<最終回> 2025年 サガリバナツアー 2025年7月13日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
今シーズン最後のサガリバナツアー
6月26日からスタートした2025年のサガリバナツアーですが、ついに本日、16回目の開催でファイナルを迎えました!
◆ついにファイナル!2025年サガリバナツアー
昨日のツアーがあまりにも全盛だったので今朝のツアーは不安でした。
本日のお客様には「昨日も一昨日もすごく見応えがありましたよ!」と、それは事実なので堂々と言えますが「今朝も絶対いい感じすよ!」とドヤ顔で言う気にはなれません。
なぜならこの数日間、かなり多くの花が咲いてしまったので、もう「見納め」という新たな局面に入ってしまったではないかという不安…。
しかし、カヌーを漕いでサガリバナ群落地に到着すると、不安は見事に吹っ飛びました。
今朝もシイラ川のあちらこちらで花盛り!まさに絶好調!
『昨日、一昨日と同じレベル?
いや、もしかして今シーズン一番!?』
そう思えるほどの咲きっぷりでした!
( ⊡∀⊡)v グッ♪
そして5時50分が過ぎる頃、花が落ちる “スイッチ” 作動!
あちらこちらからポタッ、ポタッと花が水面に落ちる音が聞こえます。
そしてシンボルツリーの “シャンデリア” も花が落ち始めると、一気にサガリバナプールは花で埋め尽くされていきました。
その場にいたガイドもお客様も息をのむ光景に静まり返り、ひたすら花が落ち、水面に漂い、溜まっていく様子を眺めていました。
◆後ろ髪をひかれつつ幕を引きます
しゅうさんは10分ほどためらった後に「そろそろ帰りましょう」とやっと言えましたが、お客様から「もう少しだけ…」とリクエストがあったらもう10分いたかもしれません。
なぜなら、しゅうさん自身「いつまでもこの場所にいたいな」と思ってしまうほど美しい光景でしたからね。
「明日はどのくらい咲くかな?」
「いつまで咲き続けるかな?」
明日以降も観察を続けたいところですが、本日でサガリバナツアーは終了です。
夏の始まり、夜明け前からはじまる大自然の美しい命の輝きに触れた18日間でした。
ジャングルに響き渡るアカショウビンやサンコウチョウの鳴き声が「また来年ね~」とあいさつしている気がしたしゅうさんでした。
◆ご参加いただいた皆さまに感謝
2025年のサガリバナツアーは本日、7月13日が最終日でした。
ツアー期間中はたくさんのお客様にご参加いただき、感謝、感謝です!
今シーズンはお客様全体の約25%がリピーターの方でした。そして以前、風車のツアーに参加された方のご家族や友人、知人の方も多くお越しいただきました。
紹介していただいた方に感謝しつつ、その方に恥をかかせてはいけない、その想いで手を抜くことなくスタッフ一同、全集中で対応させていただきました。
毎日のようにいただいた「このツアーがメインで西表島に来たよ」という温かいお言葉、本当にありがとうございました。
◆2025年サガリバナツアー振り返り
本年は梅雨明けは早かったものの開花状況は例年より遅く、ツアー前半のお客様には「咲き始め」の状況しかお見せすることができませんでした。
そして7月に入ると台風4号や石垣島、西表島付近にあった低気圧の影響で不安定な天気が続き、雨カッパを着ながらツアーを開催することもありました。
しかし、雨の中でも「精一杯楽しもう」という雰囲気をお客様から出してくださったのでガイドも救われました。
そしてツアー後半、サガリバナは開花の全盛期を迎え、ガイドも幻想的な朝の光景を楽しむことができました。
ツアー中、撮影する際もお客様同士で迷惑にならないようにお互いが常に気遣い合ってくれたおかげでトラブルは皆無でした。
早朝3時50分前後の集合にもかかわらず寝坊される方もおらず、とにかく毎朝、お花好きで素敵な皆さんに出会うことができました。
サガリバナの花言葉は「幸運が訪れる」だそうですが、風車にとってのサガリバナツアーは素敵なお客様との出会いが生まれることが幸運ではないかなと思います。
◆スタッフに感謝
夏の西表島は大勢の人が訪れます。
この時期、風車ではサガリバナツアーではなく、いつも通りの日中のツアーを開催していてもある程度の集客は見込めます。
しかし、夏の始まりに旬を迎えるサガリバナの開花は、やっぱり西表島の「夏の風物詩」です。
この限定的な大自然の美しさは日中のツアーを中止してでもお伝えしたい西表島の一面です。
それをご紹介するためスタッフは早朝3:30出勤が続きました。
生活リズムが変わったせいで、仕事が終わっても島の友人と遊べなかったと思います…。
昼間のツアーはスタッフそれぞれが個別にガイドをしますが、サガリバナツアーはしゅうさんを含め全員で役割分担をしながら開催します。
ツアー期間中、夜明け前の真っ暗な中で漕ぎ始めるため、ガイド同士の連携も難易度が上がります。しかしそこは普段からのチームワークでお互いをカバーしながらツアーを進行しました。
一年の内の限られた期間だけイレギュラーなサガリバナツアーを開催することで、ガイドの個々の能力を上げるだけでなく、風車のチームワークを高めることもできました。
誰一人として寝坊して遅刻する者も、体調を崩す者も、朝ご飯を残す者もおらず、しゅうさんと一緒に全力でサガリバナツアーに取り組んでくれたスタッフに本当に感謝です!
▼星くん☆彡
▼みずきちゃん
▼ミッキー
◆しゅうさんの奥さんにも感謝
サガリバナツアー期間中、しゅうさんは夜8時に就寝、深夜2時に起床というタイムスケジュールだったので、その生活リズムを崩さないように奥さんに食事の時間を変えてもらいました。
そして毎日スタッフのための朝食も奥さんが用意してくれました。
朝食はミーティングも兼ねています。
みんな夜中の3時に起きて8時30分頃まで動きっぱなしなので、毎朝4人で4合から5合もご飯を食べました。
特に今朝は最終日の朝ご飯なので、みんな大好きキーマカレーでした♪
全国と同じくコメ不足の西表島ですが、備蓄米が手に入ってよかった~(笑)
そしてしゅうさんの奥さんはホームページ担当なので毎日ブログを更新してくれました。
文案はしゅうさんですが、深夜2時に起きて、車を走らせ、カヌーを漕いで、サガリバナを観て、いっぱい喋って、片付けて、睡魔に襲われた頃に書く文章です。
おそらく今、書き留めているこの文章も大幅な修正が入って清書された後、ホームページに掲載されるはずです(涙)
今年は特に「ブログ読んでますよ!」と声をかけられることが多かったです。
サガリバナツアーのお客様と大きなトラブルも無く穏やかにツアーが開催できるのは、やはり細かい情報を正確に可能な限りリアルタイムでお伝えしてるからかな…と思いました。
縁の下の力持ちになっているしゅうさんの奥さんに感謝です。
今夜は二人とセキセイインコのおまめちゃんと祝杯をあげたいですね。
◆2026年サガリバナツアーは?
来年もサガリバナツアーは開催します!
日程はこれから調整してホームページで発表しますが、12月頃から予約開始できるように準備をすすめていきますね。
2025年もたくさんの方に風車のサガリバナツアーへご参加いただき、本当にありがとうございました。2026年もご期待くださいね!