西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

 <西表島の日常> カテゴリーの記事

 2020年 大晦日 in 西表島! 2020年12月31日


【 大晦日に寒波到来!】

数日前からの寒波到来によって、ここ西表島でも最低気温が10℃近くまで下がって厳しい寒さに見舞われました。一年に数回しかない寒さです。

今日は危うく暖房のきいた部屋でダラダラと一年を締めくくってしまうところでしたが、防寒対策をしっかりして家族で海へ出かけてきましたよ。
なぜなら、海岸沿いには寒さで仮死状態となった魚たちがたくさん打ち上げられるのです。

 

【 一年の締めくくりは海の幸で 】

そして、この日一番の収穫となったのが島ダコ。夕飯のおかずには十分すぎるサイズです。

ニンニクとニラと一緒にバター醤油炒めにして、紅白歌合戦のNiziUを見ながら、年越しそばとあわせて美味しくいただきました。

寒波がやってくると海水温が一気に下がるので、普段、温かい海で暮らしている南国の魚にとっては、まさに命をかけた「試練」なんでしょうね。

 

【 今年一年ありがとうございました 】

未曾有の事態に見舞われた2020年でしたが、来年もまだまだ辛抱の日々が続くことになりそうです。
しかし、焦ることなく、やがて来る春に備え、風車らしく無理のない丁寧な営業を心掛けて2021年を過ごしていきたいと思います。

社会が混乱する中にあっても当店のカヌーツアーにご参加いただいたゲストの皆さまに感謝いたします。本当にありがとうございました。
来年も西表島カヌーツアー風車をどうぞよろしくお願いいたします。

 石垣島や西表島に行ってもいいの? 2020年7月12日


未だ終わりの見えないコロナ禍ですが、アメリカでは今もなお感染者が増加しているのにディズニーワールドが再開されたそうです。まさに新型コロナウイルスとの共生を地で行く感じですね。

 

【 西表島の今 】

一方、西表島では6月下旬から徐々に観光客が戻ってきて島にもにぎわいが出てきました。
特にダイビング業界はリピーターが多いそうで、その方たちが何日も西表島に滞在することでホテルや民宿、ペンション、飲食店が活気づいています。

それに対し、ダイビングに比べてリピート率の低いカヌー業界は静かな毎日となっています。
ジャングルをトレッキングしたり山登りをする観光客も少ないので、今お越しのゲストは、八重山が一番輝く季節にフィールドを独り占めに近い状態でツアーを楽しむことができます。

肝心の当店はというと…ブログをじっくり書く時間があります笑

 

【 感染症拡大防止対策 】

さてさて、国は「Go Toキャンペーン」なるもので観光業の我々を救ってくれようと躍起になっているようですが、実際に来られる方には様々な心配があるかと思います。

石垣島や西表島の主要産業は観光なので、観光客にはウエルカムな島です。
しかし、コロナ禍の現在においては離島で大規模なクラスターが発生すると医療体制の崩壊が確実であるため、行政や観光事業所は水際対策を徹底しています。

西表島のある竹富町でも「新しい生活様式」を取り入れた感染拡大防止協力金の給付があり、マスクや消毒薬等の購入代金を補助してくれました。
当店でもそれを活用して協力事業所としての認定を受けました。今後も最新の情報を基に対策を強化し、感染拡大防止に努めてまいります。

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策協力事業所

 

【 石垣島や西表島に行ってもいいの? 】

7月12日 朝9時現在、西表島で観光客を制限しようという動きは見受けられません。
石垣島と離島を結ぶフェリーの中でしっかりマスクをしていただくというマナーを守ってもらえれば、それほど違和感もなく西表島に入ることはできます。

▼ご乗船に際してのお願い
安栄観光
八重山観光フェリー

そして、新しい旅のエチケットも意識していただければ大きなトラブルはないと思います。

▼観光庁
新しい旅のエチケット

今年の西表島はとても暑い夏を迎えています。日中のアクティビティは熱中症が心配されますので、水分捕球をしっかり行ってくださいね。

 

