<特産品/海と山の幸> カテゴリーの記事
The 亜熱帯的ミーティング! 2024年6月19日
こんにちは。
西表島風車のしゅうさんです!
当店では、ツアーが終わり、ゲストの皆さまをホテルや港に送迎した後、機材の片付けやベースの清掃、翌日のツアーの準備をします。
そして、それら全てが終了するとスタッフ全員でミーティングをします。
◆ミーティングのお供
風車のミーティングスタイルは、お茶やジュース、チョコやお煎餅などのお菓子をモグモグしながら、ツアー中のヒヤリハットの確認、面白ネタの共有をします。
しかし、ここ最近のミーティングには、な、な、なんと!マンゴーが登場するのです!!
(*゚Д゚*) エ..エライコッチャ
桃栗三年柿八年、我が家のマンゴー約十年…
10年以上、何の手入れもしなかった我が家のマンゴーが今年はなぜか豊作なのです!
ちなみに去年の収穫はゼロ。一昨年は小さいの2個だけ(涙
無農薬、無肥料、無手入れ、いわゆる “ほったらかしマンゴー” が、なぜ今年は大ブレイクしたのか? 答えはわかりませんが、これまで隣のグァバの木の方が価値があるな~と思っていたのですが、すっかり立場は逆転です。
◆戦いの日々
完熟したマンゴーは野鳥との奪い合いでもあります。大事に見守っていても人間より一足お先に食べてしまったり、突かれて落下したり。
ですので、ここ最近は夜明けから日没まで4時間ごとの見回り、朝と夕方にマンゴーの収穫をしていますよ。ちなみに、まだ完熟していない青いままの実はサラダにします。
次は来年なのか10年後なのか、いつまたブレイクするか分からないので、今年は落ちた実もくまなく拾い集めています。
傷んだ部分は切り落とし、食べきれない分は冷凍保存。無駄なくありがたくいただきたいと思います。
いつかゲストの皆さまにも食べていただきたいのですが…。そのためにもう2~3本、木を増やそうかな(笑
◆笑顔のミーティングを続けるために
甘く芳醇な香りのマンゴー食べながらも、ツアー中のヒヤリハットは確実に無くしていく必要があります。
良いガイドをして、美味しいものを食べながらのミーティング。これが理想ですね。
そして今日は西表島を代表する特産品、ピーチパインをお友達のカヌーツーリングあたらすさんより差し入れいただきました。ありがとうございます!
6月、7月の西表島はフルーツの最盛期です。暑い暑い夏の始まりを盛り上げてくれる最高の立役者です!
夏本番まであと少し…懇親会でBBQ! 2024年5月29日
こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。
先日、夏の本格シーズン突入前に英気を養おう!ということで風車メンバーでBBQ大会を開きました。
◆年に数回のおたのしみ♪
新スタッフ2名(立川、小倉)が入社してもうすぐ3か月。彼らは日々成長し、風車の貴重な戦力となってきています。
ツアーガイドは「経験」がとても重要ですが、では経験の少ないガイドはどうするのか…?
当店では「チームワーク」で経験の浅いガイドにも活躍してもらえるように協力し合います。
というわけで、今回の懇親会もチームワークを強化するのが第一の目的。
誰かと美味しいご飯を食べて栄養補給。エネルギーも絆も充填!
シンプルだけど皆が笑顔になれる幸せな時間ですね。
そして炭火番長の星くん。
回を重ねるごとに炭火の扱いも上達して、すべての食材を調理してくれます。
風車BBQでは欠かせない頼もしい存在です。
風車ではこうして年に数回、懇親会BBQを開催してスタッフ同士の絆を深めています。
◆スペシャルゲスト
そして今回はスペシャルゲストとして地元の小中学校の先生にもお越しいただきました。
若いガイドにとって、地元とはいえまったく違う職種の方とお話できる機会はなかなかありません。このような形で交流することで、ツアー中にお話しするネタを増やすこともできるので嬉しい限りです。
そして、そして!
