<伝統行事・イベント> カテゴリーの記事
キャンペーン実施中!水でふれ逢う島旅をしよう♪ 2024年9月7日
みなさん、こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです (-⊡ω⊡)/
先日、石垣島で買い出しを終えて石垣港で帰りのフェリーを待っていると“水でふれ逢う島旅”というキャンペーンを見つけました。
なにやら調べてみると、環境省の事業だそうですよ。
<参考>
→ ごみのポイ捨て・発生抑制対策等モデル事業
→ 採択された事業の概要(6ページ参照)
◆西表島のごみ事情
西表島にはごみ箱が併設されている自販機はほとんどありません。飲み物を買ってその場で飲んでも捨てる場所がないのです。
そして、ごみとなったペットボトルや空き缶を捨てるのも高い費用が発生するという問題があります。以前も西表島のゴミ事情について記したブログがありますので、よろしければお読みください。
→ <ブログ>西表島のごみ捨て事情
◆ごみ問題、まずは身近なことから取り組もう!
西表島のごみ問題の解決策の一つとして、島を訪れる観光客の皆さんにマイボトルを使用してもらって自販機の利用を抑制し、ゴミを削減しようという試みが行われます。
そうです。
それこそが“水でふれ逢う島旅”キャンペーンです。
◆水でふれ逢う島旅
キャンペーンはすでに始まっており10月31日まで開催されます。
キャンペーンの参加方法は以下のとおりです。
①アカウント作成
キャンペーンサイトより公式LINEアカウントの友達登録をする。登録ボタンはページの下の方にあります。
→ 水でふれ逢う島旅キャンペーンサイト
以下のQRコードからも登録できます。
②マイボトルを用意する
マイボトルを持っていない場合は購入するか西表島のホテル、民宿で無料レンタルできます。
購入場所やレンタル場所はLINE公式アカウントから確認できます。
③ポイントゲット
西表島を観光しながら給水スポットで給水したり、クイズに答えたり、アンケートに答えてポイントをゲットする。
④景品と交換
西表島観光を終えて石垣港に戻ったら、港にあるキャンペーン窓口でポイントを景品と交換する。
◆しゅうさんもエントリー済みです
まだ一回も給水していませんがアンケートとクイズに答えて現在230ポイント貯まりました!
景品は100ポイントごとに限定ステッカーが1枚いただけます。全部で8種類あるそうですが、今は2つもらえる権利を獲得しました(笑)
次に石垣島に行くまでに8種類すべてのステッカーがもらえるように給水スポット巡りをがんばります!
水でふれ逢う島旅キャンペーンは公式インスタグラムもあります。各給水ポイントについて詳しく紹介されているので、そちらもご参考になさってください。
→ <Instagram> 水でふれ逢う島旅
西表島に《さかなクン》がやってきたよ!! 2024年6月16日
こんにちは。
西表島風車のしゅうさんです!
昨夜、西表島に魚類学者であり、タレントであり、イラストレーターであり、さらには東京海洋大学客員教授でもあるさかなクンがやって来ました!
「西表島にさかなクンが来る!」ということで講演会場の中野わいわいホールは開始時間7時の30分前から満席。
立ち見の方も大勢いるほど、西表島ではなかなかお目にかかれない盛り上がりとなりました。
あまりの熱気にエアコンの効きも悪くなったような…(汗
◆さかなクンと語ろう!世界有数の生物多様性をほこる西表島・浦内川
今回の企画は、さかなクンが大々的にPRされていたのでたくさんの子供たちも集まっていたのですが、な、なんと、2時間の講演会のほとんどが大人向けのお話。
さかなクンの登場を今か今かと待ちわびるちびっ子たちでしたが、30分を経過した辺りからあちらこちらでシビレを切らしてしまう子続出。
パンフレットの見た目や雰囲気は子供向けかな?と思えるのですが、プログラムの一つ一つは大人向けだったみたいです。
◆とはいえ興味深いお話ばかり!
西表島で一番、沖縄県で一番の大きさを誇る浦内川(うらうちがわ)には、400種類以上の魚がいるとか。
これは日本三大清流の一つ、高知県の四万十川の2倍の種類の魚が生息しているということですが、浦内川にいる400種類上の魚のその多くが絶滅危惧種だそうです。とても貴重な川だということがわかります。
登壇された研究者の方々のお話はとても興味深いものばかりでしたが、たくさんの子供たちの騒ぎ声の中だったので、あまり集中して聴くことができませんでした(涙
できることならYouTubeで公開してもらい、おさらいしたいです…
◆満を持しての登場!
