西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 ツアー直前に予約がとりにくいワケ 2022年6月17日


そろそろ梅雨も明けなそうな西表島です。
今年の夏は大勢の方が石垣島、西表島に訪れるというウワサを聞くと観光業の私としてはホッとしますが、気になるのは当店の予約状況。
おかげさまで夏休みシーズンの7月下旬からお盆過ぎまでの一か月は順調にご予約をいただいております。

 

◆ご予約が取りにくい日もあります

2022年夏、風車のガイドは3名体制です。
スタッフ募集も静かに行っていますが、当店では入社したてのガイドがいきなりゲストをご案内するということはありません。当店で定めた一定の修業期間を経て、晴れてツアーガイドとしてデビューします。

ですので、いま新人が入ったとしてもこの夏はガイド3名体制に変わりはありません。
そして一人のガイドがご案内できるゲストは最大7名までです。また複数のコースがありご予約をいただいた順に開催コースが決まります。

このような理由から、
ご希望の日にご希望のコースに参加できるか?
答えは「
繁忙期では直前になればなるほど可能性が低くなる」です。←事項以降で説明

 

◆なぜ可能性が低くなるの?

当店の予約は先着順で、特に夏休みシーズンはご家族が多いため1つの予約で3~4名様になります。

例えば、あるコースに3名様の予約が入った場合、一人のガイドがご案内できる最大人数が7名なので残りはあと4席になります。
しかし、その4席については先に予約された方々の年齢や性別などを考慮し、ガイドが一日安全にご案内できるのは当然として、ゲスト全員が楽しめるメンバー構成になるように代表のしゅうさんが総合的に判断して残りの枠を埋めていきます。

ここが直前に予約がとりにくい要因となってしまいますが、ゲストの皆さまに西表島の大自然を安全に満喫してもらうためには非常に重要なポイントかなと思っています。

 

◆すでに休日も設定しています

昨年はコロナワクチンを接種した翌日から2日間は臨時休業にしましたが、今年はスタッフの健康維持のため、繁忙期においても週に一日は休日を設け、7月から8月の62日間のうちすでに10日間は休店日になっています。

本当はこのコロナ禍での経営不振から抜け出すため今夏は休みなし!といきたいたいところですが、それは経営者の理想論であり、ゲストに最大限に楽しんでいただくには、やはりガイドがいつも元気で明るくないといけないと判断し、営業日数を短縮しました。

 

◆そして〇〇も襲来します

○○に入るものといえば?
答えは簡単です。夏の沖縄といえば「台風」ですよね。

台風が一つ島を直撃すると1週間近くツアーが開催できないこともあります。たった52日の営業日数から台風が2つ、3つ直撃すると…気づけばもう秋です(涙)

これもさらにご予約が難しくなる要因の一つですが、自然には敵わないので仕方ありません。

 

◆だけどなるべく小回りを利かせたい

いろいろと直前にご予約がとりにくい理由をあげましたが、それでも当店のツアーをご検討していただける場合、空き状況などをご確認のうえご連絡いただけると嬉しいです。

風車もできる限りゲストの皆さまのご希望にそったツアーを開催していきたいと思います。皆さまのお越しを心よりお待ちしております!

ツアーの予約状況 *そのまま予約も可
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 2022年6月25日~ 7月11日の開催コースについて 2022年5月25日


今年はサガリバナカヌーツアーの開催期間中である6月25日~ 7月11日は、早朝に気持ちのすべてを集中するため当店のメインコースであるピナイサーラの滝(滝つぼ&滝上)ツアーは休止いたします。
また、スタッフの体調を万全にするため6月29日と7月6日は完全休養日とさせていただきます。

それらはすべて、当店のサガリバナカヌーツアーに参加されるゲストへ全力で対応させていただくためとなりますので、どうぞご了承お願いいたします。

初夏限定!サガリバナカヌーツアー

 【2022年】サガリバナカヌーツアー *予約受付中* 2022年5月20日


今年もあと一ヵ月ほどでサガリバナの季節がやってきます!
遅くなりましたが2022年のサガリバナカヌーツアーの受付を開始します。

 