先生から差し入れしていただいた竹富島産車エビの美味しさにスタッフ一同感激!!
西表島ではお目にかかれない海の幸、車エビ。
最後の一匹は忖度なしのジャンケンで誰の物にするか決めよう!となりましたが、なんと勝ったのは私、しゅうさん。
ここは若いものに譲って…なんてこともなく、ガッツポーズを決めて殻まで美味しくいただきました。
(*´༥` *) モグモグウマウマ
美味しいお肉と車エビを食べながら、ぜい肉だけでなく知識も吸収。とても有意義な夜でしたよ。
◆風車BBQに欠かせないお店
みんな大好きなBBQで欠かせない美味しいお肉。
風車では鹿児島県最南端の与論島にある「すみ火焼肉サム」さんから毎回お取り寄せしています。
こちらのお店、なんといっても店長であるナビさんの人柄の良さが伝わりまくりなのです。会ったことはないですが(笑
まずは、下の写真をよーく見てください。
わかりますか?
なんと、お肉に風車ロゴの焼き印が入っているのです!こんなサービス見たことありますか?
そして、美味しいお肉だけでなく「与論島」まで売り込んでくるのがナビさん流。
商品と一緒に直筆のお手紙、ポストカード、与論の塩など、季節によってさまざまですが「与論島」を感じる付録?おまけ?もいただけます。
ナビさん、しゅうさんの頭の中に与論島はいつか「行ってみたい観光地リスト」にしっかり入っていますよ。
いつもありがとうございます!
◆本格シーズンまであと一か月
夏のシーズンは初夏限定のサガリバナカヌーツアーがスタートする6月27日から始まります。まだ一か月も先と思われるかもしれませんが、もうあと一か月しかありません。
6月に入るとツアーは暇ですが、6月27日に向けて生活習慣を変えていく必要があります。
夜型から超朝型へ…。
とにかく早朝3時半にミーティングを行うので、3時には起床しなくてはなりません。
夜明け頃に元気のピークを持っていくためには、6月の中旬以降は夜更かし厳禁。安心安全なツアーを開催するにあたり、そこは控えるべき行動です。
◆5月末もなにかと忙しい
当店のメインフィールドであるピナイサーラのあるヒナイ川エリア。そこでガイドをするための「登録引率ガイド」の講習と試験が5月末から始まります。
風車の新人ガイドももちろん参加します。
本格的な運用は2025年春からの予定とのことですが、世界自然遺産に登録された後の西表島は様々な規制ができており、ガイドになるための基準が少しずつ高くなってきました。
「西表島エコツーリズム推進全体構想」に基づいて当店では適切にガイドを育成し、ルールに従ってツアーも開催していますが、これはあくまでも最低ラインの取り決めです。
現在115業者以上もあると言われている西表島のツアー業界で当店も生き残るため、ガイドの質の向上を常に目指さなくてはなりません。
今回の懇親会で風車の目指すべき方向がスタッフに伝わっていたらいいな…。と思ってるしゅうさんでした。
2020年 大晦日 in 西表島! 2020年12月31日
◆大晦日に寒波到来!