そしていよいよ、さかなクンの登場!となると会場の熱気は一気にヒートアップ。
お決まりの白衣にハコフグちゃん帽子。
テレビに映るそのままのさかなクンがぴょーんっ!と舞台に現れると、会場にいるみんなが笑顔になりました。
さかなクンはあらかじめ大きな紙に魚のイラストを描き、そのイラストを元にクイズを出題。
回答した子の言葉からさらに魚について掘り下げたお話をし、最後はそのイラストにサインをしてプレゼントするという流れでした。
最後の質問コーナーでは、地元の中学生が「この魚は何ですか?」とスマホの動画をさかなクンに見せたところ、さかなクンにも研究者の先生にもわからず、あらためて西表島に生きる魚の奥深さを会場にいた人全員が感じてシンポジウムは終了となりました。
さかなクンは「さかなクンのイラストをゲットした子はきっと魚好きになるんだろうな」と感じさせる優しい語りかけとユニークで精密なイラスト、全身を使っての解説がとても魅力でした。
魚に対する深い深い愛情と知識、即興で描くイラストは会場から感嘆のため息がでるほどお見事でしたよ。
サガリバナの下見に行ってきました 2024年6月10日
こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。
昨日は旧暦の5月4日。
豊漁と航海安全を祈願する海神祭が白浜集落で開催され、当店のガイドもメインイベント、ハーリー競漕に参加しました!
そして沖縄ではこのハーリーの終わりとともに梅雨が明けると言われていますが、当店にとっての梅雨明けといえば夏の風物詩でもあるサガリバナカヌーツアーの始まりでもあります。
◆サガリバナカヌーツアーの下見
本日、風車がサガリバナツアーを開催する古見(こみ)集落にある後良(シイラ)川に開花状況の確認もかねてツアーの下見に行ってきました。
後良川は大きな滝があるわけではないのですが、あまり広くない川幅のためマングローブなどの植物が左右から迫りくる臨場感があり、とにかく川の雰囲気が良いのです。
この夏、初めてサガリバナツアーにデビューするガイドの小倉とツアーの流れ、ツアー中の注意事項、タイムスケジュールの確認などなど、しっかりと現場で打ち合わせをしてきました。
◆サガリバナの状況
現在、蕾は少しずつ大きく成長してきましたが、まだ蕾すらできていないサガリバナの木がほとんどした。
おそらく最盛期は7月に入ってからだと思われますが、当店のサガリバナツアーの開始日である6月27日からはしっかり楽しめるのではないでしょうか。
ちなみに昨年も同時期に下見をしたのですが、昨年に比べ、今年は蕾が多いような気がしたので期待できそうですよ。
◆メインは花の鑑賞だけど…
サガリバナツアーは夜明け前の4時頃から車で40分の移動があります。
お客様はもちろん寝ていても大丈夫なのですが、ドライバーであるガイドはイノシシやヤシガニ、そしてイリオモテヤマネコが道路に飛び出してくるかも!?と野生生物に気を遣いながらの運転になります。
ソワソワ、ドキドキ、そしてビクビク…
ゲストの皆さんもガイドと一緒に夜明けの生き物探しをしてみせんか? これもサガリバナツアーの楽しみ方の一つです。
◆西表島の夜明けも堪能
フィールドへ向かう道すがらトイレ休憩をしますが、そこは外灯も無い真っ暗な場所です。晴れた日は夜空を見上げると満点の星空に大きく架かる天の川がきらめき、星空観察に早変わりです。
カヌーを漕ぎ始める頃には先ほどまでの暗い夜空が濃紺に、そして朝焼けに染まりオレンジ色に変化します。
耳を澄ませばコノハズクの「コホーコホー」というこもった鳴き声から、「キョロロロー」と空に響き渡るリュウキュウアカショウビンの鳴き声に変わっていきます。
◆朝の素晴らしさを伝えたい!
サガリバナカヌーツアーに参加すると「朝っていいかも…」と感じるはずです。
夜はあっという間に明けてしまいます。五感をフルに使ってたくさんの「夜明け」を感じ取ってくださいね。
西表島の朝の素晴らしさを風車スタッフ一同、たくさんの方に知ってほしいと思います。2024年、夏の始まりを皆さまと過ごせることを楽しみにしています!
そうそう、朝を十分に満喫するために前日の夜は早めに寝てくださいねー!
感動! 感謝!! 平真小学校マーチングバンドレインボー 2016年2月17日
みなさん、こんにちは!
先日、生まれて初めてマーチングバンドのコンサートに行ってきました。
◆虹色コンサート2016 鑑賞
コンサートの主役は沖縄の離島、石垣島にある公立小学校の生徒たち。その名も石垣市立平真(へいしん)小学校 マーチングバンドレインボーです。
全国大会への出場経験も豊富で、新聞記事ではいつも紹介されていました。とは言うものの、失礼ながら私自身は強い興味を持ったことがありませんでした。
しかし、今回あるきっかけで彼らの演技を生で観る機会ができ、大人1,000円、子供500円の入場料がとても安く思えました!
