西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

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 《最新》上原港へのアクセス(2024.3.31まで有効) 2024年1月11日


2024年1月1日より八重山観光フェリーの運航時刻が改定されました。
こちらのブログの内容は2024年3月31日まで有効といたします。

 

コロナ禍以降、船会社の運航時刻や利用方法が頻繁に変わるようになり、島で暮らしている私自身も分かりづらくなってきました。それならば西表島に初めて来られる方にとっては尚更です。
本日は当店のツアーに影響するであろう点を中心に、八重山観光フェリーに関する交通案内について取り上げたいと思います。

八重山観光フェリー

 

【 今回の時刻改定の目玉は?】

▼目玉 ~その1~
改定前:石垣港8:30発→上原港9:30着
改定後:石垣港8:00発→上原港9:00着

石垣港を出発する上原港行きが、これまで8:30だったのが30分早い8:00となりました。

長年、八重山観光フェリーと安栄(あんえい)観光はそれぞれが石垣港8:30発の便を出航させ、上原港に到着するのも同時刻でした。
そのため、これらの船を利用する大勢の人たちが同時に移動するため、石垣港も上原港もごった返す日が多くありました。
しかし、今回の改定で30分の時差ができたことにより人の動きが分散され、混雑が緩和される可能性があります。

▼改定の目玉 ~その2~
改定前:上原港12:30発→石垣港13:30着
改定後:上原港14:30発→石垣港15:30着

これまでは午前中のツアーが速やかに終れば上原港12:30発の船に乗って石垣島へ帰ることが可能でしたが、これからは午後一番の船は八重山観光フェリー、安栄観光ともに14:30発となります。

西表島でランチを楽しんでから石垣島へ戻るイメージになりますが、以前、上原港周辺のランチ事情についてご紹介したことがあるので興味のある方はご参考になさってください。

<ブログ> 西表島のランチ事情について

 

【 上原航路が欠航:上原港までの移動 】

冬場は北風が強い日が多く、その影響で上原航路は頻繁に欠航します。ほぼ毎日が欠航というレベルです。

その際は大原港が西表島の玄関口になりますが、上原航路が欠航した日は大原港⇔上原港の間を船会社が臨時バスで送迎してくれます。

臨時バスを利用するには、石垣港にある船会社の窓口で「上原港へ行きたい」と伝えて上原航路の料金をお支払いください。そうすると以下の2つが渡されます。

①乗船券(石垣港→大原港)
②バス券(大原港→上原港)

ただし、臨時バスはすべての船のタイムスケジュールに対応して用意されているわけではないので注意が必要です。

臨時バスについては大原港、上原港ともに詳細を知らせてくれる看板などはありません。非常にわかりづらいため、各船会社のホームページで時刻表と発着場所を事前にご確認ください。それでも不明な場合は現地で島の人などに聞いて早めに情報を入手するのが良いでしょう。

八重山観光フェリー送迎バス
安栄観光送迎バス

 

【 上原航路が欠航:乗船券購入のご提案 】

上原航路の欠航が多い時期は、一つの船会社で乗船券を往復購入してしまうよりも、行動に合わせて復路をより自由な時間の便が選択できるよう、往路、復路を片道ずつ購入する方が良いかもしれません。

以前は八重山観光フェリーと安栄観光が同じタイムスケジュールで運航していましたが、今後はそれぞれの方針で運営される流れになりそうです。

島で暮らしている私自身もどちらの船会社を利用しても料金は同じなので、サービスや利便性など考慮しながら選択していきたいと思います。

 

【 上原航路の運航状況を確認する方法 】

各船会社が公式サイトやX(旧twitter)で情報発信をしています。

▼八重山観光フェリー
前日の夕方に八重山観光フェリー公式Xにて運航予定を発表。また公式サイトでも前日の夜に発表。

▼安栄観光
毎朝、午前6時に安栄観光公式サイトにて運航予定を発表。

 

【 上原航路が《運航》の場合の送迎バス 】

八重山観光フェリーでは[送迎バスは欠航時のみに上原港⇔大原港の間だけ運行]とのこと。上原航路が運航されている際の送迎バスは一切ないとのことです。
八重山観光フェリー送迎バス

もう一社の安栄観光は昔からと同じように上原航路の運航時、欠航時、ともに送迎バスを運行しています。
・上原航路運航時:白浜⇔船浦を運行
・上原航路欠航時:白浜⇔大原港を運行
安栄観光送迎バス

 

【 安栄観光の送迎バスのメリット 】

当店の カヌー体験コースピナイサーラの滝(滝つぼ)コース といった半日ツアーの終了後は、観光名所の 星砂の浜 へお送りして解散することも可能です。
そして、星砂の浜にある レストラン星の砂ほしずな亭 でお昼ご飯を食べたりビーチで遊んだ後は、安栄観光の船で石垣島へ戻る方に限り、安栄観光の送迎バスに乗って上原港へ移動できます。