◆開催日とツアー料金

2022年6月25日(土) ~ 7月11日(月)
お一人様 10,000円(税込み)

※上記以外の日程は開催しません

 

★リピーター割あり★

当店リピーター様には割引がございます。ご予約時に下記項目についてご回答ください。

①前回のツアー参加日
②参加したコース名 *コース一覧
③担当ガイド *ガイド紹介

 

◆ご予約はこちら

こちらのコースはお電話でのご予約は一切受け付けておりません。当店の公式サイトよりご予約ください。
サガリバナカヌーツアーを予約する

 

◆どの日がおすすめ?

6月28日(火) ~ 7月2日(土) がおすすめです!
この期間なら満潮時刻とサガリバナポイントが重なるので、ポタポタと川面に落ちるサガリバナや川面がサガリバナで埋まる光景をご覧になれます。

 

◆おすすめ日以外はどうなの?

サガリバナの開花自体は例年7月上旬にピークを迎えるので、花だけを見たいのであれば、その頃に西表島へ来ればいたる所で観賞できます。

しかし、こちらのツアーで使用する川の干満(潮の満ち引き)は日々変化し、ツアーの開催期間中は干潮時刻とサガリバナポイントが重なってしまう日もあります。

満潮時刻にサガリバナポイントに到達できるおすすめ日(6月28日~7月2日)以外は、本来ならツアーを開催しないのですが、たった5日間のみの開催だとそれに合わせて西表島に来ることができない方も大勢おられます。

このような事情から、多少コンディションは悪くてもツアーに参加したい!というゲストのご要望に合わせて6月25日(土) ~ 7月11日(月) にツアーを開催いたします。
期間の始めと終わりの数日は、おすすめ日に比べると満足度は明らかに違うと思いますが、その点はあらかじめご了承ください。

 

◆お一人さまでの参加はお早目にご予約を

こちらのコースでは沈(転覆)の可能性が低い二人乗りカヌーを使用します。
お一人様でのご参加はガイドと一緒に乗っていただきますが、その人数は一日あたり2名様までとなりますので早めにご予約ください。

 

◆宿泊先の朝食時刻に合わせていません

ツアーの進行状況はその日のゲストの体力、風の強さなどの気象状況、フィールドの込み具合などにより、ツアー終了時刻が予定より遅くなり8時30分頃になる場合もあります。
「宿の朝食が8時半までだから早く帰りたい」というご要望はお受けできませんのであらかじめご了承ください。

 改めて解説!トレッキングのないカヌー体験コース 2022年3月24日


こんにちは!
本日はここ最近、人気上昇中のカヌー体験コースについてのお話です。

これまでも何度か紹介してきたコースですが、世界自然遺産登録の好影響によるものなのか、以前にくらべると西表島観光がメジャーになってきた感じがします。

そこで、はじめての西表島! はじめてのカヌー! はじめてのジャングル! と初めてづくしの方でも超お手軽に楽しめるカヌー体験コースについて改めておさらいしてみようと思います。

 

◆ピナイサーラの滝の近くへ行くには?

当店ではカヌーとトレッキングでピナイサーラの滝を目指すコースをメインに開催しています。
ピナイサーラの滝は西表島の人気スポットとして名実ともにNo.1といっても過言ではありません。西表島へ来られたなら一度は訪れてほしいポイントです。

しかし、ピナイサーラの滝の間近へ行くにはジャングルを歩く必要があり、人によってはとてもハードなアクティビティとして避けられることもあります。

 

◆カヌーはしたいけど歩くのイヤ!

