西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 <風車の思い> カテゴリーの記事

 卒業旅行、社員旅行、グループ旅行の幹事さんへ 2019年3月18日


3月に入り風車では卒業旅行でツアーに参加される学生さんの団体がとても多く、毎日賑やかで元気をたくさんもらっています。

から社会人となる方、大学院に進む方など様々でしょうが、またいつか西表島に遊びにいらしてくださいね。

◆団体旅行で風車が選ばれる3つの理由

さて、大人数での旅行となると幹事さんは大忙しになると思いますが、風車では幹事さんのサポートにも力を入れています。

(1) マメな情報交換

当店では基本的に、日中はベース(お店)が留守になることはありません。
待機スタッフが常駐しているので、ツアー中のガイドがフィールドで電話対応するなんてことはなく、じっくり落ち着いてご相談にのることができます。
ベースでの待機スタッフ常駐に当店がこだわる理由は他にもあります。
もしツアー中に非常事態(ゲストの体調不良、天候の悪化によるツアー内容の変更、など)が起きた場合は、予備ガイドが緊急出動できる体制づくりも備えています。

(2) チーム分け

団体(5名以上)と個人(1~4名位)のゲストはチームを分けてツアーを開催します。
混合ツアーになってしまうと、皆がお互いに気を遣う状況が生まれてしまい、場合によっては楽しみが半減してしまう事態も考えられます。よって、当店ではゲストの人数や年齢層などに配慮したチーム分けを可能な限り行っております。

(3) 修学旅行も対応可能

当店では80名様以上の団体対応実績があり、旅行会社様からの委託で関西圏を中心とした修学旅行の受入れも行ってきました。
人数制限のあるピナイサーラの滝エリアでは1ショップあたり14名のゲストしかご案内できませんが、15名以上でのツアー申し込みをご希望される場合は他ショップと連携してツアーを開催いたします。
その際は風車が責任を持って一元で取りまとめを行いますので、幹事さんが複数のショップとやり取りする面倒はありません。

◆団体旅行に対する風車のこだわり

大人数の団体旅行といっても様々なケースがあります。

三世代ファミリーだと下は幼児から、上はじぃじ、ばぁばといった幅広い年齢層のグループ。
若手と上司に体力差(若手優勢)が生じる社員旅行のグループ。
卒業旅行においても男子と女子では腕力の差がみられます。

団体旅行だからといってゲストの評価が平均的に良ければいい、なんてことは当店は考えておりません。
一番大切なのはゲストのお一人、お一人に満足していただく事で、団体だからといってツアー代金を大幅に値下げすることは当店ではありません。

逆に団体旅行だからこそ、更なる体制の充実を実行しています。
それは、ゲストの一部がツアー途中で体調が悪くなっても、ツアーの進行に大きな影響がでないようにガイドを通常より一名増員してフォローします。そう、これが風車のこだわりの一つであるアシスタントガイドの設置です。

◆幹事さん、まずは風車にお問合せを

修学旅行は一年以上も前から準備が始まり、旅行会社の担当者や学校の先生は事前に西表島に来て現地視察をされます。
しかし、修学旅行以外の多くの団体旅行では事前の下見というのは現実的ではありませんので、当店では可能な限り情報提供をしたいと思います。

西表島では何をしたらいいのか?
夜はどこに食べに行ったらいいのか?
今の時期の服装は?
などなど。

心配事があっても大丈夫です。
私たちと一つ、一つ不安や疑問を解決し、最高の団体旅行(卒業旅行、社員旅行、グループ旅行)にしましょう!

→ お問い合せはこちらまで

 西表島で遊ぶ方へ「レプトスピラ症」について 2018年6月15日


こんにちは!ガイドの星です☆

梅雨真っただ中の西表島ですが気温は30℃を超える日が多く、川遊びも快適に行える季節になりました。

いよいよ多くのお客様にお越しいただく夏休みが迫ってきていますが、西表島を訪れる皆さんに知っておいてほしいことがあります。
それは、山や川に潜む感染症のレプトスピラ症です。

◆レプトスピラ症とは?

