西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

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 5月の西表島ってどんな感じ? 2019年4月20日


西表島の観光業が一年の内で(年が明けてから)最初に賑わう季節といえば、やはりGW(ゴールデンウィーク)です。
しかも今年は10連休!
どこのお店も「準備万端。よっしゃこい10連休っ!!」な気持ちでGWを迎えたことでしょう。

◆5月といえばゴールデンウィーク

西表島の玄関口である上原港も大原港も、フェリーの到着が近づく頃になるとツアー会社はもちろん、ホテルやペンション、レンタカーの送迎車が押し寄せて大混雑になります。
まさに“The 観光地”といった風景で、夏のシーズンさながらの雰囲気です。

しかし、浮かれてばかりはいられません!
GWは八重山地方の実質的な梅雨入りの季節でもあり、天気が猫の目のようにコロコロと変わるのです。ツアー当日の天気を前日の日中からチェックしたり、日によってはツアー当日になっても数時間先の空模様を細かくチェックします。
雨の降り具合を見てコース内容を変更する場合もあり、GW期間中は特に天候の急変を念頭に置いて一日を過ごすのです。

◆島にのどかさが戻ります

GWが終わると西表島はびっくりするくらい静かになり、早朝に響くアカショウビンの声に耳を傾ける余裕も戻ってきます。

アカショウビンについて(日本野鳥の会HPより)

日中は車の往来も一気に減り、セミの鳴き声や鳥のさえずり、遠くで響く馬や牛の鳴き声に何とも言えぬのどかさを感じるのです。隣のヤギが草を食べているだけなのに、飽きもせずボーッと見入ってしまいます。

一日が24時間ではなく30時間になったのかと錯覚するくらいゆったり、のんびりとしたムードに包まれます。

また、GW中はランチやディナーの席を確保するのに苦労しますが、もう予約無しでも入れるお店がほとんどです。

GWが明けたら、思い描く離島の姿そのまま、のどかな気分に浸ることのできる時期になりますよ。

◆梅雨はどうなの?

例年、5月初旬から6月下旬頃が梅雨となりますが、意外に晴れている日の方が多いような感じがします。
もちろん雨の一日になることもありますが、晴れれば気温は30℃を越え、夜になっても25℃を下回らない熱帯夜となります。
エアコンのお世話になるのも5月からです。

この時期、せっかくの旅行が雨ばかりだと残念な気分になりますね。もちろんアクティビティツアーを提供している私たちも同じです。
ただし、西表島はダムのない島ですので、定期的に雨が降らないとすぐ渇水してしまいます。

雨も自然の恵みの一つです。
ポツポツ程度の小雨だったら「涼しくていいや」と気持ちを切り替え、雨で潤った西表島を楽しんでください。

◆ツアーの予約は直前でも大丈夫?

とはいえ「天気が心配なのでツアーの予約を何日も前からできないなぁ。」というお声もあります。
GWが明けたらひと時の閑散期に入るので、数日前のご予約でも大概OKです。
天気予報をこまめにチェックしながら、何かご心配な点がありましたら当店までお気軽にお問い合わせください。

◆5月の服装

完全に夏服です!
晴れたら帽子、サングラス、日焼け止めは必須アイテム。夜の散歩も夏服でウロウロすることができます。

ただし、どこへ行ってもクーラーが使われ始める時期でもあり、特にフェリーの中は冷房が効きすぎて体がカチンッ!と凍るほど寒い場合もあります。
寒暖差で体調を崩してしまっては、せっかくの旅行も台無しです。
薄手の上着や素足にサンダルの方は靴下をバッグの中にしのばせておくと良いとでしょう。

◆<まとめ>5月の西表島

海開きのある3月下旬は晴れた日でないと実際に泳ぐのは厳しいのですが、5月もGWを過ぎた頃からは夏日が続き、海でシュノーケリング、川ではキャニオニングや滝遊びも楽しめるようになります。

梅雨の天気に左右されてしまうのは事実ですが、観光客が少ない穴場的な意味としては八重山を旅するには最高の季節でもあります。
西表島に宿泊されるならナイトツアーに参加するのも良いでしょう。残念ながら風車は朝型人間の集まりなのでナイトツアーは開催していませんが…笑

 4月の西表島ってどんな感じ? 2019年3月20日


本日、娘が通う西表島の小学校では卒業式が行われました。

別れ、旅立ち、巣立ち…。
ちょっとセンチメンタルな気分になる今日この頃ですが、4月になるとすぐに入学式、新学期、新年度、入社式と、何かとワクワクする季節に突入します。

今日は、その4月に西表島に遊びに来られる皆さんに参考になれば嬉しいな~。と思いつつ、4月の西表島について書いてみたいと思います。

◆ダイナミックすぎる気候!

