<風車について> カテゴリーの記事
ツアー終了後のひとコマ 2014年3月14日
【 ツアー当日の業務について 】
風車は西表島の大自然をカヌーとトレッキングでご案内するのが仕事ですが、その他の業務も様々あります。その中でもツアー当日の業務について言うと、おおまかに3部構成となってます。
1.ツアーの準備 ~ お客様のお迎え
2.ツアー開催
3.お客様お送り ~ 明日の準備
今日は普段お客様にはお見せすることのないツアー終了後のひとコマについてご紹介します。
ツアーが終わり、お客様を港やホテルへお送りするわけですが、朝から夕方まで一緒にカヌーとトレッキングを楽しむと、それはそれは名残惜しいお別れとなります。
別れ際に「また来ますね!!」と言っていただくと「よし!またがんばろう!」と元気復活です。そして、その元気エネルギーで始まるのが3部構成の最終段階「明日の準備」です。
【 とにかく洗う!洗う!洗う! 】
明日の準備のほとんどを占めるのが、ツアー中に使用した大量のアイテムをすべてきれいに洗うことです。ライフジャケット(PFD)、パドル、レンタルシューズ、リュック、カッパ、ビニールシート、食器、送迎車、などなど…。
使用した物をきれいにすることは、次のお客様を迎えるための準備の始まりでもあります。
【 故障がないかチェック! 】
汚れたものをきれいにするのは当然として、今日使った物が明日も同じように使えるのかをチェックするのも大切な仕事です。
ツアー中に使用するアイテムのほとんどは、どんなに丁寧に扱っても、使用頻度と強い紫外線、高温多湿の環境、そして潮風などによる悪影響で傷むスピードは半端ではありません。
そのため、特にお客様に使ってもらうレンタル品に関してはより厳しいチェックをしなくてはなりません。
ツアー終了後の片づけに約2時間、そして次の日の段取りに約1時間。計3時間の長丁場ですが、毎日ひたすらこの作業を繰り返します。
【 旅を楽しく安全に演出するパートナー! 】
ツアー開始前、お客様には申込用紙へ記入していただいたり、無料のレンタル品をお渡しします。
シューズ、リュック、ライフジャケット、コースによってはヘルメット、天気によっては雨カッパなど。その際、もし破損しているアイテムがあったら早目に担当ガイドにお知らせください。
いくらレンタル品が無料だからといって、ボロボロの物をお貸しするわけにはきません。
風車が用意するアイテムはツアー中の安全を守る大切なパートナーです。良いパートナーであることを確認の上ご利用くださいね。
雨具(カッパ)のレンタルについて 2014年3月6日
【 風車のカヌーツアーは少雨決行です 】
雨天時にレインウェアをお持ちでないお客様には簡易カッパを上下ともお貸ししてます。もちろん無料レンタルで予約の必要もありません。
このカッパ、雨は降っていなくても北風が吹いて寒い日などは防寒着としても役立ちます。必要な方はツアー出発前にガイドへ相談してください。
【 荷物や貴重品はどうするの? 】
ツアー中に必要のない着替えや旅行かばん、大型のスーツケースなどは当店に置いてツアーへ出かけてください。よく「貴重品はどうするの?」と聞かれますが、風車には貴重品専用ロッカーがありますので、そちらをご利用ください。
防水仕様ではないカメラを持っていく場合は、防水対策を自己責任にて行ってください。
【 雨の西表島…ツアーはこんな感じで進みます 】
3月某日。小雨の降る中、お天気はちょっと悪くてもとびきりの笑顔でスタートです!
この日は仲良し3人組が2グループご参加。全員がシングル艇(一人乗り)カヌーに挑戦。お年頃も近い女子6名はすぐに打ち解けて雨のジャングルがパッと明るくなります。
ジャングルの中では木々が傘替わりです。雨でしっとり潤ったジャングルを見上げると非日常の風景が広がります。
滝つぼ周辺は、高さ55メートルから一気に落ちる滝からの水しぶきで想像以上にヒンヤリ‥。西表島で一番マイナスイオンが溢れるポイントです。体中の活性酸素をやっつけましょう!
冷えた体をわくわくランチで温めましょう。風車特製「八重山そば」は手作り三枚肉が大好評!