数日前からの寒波到来によって、ここ西表島でも最低気温が10℃近くまで下がって厳しい寒さに見舞われました。一年に数回しかない寒さです。
今日は危うく暖房のきいた部屋でダラダラと一年を締めくくってしまうところでしたが、防寒対策をしっかりして家族で海へ出かけてきましたよ。
なぜなら、海岸沿いには寒さで仮死状態となった魚たちがたくさん打ち上げられるのです。
◆一年の締めくくりは海の幸で
そして、この日一番の収穫となったのが島ダコ。夕飯のおかずには十分すぎるサイズです。
ニンニクとニラと一緒にバター醤油炒めにして、紅白歌合戦のNiziUを見ながら、年越しそばとあわせて美味しくいただきました。
寒波がやってくると海水温が一気に下がるので、普段、温かい海で暮らしている南国の魚にとっては、まさに命をかけた「試練」なんでしょうね。
◆今年一年ありがとうございました
未曾有の事態に見舞われた2020年でしたが、来年もまだまだ辛抱の日々が続くことになりそうです。
しかし、焦ることなく、やがて来る春に備え、風車らしく無理のない丁寧な営業を心掛けて2021年を過ごしていきたいと思います。
社会が混乱する中にあっても当店のカヌーツアーにご参加いただいたゲストの皆さまに感謝いたします。本当にありがとうございました。
来年も西表島カヌーツアー風車をどうぞよろしくお願いいたします。
西表島産・天然キクラゲでテンションUP! 2016年9月3日
◆ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)
こんばんは!ガイド大介です。
今日は久しぶりに「おぉ~♪」となる物を発見しました。
トレッキング中に天然のキクラゲが自生している倒木です。そう、あの中華食材のキクラゲです。
沖縄では「みみぐい」、鹿児島の沖永良部島では「みんぐそ」と呼ばれるそうです。
「みみ」は「耳」?
「ぐい」と「ぐそ」は音の響きがあまり美しくないですが、どんな意味なのでしょうか?
珍しい発見に沖縄本島から来られた皆さんも大喜びでした。
◆マングローブカヌー&キャニオニング体験
今日は私だいちゃんを含め、男だらけのツアー開催となりました!
若さみなぎる4名の男子大学生。
アシスタントの星くんも学生さんということで、アウトドアサークルのノリで勢いのある一日を過ごしました。
8月の終わり頃は水温が下がり、もう9月のキャニオニング体験は厳しいかな…と少し弱気なっていましたが、たった数日で、いい感じの「ぬるさ」に戻って滝遊びの楽しさを再確認しました。
西表島産の美味しい新米が届きました 2014年6月7日
みなさん、こんにちは!
先日、関東甲信地方がいよいよ梅雨入りしたニュースを耳にしました。こちら西表島では、すでに稲刈りのシーズンを迎えています。内地ではちょうど田植えが終わる頃でしょうか。
◆つやっつやの新米とどきました!
そして本日、西表島の米農家の方から今年度の新米25キロを届けてもらいました。
実は100キロ注文しているのですが、いっぺんに届けていただいても置き場所がないので少しずつ配達をお願いしているんです。
お米25キロで「少しずつ?」と思うかもしれませんが、これからカヌーツアーの観光シーズンに突入するので、参加者の皆さんにおにぎりを食べていただくと、あっという間に消費してしまうのです。
農家の方に教えてもらいましたが、新米はたっぷり水分を含んでいるので水を少なめに炊くのがいいそうです。3合のお米に対し2合分の水でいいとか。
西表島のきれいな水と空気で育ったお米でつくったおにぎりは最高に美味しいですよ。
ぜひ一度食べに来てくださいね!
▼風車特製おにぎりのお話はこちら
→ 風車特製おにぎり
西表島の天然もずくを求めて! ~収穫編~ 2014年4月16日
みなさん、こんにちは!
春休みの賑わいも過ぎ、4月の西表島はとても静かな毎日です。
◆夏のはじまり、4月の西表島
海びらきの頃に比べると更に気温も上がり、夜はクーラーなしでは寝られない日も増えてきました。これから続く長い長い亜熱帯の夏の始まりです。10月までクーラーには壊れることなく頑張ってもらいます!
今の時期、沖縄は「うりずん」と呼ばれる季節を迎えています。澄み切った青空が広がり、湿度もそれほど高くないのでカラッとした初夏そのもの。間違いなく一年で一番過ごしやすい季節です。
なのに、なのに…。ゴールデンウィーク前だから?観光で来られる方は非常に少なく、もちろん風車も開店休業状態です。
◆でも、いいんです! Welcome 暇!
