西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 <風車の思い> カテゴリーの記事

 ★風車★公式 Instagram の秘密 2023年11月25日


こんにちは!風車のしゅうさんです。

みなさんは風車の公式Instagramをご覧になったことはありますか?

実はこのアカウントの投稿は風車のスタッフが行っているのではなく、ある方にほぼ全てを代理で投稿していただいております。では、いったい誰に…?

 

【 なんばるわんさん、ありがとうございます!】

代理で投稿というと専門の業者に有料でお願いしているイメージが浮かぶかもしれませんが、これは当店を陰ながら応援してくださっているなんばるわんさんのボランティアによる投稿です。

 

【 なんばるわんさんとの出会い 】

しゅうさんとなんばるわんさんとは音声配信アプリstand.fm(スタエフ)でつながりました。彼女もしゅうさんと同様に、自身のチャンネルで配信者として活動されています。

ちなみにチャンネル名は 自分らしく生きるためのラジオ といいます。アイコンの猫ちゃんがイリオモテヤマネコのようで可愛らしいですね。

 

【 なんばるわんさんとの出会いから… 】

なんばるわんさんと出会う前までの風車Instagramは、投稿を数回しても習慣化できず投稿が止まる。フォローワー100人達成記念に代表のしゅうさんの顔を投稿すると数秒後にフォローワーが99人に戻る(泣
なかなか集客には繋がらない状況に涙が出そうでした。

しかし、そうこうするうちに転機が訪れ、なんばるわんさんにインスタグラムの運用をお願いすることになりました。
すると、約1年半前は100名前後だったフォローワー数が、今では、な、なんと!848名(2023年11月20日現在)にまで育っているのです。

そして何より嬉しいのが「インスタを見て風車を選びました♪」というツアー参加者の嬉しいお声が届くようになったのです!

 

【 投稿内容はどうやって決めるの? 】

なんばるわんさんはstand.fm(スタエフ)で西表島しゅうさんの配信を聴きながら、印象に残ったエピソードや島の様子を音声から文字に起こし、写真も風車の公式ホームページやXなどを活用してInstagram仕様に変換したものを投稿してくださっています。

本来、お店が手間と時間をかけて行う作業をボランティアで続けてくださっています。
これには代表のしゅうさんだけでなく、スタッフの星くんも奥さんも皆が感謝、感謝です。これからもご無理のないように、できれば末永くよろしくお願いします。

 

【 いつかはご招待したいです 】

SNS全盛の世の中で、集客の要となり得る風車Instagramを日々良いものに育ててくださっているなんばるわんさんには、まだ来られたことのない西表島の風車ツアーにぜひご招待したいです。

なんばるわんさんがしゅうさんの声で、そして画像や映像で観ている西表島が、リアルではどうなのか? 実際はもっと「凄い!」と驚くのかな? 懐かしくて親しみがわくのかな? もしかして「あれっ、しゅうさんいつも話を盛ってたの!?」と思ったりして(笑

いつか西表島で当店のツアーに参加していろんなことを感じ取っていただきたいです。

早くそんな日が来れるよう、風車スタッフ一同がんばります。
なんばるわんさん、いつも本当にありがとうございます!

 西表島カヌーツアー風車、25年目の誓い 2023年11月2日


皆さま、こんにちは。
当店は1999年11月1日にオープンしてから、気づけば創業25年目を迎えました。

これまでたくさんの方に応援していただいたことで、コロナ禍という観光業者にとっては最大のピンチもなんとか乗り越えることができました。
とはいえ、元の事業規模に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。まずはこれからも営業を続けること、安心安全なツアーを提供し続けること、これがお世話になった皆さまへの恩返しであると考えます。

 

【 岡本昭男さんとの出会い 

その中で、今回は当店のオープン初期の頃にお世話になった岡本昭男さんについて紹介させていただきます。

当店の初期のHPは代表の大谷が「HPの作り方」みたいな本を参考にしながら作成しました。とてもシンプルな作りで、HPのアドレスを入力しない限り見られないようなものでした。

私自身、ホームページビルダーなどのHP作成ソフトを買う予算もなく、一冊の参考書から得られる知識を最大限活用しながら運用していました。
そんな中、HPの大幅更新に協力していただいたのが、チョウの写真撮影で西表島を訪れていた岡本昭男さんでした。