現地調理の八重山そばはお手伝い大歓迎です。ガイドと一緒に現地調理するのも楽しいですよ。
【 ツアーの中止、コース変更について 】
ツアーは基本的に少雨決行です。しかし、前日までの雨で河川が増水している場合やツアー中に河川が増水する可能性がある場合は、ツアーの中止またはコース変更する場合があります。安全第一ですので、どうぞご了承ください。
【 シャワーでさっぱりしてから帰りましょ♪ 】
風車はシャワー室完備です。汗や泥で汚れてしまった方は、シャワーを浴びてさっぱりしてからお帰りください。
西表島のレンタルバイク、レンタサイクル事情 2014年3月5日
【 風車のレンタルバイク、レンタサイクルは終了しました 】
風車は1999年11月にレンタルバイク、レンタサイクルのお店として創業しましたが、現在、レンタルバイク、レンタサイクル、もちろんレンタカーも一切取り扱っておりません。
今でも、昔の広告や風車を紹介してくれるホームページがあちらこちらに残っており、たまにお問い合わせの電話もあります。しかし、お貸しできるような自転車やバイク、もちろん車もありません。
本当に申し訳ないです…。
そこで、西表島でレンタルバイクができるお店を紹介したいと思います!
【 上原港から徒歩1分、みなとレンタカー 】
上原港から徒歩1分の場所に「西表港運上原SS」というガソリンスタンドがあります。そのガソリンスタンドがバイクと車をレンタルしてくれます。
レンタル部門の店名は「みなとレンタカー」です。
スタッフの人たちはとても親切でほのぼのとしています。しかもガソリンスタンド併設なので満タン返しも楽だし、上原港から近いのでとても便利です。詳しいことは直接お問合せくださいね。
●みなとレンタカー TEL 0980-85-6561
【 元レンタルバイク屋として一言! 】
西表島は交通量が少なく、島民はのんびり運転が基本なので、晴れた日のバイクツーリングは最高です。ただし、転倒には本当に、本当に!注意してください!!
道路に砂が落ちているとザザーッと滑りやすくて危険だし、何でもない所にいきなり窪みがあったりもします。なにより、スピードを出しすぎて転倒すると大けがにつながります。
特に、車の免許は持ってるけどスクーターに乗るのは初めてという人は、いきなりアクセルをふかしすぎて操作不能…そして転倒。というパターンもよくあります。
西表島には小さな診療所しかありません。
最悪、大けがをするとヘリコプターで緊急搬送なんてことにもなりかねませんし、治療にも多くの時間を費やすのは避けたいですよね。楽しい旅の思い出をつくっていただきたいので、運転には気をつけてください。
【 亜熱帯特有のスコールに注意! 】
西表島は夏の晴れた日でも突然の雨がよくあります。いわゆるスコールです。レンタルバイクを考えている方は、夏でも雨ガッパがあるとよいでしょう。
運転中にスコールに見舞われてずぶ濡れになっても、少し移動すれば普通に晴れて、何事もなかったかのように道路は濡れた形跡すらありません。
石垣島へ戻る時など、自分だけがずぶ濡れのままフェリーに乗るのはちょっと恥ずかしいです。ちなみに濡れた服でフェリーに乗るときは後方にある外の席(プラスチックチェア)に座るのがマナーとなっています。
【 意外に大きい西表島、ガス欠に注意! 】
西表島は沖縄県では本島に次いで2番目に大きな島です。
東部の豊原集落と西部の白浜集落を結ぶ県道215号線は約53kmあります。道路の端から端までのんびり走ってみたいと思う方も多いと思いますが、くれぐれもガス欠には気を付けてください。
レンタルバイクは満タン状態でスタートすると思いますが、お連れの方と1台ずつレンタルして同じ距離を走ったとしてもアクセルの回し方、体重、バイクの性能によってガソリンの減り方は変わってきます。
もしも上原から大原方面へ行く場合は、念のため帰りは大原港近くのガソリンスタンドで満タンにしておいた方が無難です。途中でガス欠になっても大原港と上原港の間にガソリンスタンドは一軒もありませんし、もちろんJAFも助けにきてくれません。
【 もしも事故を起こしてしまったら… 】
そんなこと考えたくもありませんが、万が一の場合は駐在所と診療所に速やかに連絡しましょう。
●駐在所
上原駐在所 0980-85-6510
白浜駐在所 0980-85-6110
大原駐在所 0980-85-5110
●ケガ人がいる場合
西部診療所(祖納集落内) 0980-85-6268
東部診療所(大原集落内) 0980-85-5516
亜熱帯の風を肌で感じて走る西表島は最高の気分にさせてくれますが、バイクに乗る時は肌の露出は控え、ヘルメットもしっかりかぶりましょう。
もちろん飲酒運転はダメですよ~!
