西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 <西表島の日常> カテゴリーの記事

 ツアーの無い日は何してる? 2017年6月9日


こんにちは!ガイドの星です☆

八重山地方では梅雨明けを知らせるツマグロゼミが鳴き始め、西表島もここ最近は快晴が続いています。

少し車を走らせるだけで気持ちの良い景色を見ることができ、この島にいることの幸せを感じる瞬間です。

◆ツアーの無い日はこんな感じ

今日はツアーが無かったので事務所での内勤作業。草刈りと屋根の修復を行いました!

西表島は面積の90%がジャングルだと言われている通り、植物が大変元気に育ちます。店舗までジャングルになってしまっては困るので私達は定期的に草刈りを行います。

ガソリン式の刈り払い機を使って作業を進めます。草むらの中にはいろいろな生き物達も棲んでいるので、慎重に行います。

続いて屋根の修復!

今使っている店舗は少なくとも平成生まれの私が生まれる前からあったであろう建物なので、当然ながら老朽化も進んでいます。

雨漏り対策の為、ひび割れが起きている部分に建築用セメダインをコテで塗って行きます。

普段登らない屋上からの景色は、晴れていることもあって最高に気持ちが良いです。

「ツアーがない日は何をしてるの?」という質問をいただくことがありますが、草刈りや店舗の修復、清掃作業の他にもパソコン作業なども行っています。

どれもこれも万全な状態でお客様をツアーにご案内するための準備です。

これからは晴れの日が多くなり、西表島の良さを体感するには最高のシーズンになっていきます。

ぜひ遊びに来てくださいね〜!

 西表島の強烈な紫外線から目を守ろう! 2017年6月5日


先日、紫外線の影響による眼の疾患についての調査として、金沢医科大学が西表島の西部地区で住民向けの眼科検診を行いました。

◆金沢医科大学による眼科検診

調査地として西表島が選ばれたということは、他地域に比べ紫外線が強いということなのでしょうか。

まずは検診に関する同意書に必要事項を記入し、ヒアリング調査がありました。

・西表島の在住歴
・沖縄県での在住歴
・出身地
・普段はメガネかコンタクトか
・屋外ではサングラスをかけているか
・屋外では帽子をかぶっているか
・などなど…

その後は裸眼と矯正した場合の視力検査をしました。

そして、ここからが本番。
特殊カメラによる瞼裂斑(けいれつはん)の検査を行いましたが、私の検査結果は「極めて良好」と診断されました。ε-(´∀`*)ホッ

●All About 参照:瞼裂斑とは?

◆メガネ歴35年の意外な効果!?

ド近眼の私なので目にはあまり自信がありませんでしたが、ドクターによると「メガネが紫外線をカットしているので裸眼で生活している人よりも紫外線の影響を受けにくい」とのことでした。

また、カヌーツアー中に使用しているコンタクトレンズはジョンソン・エンド・ジョンソン製だと伝えたら、同社の製品は紫外線対策がなされているので、屋外での活動には超オススメだそうです。

私の場合、さらにサングラスをかけ、帽子もかぶっているので紫外線対策としてはカンペキです。

20年近く西表島で生活してきましたが、紫外線による悪影響で眼が傷んでいなかったのは驚きでした。たまたま近眼のせいで使用しているメガネや良質のコンタクトレンズのおかげだったんですね。

◆最後の検査

めでたし、めでたし。
といきたいところですが、最後は瞳孔を広げる目薬をさし、細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう→いわゆる眼科の先生が使っている拡大鏡)での検診がありました。

すると、診ていただいた佐々木教授に「紫外線による目の日焼けはあまり無さそうだが、緑内障の検査は年に一回は受けたほうがいいよ」と言われました。

そもそもメガネやコンタクトレンズは裸眼視力0.03を矯正するためのものであり、そのおかげで紫外線対策にはなっていたが、強度の近眼である私の場合、緑内障発症の危険性が高いとのこと。