 

【 今からさかのぼること20数年前 】

閑散期でお客様が少ない2001年の冬場、私は埼玉にあるHondaの自動車工場で期間工として出稼ぎに出ていたのです。

そこには、偶然にも前年に西表島で出会ったチョウ好きの岡本さんがおり、彼はHondaの技術者だったのです。

岡本さん曰く「お店のホームページをキチンと作れば、お客さんはもっと集まると思うよ。」とアドバイスをいただき、その上、ご自身の仕事の合間に当店のサイトを細かく作り変えていただきました。そのお陰もあって、私の知識、技術の範囲を超えたHPが完成したのです。

 

【 家族同然の交流 】

岡本さんは週末には私を自宅へ呼んでくれ、夕食をご馳走してくれ、そのまま泊めてくださることもありました。またホンダの寮に戻る時は、イチゴなどいつもお土産を持たせてくれました。

私が出稼ぎで内地に出なくてもいいように、冬場も売り上げが上がるようにと、岡本さんは週末の貴重な時間を私の出稼ぎ期間中ずっと、風車の集客のために費やしてくださったのです。

「HP作りに終わりはないよ。コツコツと修正を続けよう」と。

自動車工場でのライン作業はとてもハードなものでした。
沖縄の離島で時が経つのを忘れるくらいのんびりした生活を送っていた私にとって、50秒ちょっとで一台の自動車が完成するライン作業は、一秒の大切さを知るには十分の仕事です。

しかし、埼玉での厳しい出稼ぎ生活をしていても、埼玉はいい所だと思えるのは岡本さんご夫婦に可愛がってもらったことが大きいです。

私を弟のように面倒を見てくれた岡本さんは昨年末にお亡くなりになりました。
風車のはじまりと成長を温かく見守ってくださった岡本さんには感謝の気持ちしかありません。
本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。

岡本さんが全面協力をしてくださったHPは、その後、さらに島で出会った人たちによって更新されていきます。その更新は私の力でできるレベルではありません。本来なら多額の費用が発生する内容のものです。

それを西表島という沖縄の離島でたまたま出会った方の好意だけで、集客の見込めるHPへと成長していきました。

 

【 岡本さんの言葉を胸に 】

現在、風車のHPは石垣島の管理会社にサポートいただきながら、代表の奥さんが日々、更新、修正を行っています。

25年目が始まった今、風車のHPのことだけをお伝えするだけでも誇れるストーリーがあります。
そして当店のこれまでの積み重ねは、成功体験でなく、失敗した多くのこともスタッフにも時間をかけて伝えています。

「これまでの積み重ね」こそが、当店のツアーに参加された方にしか体験できない、当店の強みです。

代表の大谷にはたいした商才があるわけではありませんが、この西表島で、人間味あふれる個性豊かな人々と出会う機会に恵まれてきました。

岡本さんが仰った「HP作りに終わりはないよ。コツコツと修正を続けよう」は、HPに限ったことではありません。これからも、風車のコツコツと地道に歩むスタイルで、ツアーに参加していただいた皆さまとの出会いを大切にしながら営業を続けていきたいと思います。

 

【 これからも風車をよろしくお願いします 】

創業記念日の夜にささやかなパーティーをしました。来年の11月1日は星くんの後輩もいるように頑張ります。
今後とも西表島カヌーツアー風車をよろしくお願いいたします。

 西表島のランチ事情について 2023年10月26日


こんにちは!
本日は当店が考える “西表島のランチ事情がわかると半日ツアーは早めの出発がおすすめ!”となる理由についてお話しいたします。

 

【 西表島で見かける日常の風景 】

ホテルでしっかり朝食をとってもお昼になればお腹はすく。ランチもお腹いっぱい食べれば眠たくなる。そして眠たくなったら寝ればいい。
南国のリゾート地、石垣島ではどこのお店でランチを食べようかとインスタなどでチェックをしている方が大勢いるはずです。

その石垣島からフェリーで約1時間の西表島上原港周辺。
お昼時になると、ある光景をよく見かけます。それは…お食事処にできる行列です。

 

