「安全・安心な観光地づくり勉強会」に参加しました 2025年1月11日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
先日、竹富町から勉強会のお知らせがありましたので参加してきました。
◆竹富町観光危機管理マニュアル作成事業
竹富町では令和6年度事業として、今年の3月までに竹富町観光危機管理マニュアルなるものを作成、公表するそうです。今回はそのための勉強会でした。
集まったメンバーは地元住民15名と竹富町役場の職員が数名。講師は株式会社サンダーバードの翁長由佳さんでした。
観光業がこれほど盛んな島なのに参加者が少ないことにびっくりしましたが、約2時間にわたって観光地における危機管理について学び、意見交換をしました。
◆観光地における危機
GWや夏休みに竹富町の島々にたくさんの観光客が訪れている中、
- 地震や津波などの自然災害が発生したら?
- 台湾有事やテロが起きたら?
- コロナのような感染症が広まったら?
などなど、旅行先で不測の事態が起きた場合、観光客はどうしたらいいのか。また、西表島以外の場所で発生した事象によって観光客が島に来なくなるかもしれません。
いつ起きてもおかしくない危機について考えいるうちに数年前のコロナ禍を思い出し、当時の辛い記憶がよみがえりましたよ(涙)
◆大きな危機、小さな危機
勉強会では西表島特有の危機についても意見交換しました。
- ツアー中の地震、津波
- 外国人観光客の対応
- 船の欠航による物資不足
- 野生生物の交通事故
- 不法な生物採取
- 繁忙期の夕食難民
- 頻繁に起きる停電
- 単独入山者の遭難
- 大きな病院がない
他にもたくさんの危機が挙げられました。
あ、いま思い出しましたが、風車のカヌーを勝手に使用してピナイサーラの滝へ行った観光客もいました。これも西表島特有の危機ですね。
◆「自助」ができてこそ
地震、津波、台風だけでなく様々な危機はいつどこで起こるかわかりません。
特に竹富町は町役場が石垣島にあり、西表島や竹富島など観光客がたくさん訪れる島で何か大きな観光危機が発生しても「公助」には限界があるとのこと。
そこで「共助」の必要性がありますが、勉強会を進めていくにつれ、しゅうさんは「 “自助” ができてこその “共助” である」という答えにたどり着きました。
◆参考資料
勉強会で教えていただいた沖縄旅行に役立つ情報サイトを紹介いたします。
- 沖縄・安全♥安心な観光地へ!
沖縄の観光危機管理に関する有益な情報を提供する一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローが運営するポータルサイト - ハイサイ!防災で~びる
沖縄県内の災害に関する情報を多言語対応で発信 - Safety tips
観光庁監修の外国人ツーリスト向けの災害情報アプリ - ハザードマップポータルサイト
洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報などを地図や写真に重ねて表示
◆勉強会を振り返って
これを機に、観光危機について竹富町から作成されるであろう観光危機マニュアルに沿って、何かあっても迅速に対応できるようにスタッフ同士で情報共有し、定期的に訓練をする必要があると感じました。
その上で当店のツアーに参加された方が「観光危機」に巻き込まれた時に可能な限りの対応ができるように備えておくことが大事ですが、基本的には観光危機になるべく巻き込まれないようにする必要があります。
例えば「台風接近時にフェリーが全便欠航しそうな日は早めにツアーを中止にして、石垣島から西表島に渡らないようにする」など、未然に危機を回避するアクションをしていきたいです。
2025年も安全・安心な観光地の中で、安全・安心なツアーを楽しんでもらえるショップでいられるように頑張ります。