 

【 八重山観光フェリー or 安栄観光 】

現状では八重山観光フェリーと安栄観光の乗船代金は同じですので、以前と変わらぬ送迎サービスがある安栄観光の方が使い勝手はよいと思います。

ただ、これまでと違い、フェリーの発着時刻がそれぞれ若干違うので、なるべく往路、復路の船を決めてから乗船券を購入するのがよいでしょう。

2024年2月現在、上原航路の片道乗船券は2,990円、往復は5,770円となっております。
往復を購入すれば210円お得ですが、帰りの時刻が決まっていないのであれば往路を片道で購入し、復路は八重山観光フェリー、安栄観光のなるべく待ち時間の少ない便の乗船券を購入するのがよいのではないでしょうか。

 

【 ツアー終了後に石垣島で予定がある場合 】

・石垣空港からフライトがある
・夕食は石垣島の焼肉屋を予約している
・石垣島経由で竹富島へ行く
・などなど

ツアー終了後に石垣島で予定がある場合、その時間に間に合うのか心配される方もおられると思います。その場合、ツアーの予約前に「何時までに石垣港に到着したいか?」を事前にお知らせください。

10月から4月までは頻繁に上原航路が欠航するので運航時と欠航時では石垣島への到着時刻が変わります。その際、ある程度は当店でシュミレーションが可能ですのでご相談ください。

 

【 まとめ 】

石垣島から西表島へノープランで日帰り観光に来られると、想像以上に移動時間が多くて内容の薄い滞在になる可能性が高いです。

・西表島で何をする?
・お昼はどこで食べる?
・何時のフェリーで石垣島に戻る?
・上原航路が欠航したらどうする?

上記の点について、あらかじめ検討されておくことを強くおすすめいたします。

当店では石垣島から日帰り可能なツアーをご用意しておりますので、どうぞ安心してご参加くださいね!
<風車>ツアー 一覧

 当店が早めの出発にこだわる理由 2024年1月7日


こんにちは!
西表島風車のしゅうさんです。

新年を迎え、早くも一週間が経ちましたね。ここ数日の西表島は、三が日が過ぎると少しずつ観光地としての賑わいも静かになってきました。

 

【 繁忙期を過ぎても混み合う時間帯 】

とはいえ、当店イチオシのピナイサーラの滝へ行くツアーはたくさんのショップが利用するエリアでもあるので、「特定の時間」においてはとても混雑します。

その「特定の時間」とは、石垣島を8時台に出発した船が上原港へ到着する時間帯から始まります。

当店では石垣島からピナイサーラの滝ツアーに参加されるゲストには、多くの他店とは違って1時間早い7時台の便に乗船していただきます。それは早朝からの行動を強いる、とても参加しづらいタイムスケジュールとなっています。

では、なぜ当店のピナイサーラの滝ツアーでは7時台の船に乗る必要があるのか?
今日はその点について解説していきたいと思います。

 

【 当店が早めの出発にこだわる理由 】

当店のツアーが開始する時間帯はあまり他社のツアーと重なりません。そのためガイドは必要以上に大きな声を出す必要がありません。他のツアーのガイドの声もあまり聞こえてきません。マングローブに囲まれた川では自動車や船のエンジン音も聞こえてきません。

 

 

東京や大阪から来られたゲストにとって早い時間帯の西表島のマングローブ林は、あまりにも人がいなさすぎて、あまりにも静かすぎて、非日常の世界そのものです。

そして静けさに慣れてくると小さな音が気なります。

それは高い空を飛んでいる特別天然記念物のカンムリワシの鳴き声かもしれません。魚が飛び跳ねる音、イノシシが駆ける音、雨が近づく音、滝の音、都会では絶対に聞くことのできない、そして同じフィールドでもたくさんの人がいたら聞き逃してしまうようなかすかな音。

その音が何の音なのか?
ガイドと一緒になって聞きなれない音をリラックスした状態で聴き続けると、いつにない気分転換になります。

当店のツアーでゲストの皆さまに味わっていただきたいもの…
そう、それこそが「フィールドの静けさ」なのです。

早起きは三文の徳を実感できるピナイサーラの滝ツアーで、静けさの中にある非日常の音たちに耳を澄ませてみませんか?

風車のスタッフは毎日、早起きをして皆さまのお越しをお待ちしています!

 西表島より新年おめでとうございます! 2024年1月1日


明けましておめでとうございます!

2023年もあっという間に過ぎ去り、いよいよ2024年が幕を開けましたね。皆さまは新しい年の始まりをどのように過ごされましたか?