初耳の方も多いかと思いますが、西表島に限らず山や川でのアウトドア大好きな方に知っておいてほしいのが「レプトスピラ症」です。

感染者が増える夏を前に、西表島では予防と対策を兼ねて毎年この時期に研修会が開かれます。
身体が資本である僕たちガイドにとって、レプトスピラ症は本当に本当に身近な感染症なので、先日行われた研修会には風車のガイド全員で参加してきました。

シーズン前の良い機会なので、今日は(も?)この感染症について真面目にお伝えしたいと思います。

◆まずは概要
  • 見た目からレプト(細い)+スピラ(螺旋)=レプトスピラ
  • ネズミなどの野生動物の腎臓に定着
  • 保菌動物の尿で汚染された水や土壌から感染
  • 湿った土壌の中で数か月は生存
  • 発症は初夏から秋にかけて多い
  • 国内では年間20~30例の報告
  • 沖縄(特に本島北部と八重山)での発症が多い
  • 38℃越の発熱、頭痛、筋肉痛、等
  • 潜伏期間は3~14日
  • 観光客が旅行を終えて沖縄を出てからの発症例もある

2017年の推定感染地域を見ると、沖縄県内において86%(19人)が八重山で感染し、その中の12人が西表島で感染しているというデータが発表されています。

西表島は一年を通して高温多湿な亜熱帯地域であり、山や河川も豊富という地理的条件も感染率を上げる理由になってしまっています。
沖縄以外でも東南アジアや中南米など、やはり気温も湿度も高い地域での感染が多くみられるそうです。

私たちガイドの職場はまさに山や川であり、一番身近な場所にレプトスピラ症が潜んでいるのです。

◆感染すると…症状は?
  • 発熱
  • 頭痛
  • 結膜充血
  • 悪寒

まるでインフルエンザのような症状ですが、微熱が一週間ほど続いてから高熱を出す方もいるそうです。
感染者は外での活動を主としているケースがほとんどで、ネイチャーガイド、農家、建設業の方々が感染してしまう傾向にあります。

◆観光で来る人は心配無用?

感染者のほとんどは現地のガイドや農家さんがほとんどですが、過去には観光客の感染も報告されています。

過去に報告された例でいうと、

“八重山で観光(川でのレジャー)をした後、地元(沖縄県外)に戻ると発熱等の症状がでました。しかし、ツアー中にガイドさんからレプトスピラの説明を聞いていたので病院ではすぐに診断がつきました。”

この様に、観光で来られる方の感染も皆無ではありません。

今回の研修は私たちガイドの健康被害対策のためはもちろん、ガイドが仕事をする中で沖縄以外では認知度の低いレプトスピラ症に関する知識を、観光客に普及させるためのものでもあります。

過去の例のように、自宅に帰ってから発症したとしても、お客様自身が「レプトスピラ症かも!?」と感じることで感染症の早期発見、治療が可能になります。

◆感染を予防するための対策

感染経路は汚染された土壌や河川に接触した際、傷ついた皮膚や粘膜から菌が体内に侵入します。
ということは、

  • 肌の露出を控えケガをしないようにする
  • 皮膚に傷がある場合、体調が悪い場合は川へ入らない
  • 素足で長時間、水田や川への入水を控える
  • ネズミなど野生動物との素手での接触は避ける
  • 川の水はそのまま飲まない
  • 川や池で遊んだ後は石けんを使い手洗いやシャワーをする

西表島に観光で来られた方がレプトスピラ症に罹患する確率は極めて低いので過度な心配は無用です。
しかし、一週間の休みを取るために徹夜続きで仕事を終えてきた!とか、病み上がりで体力が落ちている… とか、ケガが治ってないけど川で泳いじゃえ!なんて方は要注意です。

私たちガイドは夏に多くのお客様を万全な状態でお迎えできるよう、これからの季節、体調管理には一層気を付けていきます。

ツアーに参加される皆さんも、特にツアー前日は早めに寝て朝ごはんをしっかり食べ、万全な状態で遊びに来てくださいね!

