西表島カヌーツアー風車スタッフブログ

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 サガリバナが咲き始めた西表島です 2017年5月21日


こんにちは。ガイドのDaisukeです。

本日はクーラ川カヌー&滝コースにゲストをご案内しました。

梅雨空とはいえ、雨にしっとり濡れたジャングルは植物たちが活き活きと緑かがやき、私たち人間に大自然のエネルギーを与えてくれます。

 

【 どこからともなく甘い香りが… 】

ツアー開始後、クーラ川上流にカヌーを漕ぎ進めて行くと、ふんわり甘〜い香りがどこからともなく漂ってきました。

今の季節、西表島で甘~い香りを放つ植物といえば…。そうです、正体はサガリバナです。

サガリバナといえば、たった一夜だけ咲き、夜明けとともに散ってしまうなんとも儚い幻の花。

例年の見ごろは6月後半ですが、すでに少しずつ咲き始めています。

 

【 幸運の使者、サガリバナ 】

みなさん、サガリバナの花言葉は知ってますか?

私も何だろうと思って調べてみると「幸運が訪れる」だそうです。

たしかに!
あの可憐な姿と淡い香水のような甘い香りには、だれもがウットリと幸せな気分にさせられます。

ゲストの方には初夏限定のサガリバナをご覧いただいたので、それだけでも小さな幸せになったかな?なるといいな!と思います。

そして私にも幸運が訪れますように…と切に願っています。どんな幸運かはナイショです。笑

本日もツアーのご参加ありがとうございました。

 

【 本日ご案内の半日ツアー 】

2~3時間でマングローブカヌーと滝探訪が楽しめる クーラ川カヌー&滝コース は、お時間のない方にお勧めの半日コースです。

すべてがコンパクトなクーラの滝は、カメラ好きも納得の撮影ポイントです。

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 野生動物の世界に思いを馳せる 2016年9月1日


【 ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)ツアー 】

風車のガイドは夏場は毎日のようにピナイサーラの滝上に行っているので、周囲に少しでも変化があれば気付くことができます。

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季節感の乏しい沖縄ですが、植物の様子やジャングルの気配で季節の移り変わりを感じることができます。

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今日は鳥の羽がたくさん飛び散っているのを見つけました。最近、イリオモテヤマネコのフンもよく見かけるので、これはイリオオテヤマネコに捕食された跡かもしれませんね。

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みんなでわくわくランチを食べながら、人間とは関わりの無いジャングルの中での出来事について想像にふけりました。

by だいちゃん

 西表島の日常をちょっとだけ…台風前の一コマ 2015年7月12日


【 恒例の台風対策 】

心配された台風9号でしたが、ここ西表島では大きな被害もなく、恵みの雨と束の間の休息をもたらしてくれた程よい台風でした。

恒例の台風対策も今年は6名のスタッフ総出で行ったので短時間で済みました。カヌーが飛ばされないようロープで固定したり、外に置いてある物を一つ残らず屋内へ保管したり、重たい木戸を窓に取り付けたり…。

ところが、人間にとっては重要な台風対策の片付けですが、野性生物にとっては何とも迷惑な場合もあるようです。
数カ月ほど置いたままになっていた板を持ち上げると、その下からサキシマハブが出てきました。気持ち良く昼寝の最中だったのか、迷惑そうにゆっくり茂みへ逃げていきました。

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静かな寝床へ急げ急げ…

 

【 風車伝統の…!? 】

アレもコレもといろいろある台風対策ですが、中でも一番盛り上がるのが新人スタッフによる業務用車両の避難です。

一番風の当たらない場所にある建物の壁ギリギリに一代目のハイエースを駐車し、その隣に10センチ隙間を空けてもう一台のハイエースを停めます。こうすることにより暴風による被害を最小限に防ぐのです。

今回は新人スタッフの浅野と鈴木による駐車でしたが、二人とも非常に落ち着いたハンドルさばきで100点満点の出来を見せてくれました!

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新人スタッフ浅野と鈴木による見事な駐車

この風車伝統のギリギリ駐車を最後に、台風対策は終了となり台風休みに入ります。

 

【 夜の訪問者 】

次第に大きくなる雨風の音を聞きながら家族団らんのひと時を過ごしていると、スタッフから連絡が入りました。

「コノハズクを保護しました。飛べないみたいです。」

スタッフが道路にうずくまっていたコノハズクを発見し、車に轢かれては大変だと保護しました。
見る限り目つきもしっかりして元気そうですが、本当に飛んで行く気配は無さそうです。骨折や出血の痕は見られないのでしばらく様子を見ることにしました。

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満面の笑みのスタッフ鈴木

西表島では野鳥が建物の窓に激突して脳震とうを起こしたり、運が悪ければ首の骨を折って死んでしまうことがよくあります。
窓ガラスに映った木や山の景色が本物の自然と区別がつかなく衝突してしまうのです。