そんな要望にお応えしたのが、このカヌー体験コースです。

カヌーを漕ぐ場所はピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースと同じマーレ川とヒナイ川です。

ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースでのハイライトは、滝上からの絶景と大迫力の滝を眺めながら滝つぼ遊びが体験できることです。
となると、カヌーは目的地へ行くための手段になりがちで、見どころの多いコース内容なので時間通りのツアー進行が望まれ、ある程度のペースで漕ぐ必要があります。

しかし、トレッキングのないカヌー体験コースは滝へ行くことが目的ではなく、純粋にカヌーを楽しみながら漕ぐことを目的としているので遊び方が変わってきます。

 

◆カヌー体験コースの流れ

駐車場からカヌー乗り場へ移動する少しの道。すでにジャングル感いっぱいです。

ゆっくりカヌーへ乗り込みます。ガイドがサポートするので安心してください。

滝を目指す人たちにはどんどん抜かれていきますが、抜かれた後の川は静まります。

静まった川で漕ぐ手を休め、鏡のような水面を眺めながら一休み。大自然の息吹を感じられる癒しのひとときです。

カヌーはピナイサーラの滝が遠目に見える場所で引き返します。

引き返す前に休憩がてら上陸もでき、サキシマスオウノキの群落も観察できます。

 

◆西表島カヌーの入門編として

いかがでしたか?
カヌー体験コースはトレッキングはないけど、とっても気軽に亜熱帯のジャングルを満喫できます。
「体力にあまり自信がない」「半日で十分かな」という方は、ぜひカヌー体験コースをご検討ください。

 コロナワクチン3回目接種完了! 2022年3月20日


今日はツアー終了後、私、しゅうさんとスタッフの星くんはコロナワクチンを接種してきました。
そして明日と明後日は副反応が出た場合に備え、臨時休業とさせていただきます。

 

◆3連休にワクチン接種?

この2年間、当店はコロナ禍の影響でお客様も激減し、将来の不安も解消されることなく日々の生活を「今できることをコツコツと」のスタイルで過ごしてきました。

その中で今年の3月はコロナ第6波が落ち着いたということで、連日、多くの観光客の皆さんが西表島へお越しになっています。そして3月後半の3連休は待ちに待った「稼ぎ時」なのですが、なんとコロナのワクチン接種とスケジュールが重なってしまいました(泣

「集団接種を受けず春休みシーズンが終わって仕事が一段落する閑散期に、あらためて石垣島の病院で個別接種する」という選択肢もありましたが、当店では「たとえ稼ぎ時に休業したとしても可能な限り早く接種しよう!」という決断にいたりました。

 

◆可能な限りベストなコロナ対策を

今、当店にとって大切なことは「稼ぎ時にしっかり稼ぐ」というスタンスよりも「コロナの第7波を最小限に抑える」ことだと考えています。

全国から観光で来られる不特定多数の人々と接する職業のため、自分が感染を広げる原因になる可能性もあります。
2年前の4月、5月は脆弱な島の医療を守るという名目で西表島のほとんどの事業所が営業自粛をしましたが、脆弱な島の医療は一朝一夕で強固になるものではありません。
ワクチンを接種できるチャンスがあるのなら早めにした方がいい、ただそれだけの気持ちです。

 

◆臨時休業は2日間です

ガイドのほし君は、1回目も2回目も副反応がなかったみたいで「休みなしでも大丈夫ですよ!」と社長泣かせなことを言ってくれましたが、やはり無理はできません。

そしてワクチンを接種した2日後には元気になる例がほとんどだそうですが、その前日まで高熱が出ていたのに、次の日からガイドとしてゲストの命を預かることもやはり心配。というわけで、当店は接種後、2日間は身体を休める日にします。

 

◆鳴くまで待とう時鳥

そうこうしているうちに春休みも終わり、稼げる時に稼げないショップになりそうですが、今は辛抱の時かな…と熱っぽい頭で徳川家康になったつもりで自分に言い聞かせています。

ちなみに写真はワクチン接種前の元気なしゅうさんです。明日になれば元気復活の予定ですよ!