正直、ちょっと怖くなってしまい、目は大事にしないといけないな…とあらためて思いました。

◆今回のまとめ

屋外において紫外線対策は肌だけでなく目も重要

効果が高いのはサングラスと帽子、UVカット仕様のコンタクトレンズ

メガネは紫外線対策に有効だが強度の近眼だと緑内障発症のリスクがあるので定期検診が必要

今回の金沢医科大学による眼の検査は、通常なら石垣島の眼科まで出かけて診察代のかかる検査でした。

西表島の住民にとっては一日がかりの事を約一時間で、しかも無料で行ってくれたことは、調査目的とはいえ非常にありがたく思いました。
しかも帰りにはサングラスのお土産までいただきました (^^)v

沖縄旅行へ出かける皆さん、沖縄の太陽は強烈です。サングラスと帽子をお忘れなく沖縄観光を楽しんでください!

 【西表島への移住】支援制度をご存知ですか? 2016年2月16日


先日、竹富町からの広報紙にこんなチラシがはさまれていました。

◆移住支援制度をご存知ですか?

あなたの移住就職を支える支援金制度のご案内というタイトルで始まる一枚の紙です。

なんと、移住就職する方に最大185万円も支給されるらしいです!

ただしチラシの裏側を見ると、対象期間が2016年2月20日までとなっています。
締切まで一週間を切っているので今さら参考になる方は少ないと思いますが、地方への移住について情報収集している方にとって、この情報も周知の事実だったのでしょうか?

◆竹富町移住応援プロジェクト

竹富町への移住を考えている人向けのサイトがあります。
竹富町の各島々からのブログや掲示板を使った売ります・買います情報など、生活に役立つ情報が載っています。

移住希望者には竹富町移住コンシェルジュが住居や仕事探し、移住前の視察などの相談にのってくれるそうです。

下見をするにもなかなか遠くて行きづらい離島ですから、普段の生活を送りながら現地の情報を提供してくれて、移住へ向け全力でサポートしてくれるなんて心強いですよね。竹富町への移住を本気で考えている方にはとても参考になるサイトです。

竹富町移住応援プロジェクト事務局 → しまじまサプリ

◆西表島への移住事情

西表島への移住を思い立ったら、やはりまずは住むところが必要です。

食べる、寝る、これはどこで暮らそうが必要なことですが、西表島に知り合いがいない状態で住居を探すというのはかなりの難題です。不動産屋がないこの島でアパートや一軒家を借りるには、大家さんとの直接交渉になります。

そして、空き部屋のあるアパート自体が少ないので、誰かが部屋を出るといった噂を聞いたら、すぐに大家さんへ相談に行かないと、すぐに他の人が借り手となってしまいます。

住居が先か、仕事が先か…。悩むところですが、西表島は慢性的な住居不足であることを知っておく必要があります。住居を探すのは仕事を探すことよりも難しいのです。

運良く住む部屋が見つかって、金銭的に余裕があればそこから仕事を探せばいいのですが、そのパターンで移住を果たしている方は少ないような気がします。

では、どうやって移住を成功させているかというと、「住み込み」「寮あり」の仕事を探すのが現実的な方法となります。

◆当社は“寮完備”です

現在、風車では求人募集中です。ありがたいことに多くのお問合せもいただいてます。

当社では採用が決まれば住み込みで仕事が始まります。
寮は一人部屋となり、布団や自炊設備、生活家電(エアコン、冷蔵庫、洗濯機など)も用意してあるので、西表島へ移り住むにあたり大きな出費は特にありません。

もし西表島に移住してツアーガイドを希望するのであれば、ぜひ風車までご連絡ください。不安や疑問があればご相談に乗りますよ!

・風車求人情報 → スタッフ募集のお知らせ

・風車ブログ → 【求人情報】西表島で働いてみませんか?

