<西表島の日常> カテゴリーの記事
西表島で突然の停電…でも焦らないで! 2023年11月11日
皆さまこんにちは!
本日早朝のこと。
「さぁ、一日がんばるぞっ!」と思いきや、西表島では早朝の停電に見舞われた地域がありました。時刻は午前5時50分頃。ブログタイトルは「突然の停電…焦らないで!」ですが、正直、焦りました(笑
沖縄といえば夏の台風。台風といえば停電ですが、離島の西表島では何でもない時にいきなり停電になることが年に数回あります。
◆予期せぬ停電の対処法
もしも西表島に滞在中、突然の停電に遭遇した時の対処方法をお知らせします。
1. まずは落ち着く
食事中、入浴中、帰り支度中、いろんな状況が考えられますが、まずは落ち着いてください。
2. 周囲の状況を確認
ホテルの部屋にいる場合は、一度、外の様子を確認しましょう。停電は数分で復旧することもあるし、30分以上停電することもあります。
- 自分の部屋だけ電気がつかないのか
- 周りの部屋も停電しているのか
- 自分のホテルだけ停電しているのか
- 周りのホテルも停電しているのか
3. 沖縄電力の停電情報を確認
沖縄電力の停電情報へアクセスすると、停電中のエリアや復旧作業の状況を確認できます。
◆復旧? 再停電? 油断は禁物!
電気が復旧したらホッとします。しかし、それが完全復旧かどうかはわかりません。たまに再停電することもあります。停電が復旧しても数時間は油断せずに次の停電に備えておくことをおすすめします。
◆まとめ:旅行中の停電について
西表島で生活をしていると突然の停電はよくあるので、懐中電灯などの準備は各家庭で当たり前のようにしています。しかし、旅行で来られている皆さんにとって、台風以外の停電は驚きですよね。
まずは宿泊先のホテルで部屋に懐中電灯が備えているのかどうかを予約時に確認をしておいてください。そしてチェックインをしたらその懐中電灯が正常に作動するのかどうかのチェックも必要です。
何より西表島は外灯が少なく、夜道は懐中電灯なしでは歩けないくらい暗いので、ヘッドライトなどを携行しておくことをおすすめします。ただでさえ暗い夜道で停電すると、足元にハブが出ても気づかないですよ。
ちなみに台風の際の停電は長時間(場合によっては24時間以上)も考えられます。台風接近時の停電対策とはまったく別物ですので、またの機会にお伝えしますね。
ラーメンを食べている時、入浴中にシャンプーをしている時、食事を作っている時、テレビ番組のいいシーンの時、スーパーで買い出しをしている時、などなどいろんなシーンで停電に遭遇することがありますが、旅の土産話になるよう、まずは落ち着いて停電に対処しましょう。
西表島のランチ事情について 2023年10月26日
こんにちは!
本日は当店が考える “西表島のランチ事情がわかると半日ツアーは早めの出発がおすすめ!”となる理由についてお話しいたします。
◆西表島で見かける日常の風景
ホテルでしっかり朝食をとってもお昼になればお腹はすく。ランチもお腹いっぱい食べれば眠たくなる。そして眠たくなったら寝ればいい。
南国のリゾート地、石垣島ではどこのお店でランチを食べようかとインスタなどでチェックをしている方が大勢いるはずです。
その石垣島からフェリーで約1時間の西表島上原港周辺。
お昼時になると、ある光景をよく見かけます。それは…お食事処にできる行列です。
◆上原港から徒歩5分以内のお食事処
西表島の北の玄関口である上原港周辺にはいくつかのお食事処があります。ここでは上原港から歩いて5分以内にあるお食事処を、上原港から近い順にご紹介いたします。
<デンサー食堂>
上原港から県道に向かってすぐ。オレンジ色が映える建物が特徴のデンサー食堂。
<西表の少年>
デンサー食堂のとなり。オープンカフェスタイルの西表の少年。
<ラフラガーデン>
上原港を出て県道を右に行くこと約60メートル。3階建てビルの2階にあるラフラガーデン。
<新八(しんぱち)食堂>
上原港を出て県道を左に行くこと約100メートル。青い壁が特徴の新八食堂。