パーカッション、チューバ、ユーフォニウム、トランペット、フォルンといった楽器の、各パートのキビキビとした動きと力強い演奏。そしてカラーガードと呼ばれる旗を使った演技が一体となり、一糸乱れぬ演奏演舞となっているのです。
「マーチングバンドって何?」レベルの私でしたが、帰る頃には新しい世界を知った感動で気持ちが昂っていました。
彼らの目標は全国大会出場ではありません。「日本一」を常に意識しながら日々の練習を励むチームだそうです。メンバーの中にはなんと一年生もいましたが、堂々と胸を張った演奏は見事なものでした。
◆石垣島までコンサートへ出掛けた理由
今回のコンサートの一週間前、石垣島へ買い出しに出掛けた日に 第62回 八重山地区学校音楽発表会 が開催されていました。西表島の船浦中学校も参加しているというので、軽い気持ちで観に行くことにしました。
娘がお世話になっているピアノ教室の先生も伴奏で参加するというので、娘にとっても恩師の演奏を聴いたり、石垣島の小中学生の頑張りを知る良いチャンスです。
会場では各学校の演目が終わるたびに目まぐるしく観客の出入りがあり、ほとんどの方が自分の子供が通っている学校以外の合唱は聞いていないようでした。
私たちはというと、我が子が出場するわけでもないし、せっかくなので全ての演目を観ることにしました。
八重山のいたる島から参加した学校の中には、わずか二名の参加で「サンタルチア」を見事歌い上げ、会場から拍手喝采を浴びた波照間小中学校の姿も印象的でした。
◆感動! 石垣市立第二中学校吹奏楽
そして発表会の最後、石垣市立第二中学校による吹奏楽の演奏に度肝を抜かれてしまいました!
音楽経験皆無の私です。
正直言って音楽の良しあしは分かりませんが「これって本当に中学生? 放課後にちょっと練習するだけでこのレベルにはならんでしょ!」と驚くほどの迫力です。
演奏が終わると感動のあまり家族全員ボーッとしてしまいました。奥さんと二人で「これが見られてよかった!観ないで帰る人はもったいないよね…」と話しました。
聞くところによると、石垣第二中学校は紅白にも出場したBIGINや夏川りみの母校でもあり、マーチングバンドでは全国屈指の名門校だということがわかりました。
彼らの演奏のおかげでマーチングバンドにも一気に興味が湧いてきたのですが、そんな中、一枚のポスターを発見。それが平真小学校の虹色コンサートのお知らせだったのです。
「これは来週も石垣島へ行かねばっ!」
西表島の隣、石垣島の小学生がどんなものを見せてくれるのか。我が子にとってもよい勉強になるのではないかと思ったのです。
◆感動しすぎて、びっくりポン!
西表島には高校がなく、多くの子は中学校を卒業すると石垣島の高校に進学します。
小学校、中学校と全国的にみると石垣島も西表島も「離島の学校」とひとくくりにされそうですが、西表島で生活をしていると石垣島の学校は「都会の学校」と思えてなりません。
我が子が小学校に通ううちは平真小学校のマーチングバンドレインボーの演奏を可能な限り見せてあげたいです。同じ世代の彼らの凄さは、毎日の努力の積み重ねなんだと知ってくれれば、きっといい刺激になるでしょう。
今回のコンサートでは先生、保護者、OB、OGによる献身的な応援にも感動しました。
石垣市立平真小学校、ほんま、びっくりポンだす!
子ども演劇 【オヤケアカハチ太陽の乱】 西表島公演! 2015年3月9日
みなさん。こんにちは!
一昨日、西表島東部の大原中学校で“オケヤアカハチ~太陽の乱~”という演劇を鑑賞してきました。
事前の情報が無いまま“子ども演劇”とだけ聞いていたので、すっかり子供向けの内容だと思いこんで会場へ向かいました。
ところがどっこい!役者さんが子供というだけで、演劇そのものは老若男女問わず幼稚園生から年配の方まで楽しめる本格的なものでした。
ちなみに鑑賞料は500円と格安でした。
◆あらすじ
重税に苦しむ石垣島の農民たちを救うため、中山王府(琉球王府)に立ち向う青年アカハチ。髪は赤く蜂のようにケンカが強いことから“アカハチ”と呼ばれ、人々を惹きつける魅力あふれる青年のお話です。
同じ波照間島出身の幼なじみとの再会、戦、そして決別。
時代の流れに翻弄され、戦い合わなければならぬ友との決戦!
戦いに敗れた者の「想い」を王府へ伝える友。そこで下された王命とは…!?