なぜなら、待ちに待った「もずく」のシーズン到来です!!ということで、今日はスタッフ総出で「もずく採り」に行ってきました。
場所は風車のホームである船浦湾。ちなみにここのもずくは他の場所に比べると成長の時期が少し遅いような気がします。
一か月前に下見へ行ってから、どれほど成長したのか楽しみにしながらカヌーで出発しました。
※一か月前の様子はこちら
どうですか!?
防波堤の裏側に広がる青い海!!
◆もずく採りに一番大事なこと…
カヌーで漕ぐこと約15分でポイントに到着です。この日の干潮はお昼過ぎ。一番暑い時間帯で気温は27℃。水温もおそらく25℃以上あったと思います。
もずく採りにテクニックなどありません。一番大事なのは「マンパワー」です!
解放感あふれる広い海の真ん中で、黙々と淡々と何も考えず、ただひたすらもずくを採る。最高のストレス発散でテンションは上がるばかりです。
ちなみに、もずくは海の中をのぞいたらすぐにわかります。海藻や珊瑚の破片などにくっ付いて、ユラユラ~っと、ゆる~い感じに揺れています。
コレというもずくを掴みとり、砂や水草、紛れ込んでしまったカニなどを取り除いてからザルや洗濯ネットに入れます。
ひとすくいでこの位採れたら上等!
居酒屋ならこれで500円!?
ある程度採ったらしっかり水分を切り大きなタライやバケツに移します。とにかく、食べる時の事を考えながら、採る時点でゴミを取り除くのがポイントです。
◆二番目に大事なこと…
もずく採りを始めてから30分、二番目に大事な「根気」に問題が発生しました!
もずくを採る時の姿勢、いわゆる「中腰」に耐えれなくなってきたのです。「腰が痛くては戦はできぬ」という言葉は聞いたことがありませんが、まさにそんな感じです。
一気に収穫のペースが落ち、さらには徐々に潮が満ちはじめ…。最初ひざ下だった水位は、あれよあれよという間に太ももまで上がってしまいました。
ちびっ子はそろそろカヌーへ避難しましょう。
タライ2杯分が今日の目標でしたが、1杯にも満たず泣く泣く半分で終了…チーン!
◆車に載せるまでがもずく採り
タライを載せたまま、のんびりカヌーを漕いで港へ戻ります。港へ着いたら目の前に車があるので載せるのは簡単です。
ちなみに歩いて来た場合は、海から浜辺まで、えっちらおっちら手で運んでから駐車場に置いてある車まで運ばなければなりません。非常に大変な作業でヘトヘトになります。タライ半分のもずくでさえ、大人の男性一人では持てない重さなのです。
重さを量ったら、なんと10キロ以上ありました!
もずく採りは本当に楽しいのですが、採った後の事も考えながら量を調整しないと後で大変な目に遭うのです。
◆もずくの塩漬け
持ち帰ったもずくは長期保存できるよう、早速、塩漬けにします。海で採ったままのもずくを冷凍庫で保存するご家庭もあるそうですが、私の周りでは塩漬け派が多いかもしれません。それを証拠に、この時期、西表島のスーパーでは塩が品薄になることがあります。
塩の分量ですが、人それぞれレシピがあるようで、もずくの分量に対して10%という方もいれば30%という方もいます。その辺は曖昧なので風車でもその年の気分によって適当に処理しています。要するに正解はあってないようなものですね。
◆贈り物に最適!もずくの塩漬けの作り方 ~風車編~
1. 迷うことなく豪快に塩を投入
今回はタライ半分に対し塩3kgを使用しました。
塩の塊をつぶしながら大きく両手でかき混ぜます。冷たくてヌルヌルした感触がなんとも気持ち良いのです。
ほどなくすると、もずくの水分がジワジワと染み出て、取り除けなかった海藻や水草などのゴミが浮き上がってきます。丁寧にゴミを取り除いたらザルへ移します。
2. グルグルしてヌメリを取る
ザルに入ったもずくを手でグルグルかき混ぜます。大の大人が一心不乱にザルをグルグルしている光景は不気味ですが、こうすることで余分なヌメリがどんどん下へ落ちていきます。残ったゴミはさらに取り除きます。
これが最後のゴミ取りなので真剣に行います。
3. ビニール袋に小分けする
グルグルが完了してきれいになったもずくを袋詰めしていきます。一袋に800gほど入れ、なるべく空気を抜いてから口をギュッとしばります。そして、念のためもう一度ビニール袋に入れたら「西表島産天然もずくの塩漬け」の完成です。
そして今回は20袋の塩漬けが完成しました!