【 しかし、状況は日々変わります 】

この数日の間に沖縄県においては数名の新型コロナウイルス感染者が発生しました。
8日には石垣島でも71日ぶりとなる感染者が確認され、沖縄本島の米軍基地においてはクラスターによって多数の患者が発生しており、感染拡大が脅威となっています。

幸い石垣島の感染者に濃厚接触者はいないとのことでしたが、これからも観光事業者はコロナウイルスの状況に一喜一憂しながら事業を展開していく必要があります。
そして、この社会情勢に対しては個人や一事業所の努力ではどうすることもできず、やはり石垣市や竹富町といった行政が主導となり、観光事業者が全面的に協力していく体制が必要だと思います。

今は当店も営業自粛中に作成したガイドラインの遵守と強化に努めることしかできませんが、竹富町から観光客に向け再度、来島自粛のお願いが発表されたら、それに従い営業を自粛する予定です。できればそうならないことを祈りますが…。

 

【 おすすめは石垣市長のTwitter 】

コロナ禍の真っただ中、情報収集にとても役立ったものの一つとして、中山よしたか石垣市長のTwitterがあります。
日々変わりゆく状況の中、一日に何度も発信されるツイートは竹富町民にとっても当事者意識が感じられる、参考となるものばかりでした。

八重山旅行を計画中の方は、ぜひ中山市長のツイッターをフォローしておくことをおすすめします。

中山よしたかTwitter

 

【 それでもお悩み方はご相談ください 】

「ネットじゃ解決できない…」「どうしても現地の生の声が聞きたい!」という方は、どうぞ当店までお気軽にご相談ください。
私たちが可能な限り具体的な提案をさせていただきたいと思います。

→メールによるご連絡はこちら
→お電話によるご連絡は 090-8915-0931 まで

<担当> 大谷(おおたに)

 ピカリャーカードについて 2020年1月17日


ここ竹富町ではピカリャーカードというご当地ポイントカードがあります。
最近は机の引き出しにしまったままで使う機会がほとんどなかったのですが、先日、竹富町観光協会からカードサービスの開始5周年を記念して、限定品のクリアファイルとレジャーシートが届きました。

世の中にはたくさんポイントカードがありますが、ポイントカードのポイントを使わずともプレゼントを受け取れるなんて、気前が良すぎる竹富町ですね。

 

【 ピカリャーとは? 】

ところで「ピカリャー」という言葉、皆さんはご存知ですか?
(もうバレてると思いますが…笑)
実は、竹富町のゆるキャラアイドルのことなんですよ。
いったい何者?という方はこちらをご覧ください。カワイイですよー!

 

【 ピカリャーカードのおさらい 】

私自身、勉強し直す意味でピカリャーカードについて調べてみると、竹富町観光協会のサイトに詳しい情報が載っていました。

ピカリャーカードについて

また、YouTubeでは竹富町の名所を巡るピカリャーの愛くるしい姿も紹介されています。

ピカリャーカードCM動画

 

【 ピカリャーカードのつくり方 】

5年前にどのようにしてカードを入手したのかはうろ覚えなのですが、現在はネットから申込みをして、郵送で入会申込書を取り寄せるみたいです。
つまり竹富町内でのカード発行はできなさそうなので、欲しい方は旅行の出発前にカードを作らないといけないのです。
石垣空港や石垣港で発行ができるといいんですけどね…。

 

【 ピカリャーカードの使用例 】

あなたがもしピカリャーカードを持って竹富町を旅するとしたら、様々なシーンで利用することができます。

まず、旅の拠点である石垣港で船のチケットを購入する際は、忘れずにピカリャーカードを提示してください。
→ <ブログ> 西表島へのアクセスについて

西表島に到着した後も食事や買い物でご利用できます。
もちろん風車スタッフお勧めのキッチンイナバさんでも使えますよ。
→ <ブログ> キッチンイナバ ~西表島のおすすめレストラン~

他にもダイビングや宿泊、買い物などにも利用できる便利なカードです。

 

【 旅のお供にピカリャーカード 】

西表島で生活する人にとってはカードを使うチャンスが限られるのですが、竹富町の島々を観光で巡られる皆さんにとってはそれなりに利用のシーンがあるのではないでしょうか?