 マングローブカヌー&由布島ツアーの中止について 2017年8月17日


当社では、長らくカヌーと由布島観光をセットにしたマングローブカヌー&由布島ツアーを開催しておりましたが、この度、こちらのコースの取り扱いを中止することとなりました。

※中止決定以前にご予約いただいたツアーに関しては開催いたします。

◆中止にした理由

これまで、マングローブカヌー&由布島ツアーの終了後にゲストから以下のご意見を寄せられることが多々ありました。

・カヌーをもっとのんびり漕ぎたかった
・滝つぼで遊ぶ時間が短かった
・由布島観光を急いでした
・などなど…

その度に私たちは、このツアーに関して各々のゲストが持つイメージや求めるもの(サービス)の違いを感じてきました。

マングローブカヌーに重きを置く方、滝あそびに重きを置く方、由布島観光に重きを置く方…。

ゲストそれぞれの希望があるのです。
そして、残念ながらガイドがそれら個別のご要望に応えるのは難しいと判断した次第です。

◆それでもカヌーと由布島観光がしたい!

中止にしたとはいえ、せっかく西表島まで来たからには「カヌーも由布島も両方楽しみたい!」というゲストのお気持ちはよく分かります。

そこで、当店では考え抜いた結果、以下のライトな半日ツアーをご用意しました。

クーラ川カヌー&滝コースクーラ川カヌー&滝コース

カヌー体験コースカヌー体験コース

由布島観光も楽しみたいゲストが上記のコースに参加するメリットは午前中にツアーが終了することです。

ツアー終了後は上原港へ12:00~12:30頃にお送りしますので、港周辺でランチをしてから路線バスで由布島観光へお出かけください。

◆路線バスで由布島観光へ行く方法

上原港ターミナルの目の前にあるバス停より「豊原行き」の路線バスに乗って「由布水牛車」で降車してください。乗車時間は40分です。

 上原港 13:15発 → 由布水牛車 13:55着

西表島の路線バスについて

◆由布島観光が終わったらどうやって石垣島に帰るの?

由布島観光終了後は、西表島の南側にある大原港から船に乗って石垣島へお帰りください。大原港へは「豊原行き」の路線バスに乗って「大原港」で降車してください。乗車時間は25分です。

尚、降車するバス停は「大原」ではなく「大原港」です。ご注意ください。

 由布水牛車 14:55発 → 大原港 15:20着

 由布水牛車 16:25発 → 大原港 16:50着

 由布水牛車 17:05発 → 大原港 17:30着

西表島の路線バスについて

◆風車の想い

「初めての西表島旅行。
普段の生活を忘れ、思う存分、自然体験を満喫したい!」

西表島へお越しになるゲストは、そんな願いを抱いている方がほとんどではないでしょうか。

当社では西表島へいらした全てのゲストが、この島で過した時間を思い出すたびに幸せな気持ちになれることを願っております。

「そのために当社がすべきことは?」
「ゲストのニーズに応えるには?」

日々、考えを巡らせながら、私たちなりにできる最善のサービスを目指し営業しております。

午後からの半日コースに対応できる場合もございますので、西表島観光のスケジューリングなど、お悩み事がありましたら風車までお気軽にご相談ください。

→ お問合せフォームはこちら

 【 研修最終日】スキルアップ研修終了! 2017年6月26日


スキルアップ研修もついに最終日を迎え、今日はこれまでの「まとめ」です。

西表島在住歴の長い女性2名にモニターとなってもらい、講師のLeeさんによるデモンストレーションツアーを開催してもらいました。

基本動作の反復動作の練習を行い、いざフィールドへ出発!

◆デモンストレーションツアー

Leeさんによるデモンストレーションツアーが始まりました。

ニュージーランドの現役ガイドが、しかもオペレーションマネージャークラスの方が大見謝川でガイドをするのは史上初のことでしょう。

Leeさんのガイドは当然のことながら目からウロコの連続です!