【 上原港から徒歩5分以内のお食事処 】

西表島の北の玄関口である上原港周辺にはいくつかのお食事処があります。ここでは上原港から歩いて5分以内にあるお食事処を、上原港から近い順にご紹介いたします。

デンサー食堂
上原港を出てすぐの正面。オレンジ色のラインを施した建物が特徴のデンサー食堂。

西表の少年
デンサー食堂のとなり。オープンカフェスタイルの西表の少年。

ラフラガーデン
上原港を出て信号を右に行くこと約60メートル。西表西部歯科診療所の2階にあるラフラガーデン。

新八(しんぱち)食堂
上原港を出て信号を左に行くこと約100メートル。青い壁が特徴の新八食堂。

これらのお店がメイン道路沿い(県道215号線)にありますが、12時から1時のいわゆるランチタイムの間が非常に混み合います。

その理由はどのお店も座席数が少ないというのもあるのですが、一番の理由、それは多くのショップの半日ツアーが終わる時間がほとんど一緒だからなのです。

 

【 石垣島からの日帰りツアー 】

西表島で開催されるアクティビティツアーの多くは石垣島からの日帰り参加が多く、その中でも、半日ツアーの客さまの多くは石垣港を8時30分に出発する便に集中して乗船されます。

その証拠に八重山観光フェリーと安栄観光、ともに通常より大型のフェリーで運航しています。それらの船が到着する9時20分頃が、上原港が一日で一番賑わう時間帯となります。
そして西表島のホテルに宿泊されている方もフェリーの到着時刻に合わせてのお迎えとなります。

その後は、各社とも9時30分頃~12時30分頃といった同じ時間帯にツアーを進行するので、港もフィールドもツアー終了後のお食事処も集中的に混み合います。

 

【 西表島に宿泊されている方へのおすすめ 】

トレッキングのないカヌーだけのマングローブカヌー体験コースは、8時30分開始と9時30分開始があります。開始時間はご予約いただいた先着順で決まりますので、9時30分開始のご予約が入ると、その日の8時30分開始は受付終了となります。

西表島にご宿泊されている方にとって9時頃のお迎えは「ちょうどいい」のではないでしょうか。実際に当店のご予約も9時30分開始が人気です。
しかし、出発時間がたくさんの他社ツアーと重なり、混み合うフィールドでカヌーを漕ぐ現実があります。

西表島に宿泊されている方は石垣島からの日帰り参加の方たちが少ない早めの8時30分出発のツアーがおすすめです。
観光スポットが混み合う前にのんびりと楽しむことができるのは西表島に宿泊した人のメリットではないでしょうか。

 

【 早めのツアーで早めのランチ 】

早めにツアーを開始をするとツアーもお昼前には終了します。そして、そのメリットはランチタイムにも生かされます。

12時すぎに行列ができるお食事処も、11時30分頃の開店直後はさすがに混雑前です。
観光地のお昼時は早め早めの行動で座席確保が必要です。特に家族やグループなど大人数の方は早めの昼食をおすすめしますよ。

 

【 飲食店に入る前のマナー 】

アクティビティツアーで川や海で遊んだ後に、濡れたまま、砂のたくさんついたサンダルのままでお店に入る方もおられますが、マナー違反となりますのでご注意ください。

そこで、当店ではツアー参加者の皆さまと飲食店とのトラブルを未然に防ぐための対策をとっております。

1. ツアー専用シューズ、ツアー終了後の履き替えサンダルをご用意
ツアー終了後、汚れたシューズは当店が用意したサンダルに履き替えていただきます。

2. シャワー室のご提供
必要な方はシャワーを浴びて完全に乾いた服に着替えたうえで、ご自身の靴に履き替えていただきます。

ツアー終了後は上原港近辺のお食事処へお送りすることは可能です。お昼をしっかり食べて、午後の西表島も楽しんでくださいね。

 

【 や〜なれど ふかなれ〜 】

ここで、マナーを守って安全に島旅を楽しんでいただくための参考となる動画を紹介させていただきます。

沖縄でご活躍のお笑い芸人ありんくりんのお二人を主人公に迎え、島での過ごし方がユーモアたっぷりに演出されています。

映像の中で何度も登場する合言葉「ピカフレ」と「や〜なれど ふかなれ〜」は

・ピカフレ → ルールとマナーを守ってピカリャ~フレンズになろう

・や〜なれど ふかなれ〜 → 家でのふるまいが外でのふるまい(沖縄のことわざ)

という意味です。ちなみにピカリャ〜とは竹富町の観光宣伝部長です。

実は当店も撮影スタッフの一員として協力させていただき、なんと風車オーナーのしゅうさんは俳優として出演もしています!