そもそもこのカードはポイントを貯めてお得に旅をしようという目的ではなく、「美しい自然や動植物、伝統芸能や文化が息づき守られている島々を応援するために作られたサポーターズカード」と竹富町観光協会のサイトに明記されているので、ファンクラブのメンバーズカード的な位置づけで使う楽しみを目的にされると良いかと思います。

あなたも旅のお供に一枚つくってみてはいかがですか?

 4月の西表島ってどんな感じ? 2019年3月20日


本日、娘が通う西表島の小学校では卒業式が行われました。
別れ、旅立ち、巣立ち…。
ちょっとセンチメンタルな気分になる今日この頃ですが、4月になるとすぐに入学式、新学期、新年度、入社式と、何かとワクワクする季節に突入します。
今日は、その4月に西表島に遊びに来られる皆さんに参考になれば嬉しいな~。と思いつつ、4月の西表島について書いてみたいと思います。

 

【 ダイナミックすぎる気候! 】

4月の西表島。皆さんはどんなイメージが浮かびますか?
やはりガイドブックの写真によくある青い海、青い空かもしれませんね。
しかし、実際の4月の西表島はいろいろな季節の顔を見せてくれます。

<4月上旬>

4月10日頃までは冬のように北風が強く、雨も降って気温も20℃前後。曇り空の日も多いのが特徴です。服装も薄手のジャンパーを着ないと肌寒く感じることもあります。

もちろん晴れる日もありますが、そんな時は初夏の陽気で夜明け頃はアカショウビン、日中はイワサキクサゼミ(写真)がよく鳴きます。


潮が引いたらもずく採りに出かけるのも楽しいですね。
そして2月の中旬頃から始まっていたヤエヤマヒメボタルによる乱舞のピークが終わる頃です。

[ブログ]もずく採りの様子

<4月中旬>

西表島に限らず沖縄が一年で一番過ごしやすい時期ではないでしょうか。いわゆる “うりずんの季節” を実感できます。
日中は30℃近くまで上がり、かといって倒れるほどの強烈な日射しではありません。東よりの風も心地よく、ビーチでボーっとしたり、夕暮れ時には釣りをするには最高です。



ちなみに真夏のビーチは暑すぎてパラソルやサングラス、冷たいドリンクがないと長時間くつろぐことは不可能です。
レンタサイクルやレンタルバイクに乗ってブラブラ散策するのも一番快適な季節です。もちろんカヌーツアーも最高です!

日中の服装は夏服でOK。夜は薄手の上着があれば充分でしょう。
夜のお散歩も楽しいですよ。ただしハブも活動的になってきますので、ヘッドライトや懐中電灯をお忘れなく。

<4月下旬(GW前半)>

当店のツアーでもっとも神経を使う一週間が始まります。

4月の中旬は西表島を訪れる人も少なく「なんでこんなに天気がいいのに誰も来てくれないのかねえ~」みたいな話をよくします。
しかし、GWに入ると一転。一年で一番、大勢の観光客の皆さまが集中して島を訪れ、島は一気に賑わいます。

無人売店にはピーチパインが山積みになったり、スーパーのレジに行列ができたり、夕食時はレストランの予約が取れなかったり、車が3台以上もつながって走っていたり。

[ブログ]西表島の無人売店

前年の夏以来の賑わいに活気はでるのですが、空模様はドヨーン。。としてくることが多いのです。
そうです!
沖縄はGW頃が梅雨入りなのです!!