直射日光のあたらない場所であれば、常温でも約1年は保存可能といわれている塩漬けもずくですが、なるべく早めに消費するようにしています。やはり生ものですからね。
◆ぜひ春も西表島へお越しください
沖縄といえば夏のイメージですが、春にもこんな楽しみ方があるのをお分かりいただけましたか?
私も移住するまでは「もずく」の事なんて深く考えたことがありませんでした。ましてや全国消費量の99%が沖縄県産だったとは驚きです。
もし、みなさんが春に沖縄を旅行する機会がありましたら、ぜひ「もずく採り」も体験してほしいと思います。
西表島のお米 2014年4月14日
みなさん、こんにちは!
西表島にはたくさんの田んぼがあります。
南国沖縄とはいえ、水をはった田んぼを見るとホッとするのはやはり日本人だからでしょうか。
◆日本一早い田植え
西表島では3月上旬にはすでに田植えが終わります。同じ田んぼで年に二度お米を栽培する「二期作」が主流のようです。
似たような言葉で「二毛作」というのがありますが、二毛作とは同じ場所で年に二度違うものを栽培することです。社会科の復習ですね。
そして、新米が出回るのは7月上旬。7月上旬といえばマンゴーやパインも最盛期を迎え、すでに梅雨も明けた西表島は夏真っ盛りです。
◆風車のおにぎり
当店のツアーランチでお出ししている「おにぎり」は、基本的に西表島産のミルキークィーンという品種のお米と黒紫米(もち米)を使用しています。
どちらも西表島の美味し水と空気で育った貴重なお米です。もし風車のツアーに参加されることがあったら、ぜひご賞味ください!
→ 風車のおにぎり
◆鳴り響く爆音!
先日、のどかな田園風景を撮影をしていると、突然「バーン!!!」という銃声が鳴り、一瞬にして緊張感が走りました。娘も驚き半泣きしながら私の元へ駆け寄りました。
よく辺りを見回すと、30メートルほど離れた場所にイノシシやカラスなどから農作物を守るための空砲が設置されていました。
この空砲、山道を歩いている時に遠くからその銃声を聞くことはありましたが、間近で聞いたのは初めてです。獣だけでなく人も逃げ出したくなるほどの威力でした。
実は空砲の写真も撮りたかったのですが、いつまた銃声が発射されるか分からないのでうかつに近寄ることができません。ということで、家に戻ってからネットで調べてみました。
すると、その空砲の正式名称は「爆音機」というそうです。
→ (株)ホクエツ
ただでさえ爆音なのに、さらに「スーパー」が付くなんて一体どれほどの威力なんでしょうね?
ついでに調べてみたら「バードキラー」なる製品も発見しました。
→ タイガー(株)
本当に鳥が死ぬ事はないと思いますが、それほどの爆音という意味なんでしょうね。
どちらもしっかり害獣を撃退してくれる頼もしさがありますね。もし西表島で銃声のような音が聞こえたとしても、おそらく爆音機かと思われますのでご心配なく。
コエンザイムQ10 2014年4月12日
みなさん、こんにちは!
