<第10回> 2025年 サガリバナツアー 2025年7月6日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
今シーズン10回目のサガリバナツアー
今日はクーラーがよく効くなあと思ったら、午後2時の西表島の気温は26.9度。
外は弱い雨。これも台風4号の影響でしょうか?
◆未明の雷
本日も無事にサガリバナツアーを終えることができました。
風車のベースがある上原地域は午前2時~4時頃まで雨は降っていないものの、山の向こう側では時おり稲光がピカッと光って辺りが一瞬だけ明るくなる。そんな状況の中、ツアーフィールドへ向かいました。
ただし雨雲レーダーを確認するとツアーフィールドのシイラ川付近には雨雲がかかるものの、カヌーを漕ぎ始める頃は西表島の南側から北側へ抜ける予報でした。
「その通りになってくれ~」と願いながら車を走らせましたよ。
そして、しゅうさんをはじめ風車スタッフの日ごろの行いが良いのか(?)
予報通り、ツアーの前に雨雲は通り過ぎていきました♪
◆本日の『ファーストサプライズ』
今朝は空全体が雲に覆われていたため、真っ暗な中でのツアー開始でした。
ツアー中に雨が降るかもしれないので、必要なお客様には簡易カッパをお貸しし、いざ出発!
真っ暗な中にもかかわらず皆さん軽快に漕いでくれたおかげで、最初のサガリバナ撮影ポイント “ファーストサプライズ” には予定より10分以上も早く到着しました。
ところが厚い雲のせいで夜明けが遅れている影響からか、花はまだ一つも落ちていません。
24時間前はポタッ、ポタッと音を立てて水面に落ちていったのに、しかも昨日より花の数は多いのに…。
自然って不思議 。。。o(゚^ ゚)m ムズイ
◆本日の『シャンデリア』
上流のシンボルツリー “シャンデリア” では、昨日よりさらに多くの花が咲いていました。
まさに「見頃」です。
しかしこのシャンデリアでも花は一つも落ちておらず、なんだか嫌な予感が…。
「今日、落ちるの遅くない?」
ガイドはそう感じていましたが、実際、目の前のサガリバナはとても美しく、お客様はそれぞれが好きなポイントで撮影タイムに入って満足されているようでした。
◆『スイッチ』入りました!
昨年もサガリバナツアーに参加してくださった方が「去年は咲き始めで花が少なく、しゅうさんと星くんがメチャ焦ってました!」と思い出話をしてくれました(汗)
たしかに「咲き始め」の時期はちゃんと咲いてるかドキドキしまくっています。しかし、今朝は別の悩みで焦りました。
「花が落ちない…」
サガリバナツアーの一番の見どころは、やはり一夜にして夜明けとともに花が水面に落ちていく、その様が儚く、そして幻想的なのです。
しかし、今朝は水面に花が一つも無いのです。こんなに咲いているのに…。
そしてサガリバナ群落地から引き返すタイムリミットが近づく中、キャンディを配ってみたり、記念写真を撮ってみたり、しゅうさんの小ネタを披露してみたり…。
なんとか間を持たせていると、午前6時20分頃にようやくサガリバナの落ちる “スイッチ” が入ったのです。
ポタッ、ポタッ… 遅いよー(涙)
これが始まると雰囲気はがらりと変わります。
水面に浮かぶ花までカヌーで近づき、水面の近くからの接写。
カヌーは動くし、サガリバナも動きます。そして何より転覆しないように身体のバランスも大切です。
渾身の一枚を撮るため、ガイドもお客様も全集中です。
一輪の花をレンズ越しに眺め続けて数分後、周囲を見渡すと、そこにはたくさんのサガリバナが漂っていました。
その幻想的な光景こそがサガリバナツアーを早朝にする理由です。
◆明日は休養日
本日のツアーは心配された雨の影響もほとんど受けず、なんとかサガリバナが水面に落ちるシーンも観ることができ、皆さん、楽しんでいただけたのではないでしょうか。
そして風車のスタッフ全員も無事にツアーを終えたことで、ホッとしています。
ガイドのみんなも寝坊もせず、起きたての眠そうな顔で出勤する者もおらず、日々、ベストを尽くしてくれています。
今日、明日は台風4号の影響でこれから波風が強くなる予報ですが、明後日からは天気も回復し、サガリバナが「全盛」になることを期待します。
さて、明日は休養日。
今夜は久しぶりにビールでも飲んで、明日は5時まで寝たいですね。
5時でも普通に早起きですが(笑)