4月の西表島。皆さんはどんなイメージが浮かびますか?
やはりガイドブックの写真によくある青い海、青い空かもしれませんね。
しかし、実際の4月の西表島はいろいろな季節の顔を見せてくれます。

<4月上旬>

4月10日頃までは冬のように北風が強く、雨も降って気温も20℃前後。曇り空の日も多いのが特徴です。服装も薄手のジャンパーを着ないと肌寒く感じることもあります。

もちろん晴れる日もありますが、そんな時は初夏の陽気で夜明け頃はアカショウビン、日中はイワサキクサゼミ(写真)がよく鳴きます。

潮が引いたらもずく採りに出かけるのも楽しいですね。
そして2月の中旬頃から始まっていたヤエヤマヒメボタルによる乱舞のピークが終わる頃です。

[ブログ]もずく採りの様子

<4月中旬>

西表島に限らず沖縄が一年で一番過ごしやすい時期ではないでしょうか。いわゆる “うりずんの季節” を実感できます。
日中は30℃近くまで上がり、かといって倒れるほどの強烈な日射しではありません。東よりの風も心地よく、ビーチでボーっとしたり、夕暮れ時には釣りをするには最高です。

ちなみに真夏のビーチは暑すぎてパラソルやサングラス、冷たいドリンクがないと長時間くつろぐことは不可能です。
レンタサイクルやレンタルバイクに乗ってブラブラ散策するのも一番快適な季節です。もちろんカヌーツアーも最高です!

日中の服装は夏服でOK。夜は薄手の上着があれば充分でしょう。
夜のお散歩も楽しいですよ。ただしハブも活動的になってきますので、ヘッドライトや懐中電灯をお忘れなく。

<4月下旬(GW前半)>

当店のツアーでもっとも神経を使う一週間が始まります。

4月の中旬は西表島を訪れる人も少なく「なんでこんなに天気がいいのに誰も来てくれないのかねえ~」みたいな話をよくします。
しかし、GWに入ると一転。一年で一番、大勢の観光客の皆さまが集中して島を訪れ、島は一気に賑わいます。

無人売店にはピーチパインが山積みになったり、スーパーのレジに行列ができたり、夕食時はレストランの予約が取れなかったり、車が3台以上もつながって走っていたり。

[ブログ]西表島の無人売店

前年の夏以来の賑わいに活気はでるのですが、空模様はドヨーン。。としてくることが多いのです。
そうです!
沖縄はGW頃が梅雨入りなのです!!

前線の影響で天気が崩れやすいので雨降りのツアーになることもあり、場合によってはGWなのにツアーが完全に中止になることもあります。

GWに沖縄に来られる皆さんは天気予報とにらめっこする事を忘れないでください。

石垣島地方の天気予報

◆4月は夏の準備期間

西表島で暮らしていると4月の過ごし方はとても重要です。

秋から冬にかけては曇り空が多かったので肌はすっかり白くなりますが、うりずんの季節に入ると外で活動的に過ごす機会が増えるので、用心しないと一気に日焼けしてしまいます。
肌へのダメージも考えながら、4月から徐々に日焼けして下地をつくることで、夏の始まりにはきれいな小麦色のお肌に変身します。
これなら夏の西表島でよく見かける「いきなりの日焼けでやけど状態」という失敗はありませんよ。

そして、この時期にもずくを採っておくことで、家庭ではなんとなく安心感が生まれます。
自分で食べる分はもちろんですが、家族や友人に送っても喜ばれるもずくです。
来シーズンまで持たせるためにはバケツ一杯、いや二杯分以上はストックしておきたいですね。

健康的な食材であるはもずくは、酢の物、天ぷら、雑炊などレシピも豊富で、エンゲル係数と血圧もダウンさせてくれます。そして何より春の訪れを皆に知らせてくれて、オフシーズンモードからハイシーズンモードに気持ちスイッチを切り替えてくれるのです。

人も自然も生き生きとするのが4月です。

◆<まとめ>4月の西表島

どうですか?
4月の西表島について何となくイメージが浮かびましたか?