それでは、これからも西表島カヌーツアー風車をよろしくお願いします!

 ゲストを「集める」ツアーからゲストが「集まる」ツアーへ 2021年5月5日


こちらの記事は2021年5月現在の情報です。
最新の交通案内につきましては、各コースの詳細ページにてご確認ください。

 

こんにちは。
本日、5月5日こどもの日に梅雨入りとなった西表島です。
朝から蒸し暑いなあ。。そろそろ梅雨入りかな?と思っていた矢先の梅雨入り宣言です。

さて、今日は人気のピナイサーラの滝コースの集合時間について、当店の思いをお伝えしたいと思います!

 

◆石垣島からの日帰り参加は大変

風車のツアーは基本的に他店より1時間くらい早く集合します。
石垣島から日帰りで来られるゲストは、石垣港を7時30分発の上原港行きのフェリーに乗る必要があります。
ということは、ホテルを出発して石垣港の駐車場にレンタカーを停め、船が出る15分前までに乗船券を購入する。となると、朝5時過ぎには起きなくてはなりません。
ホテルの朝食時間より早く出発するから朝ごはんはコンビニで…。なんら都会生活と変わらない朝かもしれませんね。

朝早いフェリーに乗るのはとても大変だということは重々承知しています。
西表島に来られる観光客は石垣島に泊まりながらの“日帰りツアー”が一般的で、その多くは石垣港を8時30分発のフェリーに乗船するように設定されています。

当店も少し前までは多くのツアーショップと同じく8時30分発の便でツアーを募集していました。石垣島に宿泊しているゲストが、いつもより少し早起きをして朝食をとれば間に合う時間帯。つまり丁度よい出発時間なのです。
しかし、現在は以前より1時間早い出発時間に変更したので、当店のツアーは石垣島からのゲストはめっきり減りました(涙

 

◆集めるツアーからの脱却

集客をがんばって、より多くのゲストに来てほしい。そのためには石垣島からのゲストの利便性を考えると8時30分発のフェリーが最適だろう。それはおそらく他のツアー店も同じ考えです。

しかし、この小さな西表島に100社前後もあるツアー店が同じ時刻に出発するフェリーを指定したらどうなると思いますか?
店では少人数制を謳っていても、大勢のゲストが同じ時間に西表島に到着し、同じ時間に港のトイレを使用し、同じ時間にフィールドへ向かう。そして帰りも同じ時間のフェリーで石垣島へ戻る。

当店もゲストを集めるため、多くの他店と同じように8時30分発のフェリーを指定していました。
なぜなら、フィールドが混んでいても楽しめるのがピナイサーラの滝コースの長所であり、ゲストの満足度が極端に下がるということも無かったからです。

ただし、ひと気の少ない静寂に包まれたフィールドの素晴らしさを知っているガイドとしては、利便性よりもツアー自体の満足度を更に高めることを重要視したい思いが強く、そこを目指すようになりました。
それゆえの“石垣港を7時30分発の上原港行きのフェリーに乗ってください”であり、他店より1時間早い出発となった理由です。

 

◆コロナ禍により安心なツアーを

コロナ禍において「三密は避けなければならない」と繰り返し言われてきましたが、最近では一つの密でも感染してしまった事例もあるようです。

石垣島に宿泊しているゲストの利便性を重視して満員のフェリーに乗船していただくよりも、朝から大変だけど、その一つ前のフェリーに乗ってもらう。そのことにより密状態を少しでも回避できるのなら、それは安心、安全なツアーに繋げることができます。

現在、旅行に来られる方の一番の心配はやはりコロナウイルスへの感染であるのなら、乗船率の低い時間帯のフェリーに誘導するのもコロナ対策として有効である。と当店は考えます。
ただ、実際問題、ただでさえ2019年当時に比べて西表島への来島者は激減しているので、ゲストをたくさん集めたい気持ちは正直あります。しかし、そこはぐっと耐えています。

 

◆瓢箪から駒、満足度のより高いツアーへ

では、実際に他店より1時間早く石垣島を出発するとどうなるのか?