私、風車代表のしゅうさんは、クリスマス、大晦日を家族と過ごし、いつもはお目にかかることのない少しだけ贅沢な美味しい食事とお酒をいただき、カヌーツアーもぼちぼち開催…といった感じの、穏やかで幸せな年の瀬を過ごしました。

本日、2024年元旦もありがたいことにカヌーツアーを開催し、ゲストの皆さまをお迎えすることができます。
1999年の創業以来、ひとえに当店をご愛顧いただいたゲストの方々の応援やクチコミ、これまで共に風車を支えてくれた多くのスタッフおよび関係者の方々による、温かいご支援の賜物であると感じます。

2024年も皆さまにとって幸多い一年でありますよう、南の島からお祈り申し上げます。
本年も西表島カヌーツアー風車をどうぞよろしくお願いいたします!

 石垣島に着いたその日に西表島でカヌーできます! 2023年12月30日


ここ西表島も例年に比べ気温は高めですが、それなりに冬を感じられる北風の強い季節となっております。

北風の強い季節ということは…
そうです!石垣島と西表島の北側にある上原港を結ぶ航路(上原航路)はこの時期、欠航が続きます。ほぼ毎日といってもよいのではないでしょうか。

 

※ご注意※
以下に記す内容は2024年3月末までの情報です。
2024年4月から船の運航時刻は更新されます。新しい運航時刻は3月中旬以降に船会社より発表されます。

 

【 上原港航路の運航状況を確認する方法 】

石垣島と西表島を結ぶ航路は2つの船会社で運航されています。それぞれの会社が公式サイトやX(旧twitter)で情報発信をしています。

▼安栄(あんえい)観光
毎朝、午前6時に安栄観光公式サイトにて当日の運航予定を発表。

▼八重山観光フェリー
前日の夕方に八重山観光フェリー公式Xにて運航予定を発表。また公式サイトでも前日の夜に発表。

 

【 石垣島に着いたその日に西表島でカヌー!】

当店では午前中に石垣島に到着し、その日は西表島に宿泊される方にも楽しんでいただけるショートコースがございます。

所要時間が約3時間のカヌー体験コースなら以下のスケジュールで開催可能です。

石垣島に到着後、

▼安栄観光にご乗船の場合
石垣港13:30発 上原港行き → 上原港14:20頃着

▼八重山観光フェリーにご乗船の場合
石垣港10:30発 上原港行き → 上原港11:20頃着
石垣港13:30発 上原港行き → 上原港14:20頃着

上記の便に乗船される方はカヌー体験コースがおすすめです。



 

【 カヌー体験コースがおすすめの理由 】

短時間で楽しめるカヌー体験コースは、

★上原港行きの船が欠航しても対応可能!
大原港経由で上原港へお越しください。

石垣港で乗船券を購入する際「西表島の上原港まで行きたい」とお伝えください。
※大原港ではなく上原港です
 ↓
上原航路の運賃をお支払いいただき[石垣港~大原港の乗船チケット]と[大原港~上原港のバス券]を受け取ります。
 ↓
大原港に到着したら[大原港~上原港のバス券]をご利用になり、船会社が運行する臨時バスで上原港へ移動します。
 ↓
当店のスタッフがお迎えにあがります。

★ライトなコース内容
早朝から移動につぐ移動でお疲れモードかもしれませんが、トレッキングのないお手軽コースですので、体力に自信のない方でも安心して楽しめます。

★日が沈む前に終わる
秋冬は日没が早く、曇った日が多いので、ツアーの終了が遅くなりすぎると真っ暗になる危険性もあります。暗くなる前の17:30頃にはツアーを終了し、ホテルへお送りします。

★ツアーフィールドが静か
他店のほとんどのツアーが終了する時間帯に出発するのでフィールドがとても静かです。

★無理をしない
ツアーは小雨決行ですが、ある程度、まとまった雨の場合はツアーを中止します。

★一人旅でも参加できる
ツアーは1名から受付、開催
※すでに他の参加者がおられる場合はツアーの開始時間が変更になる場合もあります。

 

【 石垣島から日帰りで参加できないの? 】

(1) 上原港航路が終日、通常運航の場合
上原港航路が無事に運航していても船会社によって状況が異なります。

▼安栄観光
ツアー終了後は[上原港17:40発 石垣港行き → 石垣港18:30頃着]の便で石垣島へ帰ることが可能です。

▼八重山観光フェリー
[石垣港10:30発 上原港行き]の便でツアーへ参加される場合は、ツアー終了後は[上原港16:50発 石垣港行き → 石垣港17:40頃着]の便で石垣島へ帰ることが可能です。
×[石垣港13:30発 上原港行き]の便でツアーへ参加される場合は、ツアー終了時刻が石垣港行きの最終便に間に合わない可能性がありますので、石垣島からの日帰り参加はできません。