 【大寒波ドキュメント・後半】大寒波の置きみやげ 2016年1月25日


40~50年に一度の寒波の影響は強大で、24日には石垣島とその周辺離島を結ぶフェリーが全便欠航となりました。冬場に全便欠航するなんて記憶にありません。

もちろん風車のツアーも中止です。お客様にとっては残念な結果になりましたが、波浪警報も発令されていたので仕方ないかもしれませんね。

昨日に引き続き、大寒波が到来した西表島の様子をご紹介します。

◆1月24日 早朝の浜辺を歩く

これまでも寒波が来る度に「寒さのため魚が砂浜に打ち上げられました。」というニュースが伝えられてきました。
魚が仮死状態になるほど寒いと、私たち人間にとってもかなり厳しい(寒い)状況です。外出は避け、家にこもり背中を丸めてひたすら暖を取ります。

しかし、今回は数十年に一度という別格の寒波ということもあり、夜明け前に浜辺へ向かいました。剣道でいうところの「寒稽古」のノリです。

後で調べたらその時の気温は10℃だったそうですが、強力な北風がビュンビュンあたる海岸での体感温度は完全に10℃以下です。あっという間に耳がちぎれるほど冷たくなり、指先もかじかんでしまいます。
「これぞ寒波じゃ!」と、寒くて辛いくせに、まんざらでもないのが不思議です。

波打ち際には小さな魚が何匹か打ち上げられていましたが、期待するほどではありません。大きいものはすでに拾われてしまったのでしょうか?

そして、なぜかインスタントのラーメンの袋を発見。バーコードには国番号69とありましたので、どうやら中国から流れ着いたみたいです。

上海のスーパーで買い物を済ませて家に帰る独身サラリーマン → たまたまコケる → 買い物袋からインスタントラーメンが川(おそらく黄浦江)に落ちる → どんどん川を下り海に出る → 東シナ海を漂う → 西表島の浜辺に流れ着く…

そんなことを考えながら再び歩き出したけど、持って帰るほどの魚は見つかりませんでした。

ちなみに右側の白いタキシード姿で左ジャブを決めてる男性を調べてみたら、やはり中国の俳優で胡海泉(フー・ハイチュアン)さんという方でした。
ググってみると、アナウンサーの宮根誠司さんにそっくりだという記事も見つけました。確かに似てますね!

◆1月24日 一日家でのんびり家族と過ごす

悪天候、船の欠航、ツアー中止、そして日曜ということもあり、心置きなく仕事を休むことに決めました。

内地だと休日はイオンタウンに出かけてブラブラ歩き、フードコートで銀だこをつつきながらおしゃべりを楽しんだりするのでしょうが、ここ西表島ではそうもいきません。
船が欠航すれば物流も停止して、島には一切の物資が届きません。スーパーに行く用もなければ、外を出歩くわけでもありません。

海岸を散策した後は暖かい部屋でダラダラしながら、年末年始に撮りだめていたビデオを観て一日が終了。厳寒の寒さ(私にとっては)とは反対に、私自身は心も体も温かい休日を過ごしました。

ただ一つ、奄美大島で雪が降ったというニュースには少々ジェラシーを覚えました。
西表島もこんなに寒いのにぃー!ヽ(`Д´)ノプンプン

◆1月25日 まだまだ続く寒さ

この日も朝一番から魚を探しに浜辺へ出かけました。
なんせ明日からは気温が上昇し、木曜日の最高気温はなんと26℃の予想です。夏日です!
つまり、次にこの「寒波」を体験できるのは何年後?何十年後?いつの日になるかわからないほど遠い未来の話かもしれないのです。

気温8℃。「数十年に一度」というキーワードにときめく私にとっては快感すら覚える寒さです。

そして昨日と同じ海岸を歩いてみると、昨日よりも多くの魚が打ち上げられていました。丸一日以上、つめたーい海で耐えた南国の魚たちでしたが、ついにギブアップしたのでしょう。
しかし、やはりどれもサイズは小さめ。ウミヘビも写真ではわかりづらいですが、体長わずか20センチほどです。

やっぱりダメか~…。
うなだれながら帰ろうとしたその時、今までとは明らかに大きさの異なる、晩御飯には十分なサイズの魚を発見したのです。しかも私の好きなミーバイを!
直前まで小さな魚たちを気の毒に思っていたくせに、一気にテンションアップです!