というのが大まかなストーリーですが、これ以上書いてしまうとネタバレになってしまうのでこの辺でやめておきますね。
劇中、何度か「道標(みちしるべ)」というキーワードが出てきましたが、「道標、叫ぶ生命知力八重山の子」と書かれた大きな幕が会場の一番後ろに掲げられていました。
豪快で力強いその書体から、当時のアカハチが民衆の道しるべとなり苦しむ人々の希望であったことが感じられます。
→ オヤケアカハチ(Wikipediaより)
◆オヤケアカハチの乱
西暦1500年にアカハチ率いる豪族と当時の琉球国王勢力との間で行われた戦争を“オヤケアカハチの乱”といいます。
その頃の日本は応仁の乱を経て戦国時代に突入しています。
種子島に鉄砲が伝わったのが1543年。桶狭間の戦いが1560年。オケヤアカハチが活躍した時期は、信長の父、信秀が生まれるよりも前の話です。
先島諸島の戦国時代を語る上で絶対にはずせないのが、このオヤケアカハチの乱なのです。
→ オヤケアカハチの乱(Wikipediaより)
◆やいま浪漫の会
今回この講演を開催してくれたのは、石垣島に拠点を置く劇団ウィングキッズリーダーズの皆さんです。小学4年生から高校3年生までのメンバー構成で、なんと西表島から通っているお子さんもいるそうです。
歌も踊りも演技も素晴らしく、また、劇中に流れるBGMは会場で生演奏されるので、迫力のある音響も見どころのひとつだと思います。
公演が終わり、滅多に行かない東部地区にあるレストランで遅めの夕食をとっていると、地元の方たちが「近所の子があんなに上手な芝居してるの見ちゃうと感動するよね~」とか「なんか○○君、自慢したくなるさー」などと西表島出身の役者さんを褒めていました。
本当にその通りだと思います。
西表島から石垣島まで片道40分もかかるフェリー通いで練習するなんて、誰にでもできることではありません。やはり本人の強い意志と高い志あってのものでしょうね。
うちの子にもチャンスがあれば…と思いますが、こればかりは簡単にはいかないでしょうね。
◆八重山の歴史
帰りの車中、ウィングキッズリーダーズのみんなの熱い演技を思い返していたら、八重山の歴史について勉強したくなりました。
次回、石垣島に行った際は大浜集落にあるオヤケアカハチの像を訪ね、先人たちの辛苦、偉業について思いを馳せてみようと思います。
【完走レポート】 やまねこマラソン大会 2015 2015年2月18日
みなさん、こんにちは!
西表島では毎年2月の第一土曜日に やまねこマラソン大会 が開催されます。
昨年は応援で終わったのですが、今回は思いっきり楽しめる23kmの部に参加してきました。大会当日からかなりの日数が経過してしまいましたが、やっと筋肉痛も治まってきたので当日の様子をレポートをしたいと思います。
→ 昨年の様子はこちら
◆やまねこマラソンの魅力
大会当日は前日までの悪天候が一転して青空が広がりました。
「さわやかに西表島の大自然を走ろう」 をテーマに開催されるやまねこマラソン大会ですが、中学生の部は3キロ、一般の部は10キロと23キロの2つのコースのうちのどちらかを選択します。
さて、10キロと23キロのコースでは距離以外に何が違うのでしょうか?
それは23キロコースは他のコースと違い、星立、祖納、白浜 の各集落も走り抜けるのです。
23キロにもおよぶ長距離をヘロヘロになりながらも走り続けるジョガー達。そんな彼らに対し各集落から送られる熱い熱いエールは、やまねこマラソン大会に無くてはならない存在です。
応援する側としても「よくぞここまで来てくれた!」という労いの思いと喜び、10キロコースのジョガーを応援できない寂しさにも似た感情、23キロコースへ出場したジョガーへ思いっきりぶつけるのです。
全参加者数の半分にも満たないこのコースを走るジョガーにしか体験できない 「苦しみ」 と 「喜び」 に満ち溢れているのが23キロコースの魅力だと、実際に走った私は思うのであります。
◆レース中に見られる風景
今年は特別なトレーニングはほとんどしなかったので、タイムは一切気にしないことにして大会に臨みました。というわけで、いつもなら何も気にせず車でサッと通り過ぎるだけの道のりを、のんびりと写真撮影をしながら走ってみました。
▼浦内橋・マングローブの森を眺めながら
▼妙に気合いが入ります…
▼祖納と白浜をつなぐ海岸沿いの道
▼折り返し地点の白浜港
▼青い海を眺めながらの復路
▼西表島らしいのどかな田園風景
▼ジョガーを見つめるヤギ2匹
◆えっ? そ、そうめん!?
この大会では公式の給水ポイント以外にも至るところで水やスポーツドリンク、黒糖やバナナなどが沿道から差し入れられます。
今年はこんな美味しい差し入れも用意されていました。二度見したジョガーも多いはず!?
西表島らしいほのぼのとした光景ですね。
普段の生活では一度にたくさんの方から 「がんばって!」 とか 「ファイト、ファイト!」 などと励まされることはまずありません。そんな応援をされたら、誰だって 「よっしゃ、がんばろうっ!!」 と力が湧いてくるものです。
そのせいか、もちろん優勝争いとは無縁の私ですら何だかこの大会の主役になっているような気分にさせられます。
◆やっぱり後半はバテますね…
今までもトレーニングをほとんどしない状態で23キロコースに3回ほど挑戦してきましたが、やはり今回も15キロ過ぎた辺りから息も上がりまくってバテました。
それでも残りがまだ8キロ。「いつ歩こうか…」みたいな考えが頭をよぎり精神的に参ります。両足の感覚が鈍っているせいか、平らなはずの道路が上り坂に感じます。
復路の星立集落での大声援を受けた後、浦内橋に陣を張っている住吉集落の方たちの給水ポイントまで長い直線が続きます。この直線コースに民家は無く、沿道沿いの応援もなくなってしまうため人目を気にすることなく多くのジョガーが一休みしてしまいます。
しかし!一度止めてしまった足を再び動かすのは至難の業です。そこからの残り5キロは、走る→歩く→止まる の繰り返しで見事なヨレヨレ状態です。
◆残り1キロ!
