西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 <第12回> 2025年 サガリバナツアー 2025年7月9日


みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/

今シーズン12回目のサガリバナツアー

なかなかスカッと晴れない西表島です。
本日も真っ暗な中でのツアースタートとなりました。

◆暗くて不安な方は…

基本的にはカヌーを漕ぎ始める午前5時頃から東の空ではうっすらと朝焼けが始まるので、ライトは付けません。

暗闇で最初は何も見えないかもしれませんが、ライトをつけないでいると暗さに目が慣れていきます。
そして少しずつ朝焼けが始まるので10分もすると川の全体像が見えてきます。
暗闇の中で目が慣れていく感覚。なかなか都会生活では体験できないのではないでしょうか。

とはいえ、本日はなかなか目が慣れない方もいらっしゃったのでライトをつけながらしばらく漕ぎ進みました。
初めてのカヌーでいきなり真っ暗な中を漕ぐのは怖いと感じるかもしれません。その辺は柔軟に対応しますのでご安心を!

◆いたるところで開花

開花の最盛期に入ったシイラ川。
水面にはサガリバナの花が浮かび、漂い、いたるところで「ポタッ、ポタッ」と木から花が落ちて着水する音が響きました。

甘い香りと共に上流へ向かいます。
漕げば漕ぐほど香りは強まり、白や淡いピンク、濃いピンクに咲き誇るサガリバナを鑑賞することができました。

どこからともなく「今日、早起きして良かったね」という声が…。
早起きは三文以上の徳。しゅうさんもすでに一仕事終えた感じになりましたよ。

◆やっぱり満潮がいいね!

そして最盛期に入ったこれからの楽しみとして、見どころポイントに到着する時間帯が満潮に当たることです。

マングローブの森を流れる川は干満の影響を受け、サガリバナ群落のあるエリアも満潮時になると海水が入り込み、いつもは陸地にある木も根元から水に浸かってしまいます。

すると、花の落ちる “スイッチ” が入った木から散った花は、水面にポタッ、ポタッと音を響かせながら落下します。

これこそがサガリバナツアーで一番のハイライト。一夜にして散りゆく儚くて美しい瞬間。
しゅうさんの大好きなワンシーンです。

◆ポイント紹介『シークレットスター』

サガリバナの木に囲まれすぎて明るくなってもなかなか光が届かないポイント。その名も “シークレットスター”

なにせ薄暗いので「映え写真」を撮るのが難しいポイントですが、最盛期には一面の花で覆われた水面を観ることができます。

今朝のシークレットスターは、今シーズンで一番映えてましたよ。

◆あっちもこっちも花盛り♪

咲き始めの頃のツアーは開花したエリアでの滞在時間を長めにして撮影を楽しんでいましたが、今はどこがおすすめポイントなのか分からないくらい、あちこちでサガリバナが咲いています。

今日は上流の見どころ “シャンデリア” で留まることなく、水面に漂う花をゆっくり鑑賞しながら帰りました。

数日前は6時20分頃までまったく花が落ちず、上流の木で待機したこともありました。
その際、通常より15分ほどスケジュールが押しましたが、本日は流れるようにスムーズなツアー進行でしたので、10分早く終わりました。

明日もツアーは続きます。
まだまだ全盛期が続きますように… (˘人˘)祈

そしてサガリバナツアー最終日まで皆さまにサガリバナの魅力をもっとお伝えできるよう、素敵な写真や映像を残していきたいと思います。
お楽しみに!

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