ピカリャ〜の魅力を半減させる名演技!
…とまではいきませんが、出演は事実なので、沖縄の離島へ出かける方は動画を視聴しつつ島旅のマナーを学んでみてください。ついでに素朴な演技を披露するしゅうさん探しも楽しみながら(笑

 夏本番を迎える前に… 2022年6月22日


西表島もついに梅雨明け。これから本格的な夏のシーズンが始まります!

 

【 メンテナンスDay 】

本日、繁忙期を前にカヌーのメンテナンスを行いました。
安全なツアーを開催するには使用する道具に問題のないことを確認し続けなくてはなりません!
と言ってみたものの、本音は忙しくなる前というより暑くなる前にしたい(汗

夏は昼に近づくにつれ建物や木の周りにできる陰がどんどん小さくなります。強烈な日差しの下では熱中症の危険もあるので、映えないことは百も承知で身体に優しそうな日陰で作業しました。

シーズン始めはサガリバナカヌーツアーからです。
スタッフ一同、準備万端でゲストの皆さまをお待ちしてますよ!

 ツアー直前に予約がとりにくいワケ 2022年6月17日


そろそろ梅雨も明けなそうな西表島です。
今年の夏は大勢の方が石垣島、西表島に訪れるというウワサを聞くと観光業の私としてはホッとしますが、気になるのは当店の予約状況。
おかげさまで夏休みシーズンの7月下旬からお盆過ぎまでの一か月は順調にご予約をいただいております。

 

【 ご予約が取りにくい日もあります 】

2022年夏、風車のガイドは3名体制です。
スタッフ募集も静かに行っていますが、当店では入社したてのガイドがいきなりゲストをご案内するということはありません。当店で定めた一定の修業期間を経て、晴れてツアーガイドとしてデビューします。

ですので、いま新人が入ったとしてもこの夏はガイド3名体制に変わりはありません。
そして一人のガイドがご案内できるゲストは最大7名までです。また複数のコースがありご予約をいただいた順に開催コースが決まります。

このような理由から、
ご希望の日にご希望のコースに参加できるか?
答えは「
繁忙期では直前になればなるほど可能性が低くなる」です。←事項以降で説明

 

【 なぜ可能性が低くなるの? 】

当店の予約は先着順で、特に夏休みシーズンはご家族が多いため1つの予約で3~4名様になります。

例えば、あるコースに3名様の予約が入った場合、一人のガイドがご案内できる最大人数が7名なので残りはあと4席になります。
しかし、その4席については先に予約された方々の年齢や性別などを考慮し、ガイドが一日安全にご案内できるのは当然として、ゲスト全員が楽しめるメンバー構成になるように代表のしゅうさんが総合的に判断して残りの枠を埋めていきます。

ここが直前に予約がとりにくい要因となってしまいますが、ゲストの皆さまに西表島の大自然を安全に満喫してもらうためには非常に重要なポイントかなと思っています。

 

【 すでに休日も設定しています 】

昨年はコロナワクチンを接種した翌日から2日間は臨時休業にしましたが、今年はスタッフの健康維持のため、繁忙期においても週に一日は休日を設け、7月から8月の62日間のうちすでに10日間は休店日になっています。

本当はこのコロナ禍での経営不振から抜け出すため今夏は休みなし!といきたいたいところですが、それは経営者の理想論であり、ゲストに最大限に楽しんでいただくには、やはりガイドがいつも元気で明るくないといけないと判断し、営業日数を短縮しました。

 

【 そして〇〇も襲来します 】

○○に入るものといえば?
答えは簡単です。夏の沖縄といえば「台風」ですよね。

台風が一つ島を直撃すると1週間近くツアーが開催できないこともあります。たった52日の営業日数から台風が2つ、3つ直撃すると…気づけばもう秋です(涙)

これもさらにご予約が難しくなる要因の一つですが、自然には敵わないので仕方ありません。

 

【 だけどなるべく小回りを利かせたい 】

いろいろと直前にご予約がとりにくい理由をあげましたが、それでも当店のツアーをご検討していただける場合、空き状況などをご確認のうえご連絡いただけると嬉しいです。

風車もできる限りゲストの皆さまのご希望にそったツアーを開催していきたいと思います。皆さまのお越しを心よりお待ちしております!