これらのお店がメイン道路沿い(県道215号線)にありますが、12時から1時のいわゆるランチタイムの間が非常に混み合います。
その理由はどのお店も座席数が少ないというのもあるのですが、一番の理由、それは多くのショップの半日ツアーが終わる時間がほとんど一緒だからなのです。
◆石垣島からの日帰りツアー
西表島で開催されるアクティビティツアーの多くは石垣島からの日帰り参加が多く、その中でも、半日ツアーの客さまの多くは石垣港を8時30分に出発する便に集中して乗船されます。
その証拠に八重山観光フェリーと安栄観光、ともに通常より大型のフェリーで運航しています。それらの船が到着する9時20分頃が、上原港が一日で一番賑わう時間帯となります。
そして西表島のホテルに宿泊されている方もフェリーの到着時刻に合わせてのお迎えとなります。
その後は、各社とも9時30分頃~12時30分頃といった同じ時間帯にツアーを進行するので、港もフィールドもツアー終了後のお食事処も集中的に混み合います。
◆西表島に宿泊されている方へのおすすめ
トレッキングのないカヌーだけのマングローブカヌー体験コースは、8時30分開始と9時30分開始があります。開始時間はご予約いただいた先着順で決まりますので、9時30分開始のご予約が入ると、その日の8時30分開始は受付終了となります。
西表島にご宿泊されている方にとって9時頃のお迎えは「ちょうどいい」のではないでしょうか。実際に当店のご予約も9時30分開始が人気です。
しかし、出発時間がたくさんの他社ツアーと重なり、混み合うフィールドでカヌーを漕ぐ現実があります。
西表島に宿泊されている方は石垣島からの日帰り参加の方たちが少ない早めの8時30分出発のツアーがおすすめです。
観光スポットが混み合う前にのんびりと楽しむことができるのは西表島に宿泊した人のメリットではないでしょうか。
◆早めのツアーで早めのランチ
早めにツアーを開始をするとツアーもお昼前には終了します。そして、そのメリットはランチタイムにも生かされます。
12時すぎに行列ができるお食事処も、11時30分頃の開店直後はさすがに混雑前です。
観光地のお昼時は早め早めの行動で座席確保が必要です。特に家族やグループなど大人数の方は早めの昼食をおすすめしますよ。
◆ 飲食店に入る前のマナー
アクティビティツアーで川や海で遊んだ後に、濡れたまま、砂のたくさんついたサンダルのままでお店に入る方もおられますが、マナー違反となりますのでご注意ください。
そこで、当店ではツアー参加者の皆さまと飲食店とのトラブルを未然に防ぐための対策をとっております。
1. ツアー専用シューズ、ツアー終了後の履き替えサンダルをご用意
ツアー終了後、汚れたシューズは当店が用意したサンダルに履き替えていただきます。
2. シャワー室のご提供
必要な方はシャワーを浴びて完全に乾いた服に着替えたうえで、ご自身の靴に履き替えていただきます。
ツアー終了後は上原港近辺のお食事処へお送りすることは可能です。お昼をしっかり食べて、午後の西表島も楽しんでくださいね。
◆や〜なれど ふかなれ〜
ここで、マナーを守って安全に島旅を楽しんでいただくための参考となる動画を紹介させていただきます。
沖縄でご活躍のお笑い芸人ありんくりんのお二人を主人公に迎え、島での過ごし方がユーモアたっぷりに演出されています。
映像の中で何度も登場する合言葉「ピカフレ」と「や〜なれど ふかなれ〜」は
・ピカフレ → ルールとマナーを守ってピカリャ~フレンズになろう
・や〜なれど ふかなれ〜 → 家でのふるまいが外でのふるまい(沖縄のことわざ)
という意味です。ちなみにピカリャ〜とは竹富町の観光宣伝部長です。
実は当店も撮影スタッフの一員として協力させていただき、なんと風車オーナーのしゅうさんは俳優として出演もしています!
ピカリャ〜の魅力を半減させる名演技!…とまではいきませんが、出演は事実なので、沖縄の離島へ出かける方は動画を視聴しつつ島旅のマナーを学んでみてください。
ついでに素朴な演技を披露するしゅうさん探しも楽しみながら(笑
2020年 大晦日 in 西表島! 2020年12月31日
◆大晦日に寒波到来!
