初ひざ下だった水位は、あれよあれよという間に太ももまで上がってしまいました。
タライ2杯分が今日の目標でしたが、1杯にも満たず泣く泣く半分で終了…チーン!
【 車に載せるまでがもずく採り 】
タライを載せたまま、のんびりカヌーを漕いで港へ戻ります。港へ着いたら目の前に車があるので載せるのは簡単です。
ちなみに歩いて来た場合は、海から浜辺まで、えっちらおっちら手で運んでから駐車場に置いてある車まで運ばなければなりません。非常に大変な作業でヘトヘトになります。タライ半分のもずくでさえ、大人の男性一人では持てない重さなのです。
もずく採りは本当に楽しいのですが、採った後の事も考えながら量を調整しないと後で大変な目に遭うのです。
【 もずくの塩漬け 】
持ち帰ったもずくは長期保存できるよう、早速、塩漬けにします。海で採ったままのもずくを冷凍庫で保存するご家庭もあるそうですが、私の周りでは塩漬け派が多いかもしれません。それを証拠に、この時期、西表島のスーパーでは塩が品薄になることがあります。
塩の分量ですが、人それぞれレシピがあるようで、もずくの分量に対して10%という方もいれば30%という方もいます。その辺は曖昧なので風車でもその年の気分によって適当に処理しています。要するに正解はあってないようなものですね。
贈り物に最適!もずくの塩漬けの作り方 ~風車編~
(1)迷うことなく豪快に塩を投入
今回はタライ半分に対し塩3kgを使用しました。
塩の塊をつぶしながら大きく両手でかき混ぜます。
ほどなくすると、もずくの水分がジワジワと染み出て、取り除けなかった海藻や水草などのゴミが浮き上がってきます。丁寧にゴミを取り除いたらザルへ移します。
(2)グルグルしてヌメリを取る
ザルに入ったもずくを手でグルグルかき混ぜます。大の大人が一心不乱にザルをグルグルしている光景は不気味ですが、こうすることで余分なヌメリがどんどん下へ落ちていきます。残ったゴミはさらに取り除きます。
(3)ビニール袋に小分けする
グルグルが完了してきれいになったもずくを袋詰めしていきます。一袋に800gほど入れ、なるべく空気を抜いてから口をギュッとしばります。そして、念のためもう一度ビニール袋に入れたら「西表島産天然もずくの塩漬け」の完成です!
直射日光のあたらない場所であれば、常温でも約1年は保存可能といわれている塩漬けもずくですが、なるべく早めに消費するようにしています。やはり生ものですからね。
【 ぜひ春も西表島へお越しください 】
沖縄といえば夏のイメージですが、春にもこんな楽しみ方があるのをお分かりいただけましたか?
私も移住するまでは「もずく」の事なんて深く考えたことがありませんでした。ましてや全国消費量の99%が沖縄県産だったとは驚きです。
もし、みなさんが春に沖縄を旅行する機会がありましたら、ぜひ「もずく採り」も体験してほしいと思います。
西表島のお米 2014年4月14日
【 日本一早い田植え 】
西表島にはたくさんの田んぼがあります。南国沖縄とはいえ、水をはった田んぼを見るとホッとするのはやはり日本人だからでしょうか。
西表島では3月上旬にはすでに田植えが終わります。同じ田んぼで年に二度お米を栽培する「二期作」が主流のようです。
似たような言葉で「二毛作」というのがありますが、二毛作とは同じ場所で年に二度違うものを栽培することです。社会科の復習ですね。
そして、新米が出回るのは7月上旬。7月上旬といえばマンゴーやパインも最盛期を迎え、すでに梅雨も明けた西表島は夏真っ盛りです。
【 風車のおにぎり 】
当店のツアーランチでお出ししている「おにぎり」は、基本的に西表島産のミルキークィーンという品種のお米と黒紫米(もち米)を使用しています。
どちらも西表島の美味し水と空気で育った貴重なお米です。もし風車のツアーに参加されることがあったら、ぜひご賞味ください!
→ 風車のおにぎり
【 鳴り響く爆音! 】
先日、のどかな田園風景を撮影をしていると、突然「バーン!!!」という銃声が鳴り、一瞬にして緊張感が走りました。娘も驚き半泣きしながら私の元へ駆け寄りました。
よく辺りを見回すと、30メートルほど離れた場所にイノシシやカラスなどから農作物を守るための空砲が設置されていました。
この空砲、山道を歩いている時に遠くからその銃声を聞くことはありましたが、間近で聞いたのは初めてです。獣だけでなく人も逃げ出したくなるほどの威力でした。
実は空砲の写真も撮りたかったのですが、いつまた銃声が発射されるか分からないのでうかつに近寄ることができません。ということで、家に戻ってからネットで調べてみました。
すると、その空砲の正式名称は「爆音機」というそうです。
→ (株)ホクエツ
ただでさえ爆音なのに、さらに「スーパー」が付くなんて一体どれほどの威力なんでしょうね?