由布島 2014年2月20日
【 電気は海を越えてやってくる~♪ 】
今から約20年前、「電気は海を越えてやってくる~」みたいなナレーションをバックに、ゆったりと海を渡る水牛車の映像が流れていたコマーシャルをご存知ですか?
とある電力会社のもので、当時とても人気のあったクイズ番組のCMだったと記憶しています。
その頃、沖縄に行ったことが無かった私は、てっきり熱帯地方にある外国の風景だと思い込んでいました。
でも違ったんですね。あれこそ「由布島」だったんです。当時はそのコマーシャルがきっかけで、本土から大勢の観光客がいらしたそうです。
みなさんは「由布島」と書いて何と読みますか?
「ゆふじま」や「 ゆふとう」と言われる方が多いのですが、正式には「ゆぶじま」です。
もともとは無人島でしたが、他の島人が西表島で耕作する際、マラリアの感染を防ぐため蚊のいない由布島に住んだのが始まりだそうです。詳しくは由布島のホームページをご覧ください。
→ 由布島・亜熱帯植物楽園 TEL 0980-85-5470
今も昔も変わらぬ人気の由布島は、西表島から水牛車に乗って渡ります。そして毎日たくさんの旅行者が観光へ訪れていますが、石垣島からのアクセスは正直なところ不便な面もあります。
【 石垣島から日帰りで観光する場合 】
おおまかなアクセス方法は、石垣港 → 大原港 → 由布島 となります。
石垣港から大原港へは高速フェリーで約40分、大原港から由布島へは路線バスで約25分、バス代は片道390円です。
以下に2つのタイムプランをご紹介します。旅行計画の参考にしてくださいね。
●プランその1
行 き
〔フェリー〕 石垣港 8:00発 大原港行き → 大原港 8:35着
〔路線バス〕 大原港 8:44発 白浜行き → 水牛車乗り場 9:00着
〔水牛車〕 水牛車乗り場 9:15発 由布島行き → 由布島着
帰 り
〔水牛車〕 由布島 13:30発 水牛車乗り場行き → 水牛車乗り場 13:40着
〔路線バス〕 水牛車乗り場 13:53発 豊原行き → 大原港 14:15着
〔フェリー〕 大原港 14:30発 竹富島経由石垣港行き → 石垣港 15:20着
●プランその2
行 き
〔フェリー〕 石垣港 9:40発 大原港行き → 大原港 10:15着
〔路線バス〕 大原港 10:30発 白浜行き → 水牛車乗り場 10:52着
〔水牛車〕 水牛車乗り場 11:15発 由布島行き → 由布島着
帰 り
〔水牛車〕 由布島 16:30発 西表島行き → 水牛車乗り場 16:40着
〔路線バス〕 水牛車乗り場 16:50発 豊原行き → 大原港 17:10着
〔フェリー〕 大原港 17:30発 石垣港行き → 石垣港 18:05着
【 交通手段について 】
●路線バス
石垣島から日帰りで観光する際、路線バスを利用すると一日がかりの旅になってしまいます。できれば、前日か当日のどちらかは西表島に宿泊して、のんびり路線バスの旅というほうが風情があってよいかもしれません。
→ 西表島の路線バス TEL 0980-85-5305
●タクシー
タクシーを利用の場合、都会のように流しのタクシーが何百台も走っているわけではないので、事前予約が必要です。ホームページを見るとわかりますが、基本的には貸し切りの観光タクシーのようですね。
→ やまねこタクシー大原営業所 TEL 0980-85-5303
●レンタカー
というわけで、やはり自由度が高いのはレンタカーかもしれません。繁忙期は早めに予約しないと満車になる事もあるそうです。
→ やまねこレンタカー大原営業所 TEL 0980-85-5111
→ オリックスレンタカー大原店 TEL 0980-85-5888
【 ここでひとつ提案です! 】
せっかく西表島まで行くんだから、ついでにカヌーやトレッキングさらには滝あそびも楽しみたい!という方は、風車の「ピナイサーラの滝&由布島コース」がうってつけです。石垣島からの日帰り参加に完全対応しており集合と解散は上原港となります。
午前はカヌーとトレッキングでピナイサーラの滝を目指してアクティブに遊び、午後はまったりと水牛車で由布島観光へ出かけます。
西表島を代表するアウトドアと観光を一日でお手軽に体験できる大人気コースです。小学1年生から参加可能なので家族旅行の思い出を作りにいらしてください!