数日前からの寒波到来によって、ここ西表島でも最低気温が10℃近くまで下がって厳しい寒さに見舞われました。一年に数回しかない寒さです。
今日は危うく暖房のきいた部屋でダラダラと一年を締めくくってしまうところでしたが、防寒対策をしっかりして家族で海へ出かけてきましたよ。
なぜなら、海岸沿いには寒さで仮死状態となった魚たちがたくさん打ち上げられるのです。
◆一年の締めくくりは海の幸で
そして、この日一番の収穫となったのが島ダコ。夕飯のおかずには十分すぎるサイズです。
ニンニクとニラと一緒にバター醤油炒めにして、紅白歌合戦のNiziUを見ながら、年越しそばとあわせて美味しくいただきました。
寒波がやってくると海水温が一気に下がるので、普段、温かい海で暮らしている南国の魚にとっては、まさに命をかけた「試練」なんでしょうね。
◆今年一年ありがとうございました
未曾有の事態に見舞われた2020年でしたが、来年もまだまだ辛抱の日々が続くことになりそうです。
しかし、焦ることなく、やがて来る春に備え、風車らしく無理のない丁寧な営業を心掛けて2021年を過ごしていきたいと思います。
社会が混乱する中にあっても当店のカヌーツアーにご参加いただいたゲストの皆さまに感謝いたします。本当にありがとうございました。
来年も西表島カヌーツアー風車をどうぞよろしくお願いいたします。
石垣島や西表島に行ってもいいの? 2020年7月12日
未だ終わりの見えないコロナ禍ですが、アメリカでは今もなお感染者が増加しているのにディズニーワールドが再開されたそうです。まさに新型コロナウイルスとの共生を地で行く感じですね。
◆ 西表島の今
一方、西表島では6月下旬から徐々に観光客が戻ってきて島にもにぎわいが出てきました。
特にダイビング業界はリピーターが多いそうで、その方たちが何日も西表島に滞在することでホテルや民宿、ペンション、飲食店が活気づいています。
それに対し、ダイビングに比べてリピート率の低いカヌー業界は静かな毎日となっています。
ジャングルをトレッキングしたり山登りをする観光客も少ないので、今お越しのゲストは、八重山が一番輝く季節にフィールドを独り占めに近い状態でツアーを楽しむことができます。
肝心の当店はというと…ブログをじっくり書く時間があります笑
◆感染症拡大防止対策
さてさて、国は「Go Toキャンペーン」なるもので観光業の我々を救ってくれようと躍起になっているようですが、実際に来られる方には様々な心配があるかと思います。
石垣島や西表島の主要産業は観光なので、観光客にはウエルカムな島です。
しかし、コロナ禍の現在においては離島で大規模なクラスターが発生すると医療体制の崩壊が確実であるため、行政や観光事業所は水際対策を徹底しています。
西表島のある竹富町でも「新しい生活様式」を取り入れた感染拡大防止協力金の給付があり、マスクや消毒薬等の購入代金を補助してくれました。
当店でもそれを活用して協力事業所としての認定を受けました。今後も最新の情報を基に対策を強化し、感染拡大防止に努めてまいります。
◆石垣島や西表島に行ってもいいの?
7月12日 朝9時現在、西表島で観光客を制限しようという動きは見受けられません。
石垣島と離島を結ぶフェリーの中でしっかりマスクをしていただくというマナーを守ってもらえれば、それほど違和感もなく西表島に入ることはできます。
そして、新しい旅のエチケットも意識していただければ大きなトラブルはないと思います。
▼観光庁
新しい旅のエチケット
今年の西表島はとても暑い夏を迎えています。日中のアクティビティは熱中症が心配されますので、水分捕球をしっかり行ってくださいね。
◆しかし、状況は日々変わります
この数日の間に沖縄県においては数名の新型コロナウイルス感染者が発生しました。
8日には石垣島でも71日ぶりとなる感染者が確認され、沖縄本島の米軍基地においてはクラスターによって多数の患者が発生しており、感染拡大が脅威となっています。
幸い石垣島の感染者に濃厚接触者はいないとのことでしたが、これからも観光事業者はコロナウイルスの状況に一喜一憂しながら事業を展開していく必要があります。
そして、この社会情勢に対しては個人や一事業所の努力ではどうすることもできず、やはり石垣市や竹富町といった行政が主導となり、観光事業者が全面的に協力していく体制が必要だと思います。
今は当店も営業自粛中に作成したガイドラインの遵守と強化に努めることしかできませんが、竹富町から観光客に向け再度、来島自粛のお願いが発表されたら、それに従い営業を自粛する予定です。できればそうならないことを祈りますが…。
◆おすすめは石垣市長のTwitter
コロナ禍の真っただ中、情報収集にとても役立ったものの一つとして、中山よしたか石垣市長のTwitterがあります。
日々変わりゆく状況の中、一日に何度も発信されるツイートは竹富町民にとっても当事者意識が感じられる、参考となるものばかりでした。
八重山旅行を計画中の方は、ぜひ中山市長のツイッターをフォローしておくことをおすすめします。
◆それでもお悩み方はご相談ください
「ネットじゃ解決できない…」「どうしても現地の生の声が聞きたい!」という方は、どうぞ当店までお気軽にご相談ください。
私たちが可能な限り具体的な提案をさせていただきたいと思います。
→メールによるご連絡はこちら
<担当> 大谷(おおたに)
ピカリャーカードについて 2020年1月17日
ここ竹富町ではピカリャーカードというご当地ポイントカードがあります。
最近は机の引き出しにしまったままで使う機会がほとんどなかったのですが、先日、竹富町観光協会からカードサービスの開始5周年を記念して、限定品のクリアファイルとレジャーシートが届きました。
世の中にはたくさんポイントカードがありますが、ポイントカードのポイントを使わずともプレゼントを受け取れるなんて、気前が良すぎる竹富町ですね。
◆ピカリャーとは?