結局、おかずにできるサイズはこのミーバイ一匹だけでしたが気分は上々。娘が学校から帰ってきたらふんぞり返って自慢しようと思います。

◆まとめ・大寒波を体験して
  • 早起き必須!いの一番に海岸を歩く者は果報あり!
  • 暖は火で取るべし、エアコンでは限度あり!
  • 灯油を切らすことなかれ!
  • 南国の雪が見たけりゃ難儀せずこまめに空を見上げるべし!
  • 寒いからといって昼寝をし過ぎることなかれ、一人の夜は寂しかれ(特に小学生)

 【大寒波ドキュメント・前半】西表島に雪よ降れ! 2016年1月24日


平成28年1月23日から、西表島、石垣島も稀に見る寒波に見舞われています。

ここ西表島でも、一冬に数回は気温が12℃位にまで下がってストーブが大活躍する日がありますが、今日のテレビやラジオの報道によると、今回の寒波は尋常ではない、全国的にみても40~50年に一度レベルの寒波であると警戒モードで伝えられていました。

沖縄へ移住して17年。
耳たぶがちぎれるほどの寒さを忘れてしまった私にとって、このニュースは心配というより「西表島にも雪が降るかも!?」と内心ワクワクしてしまいました。

◆1月22日 石垣島に宿泊

22日は石垣島での銀行や役所まわり、図書館へ本の返却などの用事を済ませて、そのまま宿泊しました。

次の日にお店の買い出しをして最終の船で西表島へ帰る予定でしたが、寒波の影響で海は大時化。波浪警報も発令され、台風以外で欠航することは無いと言われていた西表島の大原航路がお昼からストップしてしまいました。史上初の出来事です。
そのため、ホテルでの朝食を済ませ急きょ、西表島に帰ることにしました。

買い出しもまだだったので23日も石垣島に泊まろうかと思ったのですが、次の日に石垣島マラソンが開催される関係でどこのホテルも満室状態。
また、経験したことのない大寒波の影響で航路がいつ再開するかもわからないので無理は禁物と判断。残念ですが西表島へ帰ることにしました。

◆1月23日 午前11時

欠航前の最終便である石垣港11時発の大原港行きの船は、すでに時化の影響で出発早々に大揺れです。乗り物に弱い方にとっては「試練」のような状態。これから欠航するのも納得です。

冬場は北風の影響で西表島の北側を目指す上原航路は頻繁に欠航します。かたや大原航路は西表島の山々が北風をさえぎってくれるので、台風以外で欠航することはありません。という今までの常識が覆された日でした。

◆西表島に無事到着!

大原港に到着すると、その船は折り返して石垣島への最終便となります。

港の待合所には西表島での観光を途中で切り上げたと思われる観光客の方たちが大勢船を待っていました。これは台風の接近により急いで島を出ていく夏の光景とまったく同じです。

島の人たちは初めての事に少しテンションが上がっていて、船会社の方も「冬に大原港が欠航するのは初めてだよ。」と言っていました。たしかに私も17年間の西表島生活でこのような記憶はありません。

上原港、大原港、どちらの航路も欠航になると西表島内の交通量は一気に減り、台風前と同じ静けさになりました。とはいえ、台風のケースと明らかに違うのは今が冬ということです。

◆南国の防寒対策

ここで今回の大寒波を迎えるにあたり、我が家が行った最大級の防寒対策をご紹介します。

  • ファンヒーターの灯油を満タン(約4リットル)にする
  • ホットカーペットを押し入れから出す
  • スキー用の靴下を一日中しっかり履く
  • 冷たい麦茶を飲まず、熱い緑茶やコーヒーを飲む

と、まぁ、これくらいでしょうか。
台風に関しては、その勢力や進路によって対策のレベルを自在に変えていきますが、まさか防寒対策を考える時が来るとは夢にも思いませんでした。
近くにユニクロがあればダウンジャケットでも買いに行ったのですが…。

◆西表島に雪は降るのか?