ヨレヨレになりながらも残り1キロを切ると、沿道の声援が一段と大きくなります。ダラダラ歩いているとカッコ悪いような気もするので、最後のひと踏ん張りで走り続けます。
しかし、たった1キロなのに、なかなか足が前にでません。最後は中野集落で応援していた娘(6歳)に手を引かれ感動のゴールを果たしました。
体はボロボロでしたが、椀子そばのように食べ過ぎたそうめんをお腹の中で揺らしながらも走り終えた時は充実感でいっぱいでした。
◆恒例のふれあいパーティー
夜にはこの大会のもう一つの目玉である「ふれあいパーティー」が盛大に開かれます。
会場にはお約束の「サバニの舟盛り」や地元青年会や少年野球チームなどによるバザーもたくさん出店されます。
もちろん大会に出場していない方でも参加OKのパーティです。私が到着した時にはすでに会場の外まで人が溢れていました。
最後は会場にいる観光客や地元の方たちが一体となって踊るカチャーシーで締めくくります。
走って、食べて、飲んで、踊って!
真冬のビッグイベント「やまねこマラソン大会」は、真夏の太陽にも負けない熱気に包まれた一大イベントなのです。
◆次回はきっと…
いかがでしたか?
あなたも西表島の大自然を駆け抜けてみたい気持ちになりませんか?
個人的には来年の大会までにはもっと走り込みをして、もっともっと体重を落として、23キロ区間をずっと同じペースで走り続けることが目標です!
日本最南端!八重山の海びらき2014 in 西表島 2014年3月16日
みなさん、こんにちは!
昨日の前夜祭に引き続き、今日は本祭の「日本最南端!八重山の海びらき2014」に行ってきました。
◆オープニングセレモニー
会場は西表島のトゥドゥマリの浜(月が浜)です。
この日の天気は曇り、気温は21℃。砂浜でビーチパラソルなしで寝そべるには最高の気候でした。ちなみに真夏だとパラソルがないと日差しの強さに参ってしまいます。
午前9時半から海の安全をお祈りする「海開き祈願」が行われ、石垣市の中山市長がお清めの塩を海岸へ撒き終わると、いよいよ「日本最南端!八重山の海びらき2014」のスタートです!
まずは地元青年会によるエイサーの舞から披露。
▼迫力満点!日々の練習の成果
▼獅子に頭を噛まれるとご利益あり!
この八重山の海びらきは八重山郡を形成する石垣市、竹富町、与那国町の3市町村が合同で行います。
今年は西表島が舞台となりましたが、昨年は石垣島でした。
▼竹富町長による開会のあいさつ
▼石垣市長による主催者あいさつ
来賓のあいさつが終わると、西表島の上原小学校6年生児童により「宣言文」が読み上げられ、海開き宣言が行われました。
▼「日本最南端!八重山の海びらき」を見事に宣言!
そしてオープニングテープカットです。グンバイヒルガオにハイビスカスやブーゲンビリアをあしらった南国らしいテープが素敵です。
▼八重山の2大ゆるキャラもテープカット
◆初泳ぎ!海上収穫祭!!
テープカットが終わると、今か今かと待ち構えていた子供たちが海に向かって一斉に駆け出します。大人たちはその様子をカメラに収めたり、笑顔で見守ります。
テレビカメラや新聞各社の撮影隊が待ち構える中、元気に海に飛び込み「海上収穫祭」がはじまります。
海上収穫祭とは、カヌーの上から果物や野菜を海に向かって投げ、それを初泳ぎをしている人たちがキャッチするのです。
万が一に備え海上保安庁の海猿たちも待機。沖合には巡視艇の姿もあり、安心して初泳ぎを楽しめます。
しばらくすると、何やら遠くから一機のヘリが‥。
「パラパラパラパラ‥」とどんどん近づいて来ます。ついには「バラバラバラーッ!!」と大きな音を立て、かなりの至近距離まで来てくれました!
機内からは海上保安庁の方々が手を振ってます。みんなも「おーい、おーい!」と手を振り、その迫力に大人も子供も大喜びです。
海の安全はたくさんの方々のサポートがあって成り立っています。今年の八重山のマリンレジャーは事故ゼロでいきたいですね。
◆まだまだ続くイベントプログラム
ステージでは伝統芸能の披露やTシャツデザインコンテストの表彰式が行われました。コンテストの優勝者は千葉県在住の主婦の方です。二人のお子さんも大喜びでした。
▼西表島を代表する民謡「デンサー節」
▼Tシャツデザインコンテスト表彰式
他にも、八重山特産品の「活き車エビのつかみ取り」や「宝探しゲーム」、海上では「綱取り大会」など楽しいイベントが目白押しでした。
車エビはケガをしないようケンを取り除きつかみやすくなっていました。しかも、捕まえた車エビはその場で焼いてくれたそうです。
宝探しゲームでは、砂浜に埋められたたくさんのお宝を探します。特等の目録は、なんと折りたたみ自転車。
地元の小学6年生の女の子が見事掘り当てました!
海上では綱取り大会が行われました。
負けたら容赦なく海へドボン!