(2) 上原港航路が欠航している場合
大原港まで船会社が運行する臨時バスで移動する必要があります。

▼安栄観光
× 臨時バス最終便[上原港16:20発 → 大原港17:10着]

▼八重山観光フェリー
× 臨時バス最終便[上原港16:30発 → 大原港17:20着]

となるので、両社ともツアー終了時刻を考えると臨時バスに乗車できない可能性がありますのでご予約は不可です。

 

【 午後から始まるカヌー体験コースの参加条件 】

条件1:上原港航路が欠航しても[大原港行き]に乗船し、上原港に13:20までに到着可能な方

条件2:ツアー当日は西表島の上原港周辺に宿泊予定の方

条件3:ツアー開始時刻に変更があっても了承していただける方(変更幅は約1時間)

以上の3つの条件をすべて満たしている方がご参加いただけます。
(しかし、予約フォームが「×」になっている日はツアーの開催はありませんのでご了承ください「夕食まで何しようかな?」とお悩みなら、ぜひカヌー体験コースでマングローブの森を漕ぎ進みながらガイドと「ゆんたく」(沖縄の方言で「おしゃべり」)でもしませんか?

皆さまのご参加をお待ちしております!

 12月の西表島ってどんな感じ?寒い or 暖かい? 2023年12月22日


こんばんは! 風車代表のしゅうさんです。

先ほど、西日本から北日本の日本海側では大雪の恐れがあるとニュースで流れていました。

西高東低のいわゆる「冬型の気圧配置」が続いていますが、17時の東京の気温は8.3℃、朝の最低気温は2.1℃だったようです。
一方、西表島の17時の気温は15.3℃、朝の最低気温は14℃でした。気温だけ見れば西表島の冬は暖かそうに思えますよね。

 

【 冬の真実はこれだ!】

東京よりも気温が7℃も高い。これだけで幸せな気分になれそうですが、実際は厳しい寒さです。きっと「冬の西表島ってこんなに寒いの!?」と思われる観光客の方が大勢おられるのではないでしょうか。

寒く感じる要因は大きく分けて2つあります。

一つは、強い北寄りの風です。風速5~6m/sくらいの風。そしてもう一つはどんよりと曇った空、たまに降る弱い雨。

太陽の日差しがない状態で強い北風に当たり続けると体感温度は下がります。風速1m/sで体感温度が1℃下がると言われているので、現在の体感温度は10℃前後になるのでしょうか。外にいると風邪をひきそうなくらい寒いです。

東京近郊に住んでいると経験したことのないであろう、数日間続く強い北風と鉛色の空、たまに降る雨。青い空と白い砂浜…南国のイメージで来島される方々は恐らくびっくりするでしょう。

 

【 フェリー(定期船)はどうなるの?】

北よりの風が強い日は波浪注意報が発令され、波高が2.5m以上になると高い確率で西表島の上原港航路は欠航します。

西表島の北側にある上原港航路は北風の影響を受けるので、12月はほぼ毎日欠航しているようなイメージです。西表島の南側にある大原港航路は北風の影響が最小限に抑えられるので、冬場でも通常運航が続いています。

つまり12月は台風シーズンではないので、上原港航路が欠航しても大原航路は就航しているので、石垣島から西表島に渡っても帰れなくなるということは、ほぼないと思って大丈夫です。
ちなみに上原港航路が欠航すると、大原港~上原港間はフェリー会社の臨時バスで移動できます。その際の片道は約50分です。

▼石垣島発着のフェリー会社
安栄観光
八重山観光フェリー

 

【 12月は何をして楽しむの?】

西表島のホテルに宿泊している方にオススメなのは、やはりピナイサーラの滝に行くカヌーツアーでしょう。

ピナイサーラの滝に行くために利用する川は北風の影響をもろに受けるエリアが狭く、カヌーも通常通り楽しめます。トレッキングも冬場の気温が20℃を下回ると暑くないので、快適にジャングルを歩くことができます。
夏場は一日がかりのツアーだと1.5リットル以上の飲料水が必要ですが、冬場は0.5~1リットルで十分です。

年間を通して当店人気No.1のピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コース。冬こそオススメといっても過言ではありません。

 

【 川の水は冷たくないの?】

“カヌー = 濡れる”というイメージもありますが、当店のツアーはカヌーの乗り降りをする際にガイドがなるべく足元が濡れないようにサポートをしておりますので、ツアー中に濡れることはほとんどありません。

実際、冬の川は冷たいので滝つぼで泳ぐ人はほとんどいません。しかし、ゼロではないんですよ。たまに泳いでいる人もいます。

ツアーが終わった後に熱いシャワーを浴びれますので泳ぎたい方はガイドにお申しつけくださいね。

 

【 たまに晴れます。たまに風が弱まります。】

このブログを書いている今、まさに年に数度の寒波となっているので少しだけネガティブモードになっています。
しかし、実際は冬型の気圧配置が緩み、北風が弱まり、気温も20℃以上になる日もあります。そんな日が数日続くと「海で泳ごうかな?」という気になるかもしれません。

晴れた日は薄着で出歩いても風が心地いい。夜は星がきらめき☆、夜道にハブが出現!