当店のゲストが石垣港を7時30分発のフェリーに乗って西表島へ到着したころ、石垣港は一番活気に満ち溢れています。
そして、多くの石垣島からの日帰り観光客の皆さんが8時30分発のフェリーに乗っているころ、当店のゲストは密状態とは無縁のフィールドで、人がほとんどいない静けさを満喫していることでしょう。
他店のゲストとの接触が極限まで減り、ガイドですら非日常だと感じるレベルの人気フィールドでの静寂です。

当店のスタッフは言います。
「もう前みたいには戻れませんよね」

そしてゲストの皆さんも言います。
「早起きして良かった。イメージ以上で最高!」

当店のガイドはゲストは少ないながら、出発時間を早めることで満足度がより高くなることを理解しています。なぜなら同じフィールドを何度も訪れたガイド自身が日々、感動するレベルなのですから。

コロナ禍は観光業に大きなダメージを与えてくれました。まだダメージを与え続けているといったほうが正しいでしょうか。
その中であっても当店はゲストを「集める」ツアーから脱却しました。なぜなら、ゲストが集まりにくい早めのツアーを開催することで、逆にフィールドの静けさが満足度を上げる要因となるからです。
いずれはその満足度の高さが評判となり、結果として当店にゲストが集まると嬉しいです!
なかなか世の中そんなに甘くないか…笑

当店では他店より早いツアー出発を自信をもっておすすめします。

 

◆西表島にご宿泊の方も安心してください

星野リゾートなど西表島に宿泊されている皆さまにも早い出発でご案内しております。

他店と比較する際、比較するショップに聞いてみてください。
「石垣島から来る参加者がいたら、何時のフェリーに乗ってもらうのですか?」
それが石垣港8時30分発だった場合、当店のゲストが体感するフィールドでの極上の静けさを、特に繁忙期は味わえないかもしれません。

本日ご紹介のツアーはピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースです。
ツアーの集合時間などにご不明な点、ご要望などありましたら当店までお気軽にご連絡ください。

 《予約受付中》2021年サガリバナカヌーツアー 2021年4月27日


◆7月の空き状況わずかです

2021年6月下旬から開催予定のサガリバナカヌーツアー
昨年から先行予約を受け付けてきましたが、おかげ様で7月はほぼ満席の状態になりました。あとはコロナが落ち着くのを願うばかりです。

6月下旬はまだ若干の空きがございますのでお早目にお申込みください。
参加ご希望の方は以下の予約フォームより必要事項をご記入の上、クレジットカードにて代金のお支払い手続きを行ってください。

<予約フォーム> サガリバナカヌーツアー

 

◆ツアーのキャンセルについて

ツアーご予約後のキャンセルは、ツアー予約日の20日前からご予約のツアー代金に対して以下のキャンセル料が発生いたしますのでご注意ください。

 ツアー20日前~8日前…10%
 ツアー1週間前~3日前…30%
 ツアー前々日…50%
 ツアー前日、当日…100%

ツアーご予約完了後に都合が悪くなりキャンセルをご希望される場合は、当店までお早めにご連絡ください。
記メールアドレスまたはお電話で担当の大谷(おおたに)までお早目にご連絡ください。
また、ご連絡の際は「参加日時、コース名、代表者のお名前」をお知らせください。

▼当店連絡先
メール:kazaguruma1999@gmail.com
電話:090-8915-0931
担当:大谷(おおたに)

 

◆ツアーの日時の変更について

少人数の定員制で開催するコースのため、日にちや時間の変更はほぼ不可能です。あらかじめご了承お願いします。

 