前線の影響で天気が崩れやすいので雨降りのツアーになることもあり、場合によってはGWなのにツアーが完全に中止になることもあります。


GWに沖縄に来られる皆さんは天気予報とにらめっこする事を忘れないでください。

石垣島地方の天気予報

 

【 4月は夏の準備期間 】

西表島で暮らしていると4月の過ごし方はとても重要です。

秋から冬にかけては曇り空が多かったので肌はすっかり白くなりますが、うりずんの季節に入ると外で活動的に過ごす機会が増えるので、用心しないと一気に日焼けしてしまいます。
肌へのダメージも考えながら、4月から徐々に日焼けして下地をつくることで、夏の始まりにはきれいな小麦色のお肌に変身します。
これなら夏の西表島でよく見かける「いきなりの日焼けでやけど状態」という失敗はありませんよ。

そして、この時期にもずくを採っておくことで、家庭ではなんとなく安心感が生まれます。
自分で食べる分はもちろんですが、家族や友人に送っても喜ばれるもずくです。
来シーズンまで持たせるためにはバケツ一杯、いや二杯分以上はストックしておきたいですね。


健康的な食材であるはもずくは、酢の物、天ぷら、雑炊などレシピも豊富で、エンゲル係数と血圧もダウンさせてくれます。そして何より春の訪れを皆に知らせてくれて、オフシーズンモードからハイシーズンモードに気持ちスイッチを切り替えてくれるのです。

人も自然も生き生きとするのが4月です。

 

【 4月の西表島のまとめ 】

どうですか?
4月の西表島について何となくイメージが浮かびましたか?

当店のカヌーツアーも4月中はGWにあたる日以外はほとんど予約が入っていません。
空模様の変わりやすい時期なので、ツアーの2日前、もしくは前日にご予約をされる方が多く「天気を見てから決めたい」というのはごもっともです。

それでもツアーは定員制なので直前の予約では対応できないこがあるかもしれません。
爽やかな初夏の陽気に包まれたジャングル体験に興味がわいたら、当店までいつでもお気軽にご相談くださいね。


→ メールでのお問合せはこちらまで
→ お電話でのお問合せは 090-8915-0931 までどうぞ

 ツアーの無い日は何をしているの? 2017年6月9日


こんにちは!ガイドの星です☆

八重山地方では梅雨明けを知らせるツマグロゼミが鳴き始め、西表島もここ最近は快晴が続いています。

少し車を走らせるだけで気持ちの良い景色を見ることができ、この島にいることの幸せを感じる瞬間です。

 

【 ツアーの無い日はこんな感じ 】

今日はツアーが無かったので事務所での内勤作業。草刈りと屋根の修復を行いました!

西表島は面積の90%がジャングルだと言われている通り、植物が大変元気に育ちます。店舗までジャングルになってしまっては困るので私達は定期的に草刈りを行います。

ガソリン式の刈り払い機を使って作業を進めます。草むらの中にはいろいろな生き物達も棲んでいるので、慎重に行います。

続いて屋根の修復!

今使っている店舗は少なくとも平成生まれの私が生まれる前からあったであろう建物なので、当然ながら老朽化も進んでいます。

雨漏り対策の為、ひび割れが起きている部分に建築用セメダインをコテで塗って行きます。

普段登らない屋上からの景色は、晴れていることもあって最高に気持ちが良いです。

「ツアーがない日は何をしてるの?」という質問をいただくことがありますが、草刈りや店舗の修復、清掃作業の他にもパソコン作業なども行っています。

どれもこれも万全な状態でお客様をツアーにご案内するための準備です。

これからは晴れの日が多くなり、西表島の良さを体感するには最高のシーズンになっていきます。

ぜひ遊びに来てくださいね〜!

 西表島の強烈な紫外線から目を守ろう! 2017年6月5日


【 金沢医科大学による眼科検診がありました 】

先日、紫外線の影響による眼の疾患についての調査として、金沢医科大学が西表島の西部地区で住民向けの眼科検診を行いました。

調査地として西表島が選ばれたということは、他地域に比べ紫外線が強いということなのでしょうか。

まずは検診に関する同意書に必要事項を記入し、ヒアリング調査がありました。

  • 西表島の在住歴
  • 沖縄県での在住歴
  • 出身地
  • 普段はメガネかコンタクトか
  • 屋外ではサングラスをかけているか、帽子をかぶっているか
  • などなど…

その後は裸眼と矯正した場合の視力検査をしました。

そして、ここからが本番。
特殊カメラによる瞼裂斑(けいれつはん)の検査を行いましたが、私の検査結果は「極めて良好」と診断されました。ε-(´∀`*)ホッ

●All About 参照:瞼裂斑とは?