ツアーの予約状況 *そのまま予約も可
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 コロナワクチン3回目接種完了! 2022年3月20日


今日はツアー終了後、私、しゅうさんとスタッフの星くんはコロナワクチンを接種してきました。
そして明日と明後日は副反応が出た場合に備え、臨時休業とさせていただきます。

 

【 3連休にワクチン接種? 】

この2年間、当店はコロナ禍の影響でお客様も激減し、将来の不安も解消されることなく日々の生活を「今できることをコツコツと」のスタイルで過ごしてきました。

その中で今年の3月はコロナ第6波が落ち着いたということで、連日、多くの観光客の皆さんが西表島へお越しになっています。そして3月後半の3連休は待ちに待った「稼ぎ時」なのですが、なんとコロナのワクチン接種とスケジュールが重なってしまいました(泣

「集団接種を受けず春休みシーズンが終わって仕事が一段落する閑散期に、あらためて石垣島の病院で個別接種する」という選択肢もありましたが、当店では「たとえ稼ぎ時に休業したとしても可能な限り早く接種しよう!」という決断にいたりました。

 

【 可能な限りベストなコロナ対策を 】

今、当店にとって大切なことは「稼ぎ時にしっかり稼ぐ」というスタンスよりも「コロナの第7波を最小限に抑える」ことだと考えています。

全国から観光で来られる不特定多数の人々と接する職業のため、自分が感染を広げる原因になる可能性もあります。
2年前の4月、5月は脆弱な島の医療を守るという名目で西表島のほとんどの事業所が営業自粛をしましたが、脆弱な島の医療は一朝一夕で強固になるものではありません。
ワクチンを接種できるチャンスがあるのなら早めにした方がいい、ただそれだけの気持ちです。

 

【 臨時休業は2日間です 】

ガイドのほし君は、1回目も2回目も副反応がなかったみたいで「休みなしでも大丈夫ですよ!」と社長泣かせなことを言ってくれましたが、やはり無理はできません。

そしてワクチンを接種した2日後には元気になる例がほとんどだそうですが、その前日まで高熱が出ていたのに、次の日からガイドとしてゲストの命を預かることもやはり心配。というわけで、当店は接種後、2日間は身体を休める日にします。

 

【 鳴くまで待とう時鳥 】

そうこうしているうちに春休みも終わり、稼げる時に稼げないショップになりそうですが、今は辛抱の時かな…と熱っぽい頭で徳川家康になったつもりで自分に言い聞かせています。

ちなみに写真はワクチン接種前の元気なしゅうさんです。明日になれば元気復活の予定ですよ!

それでは、これからも西表島カヌーツアー風車をよろしくお願いします!

 ゲストを「集める」ツアーからゲストが「集まる」ツアーへ 2021年5月5日


こんにちは。
本日、5月5日こどもの日に梅雨入りとなった西表島です。
朝から蒸し暑いなあ。。そろそろ梅雨入りかな?と思っていた矢先の梅雨入り宣言です。

さて、今日は人気のピナイサーラの滝コースの集合時間について、当店の思いをお伝えしたいと思います!

 

【 石垣島からの日帰り参加は大変 】

風車のツアーは基本的に他店より1時間くらい早く集合します。
石垣島から日帰りで来られるゲストは、石垣港を7時30分発の上原港行きのフェリーに乗る必要があります。
ということは、ホテルを出発して石垣港の駐車場にレンタカーを停め、船が出る15分前までに乗船券を購入する。となると、朝5時過ぎには起きなくてはなりません。
ホテルの朝食時間より早く出発するから朝ごはんはコンビニで…。なんら都会生活と変わらない朝かもしれませんね。

朝早いフェリーに乗るのはとても大変だということは重々承知しています。
西表島に来られる観光客は石垣島に泊まりながらの“日帰りツアー”が一般的で、その多くは石垣港を8時30分発のフェリーに乗船するように設定されています。

当店も少し前までは多くのツアーショップと同じく8時30分発の便でツアーを募集していました。石垣島に宿泊しているゲストが、いつもより少し早起きをして朝食をとれば間に合う時間帯。つまり丁度よい出発時間なのです。
しかし、現在は以前より1時間早い出発時間に変更したので、当店のツアーは石垣島からのゲストはめっきり減りました(涙