当店のカヌーツアーも4月中はGWにあたる日以外はほとんど予約が入っていません。
空模様の変わりやすい時期なので、ツアーの2日前、もしくは前日にご予約をされる方が多く「天気を見てから決めたい」というのはごもっともです。

それでもツアーは定員制なので直前の予約では対応できないこがあるかもしれません。
爽やかな初夏の陽気に包まれたジャングル体験に興味がわいたら、当店までいつでもお気軽にご相談くださいね。

→ メールでのお問合せはこちらまで

 西表島のガイドもホッとひと息 2019年3月12日


ずっと雨や強い北風でツアーの開催もままならない状況の西表島でしたが、本日やっと天気が回復しました!
空模様が安定しているとガイドの気持ちも安定します(笑

今日はツアー終了後のミーティングでガイドたちにメッセージを一言ずつもらいました。ここ数日、どれだけ天気に悩まされたのかわかりますね。

◆何日ぶり?待ちに待った青空と太陽

思わず深呼吸したくなるような澄んだ青空と顔に照り付ける強い日差し。
曇りがちな西表島の冬を過ごしてきた自分にとって、これ以上ないご褒美をもらった気分でした。
そんなベストコンディションの中、今日は ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コース に行ってきました。

雲ひとつない青空と心地よい風が吹き抜けていたお陰で、カヌーとトレッキングにはピッタリの一日でした。

滝上までのハードな道のりを頑張って歩いたご褒美には息を呑むような絶景が待っています。
緑が生い茂るマングローブ林、遠くまで広がる青い海。これぞ “The西表島” です。

その日の天気次第で表情を変える滝上からの景色は毎日見ていても飽きることはありません。
気温、湿度とも高い夏より、今こそがカヌーとトレッキングに最適な時期だと思います。
八重山旅行をお考えの皆さま、ぜひ西表島へ。
晴れたら爽やかな初夏の陽気に包まれる今の季節もおすすめですよ!

by ガイド星☆

◆夏もいいけど3月もGood!

ここ連日は雨でツアーに行けない様な状態でしたが、本日は雲ひとつないきれいな青空が望めました。
これから天気の良い日が多くなり、過ごしやすい季節になっていきます。
倒れそうなくらい暑い夏も西表島らしくて好きですが、快適に動ける3月の西表島も大好きです。

by ガイドみわっち

◆卒業旅行に最適な西表島!

本日の西表島は見事な晴天で最高の一日となりました!
ツアーにご参加者のお二人は卒業旅行とのこと。いい思い出はたくさん作れましたか?

今日はカヌー中に潮が満ちて、普段は入ることのできないマングローブの森の奥まで入ることができました。

春から社会人ですね。落ち着いたらまた西表島に遊びにいらしてください!
ツアーのご参加ありがとうございました。

by ガイド ダイちゃん

 コースを変更してピナイサーラの滝つぼへ! 2019年3月10日


ここ最近は雨、雨、雨…の西表島でしたが、今日はやっと天気が回復。
昨日、一昨日と雨のため中止になったツアーもようやく再開することができました。

◆雨の影響が残ります

とはいえ、降り続いた雨の影響でピナイサーラの滝はかなりの増水。滝上の状況も安易に想像がつき、もちろん行くのは危険と判断。

本日ご予約のツアーは「ピナイサーラの滝(滝うえ&滝つぼ)コース」でしたが、カヌーとトレッキングで滝つぼのみを目指す内容に変更しました。

◆女の底力と男の意地がぶつかり合う滝つぼタイム

本日ご案内したゲストは一人艇(一人乗り)のカヌーをご利用になりました。

一人艇は通常は男性が漕ぐ方がスピードも出て、女性が後を追うパターンが多いのです。
しかし、本日は女性のお二人がぐいぐいと男性陣を引っ張っていくという、とても頼もしい漕ぎっぷりでした。