一か月のうち何日かはそんな日もありますが、そのような日に当たった観光客の方はラッキーですよね!

 

【 まとめ 】

12月の西表島は基本的に強い北風、曇り空、上原港航路は欠航…。なんとなく暗いイメージがしますが、当店は冬場も明るく営業しております。

冬の西表島へお出かけの際は、どうぞ当店のホームページをチェックしてみてね!
٩( ‘ω’ )و ヨロシク♪

 【祝】初アクティビティ in 西表島! 2023年12月7日


皆さまこんにちは。 風車オーナーの西表島しゅうさんです。
先日、当店のお問合せフォームから以下のようなご質問がありましたので、ご紹介させていただきます。

 

【 お客様からのお問合せ 】

「11月○日から西表島の△△△に2泊宿泊する予定です。3歳3ヶ月の娘がおりまして、大人2名、3歳1名の3名でカヌーのみのプランを検討しています。3歳が参加することは可能でしょうか?また小さな子供がいる場合は貸切プランの方が良いでしょうか?」

 

【 当店からの返信 】

「3歳のお子様でのご参加可能です。ツアー代金は子供料金の設定はありませんので大人と同様に8,000円となります。」

「山登りがある内容だと、かなり時間を要すると思うので他の参加者とは違うペースになるため個別対応が必要だと思われますが、カヌーのみのプランは特に貸し切りプランにする必要はないと思います。」

「カヌーは二人艇を親子3人で漕ぐことも可能ですが、その場合は一人当たりの座席が狭くなり、パパが一人で漕ぐイメージになります。ママとお子様は一本のパドルを順番に使うというイメージになります。通常はガイドとママ、パパとお子様がそれぞれ二人艇に乗るのが一般的です。」

 

【 お客さまからのご返信 】

「ご連絡いただきましてありがとうございます。3歳でも参加できるようで良かったです。○日が終日フリーなので、○日に予約する予定です。娘もマイパドルがほしいというと思いますので、夫と娘、私とガイドさんでお願いしたいと思います。あとは予約時間を検討して普通プランで予約したいと思います。ありがとうございました。」

 

【 ご予約成立 】

このような流れでトレッキングのない、とてもライトなカヌー体験コースのご予約をいただくことができました。

こちらのコースは対象年齢が4歳から69歳ですが、対象年齢以外の方が参加を希望する場合は事前にご相談をお願いします。

 

【 パパ、ママの心配ごと 】

「娘にとって初めてのアクティビティツアー。最後まで参加できるのか不安…」

「ツアーは安全なのかな…」

 

【 風車が気にしていたこと 】

「他の方のご予約が入った場合は小さなお子様がおられることを事前に説明しなきゃ。ペースがいつもより遅くなる可能性があることもお伝えする必要があるな。」

「ツアー当日の天気はどうだろう? 雨ならいつもより厳しめに中止かツアーのキャンセルを促そう。」←その場合のキャンセル料は無料

結局、ツアー当日の天気は晴れ時々くもり。お天気は問題なし、他に参加者はおられなかったので貸し切り対応に…。
当店の心配は良い意味での取り越し苦労でしたが、ただ、他に参加者がおられないのは今後の課題でもあります…(涙

 

【 ほっこりとするトラブル 】

ママが一生懸命、当店とのツアーの段取りを事前にしていただきましたが、思い通りにいかないのが自然体験でもあります。

“パパ&お子さん”  “ママ&ガイド” という組み合わせカヌーに乗り込み予定通り出発しましたが、途中でお子さんが「ママといっしょがいい!」とリクエスト。

少し寂しそうなパパの表情も見えましたが、途中の干潟で一度、カヌーから下り“パパ&ママ&お子さん”の3名で二人艇に乗ることになりました。やっぱり家族一緒、ママの膝の上が安心だね!
~(ˇ◡ˇღ) ♪

 

【 危険生物を説明 】

トレッキングのないカヌーだけのコースですが、駐車場からカヌー乗り場まで徒歩で約5分かかります。そしてカヌー体験中の折り返し地点で一度、カヌーから下り、休憩がてらに10分くらいジャングルを散策します。

お子さんにとって半径たった50mの範囲でも、見るもの触るもの、すべてに興味深々!