 

【 集めるツアーからの脱却 】

集客をがんばって、より多くのゲストに来てほしい。そのためには石垣島からのゲストの利便性を考えると8時30分発のフェリーが最適だろう。それはおそらく他のツアー店も同じ考えです。

しかし、この小さな西表島に100社前後もあるツアー店が同じ時刻に出発するフェリーを指定したらどうなると思いますか?
店では少人数制を謳っていても、大勢のゲストが同じ時間に西表島に到着し、同じ時間に港のトイレを使用し、同じ時間にフィールドへ向かう。そして帰りも同じ時間のフェリーで石垣島へ戻る。

当店もゲストを集めるため、多くの他店と同じように8時30分発のフェリーを指定していました。
なぜなら、フィールドが混んでいても楽しめるのがピナイサーラの滝コースの長所であり、ゲストの満足度が極端に下がるということも無かったからです。

ただし、ひと気の少ない静寂に包まれたフィールドの素晴らしさを知っているガイドとしては、利便性よりもツアー自体の満足度を更に高めることを重要視したい思いが強く、そこを目指すようになりました。
それゆえの“石垣港を7時30分発の上原港行きのフェリーに乗ってください”であり、他店より1時間早い出発となった理由です。

 

【 コロナ禍により安心なツアーを 】

コロナ禍において「三密は避けなければならない」と繰り返し言われてきましたが、最近では一つの密でも感染してしまった事例もあるようです。

石垣島に宿泊しているゲストの利便性を重視して満員のフェリーに乗船していただくよりも、朝から大変だけど、その一つ前のフェリーに乗ってもらう。そのことにより密状態を少しでも回避できるのなら、それは安心、安全なツアーに繋げることができます。

現在、旅行に来られる方の一番の心配はやはりコロナウイルスへの感染であるのなら、乗船率の低い時間帯のフェリーに誘導するのもコロナ対策として有効である。と当店は考えます。
ただ、実際問題、ただでさえ2019年当時に比べて西表島への来島者は激減しているので、ゲストをたくさん集めたい気持ちは正直あります。しかし、そこはぐっと耐えています。

 

【 瓢箪から駒、満足度のより高いツアーへ 】

では、実際に他店より1時間早く石垣島を出発するとどうなるのか?

当店のゲストが石垣港を7時30分発のフェリーに乗って西表島へ到着したころ、石垣港は一番活気に満ち溢れています。
そして、多くの石垣島からの日帰り観光客の皆さんが8時30分発のフェリーに乗っているころ、当店のゲストは密状態とは無縁のフィールドで、人がほとんどいない静けさを満喫していることでしょう。
他店のゲストとの接触が極限まで減り、ガイドですら非日常だと感じるレベルの人気フィールドでの静寂です。

当店のスタッフは言います。
「もう前みたいには戻れませんよね」

そしてゲストの皆さんも言います。
「早起きして良かった。イメージ以上で最高!」

当店のガイドはゲストは少ないながら、出発時間を早めることで満足度がより高くなることを理解しています。なぜなら同じフィールドを何度も訪れたガイド自身が日々、感動するレベルなのですから。

コロナ禍は観光業に大きなダメージを与えてくれました。まだダメージを与え続けているといったほうが正しいでしょうか。
その中であっても当店はゲストを「集める」ツアーから脱却しました。なぜなら、ゲストが集まりにくい早めのツアーを開催することで、逆にフィールドの静けさが満足度を上げる要因となるからです。
いずれはその満足度の高さが評判となり、結果として当店にゲストが集まると嬉しいです!
なかなか世の中そんなに甘くないか…笑

当店では他店より早いツアー出発を自信をもっておすすめします。

 

【 西表島に宿泊されている方も安心してください 】

星野リゾートなど西表島に宿泊されている皆さまにも早い出発でご案内しております。

他店と比較する際、比較するショップに聞いてみてください。
「石垣島から来る参加者がいたら、何時のフェリーに乗ってもらうのですか?」
それが石垣港8時30分発だった場合、当店のゲストが体感するフィールドでの極上の静けさを、特に繁忙期は味わえないかもしれません。

本日ご紹介のツアーはピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースです。
ツアーの集合時間などにご不明な点、ご要望などありましたら当店までお気軽にご連絡ください。

 西表島より謹賀新年!! 2021年1月1日


皆さま、明けましておめでとうございます!
2021年も新型コロナウイルスの感染拡大により観光事業者にとっては厳しい一年になりそうですが、そこは前向きな気持ちでがんばって参ります。

昨年末の寒波が海の生き物にとっての「試練」であったように、コロナによる打撃も当店にとっては乗り越えなくてはならない試練です。
ピンチをチャンスに変えることは容易ではありませんが、粘り強く営業を続けていく所存です。

ということで、本年も西表島カヌーツアー風車をどうぞよろしくお願いいたします!