そして男性陣も負けてはいません!
まだ冷たさの残る滝つぼで泳ぐという「男の意地」のようなものを見せてくれました。

ちなみに普段なら左にある大きな岩の所までしか滝つぼの水はありませんが、今日はこの様な状況でした。

◆ランチは風車のベースで

通常はフィールドでのランチタイムとなりますが、今日は滝の下も大増水。滝つぼに収まりきらない水がジャンジャン溢れ出て、辺り一帯まさに大洪水です。
滝からの水しぶきも大雨のごとく、1分もしないうちにずぶ濡れです。

体が冷えるのも心配なので、ベースに戻って熱いシャワーで体を温めてからのランチとなりました。

◆春は空模様がきまぐれです

季節の変わり目は雨が多かったり天候の急変に見舞われることもありますが、当店では臨機応変にベースを活用して無理のない安全なツアーを常に心がけております。

南国・西表島とはいえ、まだまだ冷たい雨の降る日もあるでしょう。
午後からは気温も下がって冷え込んだ夜になりましたが、せっかくの旅行で風邪などひかぬよう体調管理には気を付けて西表島を満喫してください!

本日もツアーのご参加ありがとうございました。

 ツアーの日、天気が悪そうですが… 2019年3月6日


本日の早朝、ガラス窓を叩く雨音で目覚めてしまうほどの強い雨で一日がスタートしました。
前夜の天気予報では「明日は前線の通過にともない午前中に雨が激しく降る」とのことでしたが、見事に的中です。

今日、予定されていたツアーは「ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コース」でしたが、山登りの行程は危険と判断し、内容をアレンジして午前中は由布島の水牛車観光へ出かけ、カヌーは雨が一段落する午後に開催することにしました。

さて、カヌーツアーのガイドが天気予報を気にするのは当然ですが、ゲストも出発前から西表島の天気が気になるのではないでしょうか?
本日のゲストの皆さまも明け方の雷雨にはさぞ心配されたことでしょう。

今日は良い機会なので、雨の日にがっかりしたツアーにならないための当店の取組みをご紹介します。

◆雨の日でも楽しむための3つのポイント

1. 前日に情報提供します

当店ではツアー前日にゲストへ電話やメールでツアーに関する伝達事項の確認をとります。
通常はフェリーの時間、服装や持ち物、コース内容などの確認ですが、悪天候が予想される場合はツアー当日に考えられる状況を可能な限り、様々な場面を想定してお話しします。ツアーの中止が懸念される場合は特に慎重にご説明します。

そうする事によるゲストのメリットとしては、もしツアーが中止になった場合に備え、違うプランを前もって考えておくことができます。

ツアー当日の朝、
 お店側 「今日のツアーは中止です」
 ゲスト 「エーッ! いきなり言われても…」

これではツラ過ぎますよね(汗

2. ツアー当日の朝もやりとりは続きます

早朝5時、当社のスタッフは最新の天気予報をチェックします。
悪天候の予報であれば、昨夜からの天気の移り変わりや降水量、現在の西表島の状況などを熟慮した上でツアー催行が可能かどうか判断し、ゲストにメールでご連絡します。
もしメールでのやりとりでは不安、不明点などがあれば7時頃から電話で説明いたします。

ここまでやるから風車のツアーは安心して楽しめます。

3. 服が濡れてもノープロブレム!

当店は5つのシャワー室と更衣室、広々とした休憩室を完備しております。
西表島内のカヌーツアー専門店の中でも、ここまで設備が整っているのは風車だけです。

汗だくでツアーが終了しても、熱いシャワーを浴びて乾いた服に着替えれば気分爽快です。
服や体が濡れたまま帰りのフェリーに乗ると風邪をひく原因にもなりますので、ぜひ着替えは一式お持ちください。
風車なら西表島にいるうちに身支度をきれいに整え、石垣島へ着いたらそのままディナーへ出かけることができますよ!