テレビのニュースでは「ひょっとしたら沖縄でも雪が降るかも?」とちょっとした騒ぎになりましたね。
気象庁のホームページを覗くと、夜7時頃から気温が10℃を下まわり始めたので「もしかして!?」という気分にさせられました。

我が家には7才になる娘がいますが、雪が見たいあまり30分毎に外へ出て夜空を見上げていました。
しかし残念なことに、気温が10℃近くあったので「みぞれ」になることもなく、冷たい雨のまま23日の夜が過ぎました。

つづきは明日のブログ 【大寒波ドキュメント・後半】 大寒波の置きみやげ をご覧ください!

 【よくある質問】ガイドさんって冬は何してるの? 2016年1月12日


心も体もオフシーズンの真っ只中の西表島ですが、風車のガイド達は体力づくりに余念のない日々を過ごしてます。なぜなら自分の限界へ挑戦するべく、沖縄各地で開催されるいくつかの陸上大会へ出場する予定なのです。

◆風車ガイドのプチ情報!

まったく興味のない方もおられると思いますが(笑
風車スタッフのこれからの予定をお知らせいたします。

●第14回 石垣島マラソン(1月24日)公式HP
羽生知矢が出場

●第1回 石垣島オーシャンビュートレイル TRAILRUN&WALK(2月6日)公式FB
鈴木大介が出場

●第23回 竹富町やまねこマラソン(2月13日)公式HP
スタッフ全員で出場

●第2回 久米島トライアスロン大会(2月28日)公式HP
羽生知矢が出場

●石垣島トライアスロン2016(4月10日)公式HP
羽生知矢が出場

●第2回 石垣島ウルトラマラソン(5月15日)公式HP
羽生知矢、鈴木大介が出場

夏は毎日カヌーや山登りをしていた彼らですが、ここ最近では夏の繁忙期より体をしぼり、体力増強してきました。日々の走り込みなどトレーニングの成果が確実に出ているようです。

ゴールデンウィーク明けまで様々な大会への参加が予定されています。もし、ご旅行のついでに彼らの姿を見かけることがありましたら、力強いご声援をお願いします!

◆やまねこマラソン大会当日の営業について

2月13日に開催されるやまねこマラソン大会には、スタッフ全員が出場するため臨時休業とさせていただきます。
尚、前後の12日と14日は通常営業しておりますので、ジョガーの皆さんのご参加もお待ちしております。

 冬の楽しみ!西表島で早朝散歩を楽しもう!! 2015年11月30日


みなさん、こんにちは!

繁忙期が過ぎ去り運動量が激減したので、一ヶ月ほど前から、朝6時過ぎに約20分と短い時間ですが小学1年生の娘と散歩を楽しんでいます。
朝ごはんを美味しく食べるため、頭も身体もスッキリさせるための早朝散歩です。

◆朝時間の過ごし方

この一ヶ月で習慣化されてきたのは嬉しいことですが、最近、日ごとに朝が明るくなるのが遅くなっています。6時半を過ぎてもほんのり薄明るくなる程度です。

自宅周辺は外灯がほとんどない道路事情なので、朝とはいえ懐中電灯は欠かせません。それと、小さな子供も一緒なので蛍光色のタスキを体に掛け、行き交う車へ歩行者の存在を知らせるようにしています。

ちなみにタスキは100円ショップで購入した安価な物ですが、しっかり光ってくれるので効果抜群です。

◆早起きは三文の徳

朝日が昇り始めた7時頃、再び上原港へ行ってみました。

岸壁の手前5メートルまで近づいた時、気配を察した魚達が一斉に海面を飛び跳ね、大きな音と水しぶきを上げながら、ものすごい勢いで逃げていきました。
おそらくダツの群れかと思われます。動画が無いのが残念ですが…