 2020年 大晦日 in 西表島! 2020年12月31日


【 大晦日に寒波到来!】

数日前からの寒波到来によって、ここ西表島でも最低気温が10℃近くまで下がって厳しい寒さに見舞われました。一年に数回しかない寒さです。

今日は危うく暖房のきいた部屋でダラダラと一年を締めくくってしまうところでしたが、防寒対策をしっかりして家族で海へ出かけてきましたよ。
なぜなら、海岸沿いには寒さで仮死状態となった魚たちがたくさん打ち上げられるのです。

 

【 一年の締めくくりは海の幸で 】

そして、この日一番の収穫となったのが島ダコ。夕飯のおかずには十分すぎるサイズです。

ニンニクとニラと一緒にバター醤油炒めにして、紅白歌合戦のNiziUを見ながら、年越しそばとあわせて美味しくいただきました。

寒波がやってくると海水温が一気に下がるので、普段、温かい海で暮らしている南国の魚にとっては、まさに命をかけた「試練」なんでしょうね。

 

【 今年一年ありがとうございました 】

未曾有の事態に見舞われた2020年でしたが、来年もまだまだ辛抱の日々が続くことになりそうです。
しかし、焦ることなく、やがて来る春に備え、風車らしく無理のない丁寧な営業を心掛けて2021年を過ごしていきたいと思います。

社会が混乱する中にあっても当店のカヌーツアーにご参加いただいたゲストの皆さまに感謝いたします。本当にありがとうございました。
来年も西表島カヌーツアー風車をどうぞよろしくお願いいたします。

 送迎に関する風車独自のコロナ対策について 2020年9月3日


9月に入ってもまだまだ夏の日射しが降り注ぐ西表島ですが、真夏とは違う朝晩の涼しさ、明けの夜空にきらめくオリオン座をはじめとする冬の星座など、明らかに季節のうつろいを感じる今日この頃です。

さて、いまだ終息のきざしが見えない新型コロナウイルスですが、当店ではウイルスの感染防止、万が一感染してしまった場合に感染を拡大させないための独自の取組みがあります。
その中でも、本日は送迎についての取組みをご紹介いたします。

 

【 ツアー中に感染リスクはあるの? 】

カヌーやトレッキングツアーは屋外でのアクティビィティのため、新型コロナウイルスに感染しやすいと言われる密閉、密集、密接のいわゆる「三密」は起こりにくい環境下です。
しかし、感染リスクが100%無いとは断言はできません。
私たちは感染症対策のプロではないため、常に新型コロナウイルスに対しての正しい知識を学び、公的機関が感染防止対策として有効であると発表したものを実践し続けている状況です。

 

【 感染防止対策の重点ポイントは“送迎

屋外でのアクティビィティに三密は起こりにくいと思います。しかし、ツアーを開催するにあたり当店が一番気になっているのは送迎です。ゲストの送り迎えやフィールドに移動するまでの車内では何かしらの対策を施さないと「三密」になってしまいます。

当店では8~10人乗りの車両を使用しています。そのため窓を閉めたまま15分以上走行すると、万が一の場合、濃厚接触者となってしまう可能性もあります。

そのため、当店では送迎時における感染防止対策を以下の通り実行します。
また、対策の効果を生むためにはゲストの皆さまのご協力も欠かせませんので、アルコール消毒やマスクの着用にご協力お願いいたします。

 

<対策1> 乗車前

当店のスタッフはもちろんのこと、ゲストの皆さまにもマスクの着用は必須となります。そして、手指をアルコール消毒してからご乗車ください。
当店では石垣島の老舗酒造メーカーである請福酒造で生産される請福77をアルコール消毒に使用しております。