◆小雨程度なら通常開催可能なコース

西表島を代表するピナイサーラの滝と由布島を一日で楽しめる ピナイサーラの滝&由布島ツアー をぜひお楽しみください。

 雨季の西表島は「もののけの森」? 2017年5月20日


こんにちは。ガイドの星です☆

今日は沖縄付近に梅雨前線が北上し、西表島は朝から雨がシトシト。。。

人間は水に濡れるのが苦手な生き物だと思います。
雨が降るだけで外出するのも億劫になるし、傘や長靴など、雨具もなんだかメンドクサイ…

でも、私は違います!
西表島に来てから初めての雨季を過ごしていますが、本土では感じなかった雨の日の良さを知ったのです!

今日は、そんな梅雨の西表島の魅力についてお話します。

◆雨っていいもんだなぁ~

雨が降るといつもと違った雰囲気を醸し出すジャングル。
今日はどんな景色が見られるのだろうかと、雨降りの朝はちょっとワクワクするのです。

ジャングルへ足を踏み入れた瞬間、その思いが間違いじゃないことを確信します。

いつもとは明るさの違った川。
もののけ姫が出てきそうな潤ったジャングル。
雨粒に当たって振動する葉…

晴れた日には感じることのできないジャングルの湿度や臭い、植物に響く雨音に耳を澄ませると心が洗われていくのが分かります。

雨に打たれて嬉しそうな植物たちを見て、私もパワーをもらった気がします。

雨が降っていても、増水の危険性がない場合はガイドもテンションのギアを一段上げて、はりきってツアーを行います。

「雨の日を狙ってきた」というお客様もいつか来るのではないかと期待しながら、みなさまのご来島をお待ちしております!

 天気予報も何のその!見事な晴天の一日 2017年5月13日


こんにちは。
昨夜は天気図を何度もチェックしていたDaisukeです。

なぜ、そんなに天気が気になるかというと、前線が沖縄地方に停滞してるので、梅雨入りが発表されるかもしれない微妙な天気だからです。

今日、お越しくださった4名のゲストも少々の雨を覚悟していたそうで…。

◆雨が気になるところですが…

天気を気にしつつツアーの準備を済ませ、ゲストをお迎えしてツアーへ出発。

雷雨が気になるところですが…。
なんと蓋を開けてみたら雨なんて一滴も降らない見事な晴天!

天気予報は思いっきりハズレ(笑
まぁ~、良いほうに裏切ってくれたので良しとしましょう。

◆やっぱり梅雨入り!

そしてツアーから帰ってくると、沖縄地方の梅雨入り宣言があったらしく…(^^;

気象庁の発表では「沖縄は梅雨に入ったよー!」と、ざっくりした具合ですが、沖縄本島から南西に400キロ離れた八重山では、体感的にはGW中に梅雨入りした感じでしたよ。

天気が急変しやすい梅雨の季節も、もちろん安全第一でお客様を楽しませていきます!

本日もツアーのご参加ありがとうございました。

 雨でも傘を差さずに過ごす一日を 2017年1月8日


こんにちは、ダイスケです。
今日はマングローブカヌー&由布島コースに4名のお客様をご案内しました。

◆マングローブカヌー&由布島コース

天気は曇りのち雨、気温24℃。
ガイド的には肌寒いのですが、お客様にとっては心地よいくらいの天気。本来の西表島の天気に戻ったようです。

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滝つぼではリュウキュウツワブキの花が綺麗に咲いています。低地ではもう花が咲き終わっていることが多いのですが、ピナイサーラの滝からのマイナスイオンの影響(?)で開花が遅いのでしょうか…。

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午後からのガイドは由布島の水牛さんにバトンタッチ。雨が降っても元気いっぱいに働いてくれる西表島観光には欠かせないヒーローです。

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青空は見えなくとも、雨だからこそ見える景色もまた風情があります。西表島へ来たなら、少々の雨なら傘をささずに非日常を味わいましょう。

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本日はツアーにご参加いただき、ありがとうございました。

 【大寒波ドキュメント・後半】大寒波の置きみやげ 2016年1月25日


40~50年に一度の寒波の影響は強大で、24日には石垣島とその周辺離島を結ぶフェリーが全便欠航となりました。冬場に全便欠航するなんて記憶にありません。

もちろん風車のツアーも中止です。お客様にとっては残念な結果になりましたが、波浪警報も発令されていたので仕方ないかもしれませんね。

昨日に引き続き、大寒波が到来した西表島の様子をご紹介します。

◆1月24日 早朝の浜辺を歩く

これまでも寒波が来る度に「寒さのため魚が砂浜に打ち上げられました。」というニュースが伝えられてきました。
魚が仮死状態になるほど寒いと、私たち人間にとってもかなり厳しい(寒い)状況です。外出は避け、家にこもり背中を丸めてひたすら暖を取ります。