しばらくしても飛び立つ様子が無さそうなので、西表野生生物保護センターへ電話連絡して指示を仰ぐことにしました。
すると「近くに親鳥がいるかもしれないので元の場所へ戻すのが良い」との回答をいただいたので、保護した場所の安全な所へそっと置いてあげました。

次の日の朝、昨夜の場所を確認しに行くとコノハズクの姿はありませんでした。きっと親子仲良く西表島のジャングルへ無事かえっていったことでしょうね。

 

【 西表島を旅行中に傷ついた野生生物に出会ったら… 】

野生生物の宝庫、西表島。島に暮らす住民に限らず、観光客の皆さんも旅行中は野生生物に出会う機会が多いことでしょう。

西表野生生物保護センターのホームページには、イリオモテヤマネコをはじめとする島内の野生生物に関する情報がたくさん載っています。その中に「けがをした野生動物を見つけたら」というメニューもありますので、旅行前に一度ご覧になると良い勉強になりますよ。

もし、西表島を訪れてドライブや夜の散歩などの最中にケガや病気で弱っている野生生物を見つけたら、ぜひ保護活動にご協力ください。

●西表野生生物保護センターHP 「けがをした野生動物を見つけたら」

 リュウキュウコノハズクに出会いました。 2014年6月20日


【 むむむ? 誰かが見てると思ったら… 】

夜になると、何処からともなく「リュウキュウコノハズク」が、そして朝になれば「リュウキュウアカショウビン」の鳴き声が聞こえてきます。

夜は「ホー…、ホー…」と子守唄、朝は「キュロロロロ~♪」と目覚まし時計になってくれる鳥たちのさえずりに、幸せのひと時を感じます。これも西表島生活の魅力ですね。

ここ最近、風車スタッフの家の近くに、リュウキュウコノハズクが毎日現れるとのこと。貴重な写真を撮ってきてくれました。

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眩しいのかな?野性を感じる鋭い眼です。

愛嬌たっぷりのフクロウって癒されますね。と思ったら、なにやら「ふくろうカフェ」なるお店がブームのようですね。うーん、納得!

これから西表島に宿泊される予定の方は、ぜひ懐中電灯をお持ちくださいね。真夏の夜のお散歩は、日中とは違った動植物との出会いがありますよ。

 ヨナグニサン 2014年6月10日


【 日本最大、世界最大級の蛾 】

先日、ツアー中に「ヨナグニサン」という蛾(ガ)を見つけました。残念ながらすでに死んでいましたが、西表島で暮らしていてもなかなか見かけることのできない貴重な生物です。

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破れた羽が痛々しいヨナグニサン

ヨナグニサンは日本最大、世界でも最大級の大きさの蛾で、ゴジラに出てくるモスラのモデルにもなったともいわれています。

日本最西端の与那国島で発見されたことから「ヨナグニサン」という名前になったそうです。日本では与那国島、西表島、石垣島にのみ生息し、沖縄県指定天然記念物でもあります。

 

【 アヤミハビル 】

与那国島には、ヨナグニサンの生態を映像やパネルなどを使って詳しく紹介してくれる「アヤミハビル館」という施設があります。

→ アヤミハビル館ホームページ

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与那国空港から車で約10分

私も一度だけ行ったことがありますが、館内には生きたヨナグニサンが飼育されていたり与那国島の昆虫標本もたくさんあって、与那国島の自然に興味がある方には欠かせない観光スポットです。

ちなみに、与那国島ではヨナグニサンの事を方言で「アヤミハビル」と呼ぶそうです。

 

【 極限まで進化したヨナグニサン 】

ヨナグニサンは進化の過程において口が退化した生き物です。成虫になってからは食事を一切せず、寿命も一週間ほどしかないので生きている姿を見る機会はなかなかありません。

以前、真夏の夜に家族でドライブをしていたら、かなり衰弱したヨナグニサンが空から落ちてきました。噛んだり、刺したりするわけではないのですが、あまりの大きさに皆ビビッてしまい遠巻きに眺めるばかり…。

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夜空に舞う幻想的な姿

 

【 最後の大仕事 】

道端に落ちたままのヨナグニサン…。

しばらく経っても再び飛び立てる様子ではなさそうなので、そっと車に乗せそのまま家路につきました。しかし、家に到着する頃には、かわいそうに息絶えてしまったのです。

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体幅約15センチ、大人の手のひら位の大きさ

手元にヨナグニサンがいる機会なんて滅多に無いのでじっくり観察していると、傍らに何やら小さなプツプツがたくさん落ちていました。

そうです、ヨナグニサンの卵です!