泡盛の蔵元がつくるだけあって、通常のアルコール消毒液とは違う泡盛の香りのする消毒液です。

 

<対策2> 走行中

換気のため窓を開けたまま走行します。

雨天の場合は窓を少しだけ開けるか閉めて、エアコン機能を外気導入にして換気を促します。

 

<対策3> 西表島内からご参加のゲスト

今年は観光業にとって受難の一年、いえ、この受難が数年続く可能性もあります。
当店も厳しい経営環境にあり、本来なら送迎の範囲を拡大して少しでも多く集客の機会を増やすことを考えたいところですが、送迎時の感染リスクを減らすため、苦渋の決断ですが、送迎の範囲を狭めさせていただきます。

▼送迎が可能なエリア

当店ベースから半径5㎞圏内(地図中の赤枠で囲んだエリア)、車で15分以内のホテルのみを送迎範囲とさせていただきます。星野リゾート西表島ホテルは半径約3kmなので送迎可能です。

▼送迎できないエリア

残念ながら送迎できない主な宿泊施設は以下のとおりです。

ジャングルホテルパイヌマヤ、エコビレッジ西表、竹盛旅館、島時間、ラ・ティーダ西表リゾート、南ぬ風、西表アイランドホテル、海人の家、イルンティフタデムラ、その他の半径5km以上離れている宿泊先

▼送迎できないエリアからツアー参加ご希望の場合

基本的にはレンタカーでご来店ください。
路線バスやタクシーをご利用の場合は、西表島の交通事情をよくお調べになることをお勧めいたします。

●タクシー
事前予約制となっております。詳しくはやまねこタクシーさんへ直接お問い合わせください。

●路線バス
他のゲストの時間調整が可能であれば、西表島交通さんの路線バスに乗って上原港までお越しください。
往復ご利用の場合は一日フリー乗車券がお得で、クレジットカードや電子マネー等のキャッシュレス決済も可能です。
三密対策もバッチリです。日本最南端の路線バスを安心してご利用ください。
新型コロナウイルスに対しての取組み

例)ラ・ティーダ西表リゾートなど大原港周辺にご宿泊
始発の白浜方面行きの路線バスに乗車
 ↓
上原港で下車
 ↓
当店のスタッフがピックアップ

※通常より遅めの行程になりますが、他のゲストの時間調整が可能であれば対応いたします。

 

<対策4> 石垣島からご参加のゲスト

現在、当店では上原港へのお迎えは混雑時を避けて行っています。理由は以下のとおりです。

▼コロナ禍以前
当店では、石垣島からのフェリーが西表島に到着する前から、上原港でスタッフが看板を持ってゲストの皆さまをお待ちしていました。
フェリーが到着すると大勢の観光客が下船します。そして、そのフェリーが折り返して石垣島へ行くため、乗客たの長蛇の列がすでにできています。
しかもその場にいるのはアクティビティ関連のスタッフだけではなく、レンタカーやホテルのお迎え、見送りの人たちで溢れかえり、かなりの密集、密接な状況が発生していました。

▼コロナ禍以後
現在は、石垣島からのフェリーが西表島に到着する前から上原港でスタッフが待機することを自粛しています。要するにフェリーが上原港に到着しても風車のスタッフはまだいません。

フェリーが上原港に到着しはじめると船内では出口に人が押し寄せ、かなりの「密」が生じます。
当店のゲストの皆さまには感染のリスクを避けるためにも、ソーシャルディスタンスを意識しながらゆっくり下船することをお願いいたします。
そして、港ターミナルでトイレをお済ませの上、建物の出入り口付近でお待ちください。フェリーが到着してから、10分後くらいにスタッフがお迎えにあがります。

上原港の混雑時に当店のスタッフが滞在時間を少なくするための取組みです。

 

【 新しい生活様式を独自に考える 】

送迎の範囲を狭める、港へ行く時間を遅らせる、などなど、これまでは考えもしなかった対応を強いられることに心苦しい思いもあります。しかし、当店ではゲストの皆さまやスタッフを感染症のリスクから少しでも守ることができるのであれば、今はそちらを優先したいと考えています。

これまでの常識が変わりつつある状況がいつまで続くのかは分かりませんが、これからも新しい生活様式に則った営業活動を展開してまいりますので、ゲストの皆さまもご協力のほどよろしくお願いいたします。