ただ、毒のある木、ハブなどの危険生物、そして西表島のガイドが怖れるレプトスピラ症についての説明はさせていただきます。そして、今回も無事に怪我も無く、ツアーを終えることもできました。

 

【 ツアー中の写真はAirDropでプレゼント 】

ガイドはiphoneを携行しているので、ツアー中に撮影した写真はお別れの際にプレゼントをしています。ちなみに、アンドロイドの方にはLINEでお渡ししています。

今回のツアーも三人ご家族のほっこりとした写真がたくさん撮れましたよ。

本当はこのブログに掲載したいくらい、映えている風景もありましたが、受付用紙に「ホームページやブログ、ガイドブックなどにガイドが撮影した画像を使用しないでほしい」という項目に✓が記入されていましたので、今回は別の日に撮影した画像を使っています。

ガイドが撮影した写真や動画をいつまでも残してくれていたら嬉しいな。

 

【 嬉しいクチコミをいただきました!】

今回ご紹介させていただいたお客様より、後日、とても嬉しいクチコミを投稿していただきました。ありがとうございます!

たった3時間のショートコースですが、行きのカヌーは「ママといっしょ!」、帰りは「パパといっしょ!」と家族愛が深まったのではないでしょうか。次はトレッキングのあるコースでお子さまが成長した姿をお見せください。

ツアーへのご参加ありがとうございました。またみんなで遊びに来てね!

 ♪嬉しいサービス♪ ツアー写真プレゼント 2023年11月29日


こんにちは!
本日はツアー中の写真撮影についてのお話です。

 

【 ツアー中に写真撮影してくれる? 】

「カヌーを漕いでいる時に写真は撮ってくれますか?」という質問がよくあります。ガイドはiphoneもしくはスマートフォンなどの撮影機材を携行していますので、カヌーを漕いでいる際の写真はお任せください。

撮った写真はツアー終了後、その場でAirdropもしくはLINEで無料プレゼントいたします。
お渡しした画像はインスタなどのSNSでご活用していただけると嬉しいです。できればハッシュタグ #西表島カヌーツアー風車 もお願いしますね!

 

【 カメラの携行は自己責任で 】

ここ10年の間にツアー中にデジカメを携行される方はめっきり減りました。いまはiphone、スマートフォンの時代なのですね。

ツアー中に携帯電話を携行される方は、完全に自己責任となります。
可能なら防水ケースなどをあらかじめご準備ください。カヌーを漕いでいる時に携帯電話に水がかかることはほとんどありませんが、川や滝つぼに落とすと、見つからなくなる場合もあります。

 

【 防水ケースの必要性 】

防水ケースに入れておくと、長時間水に浸かっていてもダメージが少なく、通常使用できる可能性が高いです。

先日の例ですが、スタッフの星くんが滝つぼの底(水深2.5m前後)でiphoneを発見しました。防水ケースに入っており電源も入りましたが、ロックがかかっていたため所有者を特定することができませんでした。

西表島の上原駐在所に拾得物として届け出をしましたが、その時点で警察への届け出はなく、駐在所で預かっていただくことになりました。おそらく落とした方は、滝つぼに落とした時点で諦めたのかもしれませんね…。

 

【 ツアー中にスマホを紛失した場合の対応 】

1. 担当ガイドに連絡(落とした場所、状況をなるべく詳細に)

2. 西表島カヌー組合のガイド専用のLINEグループで情報共有

3. 駐在所へ届出をする

ピナイサーラの滝周辺エリアの場合、当店ではほぼ毎日、ツアー開催をしているため、ツアー翌日以降も捜索活動をいたします。

 

【 写真プレゼントの注意点 】

  • ツアー参加者が多い時でも他のメンバーの写真をお渡ししないよう注意をしていますので、写真を担当ガイドから受け取ったら、その場でご確認をお願いします。
  • ガイドが撮影した写真はブログ、SNSなどで利用する場合もあります。利用不可をご希望される方はあらかじめお知らせください。
  • 当店の指定方法(Airdrop、LINE)以外で写真を受け取りたい方(メールなど)はツアー終了後の対応となり、有料サービスになります。料金は1回2,200円(税込み)です。


たまにメールや電話で「ツアー写真をまだもらっていない」という連絡をいただくことがありますが、当店では撮影した画像は、ツアー終了後の解散前までにお渡ししております。

 ペットボトルゴミ削減を目指して竹富町が動いた! 2023年11月20日


カヌーとトレッキングツアーで絶対に忘れてはいけないもの、それは飲料水です。
ツアー中に川の水をそのまま飲むことはオススメできません。レプトスピラ症などにかかる危険性があるからです。

当店でもミネラルウォーターやスポーツ飲料を販売していますが、飲み終わったペットボトルは通常はゴミになります。

 

【 竹富町でのゴミ処理 】

ゴミとなったペットボトルは竹富町指定の有料ゴミ袋に入れて、週に一度の回収日(金曜日)に合わせて廃棄しています。さらにツアー業者や飲食店、宿泊施設などは別途でゴミの回収費用も発生するのです。

ところで、皆さんがお住いの地域はゴミ袋の値段はどの位でしょうか?