 

【 メガネ歴35年の意外な効果!? 】

ド近眼の私なので目にはあまり自信がありませんでしたが、ドクターによると「メガネが紫外線をカットしているので裸眼で生活している人よりも紫外線の影響を受けにくい」とのことでした。

また、カヌーツアー中に使用しているコンタクトレンズはジョンソン・エンド・ジョンソン製だと伝えたら、同社の製品は紫外線対策がなされているので、屋外での活動には超オススメだそうです。

私の場合、さらにサングラスをかけ、帽子もかぶっているので紫外線対策としてはカンペキです。

20年近く西表島で生活してきましたが、紫外線による悪影響で眼が傷んでいなかったのは驚きでした。たまたま近眼のせいで使用しているメガネや良質のコンタクトレンズのおかげだったんですね。

 

【 最後の検査 】

めでたし、めでたし。
といきたいところですが、最後は瞳孔を広げる目薬をさし、細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう→いわゆる眼科の先生が使っている拡大鏡)での検診がありました。

すると、診ていただいた佐々木教授に「紫外線による目の日焼けはあまり無さそうだが、緑内障の検査は年に一回は受けたほうがいいよ」と言われました。

そもそもメガネやコンタクトレンズは裸眼視力0.03を矯正するためのものであり、そのおかげで紫外線対策にはなっていたが、強度の近眼である私の場合、緑内障発症の危険性が高いとのこと。

正直、ちょっと怖くなってしまい、目は大事にしないといけないな…とあらためて思いました。

 

【 今回のまとめ 】

  • 屋外において紫外線対策は肌だけでなく目も重要
  • 効果が高いのはサングラスと帽子、UVカット仕様のコンタクトレンズ
  • メガネは紫外線対策に有効だが強度の近眼だと緑内障発症のリスクがあるので定期検診が必要

今回の金沢医科大学による眼の検査は、通常なら石垣島の眼科まで出かけて診察代のかかる検査でした。

西表島の住民にとっては一日がかりの事を約一時間で、しかも無料で行ってくれたことは、調査目的とはいえ非常にありがたく思いました。
しかも帰りにはサングラスのお土産までいただきました (^^)v

沖縄旅行へ出かける皆さん、沖縄の太陽は強烈です。サングラスと帽子をお忘れなく沖縄観光を楽しんでください!

 雨季の西表島は「もののけの森」? 2017年5月20日


こんにちは。ガイドの星です☆

今日は沖縄付近に梅雨前線が北上し、西表島は朝から雨がシトシト。。。

人間は水に濡れるのが苦手な生き物だと思います。
雨が降るだけで外出するのも億劫になるし、傘や長靴など、雨具もなんだかメンドクサイ…

でも、私は違います!
西表島に来てから初めての雨季を過ごしていますが、本土では感じなかった雨の日の良さを知ったのです!

今日は、そんな梅雨の西表島の魅力についてお話します。

 

【 雨っていいもんだなぁ~ 】

雨が降るといつもと違った雰囲気を醸し出すジャングル。
今日はどんな景色が見られるのだろうかと、雨降りの朝はちょっとワクワクするのです。

ジャングルへ足を踏み入れた瞬間、その思いが間違いじゃないことを確信します。

いつもとは明るさの違った川。
もののけ姫が出てきそうな潤ったジャングル。
雨粒に当たって振動する葉…


晴れた日には感じることのできないジャングルの湿度や臭い、植物に響く雨音に耳を澄ませると心が洗われていくのが分かります。

雨に打たれて嬉しそうな植物たちを見て、私もパワーをもらった気がします。

雨が降っていても、増水の危険性がない場合はガイドもテンションのギアを一段上げて、はりきってツアーを行います。

「雨の日を狙ってきた」というお客様もいつか来るのではないかと期待しながら、みなさまのご来島をお待ちしております!