しかし、今回は数十年に一度という別格の寒波ということもあり、夜明け前に浜辺へ向かいました。剣道でいうところの「寒稽古」のノリです。

後で調べたらその時の気温は10℃だったそうですが、強力な北風がビュンビュンあたる海岸での体感温度は完全に10℃以下です。あっという間に耳がちぎれるほど冷たくなり、指先もかじかんでしまいます。
「これぞ寒波じゃ!」と、寒くて辛いくせに、まんざらでもないのが不思議です。

波打ち際には小さな魚が何匹か打ち上げられていましたが、期待するほどではありません。大きいものはすでに拾われてしまったのでしょうか?

そして、なぜかインスタントのラーメンの袋を発見。バーコードには国番号69とありましたので、どうやら中国から流れ着いたみたいです。

上海のスーパーで買い物を済ませて家に帰る独身サラリーマン → たまたまコケる → 買い物袋からインスタントラーメンが川(おそらく黄浦江)に落ちる → どんどん川を下り海に出る → 東シナ海を漂う → 西表島の浜辺に流れ着く…

そんなことを考えながら再び歩き出したけど、持って帰るほどの魚は見つかりませんでした。

ちなみに右側の白いタキシード姿で左ジャブを決めてる男性を調べてみたら、やはり中国の俳優で胡海泉(フー・ハイチュアン)さんという方でした。
ググってみると、アナウンサーの宮根誠司さんにそっくりだという記事も見つけました。確かに似てますね!

◆1月24日 一日家でのんびり家族と過ごす

悪天候、船の欠航、ツアー中止、そして日曜ということもあり、心置きなく仕事を休むことに決めました。

内地だと休日はイオンタウンに出かけてブラブラ歩き、フードコートで銀だこをつつきながらおしゃべりを楽しんだりするのでしょうが、ここ西表島ではそうもいきません。
船が欠航すれば物流も停止して、島には一切の物資が届きません。スーパーに行く用もなければ、外を出歩くわけでもありません。

海岸を散策した後は暖かい部屋でダラダラしながら、年末年始に撮りだめていたビデオを観て一日が終了。厳寒の寒さ(私にとっては)とは反対に、私自身は心も体も温かい休日を過ごしました。

ただ一つ、奄美大島で雪が降ったというニュースには少々ジェラシーを覚えました。
西表島もこんなに寒いのにぃー!ヽ(`Д´)ノプンプン

◆1月25日 まだまだ続く寒さ

この日も朝一番から魚を探しに浜辺へ出かけました。
なんせ明日からは気温が上昇し、木曜日の最高気温はなんと26℃の予想です。夏日です!
つまり、次にこの「寒波」を体験できるのは何年後?何十年後?いつの日になるかわからないほど遠い未来の話かもしれないのです。

気温8℃。「数十年に一度」というキーワードにときめく私にとっては快感すら覚える寒さです。

そして昨日と同じ海岸を歩いてみると、昨日よりも多くの魚が打ち上げられていました。丸一日以上、つめたーい海で耐えた南国の魚たちでしたが、ついにギブアップしたのでしょう。
しかし、やはりどれもサイズは小さめ。ウミヘビも写真ではわかりづらいですが、体長わずか20センチほどです。

やっぱりダメか~…。
うなだれながら帰ろうとしたその時、今までとは明らかに大きさの異なる、晩御飯には十分なサイズの魚を発見したのです。しかも私の好きなミーバイを!
直前まで小さな魚たちを気の毒に思っていたくせに、一気にテンションアップです!