一瞬で彼らが去った後、一人ポツンと残された私は「シーン…」という音が聞こえるほどの静寂に包まれ…。朝からニヤッとした瞬間でした。

早起きは三文の徳 とはよく言ったものです。

調べてみると、三文とは現代の貨幣価値では100円ちょっとだそうです。
うんうん、確かに今朝の光景は100円なら払ってもいいなと思えるプチ贅沢だった気がします。

海に囲まれた自然豊かな西表島ならではの、ちょっとした体験を独り占めできるかもしれない早朝散歩。この冬、西表島を訪れるチャンスがあれば是非ともお勧めしたい朝の過ごし方です。

 西表島にもやっと秋モードが到来しました 2015年11月25日


みなさん、こんにちは!

ここ竹富町では11月29日に「竹富町役場の位置についての意思を問う住民投票」があります。

◆竹富町ならではの事情

一体どういう事かというと、竹富町の町役場が竹富町内ではなく石垣市にあるという状況が、これまで何十年という長期間にわたり問題となっているのです。よく勘違いされる方もおりますが、竹富町は沖縄県石垣市竹富町ではなく沖縄県八重山郡竹富町です。

私たちが意思表示すべき内容は、 新しい竹富町役場を 石垣島で建て替える or 西表島の大原地区へ移転する かの二者択一です。どんな結果が出るのかわかりませんが、私たち竹富町民が直接関わる重要事項なので、投票には必ず行きたいと思います。

◆秋らしい一日のツアーでした

さて、今月は暖かい気候の続いた西表島ですが、本日は一変して、強い北風が吹く中でのツアー開催となりました。
気温も25℃を下回り、西表島もすっかりというか、やっと秋モードになってきました。

本日のツアーのご参加ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております!

 11月の西表島ってどんな感じ? 2015年11月2日


みなさん、こんにちは!
ここ最近の西表島は気温が30℃まで上がることもなく、とても過ごしやすい季節となりました。

ところで、みなさん11月の西表島ってどんな感じか知ってますか?
詳しい方は意外に少ないかもしれませんね。

◆夏の終わり、冬のはじまり

11月の西表島は晴れて太陽が顔をのぞかせたとしても、真夏に比べ湿度が低いのでカラッとした陽気となります。北海道の夏といったところでしょうか。
ところが、冬型の気圧配置になれば小雨混じりの冷たい北風が吹いてとても寒いのです。そんな日は雨風をさえぎるウィンドブレーカーが非常に役立ちます。

夏のなごりと冬の始まりを行ったり来たりするので、体調を崩さぬよう服装にはとても気をつかう毎日。それが11月の西表島の天気の特徴です。

◆基本はTシャツ&短パンだけど、北風が吹くと…寒っ!

10月後半から八重山地方は一気に日照時間が短くなります。夏は青い海と青い空のおかげで、外出時には帽子、サングラス、日焼け止めが必須アイテムとなっていました。
しかし、北より季節風が強くなるこれからの季節は、数値で示す気温ほど暖かくは感じないかもしれません。なぜなら、曇り空が多く、そんな日はたいてい強い北風が吹いて体感温度を下げてしまうのです。

この時期、天気予報で気にしなくてはいけないのは「晴れ」か「雨」か「曇り」かはもちろんですが、風が「強い」か「弱い」かも大切です。

ツアー中にカヌーを漕いだりトレッキングしている最中は夏服(Tシャツ&短パン)でちょうど良いのですが、じっと座って休憩していると段々と肌寒く感じます。そんな時、手軽に羽織れる薄手のジャンパー(ウィンドブレーカーやカッパ)が必須アイテムとなります。

◆水着は必要?

ツアー中に滝つぼで泳ぐ方はめっきり減りました。
夏はツアー時間が遅れがちになるくらい、滝つぼで長~く泳ぐ方が多かったのですが、11月に入るとよほど天気の良い日でも「勢い」や「ノリ」がないと滝つぼには入れないでしょう。
ということは、寒中水泳気分でノリノリの方は、ぜひ水着をお持ちくださいね!

◆ツアーの予約は混んでますか?