彼に教えてもらったことは可能な限り風車のツアーに取り入れていくつもりです。

詳しい内容はまだ企業秘密ですが、今シーズンは一部だけご披露しますね (^_−)☆

◆ニュージーランド式ツアー

ニュージーランド式ツアーの特徴は、とにかく説明が丁寧で一つ一つの事柄に根拠を説明します。

 「なぜ~をするのか?」
 「~をすることで~となる」

その根拠の信ぴょう性をより高めるのが、日頃のトレーニングとフィールドの下調べです。

Leeさんがオペレーションマネージャーとして勤務しているAbel Tasman CANYONSは、彼に言わせるとツアーを開催しているフィールド自体はニュージーランドの他のエリアに比べるとイージー(簡単)なコースだそうです。

しかし、ガイドは日々のトレーニングだけでなくOJTによる教育プログラムも完遂しており、会社での安全対策も国家基準をはるかに超えるレベルで設定し、しかもその基準をさらに見直し続けてより高みを目指しているそうです。

その評価として、Abel Tasman CANYONSで働いているガイドは他のエリアの同業他社から引く手あまただそうです。

風車のガイドもAbel Tasman CANYONSで数日間、研修でお世話になりましたが、現地のツアーフィールドと内容、ガイドの質の高さに圧倒されました。

◆NZプロガイドから見た西表島

体力のある若い欧米人をターゲットとしたツアーのガイドとして活躍しているLeeさんが、西表島のフィールドを見てどう思うか…。
実は来日前まで非常に気になっていました。

研修初日の話に戻りますが、彼が来島して挨拶もそこそこ、さっそく大見謝川へ出掛けて率直な感想を尋ねました。すると、

「この川は素晴らしい、Beautiful! 短い川だけど遊べるポイントがぎっしり詰まっているね。ガイドが頑張ればゲストはもっと楽しめるよ!」

と、嬉しい言葉が聞けました。

◆まとめのまとめ

午後からは、この5日間の研修で教えてもらった知識を風車のツアーに取り入れるまでの行程表を作りました。

・実際に新ツアーを開催するにはどうするか?
・開催できない要因、課題はなにか?
・それらをどのようにクリアしていくか?

「いつでも相談にのるよ。何かあったら連絡してね!」というLeeさんからの励ましの言葉で、出航時刻ギリギリの18時をもって5日間の全過程を修了しました。

◆研修を振り返って思うこと

この5日間、ほぼ全てのツアーを中止にして研修に励んでいたので、ご予約をお断りしたお客様には大変ご迷惑をおかけしました。

しかし、この5日間は当社のスタッフがガイドとしてさらに高みを目指すきっかけになりました。
ガイドを育てるのは素晴らしいフィールドではなく、ガイドと会社、双方の情熱なんだと感じました。

このような研修会を開催できたのは沖縄県産業振興公社の鈴木さんや玉城さんによる親身なサポートあっての事です。

そして、Leeさんの所属するAbel Tasman CANYONS代表のMr. Toine Houtenbos、昨年の秋からコーディネートでお世話になっているリアルニュージーランドの藤井さんによるご協力のおかげで、無事、スキルアップ研修を修了することができました。

風車はたくさんの方々の力強い支えがあって前へ進んでいます。
皆さん、本当にありがとうございます。

帰り際、Leeさんに「来年は1ヵ月くらい西表島にいたいね。」と言ってもらえました。

今回、5日間の研修のためにプラス4日間も移動日があるハードスケジュールにも関わらず、そんな嬉しい言葉が聞けたので、ただの社交辞令ではなく本当にまた来てくれるような気がします。

その時までにはLeeさんが驚くほどスタッフ全員がレベルアップしているよう、トレーニングを続けていきたいと思います!

“ヘルメットを叩いてみれば文明開化の音がする”

これからが新しいスタートです!

Lee san, Thank you so, so much!
See you again!!