◆第35代 ミス八重山
八重山の海びらきでは、毎年「ミス八重山」の発表もあります。
今年度のミス八重山のお二人、八重山観光の益々の発展のため、これから一年間の活躍が期待されます。
▼衣装は八重山みんさー「あざみ屋」製作
左が「ミス星の砂」の遠藤南さん、右が「ミス南十字星」の東内原真子さん。ちなみにミス八重山に選ばれたお二人には副賞も授与されました。写真はその一部です。
どれもこれも素晴らしい物ばかりですが、私は特に船会社さん提供の年間フリーパスが羨ましいです。
◆来年は与那国島?
このイベントは、毎年、八重山の島々が持ち回りで行います。昨年は石垣島の底地ビーチだったので、おそらく来年は与那国島で行われると思います。
南国のビーチで昼間から飲むビールは最高に美味しく、閉会のあいさつが終わっても、ほろ酔い気分で砂浜で寝込んでいる観光客の方も見かけました。内地で花見をする前に夏気分を体験できたのではないでしょうか。
今日の西表島は海開き日和りの一日でした。
日本最南端!八重山の海びらき2014 in 西表島(前夜祭) 2014年3月15日
みなさん、こんにちは!
2014年3月16日は西表島のトゥドゥマリの浜(月が浜)で海びらきが行われます。それに先立ち、前日の15日の夕方から前夜祭が行われました。
◆明日は日本最南端の海びらき
夕方の気温は約18℃。
日が沈むと肌寒くなってきましたが、砂浜の会場は、きめの細かい砂なので裸足で歩くのが気持ちよく、子供たちはゾウリを脱ぎっぱなしでした。
▼地元同好会によるフラダンス
▼奇妙な風貌に逃げ出す子供もちらほら…
▼勇壮な舞を披露してくれたエイサー
▼ピーチパイン早食い競争
▼西表島の船浮出身、池田卓さんによるライブ
▼西表島の祖納出身、崎山洋平さんによるライブ
祭りの最後はお約束のカチャーシー。ステージ付近は踊りまくりです。
◆お腹も満たしてくれる前夜祭
屋台も出ており、ビールや泡盛だけでなく、焼きそば、焼き鳥、ジューシーごはん、から揚げ、カレー、などなど‥。西表島を食べつくそう!というバザーも出店してしてました。
しかし、飲んだり食べたり、ステージの演目を見るのに夢中で写真は撮りそこないました。ちなみに島らっきょも販売していましたよ。
◆日本一早い海開きはどこ?
八重山では何年か前までは「日本一早い」海びらきをウリにしていたのですが、ここ最近は「日本最南端の海びらき」がキャッチコピーのようです。
ちなみに日本一早い海びらきをしているのは、小笠原の父島で元日に行われるそうです。
沖縄でもクリスマスやお正月に海で泳ごうと思えば泳げますが、南国とはいってもやっぱり水温は低いです。3月下旬以降の晴れた日が無難でしょう。
明日の最高気温の予想は23℃。天気は晴れ時々くもり。まずまずの海びらき日和になるのではないでしょうか。
3月の西表島ってどんな感じ? 2014年3月3日
みなさん、こんにちは!
ここ西表島では、3月になると晴れた日は気温が25℃前後になります。海ではごく普通に泳ぐ人もちらほら見かけ、外へ外へと遊びたい気分にさせられます。
本土の3月といえば桜の開花予報が話題になり始める頃ですね。しかし、西表島の桜はヒカンザクラという品種で1月に咲いて3月にはすでに青葉の季節を迎えます。
◆日本最南端、八重山の海びらき!
八重山の3月は夏の始まりを告げる「海びらき」が行われ、その日の夜は全国版のニュースで必ず放送されます。
八重山の3市町である石垣市、竹富町、与那国町のいずれかのビーチが毎年順番で海びらきイベントの会場となります。そして、今年の開催地は西表島のトゥドゥマリの浜(月が浜)です。
開催日:2014年3月16日(日)午前9時から
場 所:西表島トゥドゥマリの浜(月ヶ浜)
主 催:八重山ビジターズビューロー
今年は前日の15日に前夜祭があるそうです。内容は未定らしいので、決まったら風車のFBでお知らせしますね。
◆生き物だけじゃない!なぜだか人間もソワソワ…
生き物で目立った変化といえばイワサキクサゼミが鳴きはじめます。人差し指の先ほどの大きさで透明の羽に黄緑色の線が美しい、国内最小の可愛らしいセミです。
そして、日が沈む頃にはヤエヤマボタルが飛び交い、多くの観光客が見物に出かけます。
そして、島の人々がソワソワするのも3月です。みんな「もずく」の様子が気になって仕方ないのです。
ザルやタライを持って海へ繰り出し、話題にするのは「あっちのもずくはまだ若いさ~」とか「こっちのもずくは今がいいさ~」など。一足お先に収穫しようものなら、したり顔で「昨日はこんだけ採れて、あんなで、こんなで…」とやや興奮気味に語るのです。
風車では、採ったもずくは草や貝などのゴミを取り除いて塩漬けした後、親類やお世話になっている方々へ送ります。
何を隠そうこの私も一年で一番燃えるのがもずく採りです。わしづかみでゴッソリ採れるもずくは、簡単に狩猟本能を満たしてくれるので大好きです。
◆夏と冬のチャンプルー性気候
日中の最高気温が25℃位になるとTシャツ、短パン、ビーチサンダルでも快適に過ごせます。夜はそれに薄手のジャンパーを着るのがちょうど良いでしょう。船やホテルでは冷房か効いているところもあります。
しかし、初夏のような日があれば真冬に戻ったかのような日もあるのが3月です。日中の気温が20℃以下で北風ビュービュー。灰色の空からたまに降る弱い雨。
そんな日はフリースを着たり電気ストーブをつけないと風邪をひきそうです。
太陽が沈む時間は日ごとに遅くなり一日が長く感じるようになりますが、天気の移り変わりも激しいので旅行へ出かける前には気象庁の天気予報をチェックしてください。
ちなみに、風車では毎朝ツイッターで西表島の天候や服装について簡単につぶやいています。よかったら参考にしてくださいね。
黒島牛まつり ~行ってきたよハートアイランド~ 2014年2月28日
みなさん、こんにちは!