 【西表島への移住】支援制度をご存知ですか? 2016年2月16日


【 移住支援制度をご存知ですか? 】

先日、竹富町からの広報紙にこんなチラシがはさまれていました。
あなたの移住就職を支える支援金制度のご案内というタイトルで始まる一枚の紙です。

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なんと、移住就職する方に最大185万円も支給されるらしいです!

ただしチラシの裏側を見ると、対象期間が2016年2月20日までとなっています。
締切まで一週間を切っているので今さら参考になる方は少ないと思いますが、地方への移住について情報収集している方にとって、この情報も周知の事実だったのでしょうか?

 

【 竹富町移住応援プロジェクト 】

竹富町への移住を考えている人向けのサイトがあります。
竹富町の各島々からのブログや掲示板を使った売ります・買います情報など、生活に役立つ情報が載っています。

移住希望者には竹富町移住コンシェルジュが住居や仕事探し、移住前の視察などの相談にのってくれるそうです。

下見をするにもなかなか遠くて行きづらい離島ですから、普段の生活を送りながら現地の情報を提供してくれて、移住へ向け全力でサポートしてくれるなんて心強いですよね。竹富町への移住を本気で考えている方にはとても参考になるサイトです。

 

【 西表島への移住事情 】

西表島への移住を思い立ったら、やはりまずは住むところが必要です。

食べる、寝る、これはどこで暮らそうが必要なことですが、西表島に知り合いがいない状態で住居を探すというのはかなりの難題です。不動産屋がないこの島でアパートや一軒家を借りるには、大家さんとの直接交渉になります。

そして、空き部屋のあるアパート自体が少ないので、誰かが部屋を出るといった噂を聞いたら、すぐに大家さんへ相談に行かないと、すぐに他の人が借り手となってしまいます。

住居が先か、仕事が先か…。悩むところですが、西表島は慢性的な住居不足であることを知っておく必要があります。住居を探すのは仕事を探すことよりも難しいのです。

運良く住む部屋が見つかって、金銭的に余裕があればそこから仕事を探せばいいのですが、そのパターンで移住を果たしている方は少ないような気がします。

では、どうやって移住を成功させているかというと、「住み込み」「寮あり」の仕事を探すのが現実的な方法となります。

 

【 当社は“寮完備”です 】

現在、風車では求人募集中です。ありがたいことに多くのお問合せもいただいてます。

当社では採用が決まれば住み込みで仕事が始まります。
寮は一人部屋となり、布団や自炊設備、生活家電(エアコン、冷蔵庫、洗濯機など)も用意してあるので、西表島へ移り住むにあたり大きな出費は特にありません。

もし西表島に移住してツアーガイドを希望するのであれば、ぜひ風車までご連絡ください。不安や疑問があればご相談に乗りますよ!

 【大寒波ドキュメント・後半】大寒波の置きみやげ 2016年1月25日


40~50年に一度の寒波の影響は強大で、24日には石垣島とその周辺離島を結ぶフェリーが全便欠航となりました。冬場に全便欠航するなんて記憶にありません。

もちろん風車のツアーも中止です。お客様にとっては残念な結果になりましたが、波浪警報も発令されていたので仕方ないかもしれませんね。

昨日に引き続き、大寒波が到来した西表島の様子をご紹介します。

 

【 1月24日 早朝の浜辺を歩く 】

これまでも寒波が来る度に「寒さのため魚が砂浜に打ち上げられました。」というニュースが伝えられてきました。
魚が仮死状態になるほど寒いと、私たち人間にとってもかなり厳しい(寒い)状況です。外出は避け、家にこもり背中を丸めてひたすら暖を取ります。

しかし、今回は数十年に一度という別格の寒波ということもあり、夜明け前に浜辺へ向かいました。剣道でいうところの「寒稽古」のノリです。

後で調べたらその時の気温は10℃だったそうですが、強力な北風がビュンビュンあたる海岸での体感温度は完全に10℃以下です。あっという間に耳がちぎれるほど冷たくなり、指先もかじかんでしまいます。
「これぞ寒波じゃ!」と、寒くて辛いくせに、まんざらでもないのが不思議です。

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波打ち際には小さな魚が何匹か打ち上げられていましたが、期待するほどではありません。大きいものはすでに拾われてしまったのでしょうか?