ところで「ピカリャー」という言葉、皆さんはご存知ですか?
(もうバレてると思いますが…笑)
実は、竹富町のゆるキャラアイドルのことなんですよ。
いったい何者?という方はこちらをご覧ください。カワイイですよー!
◆ピカリャーカードのおさらい
私自身、勉強し直す意味でピカリャーカードについて調べてみると、竹富町観光協会のサイトに詳しい情報が載っていました。
また、YouTubeでは竹富町の名所を巡るピカリャーの愛くるしい姿も紹介されています。
◆ピカリャーカードのつくり方
5年前にどのようにしてカードを入手したのかはうろ覚えなのですが、現在はネットから申込みをして、郵送で入会申込書を取り寄せるみたいです。
つまり竹富町内でのカード発行はできなさそうなので、欲しい方は旅行の出発前にカードを作らないといけないのです。
石垣空港や石垣港で発行ができるといいんですけどね…。
◆ピカリャーカードの使用例
あなたがもしピカリャーカードを持って竹富町を旅するとしたら、様々なシーンで利用することができます。
まず、旅の拠点である石垣港で船のチケットを購入する際は、忘れずにピカリャーカードを提示してください。
→ <ブログ> 西表島へのアクセスについて
西表島に到着した後も食事や買い物でご利用できます。
もちろん風車スタッフお勧めのキッチンイナバさんでも使えますよ。
→ <ブログ> キッチンイナバ ~西表島のおすすめレストラン~
他にもダイビングや宿泊、買い物などにも利用できる便利なカードです。
◆旅のお供にピカリャーカード
西表島で生活する人にとってはカードを使うチャンスが限られるのですが、竹富町の島々を観光で巡られる皆さんにとってはそれなりに利用のシーンがあるのではないでしょうか?
そもそもこのカードはポイントを貯めてお得に旅をしようという目的ではなく、「美しい自然や動植物、伝統芸能や文化が息づき守られている島々を応援するために作られたサポーターズカード」と竹富町観光協会のサイトに明記されているので、ファンクラブのメンバーズカード的な位置づけで使う楽しみを目的にされると良いかと思います。
あなたも旅のお供に一枚つくってみてはいかがですか?
5月の西表島ってどんな感じ? 2019年4月20日
西表島の観光業が一年の内で(年が明けてから)最初に賑わう季節といえば、やはりGW(ゴールデンウィーク)です。
しかも今年は10連休!
どこのお店も「準備万端。よっしゃこい10連休っ!!」な気持ちでGWを迎えたことでしょう。
◆5月といえばゴールデンウィーク
西表島の玄関口である上原港も大原港も、フェリーの到着が近づく頃になるとツアー会社はもちろん、ホテルやペンション、レンタカーの送迎車が押し寄せて大混雑になります。
まさに“The 観光地”といった風景で、夏のシーズンさながらの雰囲気です。
しかし、浮かれてばかりはいられません!
GWは八重山地方の実質的な梅雨入りの季節でもあり、天気が猫の目のようにコロコロと変わるのです。ツアー当日の天気を前日の日中からチェックしたり、日によってはツアー当日になっても数時間先の空模様を細かくチェックします。
雨の降り具合を見てコース内容を変更する場合もあり、GW期間中は特に天候の急変を念頭に置いて一日を過ごすのです。
◆島にのどかさが戻ります
GWが終わると西表島はびっくりするくらい静かになり、早朝に響くアカショウビンの声に耳を傾ける余裕も戻ってきます。
→アカショウビンについて(日本野鳥の会HPより)
日中は車の往来も一気に減り、セミの鳴き声や鳥のさえずり、遠くで響く馬や牛の鳴き声に何とも言えぬのどかさを感じるのです。隣のヤギが草を食べているだけなのに、飽きもせずボーッと見入ってしまいます。
一日が24時間ではなく30時間になったのかと錯覚するくらいゆったり、のんびりとしたムードに包まれます。
また、GW中はランチやディナーの席を確保するのに苦労しますが、もう予約無しでも入れるお店がほとんどです。
GWが明けたら、思い描く離島の姿そのまま、のどかな気分に浸ることのできる時期になりますよ。
◆梅雨はどうなの?