詳しくはこちら→ ピナイサーラの滝&由布島コース
ピナイサーラの滝上からの絶景! 2014年2月18日
【 絶対おすすめ、ピナイサーラの滝! 】
見どころいっぱいの西表島ですが、風車が特におすすめしたい観光スポットは、なんといってもピナイサーラの滝の滝上から望む絶景です!
遠く広がる青い海には「鳩間島」やシューノーケルの大人気ポイント「バラス島」。そして無人島の「鳩離島」が一望でき、眼下にはマングローブの生い茂るジャングルを縫うように流れる川が一望できます。
そして何より驚きなのが、ビューポイントには人工物の柵や看板などが一切無く、自然のままの姿を残しているのです。
落差55メートルの滝上に行くには約50分のトレッキング(山登り)をしなければなりませんが、そこからの絶景を見るためなら苦でもありません。
ただし滝上に到着したら注意が必要です。転落防止の柵など設置されていないので転落の危険性があります。崖のギリギリまで近づくことは絶対にお勧めできません。
【 2月中旬のこの日… 】
真冬にもかかわらず快晴に恵まれ、気温も24℃まで上がり最高のコンディションでした。西表島の冬は北風が強くて曇りの日が多いのでお客様はとてもラッキーでしたね。
2月でも晴れれば強烈な太陽が現れます。日焼け対策をしないと夜には肌がピリピリ‥なんてこともあります。帽子、タオル、日焼け止めは忘れずに!
滝つぼへ降り立つと景色が一変します。一直線に流れ落ちるピナイサーラの滝の姿は神々しくも感じられ、まさに西表島屈指のパワースポットです。
マイナスイオンを含んだ滝からの冷たい風はちょっと肌寒いので、ウインドブレーカーがあると良いですよ。
こちらのコースの魅力は滝だけではありません。亜熱帯特有の植物や生き物に出会うこともできます。お客様のテンションが上がれば上がるほどガイドの解説にも熱が入ります。
風車ではピナイサーラの滝の滝上に行くコースは小学4年生~50歳代の方を対象にツアーを開催しています。マングローブカヌー、ジャングルトレッキング、滝上からの絶景、夏は滝つぼでの水遊び、などなど…。一日であなたも西表島の魅力にハマりますよ!
詳細はこちら→ ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コース
風車の三枚肉 2014年2月17日
【 お肉が三枚で三枚肉? 】
さて、今日は風車特製わくわくランチでお出ししている沖縄ソバの具「三枚肉」(さんまいにく)についてのお話です。
お肉が三枚で三枚肉?
いえいえ、そうではありません。沖縄では豚のばら肉のことを「三枚肉」と呼んでいます。正確には皮付きばら肉です。そして軟骨や骨付きばら肉の場合は「ソーキ」と言います。
風車では三枚肉の煮込みをソバの具として使ってます。使用するのは皮なしのばら肉です。
皮付きのほうが沖縄らしいのですが、うっすら毛が生えていたりするのでお客様によっては (×_×;)ムムッ!と感じる方もいらっしゃるので皮なしなんです。
【 風車特製、三枚肉のつくり方 】
まずは下茹でです。
大きな寸胴を2つ並べ、たっぷりの水に三枚肉を入れます。沸騰したらていねいにアクをすくいながら約40分じっくり火を通します。
茹で上がった三枚肉を鍋から取り出し流水できれいに洗います。この時、お肉はアツアツの塊なので火傷に注意が必要です。
きれいに洗ったら10センチ位のブロックにブツブツ切り分けます。実はこの時ちょっとだけ快感です。切り分けておくことにより余分な血を出したり早く冷ますことができます。
次に、煮込み汁となる出汁を作ります。醤油、泡盛、黒糖、水を風車伝統の割合で調合し、圧力鍋の中で混ぜておきます。分量はその時の三枚肉の量によって加減します。
三枚肉のブロックが冷めたら一口サイズに切り分けます。後に圧力鍋で煮込むのですが、その際に煮崩れしないよう絶妙な大きさに切らなければなりません。
煮崩れを恐れるあまり分厚く切るスタッフもいますが、お客様にとってはラッキーですね。
すべて切り終えたら2台の圧力鍋で一気に煮込みます。鍋に圧がかかりシュッシュッと鳴りだしたら家の外まで美味しそうな香りが漂います。
このあたりでちょうど11時頃。今日のランチは三枚肉たっぷりのソバにしよう!と決めます。
圧力鍋の火を止め、圧が下がり切るまで約15分。いよいよ完成です!