ここ竹富町では、大サイズ1枚60円、中サイズ1枚40円、小サイズ1枚40円です。
通常、1枚ずつ買うことはなく、10枚一まとめになった状態で販売されているので、使用頻度の高い大サイズは600円と割高感が否めません。
ちなみに、お隣の石垣島では大サイズが1枚25円と竹富町の半分以下です。

ゴミ袋ひとつ比べてみても、ゴミ処理にかかる費用はそれなりに発生しているんだな…ということがご理解いただけるでしょうか。

そんな中、竹富町がウォーターサーバーを上原港と大原港(仲間港)に設置したというニュースが入りました!

 

【 小学生グッジョブ!! 】

西表島ではMMO Iriomoteという活動があり、意味は「マイボトルで水おかわり!西表島」です。

島内の約40カ所にある協力店にマイボトルを持ち込めば、なんと!無料で給水サービスが受けられるのです。

MMO iriomote では「誰にでも給水サービス」によって『ペットボトル水を買わなくていい・捨てなくていい』島を目指して活動されています。

給水サービスを受けられる店舗は、下のポスターに描かれている“青いマイボトルを持ったイリオモテヤマネコちゃん”のイラストが目印です。

そして今回、さらに西表島の港には無料のウォーターサーバーが設置されたのです!
なんでも地元の小学生の提言を実現させたとのことですよ。

ペットボトル削減へ 竹富町(八重山毎日新聞より)

皆さんも飲料水代&ゴミ削減の一環として、西表島に来られる際には、このウォーターサーバーを有効活用されてはいかがでしょうか?

ちなみに、西表島の星野リゾート西表島ホテルにご宿泊の方は無料のボトルが利用できると思いますので、フロントでご確認ください。

 

【 カヌーツアー中に必要な飲料水 】

ツアー中に必要な飲料水の量ですが、当店一番人気のピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コースの場合、

▼気温が30℃を超える夏場
男性1.5~2リットル
女性1~1.5リットル
ちなみにメタボ系の私は2.5~3リットルは必要です(笑

▼気温が20℃前後の冬場
男女ともに最低1リットル

ツアーに参加される際は、以上を参考に飲料水をご用意ください。

気温が低い時は500mlも飲まない人もおられると思いますが、ツアー中に飲料水の補充はできないので、余るくらい用意されてもよいと思います。

ペットボトルをマイボトルに。
私自身がもっと積極的に取り組みたいですね。

 秋晴れの今日、行ってきたよピナイサーラの滝つぼ 2023年11月9日


全国的に「今年の秋はあたたかい」とよく言われますが、西表島も天気の良い日が多く、寒さに弱い風車代表のしゅうさんはホッとしています。

先月、うわの空からの不注意で足を負傷したのですが、それもほぼ回復し、今日はピナイサーラの滝(滝つぼ)コースに行ってきました。

 

【 ピナイサーラの滝(滝つぼ)コース 】

こちらのコースはピナイサーラの滝の滝つぼを目指すカヌー&トレッキングツアーです。集合時間は8時頃、解散は12時頃。名瀑をサクッと訪ねることができる半日コースです。

 

【 ツアースタート、いざ出発!】

カヌーの漕ぎ方を説明、練習をしたらカヌー乗り場へ移動します。

今日は快晴。映え写真になったかな?

ピナイサーラをバックに記念撮影。最近、雨が少ないので滝がわかるような、わからないような…

 

【 カヌーの次はトレッキング 】

ヒナイ川の上流に到着。
ここからは滝を目指して約25分のトレッキングです。夏休みシーズンに比べ、訪れる人がめっきり少なくなりました。


夏場は一人1~1.5リットルは必要だった飲み水が最近はその半分程度で大丈夫です。

 

【 ピナイサーラの滝に到着!】

木々の向こうから水音が響いたら目指す滝まであとちょっと…
いざ到着!滝つぼで泳いでいる人たちがいましたよ!

 

【 ブレイクタイムはもぐもぐタイム 】

暑ければ滝つぼで泳いだり、迫力ある滝の雄姿を撮影したら休憩タイムです。

カヌーとトレッキングの疲れをとるには、当店、お手製のムーチーがもってこいです。

休憩中、サキシマカナヘビというトカゲがいました。どこだかわかるかな?