そして、なぜかインスタントのラーメンの袋を発見。バーコードには国番号69とありましたので、どうやら中国から流れ着いたみたいです。

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上海のスーパーで買い物を済ませて家に帰る独身サラリーマン → たまたまコケる → 買い物袋からインスタントラーメンが川(おそらく黄浦江)に落ちる → どんどん川を下り海に出る → 東シナ海を漂う → 西表島の浜辺に流れ着く…

そんなことを考えながら再び歩き出したけど、持って帰るほどの魚は見つかりませんでした。

ちなみに右側の白いタキシード姿で左ジャブを決めてる男性を調べてみたら、やはり中国の俳優で胡海泉(フー・ハイチュアン)さんという方でした。
ググってみると、アナウンサーの宮根誠司さんにそっくりだという記事も見つけました。確かに似てますね!

 

【 1月24日 一日家でのんびり家族と過ごす 】

悪天候、船の欠航、ツアー中止、そして日曜ということもあり、心置きなく仕事を休むことに決めました。

内地だと休日はイオンタウンに出かけてブラブラ歩き、フードコートで銀だこをつつきながらおしゃべりを楽しんだりするのでしょうが、ここ西表島ではそうもいきません。
船が欠航すれば物流も停止して、島には一切の物資が届きません。スーパーに行く用もなければ、外を出歩くわけでもありません。

海岸を散策した後は暖かい部屋でダラダラしながら、年末年始に撮りだめていたビデオを観て一日が終了。厳寒の寒さ(私にとっては)とは反対に、私自身は心も体も温かい休日を過ごしました。

ただ一つ、奄美大島で雪が降ったというニュースには少々ジェラシーを覚えました。
西表島もこんなに寒いのにぃー!ヽ(`Д´)ノプンプン

 

【 1月25日 まだまだ続く寒さ 】

この日も朝一番から魚を探しに浜辺へ出かけました。
なんせ明日からは気温が上昇し、木曜日の最高気温はなんと26℃の予想です。夏日です!
つまり、次にこの「寒波」を体験できるのは何年後?何十年後?いつの日になるかわからないほど遠い未来の話かもしれないのです。

気温8℃。「数十年に一度」というキーワードにときめく私にとっては快感すら覚える寒さです。

そして昨日と同じ海岸を歩いてみると、昨日よりも多くの魚が打ち上げられていました。丸一日以上、つめたーい海で耐えた南国の魚たちでしたが、ついにギブアップしたのでしょう。
しかし、やはりどれもサイズは小さめ。ウミヘビも写真ではわかりづらいですが、体長わずか20センチほどです。

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やっぱりダメか~…。
うなだれながら帰ろうとしたその時、今までとは明らかに大きさの異なる、晩御飯には十分なサイズの魚を発見したのです。しかも私の好きなミーバイを!
直前まで小さな魚たちを気の毒に思っていたくせに、一気にテンションアップです!

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結局、おかずにできるサイズはこのミーバイ一匹だけでしたが気分は上々。娘が学校から帰ってきたらふんぞり返って自慢しようと思います。

 

【 まとめ・大寒波を体験して 】

  • 早起き必須。いの一番に海岸を歩く者は果報あり!
  • 暖は火で取るべし。エアコンでは限度あり!
  • 灯油を切らすことなかれ!
  • 南国の雪が見たけりゃ難儀せずこまめに空を見上げるべし。
  • 寒いからといって昼寝をし過ぎることなかれ。一人の夜は寂しかれ。(特に小学生)