 【研修4日目】まだまだ続くロープワーク基礎編 2017年6月25日


本日もロープワークの基礎について一日みっちり研修しました。

◆スキルアップ研修4日目

結び方はもちろん、ロープを使った救助訓練も行い、ハーネスを使用しないツアーでもロープを持参することによって回避できる危機について教えていただきました。

この数日間でわかったことは、

・とにかく毎日ロープに触れること
・頭で考えず体で覚える
・手元を見ずに素早く美しく結べるのが重要

懸垂下降の訓練では、ロープを回収しながら下降できるレベルまで到達するという目標もできました。

 【研修3日目】ロープワークさらに基礎編 2017年6月24日


本日も昨日に引き続き、ロープワークの基礎から始まり、ツアー中の安全確保について学びました。

◆スキルアップ研修3日目

危険を回避するためのお客様とガイドの立ち位置など、今まで気づかなかった細かい点も指摘され、スタッフ一同身の引き締まる思いで一日過ごしました。

夜も時間の許す限り、昨夜よりもっと遅くまで熱のこもった座学となりました。

研修期間も折り返しです!
心残りのないよう明日、明後日もモチベーションを上げて臨みたいです!!

 【研修2日目】ロープワーク基礎編 2017年6月23日


本日の研修テーマは「ロープワーク」
普段なら滝つぼで泳いだり眺めるだけの滝を、今日はロープを使って上から降りてみます。

◆スキルアップ研修2日目

講師のLeeさんからしっかり手ほどきを受け、いざ降下開始。

振り子のように右へ左へ揺れてしまう体をコントロールするのがとても難しく、滝の直撃を受けつつも何とか着地。

◆忍者発見!?

最後はLeeさんによるデモンストレーションです。
準備が完了して降下がはじまると…

なんと!
滝上から4~5歩でストンと着地!!

かかった時間は約30秒。
しかもロープを片付けながらの降下です!

あっという間の出来事に風車メンバーはしばし呆然…
西表島のジャングルに忍者を見た気がしました。

◆夜は夜で…

夕飯を済ませたら、今度は危機管理についての座学です。二重、三重の危機管理体制の必要性について説いていただきました。

夜が更けても話は尽きず、

「たとえ難易度の低いフィールドであっても、ここまで体制が整っていなければプロフェッショナルとはいえません。」

という言葉が印象的でした。

 【スキルアップ研修・初日】もっと楽しく!もっと安全に! 2017年6月22日


みなさんこんにちは!

本日より5日間、アウトドア・アクティビティの本場ニュージーランドから、キャニオニングのプロガイドであるLee Den Haanさんをお招きしてのスキルアップ研修が始まりました。

◆ニュージーランドからお越しです

現在、Leeさんはニュージランド南島にあるエイベルタスマン国立公園をフィールドとするキャニオニングショップAbel Tasman Canyons 社のオペレーションマネージャーとして活躍中です。

高校時代は日本での留学経験があり、以前は群馬県の水上でもキャニオニングガイドを2年以上勤めていた実績があります。
トータルで5年間の日本生活を経験している親日家のLeeさんです。

そして今回、特に嬉しい事がLeeさんは日本語が堪能!ペラペラなのです!!

事前のメールでのやりとりも全て日本語。しかも漢字もOK!

◆初日 ~キャニオニング研修~

研修初日の今日は、夏休みには超人気の大見謝川へ行ってきました。

まず初めにLeeさんは亜熱帯の川の温かさに驚いていました。
確かにウェットスーツ無しで一時間以上川に浸かっていられるなんて亜熱帯ならではですね。

Leeさんにとって初めてのフィールドでしたが、しばしの観察の後は細かいアドバイスや注意事項を次々と挙げていき、鋭い観察眼に一同感心させられました。

しかし、それ以上に当社が使用しているフィールドで「Beautiful!」を連呼してくれたのが嬉しかったですね。

◆昼はフィールドで学び、夜は座学で

今回は研修といっても合宿のノリです。

昼はツアーで使用するフィールドで技術を学び、夜はミーティング形式で昼間の「気づき」をスタッフ全員で発表、意見交換をします。

気さくで人懐っこい笑顔が素敵なLeeさんですが、彼の持つ技術、経験、知識は尊敬に値するほどの奥深さがあります。

そして、それらすべてを日本語で伝えてくれるので非常にわかりやすく、貴重な経験をさせていただいています。

◆今回の研修の目的

当社のツアーは天候による中止基準やツアー毎の年齢制限を設けて、ゲストの皆さまが安心して遊べるよう細心の注意を払っています。

しかし、日本よりはるかに安全基準や技術力の高いニュージーランドで、キャニオニング講師としても活躍されているLeeさんに当社のサービスを客観的に見てもらうことにより、より高い精度での安全に配慮したオペレーションマニュアルが仕上がりそうです。