先日、朝日小学生新聞を読んでいると“ツガルさんは「120歳」”という見出しで、横浜の動物園で長生きしている雌のおばあちゃんラクダの記事が載っていました。
そして、その中に興味深いことが書かれていたので今日はそのお話を紹介したいと思います。
▼2014年4月3日付 朝日小学生新聞
◆「みんなの宝」ご長寿ラクダのツガルさん
以下、 朝日小学生新聞より抜粋。
ツガルさんは10年ほど前から前脚の関節炎をわずらい、立ち上がることができません。それでも食欲は旺盛で、バケツ2杯分の野菜、青草、ファンから差し入れの沖縄・西表島産黒糖などをペロリ。
老化防止に役立つとされる成分コエンザイムQ10も混ざっているので、「床ずれがよくなりました。人間の1か月分がラクダの3日分です。」
西表島産の黒糖を差し入れしたツガルおばあちゃんのファンの方、よくぞ数ある黒糖の中で西表島産を選んでくださいました。
おかげで「コエンザイムQ10」という成分にも興味がわきました!
◆コエンザイムQ10とは?
調べてみたところ、コエンザイムQ10とは老化を遅らせたりする効果の他、栄養をエネルギーに変える働きもあるらしく、サプリメントとしても人気があるみたいです。
ただし、そのコエンザイムQ10が黒糖に含まれるという話は正直言って聞いたことがありませんでした。
ネットで調べてみても分からず、ついに記事元の朝日小学生新聞に電話で聞いてみたところ記者さんが丁寧に教えてくれました。
ツガルさんは10年ほど前から前脚の関節炎をわずらい、立ち上がることができません。それでも食欲は旺盛で、バケツ2杯分の野菜、青草、ファンから差し入れの沖縄・西表島産黒糖などをペロリ。
(その中には)老化防止に役立つとされる成分コエンザイムQ10(のサプリ)も混ざっているので、「床ずれがよくなりました。人間の1か月分がラクダの3日分です。」
ということらしいです。
つまり、黒糖にはコエンザイムQ10は含まれていなかったんですね。自分の読解力のなさにがっかりです…
しかし、小学生新聞とはいえ一面に大きく西表島に関係することが紹介されただけで、朝から嬉しい気持ちになりました。誇れる物がいっぱいある西表島ってすごい!と改めて感心しました。
西表島の無人売店 2014年4月11日
みなさん、こんにちは!
西表島には懐かしの「無人売店」がたくさんあります。
◆暮らしの一部「無人売店」
冬場は野菜、春から夏はパインやドラゴンフルーツ、マンゴーなど南国情緒たっぷりのフルーツが所狭しと並びます。もちろんすべて西表島産。島民だけでなく観光客にも人気の無人売店は、リーズナブルな価格で新鮮な農作物が手に入る貴重な存在です。
◆無人売店の魅力
なんといっても生産者の顔が浮かぶということでしょう。
西表島で暮らしていると「この売店は○○おじぃが育てたの野菜」、「あの売店は△△おばぁが作ったパイン」といった具合に、無人であっても生産者が誰だかわかるのです。日頃からお付き合いのある方が作った野菜の場合もあります。
信頼できる農家の農作物を直接手に入れることができるなんて、とても素晴らしいシステムだと思いませんか?
もし、あなたが無人売店のオーナー(生産者)が商品を並べているタイミングに出くわしたなら、それはかなりラッキーです。「無人売店」が「友人(有人)売店」となり、商品をサービスしてくれるかもしれません。
以前、100円のパインを2個買ったら、あと2個おまけしてくれた事もありましたよ。
◆代金は必ず支払うこと!当たり前ですが…
無人売店における買い物の流儀として、代金は必ず支払うことが求められます。誰も見ていないからといって、支払い代金をごまかしたり商品を持ち去ることは絶対やってはいけない行為です。
日本を訪れた外国人が驚くことの一つが自動販売機の多さだそうです。そして、日本の自動販売機は壊されたりお金や商品を盗まれる事がほとんど無いのも信じられないという話をよく聞きます。
無人売店はさらにその上をいく存在だと私は思っています。西表島では当たり前の光景ですが、旬の物を良心的な価格で提供してくれる無人売店って、本当にすごい存在なんです。
ちなみに以下は漁具として使われた後、廃棄処分された“浮き玉”を再利用した料金箱です。
◆西表島産パイナップルのまとめ買い
西表島の特産品の中でも、とりわけ人気なのがパイナップルです。
島中の無人売店にパインが並ぶと、スーパーで段ボールをもらい「これでもか!」というほどパインを詰めて「ゆうパック」で親戚や友人に送ります。
見た目は不恰好かもしれないけど、それはそれで風情があり皆さん喜んでくれます。
西表島へお越しの際は、送りたくなる何かが無人売店にあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!