「ツアーに参加したいけど天気が気になる…。」 「できれば天気の良い日に遊びたい!」
こう思うのは当たり前ですよね。

11月はカヌーやトレッキングを計画される観光客の方はめっきり減るので、ツアーのご予約は3日前でもほぼ対応可能です。週間天気予報をチェックしながら旅行の計画を立ててください。

ただし、閑散期なので風車のスタッフも順次、休暇をいただきます。少人数での営業になりますので、ご希望のツアーコースが開催されない場合もあります。ご了承ください。

 西表島の日常をちょっとだけ…台風前の一コマ 2015年7月12日


みなさん、こんにちは!

心配された台風9号でしたが、ここ西表島では大きな被害もなく、恵みの雨と束の間の休息をもたらしてくれた程よい台風でした。

◆恒例の台風対策

恒例の台風対策も今年は6名のスタッフ総出で行ったので短時間で済みました。カヌーが飛ばされないようロープで固定したり、外に置いてある物を一つ残らず屋内へ保管したり、重たい木戸を窓に取り付けたり…。

ところが、人間にとっては重要な台風対策の片付けですが、野性生物にとっては何とも迷惑な場合もあるようです。
数カ月ほど置いたままになっていた板を持ち上げると、その下からサキシマハブが出てきました。気持ち良く昼寝の最中だったのか、迷惑そうにゆっくり茂みへ逃げていきました。

◆風車伝統の…!?

アレもコレもといろいろある台風対策ですが、中でも一番盛り上がるのが新人スタッフによる業務用車両の避難です。

一番風の当たらない場所にある建物の壁ギリギリに一代目のハイエースを駐車し、その隣に10センチ隙間を空けてもう一台のハイエースを停めます。こうすることにより暴風による被害を最小限に防ぐのです。

今回は新人スタッフの浅野と鈴木による駐車でしたが、二人とも非常に落ち着いたハンドルさばきで100点満点の出来を見せてくれました!

この風車伝統のギリギリ駐車を最後に、台風対策は終了となり台風休みに入ります。

◆夜の訪問者

次第に大きくなる雨風の音を聞きながら家族団らんのひと時を過ごしていると、スタッフから連絡が入りました。

「コノハズクを保護しました。飛べないみたいです。」

スタッフが道路にうずくまっていたコノハズクを発見し、車に轢かれては大変だと保護しました。
見る限り目つきもしっかりして元気そうですが、本当に飛んで行く気配は無さそうです。骨折や出血の痕は見られないのでしばらく様子を見ることにしました。

西表島では野鳥が建物の窓に激突して脳震とうを起こしたり、運が悪ければ首の骨を折って死んでしまうことがよくあります。
窓ガラスに映った木や山の景色が本物の自然と区別がつかなく衝突してしまうのです。

しばらくしても飛び立つ様子が無さそうなので、西表野生生物保護センターへ電話連絡して指示を仰ぐことにしました。
すると「近くに親鳥がいるかもしれないので元の場所へ戻すのが良い」との回答をいただいたので、保護した場所の安全な所へそっと置いてあげました。

次の日の朝、昨夜の場所を確認しに行くとコノハズクの姿はありませんでした。きっと親子仲良く西表島のジャングルへ無事かえっていったことでしょうね。

◆西表島を旅行中に傷ついた野生生物に出会ったら…

野生生物の宝庫、西表島。島に暮らす住民に限らず、観光客の皆さんも旅行中は野生生物に出会う機会が多いことでしょう。

西表野生生物保護センターのホームページには、イリオモテヤマネコをはじめとする島内の野生生物に関する情報がたくさん載っています。ご旅行前に一度ご覧になると良い勉強になりますよ。

もし、西表島を訪れてドライブや夜の散歩などの最中にケガや病気で弱っている野生生物を見つけたら、下記までお電話をおかけになって、ぜひ保護活動にご協力ください。

《24時間受付》ヤマネコ緊急ダイヤル
0980-85-5581

西表野生生物保護センターHP