ここ西表島を含む竹富町では年間を通じてたくさんの行事やイベントがあります。
◆毎年恒例、2月のビッグイベント!
その中でも風車が選ぶ冬の2大お楽しみイベントといえば、西表島の「やまねこマラソン大会」と黒島の「牛まつり」でしょう。
どちらも例年2月に開催されるビッグイベントです。
去る2月23日の日曜日、初夏を思わせるような晴天に誘われ西表島から「黒島牛まつり」へ行ってきました!
◆ハートの島は牛の島
黒島は人より牛の方がだんぜん多く、その数なんと人口の10倍近くになるそうです。どこへ行っても牛、牛、牛!モォォ~、牛の惑星に人が迷い込んだようなものです。
島の形がなんとなくハート型なので別名「ハートアイランド」とも呼ばれ、周囲12.6㎞の珊瑚でできた小さな島です。
◆西表島から黒島へ行くには?
西表島に住んでいると黒島へ行く機会はほとんどありません。というわけで「牛まつり」というイベントに乗じ、この日は西表島からも大勢の人が黒島へ出かけます。
通常、西表島から黒島へ行くには石垣島経由でないと行けません。約45分かけていったん石垣島へ渡り、黒島行きの船に乗り換え約30分で到着です。同じ町内しかも隣の島ですが、これはもう旅です。
しかし、この「黒島牛まつり」の日だけは西表島の大原港から黒島行きの直行便が用意されるのです。
◆いってきたよ!黒島牛まつり
「黒島牛まつり」というイベントに乗じ、この日は西表島からも大勢の人が黒島へ出かけます。
当日の朝、私も予約しておいた船のチケットを八重山観光フェリーのカウンターで受け取り、ズラーッと並んだ黒島行きの行列に加わりました。
西表島で生活していると行列に並ぶのは胃がん検診の順番を待つ時だけですが、今回は100%遊ぶためだけの行列なので、みんな笑顔で和気あいあいとした雰囲気でした。
船を待つこと約10分。
臨時の大型フェリーが到着し、いよいよ黒島へ向け予定時刻の9時30分に出発です。ちなみに往復乗船券には、抽選券とお食事引換券も付いて大人2,700円です。
普通なら西表島と黒島を往復すると5,080円もかかってしまうので、かなりお得です。
黒島港に到着すると、いきなり黒毛和牛がお出迎えしてくれました(笑
ここから徒歩3分でイベント会場へ到着。会場入り口には竹富町のゆるキャラ「ピカリャー」が来場者を迎えてくれます。
あれっ?今日のピカリャーいつもより小さい!?と思ったら、なんと離島バージョンだそうです!
いつでもどこでも大人気のピカリャー。周りは記念撮影をしたい人であふれていました。
話はそれますが、ゆるキャラってビミョーに可愛くなかったり不気味な物が多くないですか?(ここだけの話)
でも、このピカリャーに限ってはとっても可愛いと思います。お世辞抜きにキャワイイです!みんなのアイドルピカリャーはこの日もちびっこ達に囲まれ大忙しでした。
◆あれもこれも…目指せ全店制覇!
会場内のバザーではあちらこちらから美味しそうな匂いがただよい、何を食べようか迷ってしまうほどです。とりあえず乗船券に付いていたお食事引換券で牛汁をゲット。
具だくさん!これだけでおなか一杯になりそうです。
他にも黒島の海岸でとれたアオサという海藻のテンプラや紅芋団子など沖縄らしい食べ物もたくさんありました。
その中でも、ひときわ目を引いたのが牛モモ肉の丸焼き。牛まつりはこうでなくっちゃ!という豪快な光景でした。
◆見逃せないイベントがいっぱい!
10時の開会式を皮切りに、地元小中学校の生徒による演舞や黒島出身の島仲久さんらのライブ、牧草ロール転がし、沖縄角力(沖縄相撲)、人気急上昇中のきいやま商店のライブ、などなど…。
今年は「牛 vs 人」の綱引き大会も復活し、大盛り上がりのままプログラムは進んでいきます。ちなみに綱引きは牛さんの全戦全勝でした。
爆笑の渦!きいやま商店による炎天下のライブ!