残りわずかな力を振りしぼって数十個の卵を産んでいたのです。
最後の大仕事をしっかり成し遂げたお母さんの姿に、同じ母親として感動したと同時になんとも切ない気分にさせられました(涙

 

【 何日経ったでしょうか… 】

生物に詳しい方にお聞きしたところ、ヨナグニサンの赤ちゃんはアカギの葉っぱが大好物だそうです。さっそく裏山に生えているアカギの大木から美味しそうな若葉をたくさん採って、卵の周りに置いてみました。

何日経ったでしょうか…。しばらく観察を続けていると、なんと可愛らしい幼虫が卵から孵って(かえって)いるではありませんか!

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卵から孵ったばかりのヨナグニサンの幼虫

 

【 食べて、食べて、また食べて! 】

無事卵から孵った幼虫たちはムシャムシャ葉っぱを食べ続け、日毎にどんどん大きくなっていくのが分かります。とにかくアカギの若葉を食べまくるのですが、その若葉を調達するのが大変なくらいの食欲です。

大きくなるにつれ体は粉砂糖を振りかけた毛虫のようになり、そのままクリスマスケーキに飾りたいぐらいです。

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純白のフワフワした毛が特徴

しかし、こんなに真っ白だと自然界では目立ちすぎ?鳥などに一発で見つかって、かえって危険じゃないのかな…と心配になります。

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来る日も来る日もひたすら食べ続けます

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食欲旺盛な姿はずっと見ていても飽きません

 

【 別れの時 】

毎日観察を続けていると当然わが子のように愛着もわきます。

いっそ羽化しても飼い続けたかったのですが、この子達が暮らす場所はやはり西表島の大自然です。ある程度大きくなったので自然へ返すべきと思いアカギの木に放してあげました。

生存競争の厳しい大自然を生き延び、立派な羽を広げて大空を舞いますように…。と親心ながらに祈ることしかできない別れの日でした。

 野生生物との出会いが豊富な季節です! 2014年6月9日


【 亜熱帯ジャングルに行こう! 】

一番人気のピナイサーラの滝(滝つぼ&滝上)コースでは、マングローブでのカヌー体験はもちろん、ジャングルトレッキングが他のコースに比べて長めに楽しめるのが特徴です。

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梅雨空の下、元気に出発!

梅雨明け間近の西表島ですが、暑さはとっくに真夏モードです。ジャングルの中はとりわけ蒸し暑く、まさにサウナ状態。ところが、人間には参ってしまうこの暑さですが、野生の生き物たちにとっては過ごしやすい気候のようです。

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原始の森を歩きます

 

【 なにやらジャングルが活気づいてるってホント? 】

人間界で「今日はムシムシするね~」とか「あっついねぇー!」なんて会話が飛び交う日は、ジャングルに住む生き物たちは特に活発に動き回っていることでしょう。

そして、そんな日にカヌーツアーへ出かけるとたくさんの出会いが生まれます。

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上手に作られたヒヨドリの巣とたまご

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ベニホシカミキリ

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リュウキュウアカショウビン

 

【 大自然の一部になってみよう! 】

カヌーツアーが開始すると、しばらくの間はあまり生き物が見つけれないかもしれません。しかし、徐々に西表島の自然に目が慣れてくると、ひっそり擬態している生き物までわかるようになります。

一見同じように見えるマングローブや砂地をチョコチョコと動き回るカニたちにもいくつかの種類があります。

生き物たちの見分けができるようになったら、あなたも亜熱帯ジャングルの一員になった証拠です。

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おーい、どこにいるんだぁー!

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ピナイサーラの滝をバックに

ジャングルトレッキングで一息つきたくなったら周囲をじっくり観察してみてください。そんなあなたをジーっと見つめるジャングルの住人がきっといるはずですよ。

ピナイサーラの滝(滝つぼ&滝うえ)コース

 西表島のハブ 2014年2月7日


【 西表島には毒蛇のサキシマハブが生息しています 】

ツアー中に思いがけず出会ってしまうサキシマハブ。本来は夜行性の生き物なので、昼間は踏んだりむやみに刺激しない限り噛まれることはありません。

サキシマハブの捕食シーン

 

【 ハブを踏む!? 】

あえてハブを踏む人などいませんが、足元が草むらや藪を歩くときは注意が必要です。
ツアー中に歩くトレッキングコースは、基本的にはしっかり足下が分かる場所を歩き、ハブに限らずハチや毛虫、ムカデなど危険生物を確認しながらガイドが先導します。

足下を見ながらゆっくり進む

風車の全ガイドは赤十字救急法救急員の資格を取得し、万が一に備えツアー中はファーストエイドキット(応急処置セット)を携行しています。

ガイドが携行するファーストエイドキット

とはいえ、ジャングルで出会いたくない生き物No.1ですね。

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