そして、アドベンチャー好きのニュージーランド人ならではの遊び心も吸収して、これまで以上により楽しく遊べるよう進歩させていきたいです。

 ツアーの無い日は何してる? 2017年6月9日


こんにちは!ガイドの星です☆

八重山地方では梅雨明けを知らせるツマグロゼミが鳴き始め、西表島もここ最近は快晴が続いています。

少し車を走らせるだけで気持ちの良い景色を見ることができ、この島にいることの幸せを感じる瞬間です。

◆ツアーの無い日はこんな感じ

今日はツアーが無かったので事務所での内勤作業。草刈りと屋根の修復を行いました!

西表島は面積の90%がジャングルだと言われている通り、植物が大変元気に育ちます。店舗までジャングルになってしまっては困るので私達は定期的に草刈りを行います。

ガソリン式の刈り払い機を使って作業を進めます。草むらの中にはいろいろな生き物達も棲んでいるので、慎重に行います。

続いて屋根の修復!

今使っている店舗は少なくとも平成生まれの私が生まれる前からあったであろう建物なので、当然ながら老朽化も進んでいます。

雨漏り対策の為、ひび割れが起きている部分に建築用セメダインをコテで塗って行きます。

普段登らない屋上からの景色は、晴れていることもあって最高に気持ちが良いです。

「ツアーがない日は何をしてるの?」という質問をいただくことがありますが、草刈りや店舗の修復、清掃作業の他にもパソコン作業なども行っています。

どれもこれも万全な状態でお客様をツアーにご案内するための準備です。

これからは晴れの日が多くなり、西表島の良さを体感するには最高のシーズンになっていきます。

ぜひ遊びに来てくださいね〜!

 OMSB水難救助訓練に参加してきました! 2017年6月2日


こんにちは!ガイドの星です☆

気が付けばもう6月。僕が西表島に来て早や2か月が経ちました。

立派なガイドを目指してトレーニングの毎日ですが、5月29日から31日までの3日間、沖縄県公安委員会認定のOMSB水難救助訓練に参加してきました。

水辺を案内する僕達ガイドにとって、身につけなければいけない救助の知識、技能を、3日間かけてみっちりと勉強させていただきました。

◆救助訓練初日

初日は救助に関する知識をテキストを使いながら学びます。水辺で起こりうる危険や救助方法、自然の怖さなどみっちりと頭に叩き込んでいきます。

この島に来てからというもの、椅子に座りって何時間も話を聞くという経験がなかったので、自分にとってはこの日が一番しんどかったかもしれません…。

◆救助訓練2日目

2日目は実際に海へ出ての技能訓練でした。様々な種類の泳ぎ方、溺者を抱えての泳ぎ、800メートルの遠泳や25メートルを平行潜水などなど…。

スタートから終わりまで、少しの余裕も感じることができないハードな訓練で、休憩中はみんなぐったりです。

◆救助訓練最終日

最終日は筆記テストと海洋での技能テストです。

筆記テストでは合格点が定められ、それに達しないと“不合格”という厳しい結果が待ち受けます。

技能テストでは前日の厳しい訓練の成果を発揮し、ほとんどの人が落ち着いて救助にあたっていました。

◆救助訓練を終えて

3日間みっちりと訓練を受け、あとは合格の通知を待つだけです。

しかし、そこがゴールではありません。

大切なのはこれから僕たちがガイドとしてフィールドに出た時に今回の訓練が生きるようでなければ意味がありません。

事故に対応できる準備、事故を起こさないための行動、言動を徹底していきたいと、今回の訓練を受けてより一層感じました。

フィールドに出れば、僕達ガイド一人一人が責任者になるという自覚を持ち、安全第一で今後ツアーを行いたいと思います。