◆古見村における豊年祭について

ツアー開催フィールドの後良川(しいらがわ)は古見村(こみむら)にあります。その村では例年、7月に数日間ほど「アカマタ」と呼ばれる豊年祭があります。

このお祭りは秘祭であり、どんな内容なのか一般には公開されていません。西表島に在住している他の集落の住民にも知らされません。

お祭りの日程は、村人がしきたりに従って日時を決めた後に公表されます。
2021年4月27日現在、今年はいつ催されるのかは不明です。そしてお祭りが開催される期間中(2~3日間ほど)はツアーフィールドの河川は利用自粛を求められます。
その場合は、古見村のお祭りには関係のない河川(浦内川など)でのツアー開催となります。あらかじめご了承お願いします。

 

◆サガリバナツアーの詳細

持ちもの
飲み物、濡れてもよいスポーツサンダル、タオル、懐中電灯やヘッドライト、カメラ(ビニール袋などに入れておく)

お迎え時間
午前4時30分頃から順次お迎えにあがります。

ツアー中のトイレ
ツアー中はずっとカヌーに乗っているため、約2時間はトイレに行くことはできません。

服装について
特に指定はありません。Tシャツ、短パンでも大丈夫ですが、夜明け前は肌寒い日もありますので、薄手の上着があると良いでしょう。
ツアー終了間際は朝日がとても強く、まぶしいのでサングラスがあればお持ちください。

前日の過ごし方
サガリバナツアーは早朝での開催となるため、前日は早目の就寝をお願いします。

 

◆ツアー終了後について

ツアー終了後は真夏の暑さが待っていますので、その後は無理な行程にならないようお気をつけください。

尚、本州では梅雨が明けていない時期なので、ゲストの皆さんはまだ暑さに慣れていないのではないかと思います。なるべく、西表島に来られる前に軽い運動や入浴で汗をかく習慣をつける等、熱中症対策をお願いします。

5月に入ったらフィールドの下見など、サガリバナカヌーツアーの準備を本格的に始めたいと思います。併せて情報発信もしていきますので、当店のtwitter や FBのフォローもよろしくお願いします。

 2月に入り暖かい日が続く西表島です 2021年2月10日


こんにちは!ガイドの星です☆

今年は2月に入ってから、もうすぐ春? 夏? と思えるような暖かい日々が続いております。
本日もピナイサーラの滝ツアーへ行ってきました。
朝から青空が広がり、滝上からの絶景に間違いなし!と張り切ってスタート。

 

◆どこを見渡しても“映え”確実!

文句のつけようの無い晴天。マングローブカヌーではついつい写真撮影。
こんなに晴れた日はインスタ映えする写真が簡単に撮れるのです!

続いてジャングルトレッキング。まずはピナイサーラの滝上を目指します。
天気が良いとはいえ、夏場に比べ山の中はまだまだ快適。半袖一枚で歩けますが、汗はそれほどかきません。

約40分のトレッキングで滝上に到着です。息を飲むような絶景が広がり、沖に浮かぶバラス島や鳩間島まではっきり確認することができます。

バラス島周辺には船もいくつか出ていました。2月にシュノーケルやダイビングが楽しめる西表島はまさに南国です。

 

◆ピナイサーラの滝つぼへ

滝上でランチを食べた後は滝つぼへ向かいます。
滝つぼへの道中にも美しい景色に出会えます。川に光が差し込み、神々しい景色。水の流れる音にも癒やされます。

所々休憩をはさみながらゆっくりと歩くこと約1時間。滝つぼに到着です。

間近で見る滝は大迫力。さすがに泳ぐにはまだ水が冷たいので、写真を撮ったりおしゃべりしたり、のんびり休憩タイム。

サキシマカナヘビも日向ぼっこしています。

最後に今日一日を振り返りながら、のんびりカヌーを漕いで帰ります。

 

◆晴れると初夏の陽気、西表島!