ステージのあるメイン会場の他にもミニミニ動物園やこどもステージのあるサブ会場があります。
沖縄独特の相撲である「沖縄角力(おきなわすもう)」も行われ、普段テレビで見る相撲の取り組み方とはまったく違い、柔道とレスリングをミックスした様なスタイルが興味深かったです。
ちびっこ達はスタンプラリーに夢中でした。
◆必見!あなたも和牛オーナーに!?
むむむ??
なんか怪しいキーワードが出てきましたがコレ本当なんです。
実は、もしかしたら和牛オーナーになれるかもしれないお祭りなんです。 乗船券に付いている抽選券は和牛1頭が当たるかもしれない夢の抽選券なんです。牛一頭分の牛肉じゃないですよ~。生きた「牛」そのものが賞品!
キャッチフレーズもズバリ「夢の牛」
スケールの大きなお話ですよね。ちなみに昨年の抽選会で牛を当てたのは、なんと風車のスタッフの奥さんでした!
これには皆ビックリ!!
当時は新聞の一面でも紹介され時の人になりました。しかも当選した牛は妊娠牛で、その後、ほどなくして彼らも子宝にも恵まれ、先日可愛いベイビーが誕生したばかりです。
まさにウン気上昇の一年でした。
◆会場は大盛り上がりの大抽選会へ!
お祭りも終盤にさしかかると、いよいよお待ちかね「夢の牛」大抽選会が行われます。
この抽選会では1等賞品の牛以外にもビールや乗船券、石垣と那覇間の往復航空チケットなどなど。牛のヒレ肉やもも肉をゲットする方もいましたよ。
最後の抽選の前に、1等賞品の黒毛和牛「しげふくちゃん」が堂々と入場すると会場の熱気はピークに!
しげふくちゃんの周りは黒山の人だかりです。
司会者が当選番号を一桁ずつゆっくり読み上げる度に会場にどよめきが走ります。最後の一桁を発表すると、その人だかりの中から勢いよくビシッと腕があがりました!
今年の当選者は八重山をぶらり旅真っ最中の男性でした。
一瞬で時の人となった彼は一斉にカメラのフラッシュを浴び、空港に降り立つブラピさながらの混乱で近づくこともできません。
まさか、旅行で訪れた地で和牛オーナーになるとは夢にも思ってなかったでしょうね。
◆牛が当たったらどうするの?
念願の「東京へでだならぁ~、ゼニっこぁ~ためでぇ~、東京でベコかうだぁ~♪」が実践できます。という訳にもいかないので、ほとんどの方は当選した牛をその場で現金に換えてもらうそうです。
今まで当選した方がその後牛をどうしたのか色々な噂を聞きますが、かつて石垣島の方が当選した時は「みんなで美味しく食べたさぁ~」なんて話もあります。石垣島の某焼肉店の方が言ってたのでリアルすぎます。
◆お祭りに持っていったら便利なもの
なにかとイベントの多い八重山。
何度も参加するうちに、私が必ず持参するようになったイベントアイテムをいきなりですが紹介します。
▼レジャーシート
基本中の基本。芝の上に直接座ったり寝転ぶのも楽しいですが、沖縄の芝って硬いと思います。チクチクするのが嫌なので、もし持って行くのを忘れたら楽しさ半減です。
▼お盆
「え~、お盆持参なの?(笑)」とよく笑われますが、これがあると汁物やドリンクなどを運ぶ際、とても便利で安心です。座る場所が草の上などでは、お皿に葉っぱが入ったり、平らではないのでコップを倒してしまう事があります。ちょっとしたテーブル代わりになって良いですよ。
▼日焼け対策グッズ
帽子、タオル、日焼け止め、サングラスなど、冬でも晴れたら強烈な日差しにさらされるので、これらを持参すると良いでしょう。特に今年の牛まつりは晴天だったので、サングラスをしていなかった娘は2~3日、目が充血したままで可哀想なことをしたなと反省してます。
▼おしりふき
屋外イベントは水道が遠くにあるケースが多いので、食事の前にちょっと手をきれいにしたい時やたこやきソースがついた時など、サッと拭けると便利です。
ウェットティッシュでもよいと思いますが、赤ちゃんのおしりふきの方が安くて枚数も多いので重宝します。うちの娘はとっくにオムツを卒業しましたが、今でもおしりふきは我が家の必須アイテムです。
とまぁ、こんな感じです。特にすごい物があるわけでもありませんが、もし屋外イベントへ遊びに行く機会があったら参考にしてください。
◆結論、ハートアイランドはハートウォーミングな島だった!
帰りの港では牛ヒレ肉を肩にかついで歩く方や、牛モモ肉を重たそうにひきずりながら船に乗る方がいて、牛まつりならではの光景を最後まで楽しみました。
黒島の牛まつりに参加すると八重山で育った牛たちが美味しい肉牛になる訳がわかります。豊かな自然と生産者の方たちの牛への愛情。そんな心温まる一日を過ごしました。
八重山へ来たら最初の夜はやっぱり石垣牛の焼肉が食べたくなるでしょ?石垣牛はインターネット販売もしてるそうですよ。
ちなみに風車は黒島牛まつりの日も通常営業してますよ!