ツアーの所要時間は3.5~4時間と短めのコースですが、ツアー中はガイドはいろんなお話をします。西表島の自然のこと、暮らしのことなど4時間では語り尽くせないです。

ちなみに4時間ずっと話し続けるわけではないので心配しないでくださいね!笑

 西表島カヌーツアー風車、25年目の誓い 2023年11月2日


皆さま、こんにちは。
当店は1999年11月1日にオープンしてから、気づけば創業25年目を迎えました。

これまでたくさんの方に応援していただいたことで、コロナ禍という観光業者にとっては最大のピンチもなんとか乗り越えることができました。
とはいえ、元の事業規模に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。まずはこれからも営業を続けること、安心安全なツアーを提供し続けること、これがお世話になった皆さまへの恩返しであると考えます。

 

【 岡本昭男さんとの出会い 

その中で、今回は当店のオープン初期の頃にお世話になった岡本昭男さんについて紹介させていただきます。

当店の初期のHPは代表の大谷が「HPの作り方」みたいな本を参考にしながら作成しました。とてもシンプルな作りで、HPのアドレスを入力しない限り見られないようなものでした。

私自身、ホームページビルダーなどのHP作成ソフトを買う予算もなく、一冊の参考書から得られる知識を最大限活用しながら運用していました。
そんな中、HPの大幅更新に協力していただいたのが、チョウの写真撮影で西表島を訪れていた岡本昭男さんでした。

 

【 今からさかのぼること20数年前 】

閑散期でお客様が少ない2001年の冬場、私は埼玉にあるHondaの自動車工場で期間工として出稼ぎに出ていたのです。

そこには、偶然にも前年に西表島で出会ったチョウ好きの岡本さんがおり、彼はHondaの技術者だったのです。

岡本さん曰く「お店のホームページをキチンと作れば、お客さんはもっと集まると思うよ。」とアドバイスをいただき、その上、ご自身の仕事の合間に当店のサイトを細かく作り変えていただきました。そのお陰もあって、私の知識、技術の範囲を超えたHPが完成したのです。

 

【 家族同然の交流 】

岡本さんは週末には私を自宅へ呼んでくれ、夕食をご馳走してくれ、そのまま泊めてくださることもありました。またホンダの寮に戻る時は、イチゴなどいつもお土産を持たせてくれました。

私が出稼ぎで内地に出なくてもいいように、冬場も売り上げが上がるようにと、岡本さんは週末の貴重な時間を私の出稼ぎ期間中ずっと、風車の集客のために費やしてくださったのです。

「HP作りに終わりはないよ。コツコツと修正を続けよう」と。

自動車工場でのライン作業はとてもハードなものでした。
沖縄の離島で時が経つのを忘れるくらいのんびりした生活を送っていた私にとって、50秒ちょっとで一台の自動車が完成するライン作業は、一秒の大切さを知るには十分の仕事です。

しかし、埼玉での厳しい出稼ぎ生活をしていても、埼玉はいい所だと思えるのは岡本さんご夫婦に可愛がってもらったことが大きいです。

私を弟のように面倒を見てくれた岡本さんは昨年末にお亡くなりになりました。
風車のはじまりと成長を温かく見守ってくださった岡本さんには感謝の気持ちしかありません。
本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。

岡本さんが全面協力をしてくださったHPは、その後、さらに島で出会った人たちによって更新されていきます。その更新は私の力でできるレベルではありません。本来なら多額の費用が発生する内容のものです。

それを西表島という沖縄の離島でたまたま出会った方の好意だけで、集客の見込めるHPへと成長していきました。

 

【 岡本さんの言葉を胸に 】

現在、風車のHPは石垣島の管理会社にサポートいただきながら、代表の奥さんが日々、更新、修正を行っています。

25年目が始まった今、風車のHPのことだけをお伝えするだけでも誇れるストーリーがあります。
そして当店のこれまでの積み重ねは、成功体験でなく、失敗した多くのこともスタッフにも時間をかけて伝えています。

「これまでの積み重ね」こそが、当店のツアーに参加された方にしか体験できない、当店の強みです。

代表の大谷にはたいした商才があるわけではありませんが、この西表島で、人間味あふれる個性豊かな人々と出会う機会に恵まれてきました。

岡本さんが仰った「HP作りに終わりはないよ。コツコツと修正を続けよう」は、HPに限ったことではありません。これからも、風車のコツコツと地道に歩むスタイルで、ツアーに参加していただいた皆さまとの出会いを大切にしながら営業を続けていきたいと思います。

 

【 これからも風車をよろしくお願いします 】

創業記念日の夜にささやかなパーティーをしました。来年の11月1日は星くんの後輩もいるように頑張ります。
今後とも西表島カヌーツアー風車をよろしくお願いいたします。