結局、おかずにできるサイズはこのミーバイ一匹だけでしたが気分は上々。娘が学校から帰ってきたらふんぞり返って自慢しようと思います。

◆まとめ・大寒波を体験して
  • 早起き必須!いの一番に海岸を歩く者は果報あり!
  • 暖は火で取るべし、エアコンでは限度あり!
  • 灯油を切らすことなかれ!
  • 南国の雪が見たけりゃ難儀せずこまめに空を見上げるべし!
  • 寒いからといって昼寝をし過ぎることなかれ、一人の夜は寂しかれ(特に小学生)

 【大寒波ドキュメント・前半】西表島に雪よ降れ! 2016年1月24日


平成28年1月23日から、西表島、石垣島も稀に見る寒波に見舞われています。

ここ西表島でも、一冬に数回は気温が12℃位にまで下がってストーブが大活躍する日がありますが、今日のテレビやラジオの報道によると、今回の寒波は尋常ではない、全国的にみても40~50年に一度レベルの寒波であると警戒モードで伝えられていました。

沖縄へ移住して17年。
耳たぶがちぎれるほどの寒さを忘れてしまった私にとって、このニュースは心配というより「西表島にも雪が降るかも!?」と内心ワクワクしてしまいました。

◆1月22日 石垣島に宿泊

22日は石垣島での銀行や役所まわり、図書館へ本の返却などの用事を済ませて、そのまま宿泊しました。

次の日にお店の買い出しをして最終の船で西表島へ帰る予定でしたが、寒波の影響で海は大時化。波浪警報も発令され、台風以外で欠航することは無いと言われていた西表島の大原航路がお昼からストップしてしまいました。史上初の出来事です。
そのため、ホテルでの朝食を済ませ急きょ、西表島に帰ることにしました。

買い出しもまだだったので23日も石垣島に泊まろうかと思ったのですが、次の日に石垣島マラソンが開催される関係でどこのホテルも満室状態。
また、経験したことのない大寒波の影響で航路がいつ再開するかもわからないので無理は禁物と判断。残念ですが西表島へ帰ることにしました。

◆1月23日 午前11時

欠航前の最終便である石垣港11時発の大原港行きの船は、すでに時化の影響で出発早々に大揺れです。乗り物に弱い方にとっては「試練」のような状態。これから欠航するのも納得です。

冬場は北風の影響で西表島の北側を目指す上原航路は頻繁に欠航します。かたや大原航路は西表島の山々が北風をさえぎってくれるので、台風以外で欠航することはありません。という今までの常識が覆された日でした。

◆西表島に無事到着!

大原港に到着すると、その船は折り返して石垣島への最終便となります。

港の待合所には西表島での観光を途中で切り上げたと思われる観光客の方たちが大勢船を待っていました。これは台風の接近により急いで島を出ていく夏の光景とまったく同じです。

島の人たちは初めての事に少しテンションが上がっていて、船会社の方も「冬に大原港が欠航するのは初めてだよ。」と言っていました。たしかに私も17年間の西表島生活でこのような記憶はありません。

上原港、大原港、どちらの航路も欠航になると西表島内の交通量は一気に減り、台風前と同じ静けさになりました。とはいえ、台風のケースと明らかに違うのは今が冬ということです。

◆南国の防寒対策

ここで今回の大寒波を迎えるにあたり、我が家が行った最大級の防寒対策をご紹介します。

  • ファンヒーターの灯油を満タン(約4リットル)にする
  • ホットカーペットを押し入れから出す
  • スキー用の靴下を一日中しっかり履く
  • 冷たい麦茶を飲まず、熱い緑茶やコーヒーを飲む

と、まぁ、これくらいでしょうか。
台風に関しては、その勢力や進路によって対策のレベルを自在に変えていきますが、まさか防寒対策を考える時が来るとは夢にも思いませんでした。
近くにユニクロがあればダウンジャケットでも買いに行ったのですが…。

◆西表島に雪は降るのか?

テレビのニュースでは「ひょっとしたら沖縄でも雪が降るかも?」とちょっとした騒ぎになりましたね。
気象庁のホームページを覗くと、夜7時頃から気温が10℃を下まわり始めたので「もしかして!?」という気分にさせられました。

我が家には7才になる娘がいますが、雪が見たいあまり30分毎に外へ出て夜空を見上げていました。
しかし残念なことに、気温が10℃近くあったので「みぞれ」になることもなく、冷たい雨のまま23日の夜が過ぎました。

つづきは明日のブログ 【大寒波ドキュメント・後半】 大寒波の置きみやげ をご覧ください!