今日は一日中晴天に恵まれ、ツアー後はガイドもゲストもほんのり日焼け顔。
「心地よい疲れが今夜のビールをより楽しみなものにしてくれるね」と嬉しいお言葉もいただけ、最後に笑顔を見せて頂けることがガイドとしての“やりがい”を感じさせてくれる嬉しい瞬間です!

本日はお越しいただきありがとうございました。

風が強く肌寒い日の多い八重山の冬ですが、太陽が出ると暖かく過ごしやすい気候になります。
夏場のような照りつけるような強い日差しがないので、マングローブカヌーやトレッキングにはもってこいの季節です。みなさまもぜひこの季節に遊びにきてみてくださいね。

 環境省による環境DNA調査に参加してきました! 2021年2月5日


こんにちは!ガイドの星です☆
今日は先日行われた環境省による環境DNA調査についてご報告いたします!

 

◆環境DNA調査とは?

普段の生活ではなかなか聞き慣れない「環境DNA調査」という言葉ですが、意味としては、川や池など、その場所で採取したDNAを解析する事で、そこに生息する生物の種類やおおよその個体数の把握ができる調査です。

西表島では多くの人が川や滝などのフィールドに入りレジャーを楽しんでいますが、それが川や滝つぼなどに生息する生き物にどのくらいの影響を及ぼしているのか、この貴重な生物をどのように保全していくのかを把握し、考えるために行われているのが今回の調査です。

昨年から年に3回、各フィールドで行われている環境DNA調査。今回はそのお手伝いに西表島カヌー組合員として同行させてもらいました。

「環境DNA調査」と聞くと難しそうなイメージがあり、初参加の僕自身、できるかどうか不安でしたが、環境省職員の方々にサポートしていただきながら貴重な経験ができました。

今回は2日間にわたり、普段ツアーでよく利用するユツンエリア、西田川エリアの調査を行いました。

 

◆調査方法

まずは気温や水温、水流などフィールドの情報を記録します。

次に採水、濾し取り作業です。
採水はシリンジ(注射器みたいなもの)を使い、1回に50mlずつ吸い上げます。

水を吸い上げたシリンジの先端にステリベクス(ろ過装置)を取り付け、吸い上げた水を押し出します。すると、ステリベクス(ろ過装置)にDNAだけが濾し取られるしくみです。

これを1つのフィールドで50ml×20回(計1000ml)、繰り返し行います。
後半に進むに連れてろ過装置にゴミがたまり、水を押し出す作業に力が必要になります。これが結構大変です…(汗

1000ml分の水をろ過したら、1つの口をパラフィルム(実験などで用いる高性能フィルム)で閉じます。反対側から保存液を注入し、最後液漏れしないよう、もう片方もパラフィルムで蓋をします。

 

◆今回の作業はここまで

採取したDNAは調査機関に送られ、数ヶ月後に結果が出るとのこと。自分で調査した場所でどんな結果が出るのかが楽しみです。

実際に環境調査活動に参加するのは今回が初めてでしたが、普段ツアーや休みの日にカヌーやトレッキング、滝つぼ遊びで利用する場所も実際調査に携わってみるとその場所がいかに貴重で大切な場所なのかという事を再認識することができました。

後はさらにフィールドに住む生物に目を向け、環境保全についても深く考えていきたいと思います。

 

◆まとめ

今回の調査は環境省職員の方に同行していただきレクチャーをしていただきました。
調査活動だけでなく、自然保護の重要性や環境省での取り組みなど、貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。ありがとうございました。

今後もこのような機会があれば積極的に調査活動に参加し、自然保護や西表島への興味を深めていきたいと思います。

 ツアーガイド向け講習会が開催されました! 2021年1月20日


こんにちは。ガイドの星です☆

去る1月13日〜1月15日の3日間、西表島カヌー組合主催のガイド向け講習会に参加してきました。西表島におけるアクティビティツアーの現状や今後の課題などを話し合う、とても内容の濃い講習会でした。また、世界自然遺産の屋久島で活躍されているプロガイドの渡邊太郎氏にもお越しいただき、世界遺産候補地としての西表島が進むべき道しるべについてもお話しいただきました。