例年、5月初旬から6月下旬頃が梅雨となりますが、意外に晴れている日の方が多いような感じがします。
もちろん雨の一日になることもありますが、晴れれば気温は30℃を越え、夜になっても25℃を下回らない熱帯夜となります。
エアコンのお世話になるのも5月からです。
この時期、せっかくの旅行が雨ばかりだと残念な気分になりますね。もちろんアクティビティツアーを提供している私たちも同じです。
ただし、西表島はダムのない島ですので、定期的に雨が降らないとすぐ渇水してしまいます。
雨も自然の恵みの一つです。
ポツポツ程度の小雨だったら「涼しくていいや」と気持ちを切り替え、雨で潤った西表島を楽しんでください。
◆ツアーの予約は直前でも大丈夫?
とはいえ「天気が心配なのでツアーの予約を何日も前からできないなぁ。」というお声もあります。
GWが明けたらひと時の閑散期に入るので、数日前のご予約でも大概OKです。
天気予報をこまめにチェックしながら、何かご心配な点がありましたら当店までお気軽にお問い合わせください。
◆5月の服装
完全に夏服です!
晴れたら帽子、サングラス、日焼け止めは必須アイテム。夜の散歩も夏服でウロウロすることができます。
ただし、どこへ行ってもクーラーが使われ始める時期でもあり、特にフェリーの中は冷房が効きすぎて体がカチンッ!と凍るほど寒い場合もあります。
寒暖差で体調を崩してしまっては、せっかくの旅行も台無しです。
薄手の上着や素足にサンダルの方は靴下をバッグの中にしのばせておくと良いとでしょう。
◆<まとめ>5月の西表島
海開きのある3月下旬は晴れた日でないと実際に泳ぐのは厳しいのですが、5月もGWを過ぎた頃からは夏日が続き、海でシュノーケリング、川ではキャニオニングや滝遊びも楽しめるようになります。
梅雨の天気に左右されてしまうのは事実ですが、観光客が少ない穴場的な意味としては八重山を旅するには最高の季節でもあります。
西表島に宿泊されるならナイトツアーに参加するのも良いでしょう。残念ながら風車は朝型人間の集まりなのでナイトツアーは開催していませんが…笑
4月の西表島ってどんな感じ? 2019年3月20日
本日、娘が通う西表島の小学校では卒業式が行われました。
別れ、旅立ち、巣立ち…。
ちょっとセンチメンタルな気分になる今日この頃ですが、4月になるとすぐに入学式、新学期、新年度、入社式と、何かとワクワクする季節に突入します。
今日は、その4月に西表島に遊びに来られる皆さんに参考になれば嬉しいな~。と思いつつ、4月の西表島について書いてみたいと思います。
◆ダイナミックすぎる気候!
4月の西表島。皆さんはどんなイメージが浮かびますか?
やはりガイドブックの写真によくある青い海、青い空かもしれませんね。
しかし、実際の4月の西表島はいろいろな季節の顔を見せてくれます。
<4月上旬>
4月10日頃までは冬のように北風が強く、雨も降って気温も20℃前後。曇り空の日も多いのが特徴です。服装も薄手のジャンパーを着ないと肌寒く感じることもあります。
もちろん晴れる日もありますが、そんな時は初夏の陽気で夜明け頃はアカショウビン、日中はイワサキクサゼミ(写真)がよく鳴きます。
潮が引いたらもずく採りに出かけるのも楽しいですね。
そして2月の中旬頃から始まっていたヤエヤマヒメボタルによる乱舞のピークが終わる頃です。
<4月中旬>
西表島に限らず沖縄が一年で一番過ごしやすい時期ではないでしょうか。いわゆる “うりずんの季節” を実感できます。
日中は30℃近くまで上がり、かといって倒れるほどの強烈な日射しではありません。東よりの風も心地よく、ビーチでボーっとしたり、夕暮れ時には釣りをするには最高です。
ちなみに真夏のビーチは暑すぎてパラソルやサングラス、冷たいドリンクがないと長時間くつろぐことは不可能です。
レンタサイクルやレンタルバイクに乗ってブラブラ散策するのも一番快適な季節です。もちろんカヌーツアーも最高です!