ついでに調べてみたら「バードキラー」なる製品も発見しました。
→ タイガー(株)
本当に鳥が死ぬ事はないと思いますが、それほどの爆音という意味なんでしょうね。
どちらもしっかり害獣を撃退してくれる頼もしさがありますね。もし西表島で銃声のような音が聞こえたとしても、おそらく爆音機かと思われますのでご心配なく。
コエンザイムQ10 2014年4月12日
【 ツガルさんは「120歳」 】
先日、朝日小学生新聞を読んでいると【ツガルさんは「120歳」】という見出しで、横浜の動物園で長生きしている雌のおばあちゃんラクダの記事が載っていました。
そして、その中に興味深いことが書かれていたので今日はそのお話を紹介したいと思います。
【 「みんなの宝」ご長寿ラクダのツガルさん 】
以下、 朝日小学生新聞より抜粋。
ツガルさんは10年ほど前から前脚の関節炎をわずらい、立ち上がることができません。それでも食欲は旺盛で、バケツ2杯分の野菜、青草、ファンから差し入れの沖縄・西表島産黒糖などをペロリ。
老化防止に役立つとされる成分コエンザイムQ10も混ざっているので、「床ずれがよくなりました。人間の1か月分がラクダの3日分です。」
西表島産の黒糖を差し入れしたツガルおばあちゃんのファンの方、よくぞ数ある黒糖の中で西表島産を選んでくださいました。
おかげで「コエンザイムQ10」という成分にも興味がわきました!
【 コエンザイムQ10とは? 】
調べてみたところ、コエンザイムQ10とは老化を遅らせたりする効果の他、栄養をエネルギーに変える働きもあるらしく、サプリメントとしても人気があるみたいです。
ただし、そのコエンザイムQ10が黒糖に含まれるという話は正直言って聞いたことがありませんでした。
ネットで調べてみても分からず、ついに記事元の朝日小学生新聞に電話で聞いてみたところ記者さんが丁寧に教えてくれました。
ツガルさんは10年ほど前から前脚の関節炎をわずらい、立ち上がることができません。それでも食欲は旺盛で、バケツ2杯分の野菜、青草、ファンから差し入れの沖縄・西表島産黒糖などをペロリ。
(その中には)老化防止に役立つとされる成分コエンザイムQ10(のサプリ)も混ざっているので、「床ずれがよくなりました。人間の1か月分がラクダの3日分です。」
ということらしいです。
つまり、黒糖にはコエンザイムQ10は含まれていなかったんですね。自分の読解力のなさにがっかりです…
しかし、小学生新聞とはいえ一面に大きく西表島に関係することが紹介されただけで、朝から嬉しい気持ちになりました。誇れる物がいっぱいある西表島ってすごい!と改めて感心しました。
西表島の無人売店 2014年4月11日
【 暮らしの一部「無人売店」 】
西表島には懐かしの「無人売店」がたくさんあります。
冬場は野菜、春から夏はパインやドラゴンフルーツ、マンゴーなど南国情緒たっぷりのフルーツが所狭しと並びます。もちろんすべて西表島産。島民だけでなく観光客にも人気の無人売店は、リーズナブルな価格で新鮮な農作物が手に入る貴重な存在です。
【 無人売店の魅力 】
なんといっても生産者の顔が浮かぶということでしょう。
西表島で暮らしていると「この売店は○○おじぃが育てたの野菜」、「あの売店は△△おばぁが作ったパイン」といった具合に、無人であっても生産者が誰だかわかるのです。日頃からお付き合いのある方が作った野菜の場合もあります。
信頼できる農家の農作物を直接手に入れることができるなんて、とても素晴らしいシステムだと思いませんか?
もし、あなたが無人売店のオーナー(生産者)が商品を並べているタイミングに出くわしたなら、それはかなりラッキーです。「無人売店」が「友人(有人)売店」となり、商品をサービスしてくれるかもしれません。
以前、100円のパインを2個買ったら、あと2個おまけしてくれた事もありましたよ。
【 代金は必ず支払うこと!当たり前ですが… 】
無人売店における買い物の流儀として、代金は必ず支払うことが求められます。誰も見ていないからといって、支払い代金をごまかしたり商品を持ち去ることは絶対やってはいけない行為です。
日本を訪れた外国人が驚くことの一つが自動販売機の多さだそうです。そして、日本の自動販売機は壊されたりお金や商品を盗まれる事がほとんど無いのも信じられないという話をよく聞きます。
無人売店はさらにその上をいく存在だと私は思っています。西表島では当たり前の光景ですが、旬の物を良心的な価格で提供してくれる無人売店って、本当にすごい存在なんです。
【 西表島産パイナップルのまとめ買い 】
西表島の特産品の中でも、とりわけ人気なのがパイナップルです。
島中の無人売店にパインが並ぶと、スーパーで段ボールをもらい「これでもか!」というほどパインを詰めて「ゆうパック」で親戚や友人に送ります。
見た目は不恰好かもしれないけど、それはそれで風情があり皆さん喜んでくれます。
西表島へお越しの際は、送りたくなる何かが無人売店にあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!
【 ある時はある。ない時はない。 】
基本的に旬のものを販売しているのが無人売店で、ある時はあるけど、ない時は無いのが原則。今は野菜の時期で玉ねぎや葉野菜が豊富です。
ゴールデンウイーク頃からいよいよフルーツの出番です。
西表島産のピーチパインを皮切りに、マンゴーやドラゴンフルーツなどたくさんのトロピカルフルーツが楽しめますよ!