 

◆講習会1日目

初日は環境省による西表野生生物保護センターのバックグラウンドツアー。

イリオモテヤマネコ保護に関する環境省の取り組みや、普段立ち入ることのできないバックヤード(事故による怪我などで保護された野生生物の治療室や野外ケージなど)の視察など、興味深いものばかりでした。

  • ヤマネコなどの野生生物が負傷した際に運び込まれる診察室や手術台の見学
  • 治療が必要な野生生物が野生復帰を果たすまでの過程について
  • ヤマネコの個体数を確認するための新たな調査の開始
  • ロードキル(交通事故)防止のための取組みや課題

などなど、ツアーのゲストからほぼ毎回聞かれる「イリオモテヤマネコ」について、知っているようで知らない事をたくさん教えていただき、野生生物保護に対する考えがより一層深まりました。

今後、西表島に遊びに来る観光客の皆さんへイリオモテヤマネコの生態や生物保護の重要性についてより詳しく、より分かりやすく伝えていきたいと思います。

 

◆講習会2日目

2日目はフィールドの管理および保全、現状と今後の課題を話し合うための事前視察です。

まずは実際にピナイサーラの滝へ行き、危険箇所や保全、管理が必要だと思われるポイントをリストアップしていきます。

今年一番であろう晴天に恵まれ、講習生全員リラックスムードでジャングルを歩きます。ベテラン、若手関係なく建設的な意見を出し合えた良い時間でした。

 

◆講習会3日目

最終日は、前日の視察であぶり出された議題について、皆で詳しく話し合いました。中でも特に印象に残ったのは負傷者などの要救助者が出た場合のフィールドでの救助方法、体制についてです。

これまで西表島カヌー組合では救助者を担架で運搬してきましたが、果たして急斜面の多いトレッキングルートにこの方法は適してるのか? という疑問に対し、屋久島でガイドをされている渡邊さんからは「簡易的な持ち運びやすいハーネスを自作しています」といったお話しがありました。

それをヒントに「重い担架ではなく警察が使う遺体袋などを使うのはどうか」など、様々な意見によって改善の余地が生まれました。

他にも救助活動をスムーズに行うための連絡体制の強化についてなど、今回の講習会がきっかけで新たな取り組みが増え、今後、西表島カヌー組合の安全対策がより良いものになると感じるとともに、風車のツアーにも今回得た知識を活かし、今まで以上に安全度の高いガイドをしていきたいと思いました。

屋久島の山岳ガイドである渡邊さんからの目線、講習生である西表島のガイドからの目線。
双方、様々な意見や質問が挙げられ、西表島のフィールド管理や保全、ツアーの安全に関することはもちろん、西表島カヌー組合やそれ以外の西表島全体の業者が今後どうあるべきかなど、深くまで入り込んだ内容の濃い話し合いでした。

◆講習会を振り返って

普段、ツアーで最も行くことの多いピナイサーラの滝ですが、今回の講習会を通して、自分自身では気が付かなかったフィールドの課題や改善点も多く、より安全やフィールド管理に対する意識が強くなりました。

特に渡邊さんによる屋久島での取り組みや課題に関するお話は、世界自然遺産登録を目指す西表島のガイドにとっては具体的なモデルとなり、とても役に立つ内容ばかりでした。

何より今回は渡邊さんをはじめ、環境省、竹富町、沖縄県の職員の方にもお越しいただき、西表島カヌー組合のメンバーも含めた全員が一体となって西表島の将来について話し合う場に参加できたことが、僕自身にとって貴重な経験となりました。

今回の講習会で学んだことを活かし、ゲストの方たちに来る前よりも西表島を好きになってお帰りいただけるようなガイドができたらいいな。と思います!