◆ある時はある、ない時はない。
基本的に旬のものを販売しているのが無人売店で、ある時はあるけど、ない時は無いのが原則。今は野菜の時期で玉ねぎや葉野菜が豊富です。
ゴールデンウイーク頃からいよいよフルーツの出番です。
西表島産のピーチパインを皮切りに、マンゴーやドラゴンフルーツなどたくさんのトロピカルフルーツが楽しめますよ!
西表島の天然もずくを求めて! ~下見編~ 2014年3月21日
みなさん、こんにちは!
ここ西表島では海びらきも無事終わり、最高気温も25℃近くまで上がる季節になりました。三月ももうすぐで終わりですが、これからの楽しみの一つに「もずく採り」があります。
そう、本土の方にとっては酢の物でおなじみの「もずく」です!
◆春の最重要イベント!
春休みシーズンになると島は観光客でにぎわい、われわれ観光業も繁忙期を迎えますが、その忙しい合間をぬってでも行きたくなるのが「もずく採り」なんです!
◆「もずく」とは…?
漢字では「藻付」と書くそうです。
海中で他の海藻類にくっ付くから「藻付く」になったとか。ただし、養殖生産されているオキナワモズクという種類は藻ではなく石にくっ付くそうです。
もずくについてちょっと調べてみたら面白いサイトを発見しました。「沖縄県もずく養殖業振興協議会」さんのHPで、もずくに関する様々な情報が掲載されています。
トップページにはもずくの養殖風景を空撮でとらえた写真が出てきます。まさに「海の畑」といった感じで「へぇー、もずくってこんな風に育てるのか!」と感心します。
他にも、もずくのCMやテーマソングのダウンロード、もずく大使の紹介など「クスッ」と小笑いしちゃうような情報も発信されています。
そして、沖縄県内の漁協ごとの水産加工品の紹介もされています。採りに行くのは難しいけど、もずくの美味しさを舌で知りたい方は参考にしてくださいね。
沖縄県もずく養殖業振興協議会さんによりますと、本全国に流通しているもずくのほぼすべてが沖縄産だそうです。すごいですね!!
◆干潮時に浜辺へ行ってみると…
実は今日、もずくの生育具合をチェックしに行ってきました。
もずくは比較的、水深の浅いところに生えています。もし採り時であれば浜にはオジーやオバー、家族連れの島民が和気あいあいと腰をかがめてもずく採りを楽しみますが、この日は浜へ出るなり一目瞭然…誰もいません!
もずくがまだ生えていないことが容易に想像できます。
しかし、せっかく来たのだから念のため海へ入ってみました。浜辺から歩くこと約100m…。あっ、ありました!もずくです!
遠浅の海を珊瑚でケガをしないよう慎重に歩きながら沖合に進むと、ちらほらともずくを発見。
まだ新芽といったところで若いもずく達です。
このような新芽の細いもずくが好きという方もいますが、ごっそり採って狩猟本能を満たすようなもずくを採りを楽しみたい方にとっての収穫時期はもう少し先になりそうです。
私の理想のもずく採りは、風の吹いていない小春日和の干潮時、ひざの辺りまで海水に浸かりながら水面を見下ろすと、いたる所にもずくがユラユラ…。まるでもずくの草原を歩いているかのような気分で、あとはひたすら採りまくるだけ。
はぁー、、想像しただけでワクワクします。しばらくしたら、再度もずくの様子を見に行こうと思います。
◆そして追記…
いよいよ待ちに待ったもずく採りに行ってきました!
詳しい様子は こちら をご覧ください。