日中の服装は夏服でOK。夜は薄手の上着があれば充分でしょう。
夜のお散歩も楽しいですよ。ただしハブも活動的になってきますので、ヘッドライトや懐中電灯をお忘れなく。
<4月下旬(GW前半)>
当店のツアーでもっとも神経を使う一週間が始まります。
4月の中旬は西表島を訪れる人も少なく「なんでこんなに天気がいいのに誰も来てくれないのかねえ~」みたいな話をよくします。
しかし、GWに入ると一転。一年で一番、大勢の観光客の皆さまが集中して島を訪れ、島は一気に賑わいます。
無人売店にはピーチパインが山積みになったり、スーパーのレジに行列ができたり、夕食時はレストランの予約が取れなかったり、車が3台以上もつながって走っていたり。
前年の夏以来の賑わいに活気はでるのですが、空模様はドヨーン。。としてくることが多いのです。
そうです!
沖縄はGW頃が梅雨入りなのです!!
前線の影響で天気が崩れやすいので雨降りのツアーになることもあり、場合によってはGWなのにツアーが完全に中止になることもあります。
GWに沖縄に来られる皆さんは天気予報とにらめっこする事を忘れないでください。
◆4月は夏の準備期間
西表島で暮らしていると4月の過ごし方はとても重要です。
秋から冬にかけては曇り空が多かったので肌はすっかり白くなりますが、うりずんの季節に入ると外で活動的に過ごす機会が増えるので、用心しないと一気に日焼けしてしまいます。
肌へのダメージも考えながら、4月から徐々に日焼けして下地をつくることで、夏の始まりにはきれいな小麦色のお肌に変身します。
これなら夏の西表島でよく見かける「いきなりの日焼けでやけど状態」という失敗はありませんよ。
そして、この時期にもずくを採っておくことで、家庭ではなんとなく安心感が生まれます。
自分で食べる分はもちろんですが、家族や友人に送っても喜ばれるもずくです。
来シーズンまで持たせるためにはバケツ一杯、いや二杯分以上はストックしておきたいですね。
健康的な食材であるはもずくは、酢の物、天ぷら、雑炊などレシピも豊富で、エンゲル係数と血圧もダウンさせてくれます。そして何より春の訪れを皆に知らせてくれて、オフシーズンモードからハイシーズンモードに気持ちスイッチを切り替えてくれるのです。
人も自然も生き生きとするのが4月です。
◆<まとめ>4月の西表島
どうですか?
4月の西表島について何となくイメージが浮かびましたか?
当店のカヌーツアーも4月中はGWにあたる日以外はほとんど予約が入っていません。
空模様の変わりやすい時期なので、ツアーの2日前、もしくは前日にご予約をされる方が多く「天気を見てから決めたい」というのはごもっともです。
それでもツアーは定員制なので直前の予約では対応できないこがあるかもしれません。
爽やかな初夏の陽気に包まれたジャングル体験に興味がわいたら、当店までいつでもお気軽にご相談くださいね。
→ メールでのお問合せはこちらまで
ツアーの無い日は何してる? 2017年6月9日
こんにちは!ガイドの星です☆
八重山地方では梅雨明けを知らせるツマグロゼミが鳴き始め、西表島もここ最近は快晴が続いています。
少し車を走らせるだけで気持ちの良い景色を見ることができ、この島にいることの幸せを感じる瞬間です。
◆ツアーの無い日はこんな感じ
今日はツアーが無かったので事務所での内勤作業。草刈りと屋根の修復を行いました!
西表島は面積の90%がジャングルだと言われている通り、植物が大変元気に育ちます。店舗までジャングルになってしまっては困るので私達は定期的に草刈りを行います。
ガソリン式の刈り払い機を使って作業を進めます。草むらの中にはいろいろな生き物達も棲んでいるので、慎重に行います。
続いて屋根の修復!
今使っている店舗は少なくとも平成生まれの私が生まれる前からあったであろう建物なので、当然ながら老朽化も進んでいます。
雨漏り対策の為、ひび割れが起きている部分に建築用セメダインをコテで塗って行きます。
普段登らない屋上からの景色は、晴れていることもあって最高に気持ちが良いです。
「ツアーがない日は何をしてるの?」という質問をいただくことがありますが、草刈りや店舗の修復、清掃作業の他にもパソコン作業なども行っています。
どれもこれも万全な状態でお客様をツアーにご案内するための準備です。
これからは晴れの日が多くなり、西表島の良さを体感するには最高のシーズンになっていきます。
ぜひ遊びに来てくださいね〜!