黒糖を使うことにより、まろやかな味わいと美しいあめ色に仕上がった三枚肉たちが「美味しいわよ~」と自慢げに輝いてます!と私には思えてなりません。
どうですか?
ここまで手を掛けなくても市販の三枚肉を使えば楽でいいのに、と思われる方もいるかと思います。
しかし、遠路はるばる西表島へ遊びにいらして、そのうえ風車を選んでくださったお客様のために、少しでも手間ひまかけたサービスをしたいとの気持ちから自家製三枚肉にこだわり続けています。
現在、この三枚肉をご提供しているのは「わくわくランチ」付きのコースのみです。
お口の中でホロリとくずれる柔らかい三枚肉はおかげさまで好評いただいてます。ぜひ一度ご賞味あれ!
サンガラの滝 2014年2月16日
【 癒しの滝、サンガラの滝 】
西表島の船浦湾に注ぐ西田川(ニシダガワ)の上流に「サンガラの滝」があります。「サンガラ」とは鳩間島の言葉で「傾斜」を意味するそうです。
ちなみに鳩間島は西表島の北にある小さな島で「瑠璃の島」とも呼ばれています。
【 なぜ西表島の滝なのに鳩間島の言葉が使われるの? 】
昔、西表島にマラリアがまん延していた頃、鳩間島の住民が「サバニ」と呼ばれる沖縄伝統の漁船で海を渡り、船浦湾周辺の土地へ田畑を耕しにきていたそうです。
そして、サンガラの滝の上流から木を伐採して運んでいたというお話です。
そんな鳩間島の先人たちの歴史を感じながら滝へアプローチすると感慨深いものがあります。観光する際の物の見方も変わるかもしれませんね。
ちなみに風車のある船浦は鳩間島出身の方が多い集落でもあります。
【 サンガラの滝を訪れるには… 】
サンガラの滝へは片道約40分のカヌーと約20分のトレッキングで行くことができます。一見お手軽に感じるコースですが以下のような注意点があります。
●カヌー
北風の影響を受けやすい場所を漕ぐので「ミーニシ」と呼ばれる北東の風が強くなる秋以降は、風の弱い日でないと大変なことになります。漕いでも漕いでも前に進まない!みたいな…(汗
また、干潮時は船浦湾が干潟になります。もし、お昼頃が干潮の日はカヌーを引っ張って歩く必要があります。干潟の自然観察ができてそれはそれで楽しいのですが、暑い日はちょっと(いや、かなり…)大変かもしれません。
●トレッキング
長雨が続くと道がぬかるみ、かなり滑りやすくなります。小さなお子さま連れは特に大変です。また、増水時は滝に近づけなくなります。
【 行ってきました、サンガラの滝! 】
北風も弱まった今日、お客様もおらず「さて、今日は何をしようか?」ということで、普段はあまり行かないサンガラの滝へ出かけてきました。
現在、風車ではサンガラの滝コースは扱っておりませんが、リピーターの方のご希望になるべく対応したいと思います。興味のある方はお問合せくださいね。
西表島へのアクセスについて(2014年2月現在) 2014年2月14日
※ご注意※
こちらの記事は2014年2月現在のものです。
最新の情報(2019年3月現在)につきましては こちら をご覧ください。
【 風車のすべてのツアーコースは石垣島から参加できます 】
石垣島から西表島を観光するには、まず石垣港へ行かなくてはなりません(当たり前ですが‥)。
少し前までは「離島桟橋」と呼ばれていましたが、今は「石垣港離島ターミナル」が正式名称のようです。
しかし、タクシーに乗ったら「港まで」や「離島桟橋まで」と言えば十分伝わります。レンタカーの場合はターミナル正面や周辺にコインパーキングもあります。
【 船会社について 】
ターミナル内には「安栄(あんえい)観光」 「八重山観光フェリー」 「石垣島ドリーム観光」といった3つの船会社の乗船券売り場があります。