 【大寒波ドキュメント・前半】西表島に雪よ降れ! 2016年1月24日


平成28年1月23日から、西表島、石垣島も稀に見る寒波に見舞われています。

ここ西表島でも、一冬に数回は気温が12℃位にまで下がってストーブが大活躍する日がありますが、今日のテレビやラジオの報道によると、今回の寒波は尋常ではない、全国的にみても40~50年に一度レベルの寒波であると警戒モードで伝えられていました。

沖縄へ移住して17年。
耳たぶがちぎれるほどの寒さを忘れてしまった私にとって、このニュースは心配というより「西表島にも雪が降るかも!?」と内心ワクワクしてしまいました。

 

【 1月22日 石垣島に宿泊 】

22日は石垣島での銀行や役所まわり、図書館へ本の返却などの用事を済ませて、そのまま宿泊しました。

次の日にお店の買い出しをして最終の船で西表島へ帰る予定でしたが、寒波の影響で海は大時化。波浪警報も発令され、台風以外で欠航することは無いと言われていた西表島の大原航路がお昼からストップしてしまいました。史上初の出来事です。
そのため、ホテルでの朝食を済ませ急きょ、西表島に帰ることにしました。

買い出しもまだだったので23日も石垣島に泊まろうかと思ったのですが、次の日に石垣島マラソンが開催される関係でどこのホテルも満室状態。
また、経験したことのない大寒波の影響で航路がいつ再開するかもわからないので無理は禁物と判断。残念ですが西表島へ帰ることにしました。

 

【 1月23日 午前11時 】

欠航前の最終便である石垣港11時発の大原港行きの船は、すでに時化の影響で出発早々に大揺れです。乗り物に弱い方にとっては「試練」のような状態。これから欠航するのも納得です。

冬場は北風の影響で西表島の北側を目指す上原航路は頻繁に欠航します。かたや大原航路は西表島の山々が北風をさえぎってくれるので、台風以外で欠航することはありません。という今までの常識が覆された日でした。

 

【 西表島に無事到着! 】

大原港に到着すると、その船は折り返して石垣島への最終便となります。

港の待合所には西表島での観光を途中で切り上げたと思われる観光客の方たちが大勢船を待っていました。これは台風の接近により急いで島を出ていく夏の光景とまったく同じです。

島の人たちは初めての事に少しテンションが上がっていて、船会社の方も「冬に大原港が欠航するのは初めてだよ。」と言っていました。たしかに私も17年間の西表島生活でこのような記憶はありません。

上原港、大原港、どちらの航路も欠航になると西表島内の交通量は一気に減り、台風前と同じ静けさになりました。とはいえ、台風のケースと明らかに違うのは今が冬ということです。

 

【 南国の防寒対策 】

ここで今回の大寒波を迎えるにあたり、我が家が行った最大級の防寒対策をご紹介します。

  • ファンヒーターの灯油を満タン(約4リットル)にする
  • ホットカーペットを押し入れから出す
  • スキー用の靴下を一日中しっかり履く
  • 冷たい麦茶を飲まず、熱い緑茶やコーヒーを飲む

と、まぁ、これくらいでしょうか。
台風に関しては、その勢力や進路によって対策のレベルを自在に変えていきますが、まさか防寒対策を考える時が来るとは夢にも思いませんでした。
近くにユニクロがあればダウンジャケットでも買いに行ったのですが…。

 

【 西表島に雪は降るのか? 】

テレビのニュースでは「ひょっとしたら沖縄でも雪が降るかも?」とちょっとした騒ぎになりましたね。
気象庁のホームページを覗くと、夜7時頃から気温が10℃を下まわり始めたので「もしかして!?」という気分にさせられました。

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我が家には7才になる娘がいますが、雪が見たいあまり30分毎に外へ出て夜空を見上げていました。
しかし残念なことに、気温が10℃近くあったので「みぞれ」になることもなく、冷たい雨のまま23日の夜が過ぎました。

つづきは明日のブログ 【大寒波ドキュメント・後半】 大寒波の置きみやげ をご覧ください!