【大寒波ドキュメント・後半】大寒波の置きみやげ 2016年1月25日
40~50年に一度の寒波の影響は強大で、24日には石垣島とその周辺離島を結ぶフェリーが全便欠航となりました。冬場に全便欠航するなんて記憶にありません。
もちろん風車のツアーも中止です。お客様にとっては残念な結果になりましたが、波浪警報も発令されていたので仕方ないかもしれませんね。
昨日に引き続き、大寒波が到来した西表島の様子をご紹介します。
◆1月24日 早朝の浜辺を歩く
これまでも寒波が来る度に「寒さのため魚が砂浜に打ち上げられました。」というニュースが伝えられてきました。
魚が仮死状態になるほど寒いと、私たち人間にとってもかなり厳しい(寒い)状況です。外出は避け、家にこもり背中を丸めてひたすら暖を取ります。
しかし、今回は数十年に一度という別格の寒波ということもあり、夜明け前に浜辺へ向かいました。剣道でいうところの「寒稽古」のノリです。
後で調べたらその時の気温は10℃だったそうですが、強力な北風がビュンビュンあたる海岸での体感温度は完全に10℃以下です。あっという間に耳がちぎれるほど冷たくなり、指先もかじかんでしまいます。
「これぞ寒波じゃ!」と、寒くて辛いくせに、まんざらでもないのが不思議です。
波打ち際には小さな魚が何匹か打ち上げられていましたが、期待するほどではありません。大きいものはすでに拾われてしまったのでしょうか?
そして、なぜかインスタントのラーメンの袋を発見。バーコードには国番号69とありましたので、どうやら中国から流れ着いたみたいです。
上海のスーパーで買い物を済ませて家に帰る独身サラリーマン → たまたまコケる → 買い物袋からインスタントラーメンが川(おそらく黄浦江)に落ちる → どんどん川を下り海に出る → 東シナ海を漂う → 西表島の浜辺に流れ着く…
そんなことを考えながら再び歩き出したけど、持って帰るほどの魚は見つかりませんでした。
ちなみに右側の白いタキシード姿で左ジャブを決めてる男性を調べてみたら、やはり中国の俳優で胡海泉(フー・ハイチュアン)さんという方でした。
ググってみると、アナウンサーの宮根誠司さんにそっくりだという記事も見つけました。確かに似てますね!
◆1月24日 一日家でのんびり家族と過ごす
悪天候、船の欠航、ツアー中止、そして日曜ということもあり、心置きなく仕事を休むことに決めました。
内地だと休日はイオンタウンに出かけてブラブラ歩き、フードコートで銀だこをつつきながらおしゃべりを楽しんだりするのでしょうが、ここ西表島ではそうもいきません。
船が欠航すれば物流も停止して、島には一切の物資が届きません。スーパーに行く用もなければ、外を出歩くわけでもありません。
海岸を散策した後は暖かい部屋でダラダラしながら、年末年始に撮りだめていたビデオを観て一日が終了。厳寒の寒さ(私にとっては)とは反対に、私自身は心も体も温かい休日を過ごしました。
ただ一つ、奄美大島で雪が降ったというニュースには少々ジェラシーを覚えました。
西表島もこんなに寒いのにぃー!ヽ(`Д´)ノプンプン
◆1月25日 まだまだ続く寒さ
この日も朝一番から魚を探しに浜辺へ出かけました。
なんせ明日からは気温が上昇し、木曜日の最高気温はなんと26℃の予想です。夏日です!
つまり、次にこの「寒波」を体験できるのは何年後?何十年後?いつの日になるかわからないほど遠い未来の話かもしれないのです。
気温8℃。「数十年に一度」というキーワードにときめく私にとっては快感すら覚える寒さです。
そして昨日と同じ海岸を歩いてみると、昨日よりも多くの魚が打ち上げられていました。丸一日以上、つめたーい海で耐えた南国の魚たちでしたが、ついにギブアップしたのでしょう。
しかし、やはりどれもサイズは小さめ。ウミヘビも写真ではわかりづらいですが、体長わずか20センチほどです。
やっぱりダメか~…。
うなだれながら帰ろうとしたその時、今までとは明らかに大きさの異なる、晩御飯には十分なサイズの魚を発見したのです。しかも私の好きなミーバイを!
直前まで小さな魚たちを気の毒に思っていたくせに、一気にテンションアップです!