現在(平成26年1月15日現在)、安栄観光と八重山観光は共同運航をしており、安栄観光の乗船券で八重山観光フェリーの船に、八重山観光フェリーの乗船券で安栄観光の船に交互乗船することができます。
例えて言うならANAの搭乗券でJALの飛行機に乗れますよ。といった感じです。
【 風車のツアーに参加する場合のご注意 】
風車のツアーに参加する場合は基本的には安栄観光で乗船券を購入してください。そして、ここからが重要ですよ。「上原」と「大原」をしっかり区別して読んでくださいね。
風車は上原港近辺にありますが、上原港は北風の強い日は欠航することが多く、その場合は約40キロ離れた大原港を利用しなければなりません。
その際、安栄観光で上原港~石垣港の乗船券を購入した方に限り、安栄観光が走らせる大原港~上原港の臨時バスに乗ることができます。
【 「安栄観光で買う」、「上原港~石垣港の乗船券を買う」 がポイント 】
共同運航している八重山観光フェリーで乗船券を購入しても、安栄観光の臨時バスには乗れません。八重山観光フェリーも臨時バスが走る便がありますが、安栄観光の方が数が多く使い勝手が良いのです。
どうですか? 上原港行きが欠航した際の交通事情、ご理解いただけたでしょうか。
【 離島めぐりをお考えの方 】
風車のツアーだけでなく、離島巡り(例えば竹富島や小浜島にも行きたい)も計画されている方は、フリーパスの方がお得な場合もあります。詳しくは安栄観光に直接お問合せください。
安栄観光のフリーパスは上原港航路欠航時の大原港~上原港の臨時バスに乗れますが、八重山観光フェリーのフリーパスは八重山観光フェリーの臨時バスを利用できないらしいので、ここも注意が必要です。
2月の西表島ってどんな感じ? 2014年2月12日
【 冬の沖縄ってどんなお天気だと思いますか? 】
ここ西表島の2月は寒い時もあれば暖かい時もあります。まっ、それは日本中どこでも同じですね。
基本的には北風が強く、肌寒い日が多いのが特徴です。空は晴れより曇りの日が多く、雨もそれなりに降ります。
つい先日まで気温が25℃前後あり、日中は扇風機をまわしていました。25℃といえば「夏日」です。そんな日は夕方になると蚊に刺されたり、夜になるとハブが出てきて驚かされます。まさに気分は夏モードです。
しかし2、3日前から夏モードが一転、冬モードになっています。朝の気温は15℃を下回り、最高気温は20℃以下。強い北風の影響で体感温度はさらに低くなります。
写真の大学生はかなり気合が入ってますね。通常、泳げるのは4月以降ですのでご注意を (^-^;
【 旅行前の天気の見方 】
もし、西表島へ旅行する前に天気予報が「西高東低の冬型の気圧配置…」という解説をしている場合は、「西表島は北風が強く寒いんだなぁ」と思ってください。
「関東地方は3月下旬並みの陽気で…」の場合は、西表島は東京の4月下旬頃の暖かさと解釈してよいかもしれません。
石垣島、西表島へ旅行する際、カヌーツアーの服装や現地の天気など、わからないことがあったらお気軽にご相談くださいね。
西表島のハブ 2014年2月7日
【 西表島には毒蛇のサキシマハブが生息しています 】
ツアー中に思いがけず出会ってしまうサキシマハブ。本来は夜行性の生き物なので、昼間は踏んだりむやみに刺激しない限り噛まれることはありません。
【 ハブを踏む!? 】
あえてハブを踏む人などいませんが、足元が草むらや藪を歩くときは注意が必要です。
ツアー中に歩くトレッキングコースは、基本的にはしっかり足下が分かる場所を歩き、ハブに限らずハチや毛虫、ムカデなど危険生物を確認しながらガイドが先導します。
風車の全ガイドは赤十字救急法救急員の資格を取得し、万が一に備えツアー中はファーストエイドキット(応急処置セット)を携行しています。
とはいえ、ジャングルで出会いたくない生き物No.1ですね。