結局、おかずにできるサイズはこのミーバイ一匹だけでしたが気分は上々。娘が学校から帰ってきたらふんぞり返って自慢しようと思います。
◆まとめ・大寒波を体験して
- 早起き必須!いの一番に海岸を歩く者は果報あり!
- 暖は火で取るべし、エアコンでは限度あり!
- 灯油を切らすことなかれ!
- 南国の雪が見たけりゃ難儀せずこまめに空を見上げるべし!
- 寒いからといって昼寝をし過ぎることなかれ、一人の夜は寂しかれ(特に小学生)
【大寒波ドキュメント・前半】西表島に雪よ降れ! 2016年1月24日
平成28年1月23日から、西表島、石垣島も稀に見る寒波に見舞われています。
ここ西表島でも、一冬に数回は気温が12℃位にまで下がってストーブが大活躍する日がありますが、今日のテレビやラジオの報道によると、今回の寒波は尋常ではない、全国的にみても40~50年に一度レベルの寒波であると警戒モードで伝えられていました。
沖縄へ移住して17年。
耳たぶがちぎれるほどの寒さを忘れてしまった私にとって、このニュースは心配というより「西表島にも雪が降るかも!?」と内心ワクワクしてしまいました。
◆1月22日 石垣島に宿泊
22日は石垣島での銀行や役所まわり、図書館へ本の返却などの用事を済ませて、そのまま宿泊しました。
次の日にお店の買い出しをして最終の船で西表島へ帰る予定でしたが、寒波の影響で海は大時化。波浪警報も発令され、台風以外で欠航することは無いと言われていた西表島の大原航路がお昼からストップしてしまいました。史上初の出来事です。
そのため、ホテルでの朝食を済ませ急きょ、西表島に帰ることにしました。
買い出しもまだだったので23日も石垣島に泊まろうかと思ったのですが、次の日に石垣島マラソンが開催される関係でどこのホテルも満室状態。
また、経験したことのない大寒波の影響で航路がいつ再開するかもわからないので無理は禁物と判断。残念ですが西表島へ帰ることにしました。
◆1月23日 午前11時
欠航前の最終便である石垣港11時発の大原港行きの船は、すでに時化の影響で出発早々に大揺れです。乗り物に弱い方にとっては「試練」のような状態。これから欠航するのも納得です。
冬場は北風の影響で西表島の北側を目指す上原航路は頻繁に欠航します。かたや大原航路は西表島の山々が北風をさえぎってくれるので、台風以外で欠航することはありません。という今までの常識が覆された日でした。
◆西表島に無事到着!
大原港に到着すると、その船は折り返して石垣島への最終便となります。
港の待合所には西表島での観光を途中で切り上げたと思われる観光客の方たちが大勢船を待っていました。これは台風の接近により急いで島を出ていく夏の光景とまったく同じです。
島の人たちは初めての事に少しテンションが上がっていて、船会社の方も「冬に大原港が欠航するのは初めてだよ。」と言っていました。たしかに私も17年間の西表島生活でこのような記憶はありません。
上原港、大原港、どちらの航路も欠航になると西表島内の交通量は一気に減り、台風前と同じ静けさになりました。とはいえ、台風のケースと明らかに違うのは今が冬ということです。
◆南国の防寒対策
ここで今回の大寒波を迎えるにあたり、我が家が行った最大級の防寒対策をご紹介します。
- ファンヒーターの灯油を満タン(約4リットル)にする
- ホットカーペットを押し入れから出す
- スキー用の靴下を一日中しっかり履く
- 冷たい麦茶を飲まず、熱い緑茶やコーヒーを飲む
と、まぁ、これくらいでしょうか。
台風に関しては、その勢力や進路によって対策のレベルを自在に変えていきますが、まさか防寒対策を考える時が来るとは夢にも思いませんでした。
近くにユニクロがあればダウンジャケットでも買いに行ったのですが…。
◆西表島に雪は降るのか?
テレビのニュースでは「ひょっとしたら沖縄でも雪が降るかも?」とちょっとした騒ぎになりましたね。
気象庁のホームページを覗くと、夜7時頃から気温が10℃を下まわり始めたので「もしかして!?」という気分にさせられました。
我が家には7才になる娘がいますが、雪が見たいあまり30分毎に外へ出て夜空を見上げていました。
しかし残念なことに、気温が10℃近くあったので「みぞれ」になることもなく、冷たい雨のまま23日の夜が過ぎました。
つづきは明日のブログ 【大寒波ドキュメント・後半】 大寒波の置きみやげ をご覧ください!